JP2002160525A - 車両用サンバイザの製造方法 - Google Patents
車両用サンバイザの製造方法Info
- Publication number
- JP2002160525A JP2002160525A JP2000360084A JP2000360084A JP2002160525A JP 2002160525 A JP2002160525 A JP 2002160525A JP 2000360084 A JP2000360084 A JP 2000360084A JP 2000360084 A JP2000360084 A JP 2000360084A JP 2002160525 A JP2002160525 A JP 2002160525A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sun visor
- support shaft
- visor body
- bearing member
- guide path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブロー成形によって形成されたサンバイザ本
体に対し、接続線を誘導案内するための案内路を容易に
形成することができる車両用サンバイザの製造方法を提
供する。 【解決手段】 サンバイザ本体20をブロー成形によっ
て形成すると同時に、そのサンバイザ本体20の内部に
支軸10に対する軸受け部材21を固定するとともに、
同サンバイザ本体20の一側面に電装器機41に対応す
る装着凹部35と、一端部が軸受け部材21の端部に隔
壁部38を隔てて臨み、他端部が装着凹部35に開口す
る案内路36とをそれぞれ凹設する。その後、支軸10
を、軸受け部材21を通して隔壁部38に貫通させるこ
とで、支軸10の挿通孔16の先端開口部を案内路36
に開口させる。
体に対し、接続線を誘導案内するための案内路を容易に
形成することができる車両用サンバイザの製造方法を提
供する。 【解決手段】 サンバイザ本体20をブロー成形によっ
て形成すると同時に、そのサンバイザ本体20の内部に
支軸10に対する軸受け部材21を固定するとともに、
同サンバイザ本体20の一側面に電装器機41に対応す
る装着凹部35と、一端部が軸受け部材21の端部に隔
壁部38を隔てて臨み、他端部が装着凹部35に開口す
る案内路36とをそれぞれ凹設する。その後、支軸10
を、軸受け部材21を通して隔壁部38に貫通させるこ
とで、支軸10の挿通孔16の先端開口部を案内路36
に開口させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用サンバイザ
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用サンバイザにおいて、サン
バイザ本体の片側面に電装器機(例えば、照明ランプを
有する化粧用ミラー装置)が装着され、その電装器機に
対する送電用の接続線の端末部が支軸の挿通孔を通して
電装器機に接続される構造のものが知られている。この
ような車両用サンバイザにおいて、サンバイザ本体の内
部には、支軸が回動可能に差し込まれる軸受け孔を有す
る軸受け部材が固定される一方、サンバイザ本体の片側
面には電装器機に対応する装着凹部が凹設される。そし
て、サンバイザ本体内に固定の軸受け部材の軸受け孔に
支軸が嵌挿された後、その支軸の挿通孔に接続線が挿通
される。この接続線の端末部は、装着凹部に周壁部まで
通され、装着凹部に設置される電装器機に電気的に接続
されるようになっている。
バイザ本体の片側面に電装器機(例えば、照明ランプを
有する化粧用ミラー装置)が装着され、その電装器機に
対する送電用の接続線の端末部が支軸の挿通孔を通して
電装器機に接続される構造のものが知られている。この
ような車両用サンバイザにおいて、サンバイザ本体の内
部には、支軸が回動可能に差し込まれる軸受け孔を有す
る軸受け部材が固定される一方、サンバイザ本体の片側
面には電装器機に対応する装着凹部が凹設される。そし
て、サンバイザ本体内に固定の軸受け部材の軸受け孔に
支軸が嵌挿された後、その支軸の挿通孔に接続線が挿通
される。この接続線の端末部は、装着凹部に周壁部まで
通され、装着凹部に設置される電装器機に電気的に接続
されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな構造をもつ車両用サンバイザにおいて、サンバイザ
本体がビーズ発泡等による発泡体で形成されている場
合、そのサンバイザ本体の成形時おいて、サンバイザ本
体の内部に軸受け部材を固定するとともに、その片側面
に対し装着凹部を凹設する。この際、軸受け部材の軸受
け孔に一端部が臨み、他端部が装着凹部の周壁部まで延
びて接続線を誘導案内するための案内路をサンバイザ本
体の内部に形成することが可能である。しかしながら、
