JP2002162605A - モダン部の取り付け構造 - Google Patents

モダン部の取り付け構造

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JP2002162605A
JP2002162605A JP2000362152A JP2000362152A JP2002162605A JP 2002162605 A JP2002162605 A JP 2002162605A JP 2000362152 A JP2000362152 A JP 2000362152A JP 2000362152 A JP2000362152 A JP 2000362152A JP 2002162605 A JP2002162605 A JP 2002162605A
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JP2000362152A
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Kazuo Takagi
和夫 高木
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Horikawa Co Ltd
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Horikawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼鏡の装着を円滑に行えフィット性を良くす
ることができるモダン部の簡単な取り付け構造を提供す
ること。また、モダン部の装飾性を向上させることがで
きるモダン部の簡単な取り付け構造を提供すること。 【解決手段】 眼鏡のテンプル芯金Tに対するモダン部
の取り付け構造であって、中空穴11を備えたモダン部
本体1と、貫通穴31Aを有しモダン部本体1の入り口
部に嵌め込まれる前方嵌入部3と、受け穴21Aを有し
モダン部本体1の後端部に嵌め込まれる後方嵌入部2と
を備え、前記テンプル芯金Tを前方嵌入部3の貫通穴3
1Aとモダン部本体1の中空穴11に挿通し後方嵌入部
2の受け穴21Aに嵌め込んだことを特徴とするテンプ
ル芯金Tに対するモダン部の取り付け構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、眼鏡に関し、更
に詳しくは、眼鏡におけるモダン部の取り付け構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から眼鏡は、ファッション性と機能
性との両面をバランス良く備えたものが好ましいものと
されている。機能性に関しては、眼鏡を装着した場合の
いわゆる装着性(俗に掛け心地という)が極めて重要で
ある。その意味で、顔側面に常に当接する部分であるテ
ンプルに対する掛け具合を良くするための種々の改良が
行われている。特にテンプルの後部に取り付けるモダン
部(通称、耳当て)は、直接、人の耳部(特に耳の付け
根部分)及び側頭部に当接する部分であり、眼鏡全体の
装着性に大きく影響する。
【0003】通常、このモダン部は、経年変形を阻止す
るために比較的硬質の樹脂を用いて、常に一定の規格に
設定されたものを汎用的に使用している。しかし、人に
よって頭部の形が異なるために、モダン部が耳部(耳の
付け根部分)や側頭部に必ずしも的確にフィットせず安
定しない。すなわち各個人の特徴に合った眼鏡の装着性
を得ることができない。また、硬質樹脂製のモダン部で
は、当接部分が耳部や側頭部を強く圧迫する結果、長時
間着用していると、痛みをもたらすことすらあった。
【0004】そのことを考慮したものとして、例えば、
登録実用新案第3004316号公報や実開平6−47
38号公報に記載されたようなモダン部が提供されてい
る。前者のモダン部は、モダンの背側部分にテンプルが
挿通する挿入孔が形成され、腹側部分が柔らかい弾力性
を有するエアクッション部となっており、このエアクッ
