JP2001338145A - 証券総合口座における貸付管理方法及び管理システム - Google Patents

証券総合口座における貸付管理方法及び管理システム

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JP2001338145A
JP2001338145A JP2000158002A JP2000158002A JP2001338145A JP 2001338145 A JP2001338145 A JP 2001338145A JP 2000158002 A JP2000158002 A JP 2000158002A JP 2000158002 A JP2000158002 A JP 2000158002A JP 2001338145 A JP2001338145 A JP 2001338145A
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security
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JP2000158002A
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English (en)
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Mikio Fujii
幹雄 藤井
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】証券総合口座からの資金引出にあたり、簡易で
利便性の高い自動貸越サービスを実施可能とする。 【解決手段】証券総合口座での入出金を管理するコンピ
ュータシステムである出納情報管理システム10は、各
顧客の保有する保護預かり有価証券の情報、及び各顧客
の当該口座での出納情報が登録された顧客データベース
11を備えて構成されている。出納情報管理システム1
0は、証券情報データベース16から取得される各有価
証券の時価情報に基づいて各顧客の保有する保護預かり
有価証券に対応した貸付可能額を日毎に算出し、更新し
ている。そして資金引出の申し込みに対して該当顧客の
当該口座での残高が不足しているとき、その不足額が算
出された当該顧客の貸付可能額未満であることを条件に
保護預かり有価証券に担保権を設定しての貸越を自動実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、証券総合口座にお
ける貸付の管理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、銀行においては、コンピュー
タシステムを用いて顧客の資金管理がなされている。こ
うしたコンピュータシステムは、キャッシュ・ディスペ
ンサ(CD)や自動預払機(ATM)、支店などに設け
られた各種端末、及び提携金融機関における同様のコン
ピュータシステムなどと接続されており、それら接続先
からの入金や払出などに伴う顧客の資金管理を一元的に
処理するようにしている。
【0003】そして証券会社では、証券総合口座を通じ
て、顧客の資金管理の一元化を図ることで証券取引の利
便化を図るとともに、ATM等を通じた資金の入金/引
出のような銀行の普通預金に準じたサービスの提供もな
されている。
【0004】一方、銀行では、総合口座からの資金引出
に際して、同口座での普通預金の残高不足が生じたとき
に、定期預金を担保として自動的に資金の貸付を実施し
て、その資金引出について決済を行う自動貸越サービス
がなされている。こうした自動貸越にかかる手続き等
は、コンピュータシステムによって自動的に処理される
ようになっている。このため、顧客は、通常の資金引出
と何ら変わることのない手続きのみによって、上記自動
貸越サービスを受けることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、証券会社におい
てはその業務の一環として、顧客の保有する保護預かり
有価証券を担保としての貸付が行われている。こうした
貸付は、個別の書面による申し込みを行い、各々につい
て審査がなされた上で実施されるのが通例となってお
り、煩雑な手続きが必要とされていた。これは、有価証
券はその価格が変動するため、その担保価値の算出が困
難であることにも起因している。このため、かかる保護
預かり有価証券を担保としての貸付によって、上記銀行
での自動貸越サービスと同様のサービスは実施されてい
なかった。
【0006】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであって、証券総合口座からの資金引出にあたり、
簡易で利便性の高い自動貸越サービスを実施可能とする
ことをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1記載の発明は、証券総合口座の各顧客毎にその貸付
極度額をコンピュータ管理する方法であって、資金引出
の申し込みに対して該当顧客の当該口座での残高が不足