製造が容易でかつコスト低減に有効であるブロー成形に
よってサンバイザ本体を形成した場合、サンバイザ本体
の内部に軸受け部材を固定し、その片側面に対し装着凹
部を凹設することは容易である。しかしながら、ブロー
成形によって形成されたサンバイザ本体の内部に接続線
を誘導案内するための案内路を形成することは困難であ
り、接続線の端末部を電装器機に電気的に接続するため
に多くの手間が必要となる。
うな構造をもつ車両用サンバイザにおいて、サンバイザ
本体がビーズ発泡等による発泡体で形成されている場
合、そのサンバイザ本体の成形時おいて、サンバイザ本
体の内部に軸受け部材を固定するとともに、その片側面
に対し装着凹部を凹設する。この際、軸受け部材の軸受
け孔に一端部が臨み、他端部が装着凹部の周壁部まで延
びて接続線を誘導案内するための案内路をサンバイザ本
体の内部に形成することが可能である。しかしながら、
製造が容易でかつコスト低減に有効であるブロー成形に
よってサンバイザ本体を形成した場合、サンバイザ本体
の内部に軸受け部材を固定し、その片側面に対し装着凹
部を凹設することは容易である。しかしながら、ブロー
成形によって形成されたサンバイザ本体の内部に接続線
を誘導案内するための案内路を形成することは困難であ
り、接続線の端末部を電装器機に電気的に接続するため
に多くの手間が必要となる。
【0004】この発明の目的は、前記問題点に鑑み、ブ
ロー成形によって形成されたサンバイザ本体に対し、接
続線を誘導案内するための案内路を容易に形成すること
ができる車両用サンバイザの製造方法を提供することで
ある。
ロー成形によって形成されたサンバイザ本体に対し、接
続線を誘導案内するための案内路を容易に形成すること
ができる車両用サンバイザの製造方法を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、請求項1に記載のとおりの構成を要
旨とする。したがって、サンバイザ本体をブロー成形に
よって中空状に形成すると同時に、そのサンバイザ本体
の内部に支軸に対応する軸受け部材を固定するととも
に、そのサンバイザ本体の片側面に対し、電装器機に対
応する装着凹部と、一端部がサンバイザ本体内に固定の
軸受け部材の端部に隔壁部を隔てて臨み、他端部が装着
凹部の周壁部に開口する案内路とをそれぞれ容易に凹設
することができる。その後、サンバイザ本体内に固定の
軸受け部材に支軸が差し込まれる。そして、支軸の先端
部が隔壁部を貫通することによって、同支軸の挿通孔の
先端開口部が案内路に開口する。このため、支軸の挿通
孔に挿通された接続線の端末部が前記案内路によって装
着凹部まで誘導案内される。そして、前記接続線の端末
部を前記電装器機に容易にかつ確実に接続することがで
きる。
に、第1の発明は、請求項1に記載のとおりの構成を要
旨とする。したがって、サンバイザ本体をブロー成形に
よって中空状に形成すると同時に、そのサンバイザ本体
の内部に支軸に対応する軸受け部材を固定するととも
に、そのサンバイザ本体の片側面に対し、電装器機に対
応する装着凹部と、一端部がサンバイザ本体内に固定の
軸受け部材の端部に隔壁部を隔てて臨み、他端部が装着
凹部の周壁部に開口する案内路とをそれぞれ容易に凹設
することができる。その後、サンバイザ本体内に固定の
軸受け部材に支軸が差し込まれる。そして、支軸の先端
部が隔壁部を貫通することによって、同支軸の挿通孔の
先端開口部が案内路に開口する。このため、支軸の挿通
孔に挿通された接続線の端末部が前記案内路によって装
着凹部まで誘導案内される。そして、前記接続線の端末
部を前記電装器機に容易にかつ確実に接続することがで
きる。
【0006】また、第2の発明は、請求項2に記載のと
おりの構成を要旨とする。したがって、軸受け部材に支
軸を嵌挿する差し込み動作によって、その支軸の先端部
が隔壁部を突き破ぶって貫通する。これによって、支軸
の挿通孔の先端開口部を案内路に開口させることができ
るため、予め隔壁部に対し支軸に対応する貫通孔を孔明
け加工する手間を省くことができる。
おりの構成を要旨とする。したがって、軸受け部材に支
軸を嵌挿する差し込み動作によって、その支軸の先端部
が隔壁部を突き破ぶって貫通する。これによって、支軸
の挿通孔の先端開口部を案内路に開口させることができ
るため、予め隔壁部に対し支軸に対応する貫通孔を孔明
け加工する手間を省くことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面にし
たがって説明する。車両用サンバイザを一部破断して斜
視図で表した図5において、車両用サンバイザ1は、支
軸10とサンバイザ本体20とを主体として構成されて
いる。図4と図5に示すように、支軸10は、中心部に
接続線18(車載バッテリに接続された送電線)に対応
する挿通孔16が貫設された金属製パイプ材よりなる内