ション部の内部に空気が包蔵されている構造である。
【0005】一方、後者のモダン部は、テンプルが装着
されるプラスチック製の芯材の表面にシリコーン樹脂製
の外皮部材を被せたものである。そして外皮部材におい
て、その上方には芯材が挿通される長手方向の挿通用透
孔が、その下方にはクッション性付与用のトンネル状を
した空胴が併設されている。
【0006】両者共、モダン部が柔らかい材質である
上、モダン部に空間部分(エアクッション部及び空胴)
を備えており、眼鏡を装着した場合、耳部或いは側頭部
にソフトにフィットすることから快適な装着感が得ら
れ、圧迫感も軽減される利点がある。ところで、眼鏡を
掛ける場合、モダン部の後端部分を側頭部に当接させ、
それに沿ってスライドさせることにより的確に眼鏡が耳
部に装着されるものである。
【0007】しかしながら、前者の場合、モダン部全体
が柔らかい弾力性素材(ゴム材)を用いているため、眼
鏡の装着時、皮膚との接触によって生ずる摩擦抵抗が大
きく働くことから肌触りも悪く違和感もあり、またモダ
ン部を側頭部に沿ってスムースに先導(リード)させる
ことができない。一方、モダンをへの字状に曲げる場
合、又は小売店でのフィッティング(曲げ調整)する場
合、テンプルの先が柔らかいモダンの先端から突出する
ことがある。また、ファッション性の観点から見た場
合、近年、モダン部にワンポイント的な装飾を施すこと
が要求されているが、モダン部全体が一体化しているた
めに装飾を部分的に付与しにくい。
【0008】一方、後者のモダン部によれば、テンプル
に芯材が覆われ、またその芯材が更に外皮部材に覆われ
ているというように全体的に3重になっており構造が複
雑である。また、組み付けの場合、芯材の表面に外皮部
材を被せる際、力学的に無理な力が加わることになる。
また、芯材の端部でリードし易くするために芯材を硬質
の材料(鼈甲や象牙等)とすると曲げ加工が困難であ
る。また、ファッション性の観点からも、ワンポイント
的な装飾を施すことが難しい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
技術的な背景をもとになされたものであり、それらの問
題点の解決を意図したものである。即ち、本発明の目的
とするところは、眼鏡の装着を円滑に行えフィット性を
良くすることができるモダン部の簡単な取り付け構造を
提供することである。また、更なる目的は、モダン部の
装飾性を向上させることができるモダン部の簡単な取り
付け構造を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明者等
は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねた結果、
モダン部本体に対して後方嵌入部を嵌め込むことで従来
の問題点を解決することができることを見出し、この知
見に基づいて本発明を完成させたものである。
【0011】即ち、本発明は、(1)、眼鏡のテンプル
芯金に対するモダン部の取り付け構造であって、中空穴
を備えたモダン部本体と、受け穴を有しモダン部本体の
後端部に嵌め込まれる後方嵌入部とを備え、前記テンプ
ル芯金をモダン部本体の中空穴に挿通し後方嵌入部の受
け穴に嵌め込んだテンプル芯金に対するモダン部の取り
付け構造に存する。
【0012】そして、(2)、眼鏡のテンプル芯金に対
するモダン部の取り付け構造であって、中空穴を備えた
モダン部本体と、貫通穴を有しモダン部本体の入り口部
に嵌め込まれる前方嵌入部と、受け穴を有しモダン部本
体の後端部に嵌め込まれる後方嵌入部とを備え、前記テ
ンプル芯金を前方嵌入部の貫通穴とモダン部本体の中空
穴に挿通し後方嵌入部の受け穴に嵌め込んだテンプル芯
金に対するモダン部の取り付け構造に存する。
【0013】そしてまた、(3)、テンプル芯金を挿通
するための中空穴とは独立した第2中空穴がモダン部本
体に形成されているテンプル芯金に対するモダン部の取
り付け構造に存する。
【0014】そしてまた、(4)、テンプル芯金を挿通
