JP2002164865A - Ofdm通信装置 - Google Patents

Ofdm通信装置

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JP2002164865A
JP2002164865A JP2000361862A JP2000361862A JP2002164865A JP 2002164865 A JP2002164865 A JP 2002164865A JP 2000361862 A JP2000361862 A JP 2000361862A JP 2000361862 A JP2000361862 A JP 2000361862A JP 2002164865 A JP2002164865 A JP 2002164865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝播路の伝達関数の変動を推定してマルチパス
歪を十分に除去する。 【解決手段】第1の歪補正手段1は、高速フーリェ変換
器(FFT)の出力を受けてプリアンブルを抽出し伝播
路の伝達関数を推定してマルチパス歪を補正する。第2
の歪補正手段2の伝達関数推定器21は、第1の歪補正
手段1の出力を受けパイロット信号を抽出して残留歪を
示す伝達関数を推定する。伝達関数推定器22は、第1
の歪補正手段1の出力を受けデータ伝送用サブキャリア
を抽出し残留歪みを示す伝達関数の変動分を推定する。
推定結果合成器23は、伝達関数推定器21および22
の出力をそれぞれ合成し、全サブキャリアの周波数範囲
での残留歪を示す伝達関数を出力する。除算器24は、
第1の歪補正手段1の出力を推定結果合成器23の出力
で除算することにより残留歪を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はOFDM(直交周波
数分割多重方式)通信装置に関し、特に受信側に設ける
マルチパス歪補正手段に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルテレビジョン放送や無線
LANなどの高速データ伝送において、OFDM(直交
周波数分割多重方式)が注目されている。OFDMは、
互いに直交する多数のサブキャリアを使用した周波数分
割多重方式であり、無線による高速データ伝送において
問題となるマルチパス歪に強いという特徴がある。
【0003】図8はOFDM通信装置の一例を示すブロ
ック図であり、送信機および受信機の構成を示してい
る。
【0004】送信機100において、伝送すべき送信デ
ータは、まずサブキャリア変調器101によりサブキャ
リア毎にQPSKや16QAM等の変調を施される。そ
の後、SP変換器(シリアル/パラレル変換器)102
によりシリアル信号からパラレル信号へ変換された後、
高速フーリェ逆変換器(IFFT)103により周波数
領域から時間領域の信号へと変換される。
【0005】高速フーリェ逆変換器(IFFT)103
から同時にパラレルに出力される時間領域のデータ信号
は、PS変換器(パラレル/シリアル変換器)104に
より送信順序に従ってシリアルな時間領域のデータ信号
へと変換される。
【0006】その後、GI挿入器105により、図10
に示すように、各シンボルの先頭にガードインターバル
(GI)がそれぞれ挿入される。このガードインターバ
ル(GI)は、例えば各シンボルの後部をコピーして生
成される。
【0007】ガードインターバル(GI)が挿入された
データ信号は、ベースバンド信号として直交変調器10
6に入力し直交変調される。その後、乗算器107によ
り局部発振器108の局部発振出力信号と混合され、所
定の送信周波数の送信信号にアップコンバートされて伝
播路へ送信される。なお、実際の構成では、高調波など
の不要な信号成分を削除するためのフィルタが適宜挿入
されるが、図示を省略している。
【0008】一方、受信機200において、伝播路を介
して受信された受信信号は、まず乗算器201により局
部発振器202の局部発振出力信号と混合されて所定の
中間周波信号へダウンコンバートされた後、直交復調器
203によりベースバンド信号に復調される。
【0009】その後、GI削除器204により各シンボ