しているとき、その不足額が当該顧客の保有する保護預
かり有価証券の時価に基づき算出した貸付可能額以下で
あることを条件に、同保護預かり有価証券に担保権を設
定しての貸付を自動実行するようにしたものである。
【0008】この方法では、資金引出の申し込みに対し
て該当顧客の証券総合口座での残高が不足した場合に
は、当該顧客の保有する保護預かり有価証券を担保とし
て貸付を自動的に実行して資金引出の決済がなされるよ
うになる。このときの貸付は、その顧客の保有する保護
預かり有価証券の時価に基づき算出された貸付可能額を
上限とされている。すなわちこの方法では、資金引出の
申し込みに対して証券総合口座の残高が不足したときに
は、上記貸付可能額を貸付極度額としての極度貸付が行
われる。したがって、証券総合口座からの資金引出にあ
たり、簡易で利便性の高い自動貸越サービスを実施可能
とすることができるようになる。
【0009】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の証券総合口座における貸付管理方法において、前記貸
付可能額を、顧客の保有する保護預かり有価証券の時価
に基づき定期的に算出するようにしたものである。
【0010】この方法では、上記有価証券の時価に基づ
いて上記貸付可能額が定期的に更新されるようになるた
め、有価証券の時価の変化によるその担保価値の変動に
応じて適正な額の貸付を行うことができるようになる。
またこれにより、上記貸付の自動実行にあたり、貸付可
能額が予め算出されているようになって、資金払出の申
し込みから貸付を行うまでの処理を早急に行うことがで
きるようにもなる。
【0011】また請求項3記載の発明は、請求項1また
は2記載の証券総合口座における貸付管理方法におい
て、前記貸付の自動実行がなされると同時に、前記担保
権の設定された保護預かり有価証券の売却を、当該貸付
額の返済が完了されるまでの間、禁止するようにしたも
のである。
【0012】この方法では、貸付の自動実行と同時に担
保権の設定された保護預かり有価証券の売却が禁止され
るため、担保証券を確実に保持できるようになる。こう
した売却の禁止にかかる処理を、コンピュータによって
自動実行するようにすれば、上記貸付にかかる手続き等
を更に簡略化することができるようになる。
【0013】また請求項4記載の発明は、請求項3記載
の証券総合口座における貸付管理方法において、当該顧
客が複数の保護預かり有価証券を保有するとき、それら
有価証券に対する所定の順位付けのもとに前記担保権を
設定するようにしたものである。
【0014】この方法では、顧客の保有する複数の保護
預かり有価証券について、担保権の設定の優先度が順位
付けられているため、貸付にかかる保護預かり有価証券
に対しての担保権の設定を適切に行うことができるよう
になる。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項3ま
たは4記載の証券総合口座における貸付管理方法におい
て、前記貸付が自動実行されたとき、その貸付額、貸付
条件、及び担保設定された有価証券の内容を当該顧客に
通知するようにしたものである。
【0016】この方法では、上記貸付が自動実行された
ときに、その貸付額、貸付条件、及び担保設定された有
価証券の内容が当該顧客に通知されるようになる。な
お、こうした通知は、外部端末の表示部への情報表示な
どによって貸付の実行と同時に行うようにしても、その
旨の通知文書を郵送するなどによって後で行うようにし
てもよい。いずれにせよ、顧客は貸付についての情報を
確実に把握することができるようになる。なお、こうし
た通知にかかる処理を、貸付の実行とともに、コンピュ
ータによって自動的に行うようにすれば、上記貸付にか
かる手続き等の更なる簡易化を図ることができるように
もなる。
【0017】また請求項6記載の発明は、請求項1〜5
のいずれかに記載の証券総合口座における貸付管理方法
において、当該顧客による有価証券の新たな買い付け
を、当該貸付額の返済が完了されるまで禁止するように
したものである。
【0018】この方法では、当該顧客による有価証券の
新たな買い付けを禁止しているため、貸付額の返済が未
了のまま、更なる投資の拡大がなされることを防止する
ことができる。
【0019】また請求項7記載の発明は、請求項1〜6
のいずれかに記載の証券総合口座における貸付管理方法
において、当該顧客の証券総合口座への入金額を、自動
的に前記貸付額の返済に充当するようにしたものであ
る。
【0020】この方法では、貸越がなされた顧客の証券
総合口座への入金額が自動的に貸付額の返済に充てられ
るため、貸付額の返済についても、その手続き等の簡易
化を図ることができるようになる。
【0021】また請求項8記載の発明は、証券総合口座
の各顧客毎にその貸付極度額をコンピュータ管理するシ
ステムであって、各顧客の保有する保護預かり有価証券
の情報、及び各顧客の当該口座での出納情報を管理する
顧客データベースと、別途取得される各有価証券の時価