するための中空穴とは独立した第2中空穴がモダン部本
体に形成されているテンプル芯金に対するモダン部の取
り付け構造に存する。
【0015】そしてまた、(5)、後方嵌入部に形成さ
れた突起が第2中空穴に嵌め込まれているテンプル芯金
に対するモダン部の取り付け構造に存する。
【0016】そしてまた、(6)、前方嵌入部及び後方
嵌入部に形成された各突起が第2中空穴に嵌め込まれて
いるテンプル芯金に対するモダン部の取り付け構造に存
する。
【0017】そしてまた、(7)、後方嵌入部がモダン
部本体より硬い材料で形成されているテンプル芯金に対
するモダン部の取り付け構造に存する。
【0018】そしてまた、(8)、前方嵌入部及び後方
嵌入部がモダン部本体より硬い材料で形成されているテ
ンプル芯金に対するモダン部の取り付け構造に存する。
【0019】本発明は、この目的に沿ったものであれ
ば、上記(1)、(3)、(5)、及び(7)又は上記
(2)、(4)、(6)、及び(8)の中から選ばれた
2つ以上を組み合わせた構成も採用可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施の形態を挙げ
図面に基づいて本発明を説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は、眼鏡全体を示した斜視図
である。図示するように、フルリム眼鏡Aにおいて、眼
鏡全体は、一対のレンズの周囲をそれぞれ抱持し固定す
るリム枠と、リム枠に抱持された一対のレンズを左右対
象に連結するブリッジと、リム枠の両端に設けられたブ
ラケット(通常、「智」と言う)と、該ブラケットに回
動自在に取り付けられるテンプル芯金Tより構成されて
いる。
【0021】ここでのテンプル芯金Tは線状体に形成さ
れており、その後部には、本発明のモダン部B(俗に言
う「耳当て」)が取り付けられている。本発明のモダン
部Bは、機能性(具体的には、掛け易さ、フィット性
等)と、装飾性の両面をバランス良く備えている。図2
は、そのモダン部を拡大して示した断面図である。ま
た、図3はテンプル芯金に対するモダン部の取り付け状
態を示した図であり、(A)は部分断面図、(B)は
(A)のB−B線に沿う拡大断面図をそれぞれ示す。
【0022】図2に示すように、ここでのモダン部B
は、モダン部本体1と、該モダン部本体1の後端部に嵌
め込まれる後方嵌入部2とを備える。モダン部本体は、
略円柱状に形成されており、その材質としては、主にエ
ラストマー等の軟質の樹脂材(例えば、ウレタン系、ス
チレン系、ポリオレフィン系のエラストマー)が採用さ
れている。
【0023】眼鏡を装着した場合、人により耳部や側頭
部の形状が異なるため、モダン部Bと耳部や側頭部との
間のフィット性が甘く、ガタ付き等の原因となってい
た。しかしながら、このようにモダン部本体1を軟質の
樹脂材からなるものとした場合は、眼鏡Aを装着する
と、モダン部本体と耳部や側頭部との間に余計なスペー
スを生じることがなく、確実に当接される。従って、装
着性が安定し、眼鏡のズレやガタ付きが完全に防止され
る。しかも、耳部や側頭部に柔らかくフィットするた
め、圧迫感が軽減され装着性(掛け心地)が極めて良く
なる。
【0024】モダン部本体1は、テンプル芯金Tが挿入
される長手方向の中空穴11を備えている。なお、ここ
でのテンプル芯金Tの断面は、矩形断面形状とする。中
空穴11の内径をテンプル芯金Tの外径よりも幾分小さ
く設定すると締まり嵌めとなるためにより好ましい。
【0025】モダン部本体1の後端部には外形が略碗状
に形成された後方拡大穴11Aが設けられており、この
後方拡大穴11Aに後述する後方嵌入部が取り付けられ
る。一方、後方嵌入部の材質としては、主に合成樹脂材
(例えば、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アセチ
ルセルロース樹脂、セルロースプロピオネート樹脂、ア
クリル樹脂)、ガラス材、セラミック材、琥珀,籠甲,
珊瑚等の天然材、等のモダン部本体1より硬質の材料が