筒体11と、その内筒体11の外周囲を覆うようにして
設けられた合成樹脂製の外軸体12によって形成されて
いる。
たがって説明する。車両用サンバイザを一部破断して斜
視図で表した図5において、車両用サンバイザ1は、支
軸10とサンバイザ本体20とを主体として構成されて
いる。図4と図5に示すように、支軸10は、中心部に
接続線18(車載バッテリに接続された送電線)に対応
する挿通孔16が貫設された金属製パイプ材よりなる内
筒体11と、その内筒体11の外周囲を覆うようにして
設けられた合成樹脂製の外軸体12によって形成されて
いる。
【0008】また、支軸10は、ほぼL字状の屈曲形状
に形成され、縦軸部13と横軸部14とを一体連続状に
備えている。そして、支軸10は、その縦軸部13にお
いてブラケット2を介して車室天井面の所定位置に装着
される。さらに、支軸10の横軸部14の先端部15は
鋭角に尖って形成されており、その横軸部14には、サ
ンバイザ本体20が回動可能に装着されている。そし
て、サンバイザ本体20は、横軸部14の軸回りに回動
操作されることによって車室の天井面に沿う格納位置
と、フロントガラスに沿う遮光位置とに配置切換される
ようになっている。
に形成され、縦軸部13と横軸部14とを一体連続状に
備えている。そして、支軸10は、その縦軸部13にお
いてブラケット2を介して車室天井面の所定位置に装着
される。さらに、支軸10の横軸部14の先端部15は
鋭角に尖って形成されており、その横軸部14には、サ
ンバイザ本体20が回動可能に装着されている。そし
て、サンバイザ本体20は、横軸部14の軸回りに回動
操作されることによって車室の天井面に沿う格納位置
と、フロントガラスに沿う遮光位置とに配置切換される
ようになっている。
【0009】図5に示すように、前記サンバイザ本体2
0は、ブロー成形によって形成されるとともに、相対す
る板状部分30、31と、これら板状部分30、31の
周縁に連続して両板状部分30、31を一体に結合する
断面ほぼ半円弧状の周壁部33と、を備えて中空状をな
している。また、サンバイザ本体20のブロー成形と同
時に、そのサンバイザ本体20の一角部(図5に向かっ
て右上部)には、支軸10の横軸部14が回動可能に差
し込まれる軸受け孔を有する軸受け部材21が軸受け固
定部において固定された状態で内設されている。また、
サンバイザ本体20の片側面、この実施の形態では一方
の板状部分30の表面には、電装器機としての化粧用ミ
ラー装置41を装着するための装着凹部35と、接続線
18を誘導案内するための断面ほぼ凹溝状の案内路36
とがそれぞれ凹設されている。
0は、ブロー成形によって形成されるとともに、相対す
る板状部分30、31と、これら板状部分30、31の
周縁に連続して両板状部分30、31を一体に結合する
断面ほぼ半円弧状の周壁部33と、を備えて中空状をな
している。また、サンバイザ本体20のブロー成形と同
時に、そのサンバイザ本体20の一角部(図5に向かっ
て右上部)には、支軸10の横軸部14が回動可能に差
し込まれる軸受け孔を有する軸受け部材21が軸受け固
定部において固定された状態で内設されている。また、
サンバイザ本体20の片側面、この実施の形態では一方
の板状部分30の表面には、電装器機としての化粧用ミ
ラー装置41を装着するための装着凹部35と、接続線
18を誘導案内するための断面ほぼ凹溝状の案内路36
とがそれぞれ凹設されている。
【0010】前記案内路36は、その一端部が軸受け部
材21の軸受け孔の奥側開口部に隔壁部38を隔てて臨
んでいる。言い換えると、軸受け部材21の軸受け孔の
中心線に対し直交又は交差する方向において軸受け部材
21の軸受け孔の奥側開口部を塞ぐようにして隔壁部3
8が設けられている。また、案内路36の他端部は装着
凹部35の周壁部の一部(図1に向かって上壁部)に開
口している。そして、サンバイザ本体20内に固定の軸
受け部材21の一端開口部から支軸10の横軸部14が
差し込まれる際、その横軸部14の差し込み動作に基づ
いて、同横軸部14の先端部15によって隔壁部38が
突き破られ、その支軸10の挿通孔16の先端開口部が
案内路36に開口するようになっている(図3参照)。
材21の軸受け孔の奥側開口部に隔壁部38を隔てて臨
んでいる。言い換えると、軸受け部材21の軸受け孔の
中心線に対し直交又は交差する方向において軸受け部材
21の軸受け孔の奥側開口部を塞ぐようにして隔壁部3
8が設けられている。また、案内路36の他端部は装着
凹部35の周壁部の一部(図1に向かって上壁部)に開
口している。そして、サンバイザ本体20内に固定の軸
受け部材21の一端開口部から支軸10の横軸部14が
差し込まれる際、その横軸部14の差し込み動作に基づ
いて、同横軸部14の先端部15によって隔壁部38が
突き破られ、その支軸10の挿通孔16の先端開口部が
案内路36に開口するようになっている(図3参照)。
