JP2013148191A - 自動弁及びその開閉方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電時など電気の供給が止まった場合に確実に自動弁を閉じることができる自動弁を提供する。
【解決手段】自動弁1は、流出配管10に接続された弁座12と、弁座12に押し付けられる弁体ダイヤフラム15と、液室50の一部を形成する操作ダイヤフラム20と、弁体ダイヤフラム15と操作ダイヤフラム20とを連結する連結部材17とを備える。液室50は水槽5に連通している。操作ダイヤフラム20の受圧面積は、弁体ダイヤフラム15の受圧面積よりも大きい。
【選択図】図2

Description

本発明は、水槽の流出配管において流路を開閉する自動弁及びその開閉方法に関するものである。
図1は、従来の自動弁の模式図である。図1に示すように、自動弁500は、水槽502の流出配管504の流路を開閉する弁である。この自動弁500は、ゴム製の操作ダイヤフラム505と弁体ダイヤフラム510とを備えている。この操作ダイヤフラム505と弁体ダイヤフラム510との間には、スペーサ520が介在しており、このスペーサ520を介して、操作ダイヤフラム505と弁体ダイヤフラム510とが連動する構造になっている。自動弁500は、電磁弁522を介してコンプレッサ524に接続されている。このコンプレッサ524により、操作ダイヤフラム505に電磁弁522を介して空気圧力をかけることで弁体である弁体ダイヤフラム510が閉じられる。一方、コンプレッサ524による圧縮気体の供給を止めて、圧縮気体を大気開放することで、弁体ダイヤフラム510が、流出配管504から流出する液体の圧力(1次側圧力)に押され、弁体ダイヤフラム510が開かれる。
しかしながら、このような自動弁500は、操作ダイヤフラム505にコンプレッサ524からの空気圧力をかけることにより弁体ダイヤフラム510を閉じる構造であるため、停電などによりコンプレッサ524からの空気圧力が失われた場合、弁体ダイヤフラム510が開いてしまい、水槽502内の液体が流出してしまう。
本発明は上述した従来の問題点を解決するためになされたもので、停電時など電気の供給が止まった場合に確実に自動弁を閉じることができる自動弁を提供することを目的とする。また、本発明は、そのような自動弁の開閉方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、水槽に接続された流出配管の流路を開閉する自動弁であって、前記流出配管に接続された弁座と、前記弁座に押し付けられる弁体ダイヤフラムと、液室の一部を形成する操作ダイヤフラムと、前記弁体ダイヤフラムと前記操作ダイヤフラムとを連結する連結部材とを備え、前記液室は液体を貯留する貯留槽に連通しており、前記貯留槽の液面位置は、前記水槽の液面位置と同じか、またはそれよりも高く、前記操作ダイヤフラムの受圧面積は、前記弁体ダイヤフラムの受圧面積よりも大きいことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記貯留槽は前記水槽であり、前記液室は前記水槽に連通していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記貯留槽は前記水槽とは別に設けられていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記貯留槽と前記液室とを接続する第1の配管と、前記液室内の液体を排出するための第2の配管と、前記第1の配管に設けられた第1の電磁弁と、前記第2の配管に設けられた第2の電磁弁とをさらに備え、前記第1の電磁弁は、電気の供給が止まると開き、前記第2の電磁弁は、電気の供給が止まると閉じるように構成されていることを特徴とする。
本発明の他の態様は、上記自動弁を開閉する方法であって、前記第1の電磁弁を開き、前記第2の電磁弁を閉じることで、前記貯留槽内の液体を前記液室に導入し、前記液室内の液体の圧力により前記弁体ダイヤフラムを閉じ、前記第1の電磁弁を閉じ、前記第2の電磁弁を開くことで、前記流出配管からの液体の圧力により前記弁体ダイヤフラムを開くことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記弁体ダイヤフラムと前記操作ダイヤフラムとの間には、仕切り板が設けられ、前記操作ダイヤフラムと前記仕切り板との間には、圧縮気体が注入される圧縮気体室が形成されていることを特徴とする。
