JP2002161252A - 部品間に介在される接続部品 - Google Patents

部品間に介在される接続部品

Info

Publication number
JP2002161252A
JP2002161252A JP2000361437A JP2000361437A JP2002161252A JP 2002161252 A JP2002161252 A JP 2002161252A JP 2000361437 A JP2000361437 A JP 2000361437A JP 2000361437 A JP2000361437 A JP 2000361437A JP 2002161252 A JP2002161252 A JP 2002161252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
release sheet
sheet
mount
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000361437A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuto Fujiwara
伸人 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000361437A priority Critical patent/JP2002161252A/ja
Publication of JP2002161252A publication Critical patent/JP2002161252A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、両面に粘着性を有するベースの取り
出し作業を容易に行え、取り扱いに手間を要しないとと
もに、ベースの破損を防止できる接続部品の提供を目的
とする。 【解決手段】接続部品1は、多数の凹凸8を有する第1お
よび第2の剥離シート3,4と、これら第1および第2の
剥離シートの間に介在された柔軟なベース2とで構成さ
れている。ベースは、第1の剥シートが取り外し可能に
貼り付けられる第1の面5aと、第2の剥離シートが取り
外し可能に貼り付けられる第2の面5bとを有するととも
に、その外周部の少なくとも一部に他の部分よりも硬質
な補強部7を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の部品間に介
在される両面接着タイプの接続部品に係り、特にその粘
着性を有するベースおよびこのベースと組み合わされる
剥離シートの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】互いに接続すべき一対の部品間に介在さ
れる両面接着タイプの接続部品は、台紙となる第1の剥
離シートと、この第1の剥離シートの上に配置されたベ
ースと、このベースを第1の剥離シートとは反対側から
覆う第2の剥離シートとで構成されている。
【0003】ベースは、柔軟なゴム状弾性体にて構成さ
れ、平坦な第1の面と、この第1の面の反対側に位置さ
れた平坦な第2の面とを備えている。ベースの第1およ
び第2の面は、夫々所望の粘着力を有し、この粘着力に
よってベースが接続すべき部品に貼り付けられるように
なっている。
【0004】また、第1および第2の剥離シートとして
は、例えば上質紙、クラフト紙、ロール紙、セミグラン
紙あるいはプラスティックフィルム等が用いられてい
る。第1および第2の剥離シートは、夫々ベースの第1
および第2の面に重ね合わされる剥離面を有している。
剥離面は平滑に仕上げられており、この剥離面の全面が
ベースの第1および第2の面に面接触されている。
【0005】そのため、第1および第2の剥離シート
は、第1および第2の面の粘着力によってベースに取り
外し可能に保持され、このベースを厚み方向から挟み込
んで保護している。
【0006】このことから、接続部品のベースを接続す
べき一対の部品間に介在させるに当っては、まず、第2
の剥離シートをベースから引き剥がし、このベースを第
1の剥離シート上に露出させる。次に、ベースの外周縁
部に指先を引っ掛けてこのベースを第1の剥離シートか
ら引き剥がし、ベースを第1および第2の剥離シートの
間から取り出す作業を必要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の接続
部品によると、第1および第2の剥離シートは、その平
滑な剥離面の全面がベースの第1および第2の面に接し
ているため、これら剥離面とベースとの接触面積が大き
くなる。
【0008】この結果、特にベースの第1および第2の
面の粘着力が大きな接続部品では、ベースと剥離シート
との接着強度が増大するので、第2の剥離シートをベー
スから引き剥がしたり、あるいはベースを第1の剥離シ
ートから引き剥がす際に大きな抵抗が生じることがあ
り、ベースの取り出し作業が非常に厄介なものとなる。
【0009】また、ベースが薄く、しかも脆い材料にて
構成されている場合には、ベースの外周縁部に指先を引
っ掛けて、このベースを第1の剥離シートから引き剥が
す際に、ベースが千切れたり破損する虞があるととも
に、ベースを第1の剥離シートから引き剥がすことすら
困難となることがあり得る。このため、ベースの取り扱
いに細心の注意を払う必要があり、これが原因で作業性
が悪くなるといった不具合が生じてくる。
【0010】本発明は、このような事情にもとづいてな
されてもので、両面に粘着性を有するベースの取り出し
作業を容易に行え、取り扱いに手間を要しないととも
に、ベースの破損も防止できる接続部品の提供を目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明の接続部品は、多数の凹凸を
有する第1および第2の剥離シートと、これら第1の剥
離シートと第2の剥離シートとの間に介在され、上記第
1の剥離シートが取り外し可能に貼り付けられる第1の
粘着面と、上記第2の剥離シートが取り外し可能に貼り
付けられる第2の粘着面とを有するとともに、外周部の
少なくとも一部に他の部分よりも硬質な補強部を有する
柔軟なベースとを備えていることを特徴としている。
【0012】このような構成によれば、第1および第2
の剥離シートは、ベース側から見て凸となる部分がベー
スの第1および第2の粘着面に接しているので、これら
ベースと第1の剥離シートおよびベースと第2の剥離シ
ートとの接触面積が夫々減少する。このため、ベースと
第1および第2の剥離シートとの接着強度が弱くなり、
これら両者間の剥離性が良好となる。
【0013】しかも、柔軟なベースは、その外周部の少
なくとも一部に硬質な補強部を有するので、例えば第2
の剥離シートをベースから剥がした後に、このベースを
第1の剥離シートから引き剥がす際に、硬い補強部に指
先を引っ掛けるようにすれば、ベースの撓みや変形が抑
えられ、このベースを粘着力に抗して第1の剥離シート
から簡単に引き剥がすことができる。