使用されている。こうしたことから、モダン部Bの後端
部となる後方嵌入部2は、モダン部本体より硬さを備え
たものとなり、その結果、後述するように、眼鏡Aの装
着を円滑に行うことができる。
【0026】後方嵌入部2には突起21が設けられてお
り、この突起21はモダン部本体の後方拡大穴11Aに
対して嵌まり込むことで固定される。この場合、締まり
嵌めにすることが好ましい。また、後方嵌入部2には受
け穴21Aが設けられており、この受け穴21Aの中に
テンプル芯金Tの後端部が嵌め込まれる。この場合も、
締まり嵌めにすることが好ましい。
【0027】ここで、テンプル芯金Tにモダン部Bを取
り付けるには、先ず、モダン部本体1と後方嵌入部2と
を一体化しておく。すなわち、モダン部本体の後方拡大
穴11Aに後方嵌入部の突起21を嵌め込んでおく(図
2参照)。そして、テンプル芯金を一方の手で握った状
態で、テンプル芯金Tの後端部の方から他方の手で握っ
たモダン部本体1を押し込み中空穴11に挿入してい
く。
【0028】従来、例えば登録実用新案第300431
6号にあるようにモダン部は、全体が軟質の材料で形成
されているため、腰がなく手で把持すれば屈曲し易い。
しかしながら、本発明の場合は、モダン部本体1の後端
部にそれより硬質の材料の後方嵌入部2が嵌め込まれて
いるので、モダン部本体1を含む後方嵌入部2を把持す
ることにより、握った場合の安定感が出て、中空穴11
にテンプル芯金Tを容易に挿入することができる。
【0029】モダン部本体1を強く押し込みながら中空
穴11にテンプル芯金Tを圧入していき、テンプル芯金
Tの後端部が後方嵌入部2に達した時点で、更に強くテ
ンプル芯金Tを押し込んで受け穴21Aに固定する〔図
3(A)参照〕。これにより取り付けは完了する。な
お、テンプル芯金Tにモダン部Bを取り付けた後、テン
プル芯金Tを含むモダン部Bを適宜角度への字状に曲げ
る〔図3(A)一点鎖線参照〕。これによって、モダン
部Bの耳部への引っ掛かり部が形成され、且つモダン部
Bのテンプル芯金Tに対する回動も防止される。
【0030】本発明の取り付け構造においては、後方嵌
入部2をテンプル芯金Tの後端部から引き抜いて取り外
すことができ、後方嵌入部の取り替えが簡単に可能とな
る。後方嵌入部2はモダン部全体に対して小さいため、
例えば、後方嵌入部2にのみ着色したり或いは模様を付
与することで、モダン部Bに部分的な装飾を施すことが
容易に行える。従って、ファッション性の観点から、後
方嵌入部2を選択的に他の物と交換することにより、外
見上、装飾の自由度が増す。
【0031】ところで、本発明においては、眼鏡Aの装
着が極めて円滑に行える。眼鏡Aを装着する場合(掛け
る場合)、モダン部Bの後端部、即ち、後方嵌入部2を
側頭部に当接させ、そのままスライドすることにより的
確に眼鏡Aを耳部に装着することができる。その際、後
方嵌入部2は、先述したようにモダン部本体より硬質で
あるため、皮膚との抵抗が少なく皮膚を軽く圧接しなが
ら的確にリードすることができる。しかも、装着後は、
モダン部本体1が軟質の樹脂材であるため、耳部及び側
頭部に柔らかく当たりフィット性も極めてよい。
【0032】〔第2の実施の形態〕図4は、モダン部を
示した断面図である。また、図5はテンプル芯金に対す
るモダン部の取り付け状態を示した図であり、(A)は
部分断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う拡大断面
図をそれぞれ示す。モダン部Bの基本的な構造は、第1
の実施の形態で説明したものと同じであり、モダン部本
体1と、該モダン部本体1の後端部に嵌め込まれる後方
嵌入部2とを備えている。従って、機能的な面から言え
ば眼鏡装着時の装着性、フィット性、或いは装飾の点で
優れていることは、既に述べた通りである。
【0033】ここでのモダン部本体1には、テンプル芯
金Tを挿入するための第1中空穴11とは別の更に独立
した第2中空穴12が、耳部や側頭部に当接する腹側部
分に長手方向の形成されているところが、第1の実施の