本発明の他の態様は、上記自動弁を開閉する方法であって、前記圧縮気体室内に圧縮気体を注入することで、前記圧縮気体室内の圧縮気体の圧力と前記流出配管からの液体の圧力により前記弁体ダイヤフラムを開き、前記圧縮気体室への圧縮気体の注入を止め、前記圧縮気体室を大気開放することにより、前記貯留槽から導入された前記液室内の液体の圧力により前記弁体ダイヤフラムを閉じることを特徴とする。
本発明によれば、貯留槽(自動弁が接続された水槽または別に用意された水槽)の液体圧を操作ダイヤフラムに加えることで自動弁を閉める構造となっている。したがって、停電時など、電気の供給が止まった場合にも液体圧が維持され、自動弁を確実に閉じることができる。
従来の自動弁を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動弁を示す模式図である。 図2に示す自動弁の拡大断面図である。 図3に示す自動弁を閉じた様子を示す図である。 図2に示す自動弁と操作液体用水槽との接続例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る自動弁を示す模式図である。 図6に示す自動弁の拡大断面図である。 図6に示す自動弁と操作液体用水槽との接続例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る自動弁を示す模式図である。図3は、図2に示す自動弁の拡大断面図である。図2及び図3に示すように、自動弁1は、水槽5の流出配管10に接続された弁座12と、該弁座12に隣接して設けられた弁体ダイヤフラム15と、弁体ダイヤフラム15を操作するための液体の圧力を受ける操作ダイヤフラム20と、弁体ダイヤフラム15と操作ダイヤフラム20とを連結するスペーサ(連結部材)17と、を備えている。弁座12は円筒形状であり、弁箱25に囲まれている。弁体ダイヤフラム15は、弁座12の開口部12aを閉じる弁体として機能し、操作ダイヤフラム20は、弁体ダイヤフラム15を駆動するためのアクチュエータとして機能する。
弁箱25はその下部に開口部25aを有しており、弁座12を通じて弁箱25に流入してきた液体が開口部25aから流出するようになっている。弁箱25に隣接して中間胴27が設けられており、弁箱25と中間胴27との間には、弁体ダイヤフラム15が挟まれている。中間胴27に隣接してカバー30が設けられており、中間胴27とカバー30との間には、操作ダイヤフラム20が挟まれている。中間胴27、弁体ダイヤフラム15、及び操作ダイヤフラム20により、空気室35が形成されている。中間胴27には空気孔37が形成されており、空気室35は空気孔37を通じて空気が出入りできる構造になっている。
弁体ダイヤフラム15と操作ダイヤフラム20との間には、スペーサ17が介在している。スペーサ17の一方の端部には、円板状の固定部44が形成されており、弁体ダイヤフラム15は固定部44に固定されている。スペーサ17の他方の端部には、円板状の固定部42が形成されており、操作ダイヤフラム20は固定部42に固定されている。したがって、弁体ダイヤフラム15と操作ダイヤフラム20とがスペーサ17を介して連動する。カバー30にはガイドスピンドル(支持部材)40が固定されており、スペーサ17は、ガイドスピンドル40にスライド自在に支持されている。スペーサ17の横方向の動きは、ガイドスピンドル40によってガイドされる。
カバー30と操作ダイヤフラム20とから、液室50が形成されている。カバー30には、貫通孔52,54が形成されている。カバー30の上部に形成された貫通孔52には、配管60の一端部60aが接続されており、カバー30の下部に形成された貫通孔54には、配管65の一端部65aが接続されている。図2に示すように、配管60,65には電磁弁70,75が設けられている。配管60の他端部60bは、水槽5に接続されている。したがって、水槽5の液体がその自重により配管60を通じて液室50に導入される。配管65の他端部65bは開口しており、液室50内の液体を配管65を通じて排出できるようになっている。配管60の他端部60bは、水槽5の液面以下であればどこに配置されてもよい。
操作ダイヤフラム20は、弁体ダイヤフラム15より大きく、操作ダイヤフラム20が固定されている固定部42の大きさは、弁体ダイヤフラム15が固定されている固定部44よりも大きい。すなわち、操作ダイヤフラム20の受圧面積は弁体ダイヤフラム15の受圧面積よりも大きい。一例として、弁体ダイヤフラム15用の固定部44の直径が330ミリメートルとすると、操作ダイヤフラム20用の固定部42の直径は470ミリメートルである。弁座12の口径(すなわち開口部12aの内径)は、固定部44の直径よりも小さく設定されている。