ルの先頭にそれぞれ挿入されたガードインターバル(G
I)が削除され、SP変換器(シリアル/パラレル変換
器)205によりシンボル毎にシリアル信号からパラレ
ル信号へと変換された後、高速フーリェ変換器(FF
T)206により時間領域から周波数領域のデータ信号
へと変換される。
【0010】そして、PS変換器(パラレル/シリアル
変換器)207により、サブキャリア順にシリアルデー
タ信号へ変換された後、サブキャリア復調器208によ
り位相平面上で復調され、復調データとして出力され
る。
【0011】ところで、上述した受信機の復調では、受
信信号にマルチパス歪がある場合、シンボル間干渉は除
去できるが、サブキャリアの振幅/位相歪は除去できな
い。そのため、例えば特開平10−75226号公報に
より開示されているように、高速フーリェ変換器(FF
T)の出力側に周波数領域の等化器を設けてマルチパス
歪の補正を行っている。
【0012】従来のマルチパス歪補正手段の一例につい
て図9を参照して説明する。
【0013】一般に、キャリア周波数を補正したり、マ
ルチパス歪を補正するために、送信信号にプリアンブル
やパイロット信号が挿入される。プリアンブルやパイロ
ット信号は、送信時の値が既知の固定パターン信号であ
るので、受信側において既知のプリアンブルやパイロッ
ト信号を発生し、受信したプリアンブルやパイロット信
号と比較して、伝播路で発生したマルチパス歪を示す伝
播路の伝達関数を推定することにより、マルチパス歪を
補正する。
【0014】図9において、マルチパス歪補正手段30
は、図8に示した受信機の高速フーリェ変換器(FF
T)206とPS変換器(パラレル/シリアル変換器)
207との間に設けられ、高速フーリェ変換器(FF
T)206から出力される周波数領域のデータ信号に対
して歪補正を行う。
【0015】マルチパス歪補正手段30は、高速フーリ
ェ変換器(FFT)206の出力信号を2分岐し、一方
は信号抽出器31へ供給し、他方は除算器35へ供給す
る。ここで、信号抽出器31と信号発生器32と除算器
33とで伝播路の伝達関数を推定する。
【0016】信号抽出器31は、入力するデータ信号か
らプリアンブルもしくはパイロット信号を抽出する。信
号発生器32は、送信機で生成されたものと同じ既知の
プリアンブルもしくはパイロット信号を発生する。除算
器33は、信号抽出器31により抽出されたプリアンブ
ルもしくはパイロット信号を信号発生器32から出力さ
れる既知のプリアンブルもしくはパイロット信号で除算
する。
【0017】いま、抽出されるプリアンブルもしくはパ
イロット信号の送信時のスペクトラムをP(jω)と
し、伝播路の伝達関数をG(jω)とすれば、信号抽出
器31により抽出されるプリアンブルもしくはパイロッ
ト信号のスペクトラムは、G(jω)・P(jω)とな
る。
【0018】また、信号発生器32が出力するプリアン
ブルもしくはパイロット信号のスペクトラムは、送信時
のプリアンブルもしくはパイロット信号のスペクトラム
P(jω)と同じである。よって、除算器33により信
号抽出器31の出力(G(jω)・P(jω))を信号
発生器32の出力(P(jω))で除算することによ
り、伝播路の伝達関数(G(jω))の推定値を求める
ことができる。
【0019】除算器33から出力される伝達関数の推定
値は、フィルタ34により不要成分が除去された後、除
算器35へ供給される。なお、フィルタ34には制御信
号が供給されており、伝播路の伝達関数に応じてフィル
タの特性を最適状態に変化させることができる。
【0020】除算器35は、高速フーリェ変換器(FF
T)206の出力をフィルタ34の出力、つまり伝播路
の伝達関数の推定値で除算することにより、マルチパス
環境下において発生するマルチパス歪を補正する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例では、
プリアンブルを使用してマルチパス歪の補正を行なう場
合、プリアンブルに基づき推定した伝播路の伝達関数に
よりマルチパス歪の補償を行なっている。つまり、プリ
アンブル受信後のシンボル期間において伝播路の伝達関
数は変動しないものと仮定してマルチパス歪の補償を行
なっている。