【0011】この実施の形態において、図6に示すよう
に、ブロー成形用の一対の成形型61、62の型面に
は、サンバイザ本体20に対応する成形部63、64が
形成されるとともに、一方の成形型61の成形部63の
所定位置には、装着凹部35に対応する凸部(図示しな
い)と、案内路36に対応する凸部65とがそれぞれ設
けられている。さらに、一対の成形型61、62の成形
部63、64には、軸受け部材21を固定する固定部3
9に対応する成形部66等がそれぞれ設けられている。
また、一方の成形型61の成形部63には、ミラーケー
ス42を係止するための係止溝35bを形成するための
突出部(図示しない)が形成されている。なお、ミラー
ケース42を係止するための係止溝35bを深く形成す
る必要がある場合には、係止溝35bをスライド型によ
って形成することが望ましい。
に、ブロー成形用の一対の成形型61、62の型面に
は、サンバイザ本体20に対応する成形部63、64が
形成されるとともに、一方の成形型61の成形部63の
所定位置には、装着凹部35に対応する凸部(図示しな
い)と、案内路36に対応する凸部65とがそれぞれ設
けられている。さらに、一対の成形型61、62の成形
部63、64には、軸受け部材21を固定する固定部3
9に対応する成形部66等がそれぞれ設けられている。
また、一方の成形型61の成形部63には、ミラーケー
ス42を係止するための係止溝35bを形成するための
突出部(図示しない)が形成されている。なお、ミラー
ケース42を係止するための係止溝35bを深く形成す
る必要がある場合には、係止溝35bをスライド型によ
って形成することが望ましい。
【0012】図6に示すように、一対の成形型61、6
2が型開き状態にあるときに、これら一対の成形型6
1、62の間に、熱可塑性合成樹脂材料よりなる筒状の
パリソン20aが押し出される。その後、パリソン20
aの下端開口部から、ブロー成形用のノズル(図示しな
い)と、そのノズルとは離れた位置に配置されたセット
軸70とがそれぞれ挿入される。また、セット軸70の
先端軸部には予め軸受け部材21が脱抜可能にセットさ
れる。その後、図7示すように、一対の成形型61、6
2が型閉じされ、パリソン20aがエアーブローされる
ことによってサンバイザ本体20が形成される。
2が型開き状態にあるときに、これら一対の成形型6
1、62の間に、熱可塑性合成樹脂材料よりなる筒状の
パリソン20aが押し出される。その後、パリソン20
aの下端開口部から、ブロー成形用のノズル(図示しな
い)と、そのノズルとは離れた位置に配置されたセット
軸70とがそれぞれ挿入される。また、セット軸70の
先端軸部には予め軸受け部材21が脱抜可能にセットさ
れる。その後、図7示すように、一対の成形型61、6
2が型閉じされ、パリソン20aがエアーブローされる
ことによってサンバイザ本体20が形成される。
【0013】サンバイザ本体20がブロー成形された
後、サンバイザ本体20からノズルが引き抜かれるとと
もに、サンバイザ本体20の内部に固定の軸受け部材2
1からセット軸70が引き抜かれる。その後、一対の成
形型61、62が型開きされる。そして、型開きされた
成形型からサンバイザ本体20が脱型される。前記した
ように、ブロー成形によってサンバイザ本体20が形成
された後、図5に示すように、サンバイザ本体20は、
合成樹脂製シート、織布等よりなる表皮50によって覆
われる。表皮50は、サンバイザ本体20の一側面の装
着凹部35に対応する部分においては部分的に切除され
たり、あるいは切り込み部が設けられる。
後、サンバイザ本体20からノズルが引き抜かれるとと
もに、サンバイザ本体20の内部に固定の軸受け部材2
1からセット軸70が引き抜かれる。その後、一対の成
形型61、62が型開きされる。そして、型開きされた
成形型からサンバイザ本体20が脱型される。前記した
ように、ブロー成形によってサンバイザ本体20が形成
された後、図5に示すように、サンバイザ本体20は、
合成樹脂製シート、織布等よりなる表皮50によって覆
われる。表皮50は、サンバイザ本体20の一側面の装
着凹部35に対応する部分においては部分的に切除され
たり、あるいは切り込み部が設けられる。
【0014】また、図2に示すように、サンバイザ本体
20内に固定部39によって固定された軸受け部材21
の軸受け孔には、その一端開口部から支軸10の横軸部
14が差し込まれる。引き続く横軸部14の差し込み動
作に基づいて、同横軸部14の先端部15によって隔壁
部38が突き破られ、その支軸10の挿通孔16の先端
開口部が案内路36に開口する。ここで、支軸10の縦
軸部13の上端面に開口する挿通孔16の開口部から接
続線18の端末部が差し込まれて押し込まれると、接続
線18の端末部が挿通孔16を通過する。引き続いて、
接続線18が押し込まれてると、その端末部が案内路3
6によって装着凹部35の周壁部まで誘導案内されて、
