JP2002159859A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒

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JP2002159859A
JP2002159859A JP2000356347A JP2000356347A JP2002159859A JP 2002159859 A JP2002159859 A JP 2002159859A JP 2000356347 A JP2000356347 A JP 2000356347A JP 2000356347 A JP2000356347 A JP 2000356347A JP 2002159859 A JP2002159859 A JP 2002159859A
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catalyst
exhaust gas
ceramic
gas purifying
particles
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JP2000356347A
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English (en)
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Noriyuki Taoka
紀之 田岡
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Kazushige Ono
一茂 大野
Masatoshi Suzuki
雅寿 鈴木
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 排気ガス中に含まれる炭化水素、一酸化炭素
及び窒素酸化物黒煙粒状物質を除去する製造容易な排気
ガス浄化用触媒を提供する。 【解決手段】 排気ガス浄化用触媒は、セラミック担体
を構成するセラミック顆子自体にガス浄化用触媒として
の機能をもたせたもので、セラミック担体はリン酸ジル
コニウムからなるセラミック粒子20から構成されてい
る。その陽イオンのうちの少なくとも一部がアルカリ金
属又はアルカリ土類金属系の触媒16が含まれる。ま
た、セラミック粒子20には、触媒コート層22が担持
されている。これはセラミック酸化物でアルミナ粒子2
3と、ジルコニア粒子24とからなる。また他の金属系
触媒が組合わせて用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス中に含ま
れる炭化水素、一酸化炭素及び窒素酸化物黒煙粒状物質
を除去する排気ガス浄化用触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の排気ガス浄化用触媒とし
て、例えば、ディーゼルエンジンの排気ガスを浄化する
触媒担持フィルタ100が知られている。図4に示すよ
うに、触媒担持フィルタ100は、デイーゼルエンジン
の排気側に接続され、排気ガス通路となる各セル101
がハニカム状に形成され、かつそれらのセル101が交
互に目封じされている。そして、この触媒担持フィルタ
100は、内部に堆積したパティキュレート(PM:黒
煙粒子状物質)を捕集するとともに、PM、HC及びC
Oの酸化、NOxの還元を行うことによって排気ガスを
浄化している。
【0003】このような触媒担持フィルタ100の形成
材料としては、耐熱性及び熱伝導性に優れた多孔質炭化
珪素焼結体がある。そして、図5に示すように、セラミ
ック担体102を構成する炭化珪素粒子105の表面に
は、アルミナコート層(触媒コート層)103が形成さ
れている。このアルミナコート層103は、アルミナ粉
末を含むスラリーがセラミック担体102に含浸された
後、乾燥、焼成することによって形成される。更にその
アルミナコート層には、Pt,Pd,Rh等の貴金属等
からなる触媒104が担持されている。この触媒104
は、アルミナコートされたセラミック担体102に硝酸
パラジウム水溶液等が含浸された後、乾燥、焼成するこ
とによってアルミナコート層103に担持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の排気
ガス浄化用触媒においては、セラミック担体102に触
媒としての機能を発揮させるには、炭化珪素粒子105
に貴金属系の触媒104を担持させなければならない。
