JPH08243955A - ポールクライミング台車及びポールクライミング台車を備えた道路灯清掃装置 - Google Patents

ポールクライミング台車及びポールクライミング台車を備えた道路灯清掃装置

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JPH08243955A
JPH08243955A JP7049405A JP4940595A JPH08243955A JP H08243955 A JPH08243955 A JP H08243955A JP 7049405 A JP7049405 A JP 7049405A JP 4940595 A JP4940595 A JP 4940595A JP H08243955 A JPH08243955 A JP H08243955A
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JP
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pole
roller
tilting
pole climbing
carriage
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JP7049405A
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Katsumi Kai
勝己 甲斐
Yuichi Miura
雄一 三浦
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポールに沿って方向を変更させながら自動走
行が可能なポールクライミング台車を提供する。 【構成】 ポール3の軸心に対し直交状態で該ポール3
に当接する走行ローラ8,9を備えたベースユニット1
0と、前記走行ローラ8,9を同方向に回転させる第1
駆動装置13と、前記ベースユニット10の左右一側に
一端が支持された傾動アーム14と、該傾動アーム14
の下端に接続され且つ傾動アーム14の軸心C1を中心
として回転するローラ支持部15と、該ローラ支持部1
5に軸の一端部を回転自在に片持ち支持された押付け操
舵ローラ17と、該押付け操舵ローラ17を前記走行ロ
ーラ8,9と逆方向に回転させる第2駆動装置18と、
前記ベースユニット10の左右一側と前記ローラ支持部
15下端とを連結するクランプシリンダ19とから構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポールクライミング台
車及びポールクライミング台車を備えた道路灯清掃装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速道路や一般道路等の車道には、夜間
や雨天での安全走行を確保するために多数の道路灯が立
設されており、該道路灯は、車輌が巻上げる粉塵等や風
雨により汚れやすく、この汚れによって照明度が低下す
るため、定期的に清掃する必要がある。
【0003】図8は、前記した道路灯の清掃作業の従来
例を示したものであり、図中、1は中央分離帯1cとガ
ードレール1dとの間に設けられる2本の走行車線1
a,1aと路側帯1bとからなる車道、2は車道1の脇
に立設され且つ上部が車道1側に向かい湾曲したポール
3と該ポール3の上端に設けられて車道1の幅方向略中
央の上方に位置する照明部4とからなる道路灯、5はブ
ーム5aの伸縮により作業ケージ5bを上下移動させて
前記道路灯2の清掃作業を行なう大型の高所作業車であ
る。
【0004】前記した道路灯2を清掃する場合には、高
所作業車5を運転して前記道路灯2の照明部4の真下に
停車させ、ブーム5aを伸ばして作業ケージ5bを照明
部4に近づけ、作業ケージ5b内の作業員が前記照明部
4を清掃するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、道路灯
2の照明部4は車道1の幅方向略中央の上方位置にある
ため、照明部4の清掃作業の際に高所作業車5を前記照
明部4の真下に停車すると、前記高所作業車5によって
走行車線1aの1車線を閉鎖することになり、そのた
め、清掃作業中に車輌規制を行なう必要があって渋滞を
引き起こす原因になっており、又道路灯2の照明部4の
清掃作業は高所作業であり、作業員の手により直接照明
部4を清掃するため、危険な作業となっていた。
【0006】本発明は、上述の実情に鑑み、ポールに沿
って方向を変更させながら自動走行が可能なポールクラ
イミング台車及び、該ポールクライミング台車を備えた
