JP2002163458A - 口座振替管理方法及び同管理装置 - Google Patents

口座振替管理方法及び同管理装置

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JP2002163458A
JP2002163458A JP2000359419A JP2000359419A JP2002163458A JP 2002163458 A JP2002163458 A JP 2002163458A JP 2000359419 A JP2000359419 A JP 2000359419A JP 2000359419 A JP2000359419 A JP 2000359419A JP 2002163458 A JP2002163458 A JP 2002163458A
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Masahiro Kakefuda
政宏 掛札
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Ogaki Kyoritsu Bank
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定期間の複数の支払項目の口座引き落とし
において、当該口座が残高不足となる場合は、顧客の指
定する優先順位の順番で口座引き落としされる口座振替
管理方法及び同管理装置を提供することにある。 【解決手段】 同一口座の複数の支払項目を記憶した支
払データファイル108と、前記支払項目の設定されて
いる口座の残高情報を記憶した残高データファイル10
9をCPU101に接続し、前記支払項目の口座引き落
とし優先順位に優先コードを付与し、前記引き落とし設
定口座の残高との比較により引き落とし可能な優先コー
ドに実行優先コードを付与することで、優先順位に従っ
て口座引き落としの実行を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金融機関の口座
振替に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般に公共料金等の代金回収
及びローン等の貸し金の回収手段としては、支払人の預
金口座の開設されている金融機関において、当該支払人
の口座から代金を引き落とし、代金回収企業の口座へ入
金(振替入金)する方法が利用されている。即ち、前記
代金回収企業等と前記支払人との契約により引き落とし
口座、引き落とし日、引き落としサイクルが取り決めら
れる。一般に、契約内容のうち、引き落とし日、引き落
としサイクルについては当該代金回収企業によって所定
日、所定のサイクルが決められており、引き落とし口座
については当該支払人が指定可能とされている。また、
一般に、この契約は当初口座引き落としを開始する際に
締結すれば、その後当該代金回収企業からサービス等を
受けている間は前記契約内容が継続され、引き落とし
日、引き落とし期間のサイクルが変更されることはな
い。
【0003】そして、前記契約が締結されると、一般
に、当該代金回収企業は当該顧客が指定した金融機関に
同顧客によって記入・捺印を受けた口座振替依頼書を送
付する。これにより、前記金融機関は当該顧客口座から
の所定日、所定の引き落としサイクルで口座引き落とし
の取り扱いを開始するが、同一日に当該顧客口座に複数
の口座引き落としが設定される場合の口座引き落としの
順位付けは指定を受けた金融機関で登録された順番とな
ることが多い。そして、仮に、所定の口座引き落とし日
に残高がない場合は引き落としが不能であったことを当
該回収企業へ通知するが、通知を受けた代金回収企業
は、一定期間をおいて再度口座引き落としを金融機関に
依頼する場合や、別途支払人に振込をさせる場合等、各
代金回収企業毎の取り決めた方法により代金回収を図っ
ている。また、延滞料金、損害金等の実質損害やペナル
ティも、次回の口座引き落とし金額に加算し請求する場
合等、各代金回収企業毎の定めにより徴収している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
口座振替による口座引き落としでは、引き落とし日、引
き落とし期間のサイクルが代金回収企業側によって定め
られるため、複数の支払いを行っている顧客は、同一の
支払人(顧客)の口座において、短期間または同日に複
数の口座引き落としの設定が集中することがあった。そ
の結果、短期間で口座引き落としされる金額が増加し当
該口座が残高不足となり、予め金融機関で登録された引
き落としの順位によって、順位が後になるものは口座引
き落としが不能となることがあった。即ち、支払いを優