情報に基づいて各顧客の保有する保護預かり有価証券に
対応した貸付可能額を算出する貸付可能額算出手段と、
資金引出の申し込みに対して該当顧客の当該口座での残
高が不足しているとき、その不足額が前記算出された当
該顧客の貸付可能額以下であることを条件に前記保護預
かり有価証券に担保権を設定しての貸越を自動実行する
貸越実行手段と、を備えるようにしたものである。
【0022】この構成では、資金引出の申し込みに対し
て顧客の証券総合口座での残高が不足すると、各顧客の
保有する保護預かり有価証券に対応して、別途取得した
各有価証券の時価情報に基づいて算出された貸付可能額
を上限として、その保護預かり有価証券に担保権を設定
しての貸越が自動実行されるようになる。このとき、価
格が流動的でその担保価値が変動する有価証券に対して
の貸付可能額の算出や、保護預かり有価証券に対する担
保権の設定などの貸越に係る手続きは、貸付可能額算出
手段や貸越実行手段などによって自動的に処理されるよ
うになっている。したがって、担保価値が変動する有価
証券を担保としての貸越を、煩雑な手続き等を要せずに
簡易に行うことができる。したがって、証券総合口座か
らの資金引出にあたり、簡易で利便性の高い自動貸越サ
ービスを実施可能とすることができるようになる。
【0023】また請求項9記載の発明は、請求項8記載
の証券総合口座における貸付管理システムにおいて、顧
客の保有する保護預かり有価証券の時価に基づいて前記
貸付可能額を定期的に算出するものとして、前記貸付可
能額算出手段を構成したものである。
【0024】この構成によれば、顧客の保有する保護預
かり有価証券に対する貸付可能額が、その有価証券の時
価に基づいて定期的に算出されるようになる。これによ
り、時価の変化による有価証券の担保価値の変動に応じ
て適切な額の貸付を行うことができるようになる。また
これにより、上記貸越の自動実行に際して貸付可能額が
予め算出されているようにもなるため、その処理を早急
に行うことができるようにもなる。
【0025】また請求項10記載の発明は、請求項8ま
たは9記載の証券総合口座における貸付管理システムに
おいて、前記貸越実行手段による貸越の自動実行に基づ
き、当該貸付額の返済が完了されるまでの間、前記担保
権の設定された保護預かり有価証券の売却を禁止する売
却禁止手段を更に備えるようにしたものである。
【0026】この構成によれば、貸越実行手段によって
自動実行された貸越に基づく貸付額の返済が完了される
までの間、その貸付にあたって担保権の設定された保護
預かり有価証券の売却が、売却禁止手段によって自動的
に禁止されるようになる。これにより、上記貸付にかか
る手続き等の更なる簡略化を図ることができるようにな
る。
【0027】また請求項11記載の発明は、請求項10
記載の証券総合口座における貸付管理システムにおい
て、前記貸越実行手段を、当該顧客が複数の保護預かり
有価証券を保有するとき、それら有価証券に対する所定
の順位付けのもとに前記担保権を設定する有価証券を選
択するようにしたものである。
【0028】この構成によれば、上記貸越の自動実行に
あたって、その顧客が複数の保護預かり有価証券を保有
している場合には、所定の順位付けのもとに担保権を設
定する有価証券が自動的に選択されるようになる。これ
により、有価証券に対しての担保権の設定を、煩雑な手
続き等を要することなく、適切に行うことができるよう
になる。
【0029】また請求項12記載の発明は、請求項10
または11記載の証券総合口座における貸付管理システ
ムにおいて、前記貸越を行った顧客に対してその貸付
額、貸付条件、及び担保設定した有価証券の内容を通知
すべくそれら情報を出力する手段を更に備えるようにし
たものである。
【0030】この構成によれば、上記貸越の自動実行に
応じて、顧客に対してその貸付額、貸付条件、及び担保
設定した有価証券の内容を通知すべくそれら情報が自動
的に出力されるようになる。なお、こうした通知は、外
部端末の表示部への情報表示などによって貸越の実行と
同時に行うようにしても、その旨の通知文書を郵送する
などによって後で行うようにしてもよい。いずれにせ
よ、貸越を行った顧客への通知についても、その手続き
等の簡略化を図ることができるようになる。
【0031】また請求項13記載の発明は、請求項8〜
12のいずれかに記載の証券総合口座における貸付管理
システムにおいて、前記貸越を行った顧客による有価証
券の新たな買い付けを、当該貸付額の返済が完了される
まで禁止する買付禁止手段を更に備えるようにしたもの
である。
【0032】この構成によれば、上記貸越を行った顧客
による有価証券の新たな買付が、貸付額の返済が完了さ
れるまでの間、買付禁止手段によって自動的に禁止され
るようになる。これにより、貸付額の返済が未了のま
ま、更なる投資の拡大がなされることを防止することが
できるようになる。
【0033】また請求項14記載の発明は、請求項8〜
13のいずれかに記載の証券総合口座における貸付管理
システムにおいて、前記貸越を行った顧客による入金額
を自動的に前記貸付額の返済に充当させるべく前記顧客
