JPH11107975A - 水中電動ポンプ - Google Patents

水中電動ポンプ

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JPH11107975A
JPH11107975A JP27149897A JP27149897A JPH11107975A JP H11107975 A JPH11107975 A JP H11107975A JP 27149897 A JP27149897 A JP 27149897A JP 27149897 A JP27149897 A JP 27149897A JP H11107975 A JPH11107975 A JP H11107975A
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Makoto Nakada
誠 仲田
Masaru Noda
勝 野田
Masanori Yabu
雅則 薮
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用途に応じてポンプの特性が簡単に選択でき
るようにした水中電動ポンプを提供すること。 【解決手段】 モータ71とポンプの羽根車72を有す
るポンプユニット7のインバータ実装部84内に、主回
路部2と回路基板5Aからなるインバータ装置を設け、
このインバータ装置によりモータ71を可変速駆動する
ようにした水中電動ポンプにおいて、インバータ装置の
入力からモータ72の出力までの間の何れかの箇所に現
れる電気量を検出し、該電気量が予め設定してある目標
電気量に収斂するように前記インバータ装置を制御する
制御手段と、この電気量として、前記インバータ装置の
入力からモータ71の出力までの間の複数の箇所に現れ
る電気量の内の1の電気量を設定する選択手段とを設
け、これにより、設定した電気量により、羽根車72を
変えることなく複数のポンプ特性の何れかを任意に得る
ことができるようにしたもの。 【効果】 ポンプの仕様環境毎に、低水量で高揚程な特
性、または大水量で低揚程な特性が任意に選択でき、一
台のポンプで多用途に対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ装置を
用いた電動ポンプに係り、特に水中ポンプに好適な電動
ポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水中ポンプの一種に渦巻型ポンプがある
が、このポンプは、特性上、設計面の工夫により比較的
自由に所望の性能を得ることができるという特性があ
る。例えば、この渦巻型ポンプでは、通水エリアを狭く
するなどの設計により、揚程が高く、吐出し量が小さな
性能を得ることが比較的容易である。また、このポンプ
では、「吐出し量に対するポンプ駆動用モータの電流値
または入力値の変化」に代表される負荷特性について
も、一般的に吐出し量の大きな領域では高くなる傾向が
あり、この特性は、ポンプ設計面で通水エリアを制限す
るなどの処理により、吐出し量の大きな領域で、駆動電
流の上昇を抑え込むことができる飽和特性にすることも
比較的容易であるという特長をもたらす。
【0003】ところで、水中ポンプは、下水や道路の排
水用途に使用されることが多く、異物の混入した液体を
揚水することが多い。このとき、上記した渦巻型ポンプ
では、羽根車と吸込カバーとの隙間が小さいため異物が
詰り易く、このため、羽根車が拘束(ロック)状態にな
り、さらにこの羽根車につながるモータが拘束状態にな
り、この結果、排水槽の水が溢れて水浸しになったり、
ロックしたモータに流れる極めて大きな電流のため、モ
ータ焼損に至ることも少なくなかった。
【0004】そこで、このような背景から、最近では異
物の通過性を重視して、羽根車と吸込カバーとの隙間が
大きくできるボルテックス型ポンプが多く使用されるよ
うになっている。しかしながら、ボルテックス型ポンプ
を用いたとしても、異物の通過サイズを優先して通水エ
リアを先に決定した場合には、ポンプの特性について、
渦巻きポンプのように自由な性能を得ることが困難であ
る。
【0005】一般的には、異物通過サイズ、すなわち通
水エリアを大きくするにつれ、ポンプ性能上では、吐出
し量に対する揚程の変化が横流れの平坦特性傾向になっ
てしまうので、吐出し量を抑えても高揚程が確保できな