【0022】しかし、移動端末によるバースト伝送に適
用する場合、バースト毎に送信端末が変わるために、発
生するマルチパス歪もバースト毎に変動する。このた
め、伝播路の特性がバースト期間内において変動した場
合、従来例のような手法ではマルチパス歪を補正でき
ず、移動端末との通信においてその移動性が制限される
という問題点がある。
【0023】また、バースト長は一定でなく、バースト
期間が非常に短いバーストが送信されることもある。こ
のため、プリアンブルおよびパイロット信号の両方を使
用して伝播路特性を推定することも可能であるが、バー
スト伝送では、伝播路の推定に十分な数のサブキャリア
にパイロット信号を割り振ることができないので、伝播
路の伝達関数を精度よく補間して推定することが困難で
あるという問題点を有している。
【0024】本発明の目的は、上記の問題点を鑑みてな
されたものであり、バースト伝送においても、バースト
期間内の伝播路の伝達関数の変動を推定してマルチパス
歪を十分に除去でき、移動端末との通信において移動端
末の移動性を向上できるOFDM通信装置を提供するこ
とにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明のOFDM通信装
置は、OFDM通信装置の受信機側の高速フーリェ変換
器(FFT)の出力側に設けられてマルチパス歪の補正
を行う手段を有するOFDM通信装置において、前記高
速フーリェ変換器(FFT)の出力を受けてプリアンブ
ルを抽出し伝播路の伝達関数を推定してマルチパス歪を
補正する第1の歪補正手段と、この第1の歪補正手段の
出力を受けて前記プリアンブル受信後のシンボル期間内
のサブキャリアに基づき残留歪を示す伝達関数を推定し
て残留歪を補正する第2の歪補正手段とを備える。
【0026】前記第1の歪補正手段は、前記高速フーリ
ェ変換器の出力を受けてプリアンブルを抽出すると共
に、送信機側で生成されたものと同じ既知のプリアンブ
ルを発生し、前記抽出したプリアンブルを前記既知のプ
リアンブルで除算して前記マルチパス歪を補正するよう
に構成し、前記第2の歪補正手段は、前記第1の歪補正
手段の出力を受けてパイロットサブキャリアおよびデー
タ伝送用サブキャリアに基づき残留歪を示す伝達関数を
推定して残留歪を補正するように構成する。
【0027】また、前記第2の歪補正手段は、前記第1
の歪補正手段の出力を受けてデータ伝送用サブキャリア
に基づき残留歪を示す伝達関数を推定して残留歪を補正
するように構成してもよい。
【0028】具体的には、前記第2の歪補正手段は、前
記パイロットサブキャリアからパイロット信号を抽出し
て残留歪を示す伝達関数を推定する第1の伝達関数推定
器と、前記データ伝送用サブキャリアを抽出して残留歪
を示す伝達関数を推定する第2の伝達関数推定器と、前
記第1および第2の伝達関数推定器がそれぞれ出力する
前記残留歪を示す伝達関数を合成して全サブキャリアの
周波数範囲での残留歪を示す伝達関数として出力する推
定結果合成器と、この推定結果合成器の出力で前記第1
の歪補正手段の出力を除算することにより残留歪を除去
する除算器とを有する。
【0029】また、前記第2の歪補正手段は、前記デー
タ伝送用サブキャリアを抽出して残留歪を示す伝達関数
を推定する伝達関数推定器と、この伝達関数推定器が出
力する前記残留歪を示す伝達関数で前記第1の歪補正手
段の出力を除算することにより残留歪を除去する除算器
とを有する構成としてもよい。
【0030】ここで、前記第1の伝達関数推定器は、前
記第1の歪補正手段の出力を受けてパイロットサブキャ
リアからパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出
回路と、既知の(送信時の)パイロット信号を発生する
パイロット信号発生回路と、前記パイロット信号抽出回
路により抽出されたパイロット信号を前記パイロット信
号発生回路により生成された既知のパイロット信号で除
算することにより前記パイロットサブキャリア位置での
残留歪を示す伝達関数の推定値を出力する除算回路と、
この除算回路から出力される推定値を複数シンボルにつ
いて重み付け平均するフィルタとを有する。
【0031】また、前記第2の伝達関数推定器は、前記