渋滞を引き起こすことなく道路灯を安全に清掃すること
ができる道路灯清掃装置を提供することを目的としたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
ポールの軸心に対し直交状態で該ポールに当接する上下
に平行な上下走行ローラを備えたベースユニットと、前
記上下走行ローラを同方向に回転させる第1駆動装置
と、前記ベースユニットの左右一側における上下一方に
一端が遊嵌され且つ他端が上下走行ローラの軸心に対し
直角方向に傾動可能な傾動アームと、該傾動アームの他
端に接続され、該傾動アームの軸心を中心として回転す
るローラ支持部と、該ローラ支持部に軸の一端部を回転
自在に片持ち支持され且つ前記上下走行ローラと平行で
しかも該上下走行ローラ間に位置するよう備えた押付け
操舵ローラと、該押付け操舵ローラを前記上下走行ロー
ラと逆方向に回転させる第2駆動装置と、前記上下走行
ローラと押付け操舵ローラとの間でポールをクランプす
るよう前記傾動アームを傾動させるクランプシリンダと
を備えたものである。
【0008】本発明の第2の手段は、ポールクライミン
グ台車に、第1駆動装置及び第2駆動装置の回転作動と
ローラ支持部の回転作動とクランプシリンダの伸縮作動
とを夫々遠隔により操作するコントローラを備えたもの
である。
【0009】本発明の第3の手段は、ポールの軸心に対
し直交状態で該ポールに当接する上下に平行な上下走行
ローラを備えたベースユニットと、前記上下走行ローラ
を同方向に回転させる第1駆動装置と、前記ベースユニ
ットの左右一側における上下一方に一端が遊嵌され且つ
他端が上下走行ローラの軸心に対し直角方向に傾動可能
な傾動アームと、該傾動アームの他端に接続され、該傾
動アームの軸心を中心として回転するローラ支持部と、
該ローラ支持部に軸の一端部を回転自在に片持ち支持さ
れ且つ前記上下走行ローラと平行でしかも該上下走行ロ
ーラ間に位置するよう備えた押付け操舵ローラと、該押
付け操舵ローラを前記上下走行ローラと逆方向に回転さ
せる第2駆動装置と、前記上下走行ローラと押付け操舵
ローラとの間でポールをクランプするよう前記傾動アー
ムを傾動させるクランプシリンダとからなるポールクラ
イミング台車と、該ポールクライミング台車の上下一方
に前方に向かって延設され且つポールに対して近接、離
反可能に取付けられた傾動ロッドと、該傾動ロッドを傾
動させる傾動用シリンダと、前記傾動用ロッドの先端に
取付けてポール上端の照明部を清掃する回転可能なロー
ルブラシとからなる掃除部と、を備えたものである。
【0010】本発明の第4の手段は、ポールクライミン
グ台車を備えた道路灯清掃装置に、第1駆動装置及び第
2駆動装置の回転作動とローラ支持部の回転作動とクラ
ンプシリンダの伸縮作動と傾動ロッドの傾動作動とロー
ルブラシの回転作動とを遠隔により操作するコントロー
ラを備えたものである。
【0011】本発明の第5の手段は、ポールクライミン
グ台車を備えた道路灯清掃装置のポールクライミング台
車の上端に物体感知センサを設けたものである。
【0012】
【作用】本発明の第1及び第3の手段において、クラン
プシリンダを伸長させて傾動アームを傾動させ、上下走
行ローラを結ぶ面とローラ支持部に片持ち支持された押
付け操舵ローラとの間隔を大きくし、前記上下走行ロー
ラと押付け操舵ローラとの間にポールを挟み込み、クラ
ンプシリンダを収縮させてポールクライミング台車を前
記ポールに固定する。
【0013】第1駆動装置及び第2駆動装置を駆動させ
て上下走行ローラ及び押付け操舵ローラを回転させる
と、ポールクライミング台車はポールに沿って走行する
ようになり、又前記上下走行ローラ及び押付け操舵ロー
ラの回転を停止させると、ポールクライミング台車は停
止する。
【0014】又、上下走行ローラと押付け操舵ローラと
でポールをクランプした状態で前記ローラ支持部を回転
させると、前記押付け操舵ローラは傾斜している傾動ア
ームの軸心を中心に回転するするために、前記押付け操
舵ローラの軸心は平面的に見て上下走行ローラの軸心に
対して傾斜した状態となり、ポールクライミング台車の
走行方向は前記押付け操舵ローラの向きにより決定され
るので、該押付け操舵ローラを傾斜させることによって
前記ポールクライミング台車の走行方向を変化させるこ
とができ、これにより、ポールクライミング台車をポー
ルの外周面の任意の位置に移動させることができる。
【0015】本発明の第2の手段においては、コントロ
ーラを用いて遠隔により第1駆動装置及び第2駆動装置
の回転作動とローラ支持部の回転作動とクランプシリン