くなってしまう。また、モータの負荷特性上では、吐出
し量増加とともに電流又は入力が大きく増加する右上が
りの傾向となる。
【0006】従って、ボルテックス型ポンプに高揚程性
能を要求した場合には、低い揚程領域(吐出し量の多い
領域)では、駆動電流が大きく増加し、モータが過負荷
状態になってしまうため、高い揚程領域(吐出し量の少
ない領域)でしか使用できない限定的なポンプ特性しか
得られなくなってしまう。
【0007】しかし、排水用ポンプの一般的な使われ方
から見た場合、このような限定的な特性では、次のよう
な不都合が生じる。まず、排水用水中ポンプは、通常、
排水槽の中に設置されることが多いが、この排水槽の水
位は一定ではなく、そのため揚程が変動するのが一般的
である。一方、ポンプの運転・停止はフロートスイッチ
等の水位計の設定により決めらるが、このととき、ポン
プの運転・停止の頻繁な繰り返しが与える機械的、電気
的悪影響を避けるため、ポンプの運転開始水位と運転停
止水位に差をもたせ、運転制御に、いわゆる不感帯を設
けるのが通例であり、この結果、運転開始時にはかなり
水位が高く(ポンプの揚程が低く)、停止時にはかなり水
位が低い(ポンプ揚程が高い)状態となる。
【0008】このような場合、排水用水中ポンプとして
ボルテックス型ポンプを用いたとすれば、広い揚程範囲
でも使えるよう、性能に余力のあるポンプが必要になっ
て、モータの出力も大きなものにする必要があり、電源
容量も大きくなりコスト的にも無駄の多いものとなって
しまう。
【0009】そこで、インバータを用いてポンプを可変
速駆動し、特性を改善する方法が従来から提案されてお
り、その例を特開平7−167085号公報にみること
ができきる。このインバータによる駆動方式では、イン
バータ装置の出力である交流電源の出力電圧Vと出力周
波数fの比(V/f)を一定にし、モータ電流が一定にな
るように回転速度を制御することによって、モータトル
ク一定制御を実現しようとするものである。
【0010】これにより、モータ出力を最大限に引き出
し、その結果として、インバータを用いない、商用電源
周波数での略一定回転速度駆動の場合よりも、ポンプ特
性を改善し、ポンプの種類によっては、少ない吐出し量
領域での高揚程特性、すなわち垂下特性にしたり、また
逆に垂下特性を低い揚程で高吐出し量が得られる平坦特
性にしたりすることができる。
【0011】また同様に、出力一定に制御する従来技術
としては、例えば特開昭59−25099号公報による
提案が、また消費電力を一定に制御する従来技術として
は、特開昭62−23596号公報による提案などがあ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの従
来技術では、電流や出力などモータに関係する電気量の
うち、一定に制御すべき電気量が1種類になっており、
このため、何れの電気量を一定に制御するかの選択によ
って、ポンプ特性が決められてしまうという問題があっ
た。
【0013】例えば、上記特開平7−167085号公
報に記載されている従来技術、すなわち、V/fを一定
にして、モータ電流を一定に制御する方式の従来技術で
は、特にモータが誘導電動機の場合には、必ずしもモー
タトルク一定の制御が実現できないという問題点があっ
た。
【0014】また、この場合、温度の影響も無視できな
い。すなわち、水中ポンプの温度は、水の温度に大きく
依存するため、水の温度変化は、ポンプを駆動するモー
タの許容最大電流に大きく影響する。例えば、水の温度
は季節によっても変るから、ポンプの出力は季節の影響
も受ける。
【0015】また、この結果、水中ポンプの温度は、水
中にどの程度ポンプが没しているかによっても大きく異
なる。例えばポンプ全体が水中に没している場合には、
水による冷却効果が高く、モータの温度上昇が抑制され
るので、大きな出力での運転が可能であるが、羽根車近
傍までしか水中に没していない場合には、水による冷却
効果が低下して、最大許容電流が制限される。
【0016】特にインバータ装置は、モータよりも温度
の影響を大きく受けるので、インバータ装置を内蔵し、
ポンプとモータとインバータ装置が一体になった水中ポ
ンプの場合には、周囲温度によって更に大きく出力が左
右される。
【0017】電流一定の制御を行う上記のインバータ駆
動ポンプの従来技術(特開平7−167085号)では、
モータの温度に対して考慮されており、モータの巻線温