第1の歪補正手段の出力を受けて各データサブキャリア
を抽出するデータサブキャリア抽出回路と、このデータ
サブキャリア抽出回路により抽出されたデータサブキャ
リアの値を硬判定してその送信値を推定する判定回路
と、前記データサブキャリア抽出回路により抽出された
データサブキャリアの値を前記判定回路から出力される
データサブキャリアの送信値で除算することによりデー
タサブキャリアの位置での残留歪を示す伝達関数の推定
値を出力する除算回路と、この除算回路から出力される
推定値を複数シンボルにわたり時間軸方向に重み付け平
均するフィルタとを有する。
【0032】更に、前記推定結果合成器は、前記第1の
伝達関数推定器から出力されるパイロットサブキャリア
位置での残留歪を示す伝達関数に基づき補間処理および
重み付き平均処理を行って全サブキャリア周波数範囲で
の残留歪を示す伝達関数を推定する第1の補間回路と、
前記第2の伝達関数推定器から出力されるデータサブキ
ャリア位置での残留歪を示す伝達関数に基づき補間処理
および重み付き平均処理を行って全サブキャリア周波数
範囲での残留歪を示す伝達関数を推定する第2の補間回
路と、前記第1の補間回路の出力と前記第2の補間回路
の出力とを加算する加算回路と、この加算回路の出力を
正規化する正規化回路と、この正規化回路の出力に含ま
れるノイズ成分を抑圧して残留歪を示す伝達関数として
出力するフィルタとを有する。
【0033】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0034】図1は、本発明の一実施形態を示すブロッ
ク図であり、OFDM通信装置の受信側におけるマルチ
パス歪を補正する手段を示している。従来のマルチパス
歪補正手段と同様に、OFDM通信装置の受信機の高速
フーリェ変換器(FFT)の出力側に設けられ、高速フ
ーリェ変換器(FFT)から出力される周波数領域のデ
ータ信号に対して歪補正を行う。
【0035】図1において、高速フーリェ変換器(FF
T)の出力を受けてプリアンブルを抽出し伝播路の伝達
関数を推定しマルチパス歪を補正する第1の歪補正手段
1と、第1の歪補正手段1の出力を受けてパイロット信
号およびデータ伝送用サブキャリアを抽出し伝達関数を
推定し残留歪を補正する第2の歪補正手段2とを備えて
いる。
【0036】第1の歪補正手段1は、図9に示した従来
のマルチパス歪補正手段と基本的に同じ構成であり、高
速フーリェ変換器(FFT)の出力信号から抽出したプ
リアンブルと既知のプリアンブルとを比較し、バースト
開始時の伝播路の伝達関数を推定しマルチパス歪を補正
する。
【0037】すなわち、プリアンブルを抽出して伝播路
の伝達関数を推定する伝達関数推定部10と、この伝達
関数推定部10の出力で高速フーリェ変換器(FFT)
の出力を除算することによりマルチパス歪を補正する除
算器15とから成っている。
【0038】伝達関数推定部10は、2分岐された一方
の高速フーリェ変換器の出力を受けてプリアンブルを抽
出するプリアンブル抽出器11と、送信機で生成された
ものと同じ既知のプリアンブルを発生するプリアンブル
発生器12と、プリアンブル抽出器11により抽出され
たプリアンブルをプリアンブル発生器12から出力され
る既知のプリアンブルで除算する除算器13と、制御信
号に応じて不要成分を除去するフィルタ14とを有して
いる。
【0039】いま、プリアンブルの送信時のスペクトラ
ムをP(jω)とし、伝播路の伝達関数をG(jω)と
すると、プリアンブル抽出器11により抽出されるプリ
アンブルaのスペクトラムは、G(jω)・P(jω)
となる。
【0040】一方、プリアンブル発生器12から出力さ
れる既知のプリアンブルbのスペクトラムはP(jω)
であるから、抽出されたプリアンブルaを既知のプリア
ンブルbで除算すれば、つまり、除算器13において、
G(jω)・P(jω)/P(jω)の除算を行うこと
により、伝播路の伝達関数G(jω)の推定値を求める
ことができる。
【0041】除算器13から出力される伝達関数の推定
値は、フィルタ14により不要な成分が除去された後、
除算器15へ供給される。なお、フィルタ14には制御
信号が供給されており、伝播路の伝達関数に応じてフィ