データベースの出納情報を制御する手段を更に備えるよ
うにしたものである。
【0034】この構成によれば、上記貸越を行った顧客
の証券総合口座への入金額が自動的に貸付額の返済に充
てられるようになるため、貸付額の返済についても、そ
の手続き等の簡略化を図ることができるようになる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
【0036】図1に示すように、証券会社において証券
総合口座(MRF口座)の出納情報の管理を司るコンピ
ュータシステムである証券総合口座出納情報管理システ
ム10は、各顧客の証券総合口座についての各種情報が
登録された顧客データベース11を備えて構成されてい
る。また出納情報管理システム10は、自社及び提携金
融機関等の自動預払機(ATM)、或いはインターネッ
ト等の各種外部端末と接続されている。したがって、A
TM等からの現金引き出し及び顧客が指定する口座への
振り込みによる決済に対応可能となっている。そして、
出納情報管理システム10は、顧客データベース11に
登録された情報の照会や更新などによって資金引出の可
否の判断や口座残高の増減などの出納情報を管理するこ
とで、各外部端末12〜14を通じた資金の入金や引出
などの証券総合口座の出納にかかる処理を一元的に管理
している。
【0037】またこうした処理の一環として、出納情報
管理システム10は、クレジットカード会社のカード利
用額やガス・水道・電気などの公共料金の支払について
の証券総合口座からの自動引き落としにかかる処理も行
っている。こうした処理は、クレジットカードやガス・
水道・電気などの会社から送信されて、自動引き落とし
する顧客の口座番号や引き落とし額などが登録された自
動引落マスター情報をもとに行われている。
【0038】一方、出納情報管理システム10は、証券
取引管理システム15に接続されている。証券取引管理
システム15は、有価証券の売買取引にかかる各種処理
を司るコンピュータシステムであって、各有価証券の時
価やその推移などの有価証券についての各種情報が登録
された証券情報データベース16を備えて構成されてい
る。
【0039】さて本実施形態では、ATMや各種端末等
からの申し込みや上記自動引落マスター情報に基づいた
資金引出の申し込みに対して、該当顧客の総合証券口座
の預金残高が不足していた場合には、同顧客の保有する
保護預かり有価証券を担保として自動貸越を行い、上記
資金引出の決済を行うことができるようにしている。こ
こでの有価証券担保の自動貸越は、次に列記するような
制度のもとに運用されている。 ・上記自動貸越は、その自動貸越に関する約款を差し入
れた顧客についてのみ行うものとする。 ・約款を差し入れた顧客については、保有する保護預か
り有価証券の時価に基づき上記自動貸越にあたっての極
度額、すなわち貸付することのできる金額の上限(貸付
可能額)を、顧客別に予め算出しておくようにする。 ・資金引出の申し込みがあった時点で(なおここでは、
カード代金などの引き落としも資金引き出しの申し込み
があった事と見なす)、預金残高の不足分が上記貸付可
能額以下であれば、自動的に貸越を行い、その資金引出
についての決済を行う。 ・自動貸越の実施と同時に、保護預かり有価証券に担保
権を自動的に設定し、その貸付額の返済がなされるまで
の間、その有価証券の売却を禁止する。 ・また、貸越がなされた顧客の新たな有価証券の買付
は、その貸付額の返済がなされるまでの間、禁止する。 ・自動貸越がなされた顧客からの証券総合口座への入金
は、自動的に貸付額の返済に充当するようにする。 ・自動貸越がなされた場合、その貸付額、条件、担保設
定した有価証券の内容などを、該当顧客に通知するよう
にする。
【0040】またさらに本実施形態では、上記貸付可能
額を次のように算出するようにしている。すなわち、各
有価証券についてその前日の引け値に所定の係数をかけ
た額を、その有価証券についての貸付可能額として算出
し、それをもとに上記約款の差し入れがあった顧客毎
に、保有する保護預かり有価証券の銘柄及び数量に応じ
て顧客別の貸付可能額を算出するようにしている。
【0041】詳しくは、出納情報管理システム10は、
証券情報データベース16に登録された各有価証券の時
価情報(前日の引け値)の照会を通じて、各有価証券の
貸付可能額を算出する。そして、算出された各有価証券
の貸付可能額を参照して、顧客の保有する保護預かり有
価証券の銘柄及び数量に応じて、顧客別の貸付可能額を
算出するようにしている。
【0042】またここでは、こうした各有価証券の貸付
可能額、及び顧客別の貸付可能額の算出をバッチ処理と
して一括して1日毎に行い、顧客別の貸付可能額を毎日
更新するようにしている。さらに本実施形態において、
各有価証券の貸付可能額の算出に用いられる上記所定の
係数は、有価証券の時価の変動度合いなどに応じて各有
価証券毎に各々設定するようにしている。
【0043】そして本実施形態では、以上のような自動
貸越の管理を行うべく、上記顧客データベース11に
は、図2に示されるような態様で、顧客別の各種情報が