形態とは異なる。この第2中空穴12の空間部により、
クッション作用が更に大きく働くこととなり、モダン部
の耳部や側頭部に対するフィット性がより向上する。
【0034】ここでより好適な実施の形態として、図6
及び図7に示すようなモダン部がある。すなわち、テン
プル芯金T、モダン部本体の中空穴11、及び後方嵌入
部の受け穴21Aの形状は、図4及び図5のような円形
断面形状ではなく、矩形断面形状を備えている。このよ
うな形状にすることで、テンプル芯金Tに対するモダン
部(中空穴11や受け穴21A)の回動を更に確実に防
止することができる。
【0035】〔第3の実施の形態〕図8は、モダン部を
示した断面図である。また、図9はテンプル芯金に対す
るモダン部の取り付け状態を示した図であり、(A)は
部分断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う拡大断面
図、(C)は(A)のC−C線に沿う拡大断面図をそれ
ぞれ示す。この実施の形態は、モダン部本体1の入り口
部にも前方嵌入部3が嵌め込まれているところが、上記
第1の実施の形態と異なる。すなわち、ここでのモダン
部Bは、モダン部本体1と、モダン部本体1の入り口部
に嵌め込まれる前方嵌入部3と、モダン部本体1の後端
部に嵌め込まれる後方嵌入部2とを備える(図8参
照)。
【0036】モダン部本体1の入り口部には前方拡大穴
11Bが設けられている。一方、前方嵌入部3には突起
31が設けられており、この突起31をモダン部本体の
前方拡大穴11Bに嵌め込んで取り付ける。ここでは締
まり嵌めを行うことが好ましい。また、前方嵌入部3に
は貫通穴31Aが設けられており、テンプル芯金T(こ
こでは円形断面形状とする)は貫通穴31Aを通してモ
ダン部本体の中空穴11に内挿され、後方嵌入部2に嵌
合固定される〔図9(A)参照〕。
【0037】前方嵌入部3は、後方嵌入部2の材質と同
じように、モダン部本体1より硬質の樹脂材が使用され
ている。従って、テンプル芯金Tにモダン部を挿入固定
する場合、モダン部本体より硬質の材料からなる前方嵌
入部3及び後方嵌入部2をモダン部本体と一緒に把持す
ることにより、握った場合の安定感が出て、中空穴11
にテンプル芯金Tを容易に挿入することができる。ま
た、前方嵌入部3及び後方嵌入部2に装飾を施すこと
で、モダン部の一部(一方の端又は両端)のみの装飾を
より簡単に行え、またそれらを別のものと交換すること
で装飾の自由度が増す。
【0038】ここでより好適な実施の形態として、図1
0及び図11に示すようなモダン部を示す。これはモダ
ン部Bにクッション性を良くするため、前述の実施の形
態(図6、図7参照)のような第2の中空穴12が形成
されているものである。
【0039】ここでより好適な別の実施の形態として、
図12及び図13に示すようなモダン部を示す。すなわ
ち、テンプル芯金T、モダン部本体の中空穴11、前方
嵌入部3の貫通穴31A及び後方嵌入部の受け穴21A
の形状は、図10及び図11のような円形断面形状では
なく、矩形断面形状に形成されている。このような形状
にすることで、テンプル芯金Tに対するモダン部(中空
穴11、貫通穴31A、受け穴21A)の回動がより確
実に防止される。
【0040】ここでより好適な別の実施の形態として、
図14及び図15に示すようなモダン部を示す。ここで
の後方嵌入部2には後方拡大穴11Aに嵌まり込む突起
21(第1の突起)とは別に第2の中空穴12に嵌まり
込む第2の突起22が設けられており、同様に、前方嵌
入部3には、前方拡大穴11Bに嵌まり込む突起31
(第1の突起)とは別に第2の中空穴12に嵌まり込む
第2の突起32が設けられている。このように後方嵌入
部の第1の突起21はモダン部本体の後方拡大穴11A
に、前方嵌入部の第1の突起31はモダン部本体の前方
拡大穴11Bにそれぞれ嵌合される。
【0041】また、後方嵌入部の第2の突起22及び前
方嵌入部の第2の突起32は、モダン部本体1の独立し
た別の中空穴12に嵌まり込んだ状態で取り付けられ