【0014】したがって、ベースの第1および第2の粘
着面の粘着力が大きい場合、あるいはベース自体が薄く
脆くて破れ易い場合のいずれにおいても、ベースに無理
な力が加わることはなく、ベースの取り出し作業を容易
に行えるとともに、このベースそのものが破損し難くな
る。
【0015】上記目的を達成するため、請求項3に係る
本発明の接続部品は、第1の面と、この第1の面の反対
側に位置された第2の面とを含み、これら第1および第
2の面が夫々粘着性を有する柔軟なベースと、このベー
スの第1の面に取り外し可能に重ね合わされた第1の剥
離シートと、上記ベースの第2の面に取り外し可能に重
ね合わされた第2の剥離シートとを備えている。
【0016】そして、第1および第2の剥離シートは、
夫々上記ベースと向かい合う多数の凹凸を有し、上記第
1の剥離シートの凹凸のうち上記ベースの方向から見て
凸となる部分の先端面が上記ベースの第1の面に接して
いるとともに、これら凸のうち上記ベースの外周部に位
置された少なくとも一つの凸は、その突出高さが他の凸
よりも大きく設定されていることを特徴としている。
【0017】このような構成によれば、第1および第2
の剥離シートは、多数の凸の先端面がベースの第1およ
び第2の面に接しているので、これらベースと第1の剥
離シートおよびベースと第2の剥離シートとの接触面積
が夫々減少する。このため、ベースと第1および第2の
剥離シートとの接着強度が弱くなり、これら両者間の剥
離性が良好となる。
【0018】その上、ベースの外周部に対応した位置で
は、第1の剥離シートの凸の突出高さが大きくなってい
るので、ベースの第1の面から凸の根元、つまり凹の底
までの間隔が広くなり、このベースの外周部と第1の剥
離シートとの間に指先を引っ掛けるに充分なスペースを
確保できる。そのため、例えば第2の剥離シートをベー
スから剥がした後に、このベースを第1の剥離シートか
ら引き剥がす際に、ベースの外周部に指先を容易に引っ
掛けることができ、このベースを第1の剥離シートから
簡単に引き剥がすことができる。
【0019】この結果、ベースの第1および第2の面の
粘着力が大きい場合、あるいはベース自体が薄く脆くて
破れ易い場合のいずれにおいても、ベースに無理な力が
加わることはなく、ベースの取り出し作業を容易に行え
るとともに、このベースそのものが破損し難くなる。
【0020】上記目的を達成するため、請求項5に係る
本発明の接続部品によると、第1および第2の剥離シー
トは、夫々ベースと向かい合う多数の凹凸を有し、上記
第1の剥離シートの凹凸のうち上記ベースの方向から見
て凸となる部分の先端面が上記ベースの第1の面に接し
ているとともに、上記ベースの方向から見て凹となる部
分のうち、上記ベースの外周部に位置された少なくとも
一つの凹は、その深さが他の凹よりも大きく設定されて
いることを特徴としている。
【0021】このような構成によれば、ベースの外周部
に対応した位置では、第1の剥離シートの凹の深さが大
きくなっているので、ベースの第1の面から凹の底まで
の間隔が広くなり、ベースの外周部と第1の剥離シート
との間に指先を引っ掛けるに充分なスペースを確保でき
る。
【0022】そのため、例えば第2の剥離シートをベー
スから剥がした後に、このベースを第1の剥離シートか
ら引き剥がす際に、ベースの外周部に指先を容易に引っ
掛けることができ、このベースを第1の剥離シートから
簡単に引き剥がすことができる。
【0023】よって、ベースの第1および第2の面の粘
着力が大きい場合、あるいはベース自体が薄く脆くて破
れ易い場合のいずれにおいても、ベースに無理な力が加
わることはなく、ベースの取り出し作業を容易に行える
とともに、このベースそのものが破損し難くなる。
【0024】上記目的を達成するため、請求項6に係る
本発明の接続部品によると、第1および第2の剥離シー
トは、夫々ベースと向かい合う多数の凹凸を有し、上記
第1の剥離シートの凹凸のうち上記ベースの方向から見
て凸となる部分の先端面が上記ベースの第1の面に接し
ているとともに、これら凸のうち上記ベースの外周部の
少なくとも一部に位置された凸の配置間隔は、他の凸の
配置間隔よりも大きく設定されていることを特徴として
いる。
【0025】このような構成によれば、ベースの外周部
の少なくとも一部に対応する箇所では、隣り合う凸の間
隔が広くなるので、ここに指先を引っ掛けるスペースを
確保することができ、ベースを手作業により第1の剥離
シートから容易に引き剥がすことができる。
【0026】そのため、ベースの第1および第2の面の
粘着力が大きい場合、あるいはベース自体が薄く脆くて
破れ易い場合のいずれにおいても、ベースに無理な力が
加わらずに済み、ベースの取り出し作業を容易に行える
とともに、このベースそのものが破損し難くなる。
【0027】上記目的を達成するため、請求項9に係る
本発明の接続部品は、台紙と、この台紙の上に並べて配
置された複数の柔軟なベースと、このベースを上記台紙
とは反対側から覆う保護シートとを備えている。上記ベ
ースは、上記台紙が取り外し可能に貼り付けられる第1
の粘着面と、上記保護シートが取り外し可能に貼り付け
られる第2の粘着面とを含むとともに、上記台紙および
保護シートは、夫々上記ベースと向かい合う多数の凹凸
を有している。そして、上記台紙の凹凸のうち上記ベー
スの方向から見て凸となる部分の先端面が上記ベースの
第1の粘着面に接しており、これら凸のうち上記隣り合
うベースの境界部分に位置された少なくとも一つの凸
は、その突出高さが他の凸よりも大きく設定されている
ことを特徴としている。
【0028】このような構成によると、台紙および保護
シートは、その多数の凸の先端面がベースの第1および
第2の粘着面に接しているので、これらベースと台紙お
よびベースと保護シートとの接触面積が夫々減少する。
このため、ベースと台紙および保護シートとの接着強度
が弱くなり、これら両者間の剥離性が良好となる。
【0029】その上、隣り合うベースの境界部分に対応
した位置では、台紙の凸の突出高さが大きくなっている
ので、ベースの第1の粘着面から凸の根元、つまり凹の
底までの間隔が広きなり、このベースの外周部と台紙と
の間に指先を引っ掛けるに充分なスペースを確保でき
る。そのため、例えば保護シートをベースから剥がした
後に、複数のベースを一つ一つ台紙から引き剥がしてい
く際に、隣り合うベースの境界部分となる外周縁部に指
先を引っ掛けることで、個々のベースを台紙から容易に
引き剥がすことできる。
【0030】よって、ベースの第1および第2の粘着面
の粘着力が大きい場合、あるいはベース自体が薄く脆く
て破れ易い場合のいずれにおいても、ベースに無理な力
が加わることはなく、ベースの取り出し作業を容易に行
えるのは勿論のこと、このベースそのものが破損し難く
なる。
【0031】上記目的を達成するため、請求項11に係
る本発明の接続部品によると、ベースは、上記台紙が取
り外し可能に貼り付けられる第1の粘着面と、上記保護
シートが取り外し可能に貼り付けられる第2の粘着面と
を含むとともに、上記台紙および保護シートは、夫々上