ルタの特性を最適状態に変化させる。
【0042】除算器15は、高速フーリェ変換器の出力
cをフィルタ14の出力dで除算することにより、マル
チパス歪を除去する。
【0043】ところで、プリアンブル受信時点以降に伝
播路の伝達関数が変動した場合、第1の歪補正手段1で
はこの変動成分を補正できない。いま、図6に示すよう
に、プリアンブル受信時点の伝播路の伝達関数G(j
ω)がトG(jω)だけ変動したとすれば、伝播路の伝
達関数はG(jω)+ΔG(jω)となる。ここで、O
FDMシンボルを構成する各サブキャリアの位置を矢印
付き実線で示している。
【0044】既に述べたように、第1の歪補正手段1
は、プリアンブル受信時点の伝播路伝達関数G(jω)
に基づきマルチパス歪を補正する。しかし、プリアンブ
ル受信以降に伝播路の伝達関数が変動した場合には、伝
達関数の変動分ΔG(jω)によるマルチパス歪が残留
している。このため、第2の歪補正手段2を設け、第1
の歪補正手段1の出力に含まれる伝達関数の変動分を検
出して残留歪を補正するように構成する。
【0045】第2の歪補正手段2に入力する信号は、第
1の歪補正手段1によりプリアンブル受信時のマルチパ
ス歪が補正された信号であるので、第2の歪補正手段2
は、プリアンブル受信時点以降のOFDMシンボルを使
用して残留歪を推定する。
【0046】さて、パイロット信号はプリアンブル同様
に送信時の値が既知の信号であるので、伝達関数の推定
は容易である。しかし、パイロット信号として特定され
るサブキャリア(パイロットサブキャリア)が限定され
るという欠点がある。また、データサブキャリアは送信
データに依存しているため、データサブキャリアを使用
する伝達関数の推定は、プリアンブルやパイロット信号
を使用した推定に比べて精度が低下するという欠点があ
る。
【0047】ここでは、パイロットサブキャリアおよび
データサブキャリアをそれぞれ抽出し、パイロット信号
を使用して推定した伝達関数の変動分およびデータサブ
キャリアを使用して推定した伝達関数の変動分をそれぞ
れ求めて合成することにより、伝達関数変動分の推定精
度を高めるように構成している。
【0048】図1において、第2の歪補正手段2は、第
1の歪補正手段1の出力の2分岐された一方を受けパイ
ロット信号およびデータ伝送用サブキャリアに基づき伝
達関数の変動分、つまり残留歪を示す伝達関数を算出す
る残留歪算出部20と、第1の歪補正手段1の出力の2
分岐された他方eを残留歪算出部20の出力fで除算す
ることにより残留歪を除去する除算器24とを有してい
る。
【0049】残留歪算出部20は、パイロットサブキャ
リアからパイロット信号を抽出して残留歪を示す伝達関
数を推定する伝達関数推定器21と、データ伝送用サブ
キャリアを抽出して残留歪を示す伝達関数を推定する伝
達関数推定器22と、伝達関数推定器21および22の
出力をそれぞれ合成する推定結果合成器23とを有して
いる。
【0050】図7はOFDMシンボルを構成するサブキ
ャリアとその残留歪を示す伝達関数を示す図であり、同
図(a)は各サブキャリアでの残留歪を示す伝達関数を
示し、破線で残留歪を示す伝達関数ΔG(jω)の周波
数特性を示している。
【0051】同図(b)は、伝達関数推定器21から出
力されるパイロットサブキャリアの残留歪を示す伝達関
数ΔG(jωp )を示している。また、同図(c)は、
伝達関数推定器22から出力されるデータサブキャリア
の残留歪を示す伝達関数ΔG(jωd )を示している。
【0052】図2は伝達関数推定器21の一例を示すブ
ロック図である。
【0053】基本的に第1の歪補正手段1の伝達関数推
定部10と同じ構成であり、パイロットサブキャリアか
らパイロット信号を抽出して残留歪を示す伝達関数を推
定する。
【0054】すなわち、分岐された第1の歪補正手段1
の出力を受けてパイロットサブキャリアからパイロット
信号を抽出するパイロット信号抽出回路211と、既知
の(送信時の)パイロット信号を発生するパイロット信
号発生回路212と、抽出されたパイロット信号gを既
知のパイロット信号hで除算することによりパイロット
サブキャリア位置での残留歪を示す伝達関数の推定値を
出力する除算回路213と、推定値を複数シンボルにつ