る。このような形にすることで、後方嵌入部自体及び前
方嵌入部自体のモダン部本体に対する回動が防止され
る。この場合、テンプル芯金を矩形断面形状とし、それ
に応じて、モダン部本体の中空穴11、前方嵌入部3の
貫通穴31A、後方嵌入部2の貫通穴21Aを、同様に
矩形断面形状とすることにより、テンプル芯金に対する
モダン部の回動を確実に防止できる。
【0042】以上、本発明を説明してきたが、本発明は
実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質から
逸脱しない範囲で、他の色々な変形が可能であることは
言うまでもない。実施の形態では、フルリム眼鏡で説明
しているが、これをリムレス眼鏡やハーフリム眼鏡等に
適用することは当然可能である。
【0043】また、前方嵌入部の突起(第1の突起)及
び後方嵌入部の突起(第1の突起)と、それらに対応す
る前方拡大穴及び後方拡大穴の形状は、円形断面形状の
場合を例示したが、これに限定されるものではなく、例
えば、矩形断面、三角形、又はその他の断面形状であっ
てもよい。また、前方嵌入部及び後方嵌入部の両方を備
えるモダン部においては、その少なくとも1つがモダン
部本体の材質より硬い材質であればよい。
【0044】また、後方嵌入部の外径形状は、装着時の
リードのし易さを有する形状であれば形状は限定されな
い。また、後方嵌入部のみ備えた場合でも、後方嵌入部
に第2の中空穴に嵌まり込む第2の突起を設けることも
当然可能である。また、前方嵌入部及び後方嵌入部の両
方を備えた場合でも、その少なくとも1つに第2の中空
穴に嵌まり込む第2の突起を設けることも当然可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、眼
鏡を掛ける際、モダン部の後方嵌入部はモダン部本体よ
り硬質な材料であるため、装着する際、リードがよくス
ムースに装着が可能となる。また、装着した状態におい
ても、モダン部本体のクッション性により耳部及び側頭
部に対するフィット感が極めて良好となる。また、前方
嵌入部、後方嵌入部、又は前方嵌入部と後方嵌入部のよ
うにそれらを選んで装飾することにより簡単にモダン部
を部分的に装飾することができ、更には、他の取り替え
部と交換することにより装飾の自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態における眼
鏡全体を示した斜視図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態におけるモ
ダン部を示した断面図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態におけるテ
ンプル芯金に対するモダン部の取り付け状態を示した図
であり、(A)は部分断面図、(B)は(A)のB−B
線に沿う拡大断面図をそれぞれ示す。
【図4】図4は、本発明の第2の実施の形態におけるモ
ダン部を示した断面図である。
【図5】図5は、本発明の第2の実施の形態におけるテ
ンプル芯金に対するモダン部の取り付け状態を示した図
であり、(A)は部分断面図、(B)は(A)のB−B
線に沿う拡大断面図をそれぞれ示す。
【図6】図6は、本発明の第2の実施の形態における別
のモダン部を示した断面図である。
【図7】図7は、本発明の第2の実施の形態における別
のテンプル芯金に対するモダン部の取り付け状態を示し
た図であり、(A)は部分断面図、(B)は(A)のB
−B線に沿う拡大断面図をそれぞれ示す。
【図8】図8は、本発明の第3の実施の形態におけるモ
ダン部を示した断面図である。
【図9】図9は、本発明の第3の実施の形態におけるテ
ンプル芯金に対するモダン部の取り付け状態を示した図
であり、(A)は部分断面図、(B)は(A)のB−B
線に沿う拡大断面図、(C)は(A)のC−C線に沿う
拡大断面図をそれぞれ示す。
【図10】図10は、本発明の第3の実施の形態におけ
る別のモダン部を示した断面図である。
【図11】図11は、本発明の第3の実施の形態におけ