同装着凹部35内に突出する(図4参照)。その後、接
続線18の端末部が電装器機としての化粧用ミラー装置
41の接続端子に電気的に接続される。
20内に固定部39によって固定された軸受け部材21
の軸受け孔には、その一端開口部から支軸10の横軸部
14が差し込まれる。引き続く横軸部14の差し込み動
作に基づいて、同横軸部14の先端部15によって隔壁
部38が突き破られ、その支軸10の挿通孔16の先端
開口部が案内路36に開口する。ここで、支軸10の縦
軸部13の上端面に開口する挿通孔16の開口部から接
続線18の端末部が差し込まれて押し込まれると、接続
線18の端末部が挿通孔16を通過する。引き続いて、
接続線18が押し込まれてると、その端末部が案内路3
6によって装着凹部35の周壁部まで誘導案内されて、
同装着凹部35内に突出する(図4参照)。その後、接
続線18の端末部が電装器機としての化粧用ミラー装置
41の接続端子に電気的に接続される。
【0015】すなわち、この実施の形態において、図5
に示すように、電装器機としての化粧用ミラー装置41
は、ミラーケース42と、そのミラーケース42の表面
側に開閉可能に装着されたカバー体43とを主体として
構成されされている。ミラーケース42の中央部には化
粧用ミラー44が装着され、同ミラーケース42の片側
に設けられたランプ室には照明ランプ45が装着されて
いる。そして、照明ランプ45に対する接続端子に対し
接続線18の端末部が電気的に接続される。また、ミラ
ーケース42の所定位置には、サンバイザ本体20の装
着凹部35の係止溝35bに対し、押し込み動作によっ
て弾性的に係合する係止片(図示しない)が形成されて
いる。そして、装着凹部35に対し、化粧用ミラー装置
41は、そのミラーケース42において装着される。こ
れをもってサンバイザ本体20の片側面に化粧用ミラー
装置41が装着された車両用サンバイザ1が構成され
る。
に示すように、電装器機としての化粧用ミラー装置41
は、ミラーケース42と、そのミラーケース42の表面
側に開閉可能に装着されたカバー体43とを主体として
構成されされている。ミラーケース42の中央部には化
粧用ミラー44が装着され、同ミラーケース42の片側
に設けられたランプ室には照明ランプ45が装着されて
いる。そして、照明ランプ45に対する接続端子に対し
接続線18の端末部が電気的に接続される。また、ミラ
ーケース42の所定位置には、サンバイザ本体20の装
着凹部35の係止溝35bに対し、押し込み動作によっ
て弾性的に係合する係止片(図示しない)が形成されて
いる。そして、装着凹部35に対し、化粧用ミラー装置
41は、そのミラーケース42において装着される。こ
れをもってサンバイザ本体20の片側面に化粧用ミラー
装置41が装着された車両用サンバイザ1が構成され
る。
【0016】前記したように、この実施の形態において
は、まず、サンバイザ本体20をブロー成形すると同時
に、その片側面に対し、電装器機としての化粧用ミラー
装置41を装着するための装着凹部35と、一端部が軸
受け部材21の軸受け孔の奥側開口部に隔壁部38を隔
てて臨み、他端部を装着凹部35の周壁部の一部に開口
する断面ほぼ凹溝状の案内路36とをそれぞれ凹設す
る。その後、サンバイザ本体20内に固定の軸受け部材
21の軸受け孔に支軸10の横軸部14を差し込むこと
によって、その横軸部14の先端部15によって隔壁部
38を容易に突き破ることができる。そして、その支軸
10の挿通孔16の先端開口部を案内路36に開口させ
ることができる。このようにして、隔壁部38を突き破
ることによって、支軸10の挿通孔16の先端開口部を
案内路36に開口させることができる。このため、支軸
10の挿通孔16に押し込まれた接続線18の端末部を
案内路36によって装着凹部35まで誘導案内すること
ができ、その接続線18の端末部を、電装器機としての
化粧用ミラー装置41の接続端子に容易に接続すること
ができる。
は、まず、サンバイザ本体20をブロー成形すると同時
に、その片側面に対し、電装器機としての化粧用ミラー
装置41を装着するための装着凹部35と、一端部が軸
受け部材21の軸受け孔の奥側開口部に隔壁部38を隔
てて臨み、他端部を装着凹部35の周壁部の一部に開口
する断面ほぼ凹溝状の案内路36とをそれぞれ凹設す
る。その後、サンバイザ本体20内に固定の軸受け部材
21の軸受け孔に支軸10の横軸部14を差し込むこと
によって、その横軸部14の先端部15によって隔壁部
38を容易に突き破ることができる。そして、その支軸
10の挿通孔16の先端開口部を案内路36に開口させ
ることができる。このようにして、隔壁部38を突き破
ることによって、支軸10の挿通孔16の先端開口部を
案内路36に開口させることができる。このため、支軸
10の挿通孔16に押し込まれた接続線18の端末部を
案内路36によって装着凹部35まで誘導案内すること
