JP2002161196A - エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物及び半導体装置Info
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Abstract
性に優れ、臭素化合物、アンチモン化合物を配合しなく
ても難燃性に優れるため高温保管特性に優れた半導体封
止用エポキシ樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)フェノールアラルキル型エポキシ
樹脂、(B)α−ナフトールアラルキル樹脂、(C)無
機充填材、及び(D)硬化促進剤を必須成分とすること
を特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
Description
導体封止用エポキシ樹脂組成物及び耐半田クラック性に
優れた半導体装置に関するものである。
として、エポキシ樹脂組成物のトランスファー成形によ
る方法が、低コスト、大量生産に適した方法として採用
されて久しく、信頼性もエポキシ樹脂や硬化剤であるフ
ェノール樹脂の改良により向上が図られてきた。しか
し、近年の電子機器の小型化、軽量化、高性能化の市場
動向において、半導体素子の高集積化も年々進み、又半
導体装置の表面実装化が促進されるなかで、半導体封止
用エポキシ樹脂組成物への要求は益々厳しいものとなっ
てきている。このため、従来からのエポキシ樹脂組成物
では解決できない問題点も出てきている。
装の採用により半導体装置が半田浸漬或いはリフロー工
程で急激に200℃以上の高温にさらされ、半導体装置
が吸湿した水分が爆発的に気化する際の応力により、半
導体装置が割れたり、半導体素子、リードフレーム、イ
ンナーリード上の各種メッキされた接合部分との各界面
で、剥離が生じ信頼性が著しく低下する現象である。更
に、近年半導体装置の薄型化に伴い、半導体装置中に占
めるエポキシ樹脂組成物の硬化物の厚みが一段と薄くな
ってきており、64M、256MDRAM用の半導体装
置は、1mm厚のTSOPが主流となりつつある。これ
らの薄型半導体装置には、エポキシ樹脂組成物の成形時
の充填性が良好で、金線変形が少なく、半導体素子やリ
ードフレームの変形(チップシフトやダイパッドシフト
と呼ぶ)がないことが要求され、そのためエポキシ樹脂
組成物には、成形時の流動性に優れることが必要であ
る。
は難燃剤成分として、臭素含有の有機化合物(以下、臭
素化合物という)、及び三酸化アンチモン、四酸化アン
チモン、五酸化アンチモン等のアンチモン化合物が配合
されている。しかしながら、世界的な環境保護の意識の
高まりのなか、臭素化合物や、アンチモン化合物を使用
せずに難燃性を有するエポキシ樹脂組成物の要求が大き
くなってきている。更に、半導体装置を150〜200
℃での高温で長時間保管すると、難燃剤である臭素化合
物やアンチモン化合物は、半導体素子の抵抗値の増加
や、金線の断線を引き起こすことが知られている。この
観点からも、臭素化合物やアンチモン化合物を使用しな
い高温保管特性に優れるエポキシ樹脂組成物の開発が求
められている。
化性等の成形性に優れ、熱時強度の向上、吸湿率の低減
により、基板実装時における半導体装置の耐半田クラッ
ク性を著しく向上させ、更に難燃性に優れるため、臭素
化合物、アンチモン化合物を削減もしくは全く含まず、
高温保管特性を向上させた半導体封止用エポキシ樹脂組
成物及びこれを用いた半導体装置を提供するものであ
る。
式(1)で示されるエポキシ樹脂、(B)式(2)と式
(3)がメチレン基を介して得られるフェノール樹脂
(2a)、式(3)同士が式(4)を介して得られるフ
ェノール樹脂(2b)、又は式(2)と式(3)が式
(4)を介して得られるフェノール樹脂(2c)の群か
ら選ばれる1種以上を含むフェノール樹脂、(C)無機
