JP2002161521A - 除雪車および除雪車を用いた除雪方法 - Google Patents

除雪車および除雪車を用いた除雪方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高架道路上の雪を除雪する際、高架道路の下
方に設けられた地上道路に、除雪した高架道路上の雪が
積もるといった不具合を防止することができる除雪車を
提供する。 【解決手段】 雪を車体の左右側方から投雪する投雪用
シュート装置8を有する除雪車1であって、投雪用シュ
ート装置8は、車体側に設けられた排出用シュート11
と、この排出用シュート11の先端部に設けられた屈曲
自在な屈曲用シュート12と、この屈曲用シュート12
の先端部に設けられた延長用シュート13とで構成さ
れ、延長用シュート13は、屈曲用シュート12から送
り出される雪を、車体の真下方向へ向けて案内して排出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高速道路上
に積もった雪を除雪するための除雪車および除雪車を用
いた除雪方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の除雪車としては例えば実
開平4−4923号公報に示されるように、シュート装
置の先端から雪を投雪する除雪装置を車両本体に設けた
ものがある。上記シュート装置は、図7に示すように、
シュート本体51と、このシュート本体51に設けられ
た屈曲自在な屈曲用シュート52とで構成されている。
上記屈曲用シュート52は、互いに開閉自在に外嵌され
て接続された第1〜第3キャップ52a〜52cにより
構成されており、第3キャップ52cの先端には、外側
斜め下へ向いた排出口53が形成されている。
【0003】これによると、道路の路面に積もった雪
は、除雪車のオーガの回転によりブロア59へ掻き込ま
れ、ブロア59によってシュート装置54の排出口53
から道路の外側方へ投雪される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、例えば図8に示すように、地上から高い場
所に架設された高速道路55上の雪を除雪車56で除雪
する場合、シュート装置54の排出口53から投雪され
た雪は高速道路55の側方からそのまま下方へ向かって
落下する。この際、高速道路55の真下に高架下の敷地
57が形成されており、この敷地57の隣りに一般道路
58が通っている場合、上記高速道路55の側方から落
下した雪が上記一般道路58に積もってしまい、一般道
路58の交通の妨げになるといった問題がある。
【0005】本発明は、地上から高い場所に架設された
高架道路上の雪を除雪する際、高架道路の下方に設けら
れた地上道路に、除雪した高架道路上の雪が積もるとい
った不具合を防止することができる除雪車および除雪車
を用いた除雪方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本第1発明は、雪を車体の左右側方から投雪する投雪
用シュート装置を有する除雪車であって、上記投雪用シ
ュート装置は、車体側に設けられた排出用シュートと、
この排出用シュートの先端部に設けられた屈曲自在な屈
曲用シュートと、この屈曲用シュートの先端部に設けら
れた延長用シュートとで構成され、上記延長用シュート
は、屈曲用シュートから送り出される雪を、車体の真下
方向へ向けて案内して排出するものである。
【0007】これによると、地上から高い場所に架設さ
れた高架道路上の雪を除雪車で除雪する場合、高架道路
上に積もった雪は排出用シュートから屈曲用シュートを
経て延長用シュートから排出される。この際、屈曲用シ
ュートを通った雪は延長用シュートによって除雪車の車
体の真下方向へ向けて案内されながら排出される。これ
により、上記高架道路の真下に高架下の敷地が形成さ
れ、この敷地の隣りに地上道路が通っている場合、上記
高架道路上の雪は、高架道路の側方から、上記のように
延長用シュートに案内されて、除雪車の車体の真下方向
すなわち高架下の敷地上へ回り込むようにして排出さ
れ、このため上記地上道路上に排出されるといった不具
合は防止される。
【0008】また、本第2発明は、延長用シュートは屈
曲用シュートの先端部に対して揺動自在に取付けられ、