ができ、その接続線18の端末部を、電装器機としての
化粧用ミラー装置41の接続端子に容易に接続すること
ができる。
【0017】なお、この発明は前記実施の形態に限定す
るものではない。例えば、前記実施の形態では、サンバ
イザ本体20内に固定の軸受け部材21の軸受け孔に支
軸10の横軸部14を差し込むことによって、その横軸
部14の先端部15によって隔壁部38を容易に突き破
るように構成したが、例えば、サンバイザ本体20内に
固定の軸受け部材21の軸受け孔に支軸10の横軸部1
4を差し込む前に、予め、隔壁部38に貫通孔を孔明け
加工してもよい。この隔壁部38の貫通孔の孔明け加工
としては、孔明けドリルを用いて隔壁部38の所定位置
に貫通孔を孔明け加工することもでき、また、加熱した
棒状材を用いて隔壁部38の所定部位を溶融して貫通孔
を孔明け加工することもできる。また、サンバイザ本体
20の一側面の装着凹部35に装着される電装器機とし
ては化粧用ミラー装置41に限らず、画像表示装置、ス
ピーカ装置等であってもよい。
るものではない。例えば、前記実施の形態では、サンバ
イザ本体20内に固定の軸受け部材21の軸受け孔に支
軸10の横軸部14を差し込むことによって、その横軸
部14の先端部15によって隔壁部38を容易に突き破
るように構成したが、例えば、サンバイザ本体20内に
固定の軸受け部材21の軸受け孔に支軸10の横軸部1
4を差し込む前に、予め、隔壁部38に貫通孔を孔明け
加工してもよい。この隔壁部38の貫通孔の孔明け加工
としては、孔明けドリルを用いて隔壁部38の所定位置
に貫通孔を孔明け加工することもでき、また、加熱した
棒状材を用いて隔壁部38の所定部位を溶融して貫通孔
を孔明け加工することもできる。また、サンバイザ本体
20の一側面の装着凹部35に装着される電装器機とし
ては化粧用ミラー装置41に限らず、画像表示装置、ス
ピーカ装置等であってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
製造が容易でかつコスト低減に有効なブロー成形によっ
てサンバイザ本体を形成するとともに、そのサンバイザ
本体に対し、電装器機に対する接続線を誘導案内するた
めの案内路を容易に形成することができ、接続線の端末
部を電装器機に電気的に接続する作業が容易となる。
製造が容易でかつコスト低減に有効なブロー成形によっ
てサンバイザ本体を形成するとともに、そのサンバイザ
本体に対し、電装器機に対する接続線を誘導案内するた
めの案内路を容易に形成することができ、接続線の端末
部を電装器機に電気的に接続する作業が容易となる。
【図1】この発明の実施の形態に係る車両用サンバイザ
の主体部をなすサンバイザ本体がブロー成形された状態
を一部破断して示す斜視図である。
の主体部をなすサンバイザ本体がブロー成形された状態
を一部破断して示す斜視図である。
【図2】同じく図1のII−II線に基づく断面図であ
る。
る。
【図3】同じくサンバイザ本体内に固定の軸受け部材を
通して支軸の横軸部を差し込みかつ横軸部の先端部によ
って隔壁部を突き破った状態を示す説明図である。
通して支軸の横軸部を差し込みかつ横軸部の先端部によ
って隔壁部を突き破った状態を示す説明図である。
【図4】同じく支軸の挿通孔に通された接続線の端末部
が案内路によって誘導案内されて装着凹部まで挿通され
た状態を示す説明図である。
が案内路によって誘導案内されて装着凹部まで挿通され
た状態を示す説明図である。
【図5】同じく車両用サンバイザ全体を一部破断して示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】同じくサンバイザ本体に対応するブロー成形用
の一対の成形型が型開き状態にあり、これら成形型の間
にパリソンが押し出された状態を示す説明図である。
の一対の成形型が型開き状態にあり、これら成形型の間
にパリソンが押し出された状態を示す説明図である。
【図7】同じく一対の成形型が型閉じされパリソンがエ
アーブローされてサンバイザ本体が形成された状態を示
す説明図である。
アーブローされてサンバイザ本体が形成された状態を示
す説明図である。
1 車両用サンバイザ 10 支軸 14 横軸部 15 先端部 16 挿通孔 18 接続線 20 サンバイザ本体 21 軸受け部材 35 装着凹部 36 案内路 38 隔壁部 41 化粧用ミラー装置(電装器機) 42 ミラーケース 44 化粧用ミラー 45 照明ランプ
Claims (2)
- 【請求項1】 サンバイザ本体の片側面に対し電装器機
が装着され、その電装器機に対する送電用の接続線の端
末部が支軸の挿通孔を通して前記電装器機に接続される
車両用サンバイザを製造する方法であって、 前記サンバイザ本体をブロー成形によって形成し、 前記サンバイザ本体のブロー成形と同時に、そのサンバ
イザ本体の内部に前記支軸に対する軸受け部材を固定す