自動弁1を開く場合は、電磁弁70を閉じ、電磁弁75を開く。これにより、自動弁1には液体が流入しないため、液室50は空の状態になる。したがって、操作ダイヤフラム20には液体の圧力がかからない。一方、弁体ダイヤフラム15には、流出配管10を通じて水槽5からの液体の圧力(1次側圧力)がかかるため、弁体ダイヤフラム15が開かれる。電磁弁70は閉じられているため、端部60bから電磁弁70までの配管60は、液体で満たされる。
自動弁1を閉じる場合は、電磁弁75を閉じ、電磁弁70を開く。すると、図4に示すように、配管60を通じて液体が液室50に流入し、液室50は液体で満たされる。操作ダイヤフラム20には、水槽5からの液体の圧力がかかる。操作ダイヤフラム20と弁体ダイヤフラム15は同じ高さに配置されているため、操作ダイヤフラム20にかかる液体の圧力と弁体ダイヤフラム15にかかる液体の圧力は同じである。操作ダイヤフラム20の受圧面積は、弁体ダイヤフラム15の受圧面積よりも大きいため、弁体ダイヤフラム15に作用する力よりも操作ダイヤフラム20に作用する力の方が大きくなる。したがって、操作ダイヤフラム20が、スペーサ17を介して弁体ダイヤフラム15を押し、自動弁1が閉じられる。
再度、自動弁1を開く場合は、電磁弁70を閉じ、電磁弁75を開く。電磁弁70が閉じられることにより、液体による操作ダイヤフラム20の加圧が停止される。同時に電磁弁75が開かれるため、液室50内の液体が排出される。これにより、弁体ダイヤフラム15が水槽5からの液体により押され、図3に示すように、自動弁1が開かれる。
電磁弁70には、電気の供給が止まると開くタイプの電磁弁が使用され、電磁弁75には、電気の供給が止まると閉じるタイプの電磁弁が使用される。これにより、例えば停電などで電気の供給が止まった場合は、自動的に電磁弁70が開き、電磁弁75が閉じる。すると、上述したように、液体が液室50内に流入し、操作ダイヤフラム20がスペーサ17を介して弁体ダイヤフラム15を押すため、自動弁1が閉じられる。水槽5はそれ自身が、液室50に供給される液体を貯留する貯留槽として機能する。
図5に示すように、配管60の他端部60bは、水槽5とは別に設置された操作液体用水槽(貯留槽)80に接続されてもよい。この水槽80は、液室50の容量よりも大きい容量を有している。水槽80の液面には、フロート弁78が設けられている。このフロート弁78により、水槽80の液面が一定に保たれる。水槽80の液面と水槽5の液面とは、同じ高さになっている。したがって、水槽80は、液室50に水槽5と同じ圧力の液体を供給することができる。水槽80の液面は、水槽5の液面よりも高くてもよい。この場合でも、液室50内の液体の圧力を受けた操作ダイヤフラム20が弁体ダイヤフラム15を弁座12に対して押し付けることができる。
自動弁1は、汚泥排出用の弁として使用される場合がある。そのため、水槽5に汚泥が含まれる場合、液室50内に水槽5内の汚泥が流入すると、貫通孔52,54が閉塞するおそれがある。これを防止するためには、水槽80が配置されることが好ましい。水槽80には、汚泥が含まれていないため、貫通孔52,54が閉塞するおそれはない。
本実施形態の自動弁1は、操作ダイヤフラム20に水槽5内の液体圧、又はそれと同等の液体圧を加えることで弁体ダイヤフラム15を閉めることができる弁である。さらに、本実施形態の自動弁1は、コンプレッサなどの空圧ではなく、水槽の液体圧により弁体としてのダイヤフラム15を閉める構造であるため、停電時など、電気の供給が止まった場合にも液体圧が保持される。したがって、停電時には自動弁1を閉じて水槽5内の液体が流出することを防止できる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る自動弁を示す模式図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成は、上述した第1の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
図6に示す自動弁1は、圧縮気体の圧力で自動弁1を開き、液体の圧力で自動弁1を閉じる単作動の自動弁である。この自動弁1は、弁体としての弁体ダイヤフラム15と、操作用の液体の圧力及び圧縮気体の圧力を受けるための操作ダイヤフラム20とを備えている。弁体ダイヤフラム15は、弁座12の開口部を閉じる弁体として機能し、操作ダイヤフラム20は、弁体ダイヤフラム15を駆動するためのアクチュエータとして機能する。