る別のテンプル芯金に対するモダン部の取り付け状態を
拡大して示した図であり、(A)は部分断面図、(B)
は(A)のB−B線に沿う拡大断面図、(C)は(A)
のC−C線に沿う拡大断面図をそれぞれ示す。
【図12】図12は、本発明の第3の実施の形態におけ
る別のモダン部を示した断面図である。
【図13】図13は、本発明の第3の実施の形態におけ
る別のテンプル芯金に対するモダン部の取り付け状態を
示した図であり、(A)は部分断面図、(B)は(A)
のB−B線に沿う拡大断面図、(C)は(A)のC−C
線に沿う拡大断面図をそれぞれ示す。
【図14】図14は、本発明の第3の実施の形態におけ
る別のモダン部を示した断面図である。
【図15】図15は、本発明の第3の実施の形態におけ
る別のテンプル芯金に対するモダン部の取り付け状態を
示した図であり、(A)は部分断面図、(B)は(A)
のB−B線に沿う拡大断面図、(C)は(A)のC−C
線に沿う拡大断面図をそれぞれ示す。
【符号の説明】
A…眼鏡 B…モダン部 1…モダン部本体 11…第1中空穴(中空穴) 11A…後方拡大穴 11B…前方拡大穴 12…第2中空穴 2…後方嵌入部 21…突起(第1の突起) 21A…受け穴 22…第2の突起 3…前方嵌入部 31…突起(第1の突起) 31A…貫通穴 32…第2の突起 T…テンプル芯金

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡のテンプル芯金に対するモダン部の
    取り付け構造であって、中空穴を備えたモダン部本体
    と、受け穴を有しモダン部本体の後端部に嵌め込まれる
    後方嵌入部とを備え、前記テンプル芯金をモダン部本体
    の中空穴に挿通し後方嵌入部の受け穴に嵌め込んだこと
    を特徴とするテンプル芯金に対するモダン部の取り付け
    構造。
  2. 【請求項2】 眼鏡のテンプル芯金に対するモダン部の
    取り付け構造であって、中空穴を備えたモダン部本体
    と、貫通穴を有しモダン部本体の入り口部に嵌め込まれ
    る前方嵌入部と、受け穴を有しモダン部本体の後端部に
    嵌め込まれる後方嵌入部とを備え、前記テンプル芯金を
    前方嵌入部の貫通穴とモダン部本体の中空穴に挿通し後
    方嵌入部の受け穴に嵌め込んだことを特徴とするテンプ
    ル芯金に対するモダン部の取り付け構造。
  3. 【請求項3】 テンプル芯金を挿通するための中空穴と
    は独立した第2中空穴がモダン部本体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のテンプル芯金に対する
    モダン部の取り付け構造。
  4. 【請求項4】 テンプル芯金を挿通するための中空穴と
    は独立した第2中空穴がモダン部本体に形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載のテンプル芯金に対する
    モダン部の取り付け構造。
  5. 【請求項5】 後方嵌入部に形成された突起が第2中空
    穴に嵌め込まれていることを特徴とする請求項3記載の
    テンプル芯金に対するモダン部の取り付け構造。
  6. 【請求項6】 前方嵌入部及び後方嵌入部に形成された
    各突起が第2中空穴に嵌め込まれていることを特徴とす
    る請求項4記載のテンプル芯金に対するモダン部の取り
    付け構造。
  7. 【請求項7】 後方嵌入部がモダン部本体より硬い材料
    で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    のテンプル芯金に対するモダン部の取り付け構造。
  8. 【請求項8】 前方嵌入部及び後方嵌入部がモダン部本
    体より硬い材料で形成されていることを特徴とする請求
    項2記載のテンプル芯金に対するモダン部の取り付け構
    造。
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