記ベースと向かい合う多数の凹凸を有している。そし
て、上記台紙の凹凸のうち上記ベースの方向から見て凸
となる部分の先端面が上記ベースの第1の粘着面に接し
ているとともに、これら凸は、上記ベースの一対の角部
を結ぶ対角線上を避けた領域に配置されていることを特
徴としている。
【0032】このような構成によれば、台紙および保護
シートは、その多数の凸の先端面がベースの第1および
第2の粘着面に接しているので、これらベースと台紙お
よびベースと保護シートとの接触面積が夫々減少する。
このため、ベースと台紙および保護シートとの接着強度
が弱くなり、これら両者間の剥離性が良好となる。
【0033】しかも、ベースの第1の粘着面に接する台
紙の凸は、ベースの対角線上を避けた領域に配置されて
いるので、ベースの角部に対応する箇所では、隣り合う
凸の間隔が広くなり、ここに指先を引っ掛けるスペース
を確保できる。そのため、例えば保護シートをベースか
ら剥がした後に、複数のベースを一つ一つ台紙から引き
剥がしていく際に、このベースの角部に指先を引っ掛け
ることで、個々のベースを台紙から容易に引き剥がすこ
とができる。
【0034】したがって、ベースの第1および第2の粘
着面の粘着力が大きい場合、あるいはベース自体が薄く
脆くて破れ易い場合のいずれにおいても、ベースに無理
な力が加わることはなく、ベースの取り出し作業を容易
に行えるとともに、このベースそのものが破損し難くな
る。
【0035】また、上記台紙のうち凸が存在しない領域
は、ベースの対角線に沿って延びているので、ベースを
台紙に貼り付ける製造過程において、何等かの理由によ
りベースと台紙との間に多少のずれが生じたとしても、
ベースの外周部と凸の存在しない領域とが交差するよう
な位置関係となる。このため、接続部品の製造過程にお
いて、ベースと台紙との間の厳格な位置合わせ作業が不
要となり、ベースを台紙に貼り付ける際の作業性が向上
する。
【0036】上記目的を達成するため、請求項12に係
る本発明の接続部品は、多数の凹凸を有する第1および
第2の剥離シートと、これら第1の剥離シートと第2の
剥離シートとの間に介在され、上記第1の剥離シートが
取り外し可能に貼り付けられる第1の粘着面と、上記第
2の剥離シートが取り外し可能に貼り付けられる第2の
粘着面とを含む柔軟なベースとを備えていることを特徴
としている。
【0037】このような構成によれば、第1および第2
の剥離シートは、ベース側から見て凸となる部分がベー
スの第1および第2の粘着面に接しているので、これら
ベースと第1の剥離シートおよびベースと第2の剥離シ
ートとの接触面積が夫々減少する。このため、ベースと
第1および第2の剥離シートとの接着強度が弱くなり、
これら両者間の剥離性が良好に保たれるので、ベースの
第1および第2の粘着面の粘着力が大きい場合、あるい
はベース自体が薄く脆くて破れ易い場合のいずれにおい
ても、ベースの取り出し作業を容易に行えるとともに、
このベースそのものが破損し難くなる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、図1ないし図4にもとづいて説明する。
【0039】図2は、例えば発熱する半導体パッケージ
とヒートシンクとを熱的に接続する際に用いる接続部品
1を開示している。この接続部品1は、熱伝導性を有す
るベース2と、台紙となる第1の剥離シート3と、保護
シートとなる第2の剥離シート4とを備えている。
【0040】ベース2は、例えば肉厚Tが0.3mm程度の柔
軟なゴム状弾性体にて構成されている。具体的には、ベ
ース2はシリコーンゴムを主成分とする母材に、窒化ボ
ロンあるいは窒化アルミニウムのような高熱伝導性を有
するセラミック系の充填材を添加したものであり、本実
施形態の場合は、互いに直交し合う第1ないし第4の外
周縁部2a〜2dを有する四角いシート状をなしてい
る。
【0041】このベース2は、平坦な第1の面5aと、
この第1の面5aの反対側に位置された平坦な第2の面
5bとを有している。第1および第2の面5a,5b
は、夫々半導体パッケージやヒートシンクに取り外し可
能に密着するような粘着力を有し、これら第1および第
2の面5a,5bの粘着力は、互いに同等に設定されて
いる。そのため、ベース2の両面は、夫々粘着面となっ
ている。
【0042】図1や図2に示すように、ベース2の外周
部のうち、第1の外周縁部2aに対応する部分には、網
状の補強材6が埋め込まれている。補強材6は、ベース
2よりも硬質な樹脂あるいは金属材料にて構成され、ベ
ース2の成形時に、シリコーンゴムが流し込まれる成形
型(図示せず)にセットされるようになっている。
【0043】そのため、補強材6は、ベース2に一体に
モールドされており、この補強材6の存在により、上記
ベース2の第1の外周縁部に2aに対応する部分は、そ
の他の部分よりも硬く強固に成形された補強部7として
機能している。
【0044】第1および第2の剥離シート3,4は、例
えばポリエチレンシートのような柔軟な合成樹脂材料に
て構成され、上記ベース2よりも一回り大きな形状を有
している。台紙としての第1の剥離シート3は、ベース
2の第1の面5aに取り外し可能に重ね合わされてお
り、この第1の面5aの粘着力によってベース2に貼り
付けられている。保護シートとしての第2の剥離シート
4は、ベース2の第2の面5bに取り外し可能に重ね合
わされており、この第2の面5bの粘着力によってベー
ス2に保持されている。
【0045】このため、第1および第2の剥離シート
3,4は、ベース2を間に挟んで積層されており、これ
ら剥離シート3,4によってベース2の第1および第2
の面5a,5bが保護されている。
【0046】図1および図2に示すように、第1の剥離
シート3は、少なくともベース2の第1の面5aと向か
い合う位置に多数の凹凸8を有している。凹凸8は、第
1の剥離シート3にエンボス加工を施すことにより構成
されている。これら凹凸8は、ベース2の方向から見て
凸となる凸部9と、同じく凹となる凹部10との組み合
わせからなり、その多数の凸部9は、第1の剥離シート
3上においてマトリクス状に並べて配置されている。
【0047】凸部9は、夫々平坦な先端面11を有して
いる。これら凸部9の先端面11は、矩形状をなすとと
もに、同一平面上に位置されている。このため、第1の
剥離シート3は、凸部9の先端面11に対応した位置で
ベース2の第1の面5aに接しており、凹部10の分だ
けベース2の第1の面5aとの接触面積が減じられてい
る。
【0048】そして、凸部9のうち、第1の剥離シート
3の最外周に位置された凸部9aは、図1に見られるよ
うに、ベース2の第1ないし第4の外周縁部2a〜2d
よりも内側において、これら外周縁部2a〜2dに沿っ
て一列に並んでいる。このことから、ベース2の第1な
いし第4の外周縁部2a〜2dは、凹部10の底12と
向かい合っている。
【0049】第2の剥離シート4は、少なくともベース
2の第2の面5bと向かい合う位置に多数の凹凸13を
有している。凹凸13は、第2の剥離シート4にエンボ
