JP2002161886A - 水中電動ポンプの回転数制御における誤動作防止装置 - Google Patents

水中電動ポンプの回転数制御における誤動作防止装置

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JP2002161886A
JP2002161886A JP2000360064A JP2000360064A JP2002161886A JP 2002161886 A JP2002161886 A JP 2002161886A JP 2000360064 A JP2000360064 A JP 2000360064A JP 2000360064 A JP2000360064 A JP 2000360064A JP 2002161886 A JP2002161886 A JP 2002161886A
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rotation speed
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power
motor
current
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Takeshi Suzuki
鈴木  剛
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高揚程の小吐出量領域から低揚程の大吐出量
領域に亘る広範囲の領域において常にモータがフルに活
用され且つノイズの影響による誤動作を生じることな
く、シールド施工を必要とせずローコストに施工し得ら
れる水中電動ポンプの回転数制御における誤動作防止装
置の提供する。 【構成】電力検出部系統からの回転数指令と電流検出部
系統からの回転数指令が切替選択部に入力され、モータ
電流の上限設定値よりも検出値の方が小さいときは電力
値一定方式とし検出値が大きくなったときは電流値制限
制御方式となるよう制御方式が切替えられる水中電動ポ
ンプの回転数制御装置において、モータ保護装置3の信
号線8と外部信号制御部6との間に電磁リレー7を介装
させることにより、回転数制御部5に起因して発生する
ノイズの影響が外部信号制御部6に及ばないよう構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、水中電動ポンプ、特にマ
ンホール内で使用される水中電動ポンプの回転数制御装
置における誤動作防止装置に関するものである。
【0002】
【発明の沿革】回転制御のされていない従来の水中電動
ポンプでは、ポンプの負荷変動がポンプの吐出量の増大
に伴い右上がりに増大するため、高揚程から低揚程まで
の広範囲に使用される水中電動ポンプにおいては、最大
吐出量時の負荷を基準としてモータが設計されており、
低揚程の大吐出量領域で使用される場合のみモータ出力
がフルに活用されることになるが、それ以外の領域では
本来のモータ出力以下の仕事量しか行っておらず、モー
タ出力がフル活用されていないという極めて無駄な使わ
れ方であるため、これがポンプ本体のみでなく電源設備
をも大型化させる要因となっており、製造コストならび
にランニングコストの増大を余儀なくされているのであ
る。また、従来公知の電力値一定制御では、ポンプの吐
出量変化に伴ってモータに流れる電流値も変動するた
め、ある範囲でのポンプの吐出量変化領域まではモータ
定格電流値を超えることなく回転数制御が行えるが、低
揚程の大吐出量領域では過電流となって使用できず、モ
ータ出力がフル活用されないことになる。
【0003】上述の問題を解消させるため出願人は、先
に特願平11−247309号の制御装置(未公開)を
開発した。この制御装置によって、高揚程の小吐出量領
域から低揚程の大吐出量領域に亘る広範囲の領域におい
て、常にモータ出力がフルに活用されることになる。し
かし回転数制御の実使用においてその回転数制御部に起
因して発生するノイズがモータ保護装置およびその信号
線を経由して外部信号制御部へ誤信号として投入され、
外部信号制御部から誤った出力信号が発信されて誤動作
を招くことが懸念される。また、ノイズの影響を回避す
るためモ−タ保護装置信号線をシールド線にするという
手法もあるが、シールド施工が必要となり且つノイズ発
生の多い動力線とモ−タ保護装置信号線を個別に機器か
ら引き出さなければならず、ポンプの機器費や設備の施
工コストが増大することになる。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、高揚程の小吐出量領域
から低揚程の大吐出量領域までの広範囲の領域に亘り常
にモータ出力がフルに活用され且つノイズの影響による
誤動作を生じることなく、シールド施工を必要とせずロ
ーコストに施工し得られる水中電動ポンプの回転数制御
における誤動作防止装置を提供することにある。
【0005】
【発明の構成】本発明のに係る水中電動ポンプの回転数
制御における誤動作防止装置では、センサ部分とマイコ
ン演算部分とからなり設備電源からポンプモータにつな
がる系統の電力値を検出するための電力検出部、センサ
部分とマイコン演算部とからなりポンプモータに流れる
電流値を検出するためのモータ電流検出部、前記電力検
出部系統において目標とする電力値を設定するための電
力設定部、前記電流検出部系統において許容されるモー
タ電流の上限値を設定するためのモータ電流設定部、前
記電力の設定目標値と比較して検出値の方が大きいとき
は回転数低下指令を出力し検出値の方が小さいときは回
転数上昇指令を出力するための電力比較部、前記モータ
電流の上限設定値と比較して検出値の方が大きいときの
み回転数低下指令を出力するモータ電流比較部、前記電
力比較部からの回転数指令とモータ電流比較部からの回
転数指令を入力選択し電力値一定制御方式または電流値
制限制御方式に切替えて該切替信号を出力するための切
替選択部、設備電源から受電して前記切替選択部からの
出力信号に基づきポンプモータの回転数を可変速に制御
する回転数制御部、これらの要素からなる水中電動ポン
プの回転数制御装置において、モータ保護装置の信号線
と外部信号制御部との間に電磁リレーを介装させて外部
信号制御部への信号回路を独立回路とすることにより、
