JP2002161989A - 定水位弁 - Google Patents

定水位弁

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JP2002161989A
JP2002161989A JP2000358606A JP2000358606A JP2002161989A JP 2002161989 A JP2002161989 A JP 2002161989A JP 2000358606 A JP2000358606 A JP 2000358606A JP 2000358606 A JP2000358606 A JP 2000358606A JP 2002161989 A JP2002161989 A JP 2002161989A
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diaphragm
valve
chamber
pressure
pressure chamber
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JP2000358606A
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Nobuyuki Matsuura
伸幸 松浦
Toshiyuki Yamaguchi
寿之 山口
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Kane Kogyo Co Ltd
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Kane Kogyo Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/36Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid in which fluid from the circuit is constantly supplied to the fluid motor
    • F16K31/38Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid in which fluid from the circuit is constantly supplied to the fluid motor in which the fluid works directly on both sides of the fluid motor, one side being connected by means of a restricted passage and the motor being actuated by operating a discharge from that side
    • F16K31/385Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid in which fluid from the circuit is constantly supplied to the fluid motor in which the fluid works directly on both sides of the fluid motor, one side being connected by means of a restricted passage and the motor being actuated by operating a discharge from that side the fluid acting on a diaphragm
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K21/00Fluid-delivery valves, e.g. self-closing valves
    • F16K21/04Self-closing valves, i.e. closing automatically after operation
    • F16K21/18Self-closing valves, i.e. closing automatically after operation closed when a rising liquid reaches a predetermined level