ス加工を施すことにより構成されている。これら凹凸1
3は、ベース2の方向から見て凸となる凸部14と、同
じく凹となる凹部15との組み合わせからなり、その多
数の凸部14は、第2の剥離シート4上においてマトリ
クス状に並べて配置されている。
【0050】凸部14は、夫々平坦な先端面16を有し
ている。これら凸部14の先端面16は、矩形状をなす
とともに、同一平面上に位置されている。このため、第
2の剥離シート4は、凸部14の先端面16に対応した
位置でベース2の第2の面5bに接しており、凹部15
の分だけベース2の第2の面5bとの接触面積が減じら
れている。
【0051】このような構成の接続部品1において、熱
伝導性を有するベース2を第1の剥離シート3と第2の
剥離シート4との間から取り出すに当っては、まず、図
3に示すように、第2の剥離シート4を手作業でベース
2から引き剥がし、台紙となる第1の剥離シート3の上
にベース2を露出させる。次に、ベース2の外周部を指
先で摘まんで引っ張ることにより、このベース2を第1
の剥離シート3から引き剥がし、半導体パッケージ又は
ヒートシンクに貼り付ける。
【0052】この際、ベース2を挟み込んでいる第1お
よび第2の剥離シート3,4は、夫々凸部9,14の先
端面11,16に対応する位置のみでベース2の第1お
よび第2の面5a,5bに接している。このため、凹部
10,15の分だけベース2と第1の剥離シート3およ
びベース2と第2の剥離シート4との接触面積が減じら
れ、従来の平坦な剥離シートとの比較において、ベース
2に対する接着強度が弱くなる。
【0053】しかも、図4に見られるように、薄く柔軟
なベース2は、その第1の外周縁部2aに対応する位置
に、その他の部分よりも硬くて強固な補強部7を有する
ので、ベース2を第1の剥離シート3から引き剥がす際
に、補強部7に指先を引っ掛けるようにすれば、ベース
2の撓みや変形が抑えられ、この補強部7を粘着力に抗
して第1の剥離シート3から簡単に引き剥がすことがで
きる。
【0054】このため、ベース2と第1のベース3との
接着強度が低く抑えられていることと合わせて、ベース
2を補強部7の箇所から円滑かつ速やかに引き剥がすこ
とができる。したがって、ベース2の第1および第2の
面5a,5bの粘着力が大きい場合、あるいはベース2
そのものが薄く脆くて破れ易い場合のいずれにおいて
も、ベース2が千切れたり破損することはなく、この粘
着性を有するベース2を第1および第2の剥離シート
3,4の間から簡単に取り出すことができる。
【0055】よって、接続部品1の取り扱いに手間取る
こともなくなり、作業性の向上に寄与するといった利点
がある。
【0056】なお、本発明は、上記第1の実施の形態に
特定されるものではなく、図5に本発明の第2の実施の
形態を示す。
【0057】この第2の実施の形態は、台紙となる第1
の剥離シ−ト3の構成が上記第1の実施の形態と相違し
ており、それ以外の接続部品1の基本的な構成は、第1
の実施の形態と同様である。
【0058】図5に示すように、第1の剥離シート3の
ベース2とは反対側の面には、補強シート18が貼り付
けられている。補強シート18は、第1の剥離シート3
よりも硬く強固な材料にて構成され、この補強シート1
8の存在により、第1の剥離シート3が外側から補強さ
れて、それ自体の形状や平坦度を維持し得るに充分な強
度を有するようになっている。
【0059】このような構成によれば、台紙となる第1
の剥離シート3の平坦度が維持されるので、接続部品1
を運搬する際に、この接続部品1が撓んだり折れ曲がる
のを防止でき、接続部品1の運搬時の取り扱いが容易と
なる。
【0060】それとともに、第2の剥離シート4をベー
ス2から引き剥がしたり、ベース2を第1の剥離シート
3から引き剥がす際にも、これら第2の剥離シート4や
ベース2の撓み変形が阻止されるので、引き剥がし作業
を容易に行うことができ、この点でも作業性の向上に寄
与するといった利点がある。
【0061】図6は、本発明の第3の実施の形態を開示
している。
【0062】この第3の実施の形態は、ベース2の補強
部20の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、
それ以外の接続部品1の基本的な構成は、第1の実施の
形態と同様である。
【0063】図6に示すように、ベース2の第1の面5
aおよび第2の面5bには、夫々補強材21a,21b
が積層されている。補強材21a,21bは、例えば樹
脂フィルムのようなベース2よりも硬質な材料にて構成
され、ベース2の第1の外周縁部2aに沿って延びてい
る。そして、この補強材21a,21bの存在により、
ベース2の第1の外周縁部2aに対応する外周部が外側
から補強されて、それ自体の平坦度や形状を維持し得る
ようになっている。
【0064】また、図7は、本発明の第4の実施の形態
に係る接続部品1を開示している。
【0065】この接続部品1によると、ベース2の補強
部25は、ベース2の第1の外周縁部2aに対応する部
分の肉厚T1を、その他の部分の肉厚T2よりも厚くするこ
とで構成されている。そのため、補強部25は、格別な
補強材を用いなくとも、それ自体の平坦度や形状を維持
するに充分な強度を有している。
【0066】このような第3および第4の実施の形態に
よれば、ベース2を第1の剥離シート3から引き剥がす
際に、補強部20,25に指先を引っ掛けるようにすれ
ば、ベース2の撓みや変形が抑えられ、ベース2を補強
部20,25の箇所から粘着力に抗して簡単に引き剥が
すことができる。
【0067】図8ないし図10は、本発明の第5の実施
の形態を開示している。
【0068】この第5の実施の形態は、接続部品1のベ
ース2から補強部を省略したものであり、それ以外の構
成は、上記第1の実施の形態と同様である。そのため、
第1の実施の形態と同一の構成部分については、同一の
参照符号を付してその説明を省略する。
【0069】この第5の実施の形態の接続部品1におい
て、ベース2を第1の剥離シート3と第2の剥離シート
4との間から取り出すに当っては、図9や図10に示す
ように、第2の剥離シート4を手作業でベース2から引
き剥がした後、ベース2の外周部を指先で摘まんで引っ
張り、このベース2を第1の剥離シート3から引き剥が
す。
【0070】この際、第1および第2の剥離シート3,
4は、夫々凸部9,14の先端面11,16に対応する
位置のみでベース2の第1および第2の面5a,5bに
接しているにすぎないので、凹部10,15の分だけベ
ース2と第1の剥離シート3およびベース2と第2の剥
離シート4との接触面積が夫々減じられ、ベース2に対
する接着強度が弱くなる。
【0071】このため、ベース2の外周縁部2a〜2d
に指先を引っ掛けて、このベース2を第1の剥離シート
3から引き剥がす際に、このベース2を粘着力に抗して
簡単に引き剥がすことができる。よって、薄くて柔軟な
ベース2に無理な引っ張り力が加わらずに済むので、こ
のベース2が千切れたり破損し難くなり、上記第1の実