図7は、図6に示す自動弁の拡大断面図である。図7に示すように、弁体ダイヤフラム15、操作ダイヤフラム20、及び中間胴27から形成される空間には、仕切り板100が設けられている。この仕切り板100は、円板状を有しており、弁体ダイヤフラム15、操作ダイヤフラム20、及び中間胴27から形成される空間を、空気室105と圧縮気体室110とに仕切っている。仕切り板100の中央部には、シール保持部材102が固定されている。シール保持部材102はOリング112を保持しており、シール保持部材102とスペーサ17との間にOリング112が存在している。このOリング112は、空気室105と圧縮気体室110との間での気体の流通を遮りつつ、スペーサ17がその軸方向に移動することを許容する。
中間胴27には空気孔37が形成されており、空気室105は空気孔37を通じて空気が出入りできる構造になっている。さらに、中間胴27には、圧縮気体を圧縮気体室110に注入するための気体注入孔114が形成されている。気体注入孔114は、配管120を通じてコンプレッサ(圧縮気体供給源)130に接続されている。配管120には三方弁(電磁弁)125が設けられており、この三方弁125を通じてコンプレッサ130と圧縮気体室110、または圧縮気体室110と大気とが連通するようになっている。
カバー30には貫通孔52が設けられているが、図3に示す貫通孔54は設けられていない。貫通孔52には配管60の一端部60aが接続されており、配管60の他端部60bは、水槽5に接続されている。水槽5内の液体は、その自重により配管60を通って液室50に導入される。第2の実施形態では、上述した電磁弁70,75(図2参照)は設けられていない。
次に、自動弁1の開閉の動作について説明する。自動弁1を開く場合は、コンプレッサ130から三方弁125及び気体注入孔114を通して圧縮気体室110内に圧縮気体を注入する。液室50内の液体が操作ダイヤフラム20を押す力よりも、圧縮気体室110内の圧縮気体が操作ダイヤフラム20を押す力と水槽5からの液体が弁体ダイヤフラム15を押す力の合力のほうが大きく、その結果自動弁1が開かれる。自動弁1を閉じる場合は、圧縮気体室110内への圧縮気体の注入を止め、三方弁125を介して圧縮気体室110を大気開放する。操作ダイヤフラム20の受圧面積は弁体ダイヤフラム15の受圧面積よりも大きいため、操作ダイヤフラム20に作用する力の方が、弁体ダイヤフラム15に作用する力よりも大きい。したがって、操作ダイヤフラム20がスペーサ17を介して弁体ダイヤフラム15を押し、自動弁1が閉じられる。
水槽5内の液体は、その自重により配管60を通って液室50に導入されるため、圧縮気体室110内に圧縮気体が注入されない限り、自動弁1は閉じられる。圧縮気体が圧縮気体室110に注入されることで、自動弁1が開かれる。このように構成されているため、例えば停電などによりコンプレッサ130からの圧縮気体の供給が止まると、操作ダイヤフラム20は、液室50内の液体圧により弁座12側へ自動的に移動し、弁体ダイヤフラム15を弁座12に押し付ける。したがって、水槽5内の液体の流出を防止することができる。
図8は、図6に示す自動弁の別の接続例を示す模式図である。図8に示すように、配管60の他端部60bは、水槽5とは別に設けられた水槽80に接続されてもよい。この水槽80は、液室50の容量よりも大きな容量を有している。水槽80の液面には、フロート弁78が設けられている。このフロート弁78により、水槽80の液面が一定に保たれる。水槽80の液面と水槽5の液面とは、同じ高さになっている。したがって、水槽80は液室50に水槽5と同じ圧力の液体を供給することができる。水槽80の液面は、水槽5の液面よりも高くてもよい。この場合でも、液室50内の液体の圧力を受けた操作ダイヤフラム20が弁体ダイヤフラム15を弁座12に対して押し付けることができる。
自動弁1は、汚泥排出用の弁として使用される場合がある。そのため、水槽5に汚泥が含まれる場合、液室50内に水槽5内の汚泥が流入すると、貫通孔52が閉塞するおそれがある。これを防止するためにも、水槽80が配置されることが好ましい。水槽80には、汚泥が含まれていないため、貫通孔52が閉塞するおそれはない。
第1及び第2の実施形態に係る自動弁は、次のような利点がある。