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Float Valves (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤフラムの両面を同圧支持して負担を軽
減する。 【解決手段】 本体1下部と側部の夫々に設けた流入口
5と流出口6とに夫々連通する一次側圧力室7と二次側
圧力室8とを本体1内部に区画形成し、両室7、8を流
入口5と同軸方向で上向きに開口形成した弁口10を介し
て連通させ、弁口10を開閉する様に設けた弁体11をバネ
12にて閉弁方向に付勢し、弁体11に連繋して設けたダイ
ヤフラム13にて、本体1内部でダイヤフラム13の背面側
に設けたダイヤフラム室15と一次側圧力室7とを区画
し、一次側圧力室7側よりもダイヤフラム室15側のダイ
ヤフラム有効受圧面積を大きくし、一次側圧力室7とダ
イヤフラム室15とはバイパス流路22で連通し、ダイヤフ
ラム室15をボールタップSの一次側に連通することによ
り、給水停止状態では、ダイヤフラム13の両受圧面を同
一圧力にて支持させ、ダイヤフラム13自体にかかる負荷
を低減して破損する度合いを軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受水槽と、該受水
槽に隣接配置した鉛直な給水管との間に直角な流路を構
成する様に取付けられる定水位弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の定水位弁としては、図
4、5に示す構成のものが挙げられる。この定水位弁a
は、その下部に給水管Pに接続される流入口bを有する
と共に、定水位弁a側部に受水槽Tに接続される流出口
cを有するアングル形弁箱dを設け、該弁箱dにその蓋
となるボンネットeを接合し、その内部に定水位機構部
fを設けている。定水位弁機構部fは、流入口bと流出
口cの夫々に連通する一次側圧力室gと二次側圧力室h
とを連通させる弁口iを、流入口bと同軸方向で上向き
に開口形成し、弁口iにこれを開閉する弁体jを着離自
在に設け、該弁体jをバネkにて閉弁方向へ付勢してい
る。又、弁体jはその上部に弁棒mを介してダイヤフラ
ムnを設け、該ダイヤフラムnを弁箱dとその上部に設
けたボンネットeとの間に介在し、ダイヤフラムnとボ
ンネットeとで囲繞される空間をダイヤフラム室pと成
し、該ダイヤフラム室pと二次側圧力室hとをダイヤフ
ラムnで区画しており、ダイヤフラム室pと一次側圧力
室gとは、分岐管qにより受水槽Tに設けたパイロット
弁となるボールタップSの一次側に連通している。そし
て、定水位弁aの給水停止状態では、ダイヤフラム室p
内に作用する一次側圧力とバネkの閉弁方向への弾性力
にて弁棒mを介して弁体jを閉弁させており、受水槽T
の水位が下がりボールタップSが開弁すると、ダイヤフ
ラム室p内の圧力が一次側圧力室g内の圧力より低下す
るため、一次側圧力室g内の圧力がバネkの弾性力に抗
して弁体jを開弁させ、受水槽Tに給水する様に成して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の定水位弁aにあっては、給水停止状態において、ダ
イヤフラム室pに作用する一次側圧力にてダイヤフラム
nを閉弁方向(下方)に変位させているため、つまりダ
イヤフラムnの片面(ダイヤフラム室p側)にのみ圧力
が作用する構成のため、剛性を強くせねば破損し易い。
したがって、上記定水位弁aでは厚肉なダイヤフラムn
を使用せねばならず、この様なダイヤフラムnでは柔軟
な動作が期待できず、弁体の開閉操作に支障を来して機
能しないため、この不具合を解消すべく、ダイヤフラム
nの受圧径を極端に大きくして対応せねばならないが、
これでは定水位弁aが大型となる課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、本体下部に流入口を設けると共に、本体側部に流出
口を設け、流入口と流出口とが夫々連通する様に本体内
部に区画形成した一次側圧力室と二次側圧力室とを、流
入口と同軸方向で上向きに開口形成した弁口を介して連
通させ、該弁口を開閉する様に設けた弁体をバネにて閉
弁方向に付勢すると共に、弁体に連繋して設けたダイヤ
フラムにて、本体内部でダイヤフラムの背面側に設けた
ダイヤフラム室と一次側圧力室とを区画すると共に、一