登録されている。すなわち、顧客データベース11に
は、顧客名や口座番号などの顧客属性情報、及び証券総
合口座(MRF口座)の残高に加え、顧客の保有する保
護預かり有価証券についての情報が顧客別に登録されて
いる。またここでは、顧客属性情報には、上記自動貸越
に関する約款の有無についての情報が含まれている。
【0044】ここでは上記各顧客の有価証券情報とし
て、同顧客の保有する所有する保護預かり有価証券につ
いてその銘柄や数量などの属性情報が銘柄別に登録され
ている。一方、上記自動貸越に関する約款を差し入れた
顧客については更に、上述の如く算出されたその有価証
券についての貸付可能額、担保優先順位、担保権の設定
の有無などについての情報が、保護預かり有価証券の銘
柄別に各々登録されている。
【0045】担保優先順位は、複数の保護預かり有価証
券を所有する顧客について上記自動貸越を行うとき、担
保権を設定する有価証券の優先順位を示している。この
順位は、顧客側、或いは証券会社側の選択によって予め
設定されている。そして、この優先順位に従って、上記
貸越にあたっての担保権を設定する有価証券の選択がな
されている。
【0046】また担保権の設定の有無の欄には、該当有
価証券に担保権が設定されているか否かについての情報
が登録されている。ちなみに、上記証券取引管理システ
ム15は、顧客による有価証券の売却にあたって、上記
顧客データベース11の情報を参照し、その有価証券に
上記自動貸越などに応じて担保権が設定されていれば、
その売却を禁止するようにしている。したがって、担保
権が設定された有価証券の売却は、貸付額の返済が完了
してその担保権の設定が解消されるまでの間、禁止され
るようになる。
【0047】また証券取引管理システム15は、顧客に
よる有価証券の新たな買付に際しても、顧客データベー
ス11の情報を参照するようにしている。そして、新規
買付の申し出のあった顧客の保有する保護預かり有価証
券の少なくとも1つに対して担保権が設定されていれ
ば、その買付を拒否するようにしている。これにより、
顧客による有価証券の新たな買い付けは、貸付額の返済
が完了されるまで禁止されるようになる。
【0048】図3は、こうした本実施形態での証券総合
口座からの資金引出にかかる一連の処理手順を示してい
る。この処理は、上記各外部端末12〜14などを通じ
て上記証券総合口座からの資金引出の申し込みがあった
ことに基づく割り込み処理として、出納情報管理システ
ム10によって実行される。すなわち、ATMや各種端
末等から資金引き出しについての申し込み(或いは振り
込み依頼)があった場合、或いはカード利用額や公共料
金等の証券総合口座の自動引落を行う場合などに、上記
処理が実行される。
【0049】さて、こうした証券総合口座からの資金引
出の申し込みがなされると(図3:S100)、出納情
報管理システム10は、顧客データベース11を参照し
て、該当顧客の証券総合口座での残高とその申し込みの
引出希望額とを比較する(S110)。そして、引出希
望額が同口座での残高以上であれば(S110:N)、
すなわち同口座での残高不足が生じていなければ、申し
込みを許諾し(S120)、資金引出の実施させるよう
にするとともに、その引出額に応じて顧客データベース
11の該当顧客の口座残高を更新する。
【0050】一方、ここで引出希望額が上記口座での残
高を上回っており、残高不足が生じている場合には、出
納情報管理システム10は、上記自動貸越の実施にかか
る処理に移行する(S200)。この自動貸越にかかる
一連の処理は、図4のフローチャートに示されている。
【0051】さて、同図4に示される処理に移行する
と、資金引出の申し込みに対して該当顧客の当該口座で
の残高が不足していると判断されると(Y)、出納情報
管理システム10はまずステップ210において、その
不足額を算出するようにしている。
【0052】そして、続くステップ220において、該
当顧客についての自動貸越にかかる約款の有無を判断す
る。ここで、約款がなければ(N)、その申し込みにつ
いての資金引出を拒否し(S290)、外部端末12〜
14等に対してその旨通知するなどの処理を行う。
【0053】一方、その顧客について上記自動貸越にか
かる約款がなされていれば(S220:Y)、出納情報
管理システム10はステップ230において、上記顧客
データベース11を参照して、担保権が未設定の保護預
かり有価証券を同顧客が保有しているか否かを判断す
る。ここで、その顧客が保護預かり有価証券を一切保有
していなかったり、顧客の保有する有価証券の全てに既
に担保権が設定されていれば(S230:N)、やはり
ステップ290の処理に移行し、その資金引出の申し込
みを拒否するようにしている。これに対して、担保権未
設定の保護預かり有価証券を保有していれば(S23
0:Y)、出納情報管理システム10はその処理をステ
ップ240に移行する。
【0054】ステップ240では、担保権未設定の保護
預かり有価証券の中で、担保優先順位の最上位の有価証
券に対して担保権を設定する。この処理において、顧客