前記回転数制御部に起因して発生するノイズの影響が外
部信号制御部に及ばないよう構成した。
【0006】
【実施例】以下実施例の図面により説明をする。
【0007】図1において、1は設備電源、2はポンプ
モータ、3はポンプモータ2に内蔵されたミニチュアプ
ロテクタや電極浸水検出器などのモータ保護装置であ
る。4は制御装置であり、設備電源1から受電して切替
選択部からの出力信号に基づきポンプモータ2の回転数
を可変速に制御する回転数制御部5、電力検出部系統に
おいて目標とする電力値を任意の値に設定するための電
力設定部、電流検出部系統において許容されるモータ電
流の上限値を設定するための電流設定部、前記電力の設
定目標値と比較して検出値の方が大きいときは回転数低
下指令を出力し検出値の方が小さいときは上昇指令を出
力するための電力比較部、前記モータ電流の上限設定値
と比較して検出値の方が大きいときのみ回転数低下指令
を出力するモータ電流比較部、電力比較部から回転数指
令を入力選択し電力値一定方式または電流値制御方式に
切替えて該切替信号を出力するための切替選択部、これ
ら要素が制御装置4に包摂されている。また、センサ部
分とマイコン演算部分とからなり設備電源1からポンプ
モータ2につながる系統の電力値を検出するための電力
検出部、センサ部分とマイコン演算部分とからなり設備
電源1からポンプモータ2に流れる電流値を検出するた
めのモータ電流検出部は、制御装置4に内設させた構造
でもよく、あるいは外設構造であってもよい。6は外部
信号制御部であり、プログラマブルコントローラ等と呼
称されるものである。7はモータ保護装置3の信号線8
と外部信号制御部6との間に介装された電磁リレーであ
り、外部信号制御部6への信号回路を独立回路とするこ
とにより、回転数制御部5のインバータに起因して発生
するノイズの影響が外部信号制御部6に及ばないよう構
成されるのである。
【0008】
【作用】使用する水中電動ポンプのモータ定格値に見合
った電力値を制御装置4の電力設定部に電力目標値とし
て設定し、制御装置4のモータ電流設定値部にはモータ
電流の上限値を設定し、設備電源1から制御装置4へ受
電して該制御装置4からポンプモータ2に電源が供給さ
れることにより水中電動ポンプが駆動する。設備電源1
からポンプモータ2につながる系統の電力値は電力検出
部によって検知され、電力設定部により設定された電力
目標値は電力比較部によって検出電力値と比較され、目
標値よりも検出電力値が大きい場合は回転数低下指令が
出力され、検出電力値の方が小さい場合は回転数上昇指
令が出力される。モータ電流値はモータ電流検知部で常
時検知してモータ電流比較部により上限設定値と比較さ
れ、検出電流値が上限設定値よりも大きい場合に回転数
低下指令が出力され、これら電力検出部系統からの回転
数指令と電流検出部系統からの回転数指令は切替選択部
に入力され、モータ電流の上限設定値よりも検出値の方
が小さいときは電力値一定方式とし検出値の方が大きく
なったときは電流値制限制御方式となるように自動的に
制御方式が切替られる。そして回転数制御部5のインバ
ータに起因して発生するノイズは電磁リレー7により縁
切りされるので、誤った信号を外部信号制御部6へ発信
することがなく、従ってポンプモータ2の回転数制御に
誤動作を生じさせることはない。
【0009】
【発明の効果】本発明水中電動ポンプの回転数制御にお
ける誤動作防止装置によれば、ポンプの負荷状況に応じ
て電力値一定制御方式またはモータ電流値制限制御方式
のいずれかを選択して自動的に切替え、小吐出量領域に
おける高揚程化および低揚程の大吐出量領域における過
負荷防止を実現させることができ、ポンプモータの焼損
を防止し得るという効果もある。また、広範囲に亘る領
域において常にモータ出力がフルに活用されるため、比
較的高揚程なポンプ要求仕様ポイントに対して従来より
も小型のポンプで対応することができ、しかも回転数制
御部に起因して発生するノイズによる誤動作が起ること
なくシールド施工が不要となり、ポンプ本体のみでなく
電源設備をも小型化でき製造コストおよび施工コストな
らびにランニングコストを低減し得るという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の構成を略示した回路図である。
【符号の説明】
1 設備電源 2 ポンプモータ 3 モータ保護装置 4 制御装置 5 回転数制御部 6 外部信号制御部 7 電磁リレー 8 信号線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ部分とマイコン演算部分とからな
    り設備電源からポンプモータにつながる系統の電力値を
    検出するための電力検出部、センサ部分とマイコン演算
    部とからなりポンプモータに流れる電流値を検出するた
    めのモータ電流検出部、前記電力検出部系統において目
    標とする電力値を設定するための電力設定部、前記電流
    検出部系統において許容されるモータ電流の上限値を設
    定するためのモータ電流設定部、前記電力の設定目標値
    と比較して検出値の方が大きいときは回転数低下指令を
    出力し検出値の方が小さいときは回転数上昇指令を出力
    するための電力比較部、前記モータ電流の上限設定値と
    比較して検出値の方が大きいときのみ回転数低下指令を
    出力するモータ電流比較部、前記電力比較部からの回転
    数指令とモータ電流比較部からの回転数指令を入力選択
    し電力値一定制御方式または電流値制限制御方式に切替
    えて該切替信号を出力するための切替選択部、設備電源
    から受電して前記切替選択部からの出力信号に基づきポ
    ンプモータの回転数を可変速に制御する回転数制御部、
    これらの要素からなる水中電動ポンプの回転数制御装置
    において、モータ保護装置の信号線と外部信号制御部と
    の間に電磁リレーを介装させて外部信号制御部への信号
    回路を独立回路とすることにより、前記回転数制御部に
    起因して発生するノイズの影響が外部信号制御部に及ば
    ないよう構成したことを特徴とする水中電動ポンプの回
    転数制御における誤動作防止装置。
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