次側圧力室側のダイヤフラムの有効受圧面積よりもダイ
ヤフラム室側のダイヤフラムの有効受圧面積を大きく設
定し、一次側圧力室とダイヤフラム室とは、バイパス流
路で連通すると共に、ダイヤフラム室をパイロット弁と
なるボールタップの一次側に連通することにより、定水
位弁の給水停止状態では、ダイヤフラムを介して区画さ
れた一次側圧力室内とダイヤフラム室内に一次側圧力が
作用、即ちダイヤフラムの両受圧面に同一圧力が作用し
てダイヤフラム自体にかかる負荷を低減させ、ダイヤフ
ラムの有効受圧面積が一次側圧力室側よりもダイヤフラ
ム室側の方が大きいことにより生ずる受圧力の差による
閉弁力と、バネによる閉弁方向への弾性力にて弁体を閉
弁させる様にして、上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明する。1は受水槽Tと、該受水槽Tに隣接し
て、鉛直に立ち上がって配管した給水管Pとの間に直角
な流路を構成する様に取付けられる定水位弁の本体であ
り、該本体1は弁箱2とボンネット3、及び定水位機構
部4とから主に構成されている。
【0006】弁箱2は、給水管Pに接続される流入口5
と受水槽Tの側壁上方に開口した吐水口に接続される流
出口6を設けて成り、流入口5は弁箱2の下部に開設さ
れ、流出口6は弁箱2の側部に開設され、流入口5と流
出口6の中心線が直交する様に成している。弁箱2の内
部には、流入口5及び流出口6の夫々に連通する一次側
圧力室7及び二次側圧力室8とを設け、該二次側圧力室
8と一次側圧力室7とは隔壁9により夫々が弁箱2内部
で内側と外側に区画形成され、該隔壁9には流入口5と
同軸方向で上向きの弁口10を開口形成し、該弁口10を介
して一次側圧力室7と二次側圧力室8とを連通させてい
る。又、弁箱2の上部には一次側圧力室7と、弁口10を
介して二次側圧力室8に連通する開口部2aが設けられて
いる。
【0007】定水位機構部4は、弁口10を開閉する様に
設けた弁体11と、該弁体11を閉弁方向に付勢するバネ12
と、弁体11に連繋して設けたダイヤフラム13と、弁体11
の弁棒14とから主に構成されている。ここにボンネット
3は、その内側に凹状の空間15を設け、弁箱2の開口部
2aを閉塞する蓋であり、このボンネット3と弁箱2上部
とはダイヤフラム13を介して接合され、該ダイヤフラム
13にて弁箱2の開口部2aに連通する一次側圧力室7と、
ダイヤフラム13の背面(上面)側に存するボンネット3
の内部空間15とを区画し、該内部空間15をダイヤフラム
室15と成している。
【0008】弁体11は、弁口10の周囲に設けた弁座16に
対応する様にダイヤフラム13の下面を略環条に突設して
成り、弁体11の内側のダイヤフラム13下面と、弁体11に
対応したダイヤフラム13上面の夫々に略円板状のダイヤ
フラム押さえ17、17aを接合している。そして、一次側
圧力室7側のダイヤフラム13の有効受圧面積L1(ダイ
ヤフラム13下面における弁体11外側の環状面積)より
も、ダイヤフラム室15側のダイヤフラム13の有効受圧面
積L2(ダイヤフラム押さえ17を含むダイヤフラム13の
上面全体の面積)を大きく設定している。弁体11の中心
(ダイヤフラム13の中心に相当)には、その上下を突出
する様に弁棒14が固定され、該弁棒14の上端は、ダイヤ
フラム室15の上部に配設した調節ネジ18下端に凹設して
成る弁棒ガイド19に摺動自在に挿通され、又弁棒14の下
端は二次側圧力室8の底部に突設した筒状の弁棒ガイド
20に摺動自在に挿通されている。調節ネジ18は、ボンネ
ット3の上部中心に外部より突入する様に螺着され、ボ
ンネット3上部より突出した調節ネジ18の上端部を回転
させ、調節ネジ18を上下動させることにより、ダイヤフ
ラム13が変位する時に、調節ネジ18の下端をダイアフラ
ム押さえ17に接触、又は未接触する様にして、ダイヤフ
ラム13の変位量を調整し、弁体11の開度、即ち吐水量を
調整する様に成している。又、バネ12は、弁棒14を挿通
すると共に、ダイヤフラム室15とダイアフラム押さえ17
との間に圧縮介装して成り、弁体11を閉弁方向へ付勢す
る様に成している。又、一次側圧力室7において、弁口
10の周囲にはストレナー21を設けている。尚、本実施例
において、弁体11はダイヤフラム13に一体形成すること
で、弁体11にダイヤフラム13を連繋する様に設け、これ
により本体1をコンパクトにしたものを示したが、図5
に示す定水位弁aと同様に、弁体11とダイヤフラム13を