度が一定値以下に保たれるように一定の電流値を変化さ
せる技術内容が提示されている。
【0018】しかし、ポンプ装置内にインバータを実装
した場合についての配慮はなされておらず、且つ、温度
が低い領域では、モータ温度に余裕があったとしても、
一定電流の値を変更することはなく、高温度領域におい
てのみ一定電流の値を小さな値に変更するだけであっ
た。
【0019】本発明の目的は、用途に応じてポンプの特
性が簡単に選択できるようにした水中電動ポンプを提供
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ポンプとモ
ータの筐体内にインバータ装置を備え、ポンプを可変速
駆動するようにした水中電動ポンプにおいて、前記イン
バータ装置の入力から前記モータの出力までの間の何れ
かの箇所に現れる電気量を検出し、該電気量が予め設定
してある目標電気量に収斂するように前記インバータ装
置を制御する制御手段と、前記電気量として、前記イン
バータ装置の入力から前記モータの出力までの間の複数
の箇所に現れる電気量の内の1の電気量を設定する選択
手段とを設けることにより達成される。
【0021】複数の電気量を、それぞれ目標値に一定に
制御できるようにした上で、何れの電気量を一定に制御
するかを選択可能にしたことにより、少ない吐出し量領
域での高揚程特性、すなわち垂下特性の度合いが選択可
能になる。例えば電気量として、モータ出力、モータ電
流、モータトルクの3種の量を考えた場合、実験によれ
ば、この順番に沿って、垂下特性度が高まる結果を得て
いる。
【0022】また、このとき、モータ電流のトルク電流
成分と磁束に係わる定数からモータトルクを演算して、
そのトルク推定値を一定となるようにインバータの周波
数を決定するようにすることができ、この場合には、単
にモータ電流一定制御のときよりも、トルク一定の制御
性能が向上する。
【0023】更に、このように、ポンプとモータとイン
バータ装置が一つの筐体内に収納された場合には、モー
タに比して耐温度特性に劣るインバータ装置内の温度に
基づいて目標とする電気量の大きさを決定するようにし
てやれば、インバータ装置の温度許容範囲で最大限に目
標値を大きくできる。
【0024】これらの結果、異物の通過性に優れたボル
テックス型ポンプを用いることができ、この場合でも、
渦巻型ポンプのような高い揚程性能が得られ、且つ渦巻
型ポンプと同程度出力のモータを使用しても、低い揚程
で過負荷になる虞れのない特性を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるインバータを
用いたポンプの運転制御装置について、図示の実施形態
により詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態が
適用されたポンプ装置の一例で、交流電源1から供給さ
れる電力をインバータの主回路部2に入力し、この主回
路2を介してポンプユニット7内のモータ71(この実
施形態では、誘導電動機)を駆動するようになってい
る。
【0026】モータ71には、モータ軸711を介して
ポンプの羽根車72が取り付けてあり、これによりポン
プユニットの基本部が構成されている。このポンプユニ
ット7は、異物の通過性を重視したボルテックス型ポン
プを基本にしてあり、図示の通り、羽根車72と吸込カ
バー73との隙間が大きく作られている。
【0027】図2は、インバータの主回路部2の詳細を
示したもので、コンバータ21、平滑コンデンサ22、
直流/交流変換器であるインバータ23、温度検出用の
サーミスタ24、U相、W相モータ巻線電流検出センサ
25uと25wからなる。ここで、サーミスタ24は、
主として、インバータ23を構成するスイッチング素
子、例えばIGBTが実装された金属基板(図示せず)の
実装面側の表面温度を検出するようになっている。
【0028】次に電源・センサー部4は、この電源・セ
ンサー部4内で使用する各種の直流電圧を作成する電源
回路41と、電流検出回路42、電圧検出回路44、サ
ーミスタ24の温度情報を電圧情報に変換する温度検出
回路45などの検出部、及びインバータ23にドライブ
信号を作成するドライブ回路43とからなる。
【0029】制御部CTRは、マイクロコンピュータ5
と選択器6とを備えている。そして、まず、マイクロコ
ンピュータ5は、ポンプの制御に必要な演算処理を実行