ダの伸縮作動とを夫々操作することができるので、作業
員の手の届かない範囲においてもポールクライミング台
車の走行操作を迅速且つ確実に行なうことができる。
【0016】又、本発明の第3の手段においては、ポー
ルクライミング台車を走行させてポール上端の照明部近
くまで接近させた後、上下走行ローラ及び押付け操舵ロ
ーラの回転を停止させ、前記ポールクライミング台車の
上下一方に前方に向かって延設した傾動ロッドを傾動用
シリンダにより傾動させてロールブラシを前記照明部に
当接させ、さらに前記ロールブラシを回転させると共
に、第1駆動装置及び第2駆動装置により前記ポールク
ライミング台車をポールに沿って交互に前進、後退させ
て往復動させることにより前記照明部を清掃する。
【0017】本発明の第4の手段においては、コントロ
ーラを用いて遠隔により第1駆動装置及び第2駆動装置
の回転作動とローラ支持部の回転作動とクランプシリン
ダの伸縮作動とを夫々操作することができるので、作業
員の手の届かない範囲においてもポールクライミング台
車の走行操作を迅速且つ確実に行なうことができると共
に、コントローラを用いて遠隔により傾動ロッドの傾動
作動とロールブラシの回転作動とを夫々操作することが
できるので、作業員の手の届かない位置にある照明部の
清掃作業を迅速且つ確実に行なうことができる。
【0018】本発明の第5の手段においては、ポールク
ライミング台車の上端に設けた物体感知センサがポール
上端の照明部を感知すると、自動的に上下走行ロール及
び押付け操舵ロールの回転が停止して、ポールクライミ
ング台車を備えた道路灯清掃装置の走行が停止するよう
になる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0020】図1及び図2は請求項1、2の発明のポー
ルクライミング台車6の一実施例を示したものであり、
図8に示すものと同一のものには同一の符号を付し説明
は省略する。
【0021】本実施例は、図1、図2に示すように枠形
状を有するベース部材7の上部に上部走行ローラ8を、
下部に下部走行ローラ9を互いに平行に設けてベースユ
ニット10を形成し、該ベースユニット10内部に、前
記走行ローラ8,9の回転軸8a,9aに設けた駆動プ
ーリ11a,11b間に掛け渡すタイミングベルト12
を収納してあり、前記上部走行ローラ8が回転した際に
下部走行ローラ9が同時に同方向に回転するようになっ
ている。
【0022】走行ローラ8,9は、図1に示すように長
手方向中央部を絞り込んだつづみ形状を有していて、ポ
ール3に対して大きな接触摩擦力が得られると共に、ポ
ール3に当接した際に長手方向中央部が常に前記ポール
3に接近するようになっている。
【0023】又、上部走行ローラ8の回転軸8aの一端
に第1駆動装置13を接続すると共に、ベースユニット
10の左右一側(図1中左側)の上端に突出した上部走
行ローラ8の回転軸8aの他端に、該回転軸8aを中心
に傾動が可能な傾動アーム14の上部が遊嵌してある。
【0024】更に、傾動アーム14の下端にローラ支持
部15を接続してあり、図1、図2に示すごとく前記ロ
ーラ支持部15は、前記傾動アーム14内に収納された
操舵用回転駆動装置16により前記傾動アーム14の軸
心C1を中心として回転するようになっている。
【0025】ローラ支持部15には、押付け操舵ローラ
17の回転軸17aの一端を回転自在に片持ち支持させ
てあり、前記押付け操舵ローラ17は走行ローラ8,9
と平行で且つ該走行ローラ8,9間に位置しており、ま
た前記ローラ支持部15には、押付け操舵ローラ17を
回転させる第2駆動装置18を設けてある。
【0026】押付け操舵ローラ17も走行ローラ8,9
と同様に長手方向中央部を絞り込んだつづみ形状を有し
ているので、ポール3に対して大きな接触摩擦力が得ら
れ、ポール3に当接した際に長手方向中央部が常に前記
ポール3に接近するようになっている。
【0027】又、ローラ支持部15下端とベースユニッ
ト10の下端一側部とをクランプシリンダ19により連
結してあり、前記ローラ支持部15とクランプシリンダ
19とは回転自在な構造となっていて、該クランプシリ
ンダ19の伸縮によって走行ローラ8,9と押付け操舵
ローラ17との間でポール3をクランプするよう前記傾
動アーム14を傾動させることができるようになってい
る。
【0028】更に、第1駆動装置13及び第2駆動装置
18の回転作動とローラ支持部15の回転作動とクラン
プシリンダ19の伸縮作動とを夫々遠隔により操作する
コントローラ20を備えている。
【0029】次に、本実施例の作動について説明する。