別体として、ダイヤフラム13の中心下部に突出した弁棒
14に弁体11を連結することにより、弁体11にダイヤフラ
ム13を連繋する様に成しても良い。この様に弁体11とダ
イヤフラム13とを別体にして連繋した場合、後述する様
に、一次側圧力室7とダイヤフラム室15とは連通してい
るため、弁体11はその背面(ダイヤフラム13の下面との
対向面)側に一次側圧力を閉弁方向に受けるので、一次
側圧力室7側のダイヤフラム13の有効受圧面積L1は、
ダイヤフラム13下面全体の面積から、一次側圧力を閉弁
方向に受ける弁体11の背面の面積を引いたものであり、
よってダイヤフラム13上面全体の面積に相当するダイヤ
フラム室15側のダイヤフラム13の有効面積L2の方が一
次側圧力室7側のダイヤフラム13の有効受圧面積L1よ
りも大きく設定されたことと成る。
【0009】又、一次側圧力室7とダイヤフラム室15と
は、図3の如くバイパス流路22で連通している。このバ
イパス流路22は、弁箱2とボンネット3とを接合するた
めに設けたフランジ23、24に内装され、バイパス流路22
の入口22aを一次側圧力室7に連通する様に開設すると
共に、出口22bをダイヤフラム室15に連通する様に開設
している。尚、バイパス流路22において、フランジ23、
24間に介装されるダイヤフラム13の外縁には貫通孔13a
が形成され、バイパス流路22中の通水を妨げない様に成
している。又、図3に示す様に、バイパス流路22におい
て、出口22b近傍の上流側には流入絞り25を設けてい
る。この流入絞り25は、上下に重ね合わされた略円板状
のブロック体26、26aの内部を極端に細くて長く迂曲し
た流路A〜Eから成る。即ち、下方ブロック体26aに
は、バイパス流路22の下流側に連続する様にして、上下
方向に貫通した極細な第一鉛直流路Aを形成し、上方ブ
ロック体26には、その底面部に第一鉛直流路Aの上流端
部に連続する極細な第一環状流路Bを形成し、該第一環
状流路Bにおいて、第一鉛直流路Aの上流端部との連続
部位に対向する部位には、第一鉛直流路Aに平行にし
て、且つ上方ブロック体26を上下方向に貫通した極細な
第二鉛直流路Cを連続形成し、該第二鉛直流路Cの上流
端部に連続する極細な第二環状流路Dを上方ブロック体
26の上面部に形成し、第二環状流路Dにおいて、第二鉛
直流路Cの上流端部との連続部位に対向する部位には、
出口22bに連通する様に降下状に傾斜した極細な傾斜流
路Eを連続形成して、流入絞り25を構成している。ここ
に、ブロック体26、26aとは、流路A〜Eを避けた中心
部にスプリングピンSPを挿着して両者26、26aの底面
部と上面部とを接合して流路A、Bが連続する様に成す
と共に、流路Dは上方ブロック体26の上面部とその接合
面Jにより構成されている。又、ダイヤフラム室15は、
パイロット弁となるボールタップSの一次側にも連通し
て成り、このボールタップSとの連通路27の下流端部に
は、流入絞り25より流路面積を大きく設定した流出絞り
28を設けている。尚、バイパス流路22の入口22aには、
ストレナー29を被冠している。
【0010】ボールタップSは、受水槽Tの天板に設置
された本体に一次側と二次側を断続させる弁体(図示せ
ず)を内装し、二次側を受水槽Tに接続している。そし
て、弁体は、これを開閉操作する様に上下揺動自在に設
けたレバーSRにリンク機構部SLを介して連繋され、
レバーSRの先端には、浮玉SFをスライド自在に挿通
した垂下軸SVの上端部を枢着している。尚、垂下軸S
Vの上端は、一対の平行リンクSTにより、同一軸線上
を上下動する様に構成され、平行リンクSTの一方に
は、垂下軸SVの押し上げ方向に作用する釣り合い重り
SWを設けている。垂下軸SVは、レバーSRに枢着さ
れた上端側を残して受水層T内に突入して成り、垂下軸
SVの突入部位において、その上下の適所に浮玉SFの
ストッパーSSと抜け止めSNを夫々設けている。スト
ッパーSSは、これに浮玉SFが当接する様に浮上して
いる状態を、受水層T内の設定水位に対応させて成り、
この状態では浮玉SFがストッパーSSを介して垂下軸
SVを押し上げると共に、レバーSRも押し上げて弁体
の閉弁状態を保持する様に成している。尚、かかる状態
にあっては、浮玉SFによる垂下軸SVの押し上げ力に
釣り合い重りSWが助勢している。又、受水層Tの水位
が上記設定値より所定範囲以下に変位、即ち、浮玉SF
がストッパーSSより所定距離下方へ離間することで、