する働きをし、次に、選択器6は、人間が操作すること
ができる適当なスイッチなどで構成されたもので、以下
に説明するいくつかのソフトウェアの一種が選択できる
ようにする入力装置として働くものである。
【0030】この実施形態では、制御すべき複数の電気
量として、モータ電流、モータトルク、モータ出力の3
種類が設定してあり、これらの電気量の中の1種を選択
器6を用いて選択し、選択された電気量が一定になるよ
うに、インバータ23の出力周波数を制御するようにな
っており、このため、マイクロコンピュータ5には、ト
ルク一定制御5Tと電流一定制御5C、それに出力一定
制御5Wの3種のソフトウェアを備えており、さらに、
これらのうちの何れを選択するかを、選択器6の入力信
号に応じて決定する切り替え部51を備えている。
【0031】また、この実施形態では、モータ(誘導電
動機)の運転制御法として、センサレスベクトル制御を
基本としており、このため、マイクロコンピュータ5に
は、さらにセンサレスベクトル制御処理52、PWM信
号処理53などのソフトウエアが備えられている。
【0032】通常のインバータによる誘導電動機の制御
では、上記したように、V/f一定制御方式がもちいら
れているが、この制御方式では、電流の増加と共にモー
タの磁束が低減し、流した電流ほどには出力トルクが発
生せず、また負荷の増加と共にモータの回転速度が低下
してしまうという問題がある。
【0033】しかして、この問題が解決できる制御方式
がベクトル制御方式で、これは、磁束を一定に保ち、モ
ータの負荷が変化しても、常に回転速度がほぼ一定にな
るように周波数を制御するもので、特に低速時でも高ト
ルクを得ることができるという特徴がある。そして、セ
ンサレスベクトル制御方式は、その名称の通り、磁束セ
ンサを用いないベクトル制御方式のことで、モータ巻線
電流を少なくとも2相分検出し、これより、磁束に比例
する励磁電流(Id)と、トルクに比例するトルク電流(I
q)を演算し、この2種の電流成分と、モータ定数(2次
側インダクタンス、2次側抵抗、励磁インダクタンスな
ど)とから、電圧、周波数を決定するようになっている
もので、このため、上記実施形態では、2個の電流検出
センサ25u、25wが設けられているのである。
【0034】そして、図1に示すように、主回路部2
は、平滑コンデンサ22を除いて一体のパワーモジュー
ルとしてまとめられ、このパワーモジュールの上部に電
源・センサー部4と制御部CTRのマイクロコンピュー
タ5を搭載した回路基板5Aを配置し、これらをモータ
71の上部に格納してあり、この回路基板5Aに、電源
回路41を構成するトランス411とコンデンサ412
が搭載されている。
【0035】更にこのパワーモジュールは、モータ71
の上部に設けられたインバータ実装部84内で、モータ
71の収納部との仕切り面側に、パワーモジュール内に
実装されたIGBTなどの発熱体、及びサーミスタ24
が実装された面がむく方向に設置されている。
【0036】そして、このインバータ実装部84に平滑
コンデンサ22を実装し、電源入力線85を介して交流
電源1からの電力がインバータポンプユニット7内に取
り込まれるようになっている。
【0037】図3は、制御部CTRのマイクロコンピュ
ータ5により実行される制御の全体を示すブロック図
で、電流一定制御部5Cとトルク一定制御部5T、それ
に出力一定制御部5Wは、それぞれ目標電流値Icmd 、
目標トルク値τcmd 、目標出力値Pcmd を入力し、これ
により、それぞれ速度指令fcdc 、fcdt 、fcdw を出
力するように構成されている。なお、これら目標電流値
Icmd と目標トルク値τcmd 、及び目標出力値Pcmd
は、予めマイクロコンピュータ5にデータとして設定し
てあるものである。
【0038】これらの3種類の速度指令は、選択器6で
外部から設定されている選択データslc に応じて、切り
替え部51により1種が選択され、速度指令fcmd とな
る。このとき、外部から設定される選択データslc は、
少なくとも2ビットのディジタルデータであり、このデ
ィジタル値が、上記3種の速度指令fcdc 、fcdt 、fcdw
とそれぞれ1対1に対応がとられていることになる。
【0039】こうして、3種類の速度指令の中から選択
された速度指令fcmd はセンサレスベクトル制御部52
に入力され、そこに予め設定してあるモータ定数と、電