そのため、触媒104を担持させるのに手間がかかり、
製造効率が低下するとともにコストも高くなる。
【0005】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、セラミック担体に触媒をわざわざ
担持させなくても、担体自身にNOx吸蔵成分を持たせ
ることによって担持した場合よりも、多くのNOxを吸
蔵できることにある。すなわち、セラミック担体を構成
するセラミック粒子自体に排気ガス浄化用触媒としての
機能を持たせることができる排気ガス浄化用触媒を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、排気ガス中に含まれ
る炭化水素、一酸化炭素及び窒素酸化物黒煙粒状物質を
除去する排気ガス浄化用触媒において、リン酸ジルコニ
ウムからなるセラミック担体を構成するセラミック粒子
の陽イオンのうちの少なくとも一部を、アルカリ金属又
はアルカリ土類金属で置換したことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、排気ガス中に
含まれる炭化水素、一酸化炭素及び窒素酸化物黒煙粒状
物質を除去する排気ガス浄化用触媒において、リン酸ジ
ルコニウムからなるセラミック担体を構成するセラミッ
ク粒子に、アルカリ金属系又はアルカリ土類金属系の触
媒を含ませたことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の排気ガス浄化用触媒において、前記セラミッ
ク担体は、三次元網目状構造を有するNZPからなるこ
とを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれか1項に記載の排気ガス浄化用触媒において、
前記セラミック粒子には、貴金属系の触媒を担持するセ
ラミック酸化物の粒子からなる触媒コート層が担持され
ていることを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれか1項に記載の排気ガス浄化用触媒において、
前記セラミック粒子には、アルカリ金属系又はアルカリ
土類金属系の触媒を担持するセラミック酸化物の粒子か
らなる触媒コート層が担持されていることを要旨とす
る。
【0011】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の排気ガス浄化用触媒において、前記触媒コート層を
構成するアルカリ金属及びアルカリ土類金属の触媒は、
リチウム、ナトリウム、カリウム、及びバリウムの中か
ら選ばれる少なくとも1つを含むことを要旨とする。
【0012】請求項7に記載の発明では、請求項4〜6
のいずれか1項に記載の排気ガス浄化用触媒において、
前記触媒コート層を構成するセラミック酸化物は、アル
ミナ、ジルコニア、チタニア及びシリカの中から選ばれ
る少なくとも1つを含むことを要旨とする。
【0013】請求項8に記載の発明では、請求項5〜7
のいずれか1項に記載の排気ガス浄化用触媒において、
前記セラミック粒子に含まれる触媒及び前記触媒コート
層を構成する触媒は、同じ材料であることを要旨とす
る。
【0014】請求項9に記載の発明では、請求項4〜8
のいずれか1項に記載の排気ガス浄化用触媒において、
前記触媒コート層のセラミック酸化物の粒子には、希土
類金属系の助触媒が担持されていることを要旨とする。
【0015】請求項10に記載の発明では、請求項9に
記載の排気ガス浄化用触媒において、前記助触媒は、セ
リウム及びランタンの中から選ばれる少なくとも1つの
単体又は化合物を含むことを要旨とする。
【0016】請求項11に記載の発明では、請求項1〜
10のいずれか1項に記載の排気ガス浄化用触媒におい
て、前記セラミック担体は、セル壁により区画されてい
る複数の貫通孔を有するハニカム構造であることを要旨
とする。
【0017】請求項12に記載の発明では、請求項11
に記載の排気ガス浄化用触媒において、前記セラミック
担体は、その両端部が封止体によって市松模様に交互に
目封止されていることを要旨とする。
【0018】請求項13に記載の発明では、排気ガス中
に含まれる炭化水素、一酸化炭素及び窒素酸化物黒煙粒
状物質を除去する排気ガス浄化用触媒において、リン酸
ジルコニウムからなるハニカム構造のセラミック担体を
構成し、かつアルカリ金属又はアルカリ土類金属で置換
したセラミック粒子と、アルカリ金属系の触媒、アルカ
リ土類金属系の触媒、貴金属系の触媒及び希土類金属系
の助触媒を担持するアルミナ粒子を含み、前記セラミッ