上記延長用シュートを揺動させる揺動装置が設けられて
いるものである。
【0009】これによると、揺動装置によって、延長用
シュートを屈曲用シュートの先端部に対して揺動させる
ことで、延長用シュートの角度を変更することができ、
延長用シュートからの投雪方向を調節することができ
る。
【0010】また、本第3発明は、車体に運転室が設け
られ、投雪用シュート装置に、車体の真下方向の投雪場
所を上記運転室から視認する視認手段が設けられている
ものである。
【0011】これによると、運転者は、運転室から視認
手段によって投雪場所を目視することにより、延長用シ
ュートから排出された雪が投雪場所に正確に落下してい
るかを迅速に確認することができる。
【0012】また、本第4発明は、雪を車体の左右側方
から投雪する投雪用シュート装置を有する除雪車を用い
た除雪方法であって、地上から高い場所に架設された高
架道路上に除雪車を走行させ、上記投雪用シュート装置
の先端部を高架道路の外側方へ突出させるとともに高架
道路の真下に向け、上記高架道路上の雪を投雪用シュー
ト装置の先端から高架道路の真下へ投雪するものであ
る。
【0013】これによると、高架道路上の雪が投雪用シ
ュート装置の先端から回り込むようにして高架道路の真
下へ投雪されることにより、高架道路の真下に敷地があ
り、この敷地の隣りに地上道路が通っている場合、高架
道路上の雪は、上記地上道路ではなく、敷地に投雪され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図6に基づいて説明する。図4,図5に示すように、
除雪車1の車体2には、複数の走行車輪3やエンジン、
運転室4等が設けられている。また、車体2の前部には
除雪装置5が設けられている。上記除雪装置5は、雪
を、オーガ6の回転によりオーガ6の後方へ配置された
ブロア7へ掻き込み、このブロア7によって投雪用シュ
ート装置8内を通して車体2の左右一側方から投雪する
ように構成されている。
【0015】図1に示すように、上記ブロア7のブロア
ケース9には風を上記投雪用シュート装置8へ送る送風
口10が設けられている。また、上記ブロアケース9は
除雪装置5に左右方向へ揺動自在に設けられており、除
雪装置5には、ブロアケース9を揺動させるブロア用シ
リンダ装置14a,14bが左右一対設けられている。
【0016】上記投雪用シュート装置8は、ブロアケー
ス9の送風口10(車体2側)に接続された排出用シュ
ート11と、排出用シュート11の先端部に設けられた
屈曲自在な屈曲用シュート12と、屈曲用シュート12
の先端部に設けられた延長用シュート13とで構成され
ている。これら各シュート11,12,13の内部に
は、雪の通路が形成されている。
【0017】上記排出用シュート11は筒状に形成さ
れ、排出用シュート11の基端部には旋回盤21が設け
られている。この旋回盤21は、軸受装置(図示せず)
を介して、台座22に設けられている。上記旋回盤21
は、排出用シュート11の長さ方向の軸心を中心とし
て、旋回自在に台座22に支持されている。また、台座
22には、上記旋回盤21を旋回させる旋回駆動装置
(図示せず)が設けられており、旋回盤21が旋回する
ことによって、投雪用シュート装置8が360°回転す
る。
【0018】上記台座22は、支軸15を介して、上記
ブロアケース9の送風口10に対し起立傾倒自在に取付
けられている。尚、台座22には、排出用シュート11
を起立傾倒させる起倒用シリンダ装置16が設けられて
いる。
【0019】また、上記屈曲用シュート12は第1〜第
3キャップ12a〜12cで構成されている。上記第1
キャップ12aは、排出用シュート11に外嵌されてお
り、排出用シュート11に形成された溝17に支持連結
されて排出用シュート11の長さ方向へ移動自在に構成
されている。上記排出用シュート11には、第1キャッ
プ12aを移動させる第1キャップ用シリンダ装置18
が設けられており、第1キャップ用シリンダ装置18の
ピストンロッドが伸長することにより、第1キャップ1
2aが排出用シュート11の先端へ向かって移動し、ピ
ストンロッドが短縮することにより、第1キャップ12
aが排出用シュート11の基端へ向かって移動する。
【0020】また、上記第2キャップ12bは上記第1
キャップ12aに外嵌されており、上記第3キャップ1