データベース11の該当証券の担保権の欄に、設定有り
の旨の情報を登録するようにしている。そして続くステ
ップ250においては、ここで担保権が設定された有価
証券の貸付可能額を上記算出された不足額から差し引
き、残りの不足額(n)を算出するようにしている。
【0055】ここで不足額(n)が未だ「0」を上回っ
ていれば(S260:N)、上記ステップ230〜25
0の処理を繰り返し実行する。すなわち、資金払出の申
し込みに対しての残高不足が解消されるか、担保権未設
定の有価証券が無くなるかのいずれかとなるまで、担保
優先順位の上位の証券から順に担保権を設定するように
している。そして、その顧客の保有する保護預かり有価
証券の全てに担保権を設定しても、不足額(n)が
「0」以下にならない場合には、今回の処理において設
定した担保権を全て未設定に戻した後、資金払出の申し
込みを拒否するようにしている(S290)。
【0056】一方、これにより、不足額(n)が「0」
以下となれば(S260:N)、出納情報管理システム
10は、ステップ270において、今回の申し込みに対
する資金払出を許可するようにしている。これにより、
資金払出の申し込みに対しての証券総合口座での残高の
不足額が、上記算出された該当顧客の貸付可能額以下で
あることを条件に、同顧客の保有する保護預かり有価証
券に担保権を設定しての貸越がなされるようになる。
【0057】そして、続くステップ280では、今回な
された保護預かり有価証券に担保権を設定しての貸付に
ついて、その貸付額、貸付条件(利率など)、今回担保
権が設定された有価証券の内容などの情報を、顧客へと
通知するための処理を行う。ここでは、出納情報管理シ
ステム10は、顧客への各種通知文書(取引明細など)
の印刷や発送を行う通知文書発送センタ17へと、上記
各情報を送信するようにしている。そして、発送センタ
17は、受信した情報をもとに通知文書を印刷し、顧客
へと郵送にて発送するようにしている。
【0058】このように、本実施形態では、資金払出の
申し込みに対して証券総合口座での残高不足が発生した
場合、その不足額が、その顧客の保有する保護預かり有
価証券の時価(前日の引け値)に基づき算出した貸付可
能額以下であることを条件に、その保護預かり有価証券
に担保権を設定しての不足額分の貸付を行い、その申し
込みについての資金払出の決済を行うようにしている。
したがって本実施形態では、資金払出の申し込みに対し
て証券総合口座での残高が不足したときには、当該顧客
の保有する保護預かり有価証券の時価に基づき算出した
貸付可能額を上限としての極度貸付を行うようにしてい
る。
【0059】また、上記貸付の実行にあたっての手続き
等、例えば貸付可能額の算出や保護預かり有価証券への
担保権の設定、担保権を設定する保護預かり有価証券の
選択、或いは担保権が設定された有価証券の売却の禁止
など手続き等は、出納情報管理システム10或いは証券
取引管理システム15などのコンピュータシステムによ
って自動的に処理されるようになっている。これによ
り、煩雑な手続き等を要することなく、顧客の保有する
保護預かり有価証券を担保としての貸付を行うことがで
きるようになっている。
【0060】更に、本実施形態では、出納情報管理シス
テム10は、上記保護預かり有価証券を担保とした貸付
がなされた顧客について、その証券総合口座に入金があ
った場合には、その入金額を自動的に前記貸付額の返済
に充当させるようにしている。これにより、貸付額の返
済についても、煩雑な手続き等を要することなく行うこ
とができるようになっている。
【0061】以上説明した本実施形態によれば、以下に
記載の効果を得ることができるようになる。 (1)本実施形態では、資金払出の申し込みに対して該
当顧客の証券総合口座の残高が不足したときには、出納
情報管理システム10は、同顧客の保有する保護預かり
有価証券の時価に基づき算出された貸付可能額を上限と
して、同有価証券に担保権を設定しての貸付を自動実行
するようにしている。これにより、煩雑な手続き等を要
することなく、担保価値が変動する有価証券を担保とし
ての貸付を行うことができるようになる。
【0062】(2)本実施形態では、上記顧客毎の貸付
可能額の算出も、証券取引管理システム15の証券情報
データベース16から取得された各有価証券の時価情報
に基づいて、出納情報管理システム10によって自動的
に行われている。これにより、複雑な手続きを行わずと
も、価格が流動的で担保価値の変動する有価証券につい
て、その担保価値に見合った貸付可能額を算出できるよ
うになる。
【0063】(3)また本実施形態では、顧客の保有す
る保護預かり有価証券の時価に基づいて前記貸付可能額
を定期的に算出するようにしている。これにより、資金
払出の申し込みから貸付を行うまでの処理を早急に行う
ことができるようになる。また、定期的に上記算出を行
い、上記貸付可能額を定期的に更新することで、有価証
券の時価の変化に伴う担保価値の変動に応じて、適正な
貸付可能額を設定することができるようにもなる。
【0064】(4)さらに本実施形態では、上記貸付可