充填材、及び(D)硬化促進剤を必須成分とすることを
特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物、
同一でも異なっていてもよい。aは0〜3の整数、bは
1又は2、cは0〜5の整数、dは0〜4の整数。 又
水酸基はナフタレン環のいずれのリングに結合してもよ
く、両リングに結合してもよい)(2) 全エポキシ樹
脂組成物中に含有される臭素原子及びアンチモン原子
が、それぞれ0.1重量%以下である第(1)項記載の
半導体封止用エポキシ樹脂組成物、(3)無機充填材
が、 全エポキシ樹脂組成物中80〜85重量%である
第(1)項又は第(2)記載の半導体封止用エポキシ樹
脂組成物、(4)第(1)〜(3)項のいずれかに記載
のエポキシ樹脂組成物を用いて半導体素子を封止してな
ることを特徴とする半導体装置、である。
されるエポキシ樹脂について述べる。汎用のオルソクレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂をエポキシ化する前の
ベース樹脂は、メチレン結合を介してオルソクレゾール
が繰り返し構造に組み込まれているのに対し、本発明で
用いられる式(1)で示されるエポキシ樹脂はエポキシ
化する前のベース樹脂は、パラキシリレン結合を介して
フェノールが繰り返し構造に組み込まれていることか
ら、このベース樹脂をエポキシ化したエポキシ樹脂を用
いたエポキシ樹脂組成物は、耐熱性を低下させることな
く、エポキシ基の官能基密度が適当に緩和されることに
より、耐半田クラック性及び熱時強度等が優れているも
のと考えられる。更にフェノール間がパラキシリレンで
結合されているため、主鎖中の芳香環の含有率が一定
で、かつフェノール樹脂との結合点濃度が小さくなり、
優れた耐燃性を示す特徴を有し耐湿性にも優れている。
い範囲で他のエポキシ樹脂と併用することができる。併
用する場合の式(1)のエポキシ樹脂の配合量として
は、全エポキシ樹脂中に30重量%以上が好ましく、更
に望ましくは50重量%以上が好ましい。併用するエポ
キシ樹脂としては、分子内にエポキシ基を有するモノマ
ー、オリゴマー、ポリマー全般を指す。例えば、ビスフ
ェノールA型、フェノールノボラック型、オルソクレゾ
ールノボラック型、トリフェノールメタン型、ジシクロ
ペンタジエン変性フェノール型、ビフェニル型、ハイド
ロキノン型、スチルベン型、ビスフェノールF型等のエ
ポキシ樹脂が挙げられるが、これらは限定されるもので
はない。
メチレン基を介して得られるフェノール樹脂(2a)
は、フェノール類と、ヒドロキシナフタレン類、もしく
はジヒドロキシナフタレン類とを酸触媒存在下、アルデ
ヒド源としてのホルムアルデヒド等で共縮合して得られ
るノボラック型樹脂であり、フェノール類と、ヒドロキ
シナフタレン類、もしくはジヒドロキシナフタレン類と
はランダム共重合型であるのが一般的である。又ヒドロ
キシナフタレン類としては、α−ナフトール類、β−ナ
フトール類のいずれでもよい。式(2)と式(3)がメ
チレン基を介して得られるフェノール樹脂(2a)中の
骨格の式(2)をm、骨格の式(3)をnとした場合、
n/(m+n)の比率は、0.25以上が難燃性や耐
半田クラック性等の点から好ましい。
(4)を介して得られるフェノール樹脂(2b)、又は
式(2)と式(3)が式(4)を介して得られるフェノ
ール樹脂(2c)は、例えばビス(メトキシメチル)ベ
ンゼン類とヒドロキシナフタレン類、もしくはジヒドロ
キシナフタレン類、或いはビス(メトキシメチル)ベン
ゼン類とフェノール類、ヒドロキシナフタレン類、もし
くはジヒドロキシナフタレン類とをフリーデル・クラフ
ツ・アルキル化反応により重合させたものである。又ヒ
ドロキシナフタレン類としては、α−ナフトール類、β
−ナフトール類のいずれでもよい。式(2)と式(3)
が式(4)を介して得られるフェノール樹脂(2c)中
の骨格の式(2)をm、骨格の式(3)をnとした場