るとともに、同サンバイザ本体の一側面に前記電装器機
に対応する装着凹部と、一端部が前記軸受け部材の端部
に隔壁部を隔てて臨み、他端部が前記装着凹部に開口す
る案内路とをそれぞれ凹設し、 その後、前記支軸を、前記軸受け部材を通して前記隔壁
部に貫通させることで、前記支軸の挿通孔の先端開口部
を前記案内路に開口させることを特徴とする車両用サン
バイザの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用サンバイザの製
造方法であって、 支軸を軸受け部材に嵌挿する差し込み動作によって、そ
の支軸の先端部が隔壁部を突き破ぶって貫通し、同支軸
の挿通孔の先端開口部が案内路に開口することを特徴と
する車両用サンバイザの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360084A JP2002160525A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 車両用サンバイザの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360084A JP2002160525A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 車両用サンバイザの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002160525A true JP2002160525A (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18831737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000360084A Pending JP2002160525A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 車両用サンバイザの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002160525A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10913934B2 (en) | 2013-02-21 | 2021-02-09 | Laboratory Corporation Of America Holdings | Methods and systems for rapid detection of microorganisms using infectious agents |
US11591633B2 (en) | 2019-09-11 | 2023-02-28 | Laboratory Corporation Of America Holdings | Methods and systems for the rapid detection of bacteria using recombinant bacteriophage to express an indicator subunit |
US11674124B2 (en) | 2019-06-21 | 2023-06-13 | Laboratory Corporation Of America Holdings | Methods for producing mutant bacteriophages for the detection of listeria |
US11739363B2 (en) | 2019-08-26 | 2023-08-29 | Laboratory Corporation Of America Holdings | Devices and methods for detecting microorganisms using recombinant reproduction-deficient indicator bacteriophage |
US12006531B2 (en) | 2012-02-21 | 2024-06-11 | Laboratory Corporation Of America Holdings | Methods and systems for rapid detection of microorganisms using infectious agents |
-
2000
- 2000-11-27 JP JP2000360084A patent/JP2002160525A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12006531B2 (en) | 2012-02-21 | 2024-06-11 | Laboratory Corporation Of America Holdings | Methods and systems for rapid detection of microorganisms using infectious agents |