先したい延滞料金、損害金などが発生する口座引き落と
しが後順位の場合、顧客の意向に関わらず、延滞料金、
損害金の発生しない先順位の口座引き落としが引き落と
されることによって残高不足となり、後順位の重要な口
座引き落としが不能になるという問題点があった。
【0005】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は同一口座の複数の支払
項目の口座引き落としにおいて、当該引き落とし口座が
残高不足となる場合は、顧客の指定する優先順位で口座
引き落としできる口座振替管理方法及び口座振替管理装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明において、複数の支払項目
に関して支払項目毎に所定金額が各々口座引き落としさ
れるように設定された口座振替管理方法において、前記
各支払項目に対し口座引き落としの優先順位を付与する
設定段階と、前記各支払項目の引き落とし金額と前記口
座の残高とに基づき前記各支払項目の口座引き落としの
実行順位を制御する制御段階とを備えることをその要旨
とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記制御段階で
は、優先順位を付与された前記各支払項目のうち何れか
の支払項目の引き落とし日において、同引き落とし日又
は同引き落とし日を含む一定期間内における各引き落と
し予定支払項目の引き落とし金額合計が、前記引き落と
し日の口座の残高より大きい場合、前記設定段階で付与
された優先順位に従って前記各予定支払項目の口座引き
落としを実行させることをその要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記制御段階で
は、優先順位を付与された前記各支払項目のうち何れか
の支払項目の引き落とし日において、同引き落とし日又
は同引き落とし日を含む一定期間内における各引き落と
し予定支払項目の引き落とし金額合計が、前記引き落と
し日の口座の残高より大きい場合であって、同引き落と
し日の口座の残高から優先順位が先の引き落とし予定支
払項目の引き落とし金額を順次引き落としたとすると残
高不足が発生し、かつ当該残高不足の発生により引き落
とし不能となる引き落とし予定支払項目よりも優先順位
が後の引き落とし予定支払項目の引き落とし金額が可能
な場合には、前記優先順位が後の引き落とし予定支払項
目の優先順位が繰り上げられることをその要旨とする。
【0009】また、同じく請求項4に記載の発明は、同
一口座から複数の支払項目に関して支払項目毎に所定金
額が各々口座引き落としされるように設定された口座振
替の管理装置において、前記各支払項目に対し口座引き
落としの優先順位を付与する設定手段と、前記各支払項
目の引き落とし金額と前記口座の残高とに基づき前記各
支払項目の口座引き落としの実行順位を制御する制御手
段とを備えたことを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、前記制御手段で
は、優先順位を付与された前記各支払項目のうち何れか
の支払項目の引き落とし日において、同引き落とし日又
は同引き落とし日を含む一定期間内における各引き落と
し予定支払項目の引き落とし金額合計が、前記引き落と
し日の口座の残高より大きい場合、前記設定段階で付与
された優先順位に従って前記各予定支払項目の口座引き
落としを実行させることを要旨とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、前記制御手段で
は、優先順位を付与された前記各支払項目のうち何れか
の支払項目の引き落とし日において、同引き落とし日又
は同日を含む一定期間内における各引き落とし予定支払
項目の引き落とし金額合計が、前記引き落とし日の口座
の残高より大きい場合であって、同引き落とし日の口座
の残高から優先順位が先の引き落とし予定支払項目の引
き落とし金額を順次引き落としたとすると残高不足が発
生し、かつ当該残高不足の発生により引き落とし不能と
なる引き落としと定支払項目よりも優先順位が後の引き
落とし支払項目の引き落としが可能な場合には、前記優
先順位が後の引き落とし予定支払項目の優先順位を繰り
上げて実行させることを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明を金融機関の口座
振替管理装置に具体化した一実施形態を図1から図4に
基づいて説明する。
【0013】図1は本実施形態に係る口座振替管理装置
100の構成図であり、制御手段としての中央処理装置
(以下「CPU」という)101内には、本装置のオペ
レーションプログラム及び口座振替管理プログラム等を
格納したリードオンリーメモリ(ROM)102と、本