能額を、各有価証券の前日の引け値に基づいて、日毎に
更新するようにしている。これにより、さらに適正な貸
付可能額の設定ができるようになる。
【0065】(5)また本実施形態では、出納情報管理
システム10は、貸付の自動実行と同時に担保権の設定
された保護預かり有価証券について、顧客データベース
11に担保権が設定された旨の情報を登録して、その売
却を禁止するようにしている。これにより、上記貸付に
かかる手続き等を更に簡略化することができるようにな
るとともに、担保の保全を確実なものならしめている。
【0066】(6)また本実施形態では、出納情報管理
システム10は、貸付の自動実行にあたって、当該顧客
が複数の保護預かり有価証券を保有するとき、それら有
価証券に対する所定の順位付けのもとに担保権を設定す
る有価証券を選択するようにしている。これにより、貸
付にかかる保護預かり有価証券に対しての担保権の設定
を適切に行うことができるようになる。
【0067】(7)また本実施形態では、出納情報管理
システム10は、貸付を行った顧客に対してその貸付
額、貸付条件、及び担保設定した有価証券の内容を通知
すべくそれら情報を通知文書発送センタ17に送信し、
それら情報の通知文書の印刷や発送を行わせるようにし
ている。これにより、顧客は貸付についての情報を確実
に把握することができるようになる。またこうした通知
に係る処理が自動化されているため、上記貸付にかかる
手続き等の更なる簡易化を図ることができるようにもな
る。
【0068】(8)また本実施形態では、出納情報管理
システム10は、貸付を行った顧客による有価証券の新
たな買い付けを、当該貸付額の返済が完了されるまで禁
止するようにしている。これにより、貸付額の返済を促
すことができる。またこうした新たな買い付けの禁止に
かかる処理も自動化されているため、上記貸付にかかる
手続き等の更なる簡易化を図ることができるようにもな
る。
【0069】(9)また本実施形態では、出納情報管理
システム10は、貸付を行った顧客による証券総合口座
への入金額を自動的に貸付額の返済に充当させるように
している。これにより、貸付額の返済についても、その
手続き等の簡略化を図ることができるようになる。
【0070】なお、以上説明した本実施形態は、次のよ
うに変更してもよい。 ・上記実施形態では、上記自動貸越を行った顧客の証券
総合口座への入金額を、自動的に貸越額の返済に充当す
るようにしているが、こうした貸越額の返済にかかる処
理の自動化を図らずとも、上記(1)〜(8)の効果を
得ることはできる。
【0071】・上記実施形態では、上記自動貸越を行っ
た顧客による有価証券の新たな買付を禁止するようにし
ているが、こうした制度を適用するか否かは任意であ
る。 ・また上記実施形態では、上記貸越が自動実行されたと
き、その貸付額、貸付条件、担保設定有価証券の内容な
どの情報が記載された通知文書を印字させ、顧客へと郵
送するようにしているが、そうした情報を外部端末12
〜14の表示部への情報表示などに出力するようにして
もよい。またそうした情報の出力を上記自動貸越が行わ
れる都度、実行しなくともよい。
【0072】・上記実施形態では、複数の保護預かり有
価証券を保有する顧客について、上記自動貸越に際して
担保権が設定される有価証券の優先順位を予め決めてお
くようにしているが、貸越の自動実行時に担保設定され
る有価証券を選択するようにしてもよい。その場合であ
れ、その選択にかかる順位付けのルールが確立されてい
れば、上記自動貸越にかかる担保権の設定を適切且つ迅
速に行うことができる。また上記自動貸越にあたって、
その顧客が複数の保護預かり有価証券を保有する場合で
あれ、同顧客の保有する有価証券の全てに担保権を設定
するようにしてもよい。
【0073】・また上記実施形態では、担保権が設定さ
れた保護預かり有価証券の売却を自動的に禁止している
が、その処理は必ずしも自動化しなくともよい。 ・また上記実施形態では、各有価証券の貸付可能額を先
日の引け値をもとに各々算出し、それをもとに各顧客の
貸付可能額を日毎に更新するようにしているが、そうし
た貸付可能額の算出の仕方は任意である。要は、各顧客
の保有する保護預かり有価証券の時価に応じて貸付によ
って発生する債権の保全が十分に図られるよう、貸付可
能額を自動的に求めるようにすれば、上記のような自動
貸越を簡易な手続きのみによって行うことはできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態についてそのシステム構成
を示す略図。
【図2】顧客情報テーブルのデータ構造を示す略図。
【図3】資金引出にかかる処理手順を示すフローチャー
ト。
【図4】自動貸越処理における処理手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
10…証券総合口座出納情報管理システム(貸付可能額
算出手段、貸越実行手段、売買禁止手段、買付禁止手
段、出納情報を制御する手段)、11…顧客データベー
ス、15…証券情報管理システム、16…証券情報デー