いて重み付け平均して推定精度を向上させるフィルタ2
14とを有している。
【0055】図3は伝達関数推定器22の一例を示すブ
ロック図である。
【0056】伝達関数推定器22は、データサブキャリ
ア抽出回路221と、判定回路222と、除算回路22
3と、フィルタ224とを有している。
【0057】データサブキャリア抽出回路221は、第
1の歪補正手段1の分岐出力を受け、データ伝送に用い
られているサブキャリア(データサブキャリア)を抽出
する。このデータサブキャリア抽出回路221の出力は
判定回路222および除算回路223へ供給される。
【0058】判定回路222は、抽出されたデータサブ
キャリアの値を硬判定してその送信値を推定する。除算
回路223は、データサブキャリア抽出回路221によ
り抽出されたデータサブキャリアの値mを、判定回路2
22から出力されるデータサブキャリアの送信値nで除
算することにより、データサブキャリアの位置での残留
歪を示す伝達関数の推定値を出力する。
【0059】図4は除算回路223の動作を示す図であ
る。
【0060】ここで、サブキャリア変調としてQPSK
変調が用いられたとすると、周波数ωd のデータサブキ
ャリアの送信値DS(jωd )は、黒丸で示したよう
に、DS1=1+j、DS2=1−j、DS3=−1+
j、DS4=−1−jの4つの値の何れかをとる。これ
らデータサブキャリアの送信値は判定回路222により
推定される。
【0061】また、データサブキャリアの周波数ωd
おける残留歪を示す伝達関数をΔG(jωd )とする
と、抽出されるデータサブキャリアの値は、白丸で示し
たように、データサブキャリアの送信値DS(jωd
に残留歪を示す伝達関数ΔG(jωd )を乗算した値
(DS(jωd )・ΔG(jωd ))となる。従って、
除算回路223は、抽出されるデータサブキャリアの値
を推定した送信値により除算することにより、残留歪を
示す伝達関数ΔG(jωd )を推定する。
【0062】フィルタ224は、これら推定結果を複数
シンボルにわたり時間軸方向に重み付け平均して推定精
度を向上させる。フィルタ224から出力される残留歪
を示す伝達関数ΔG(jωd )は推定結果合成器23へ
供給される。
【0063】図5は推定結果合成器23の一例を示すブ
ロック図である。
【0064】推定結果合成器23は、補間回路231
と、補間回路232と、加算回路233と、正規化回路
234およびフィルタ235とを有し、伝達関数推定器
21および22の出力をそれぞれ補間して合成すること
により、全サブキャリアの周波数範囲での残留歪を示す
伝達関数ΔG(jω)を算出する。
【0065】すなわち、補間回路231は、伝達関数推
定器21から出力されるパイロットサブキャリア位置で
の残留歪を示す伝達関数ΔG(jωp )に基づき補間処
理および重み付き平均処理を行うことにより、OFDM
シンボルを構成する全サブキャリア周波数範囲での残留
歪を示す伝達関数ΔGp (jω)を推定する。
【0066】補間回路232は、伝達関数推定器22か
ら出力されるデータサブキャリア位置での残留歪を示す
伝達関数ΔG(jωd )に基づき補間処理および重み付
き平均処理を行うことにより、OFDMシンボルを構成
する全サブキャリア周波数範囲での残留歪を示す伝達関
数ΔGd (jω)を推定する。
【0067】補間回路231の出力ΔGp (jω)およ
び補間回路231の出力ΔGd (jω)は、加算回路2
33により加算され、加算出力は正規化回路234によ
り正規化された後、フィルタ235によりノイズ成分を
抑圧されて、残留歪を示す伝達関数ΔG(jω)として
出力される。
【0068】このようにして、残留歪算出部20により
算出された残留歪を示す伝達関数トG(jω)は除算器
24に供給される。そして、除算器24が第1の歪補正
手段1の出力を伝達関数ΔG(jω)で除算することに
より残留歪を除去する。
【0069】なお、上述した第2の歪補正手段2では、
パイロットサブキャリアおよびデータサブキャリアをそ
れぞれ抽出して残留歪を示す伝達関数をそれぞれ推定し
合成しているが、第2の歪補正手段2以降においてパイ
ロット信号を使用しないならば、パイロットサブキャリ