装置における各種演算内容及びアプリケーションソフト
等を書き込み及び読みとりが可能なランダムアクセスメ
モリ(RAM)103が接続されている。
【0014】前記CPU101の入力側には、キーボー
ド104及びマウス105を有する入力装置106が接
続されるとともに前記CPU101の出力側には、ディ
スプレイからなる出力装置107が接続されている。
【0015】また、前記CPU101には前記入力装置
を介して入力される各種データと、口座引き落としされ
る支払項目のデータとを記憶可能な支払データファイル
108と、当該金融機関において現在開設されている全
口座の残高データを記憶した残高データファイル109
が接続されている。なお、前記入力装置は顧客の申し出
により新たに口座引き落としの実行順位を制御する場合
に優先順位のデータを入力する際に使用される。
【0016】前記支払データファイル108は、図2に
示すように、口座引き落とし設定口座の口座番号毎に引
き落とし日201、支払項目202、各支払項目202
の引き落とし金額203、優先順位204、優先コード
205及び実行優先順位206の各項目が引き落とし日
の早い順番に構成されている。なお、前記優先順位20
4の項目は新たに顧客の申し出により前記支払項目20
2に優先順位204を入力する入力操作が行われると、
前記支払データファイル108から当該顧客の口座引き
落とし設定口座に設定されている前記支払項目202、
引き落とし日201及び引き落とし金額203がディス
プレイ上に入力可能に一覧表示され、当該顧客の指定す
る優先順位204が表示に従い入力可能とされている。
【0017】また、前記優先コード205は各支払項目
202の何れかの引き落とし日において、本装置により
実行順位が制御される前に当該優先順位毎に自動的に優
先コードA1〜An(nは当該引き落とし口座に設定さ
れている支払項目数)が付与されて前記支払データファ
イル108に記憶される。本実施形態では図2に示すよ
うに、優先順位第5順位の電気料金2万円に優先コード
A5、優先順位第4順位の電話料金3万円に優先コード
A4、優先順位第3順位のクレジットカード決済代金3
万円に優先コードA3、優先順位第2順位のマイカーロ
ーン返済金3万円に優先コードA2、優先順位第1順位
の住宅ローンの返済金5万円に優先コードA1が付与さ
れている。
【0018】なお、同引き落とし日又は同日を含む一定
期間内(21日〜30日)に前記優先順位204が指定
されず、前記優先コード205が付与されなかった支払
項目202がある場合は、前記優先順位204が最も後
順位の優先順位から引き落とし日が早い支払項目202
の順に順次優先順位が指定されたものとされ優先コード
205が付与される。また、前記実行優先順位206の
項目は、以下に示す本装置のルーチン処理により付与さ
れた順位が記憶され、当該実行優先順位206に基づき
引き落としの実行が制御されるものである。
【0019】次に前記残高データファイル109は、前
記支払データファイル108において優先コードA1〜
ANの付与された前記各支払項目202のうち何れかの
支払項目202の口座引き落とし日において、同引き落
とし日又は同日を含む一定期間内に引き落としされる金
額が合計された支払項目の合計金額302と、前記引き
落とし設定口座の残高301によって構成されている。
図3に示すように本実施形態では、本装置の処理日付を
21日であるとし、引き落とし日21日から一定期間
内、即ち、21日から30日までの前記各支払項目の合
計金額302が16万円、引き落とし設定口座引き落と
し日の残高302が10万円として記憶されている。
【0020】なお、前記各引き落とし金額の合計金額算
出の際に、前記支払データファイル108にすでに引き
落とし日201を経過した支払項目202がある場合、
即ち当該処理日付が22日であるとすると、前記引き落
とし日21日の引き落とし金額2万円が引き落としされ
ている場合は、前記残高データファイル109に記憶さ
れている支払項目の合計金額は21日の引き落とし金額
2万円は除かれ14万円とされる。
【0021】次に、前述のように構成した口座振替管理
装置100のCPU101による制御処理ルーチンを図
4に示すフローチャートに基づき説明する。まず、前記
CPU101による制御開始の前提段階として、前記支
払データファイル108に記憶されている前記各支払項
目202の何れかの支払項目が引き落とし日となること
により、自動的にCPU101が立ち上げられると同C
PU101内のROM102に格納されている各種デー
タがCPU101の制御に基づいて読みとられ、前記口
座振替管理プログラムデータが一時的にRAM103に
格納記憶される。本実施形態では、当該処理日付である