施の形態と同様に、接続部品1の取り扱いを容易に行う
ことができる。
【0072】また、図11および図12は、本発明の第
6の実施の形態を開示している。
【0073】この第6の実施の形態は、第1の剥離シー
ト3の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、そ
れ以外の接続部品1の基本的な構成は、第1の実施の形
態と同様である。
【0074】図11に示すように、第1の剥離シート3
の凹部10のうち、ベース2の第1の外周縁部2aに対
応する凹部10aは、その深さ寸法d1が他の凹部10の
深さ寸法d2よりも大きく設定されている。このため、ベ
ース2の第1の外周縁部2aに対応する位置では、この
外周縁部2aから凹部10aの底12までの間隔が広く
なり、ここに指先を挿入し得る充分なスペースSが確保
されている。
【0075】このような構成によると、ベース2を第1
の剥離シート3から引き剥がす際に、ベース2の第1の
外周縁部2aに指先を容易に引っ掛けることができる。
したがって、ベース2を第1の剥離シート3から簡単に
引き剥がすことができ、このベース2の取り出し作業を
容易に行うことができる。
【0076】図13および図14は、本発明の第7の実
施の形態を開示している。
【0077】この第7の実施の形態は、第1の剥離シー
ト3の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、そ
れ以外の接続部品1の基本的な構成は、第1の実施の形
態と同様である。
【0078】図13に示すように、第1の剥離シート3
の凸部9のうち、ベース2の第1の外周縁部2aに対応
する凸部9aは、その高さ寸法h1が他の凸部9の高さ寸
法h2よりも大きく設定されている。このため、ベース2
の第1の外周縁部2aに対応する凸部9aの先端面11
は、他の凸部9の先端面11よりも高い位置にあり、隣
り合う他の凸部9の先端面11との間に段差Gが生じて
いる。
【0079】このことから、ベース2の第1の外周縁部
2aは、上記段差Gの分だけ凹部10の底12から遠ざ
かる方向に押し上げられており、その分、第1の外周縁
部2aから凹部10の底12までの間隔が広くなって、
ここに指先を挿入し得る充分なスペースSが確保されて
いる。
【0080】このような構成においても、ベース2を第
1の剥離シート3から引き剥がす際に、ベース2の第1
の外周縁部2aに指先を容易に引っ掛けることができ、
このベース2を第1の剥離シート3から簡単に引き剥が
すことができる。
【0081】図15および図16は、本発明の第8の実
施の形態を開示している。
【0082】この第8の実施の形態は、第1の剥離シー
ト3の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、そ
れ以外の接続部品1の基本的な構成は、第1の実施の形
態と同様である。
【0083】図15に示すように、第1の剥離シート3
の凸部9のうち、ベース2の第1の外周縁部2aの一部
に位置された凸部9aの配置間隔L1は、他の凸部9の配
置間隔L2よりも大きく形成されている。そのため、ベー
ス2の第1の外周縁部2aの一部に対応する箇所では、
隣り合う凸部9aの間隔が広げられており、ここに指先
を引っ掛けるに充分なスペースSが確保されているこの
ような構成によると、ベース2を第1の剥離シート3か
ら引き剥がす際に、ベース2の第1の外周縁部2aに指
先を容易に引っ掛けることができ、このベース2を第1
の剥離シート3から簡単に引き剥がすことができる。
【0084】なお、上記第6ないし第8の実施の形態で
は、ベース2の第1の外周縁部2aに対応する位置に補
強部7を形成したが、本発明はこれに制約されるもので
はなく、例えばベース2の全周に亘って補強部7を形成
したり、あるいは上記第5の実施の形態と同様に、ベー
ス2から補強部7を省略しても良い。
【0085】図17ないし図20は、本発明の第9の実
施の形態に係る接続部品30を開示している。
【0086】この接続部品30は、複数のベース31
と、これらベース31を支持する台紙32と、上記ベー
ス31を台紙32とは反対側から覆う保護シート33と
を備えている。
【0087】図17に示すように、ベース31は、ゴム
状弾性体からなる帯状のベースシート34を矩形状にカ
ットすることで構成されており、本実施形態の場合は、
格子状に二列に並べられている。
【0088】すなわち、ベース31は、ベースシート3
4の幅方向に延びる複数の第1の切断線35aと、ベー
スシート34の長手方向に延びる一本の第2の切断線3
5bとで囲まれた領域にて定められており、互いに直交
し合う第1ないし第4の外周縁部31a〜31dを有す
る四角いシート状をなしている。このため、第1の切断
線35aは、ベースシート34の長手方向に隣り合うベ
ース31の第1の外周縁部31aおよび第3の外周縁部
31cを構成している。
【0089】また、夫々のベース31は、平坦な第1の
面37aと、この第1の面37aの反対側に位置された
平坦な第2の面37bとを含み、これら第1および第2
の面37a,37bは、粘着力を有する粘着面となって
いる。
【0090】台紙32および保護シート33は、例えば
ポリエチレンシートのような柔軟な合成樹脂材料にて構
成されている。台紙32は、格子状に並べられたベース
31の第1の面37aに取り外し可能に貼り付けられて
いる。台紙32は、少なくともベース31の第1の面3
7aと向かい合う多数の凹凸38を有している。凹凸3
8は、台紙32にエンボス加工を施すことにより構成さ
れている。これら凹凸38は、ベース31の方向から見
て凸となる凸部39と、同じく凹となる凹部40との組
み合わせからなり、その多数の凸部39は、夫々平坦な
先端面41を有するとともに、台紙32上においてマト
リクス状に並べられている。
【0091】そのため、台紙32は、凸部39の先端面
41に対応した位置でベース31の第1の面37aに接
しており、凹部40の分だけベース31との接触面積が
減じられている。
【0092】図18や図19に示すように、各ベース3
1の外周部に対応する凸部39は、ベース31の外周部
よりも内側に位置されている。そして、これら凸部39
のうち、第1の切断線35aに沿って並べられた凸部3
9aの高さ寸法h1は、その他の凸部39の高さ寸法h2よ
りも大きく設定されている。このため、隣り合うベース
31の境界部分に位置された凸部39aの先端面41
は、他の凸部39の先端面41よりも高い位置にあり、
隣り合う他の凸部39の先端面41との間に段差Gが生
じている。
【0093】このことから、図19に示すように、第1
の切断線35aによって規定されるベース31の第1の
外周縁部31aは、上記段差Gの分だけ凹部40の底4
0aから遠ざかる方向に押し上げられており、その分、
第1の外周縁部2aから凹部40の底40aまでの間隔
が広くなって、ここに指先を挿入し得る充分なスペース
Sが確保されている。それとともに、各ベース31の第
1の外周縁部2aは、隣り合うベース31の第3の外周