2cは第2キャップ12bに外嵌されている。上記第
2,第3キャップ12b,12cはそれぞれ、扇型に形
成され、中心部に挿通された支軸19を介して上記第1
キャップ12aに連結されている。尚、上記第2,第3
キャップ12b,12cは支軸19を中心として回動自
在に構成されており、上記第1キャップ12aには、上
記第2,第3キャップ12b,12cを回動させる第
2,第3キャップ用シリンダ装置20が設けられてい
る。この第2,第3キャップ用シリンダ装置20のピス
トンロッドの先端は第3キャップ12cに連結されてお
り、上記第2,第3キャップ用シリンダ装置20のピス
トンロッドが伸長することにより、第2,第3キャップ
12b,12cが連動して支軸19を中心に一方へ回動
し展開する。また、上記第2,第3キャップ用シリンダ
装置20のピストンロッドが短縮することにより、第
2,第3キャップ12b,12cが連動して支軸19を
中心に他方へ回動し第1キャップ12aの外側に重なり
合う。
【0021】また、上記延長用シュート13は、第3キ
ャップ12cから送り出される雪を車体2の外側方から
車体2の真下方向へ向けて案内して排出するものであ
り、第3キャップ12cに外嵌され、上記支軸19を介
して第1キャップ12aに連結され、支軸19を中心と
して揺動自在に構成されている。尚、図2に示すよう
に、上記延長用シュート13の断面はU形状の樋型に形
成されている。また、上記第3キャップ12cには、延
長用シュート13を揺動させる揺動用シリンダ装置23
(揺動装置の一例)が設けられている。図1の実線で示
すように、上記揺動用シリンダ装置23のピストンロッ
ドが伸長することにより、延長用シュート13が第3キ
ャップ12cの出口側先端部に連通する連通位置Aまで
回動し、図1の仮想線で示すように、揺動用シリンダ装
置23のピストンロッドが短縮することにより、延長用
シュート13が第3キャップ12cの外側に重複する重
複位置Bまで回動する。
【0022】また、図1に示すように、屈曲用シュート
12の第1キャップ12aには、車体2の真下方向の投
雪場所を撮影するカメラ31(視認手段の一例)が設け
られており、上記カメラ31で撮影された映像は、図4
に示すように、運転室4内に設けられたモニター32
(視認手段の一例)の画面に映し出される。
【0023】以下、上記構成における作用を説明する。
例えば、図3に示すように、地上から高い場所に高速道
路26(架設道路の一例)が架設され、上記高速道路2
6の真下には、高架下の敷地(空き地)27が形成さ
れ、この敷地27の両隣りに、上記高速道路26に沿っ
て一般道路(地上道路)28a,28bが通っているよ
うな場所で、上記高速道路26上に降り積もった雪を除
雪車1で除雪する場合は、以下のようにして行われる。
【0024】先ず、図1に示すように、高速道路26の
片側車線上において、一方のブロア用シリンダ装置14
aのピストンロッドを伸長させるとともに他方のブロア
用シリンダ装置14bのピストンロッドを短縮させて、
ブロアケース9を左右一側方へ揺動させる。これによ
り、投雪用シュート装置8が左右一側方へ傾斜する。さ
らに、図1の実線で示すように、第1キャップ用シリン
ダ装置18のピストンロッドを伸長させて、第1キャッ
プ12aを排出用シュート11の先端部へ移動させ、ま
た、第2,第3キャップ用シリンダ装置20のピストン
ロッドを伸長させて、支軸19を中心に第2,第3キャ
ップ12b,12cを一方へ回動させて展開させる。
【0025】これにより、投雪用シュート装置8が高速
道路26の左右一方の側壁29aの上方を越えて外側方
へ突出し、屈曲用シュート12が左右横方向から下向き
に屈曲し、延長用シュート13が高速道路26の外側方
に位置する。さらに、揺動用シリンダ装置23のピスト
ンロッドを伸長させて、延長用シュート13を連通位置
Aまで回動させることにより、延長用シュート13は、
第3キャップ12cの出口側先端部に連通し、除雪車1
の真下に向けられる。
【0026】この状態で、運転者は、除雪車1を高速道
路26の片側車線に沿って低速走行させながら、オーガ
6を回転させるとともにブロア7を作動させる。これに
より、図3に示すように、高速道路26上の雪は、ブロ
ア7へ掻き込まれ、送風口10から排出用シュート11
内と屈曲用シュート12内とを経て、延長用シュート1