21日になった時点で自動的にCPU101が立ち上げ
られる。なお、前記CPU101は前記支払データファ
イルに記憶されているその他の引き落とし日、22日、
25日、30日になると、当該処理日付21日と同様に
立ち上げられ以下に示す処理ルーチンを行うこととな
る。
【0022】すると、CPU101はステップS401
において、前記残高データファイル109に記憶されて
いる支払項目の合計金額302(16万円)を抽出し、
次のステップS402では、CPU101は前記残高デ
ータファイル109に記憶されている当該引き落とし日
(21日)時点の引き落とし設定口座の残高301(1
0万円)を残高データファイル109から抽出する。
【0023】すると、ステップS403において、CP
U101は前記支払項目の合計金額302(16万円)
>前記引き落とし設定口座の残高301(10万円)か
否かを判定する。その判定結果が肯定の場合、即ち、前
記支払項目の合計金額302(16万円)を引き落とし
したとすると、前記引き落とし設定口座が残高不足とな
る場合は、次のステップS404へ処理を移行する。
【0024】一方、前記ステップS403の判定結果が
否定の場合、即ち、本実施形態では該当しないが、前記
支払項目の合計金額302が前記引き落とし設定口座の
残高301内である場合は、ステップS412に処理を
進め、CPU101は前記支払データファイル108に
記憶されている各支払項目202に実行優先順位206
を付与せず、当該引き落とし日(21日)となっている
前記支払項目202の引き落としを実行するとともに本
装置の処理ルーチンを終了する。
【0025】さて、ステップS404において、CPU
101は前記引き落とし設定口座の残高301(10万
円)から、前記支払データファイル108に記憶されて
いる支払項目202の引き落とされる予定の金額を順次
引き落としたとすると当該支払項目を引き落とすことに
よって当該残高不足が発生する支払項目202を特定す
る。即ち、優先コードA1〜A5の順で前記引き落とし
金額203を引き落とした場合に何れかの優先コードの
引き落としにおいて、引き落とし不能となる優先コード
205を特定する。
【0026】従って、優先コードA1(5万円)+A2
(2万円)<前記引き落とし設定口座の残高(10万
円)であり、優先コードA1(5万円)+A2(3万
円)+A3(3万円)>前記引き落とし口座の残高(1
0万円)であることから、前記優先コードA1からA5
に従って順次引き落としたとすると当該優先コードの引
き落としによって前記引き落とし口座の残高不足が発生
する優先コードはA3であると特定される。なお、CP
U101は前記優先コードA3を特定すると、図2に示
すように、前記支払データファイル108の優先コード
A3の実行優先順位206の項目に引き落とし不能であ
ることを記憶する。
【0027】そして、次にステップS405では、CP
U101は前記ステップS404で特定された優先コー
ドA3より優先順位204が後順位の優先コード205
が存在するか否かを判定する。その判定結果が肯定の場
合、即ち、前記支払データファイル108に優先コード
A3より優先順位204が後順位のA4が存在している
場合は次のステップS406においてCPU101は、
前記支払データファイル108に記憶されている優先コ
ードA4の引き落とし金額(3万円)を抽出する。
【0028】すると、ステップS407において、CP
U101は前記引き落とし設定口座の残高301(10
万円)から、前記ステップS406において特定された
優先コードA3より先順位の優先コードの前記支払項目
の合計金額を引いた優先順位判定残高を算出する。即
ち、前記引き落とし口座の残高301(10万円)から
前記支払データファイル108に記憶されている優先コ
ードA1(5万円)及びA2(3万円)を引いた優先順
位判定残高(2万円)を算出する。
【0029】そして、次にステップS408では前記ス
テップS406で抽出された優先コードA4の引き落と
し金額(3万円)が、前記ステップS407で算出され
た優先順位判定残高(2万円)と同額又は小さいか否か
が判定される。判定結果が否定である場合、即ち、優先
コードA4(3万円)が引き落とされたとすると前記優
先順位判定残高(2万円)は残高不足となることから判
定結果は否定であるとされ再び前記ステップS404に
処理を進める。
【0030】前記ステップS404に処理を戻すと、C
PU101は、前記優先コードA3と同様に前記優先コ
ードA4を引き落としが不能である支払項目202とし
て特定し、図2に示すように前記支払データファイル1
08の優先コードA4の実行優先順位206の項目に引
き落とし不能であることを記憶する。
【0031】そして、前記ステップS405において、