タベース、17…通知文書発送センタ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】証券総合口座の各顧客毎にその貸付極度額
    をコンピュータ管理する方法であって、 資金引出の申し込みに対して該当顧客の当該口座での残
    高が不足しているとき、その不足額が当該顧客の保有す
    る保護預かり有価証券の時価に基づき算出した貸付可能
    額以下であることを条件に、同保護預かり有価証券に担
    保権を設定しての貸越を自動実行することを特徴とする
    証券総合口座における貸付管理方法。
  2. 【請求項2】前記貸付可能額は、顧客の保有する保護預
    かり有価証券の時価に基づき定期的に算出される請求項
    1記載の証券総合口座における貸付管理方法。
  3. 【請求項3】前記貸越の自動実行がなされると同時に、
    前記担保権の設定された保護預かり有価証券の売却を、
    当該貸付額の返済が完了されるまでの間、禁止する請求
    項1または2記載の証券総合口座における貸付管理方
    法。
  4. 【請求項4】当該顧客が複数の保護預かり有価証券を保
    有するとき、それら有価証券に対する所定の順位付けの
    もとに前記担保権が設定される請求項3記載の証券総合
    口座における貸付管理方法。
  5. 【請求項5】前記貸越が自動実行されたとき、当該顧客
    にはその貸付額、貸付条件、及び担保設定された有価証
    券の内容が通知される請求項3または4記載の証券総合
    口座における貸付管理方法。
  6. 【請求項6】当該顧客による有価証券の新たな買い付け
    は、当該貸付額の返済が完了されるまで禁止される請求
    項1〜5のいずれかに記載の証券総合口座における貸付
    管理方法。
  7. 【請求項7】当該顧客の証券総合口座への入金額は、自
    動的に前記貸付額の返済に充当される請求項1〜6のい
    ずれかに記載の証券総合口座における貸付管理方法。
  8. 【請求項8】証券総合口座の各顧客毎にその貸付極度額
    をコンピュータ管理するシステムであって、 各顧客の保有する保護預かり有価証券の情報、及び各顧
    客の当該口座での出納情報を管理する顧客データベース
    と、 別途取得される各有価証券の時価情報に基づいて各顧客
    の保有する保護預かり有価証券に対応した貸付可能額を
    算出する貸付可能額算出手段と、 資金引出の申し込みに対して該当顧客の当該口座での残
    高が不足しているとき、その不足額が前記算出された当
    該顧客の貸付可能額未満であることを条件に前記保護預
    かり有価証券に担保権を設定しての貸越を自動実行する
    貸越実行手段と、 を備えることを特徴とする証券総合口座における貸付管
    理システム。
  9. 【請求項9】前記貸付可能額算出手段は、顧客の保有す
    る保護預かり有価証券の時価に基づいて前記貸付可能額
    を定期的に算出するものである請求項8記載の証券総合
    口座における貸付管理システム。
  10. 【請求項10】請求項8または9記載の証券総合口座に
    おける貸付管理システムにおいて、 前記貸越実行手段による貸越の自動実行に基づき、当該
    貸付額の返済が完了されるまでの間、前記担保権の設定
    された保護預かり有価証券の売却を禁止する売却禁止手
    段を更に備えることを特徴とする証券総合口座における
    貸付管理システム。
  11. 【請求項11】前記貸越実行手段は、当該顧客が複数の
    保護預かり有価証券を保有するとき、それら有価証券に
    対する所定の順位付けのもとに前記担保権を設定する有
    価証券を選択する請求項10記載の証券総合口座におけ
    る貸付管理システム。
  12. 【請求項12】請求項10または11記載の証券総合口
    座における貸付管理システムにおいて、 前記貸越を行った顧客に対してその貸付額、貸付条件、
    及び担保設定した有価証券の内容を通知すべくそれら情
    報を出力する手段を更に備えることを特徴とする証券総
    合口座における貸付管理システム。
  13. 【請求項13】請求項8〜12のいずれかに記載の証券
    総合口座における貸付管理システムにおいて、 前記貸越を行った顧客による有価証券の新たな買い付け
    を、当該貸付額の返済が完了されるまで禁止する買付禁
    止手段を更に備えることを特徴とする証券総合口座にお
    ける貸付管理システム。
  14. 【請求項14】請求項8〜13のいずれかに記載の証券
    総合口座における貸付管理システムにおいて、 前記貸越を行った顧客による入金額を自動的に前記貸付
    額の返済に充当させるべく前記顧客データベースの出納
    情報を制御する手段を更に備えることを特徴とする証券
    総合口座における貸付管理システム。
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