アに基づく伝達関数の推定処理を省略するように構成し
てもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
速フーリェ変換器(FFT)の出力を受けてプリアンブ
ルを抽出し伝播路の伝達関数を推定してマルチパス歪を
補正する第1の歪補正手段と、この第1の歪補正手段の
出力を受けてプリアンブル受信後のシンボル期間内のサ
ブキャリアに基づき残留歪を示す伝達関数を推定して残
留歪を補正する第2の歪補正手段とを設けることによ
り、バースト伝送においても、バースト期間内の伝播路
特性の変動を推定して効率よくマルチパス歪を補正する
ことが可能となり、移動通信において端末機の移動性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した伝達関数推定器21の一例を示す
ブロック図である。
【図3】図1に示した伝達関数推定器22の一例を示す
ブロック図である。
【図4】図3に示した除算回路223の動作を示す図で
ある。
【図5】図1に示した推定結果合成器23の一例を示す
ブロック図である。
【図6】伝播路の伝達関数の変動を示す図である。
【図7】OFDMシンボルを構成するサブキャリアとそ
の残留歪を示す図である。
【図8】OFDM通信装置の一例を示すブロック図であ
る。
【図9】従来のマルチパス歪補正手段の一例を示すブロ
ック図である。
【図10】シンボルに挿入されるガードインターバル
(GI)を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の歪補正手段 2 第2の歪補正手段 10 伝達関数推定部 11 プリアンブル抽出器 12 プリアンブル発生器 13,15,24 除算器 14 フィルタ 20 残留歪算出部 21,22 伝達関数推定器 23 推定結果合成器 211 パイロット信号抽出回路 212 パイロット信号発生回路 213 除算回路 214 フィルタ 221 データサブキャリア抽出回路 222 判定回路 223 除算回路 224 フィルタ 231,232 補間回路 233 加算回路 234 正規化回路 235 フィルタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OFDM通信装置の受信機側の高速フー
    リェ変換器(FFT)の出力側に設けられてマルチパス
    歪の補正を行う手段を有するOFDM通信装置におい
    て、前記高速フーリェ変換器(FFT)の出力を受けて
    プリアンブルを抽出し伝播路の伝達関数を推定してマル
    チパス歪を補正する第1の歪補正手段と、この第1の歪
    補正手段の出力を受けて前記プリアンブル受信後のシン
    ボル期間内のサブキャリアに基づき残留歪を示す伝達関
    数を推定して残留歪を補正する第2の歪補正手段とを備
    えることを特徴とするOFDM通信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の歪補正手段は、前記高速フー
    リェ変換器の出力を受けてプリアンブルを抽出すると共
    に、送信機側で生成されたものと同じ既知のプリアンブ
    ルを発生し、前記抽出したプリアンブルを前記既知のプ
    リアンブルで除算して前記マルチパス歪を補正すること
    を特徴とする請求項1記載のOFDM通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の歪補正手段は、前記第1の歪
    補正手段の出力を受けてパイロットサブキャリアおよび
    データ伝送用サブキャリアに基づき残留歪を示す伝達関
    数を推定して残留歪を補正することを特徴とする請求項
    1記載のOFDM通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の歪補正手段は、前記第1の歪
    補正手段の出力を受けてデータ伝送用サブキャリアに基
    づき残留歪を示す伝達関数を推定して残留歪を補正する
    ことを特徴とする請求項1記載のOFDM通信装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の歪補正手段は、前記パイロッ