合、 n/(m+n)の比率は、0.25以上が難燃性
や耐半田クラック性等の点から好ましい。フェノール樹
脂(2a)、(2b)、(2c)の具体例を以下に示
す。
得られるフェノール樹脂(2a)、式(3)同士が式
(4)を介して得られるフェノール樹脂(2b)、又は
式(2)と式(3)が式(4)を介して得られるフェノ
ール樹脂(2c)の群から選ばれる1種以上を含むフェ
ノール樹脂を式(1)で示されるエポキシ樹脂の硬化剤
として用いたエポキシ樹脂組成物の硬化物は、従来のフ
ェノールノボラック樹脂を用いた場合に比べ、硬化物の
ガラス転移温度を越えた高温域での強度が高く、又硬化
物の吸湿率が低い。その結果として吸湿後の半導体装置
の表面実装における半田付け時の耐半田クラック性に優
れている。又ナフタレン骨格は芳香族骨格を多く有する
ため、難燃性に優れ、エポキシ樹脂との組合せによって
は、良好な難燃性を発現できる。
得られるフェノール樹脂(2a)、式(3)同士が式
(4)を介して得られるフェノール樹脂(2b)、又は
式(2)と式(3)が式(4)を介して得られるフェノ
ール樹脂(2c)の150℃での溶融粘度としては、
0.1〜1.5ポイズが好ましい。0.1ポイズ未満だ
と、エポキシ樹脂組成物の硬化性が低下し、更に硬化物
の架橋密度が低下するためガラス転移温度が低下するの
で好ましくない。1.5ポイズを越えると、溶融時の流
動性が低下するので好ましくない。150℃での溶融粘
度は、ICI粘度計(コーン&プレート型)を用いて測
定した。
得られるフェノール樹脂(2a)、式(3)同士が式
(4)を介して得られるフェノール樹脂(2b)、又は
式(2)と式(3)が式(4)を介して得られるフェノ
ール樹脂(2c)の群から選ばれる1種以上を含むフェ
ノール樹脂の配合量を調節することにより、耐半田クラ
ック性を最大限に引き出すことができる。耐半田クラッ
ク性の効果を引き出すためには、前記の樹脂硬化剤の配
合量は、全樹脂硬化剤中に30重量%以上が好ましく、
望ましくは50重量%以上が好ましい。30重量%未満
だと、高温時の強度や低吸湿化が十分に得られず、その
結果として充分な耐半田クラック性の向上が望めないお
それがあり、又難燃性が低下するので好ましくない。併
用するフェノール樹脂としては、フェノールノボラック
樹脂、クレゾールノボラック樹脂、フェノールアラルキ
ル樹脂、テルペン変性フェノール樹脂、ジシクロペンタ
ジエン変性フェノール樹脂、トリフェノールメタン型樹
脂等が挙げられるが、これらは限定されるものではな
い。
溶融シリカ、結晶シリカ、アルミナ、窒化珪素等が挙げ
られ、これらは単独でも混合して用いてもよい。これら
の内では、球状の溶融シリカを全量、或いは一部破砕シ
リカを併用することが好ましい。無機充填材の平均粒径
としては5〜30μm、最大粒径としては150μm以
下が好ましく、特に平均粒径5〜20μm、最大粒径7
4μm以下が好ましい。又、粒子の大きさの異なるもの
を混合することにより充填量を多くすることができる。
更に無機充填材は、予めシランカップリング剤等で表面
処理されているものを用いてもよい。本発明の無機充填
材の配合量としては、全エポキシ樹脂組成物中に80〜
85重量%が好ましい。80重量%未満だと、該エポキ
シ樹脂組成物を用いて半導体素子を封止して得られる半
導体装置の吸湿量が増加し、半田処理温度での強度が低
下し、半田処理時にクラックが発生し易くなるので好ま
しくない。一方85重量%を越えると、流動性が低下
し、未充填やチップシフト、パッドシフトが発生し易く
なり、難燃性も劣る。難燃性については、その機構は不
明だが、無機充填材の配合量には最適値がある。
シ樹脂と樹脂硬化剤との架橋反応の触媒であり、具体例
としては、トリブチルアミン、1,8−ジアザビシクロ
(5,4,0)ウンデセン−7等のアミン系化合物、ト
リフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウム・