縁部2cよりも押し上げられており、ベース31の境界
部分が明らかとなっている。
【0094】また、保護シート33は、格子状に並べら
れたベース31の第2の面37bに取り外し可能に貼り
付けられている。保護シート33は、少なくともベース
31の第1の面37bと向かい合う多数の凹凸42を有
している。凹凸42は、保護シート33にエンボス加工
を施すことにより構成されている。これら凹凸42は、
ベース31の方向から見て凸となる凸部43と、同じく
凹となる凹部44との組み合わせからなり、その多数の
凸部43は、夫々平坦な先端面45を有するとともに、
保護シート33上においてマトリクス状に並べられてい
る。
【0095】そのため、保護シート332は、凸部43
の先端面45に対応した位置でベース31の第2の面3
7bに接しており、凹部44の分だけベース31との接
触面積が減じられている。
【0096】このような構成によれば、ベース31を支
持する台紙32およびベース31を保護する保護シート
33は、夫々凸部39,43の先端面41,45に対応
した位置のみでベース31の第1および第2の面37
a,37bに接しているので、ベース31と台紙32お
よび保護シート32との接触面積が夫々少なくなる。こ
のため、ベース31に対する台紙32および保護シート
32の接着強度が弱くなり、剥離性が良好となる。
【0097】しかも、ベース31の第1の外周縁部31
aに沿って配置される複数の凸部39aの突出高さh1を
高くしたことにより、このベース31の第1の外周縁部
31aが部分的に押し上げられるので、ベース31を台
紙32から引き剥がす際に、第1の外周縁部31aに指
先を確実に引っ掛けることができる。
【0098】このため、格子状に並べられたベース31
を台紙32から一つ一つ簡単に引き剥がすことができ、
このベース31の取り出し作業を容易に行うことができ
る。
【0099】また、図21ないし図23は、本発明の第
10の実施の形態を開示している。
【0100】この第10の実施の形態は、台紙32の構
成が上記第9の実施の形態と相違しており、それ以外の
接続部品30の基本的な構成は、第9の実施の形態と同
様である。そのため、第10の実施の形態において、第
9の実施の形態と同一の構成部分には、同一の参照符号
を付してその説明を省略する。
【0101】図21に示すように、台紙32に支持され
た複数のベース31は、夫々第1の外周縁部31aと第
4の外周縁部31dとで規定される第1の角部50a
と、第2の外周縁部31bと第3の外周縁部31cとで
規定される第2の角部50bとを有している。これら第
1および第2の角部50a,50bは、ベース31の対
角線X1上に位置されている。
【0102】また、台紙32の凸部39は、上記ベース
31の対角線X1を避けた領域に配置されている。そのた
め、台紙32の凹部40は、ベース31の対角線X1に沿
って連続して延びており、この凹部40がベース31の
第1および第2の角部50a,50bに位置されてい
る。
【0103】このような構成によれば、台紙32の凹部
40は、ベース31の対角線X1に沿って延びているの
で、ベース31の第1および第2の角部50a,50b
に対応する箇所では、図22や図23に示すように、隣
り合う凸部39の間隔が広くなり、ここに指先を引っ掛
け易くなる。
【0104】そのため、格子状に並べられたベース31
を一つ一つ台紙32から引き剥がしていく際に、このベ
ース31の第1の角部50a又は第2の角部50bの付
近に指先を引っ掛けることで、個々のベース31を台紙
から容易に引き剥がすことができる。
【0105】したがって、ベース31の第1および第2
の面37a,37bの粘着力が大きい場合、あるいはベ
ース31自体が薄く脆くて破れ易い場合のいずれにおい
ても、ベース31の取り出し作業を容易に行えるととも
に、このベース31そのものが破損し難くなる。
【0106】その上、台紙32の凹部40は、ベース3
1の対角線X1に沿って延びているので、例えばベースシ
ート34を台紙32に貼り付ける製造過程において、何
等かの理由によりベースシート34と台紙32との間に
多少のずれが生じたとしても、ベース31の第1ないし
第4の外周縁部31a〜31dと対角線X1に沿う凹部4
0とが必ず交差するような位置関係となる。
【0107】このため、ベース31の第1ないし第4の
外周縁部31a〜31dのいずれかが凹部40と合致す
るので、この凹部40の箇所でベース31に指先を引っ
掛けることができる。よって、接続部品30の製造過程
において、ベースシート34と台紙32との間の厳格な
位置合わせ作業が不要となり、台紙32にベースシート
34を貼り付ける際の作業性が向上するといった利点が
ある。
【0108】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ベースの
両面の粘着力が大きい場合、あるいはベース自体が薄く
脆くて破れ易い場合のいずれにおいても、ベースを第1
の剥離シートから引き剥がす際に、このベースに無理な
力が加わらずに済む。したがって、ベースの取り出し作
業を容易に行うことができるのは勿論のこと、このベー
スそのものが破損し難くなるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態において、第2の剥
離シートをベースから引き剥がし、このベースと第1の
剥離シートの凸部との位置関係を示す接続部品の平面
図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る接続部品の断
面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態において、ベースか
ら第2の剥離シートを引き剥がす状態を示す接続部品の
断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態において、ベースを
第1の剥離シートから引き剥がす状態を示す接続部品の
断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る接続部品の断
面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る接続部品の断
面図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る接続部品の断
面図。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る接続部品の断
面図。
【図9】本発明の第5の実施の形態において、ベースか
ら第2の剥離シートから引き剥がす状態を示す接続部品
の断面図。
【図10】本発明の第5の実施の形態において、ベース
を第1の剥離シートを引き剥がす状態を示す接続部品の
断面図。
【図11】本発明の第6の実施の形態に係る接続部品の
断面図。
【図12】本発明の第6の実施の形態において、ベース
を第1の剥離シートから引き剥がす状態を示す接続部品
の断面図。
【図13】本発明の第7の実施の形態に係る接続部品の