US10913934B2 (en) | 2013-02-21 | 2021-02-09 | Laboratory Corporation Of America Holdings | Methods and systems for rapid detection of microorganisms using infectious agents |
US11674124B2 (en) | 2019-06-21 | 2023-06-13 | Laboratory Corporation Of America Holdings | Methods for producing mutant bacteriophages for the detection of listeria |
US11739363B2 (en) | 2019-08-26 | 2023-08-29 | Laboratory Corporation Of America Holdings | Devices and methods for detecting microorganisms using recombinant reproduction-deficient indicator bacteriophage |
US11591633B2 (en) | 2019-09-11 | 2023-02-28 | Laboratory Corporation Of America Holdings | Methods and systems for the rapid detection of bacteria using recombinant bacteriophage to express an indicator subunit |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5054839A (en) | Vehicular sun visor assembly | |
US6012757A (en) | Sun visor for vehicles | |
JPS61115715A (ja) | 乗物用のサンバイザの製法 | |
JP2002160525A (ja) | 車両用サンバイザの製造方法 | |
BR9906534A (pt) | Montagem de barreira inflável para passageiros em veìculos automotivos, e, processo para a produção da mesma | |
JP2005306279A (ja) | ブロー成形タイプの車両用サンバイザ | |
JP3099173B2 (ja) | 自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイ、自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形方法及び自動車用灯具の合成樹脂製ランプボデイの成形用金型 | |
JP2000043541A (ja) | 自動車のルーフサイドダクト | |
US6394538B1 (en) | Retainer for overhead system wiring harness | |
JP3652436B2 (ja) | 自動車用ウィンドモール及び該ウィンドモールの押出成形装置 | |
JP2000043134A (ja) | 表皮材の端末巻込み方法 | |
JPH09156364A (ja) | 自動車用サンバイザ | |
JP4380877B2 (ja) | 固定部品の取付構造 | |
CN216897140U (zh) | 一种客车用带灯光的侧窗立柱装饰件 | |
KR0117324Y1 (ko) | 자동차시트의 헤드레스트 | |
CN216886544U (zh) | 客车用带灯光和置物槽的侧窗下沿横梁装饰件及安装结构 | |
JP2001304460A (ja) | ワイヤハーネスを備えた空気案内ダクトおよびその成形方法 | |
CN219406385U (zh) | 罩盖、安全气囊及车辆 | |
KR0131647Y1 (ko) | 승용차 실내의 센터 필러 트림구조 | |
JP2004256028A (ja) | 自動車用サンバイザ | |
JPH10119572A (ja) | 自動車用サンバイザーおよびその製造方法 | |
KR0136407Y1 (ko) | 자동차의 이동식 어시스트그립 | |
JP2023174227A (ja) | 車両のフロントドアの構造 | |
JP2003137041A (ja) | ドアミラーハーネスの配策構造 | |
KR19980026111U (ko) | 자동차용 햇빛 가리개 |