テトラフェニルボレート塩等の有機リン系化合物、2−
メチルイミダゾール等のイミダゾール化合物等が挙げら
れる。これらは単独でも混合して用いてもよい。
(D)成分の他、必要に応じて臭素化エポキシ樹脂、三
酸化アンチモン等の難燃剤を含有することは差し支えな
いが、半導体装置が150〜200℃の高温下で電気特
性の安定性を要求される用途では、臭素原子、アンチモ
ン原子の含有量が、それぞれ全エポキシ樹脂組成物中に
0.1重量%以下であるものが好ましく、完全に含まれ
ない方がより好ましい。臭素原子、アンチモン原子のい
ずれかが0.1重量%を越えると、高温に放置した時に
半導体装置の抵抗値が時間と共に増大し、最終的には半
導体素子の金線が断線する不良が発生するおそれがあ
る。又環境保護の点からも、臭素原子、アンチモン原子
のそれぞれの含有量が0.1重量%以下で、極力含有さ
れていないことが望ましい。
(D)成分を必須成分とするが、これ以外に必要に応じ
てシランカップリング剤、カーボンブラック等の着色
剤、天然ワックス、合成ワックス等の離型剤、及びシリ
コーンオイル、ゴム等の低応力添加剤等の種々の添加剤
を適宜配合しても差し支えない。又本発明のエポキシ樹
脂組成物は、(A)〜(D)成分、及びその他の添加剤
等をミキサー等を用いて充分に均一に混合した後、更に
熱ロール又はニーダー等で溶融混練し、冷却後粉砕して
得られる。本発明のエポキシ樹脂組成物を用いて、半導
体素子等の各種の電子部品を封止し、半導体装置を製造
するには、トランスファーモールド、コンプレッション
モールド、インジェクションモールド等の従来からの成
形方法で硬化成形すればよい。
配合割合は重量部とする。 実施例1 式(5)で示されるエポキシ樹脂A(軟化点53℃、エポキシ当量239) 9.0重量部
5℃の2本ロールを用いて混練し、冷却後粉砕してエポ
キシ樹脂組成物を得た。得られたエポキシ樹脂組成物を
以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
ラルフロー測定用の金型を用いて、金型温度175℃、
注入圧力70kg/cm2、硬化時間2分で測定した。 硬化性:金型温度175℃、注入圧力70kg/c
m2、硬化時間2分で成形し、型開き10秒後のバコー
ル硬度を測定した。 熱時曲げ強度/熱時曲げ弾性率:240℃での曲げ強度
/曲げ弾性率をJISK 6911に準じて測定した。
単位はそれぞれN/mm2 。 難燃性:試験片(厚さ1/16インチ)を金型温度17
5℃、注入圧力70kg/cm2、硬化時間2分でトラ
ンスファー成形し、UL−94垂直試験に準じて、Fma
x、ΣFを求め難燃性を評価した。 耐半田クラック性:100ピンTQFP(パッケージサ
イズは14×14mm、厚み1.4mm、シリコンチッ
プのサイズは、8.0×8.0mm、リードフレームは
42アロイ製)を、金型温度175℃、注入圧力70k
g/cm2、硬化時間2分でトランスファー成形し、1
75℃、8時間で後硬化した。85℃、相対湿度85%
の環境下で168時間放置し、その後240℃の半田槽
に10秒間浸漬した。顕微鏡で観察し、クラック発生率
[(外部クラック発生パッケージ数)/(全パッケージ
数)×100]を%で表示した。又チップとエポキシ樹
脂組成物の硬化物との剥離面積の割合を超音波探傷装置
を用いて測定し、剥離率[(剥離面積)/(チップ面
積)×100]を%で表示した。 吸湿率:半田クラック性評価における吸湿前後のパッケ
ージの重量変化から求めた。 高温保管特性:模擬素子を25μm径の金線で配線した
16ピンSOPを、金型温度175℃、注入圧力70k
g/cm2、硬化時間2分でトランスファー成形し、1
75℃、8時間で後硬化した。185℃の恒温槽で処理
し、一定時間毎にピン間の抵抗値を測定した。初期の抵
抗値から10%以上抵抗値が増大したパッケージ数が、