断面図。
【図14】本発明の第7の実施の形態において、ベース
から第2の剥離シートから引き剥がした状態を示す接続
部品の断面図
【図15】本発明の第8の実施の形態において、第2の
剥離シートをベースから引き剥がし、このベースと第1
の剥離シートの凸部との位置関係を示す接続部品の平面
図。
【図16】本発明の第8の実施の形態に係る接続部品の
断面図。
【図17】本発明の第9の実施の形態において、複数の
ベースが第1の剥離シートに格子状に貼り付けられた状
態を示す接続部品の平面図。
【図18】本発明の第9の実施の形態において、第2の
剥離シートをベースから引き剥がし、隣り合うベースと
第1の剥離シートの凸部との位置関係を示す接続部品の
平面図。
【図19】本発明の第9の実施の形態において、隣り合
うベースと第1の剥離シートの凸部との位置関係を示す
接続部品の断面図。
【図20】本発明の第9の実施の形態において、ベース
の外周部と第1の剥離シートの凸部との位置関係を示す
接続部品の断面図。
【図21】本発明の第10の実施の形態において、第2
の剥離シートをベースから引き剥がし、隣り合うベース
と第1の剥離シートの凸部との位置関係を示す接続部品
の平面図。
【図22】本発明の第10の実施の形態において、隣り
合うベースと第1の剥離シートの凸部との位置関係を示
す接続部品の断面図。
【図23】本発明の第10の実施の形態において、ベー
スの外周縁部と第1の剥離シートの凸部との位置関係を
示す接続部品の断面図。
【符号の説明】
1,30…接続部品 2,31…ベース 3…第1の剥離シート 4…第2の剥離シート 5a,37a…第1の面(第1の粘着面) 5b,37b…第2の面(第2の粘着面) 7,20,25…補強部 8,13,38,42…凹凸 9,14,39,43…凸(凸部) 10,15,40,44…凹(凹部) 32…台紙 33…保護シート 50a,50b…角部(第1の角部、第2の角部)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の凹凸を有する第1および第2の剥
    離シートと、 これら第1の剥離シートと第2の剥離シートとの間に介
    在され、上記第1の剥離シートが取り外し可能に貼り付
    けられる第1の粘着面と、上記第2の剥離シートが取り
    外し可能に貼り付けられる第2の粘着面とを有するとと
    もに、外周部の少なくとも一部に他の部分よりも硬質な
    補強部を有する柔軟なベースと、 を備えていることを特徴とする接続部品。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記補強部
    は、上記ベースよりも硬質な補強材をこのベースの外周
    部に積層又は埋め込むことで構成されていることを特徴
    とする接続部品。
  3. 【請求項3】 第1の面と、この第1の面の反対側に位
    置された第2の面とを含み、これら第1および第2の面
    が夫々粘着性を有する柔軟なベースと、 このベースの第1の面に取り外し可能に重ね合わされた
    第1の剥離シートと、 上記ベースの第2の面に取り外し可能に重ね合わされた
    第2の剥離シートとを具備し、 上記第1および第2の剥離シートは、夫々上記ベースと
    向かい合う多数の凹凸を有し、上記第1の剥離シートの
    凹凸のうち上記ベースの方向から見て凸となる部分の先
    端面が上記ベースの第1の面に接しているとともに、こ
    れら凸のうち上記ベースの外周部に位置された少なくと
    も一つの凸は、その突出高さが他の凸よりも大きく設定
    されていることを特徴とする接続部品。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、上記ベース
    は、四つの外周縁部を有する矩形状をなすとともに、上
    記突出高さが大きな凸は、上記ベースの一つの外周縁部
    に沿って一列に並んでいることを特徴とする接続部品。
  5. 【請求項5】 第1の面と、この第1の面の反対側に位
    置された第2の面とを含み、これら第1および第2の面
    が夫々粘着性を有する柔軟なベースと、 このベースの第1の面に取り外し可能に重ね合わされた
    第1の剥離シートと、 上記ベースの第2の面に取り外し可能に重ね合わされた
    第2の剥離シートとを具備し、 上記第1および第2の剥離シートは、夫々上記ベースと
    向かい合う多数の凹凸を有し、上記第1の剥離シートの
    凹凸のうち上記ベースの方向から見て凸となる部分の先
    端面が上記ベースの第1の面に接しているとともに、上
    記ベースの方向から見て凹となる部分のうち、上記ベー
    スの外周部に位置された少なくとも一つの凹は、その深
    さが他の凹よりも大きく設定されていることを特徴とす
    る接続部品。
  6. 【請求項6】 第1の面と、この第1の面の反対側に位
    置された第2の面とを含み、これら第1および第2の面
    が夫々粘着性を有する柔軟なベースと、 このベースの第1の面に取り外し可能に重ね合わされた
    第1の剥離シートと、 上記ベースの第2の面に取り外し可能に重ね合わされた
    第2の剥離シートとを具備し、 上記第1および第2の剥離シートは、夫々上記ベースと
    向かい合う多数の凹凸を有し、上記第1の剥離シートの
    凹凸のうち上記ベースの方向から見て凸となる部分の先
    端面が上記ベースの第1の面に接しているとともに、こ
    れら凸のうち上記ベースの外周部の少なくとも一部に位
    置された凸の配置間隔は、他の凸の配置間隔よりも大き
    く設定されていることを特徴とする接続部品。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項3、請求項5又は請求
    項6のいずれかの記載において、上記第1の剥離シート
    は、上記ベースを支持する台紙であり、上記第2の剥離
    シートは、上記ベースを上記第1の剥離シートとは反対
    側から覆う保護シートであることを特徴とする接続部
    品。
  8. 【請求項8】 請求項7の記載において、上記ベース
    は、このベースから上記第2の剥離シートを引き剥がし
    た状態で、上記第1の剥離シートから取り出されること
    を特徴とする接続部品。
  9. 【請求項9】 台紙と、この台紙の上に並べて配置され
    た複数の柔軟なベースと、このベースを上記台紙とは反
    対側から覆う保護シートと、を備えている接続部品にお
    いて、 上記ベースは、上記台紙が取り外し可能に貼り付けられ
    る第1の粘着面と、上記保護シートが取り外し可能に貼
    り付けられる第2の粘着面とを含み、また、上記台紙お
    よび保護シートは、夫々上記ベースと向かい合う多数の
    凹凸を有し、上記台紙の凹凸のうち上記ベースの方向か
    ら見て凸となる部分の先端面が上記ベースの第1の粘着