    トサブキャリアからパイロット信号を抽出して残留歪を
    示す伝達関数を推定する第1の伝達関数推定器と、前記
    データ伝送用サブキャリアを抽出して残留歪を示す伝達
    関数を推定する第2の伝達関数推定器と、前記第1およ
    び第2の伝達関数推定器がそれぞれ出力する前記残留歪
    を示す伝達関数を合成して全サブキャリアの周波数範囲
    での残留歪を示す伝達関数として出力する推定結果合成
    器と、この推定結果合成器の出力で前記第1の歪補正手
    段の出力を除算することにより残留歪を除去する除算器
    とを有することを特徴とする請求項3記載のOFDM通
    信装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の歪補正手段は、前記データ伝
    送用サブキャリアを抽出して残留歪を示す伝達関数を推
    定する伝達関数推定器と、この伝達関数推定器が出力す
    る前記残留歪を示す伝達関数で前記第1の歪補正手段の
    出力を除算することにより残留歪を除去する除算器とを
    有することを特徴とする請求項4記載のOFDM通信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の伝達関数推定器は、前記第1
    の歪補正手段の出力を受けてパイロットサブキャリアか
    らパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出回路
    と、既知の(送信時の)パイロット信号を発生するパイ
    ロット信号発生回路と、前記パイロット信号抽出回路に
    より抽出されたパイロット信号を前記パイロット信号発
    生回路により生成された既知のパイロット信号で除算す
    ることにより前記パイロットサブキャリア位置での残留
    歪を示す伝達関数の推定値を出力する除算回路と、この
    除算回路から出力される推定値を複数シンボルについて
    重み付け平均するフィルタとを有することを特徴とする
    請求項5記載のOFDM通信装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の伝達関数推定器は、前記第1
    の歪補正手段の出力を受けて各データサブキャリアを抽
    出するデータサブキャリア抽出回路と、このデータサブ
    キャリア抽出回路により抽出されたデータサブキャリア
    の値を硬判定してその送信値を推定する判定回路と、前
    記データサブキャリア抽出回路により抽出されたデータ
    サブキャリアの値を前記判定回路から出力されるデータ
    サブキャリアの送信値で除算することによりデータサブ
    キャリアの位置での残留歪を示す伝達関数の推定値を出
    力する除算回路と、この除算回路から出力される推定値
    を複数シンボルにわたり時間軸方向に重み付け平均する
    フィルタとを有することを特徴とする請求項5記載のO
    FDM通信装置。
  9. 【請求項9】 前記推定結果合成器は、前記第1の伝達
    関数推定器から出力されるパイロットサブキャリア位置
    での残留歪を示す伝達関数に基づき補間処理および重み
    付き平均処理を行って全サブキャリア周波数範囲での残
    留歪を示す伝達関数を推定する第1の補間回路と、前記
    第2の伝達関数推定器から出力されるデータサブキャリ
    ア位置での残留歪を示す伝達関数に基づき補間処理およ
    び重み付き平均処理を行って全サブキャリア周波数範囲
    での残留歪を示す伝達関数を推定する第2の補間回路
    と、前記第1の補間回路の出力と前記第2の補間回路の
    出力とを加算する加算回路と、この加算回路の出力を正
    規化する正規化回路と、この正規化回路の出力に含まれ
    るノイズ成分を抑圧して残留歪を示す伝達関数として出
    力するフィルタとを有することを特徴とする請求項5記
    載のOFDM通信装置。
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