15個中8個以上になった恒温槽処理時間を高温保管特
性として表示した。この時間が長いと、高温安定性に優
れていることを示す。単位は時間。 ブロム原子、アンチモン原子の含有量:直径40mm、
厚さ5〜7mmの成形品を金型温度175℃、注入圧力
70kg/cm2、硬化時間2分でトランスファー成形
し、蛍光X線分析装置を用いて、全エポキシ樹脂組成物
中の臭素原子、アンチモン原子の含有量を定量した。単
位は重量%。
成物を得、実施例1と同様にして評価した。結果を表1
に示す。なお、実施例1以外に用いた樹脂を以下に示
す。 ビフェニル型エポキシ樹脂B(融点105℃、エポキシ
当量195:油化シェルエポキシ(株)・製、YX40
00) 式(7)で示されるフェノル樹脂D( 軟化点92℃、
水酸基当量128、150℃での溶融粘度2.6ポイ
ズ、樹脂中のオルソクレゾールの骨格をm、α−ナフト
ールの骨格をnとしたとき、n/(m+n)=0.3
化点79℃、水酸基当量110、147℃での溶融粘度
2.0ポイズ、樹脂中のオルソクレゾールの骨格をm、
α−ナフトールの骨格をnとしたとき、n/(m+n)
=0.1 式(8)で示されるフェノール樹脂F(軟化点110
℃、水酸基当量104、150℃での溶融粘度20ポイ
ズ以上)
4℃、エポキシ当量285、臭素原子含有率35重量
%:日本化薬(株)・製、BREN−S)
性、硬化性等の成形性と共に硬化物が高温で高強度であ
り、かつ低吸湿性により、これを用いて得られた半導体
装置は基板実装時における耐半田クラック性に優れ、更
に臭素化合物、アンチモン化合物を配合しなくても難燃
性に優れるため、高温保管特性に優れる。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)式(1)で示されるエポキシ樹
脂、(B)式(2)と式(3)がメチレン基を介して得
られるフェノール樹脂(2a)、式(3)同士が式
(4)を介して得られるフェノール樹脂(2b)、又は
式(2)と式(3)が式(4)を介して得られるフェノ
ール樹脂(2c)の群から選ばれる1種以上を含むフェ
ノール樹脂、(C)無機充填材、及び(D)硬化促進剤
を必須成分とすることを特徴とする半導体封止用エポキ
シ樹脂組成物。 【化1】 (pは平均値で1〜6の正数) 【化2】 (R1、R2は炭素数1〜4のアルキル基であり、互いに
同一でも異なっていてもよい。aは0〜3の整数、bは
1又は2、cは0〜5の整数、dは0〜4の整数。又水
酸基はナフタレン環のいずれのリングに結合してもよ
く、両リングに結合してもよい) - 【請求項2】 全エポキシ樹脂組成物中に含有される臭
素原子及びアンチモン原子が、それぞれ0.1重量%以
下である請求項1記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成
物。 - 【請求項3】 無機充填材が、全エポキシ樹脂組成物中
80〜85重量%である請求項1又は2記載の半導体封
止用エポキシ樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のエポキ
シ樹脂組成物を用いて半導体素子を封止してなることを
特徴とする半導体装置。
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JP2000360917A JP4788034B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
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- 2000-11-28 JP JP2000360917A patent/JP4788034B2/ja not_active Expired - Fee Related
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