流検出処理部50から入力される電流情報と共に演算を
行い、電圧指令V1cmd と周波数指令f1cmd が出力され
る。そして、これらの電圧指令V1cmd と周波数指令f1
cmd からPWM信号処理53によりインバータ23を構
成するスイッチング素子IGBTに対するオン・オフ信
号が作成される。
【0040】次に、このセンサレスベクトル制御の処理
が実行される過程で、センサレスベクトル制御部52で
算出される中間データであるトルクと速度関連データは
トルク・速度演算部54に供給され、ここで算出された
推定トルクτは出力一定制御部5Wとトルク一定制御部
5Tに入力され、同様に、推定速度fr は出力一定制御
部5Wに入力される。
【0041】電流検出処理部50は、U相、W相モータ
巻線電流検出センサ25u、25wからの電流情報を電
流検出部42を介して、マイクロコンピュータ5内に取
り込む処理部であり、その出力である電流データは、電
流一定制御部5Cとセンサレスベクトル制御部52に入
力される。次に、電流一定制御5Cとトルク一定制御5
T、それに出力一定制御5Wの動作について、それぞれ
の場合に分けて説明する。
【0042】<電流一定制御>図4は、電流一定制御5
Cに関連するブロック図である。電流検出回路42で検
出されたU相電流IuとW相電流Iwは、電流検出処理
部50を介してマイクロコンピュータ5の内部に取り込
まれる。そして、全波整流演算部5C1により、U相と
W相の2相のモータ電流からV相電流Iv(Iv=−I
u−Iw)を算出し、3相分の電流データを得、これら
から全波整流演算を行う。
【0043】この全波整流演算した値は多少のリプル成
分を含んでいるため、そのリプル成分を減衰させるた
め、平均化処理部5C2により平均化演算を行う。その
結果として得られた全波整流平均値Imean を比較回路
5C3に入力し、目標電流値Icmd と比較演算を行い、
その誤差を比例・積分補償部5C4で比例補償と積分補
償を行って速度指令fcdc を出力するのである。これに
よって、目標電流値Icmd にモータ電流の全波整流平均
値Imean を一致させるのに必要な速度指令が作成され
ることになる。
【0044】<トルク一定制御>図5は、トルク一定制
御5Tに関連するブロック図である。ここで、センサレ
スベクトル制御部52には、そこでの処理の1種として
3相/dq座標変換処理521が設けてあり、これに電
流検出処理部50を介して取り込んだモータ電流Iu、
Iwが供給され、トルク電流(q軸電流)分Iqと励磁電
流(d軸電流)分Idとに分解される。
【0045】次いで、これらd軸電流分とq軸電流分
は、トルク・速度演算部54内の処理の1種として設け
てあるトルク推定演算部541に供給され、ここでモー
タ定数K1と組み合わされて推定トルクτが算出され
る。ここで、このモータ定数K1は、モータの相数、極
数、励磁インダクタンス、2次インダクタンスから求め
られる定数である。
【0046】そして、トルク一定制御部5Tでは、目標
トルクτcmd と、上述の処理で算出された推定トルクτ
とを比較回路5T1で比較演算し、その誤差を比例・積
分補償部5T2で比例補償と積分補償を行って速度指令
fcdt を出力するのである。
【0047】これによって、目標電流値τcmd に推定ト
ルクτを一致させるのに必要な速度指令fcdt が作成さ
れることになる。
【0048】<出力一定制御>図6は、出力一定制御W
に関連するブロック図である。ここでも、電流検出処理
部50を介して取り込んだモータ電流Iu、Iwがセン
サレスベクトル制御部52内の3相/dq座標変換処理
521に供給され、ここでq軸電流分Iqとd軸電流分
Idとに分解される。
【0049】次いで、これらq軸電流分Iqとd軸電流
分Idは、同じくセンサレスベクトル制御部52内の処
理の1種として設けてあるすべり周波数演算部522に
供給され、ここで、モータ定数K2を用いて、すべり周
波数fsが演算される。ここで、まず、すべり周波数f
sとは、インバータ出力周波数と誘導電動機の実回転周
波数の差の周波数のことであり、次にモータ定数K2と
は、モータの励磁インダクタンス、2次インダクタン
ス、2次抵抗から求められる定数である。
【0050】トルク・速度演算部54では、先に説明し
たトルク推定演算部541と、それに加えて加算部54
2を備え、この加算部542により、センサレスベクト