前記優先コードA4より後順位の優先コードA5が存在
することから、優先コードA4の場合と同様に、前記ス
テップS406において前記優先コードA5の引き落と
し金額(2万円)が抽出され、そして、次の前記ステッ
プS407でも、前記引き落とし口座の残高301から
前記ステップS404で引き落とし不能として特定され
た優先コードA3及び優先コードA4を除いて優先コー
ドA5より優先順位204が先順位の優先コード205
の引き落とし金額203を引いた優先順位判定残高を算
出する。即ち前記引き落とし設定口座の残高301(1
0万円)から優先コードA1(5万円)、A2(3万
円)を引いた前記優先順位判定残高2万円が算出され
る。
【0032】すると、前記ステップS408においても
同様に、前記ステップS406で抽出された優先コード
A5の引き落とし金額(2万円)と前記ステップS40
7で算出された前記優先順位判定残高(2万円)が同額
又は小さいか否かが判定される。従って本実施形態で
は、前記引き落とし金額(2万円)と前記優先順位判定
残高(2万円)が同額であることから判定結果は肯定で
あるとされ、次のステップS409において前記優先コ
ードA5の優先順位第5順位は第4順位へと順位が繰り
上げられ実行優先順位第4順位が付与される。なお、前
記ステップS404において、前記優先コードA3及び
A4の実行優先順位は「不能」とされていることから前
記優先コードA5の実行優先順位は自動的に繰り上げと
なり実行優先順位第3位として前記支払データファイル
108に記憶される。
【0033】そして、次にステップS410において、
CPU101は前記優先コードA5より後順位の優先コ
ードが存在しないか否かの判定を行う。従って、本実施
形態では優先コードA5が最終の優先コードであるか
ら、判定結果は肯定であるとされ次のステップS411
へと処理を移行する。
【0034】一方、前記ステップS410において、当
該優先コードよりも後順位の優先コード205が存在す
る場合、即ち、本実施形態では存在しない優先コードA
6が存在する場合は、再び前記ステップS406へ処理
が戻され、優先コードA5の処理と同様に優先コードA
6を引き落とすことで残高不足とならない場合は優先順
位204を繰り上げる処理がされる。なお、前記ステッ
プS406からS409は優先コード205が存在しな
くなるまで処理を繰り返すこととなる。
【0035】さて、前記ステップS411において、図
6に示すように、CPU101は前記支払データファイ
ル108の実行優先順位206の項目に本装置によって
優先順位204を変更された実行優先順位206を確定
して前記支払データファイル108内に記憶する。即
ち、優先コードA1は第1順位、A2は第2順位、A3
及びA4は不能、A5は第3順位の実行優先順位206
が確定し記憶される。
【0036】すると、ステップS412において、CP
U101は前記ステップS411で確定した実行優先順
位206に基づき所定の引き落とし日に引き落としを実
行することとなる。従って、当該処理日付(21日)が
所定の引き落とし日である前記優先コードA5の引き落
としを実行させるとともに当該処理ルーチンを終了す
る。
【0037】なお、本実施形態では該当しないが、前記
ステップS405において、当該優先コードより後順位
の優先コード205が存在しない場合、即ち、優先コー
ドA5が存在しない場合は、判定結果は否定であると判
定されて次のステップS411へと移行される。この場
合も同様にCPU101は前記支払データファイル10
8の実行優先順位206の項目に本装置によって優先順
位204を変更された実行優先順位206を確定して前
記支払データファイル108内に記憶し、前記ステップ
S412ににおいて、前記実行優先順位206に従って
引き落としを実行する。
【0038】また、本実施形態では該当しないが、前記
ステップS403において、引き落とし設定口座の残高
が1万円であるような場合は、支払項目の合計金額30
2より残高が少なく、かつ支払データファイル108の
何れの支払項目202の引き落とし金額203よりも残
高が少なくなることから、以下の前記ステップS404
からS411の処理において実行優先順位206はすべ
て「不能」であるとされ前記ステップS412におい
て、何れの支払項目202も引き落としが実行されない
まま本処理ルーチンは終了する。
【0039】従って、本実施形態によれば、次のような
効果を得ることができる。 (1)支払データファイル108の各支払項目202に
優先順位204に基づき優先コードを付与し、優先コー
ド205の順に順次引き落としが行われたとする支払項
目の合計金額302と引き落とし日における引き落とし
設定口座の残高301を比較できるようにしたので、引