【0030】クランプシリンダ19を伸長させて傾動ア
ーム14を傾動させ、走行ローラ8,9を結ぶ面と押付
け操舵ローラ17との間隔を大きくし、前記走行ローラ
8,9と押付け操舵ローラ17との間にポール3を挟み
込み、クランプシリンダ19を収縮させて走行ローラ
8,9と押付け操舵ローラ17との間でポール3をクラ
ンプする。また図1、図2においては、傾動アーム14
は回転軸8aを中心に吊下げられる構造となっているた
め、前記傾動アーム14は自重によって走行ローラ8,
9と押付け操舵ローラ17との間隔を閉じるように作動
し、よってポール3に対するクランプ力が増大するよう
になっている。
【0031】走行ローラ8,9と押付け操舵ローラ17
との間でポール3をクランプした後、第1駆動装置13
及び第2駆動装置18を駆動させて走行ローラ8,9及
び押付け操舵ローラ17を回転させると、ポールクライ
ミング台車6はポール3に沿って走行し、又前記走行ロ
ーラ8,9及び押付け操舵ローラ17の回転を停止させ
ると、ポールクライミング台車6は停止する。
【0032】又、走行ローラ8,9と前記押付け操舵ロ
ーラ17とでポール3をクランプしている状態で、前記
押付け操舵ローラ17を片持ち支持しているローラ支持
部15を回転させると、前記押付け操舵ローラ17の軸
心B1は平面的に見て走行ローラ8,9の軸心A1,A2
に対して傾斜した状態(図1中、B2で示す状態)とな
る。ポールクライミング台車6は押付け操舵ローラ17
の向きにより走行方向が決定されるので、前記押付け操
舵ローラ17を傾斜させることによって前記ポールクラ
イミング台車6の走行方向を変化させることができ、こ
れにより、ポールクライミング台車6をポール3の外周
面の任意の位置に移動させることができる。
【0033】更に、コントローラ20を用いて遠隔によ
り第1駆動装置13及び第2駆動装置18の回転作動、
ローラ支持部15の回転作動、クランプシリンダ19の
伸縮作動を夫々操作することにより、作業員の手の届か
ない範囲においてもポールクライミング台車6の走行操
作を迅速且つ確実に行なうことができる。なお、ポール
クライミング台車6は上下方向を逆にしてポール3に固
定し、走行させることもできる。
【0034】図3〜図7は請求項3〜5の発明のポール
クライミング台車を備えた道路灯清掃装置21の一実施
例を示したものであり、図1、図2及び図8に示すもの
と同一のものには同一の符号を付し説明は省略する。
【0035】図3〜図6に示すように、ポールクライミ
ング台車6の上部に掃除部22を取付けてあり、該掃除
部22は、前記ポールクライミング台車6の傾動アーム
14下面に前記ポールクライミング台車6より上方に向
かって延びる傾動ロッド23を取付け、傾動用シリンダ
の一端を前記傾動アーム14上端に固定し且つ他端を前
記傾動ロッド23に固定し、前記傾動ロッド23の上端
に、ポール3上端に設けた照明部4を清掃するロールブ
ラシ25を片持ち支持させると共にロールブラシ回転駆
動装置26を配設することにより構成されている。また
ベースユニット10の上端には物体感知センサ27を取
付けてある。なお、ロールブラシ25は清掃対象物の形
状に合わせて様々な形状のものを使用でき、例えば図7
に示すようにブラシ28aを2分割してくの字形状にし
たロールブラシ28にすることもできる。
【0036】更に、第1駆動装置13及び第2駆動装置
18の回転作動とローラ支持部15の回転作動とクラン
プシリンダ19の伸縮作動と傾動ロッド23の傾動作動
とロールブラシ25の回転作動とを遠隔により操作する
コントローラ29が備えられている。
【0037】次に、本実施例の作動について説明する。
【0038】図5に示すように、ポールクライミング台
車6を備えた道路灯清掃装置21及びコントローラ29
を小型の作業車30に搭載し、現地まで運搬する。
【0039】現地に到着したら、作業車30を車道1の
路側帯1bに停車させ、作業車30からポールクライミ
ング台車6を備えた道路灯清掃装置21を運び出し、作
業員がコントローラ29を操作してクランプシリンダ1
9を伸長させて傾動アーム14を傾動させ、走行ローラ
8,9を結ぶ面とローラ支持部15に片持ち支持された
押付け操舵ローラ17との間隔を大きくし、前記走行ロ
ーラ8,9と押付け操舵ローラ17との間にポール3下
部を挟み込み、コントローラ29を操作してクランプシ
リンダ19を収縮させ、前記走行ローラ8,9と押付け
操舵ローラ17との間でポール3をクランプする。
【0040】次に、コントローラ29を操作して遠隔に
より第1駆動装置13及び第2駆動装置18を駆動して
走行ローラ8,9及び押付け操舵ローラ17を回転さ