ル制御部52で作成される周波数指令f1cmd から、推
定すべり周波数fsが差し引かれ、推定速度frが算出
される。
【0051】そして、出力一定制御部5Wでは、まず、
トルク・速度演算部54で求められた推定トルクτと推
定速度frとを入力し、乗算器5W3で乗算して推定出
力Prが求められる。
【0052】次いで、この推定出力Prと目標出力Pcm
d とを比較回路5W1で比較演算して誤差を求め、比例
・積分補償部5W2で比例補償と積分補償を行って速度
指令fcdw を出力するのである。この結果、目標出力値
Pcmd に推定出力Prを一致させるのに必要な速度指令
fcdw が作成されることになる。
【0053】次に、このようにして、電流一定制御とト
ルク一定制御、それに出力一定制御の内の何れかを任意
に選択してインバータ装置の周波数を制御し、モータ7
1の回転数を制御した場合に得られるポンプ性能につい
て示すと、図7の特性曲線のようになる。
【0054】そして、この図7から明らかなように、同
じポンプを使用しているにもかかわらず、本発明の実施
形態によれば、3種の制御方式により、それぞれで異な
ったポンプの運転特性が得られ、幅広い対応ができるこ
とになる。例えば、いま、ポンプを使用する現場での条
件から、水量は比較的少なくても良いが、高い揚程が求
められる場合には、選択器6によりトルク一定制御方式
を選んでやれば、破線で示すポンプ特性となり、A点で
示すかなり高い揚程にも対応することができる。
【0055】反対に、揚程は比較的低くても、より多い
水量が求められる場合には、出力一定制御方式を選んで
やれば、点線で示すポンプ特性になり、B点で示すかな
り多い水量にも対応することができる。他方、中間的な
性能が求められる場合には、電流一定制御方式を選べば
良く、この場合には、実線で示すポンプ特性が得られる
ことになる。
【0056】従来技術のように、制御対象となる電気量
が1種類の場合、例えばモータ電流だけを検出し、この
電流値が目標電流値と一致するように、インバータ装置
の周波数を決定し、モータの回転数を制御した場合に
は、同一のポンプのままでは、図6で示したA点やB点
の性能を得ることはできず、この場合には、その都度、
その性能に見合った羽根車を設計し、取り替えるなどの
2次的な作業が必要になり、専用のポンプが必要になっ
てしまう。
【0057】しかるに、本発明の実施形態によれば、ポ
ンプはそのままで、単に制御方式の選択により任意のポ
ンプ性能に対応できるため、幅広い対応が可能な汎用性
に富んだポンプを容易に提供することができる。
【0058】次に、目標値がインバータ装置の温度の関
数となるようにした本発明の実施形態について、図8に
より説明する。この図8において、サーミスタ24の抵
抗値は、温度検出回路45により電圧情報に変換され、
温度データ取り込み部A1によりマイクロコンピュータ
5内部に取り込まれる。そして、その出力である検出温
度Tm が目標値発生器A2に入力され、目標電流値Icm
d が作成される。ここで、この目標値発生器A2は、図
示のような関数で与えられ、温度Tm1以下の低い温度範
囲では一定の目標電流値Imx を保ち、Tmx 以上の温度
では、目標電流値を0にし、温度Tm1 から温度Tmx の
範囲では、温度が高くなるほど目標電流値を低減させる
関係を持たしてある。
【0059】この結果、主要回路部(パワーモジュール)
2の温度に応じて自動的に目標電流値が自動的に作成さ
れるようになり、温度が高くなるにつれ目標電流値が小
さな値にされ、反対に温度が低くなるにつれ目標電流値
は大きくされる。従って、この実施形態によれば、ポン
プ雰囲気温度が低い時には、インバータの最大電流近傍
まで目標電気量を高めることができ、高揚程のポンプ特
性が得られ、反対に、ポンプ近傍温度が高くなれば、目
標電流値を下げ、これにより、インバータ装置の温度上
昇が抑えられ、これによる運転停止の虞れをなくし、運
転を継続できる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、ポンプを変えることな
く、垂下特性の異なる複数のポンプ特性の中から、必要
とするポンプ特性が任意に選択できるようになり、この
結果、汎用性に富んだ水中ポンプを容易に提供すること
ができる。
【0061】また、この結果、本発明によれば、モータ
の能力を過不足なく生かし切れるとと共に、複数の電気