き落とし日又は同日を含む一定期間内に優先順位204
を付与した支払項目202を引き落とした場合に引き落
とし口座が残高不足となる場合は優先順位204に従っ
て口座引き落としができる。
【0040】(2)さらに、優先コード205の順に順
次引き落としが行われたとすると引き落とし不能となる
優先コード205を特定する段階と、特定された優先コ
ード205の後順位の優先コード205で引き落としが
可能な優先コード205に実行優先順位206を付与
し、引き落としが不可能な優先コード205には「不
能」のコードを付与することで、優先コード205の順
に順次引き落とした場合に引き落とし口座が残高不足と
なる支払項目202より優先順位が後の引き落とし金額
203を引き落とすことが可能な場合は優先順位を繰り
上げて引き落とすことができる。
【0041】(3)支払データファイル108の実行優
先順位206の項目は何れかの支払項目202が引き落
とし日となる度、即ち21日、22日、25日、30日
が到来する毎に判定され書込記憶されることから、何れ
かの支払項目202の引き落とし日201を経過した後
に引き落とし口座へ入金又は出金等が行われて口座の残
高が変動した場合、例えば22日の引き落とし日を経過
した23日に口座に入金があった場合においても、引き
落とし口座の残高に対応して支払項目202の引き落と
しを実行することができる。
【0042】なお、前記実施形態を次のように変更して
構成することもできる。 ・前記実施形態では、何れかの支払項目202の引き落
とし日201において、引き落としが設定されている口
座の残高と、各支払項目202の金額又は支払項目の合
計金額302を比較して実行優先順位206を決定した
が、引き落としが設定されている口座の残高は同一名義
の別口座の残高を加えた金額としてもよい。このように
した場合は、同一口座以外の同一顧客の保有する残高を
引き落としの資金として使用できることから優先順位2
04を判定する際に引き落とし不能とする支払項目の発
生を少なくすることができる。
【0043】・前記実施形態では、支払データファイル
108の支払項目202は引き落とし日又は同日を含む
一定期間内の範囲を対象としたが、同日内を範囲として
同日内に複数の支払項目が存在する場合のみ対象として
もよい。このようにした場合、何れかの支払項目202
の引き落とし日201毎に実行優先順位206を決定す
ること、及び引き落とし設定口座の残高301を更新す
る必要がなくなり、前記ステップ411において実行優
先順位206が確定した時点で引き落としを実行するこ
とができる。
【0044】・前記実施形態では、前記ステップ403
において、支払項目の合計金額302を引き落としたと
すると引き落とし口座が残高不足となるか否かを判定し
ているが、この判定結果が肯定の場合、即ち支払項目の
合計金額302が引き落とし設定口座の残高301内で
ある場合に、当該支払金額の合計金額と同額の残高以上
に引き落とし設定口座から現金を引き出すことができな
いように引き落とし設定口座に制限を設けてもよい。こ
のようにした場合は、引き落とし口座の残高を確実に確
保することができる。
【0045】・さらに、前記ステップ411において、
順次引き落とすことが可能な支払項目202の実行優先
順位206を確定させているが、実行優先順位206と
して引き落とし可能であるとされた支払項目202の引
き落とし金額203の合計金額と同額の残高以上に引き
落とし設定口座から現金を引き出すことができないよう
に制限を設けてもよい。即ち、実行優先順位が確定した
優先コードA1、A2及びA5の引き落とし金額の合計
金額10万円以上の現金引き出しを以後引き落とし設定
口座から引き出しできないように制限してもよい。この
ようにした場合は、何れかの支払項目202の引き落と
し日201毎に引き落とし口座の残高が減少することが
なく引き落とし設定口座の残高を確保することができ
る。
【0046】・また、さらに前記ステップ411におい
て、実行優先順位206が「不能」と確定された支払項
目202の引き落とし金額203以上の金額が、当該引
き落とし日以降に当該引き落とし設定口座に入金された
場合、即ち、不能と特定された優先コードA3と、A4
の引き落とし金額の合計6万円以上が、当該処理日付2
1日以降に引き落とし口座に入金された場合は、その入
金額については以後の取引において引き落とし設定口座
からの現金引き出しができないように制限してもよい。
このようにした場合は、後日当該引き落とし口座に入金
があった場合に引き落とし不能とされた引き落とし金額
203を確保し引き落としすることができる。
【0047】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、複数の支払項目の支払項目毎の