(1)液体は、その自重により液室50に導入されるので、停電時であっても操作ダイヤフラム20には液体の圧力が加えられ、弁体ダイヤフラム15を閉じることができる。したがって、自動弁1を緊急作動時または緊急遮断弁として使用することができる。
(2)液体の圧力を利用することで、弁体リターン用、すなわち弁体ダイヤフラム15を閉じるための強力なばねが必要なくなるため、弁体を駆動するためのアクチュエータをコンパクトにすることができる。
(3)ダイヤフラム方式のアクチュエータ(すなわち操作ダイヤフラム20)を使用することで、自動弁の構造を簡単にすることができ、部品点数を減らすことができる。
(4)ダイヤフラム方式のアクチュエータを使用することで、上水場などのように油脂を嫌う現場において、全く油脂を使用する必要がなくなる。
(5)操作ダイヤフラムの受圧面積を弁体ダイヤフラムの受圧面積よりも大きくし、貯留槽(自動弁が接続された水槽または別に用意された水槽)からの液体の圧力を操作ダイヤフラムに導入することで、外部からの作動力を導入することなく、自動弁を閉じることができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
1 自動弁
5 水槽
10 流出配管
12 弁座
15 弁体ダイヤフラム
17 スペーサ(連結部材)
20 操作ダイヤフラム
25 弁箱
27 中間胴
30 カバー
35,105 空気室
37 空気孔
40 ガイドスピンドル
42,44 固定部
50 液室
52,54 貫通孔
60,65,120 配管
70,75 電磁弁
78 フロート弁
80 操作液体用水槽
100 仕切り板
102 シール保持部材
110 圧縮気体室
112 Oリング
114 気体注入孔
125 三方弁
130 コンプレッサ

Claims (7)

  1. 水槽に接続された流出配管の流路を開閉する自動弁であって、
    前記流出配管に接続された弁座と、
    前記弁座に押し付けられる弁体ダイヤフラムと、
    液室の一部を形成する操作ダイヤフラムと、
    前記弁体ダイヤフラムと前記操作ダイヤフラムとを連結する連結部材とを備え、
    前記液室は液体を貯留する貯留槽に連通しており、
    前記貯留槽の液面位置は、前記水槽の液面位置と同じか、またはそれよりも高く、
    前記操作ダイヤフラムの受圧面積は、前記弁体ダイヤフラムの受圧面積よりも大きいことを特徴とする自動弁。
  2. 前記貯留槽は前記水槽であり、前記液室は前記水槽に連通していることを特徴とする請求項1に記載の自動弁。
  3. 前記貯留槽は前記水槽とは別に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動弁。
  4. 前記貯留槽と前記液室とを接続する第1の配管と、
    前記液室内の液体を排出するための第2の配管と、
    前記第1の配管に設けられた第1の電磁弁と、
    前記第2の配管に設けられた第2の電磁弁とをさらに備え、
    前記第1の電磁弁は、電気の供給が止まると開き、
    前記第2の電磁弁は、電気の供給が止まると閉じるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の自動弁。
  5. 前記弁体ダイヤフラムと前記操作ダイヤフラムとの間には、仕切り板が設けられ、
    前記操作ダイヤフラムと前記仕切り板との間には、圧縮気体が注入される圧縮気体室が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の自動弁。
  6. 請求項4に記載の自動弁を開閉する方法であって、
    前記第1の電磁弁を開き、前記第2の電磁弁を閉じることで、前記貯留槽内の液体を前記液室に導入し、前記液室内の液体の圧力により前記弁体ダイヤフラムを閉じ、
    前記第1の電磁弁を閉じ、前記第2の電磁弁を開くことで、前記流出配管からの液体の圧力により前記弁体ダイヤフラムを開くことを特徴とする方法。
  7. 請求項5に記載の自動弁を開閉する方法であって、
    前記圧縮気体室内に圧縮気体を注入することで、前記圧縮気体室内の圧縮気体の圧力と前記流出配管からの液体の圧力により前記弁体ダイヤフラムを開き、
    前記圧縮気体室への圧縮気体の注入を止め、前記圧縮気体室を大気開放することにより、前記貯留槽から導入された前記液室内の液体の圧力により前記弁体ダイヤフラムを閉じることを特徴とする方法。
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