3内から排出される。この際、上記雪は、延長用シュー
ト13に案内されて、除雪車1の真下方向すなわち高架
下の敷地27上へ回り込むようにして排出される。これ
により、高速道路26上の雪が一方の一般道路28a上
に排出されるといった不具合は防止される。
【0027】尚、上記第2,第3キャップ用シリンダ装
置20のピストンロッドの伸長量を変えることにより、
第2,第3キャップ12b,12cがそれぞれ支軸19
を中心に回動するとともに延長用シュート13が支軸1
9を中心に揺動するため、延長用シュート13の角度を
変更することができ、延長用シュート13からの投雪方
向を左右方向に調節し得る。さらに、上記揺動用シリン
ダ装置23のピストンロッドの伸長量を変えることによ
っても、延長用シュート13の角度を変更することがで
き、この際、上記揺動用シリンダ装置23のピストンロ
ッドの伸長量を最大にすることによって、延長用シュー
ト13が最大角になるため、除雪車1の真下方向へ投雪
できる。
【0028】尚、上記のようにして高速道路26の除雪
を行っている際、車体2の真下方向の投雪場所はカメラ
31によって撮影され運転室4内のモニター32の画面
に映し出されているため、運転室4内で除雪車1を運転
している運転者は、上記モニター32の映像を目視する
ことにより、延長用シュート13から排出された雪が正
確に高架下の敷地27へ落下しているかを迅速に確認す
ることができる。万一、上記モニター32によって、延
長用シュート13から排出された雪が敷地27に対して
左右方向にずれて落下している場合は、上記のように第
2,第3キャップ用シリンダ装置20や揺動用シリンダ
装置23を用いて延長用シュート13の角度を変更すれ
ばよい。
【0029】図3では、高速道路26上の雪を高速道路
26の左右一側方から投雪しているが、高速道路26の
左右他側方から投雪する場合、旋回盤21を旋回させ
て、投雪用シュート装置8を180°回転させて左右反
対向きにし、さらに、一方のブロア用シリンダ装置14
aのピストンロッドを短縮させるとともに他方のブロア
用シリンダ装置14bのピストンロッドを伸長させて、
ブロアケース9を左右他側方へ揺動させ、投雪用シュー
ト装置8を左右他側方へ傾斜させる。これにより、投雪
用シュート装置8が高速道路26の左右他方の側壁29
b(図3参照)の上方を越えて外側方へ突出する。
【0030】また、例えば、一方の一般道路28a上に
降り積もった雪を除雪する場合、図1の仮想線で示すよ
うに、揺動用シリンダ装置23のピストンロッドを短縮
させて、延長用シュート13を重複位置Bまで揺動させ
ることにより、延長用シュート13が第3キャップ12
cの外側に重複する。この状態で、除雪車1を一般道路
28aに沿って低速走行させながら、オーガ6を回転さ
せるとともにブロア7を作動させる。これにより、一般
道路28a上の雪は、排出用シュート11内を経て屈曲
用シュート12の第3キャップ12cから、延長用シュ
ート13を通らずに、下向きに排出される。こりによ
り、除雪された雪は一般道路28aの左右一側方に排出
される。また、他方の一般道路28b上に降り積もった
雪を除雪する場合も同様にして行える。
【0031】また、除雪作業終了後は、図6に示すよう
に、第1キャップ用シリンダ装置18と第2,第3キャ
ップ用シリンダ装置20と揺動用シリンダ装置23との
各ピストンロッドを短縮することにより、第1キャップ
12aを排出用シュート11の基端部へ移動させ、第2
キャップ12bを上記第1キャップ12aの外側に重複
させ、第3キャップ12cを上記第2キャップ12bの
外側に重複させ、延長用シュート13を第3キャップ1
2cの外側に重複させる。これによって、投雪用シュー
ト装置8全体の長さが短縮されるため、狭い場所に除雪
車1を駐車することができる。
【0032】上記実施の形態では、視認手段の一例とし
てカメラ31とモニター32とを用いているが、屈曲用
シュート12の第1キャップ12aに、車体2の真下方
向の投雪場所を写す鏡を設け、運転者が上記鏡に写った
投雪場所を運転室4から目視確認するようにしてもよ
い。また、上記カメラ31を第1キャップ12aに設け
ているが、延長用シュート13に設けてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、地上から