せ、図6に示すごとくポールクライミング台車6をポー
ル3上部に向かい走行させる。
【0041】又、走行ローラ8,9と前記押付け操舵ロ
ーラ17とでポール3をクランプしている状態で、前記
押付け操舵ローラ17を片持ち支持しているローラ支持
部15を回転させると、前記押付け操舵ローラ17の軸
心B1は平面的に見て走行ローラ8,9の軸心A1,A2
に対して傾斜した状態(図3中、B2で示す状態)とな
る。ポールクライミング台車6の走行方向は押付け操舵
ローラ17の向きにより決定されるため、前記押付け操
舵ローラ17を傾斜させることによって前記ポールクラ
イミング台車6の走行方向を変化させることができ、こ
れにより、ポールクライミング台車6をポール3の外周
面の任意の位置に移動させることができる。
【0042】ポールクライミング台車6を走行させてポ
ール3上端に設けた照明部4に接近させると、ポールク
ライミング台車6の上端に設けた物体感知センサ27が
ポール3上端の照明部4を感知し、自動的に走行ローラ
8,9及び押付け操舵ローラ17の回転が停止して、ポ
ールクライミング台車6が停止する。
【0043】ポールクライミング台車6が停止した後、
コントローラ29を操作して遠隔により掃除部22にお
ける傾動用シリンダ24を駆動させ、傾動アーム14に
設けた傾動ロッド23を傾動させてロールブラシ25を
前記照明部4に当接させ、コントローラ29を操作して
ロールブラシ25を回転させると共に、第1駆動装置1
3及び第2駆動装置18により走行ローラ8,9及び押
付け操舵ローラ17を回転させ、前記ポールクライミン
グ台車6をポール3に沿って交互に前進、後退させて往
復動させることにより、前記照明部4を清掃する。
【0044】照明部4の清掃作業が終了したら、コント
ローラ29を操作して傾動ロッド23を傾動させてロー
ルブラシ25を前記照明部4から離反させ、コントロー
ラ29を操作して走行ローラ8,9及び押付け操舵ロー
ラ17を回転させてポール3下部に向かいポールクライ
ミング台車6を走行させ、前記ポール3の下部に到着し
たら、クランプシリンダ19を伸張させてポール3から
前記ポールクライミング台車6を取り外し、清掃する次
の道路灯2に移動させる。なお、ポールクライミング台
車6は上下方向を逆にしてポール3に固定し、走行させ
ることができ、この際には掃除部22をポールクライミ
ング台車6の上部に取付けるようにする。
【0045】従って、ポールクライミング台車6を備え
た道路灯清掃装置21を使用することにより、小型の作
業車30を路側帯1bに停車させることができるため、
清掃作業中に車両規制を行なう必要がなく、よって渋滞
の発生を防止でき、又遠隔によりポールクライミング台
車6を操作できるので、作業員の手の届かない範囲でも
走行操作を迅速且つ確実に行なうことができると共に、
遠隔により掃除部22を操作できるので、ポール3上端
にある照明部4の清掃作業を迅速且つ確実に行なうこと
ができ、更に作業員は地上においてコントローラ29を
操作するだけで良いため、安全に清掃作業を進めること
ができる。
【0046】なお、本発明の各実施例における走行ロー
ラ8,9及び押付け操舵ローラ17については、ポール
3を走行させる際に滑らないようにゴム製のものを使用
しても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】請求項1、2の発明においては、ポール
クライミング台車をポールに沿って方向を変更させなが
ら自動走行させることができると共に、遠隔操作により
前記ポールクライミング台車を走行させることができ、
又請求項3〜5の発明においては、ポールクライミング
台車を備えた道路灯清掃装置を使用することにより、作
業車を路肩に停車させることができるため、清掃作業中
に車両規制を行なう必要がなく、よって渋滞の発生を防
止でき、又前記ポールクライミング台車を備えた道路灯
清掃装置を遠隔により操作できるので、作業員の手の届
かない範囲でも走行操作を迅速且つ確実に行なうことが
できると共に、ポール上端の照明部の清掃作業も迅速且
つ確実に行なうことができ、更に作業員は地上において
操作するだけで良いため、安全に清掃作業を進めること
ができる等、種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2の発明のポールクライミング台車
の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】請求項3〜5の発明のポールクライミング台車
を備えた道路灯清掃装置の一実施例を示す縦断正面図で