量を任意に選択できることによって、インバータの能力
をも生かし切ることになり、効率がよく高性能の水中ポ
ンプをローコストで容易に得ることができる。
【0062】さらに、本発明によれば、単なる電流一定
制御でなく、推定したモータトルク一定の制御特性が得
られ、この結果、トルク一定でのポンプ性能評価が容易
に得られるという効果がある。
【0063】また、本発明によれば、ポンプ内に実装し
たインバータ装置の温度を基準に電気量一定の制御が得
られるため、ポンプ雰囲気温度が低いときには、インバ
ータ装置の最大電流近傍まで目標電気量を高めることが
でき、高揚程のポンプ特性が得られ、ポンプ近傍温度が
高くなれば、目標値を下げることができるので、インバ
ータが熱で停止することなく運転を継続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水中電動ポンプの一実施形態を示
す断面図である。
【図2】本発明による水中電動ポンプの一実施形態にお
けるインバータ装置の説明図である。
【図3】本発明による水中電動ポンプの一実施形態にお
ける全体の制御を示すブロック図である。
【図4】本発明による水中電動ポンプの一実施形態にお
ける電流一定制御部を示すブロック図である。
【図5】本発明による水中電動ポンプの一実施形態にお
けるトルク一定制御部を示すブロック図である。
【図6】本発明による水中電動ポンプの一実施形態にお
ける出力一定制御部を示すブロック図である。
【図7】本発明による水中電動ポンプの一実施形態によ
り得られるポンプの運転特性を示す説明図である。
【図8】本発明による水中電動ポンプの他の一実施形態
における温度により目標値を作成する制御部のブロック
図である。
【符号の説明】
1 電源 2 主回路部 21 コンバータ 23 インバータ 24 サーミスタ 4 電源・センサー部 411 トランス 412 コンデンサ 42 電流検出回路 45 温度検出回路 5 マイクロコンピュータ 50 電流検出部 51 切り替え処理 52 センサレスベクトル制御処理 521 3相/dq座標変換 522 すべり周波数演算 53 PWM信号処理 54 トルク、速度演算部 541 トルク推定演算 542 加算演算 5C 電流一定処理 5C1 全波整流演算部 5C2 平均化処理部 5C3、5T1、5W1 加算演算 5C4、5T2、5W2 比例・積分補償 5T トルク一定処理 5W 出力一定処理 6 選択器 7 ポンプユニット 71 モータ 72 羽根車 72 吸い込みカバー 85 電源入力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 静夫 大阪市鶴見区鶴見4丁目16番40号 株式会 社鶴見製作所内 (72)発明者 仲田 誠 大阪市鶴見区鶴見4丁目16番40号 株式会 社鶴見製作所内 (72)発明者 野田 勝 大阪市鶴見区鶴見4丁目16番40号 株式会 社鶴見製作所内 (72)発明者 薮 雅則 大阪市鶴見区鶴見4丁目16番40号 株式会 社鶴見製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプとモータの筐体内にインバータ装
    置を備え、ポンプを可変速駆動するようにした水中電動
    ポンプにおいて、 前記インバータ装置の入力から前記モータの出力までの
    間の何れかの箇所に現れる電気量を検出し、該電気量が
    予め設定してある目標電気量に収斂するように前記イン
    バータ装置を制御する制御手段と、 前記電気量として、前記インバータ装置の入力から前記
    モータの出力までの間の複数の箇所に現れる電気量の内
    の1の電気量を設定する選択手段とが設けられているこ
    とを特徴とする水中電動ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、 前記電気量が、前記モータのトルクと出力、それに入力
    電流であることを特徴とする水中電動ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1の発明において、 前記目標電気量が、前記インバータ装置の温度の関数と
    して設定されるように構成されていることを特徴とする
    電動ポンプ装置。
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