浮玉SFの浮力と釣り合い重りSWにより押し上げ保持
されていた垂下軸SVが降下し、レバーSRが下方揺動
して弁体を開弁させ、ボールタップSの一次側と二次側
が連通することにより、本体1のダイヤフラム室15に存
する圧力水が受水槽Tへ吐水される様に成している。
尚、ボールタップSは上記構成に限定されず、要する
に、定水位弁のパイロット弁として受水槽Tの水位変化
に応じ開閉弁する構成であれば良い。
【0011】次に本発明に係る定水位弁の作用について
説明する。受水槽T内の貯留水が設定水位にある図1の
状態では、ボールタップSは閉弁し、定水位弁本体1
は、給水停止状態にある。この給水停止状態では、ダイ
ヤフラム13を介して区画された一次側圧力室7内とダイ
ヤフラム室15内に一次側圧力が作用しており、このため
ダイヤフラム13の両受圧面には同一圧力が作用すること
となるが、一次側圧力室7側のダイヤフラム13の有効受
圧面積L1よりもダイヤフラム室15側のダイヤフラム13
の有効受圧面積L2が大きいことにより生ずる受圧力の
差による閉弁力と、バネ12による閉弁方向への弾性力が
弁体11に作用して閉弁状態を保持している。そして、受
水槽T内の水位が設定水位より所定範囲以下になると、
ボールタップSが開弁し、これによりボールタップSの
一次側と二次側が連通し、ダイヤフラム室15に存する圧
力水がボールタップSを経て受水槽Tに吐水される。こ
のため、ダイヤフラム室15内は圧力降下して一次側圧力
室7内の圧力より低下し、一次側圧力室7内の圧力が、
ダイヤフラム室15の圧力とバネ12の弾性力に抗して弁体
11を開弁させ、受水槽Tに給水する。その後、受水槽T
の水位が設定値に達すると、ボールタップSが閉弁する
ため、ダイヤフラム室15からボールタップSへの流水が
停止し、一次側圧力室7からバイパス流路22を経たダイ
ヤフラム室15への流水により、該ダイヤフラム室15が一
次側圧力室7と同圧になることで弁体11が閉弁し、受水
槽Tへの給水を停止する。又、ダイヤフラム室15内の圧
力水がボールタップSへ通水される時において、ダイヤ
フラム室15にはバイパス流路22を介して一次側圧力室7
より通水されており、この通水は、バイパス流路22の上
流側に設けられた流入絞り25によって、流れの断面積を
減少させて圧力損失を増大させているため、ダイヤフラ
ム室15への流れを緩やかと成している。一方、ダイヤフ
ラム室15からボールタップSへの通水にあっても、流出
絞り28によってその流れを緩やかと成しているが、流入
絞り25よりも流出絞り28の方がその流路断面積が大きい
ので、ダイヤフラム室15への流入量よりボールタップS
への流出量の方が多くなり、ダイヤフラム室15内は圧力
降下し、ダイヤフラム13を閉弁方向へ変位させる。
【0012】
【発明の効果】要するに本発明は、定水位弁本体1下部
に流入口5を設けて、該流入口5を鉛直な給水管Pに接
続できると共に、本体1側部に流出口6を設けて、該流
出口6を受水槽Tに接続できるので、鉛直な給水管Pと
受水槽Tの間に直角な流路を構成する様に本体1を取付
けできる。又、流入口5と流出口6とが夫々連通する様
に本体1内部に区画形成した一次側圧力室7と二次側圧
力室8とを、流入口5と同軸方向で上向きに開口形成し
た弁口10を介して連通させ、該弁口10を開閉する様に弁
体11を設けたので、鉛直な給水管Pの同一軸線上に弁口
10を配置して、該弁口10を開閉する弁体11、該弁体を駆
動させるダイヤフラム13及びバネ12を本体1の上部に設
けることができるため、例えば弁口や弁体等の一連の機
構部が本体側部に組み付けられたものに比し、本体1の
メンテナンスを行う時の作業姿勢に無理がなく、その作
業を効率良く行うことができる。又、弁体11をバネ12に
て閉弁方向に付勢すると共に、弁体11に連繋して設けた
ダイヤフラム13にて、本体1内部でダイヤフラム13の背
面側に設けたダイヤフラム室15と一次側圧力室7とを区
画すると共に、一次側圧力室7側のダイヤフラム13の有
効受圧面積L1よりもダイヤフラム室15側のダイヤフラ
ム13の有効受圧面積L2を大きく設定し、一次側圧力室
7とダイヤフラム室15とは、バイパス流路22で連通して
成るので、本体1の給水停止状態では、ダイヤフラム13
を介して区画された一次側圧力室7内とダイヤフラム室
15内に一次側圧力が作用し、一次側圧力室7側とダイヤ
フラム室15側とのダイヤフラム13の有効受圧面積L1、
L2の差による閉弁力とバネ12による閉弁方向への弾性