口座引き落としを優先順位に従って引き落とすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る口座振替管理装置の構成
図。
【図2】 支払データファイルのフォーマットを示す
図。
【図3】 残高データファイルのフォーマットを示す
図。
【図4】 口座振替管理装置によるフローチャート。
【符号の説明】
100…口座振替管理装置 101…判定手段及び制御手段としての中央処理装置
(CPU) 108…支払データファイル 109…残高データファイル 206…実行優先順位

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一口座から複数の支払項目に関して支
    払項目毎に所定金額が各々口座引き落としされるように
    設定された口座振替管理方法において、 前記各支払項目に対し口座引き落としの優先順位を付与
    する設定段階と、前記各支払項目の引き落とし金額と前
    記口座の残高とに基づき前記各支払項目の口座引き落と
    しの実行順位を制御する制御段階とを備えた口座振替管
    理方法。
  2. 【請求項2】 前記制御段階では、優先順位を付与され
    た前記各支払項目のうち何れかの支払項目の引き落とし
    日において、同引き落とし日又は同引き落とし日を含む
    一定期間内における各引き落とし予定支払項目の引き落
    とし金額合計が、前記引き落とし日の口座の残高より大
    きい場合、前記設定段階で付与された優先順位に従って
    前記各予定支払項目の口座引き落としを実行させる請求
    項1に記載の口座振替管理方法。
  3. 【請求項3】 前記制御段階では、優先順位を付与され
    た前記各支払項目のうち何れかの支払項目の引き落とし
    日において、同引き落とし日又は同引き落とし日を含む
    一定期間内における各引き落とし予定支払項目の引き落
    とし金額合計が、前記引き落とし日の口座の残高より大
    きい場合であって、同引き落とし日の口座の残高から優
    先順位が先の引き落とし予定支払項目の引き落とし金額
    を順次引き落としたとすると残高不足が発生し、かつ当
    該残高不足の発生により引き落とし不能となる引き落と
    し予定支払項目よりも優先順位が後の引き落とし予定支
    払項目の引き落としが可能な場合には、前記優先順位が
    後の引き落とし予定支払項目の優先順位が繰り上げられ
    る請求項1又は請求項2に記載の口座振替管理方法。
  4. 【請求項4】 同一口座から複数の支払項目に関して支
    払項目毎に所定金額が各々口座引き落としされるように
    設定された口座振替の管理装置において、 前記各支払項目に対し口座引き落としの優先順位を付与
    する設定手段と、前記各支払項目の引き落とし金額と前
    記口座の残高とに基づき前記各支払項目の口座引き落と
    しの実行順位を制御する制御手段とを備えた口座振替管
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段では、優先順位を付与され
    た前記各支払項目のうち何れかの支払項目の引き落とし
    日において、同引き落とし日又は同引き落とし日を含む
    一定期間内における各引き落とし予定支払項目の引き落
    とし金額合計が、前記引き落とし日の口座の残高より大
    きい場合、前記設定段階で付与された優先順位に従って
    前記各各予定支払項目の口座引き落としを実行させる請
    求項4に記載の口座振替管理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段では、優先順位を付与され
    た前記各支払項目のうち何れかの支払項目の引き落とし
    日において、同引き落とし日又は同引き落とし日を含む
    一定期間内における各引き落とし予定支払項目の引き落
    とし金額合計が、前記引き落とし日の口座の残高より大
    きい場合であって、同引き落とし日の口座の残高から優
    先順位が先の引き落とし予定支払項目の引き落とし金額
    を順次引き落としたとすると残高不足が発生し、かつ当
    該残高不足の発生により引き落とし不能となる引き落と
    し予定支払項目よりも優先順位が後の引き落とし予定支
    払項目の引き落としが可能な場合には、前記優先順位が
    後の引き落とし予定支払項目の優先順位を繰り上げて実
    行させる請求項4又は請求項5に記載の口座振替管理装
    置。
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