高い場所に架設された高架道路上の雪を除雪車で除雪す
る場合、高架道路上に積もった雪は排出用シュートから
屈曲用シュートを経て延長用シュートから排出される。
この際、屈曲用シュートを通った雪は延長用シュートに
よって除雪車の車体の真下方向へ向けて案内されながら
排出される。
【0034】これにより、上記高架道路の真下に高架下
の敷地が形成され、この敷地の隣りに地上道路が通って
いる場合、上記高架道路上の雪は、高架道路の側方か
ら、上記のように延長用シュートに案内されて、除雪車
の車体の真下方向すなわち高架下の敷地上へ回り込むよ
うにして排出され、このため、上記地上道路上に排出さ
れるといった不具合は防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における除雪車の投雪用シ
ュート装置の図である。
【図2】図1におけるX−X矢視図であり、延長用シュ
ートの断面形状を示す。
【図3】同、除雪車を用いて、高速道路上の雪を除雪し
ている図である。
【図4】同、除雪車の側面図である。
【図5】同、除雪車の正面図である。
【図6】同、除雪車の投雪用シュート装置を短縮した図
である。
【図7】従来の除雪車のシュート装置の図である。
【図8】従来の除雪車を用いて、高速道路上の雪を除雪
している図である。
【符号の説明】
1 除雪車 2 車体 8 投雪用シュート装置 11 排出用シュート 12 屈曲用シュート 13 延長用シュート 23 揺動用シリンダ装置(揺動装置) 26 高速道路(高架道路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 隆 大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号 ティー・シー・エム株式会社内 Fターム(参考) 2D026 CH01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雪を車体の左右側方から投雪する投雪用
    シュート装置を有する除雪車であって、上記投雪用シュ
    ート装置は、車体側に設けられた排出用シュートと、こ
    の排出用シュートの先端部に設けられた屈曲自在な屈曲
    用シュートと、この屈曲用シュートの先端部に設けられ
    た延長用シュートとで構成され、上記延長用シュート
    は、屈曲用シュートから送り出される雪を、車体の真下
    方向へ向けて案内して排出することを特徴とする除雪
    車。
  2. 【請求項2】 延長用シュートは屈曲用シュートの先端
    部に対して揺動自在に取付けられ、上記延長用シュート
    を揺動させる揺動装置が設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の除雪車。
  3. 【請求項3】 車体に運転室が設けられ、投雪用シュー
    ト装置に、車体の真下方向の投雪場所を上記運転室から
    視認する視認手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の除雪車。
  4. 【請求項4】 雪を車体の左右側方から投雪する投雪用
    シュート装置を有する除雪車を用いた除雪方法であっ
    て、地上から高い場所に架設された高架道路上に除雪車
    を走行させ、上記投雪用シュート装置の先端部を高架道
    路の外側方へ突出させるとともに高架道路の真下に向
    け、上記高架道路上の雪を投雪用シュート装置の先端か
    ら高架道路の真下へ投雪することを特徴とする除雪車を
    用いた除雪方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101152824B1 (ko) * 2011-06-01 2012-06-12 한국생산기술연구원 적설 수거 및 이송 기능을 갖는 제설장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101152824B1 (ko) * 2011-06-01 2012-06-12 한국생산기술연구원 적설 수거 및 이송 기능을 갖는 제설장치

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