力にて、弁体11を閉弁させているため、ダイヤフラム13
の両受圧面を同一圧力にて支持させることができ、ダイ
ヤフラム13自体にかかる負荷を低減して破損する度合い
を軽減できる。よって、本発明のものは、従来の定水位
弁aの様に、給水停止状態において、ダイヤフラム室p
側のダイヤフラムnの片面にのみ圧力が作用する構成で
あるがために生ずる不具合、即ち、ダイヤフラムnを厚
肉すると共に、その受圧径を極端に大きくするために、
定水位弁a本体を大型化せねばならない欠点を解消で
き、通常の厚み及び受圧径を有するダイヤフラム13を使
用しても柔軟な動作が可能なため、定格流量に見合った
大きさの定水位弁本体1を提供できる。又、一次側圧力
室7にバイパス流路22を介して連通したダイヤフラム室
15をパイロット弁となるボールタップSの一次側に連通
したので、ボールタップSの開弁にてダイヤフラム室15
内の圧力水がボールタップSへ流出することにより、一
次側圧力室7内の圧力よりダイヤフラム室15内の圧力が
低下し、一次側圧力室7内の圧力が、ダイヤフラム室15
の圧力とバネ12の弾性力に抗して弁体11を開弁させら
れ、受水槽Tに自動給水できる。
【0013】又、バイパス流路22と、ボールタップSと
の連通路27には、流入絞り25と流出絞り28を夫々設けた
ので、ボールタップSの開弁時において、一次側圧力室
7からダイヤフラム室15へバイパス流路22を経て流入す
る水の流れと、ダイヤフラム室15からボールタップSへ
流出する水の流れとを緩やかと成す様に制御できると共
に、流出絞り28は流入絞り25よりその流路断面積を大き
く設定して成るので、ダイヤフラム室15に急激な圧力変
動を生じさせない様にダイヤフラム13及び弁体11を変位
させられる。よって、ダイヤフラム室15の急激な圧力変
動により、激しく上下変位するダイヤフラム13に生ずる
負荷やこの時ダイヤフラム13から生ずるバタツキ音を飛
躍的に低減でき、しかもボールタップSが閉弁した時
に、給水管P側に生ずるウォーターハンマーをも防止で
きる等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】定水位弁の使用状態を示す図である。
【図2】定水位弁の断面図である。
【図3】バイパス流路を示す拡大断面図である。
【図4】従来の定水位弁の使用状態を示す図である。
【図5】従来の定水位弁の断面図である。
【符号の説明】
1 本体 5 流入口 6 流出口 7 一次側圧力室 8 二次側圧力室 10 弁口 11 弁体 12 バネ 13 ダイヤフラム 15 ダイヤフラム室 22 バイパス流路 25 流入絞り 27 連通路 28 流出絞り L1 有効受圧面積 L2 有効受圧面積 S ボールタップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H056 AA01 AA07 BB02 BB31 CA08 CB02 CB08 CC03 CD01 DD04 EE03 GG05 3H068 AA01 BB62 DD02 EE16 GG02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体下部に流入口を設けると共に、本体
    側部に流出口を設け、流入口と流出口とが夫々連通する
    様に本体内部に区画形成した一次側圧力室と二次側圧力
    室とを、流入口と同軸方向で上向きに開口形成した弁口
    を介して連通させ、該弁口を開閉する様に設けた弁体を
    バネにて閉弁方向に付勢すると共に、弁体に連繋して設
    けたダイヤフラムにて、本体内部でダイヤフラムの背面
    側に設けたダイヤフラム室と一次側圧力室とを区画する
    と共に、一次側圧力室側のダイヤフラムの有効受圧面積
    よりもダイヤフラム室側のダイヤフラムの有効受圧面積
    を大きく設定し、一次側圧力室とダイヤフラム室とは、
    バイパス流路で連通すると共に、ダイヤフラム室をパイ
    ロット弁となるボールタップの一次側に連通したことを
    特徴とする定水位弁。
  2. 【請求項2】 バイパス流路と、ボールタップとの連通
    路には、流入絞りと流出絞りを夫々設けると共に、該流
    出絞りは流入絞りよりその流路面積を大きく設定したこ
    とを特徴とする請求項1記載の定水位弁。
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