    面に接しているとともに、これら凸のうち上記隣り合う
    ベースの境界部分に位置された少なくとも一つの凸は、
    その突出高さが他の凸よりも大きく設定されていること
    を特徴とする接続部品。
  10. 【請求項10】 請求項9の記載において、上記突出高
    さが大きな凸は、上記ベースの境界部分に沿って一列に
    並んでいることを特徴とする接続部品。
  11. 【請求項11】 台紙と、この台紙の上に並べて配置さ
    れた複数の矩形状をなす柔軟なベースと、このベースを
    上記台紙とは反対側から覆う保護シートと、を備えてい
    る接続部品において、 上記ベースは、上記台紙が取り外し可能に貼り付けられ
    る第1の粘着面と、上記保護シートが取り外し可能に貼
    り付けられる第2の粘着面とを含み、また、上記台紙お
    よび保護シートは、夫々上記ベースと向かい合う多数の
    凹凸を有し、上記台紙の凹凸のうち上記ベースの方向か
    ら見て凸となる部分の先端面が上記ベースの第1の粘着
    面に接しているとともに、これら凸は、上記ベースの一
    対の角部を結ぶ対角線上を避けた領域に配置されている
    ことを特徴とする接続部品。
  12. 【請求項12】 多数の凹凸を有する第1および第2の
    剥離シートと、 これら第1の剥離シートと第2の剥離シートとの間に介
    在され、上記第1の剥離シートが取り外し可能に貼り付
    けられる第1の粘着面と、上記第2の剥離シートが取り
    外し可能に貼り付けられる第2の粘着面とを含む柔軟な
    ベースと、 を備えていることを特徴とする接続部品。
  13. 【請求項13】 請求項12の記載において、上記ベー
    スは、このベースの第2の粘着面から上記保護シートを
    引き剥がした状態で、上記第1の剥離シートから取り出
    されることを特徴とする接続部品。
  14. 【請求項14】 請求項1、請求項3、請求項5、請求
    項6、請求項9、請求項11又は請求項12のいずれか
    の記載において、上記凹凸は、エンボス加工により構成
    されていることを特徴とする接続部品。
  15. 【請求項15】 請求項1、請求項3、請求項5、請求
    項6、請求項9、請求項11又は請求項12のいずれか
    の記載において、上記ベースは、熱伝導性を有するシー
    ト状のゴム状弾性体にて構成されていることを特徴とす
    る接続部品。
JP2000361437A 2000-11-28 2000-11-28 部品間に介在される接続部品 Pending JP2002161252A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000361437A JP2002161252A (ja) 2000-11-28 2000-11-28 部品間に介在される接続部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000361437A JP2002161252A (ja) 2000-11-28 2000-11-28 部品間に介在される接続部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002161252A true JP2002161252A (ja) 2002-06-04

Family

ID=18832873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000361437A Pending JP2002161252A (ja) 2000-11-28 2000-11-28 部品間に介在される接続部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002161252A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005350650A (ja) * 2004-05-14 2005-12-22 Nitto Denko Corp 剥離ライナー及びそれを用いた感圧性接着テープ又はシート
KR101289280B1 (ko) 2011-09-07 2013-08-02 주식회사 세아 이동통신 단말기의 내장형 배터리팩용 접착테이프

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005350650A (ja) * 2004-05-14 2005-12-22 Nitto Denko Corp 剥離ライナー及びそれを用いた感圧性接着テープ又はシート
KR101289280B1 (ko) 2011-09-07 2013-08-02 주식회사 세아 이동통신 단말기의 내장형 배터리팩용 접착테이프

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2888845B2 (ja) 剥離補助構造及びその使用法
JP4669269B2 (ja) タッチパネル用保護フィルムの貼付け方法
JP2006181349A (ja) 付け爪粘着用シート
JP2002161252A (ja) 部品間に介在される接続部品
JP2014141305A (ja) 熱界面材料の包装方法
JP6335604B2 (ja) ディスプレイ用保護フィルム
JP7360149B2 (ja) ディスプレイ画面に保護シートを貼り付けるためのシート貼り付けシステム
JP4633394B2 (ja) 剥離用プルタブ付両面接着テープの貼り付け方法
JP2001356692A (ja) 表示ラベルの剥離破断構造
JP4753296B2 (ja) 断熱性発現粘着ラベル
JP5857202B2 (ja) 熱伝導シート
JP4831489B2 (ja) Rfidラベル
JP4624839B2 (ja) 貼付けバランスウエイトにおける剥離紙除去機構
JP6310338B2 (ja) 保護材付保護フィルム、保護材、及び保護フィルムの粘着方法
JP2008146553A (ja) Icタグラベル、及びその製造方法
JP2843256B2 (ja) シリコン半導体ウエハの切断方法
JP2004071687A (ja) 半導体基板の表面保護用の粘着テープの剥離方法及び剥離テープ
WO2024024626A1 (ja) グラファイトシート包装体、グラファイトシート包装体の製造方法、及び電子部品の製造方法
JP5235320B2 (ja) カードの印刷表面加工方法
CN210012786U (zh) 双面胶带及卷筒双面胶
JP2949110B1 (ja) 養生資材用粘着テープ
JP3213030U (ja) ゆで卵用殻むきシート
JP7013191B2 (ja) 粘着層付きパネル、セパレーター付き粘着剤、セパレーター、および、粘着層付きパネルの施工方法
JP2003341267A (ja) 磁石付き紙片等の固定具
JP2008024814A (ja) 積層粘着シート間介在用フィルム、及びそれを用いた粘着シート・フィルム複合体