ある。
【図4】図3のポールクライミング台車を備えた道路灯
清掃装置の一実施例を示す斜視図である。
【図5】ポールクライミング台車を備えた道路灯清掃装
置をポール下部に取付けた状態を示す斜視図である。
【図6】ポールクライミング台車を備えた道路灯清掃装
置により照明部を清掃する状態を示す斜視図である。
【図7】ポールクライミング台車を備えた道路灯清掃装
置のロールブラシの他の例を示す斜視図ある。
【図8】従来における道路灯の清掃作業の状態を示す正
面図である。
【符号の説明】
3 ポール 4 照明部 6 ポールクライミング台車 8,9 走行ローラ 10 ベースユニット 13 第1駆動装置 14 傾動アーム 15 ローラ支持部 17 押付け操舵ローラ 18 第2駆動装置 19 クランプシリンダ 20 コントローラ 21 ポールクライミング台車を備えた道路灯清掃
装置 22 掃除部 23 傾動ロッド 24 傾動用シリンダ 25 ロールブラシ 27 物体感知センサ 29 コントローラ A1,A2 走行ローラの軸心 C1 傾動アームの軸心

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポールの軸心に対し直交状態で該ポール
    に当接する上下に平行な上下走行ローラを備えたベース
    ユニットと、前記上下走行ローラを同方向に回転させる
    第1駆動装置と、前記ベースユニットの左右一側におけ
    る上下一方に一端が遊嵌され且つ他端が上下走行ローラ
    の軸心に対し直角方向に傾動可能な傾動アームと、該傾
    動アームの他端に接続され、該傾動アームの軸心を中心
    として回転するローラ支持部と、該ローラ支持部に軸の
    一端部を回転自在に片持ち支持され且つ前記上下走行ロ
    ーラと平行でしかも該上下走行ローラ間に位置するよう
    備えた押付け操舵ローラと、該押付け操舵ローラを前記
    上下走行ローラと逆方向に回転させる第2駆動装置と、
    前記上下走行ローラと押付け操舵ローラとの間でポール
    をクランプするよう前記傾動アームを傾動させるクラン
    プシリンダとを備えたことを特徴とするポールクライミ
    ング台車。
  2. 【請求項2】 第1駆動装置及び第2駆動装置の回転作
    動とローラ支持部の回転作動とクランプシリンダの伸縮
    作動とを夫々遠隔により操作するコントローラを備えた
    請求項1に記載のポールクライミング台車。
  3. 【請求項3】 ポールの軸心に対し直交状態で該ポール
    に当接する上下に平行な上下走行ローラを備えたベース
    ユニットと、前記上下走行ローラを同方向に回転させる
    第1駆動装置と、前記ベースユニットの左右一側におけ
    る上下一方に一端が遊嵌され且つ他端が上下走行ローラ
    の軸心に対し直角方向に傾動可能な傾動アームと、該傾
    動アームの他端に接続され、該傾動アームの軸心を中心
    として回転するローラ支持部と、該ローラ支持部に軸の
    一端部を回転自在に片持ち支持され且つ前記上下走行ロ
    ーラと平行でしかも該上下走行ローラ間に位置するよう
    備えた押付け操舵ローラと、該押付け操舵ローラを前記
    上下走行ローラと逆方向に回転させる第2駆動装置と、
    前記上下走行ローラと押付け操舵ローラとの間でポール
    をクランプするよう前記傾動アームを傾動させるクラン
    プシリンダとからなるポールクライミング台車と、 該ポールクライミング台車の上下一方に前方に向かって
    延設され且つポールに対して近接、離反可能に取付けら
    れた傾動ロッドと、該傾動ロッドを傾動させる傾動用シ
    リンダと、前記傾動ロッドの先端に取付けてポール上端
    の照明部を清掃する回転可能なロールブラシとからなる
    掃除部と、を備えたことを特徴とするポールクライミン
    グ台車を備えた道路灯清掃装置。
  4. 【請求項4】 第1駆動装置及び第2駆動装置の回転作
    動とローラ支持部の回転作動とクランプシリンダの伸縮
    作動と傾動ロッドの傾動作動とロールブラシの回転作動
    とを遠隔により操作するコントローラを備えた請求項3
    に記載のポールクライミング台車を備えた道路灯清掃装
    置。
  5. 【請求項5】 ポールクライミング台車の上端に物体感
    知センサを設けた請求項3又は4に記載のポールクライ
    ミング台車を備えた道路灯清掃装置。
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