ク粒子に担持される触媒コート層とを備えたことを要旨
とする。
【0019】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、リン酸ジルコニウ
ムからなるセラミック担体を構成するセラミック粒子の
陽イオンのうちの少なくとも一部が、アルカリ金属又は
アルカリ土類金属で置換されている。そのため、セラミ
ック担体に触媒をわざわざ担持させなくても、セラミッ
ク担体を構成するセラミック粒子自体に排気ガス浄化用
触媒としての機能を持たせることができる。
【0020】請求項2に記載の発明によると、リン酸ジ
ルコニウムからなるセラミック担体を構成するセラミッ
ク粒子には、アルカリ金属系又はアルカリ土類金属系の
触媒が含まれている。そのため、セラミック担体に触媒
をわざわざ担持させなくても、セラミック担体を構成す
るセラミック粒子自体に排気ガス浄化用触媒としての機
能を持たせることができる。
【0021】請求項3に記載の発明によると、セラミッ
ク担体は、三次元網目状構造を有するNZPからなるた
め、耐熱性及び耐熱衝撃性に優れる。それとともに、比
表面積が大きいため、排気ガスが触媒としての機能を果
たすアルカリ金属又はアルカリ土類金属に接触する面積
が大きくなるため、排気ガスの浄化を促進することがで
きる。
【0022】請求項4に記載の発明によると、セラミッ
ク粒子には、貴金属系の触媒を担持するセラミック酸化
物の粒子からなる触媒コート層が担持されている。その
ため、排気ガス浄化性能を向上することができる。
【0023】請求項5に記載の発明によると、セラミッ
ク粒子には、アルカリ金属系又はアルカリ土類金属系の
触媒を担持するセラミック酸化物の粒子からなる触媒コ
ート層が担持されている。そのため、排気ガス浄化性能
を向上することができる。
【0024】請求項6に記載の発明によると、触媒コー
ト層を構成するアルカリ金属及びアルカリ土類金属の触
媒は、リチウム、ナトリウム、カリウム、及びバリウム
の中から選ばれる少なくとも1つを含むため、触媒の耐
久性を向上することができる。
【0025】請求項7に記載の発明によると、触媒コー
ト層を構成するセラミック酸化物は、アルミナ、ジルコ
ニア、チタニア及びシリカの中から選ばれる少なくとも
1つを含んでいる。そのため、これらのセラミック酸化
物は、高い比表面積を有していることから、触媒を担持
するものとして適している。特に、チタニアを選択した
場合には、触媒の活性を妨げる硫黄成分がセラミック担
体から離脱するのを促進することが可能になる。例え
ば、排気ガス浄化用触媒をディーゼルエンジンの排気ガ
スを浄化するものに使用する場合には、燃料中に硫黄成
分が多く含まれているため、チタニアをディーゼルエン
ジン用セラミック担体に使用することは有効であると言
える。
【0026】請求項8に記載の発明によると、セラミッ
ク粒子に含まれる触媒及び前記触媒コート層を構成する
触媒は、同じ材料である。そのため、異種の材料を組み
合わせて用いた場合に比べて両者の親和性が高くなり、
セラミック粒子に触媒コート層を強力に付着させること
が可能になる。よって、例えば排気ガス浄化用触媒を洗
浄した場合に、セラミック粒子から触媒コート層が離脱
しにくくなる。
【0027】請求項9に記載の発明によると、触媒コー
ト層のセラミック酸化物の粒子には、希土類金属系の助
触媒が担持されている。そのため、前記触媒のみを単独
で用いた場合に比べ、排気ガス中の酸素濃度調節作用に
より排気ガス中への酸素の供給を活発にすることができ
る。例えば、排気ガス浄化用触媒をディーゼルエンジン
の排気ガスを浄化するものに使用する場合には、ディー
ゼルパティキュレートの燃焼除去効率が向上する。
【0028】請求項10に記載の発明によると、助触媒
は、セリウム及びランタンの中から選ばれる少なくとも
1つの単体又は化合物を含む。そのため、触媒の耐久性
を向上することができる。
【0029】請求項11に記載の発明によると、セラミ
ック担体は、セル壁により区画されている複数の貫通孔
を有するハニカム構造であるため、排気ガスを触媒に接
触させることのできる面積が大きくなる。よって、排気
ガスの浄化性能を向上することができる。
【0030】請求項12に記載の発明によると、セラミ
ック担体は、その両端部が封止体によって市松模様に交
互に目封止されているため、セラミック担体の一端から
侵入した排気ガスは、他端から抜け出るまでの間に、セ
ル壁を必ず通過する。従って、排気ガスの浄化性能をい
っそう向上することができる。
【0031】請求項13に記載の発明によると、リン酸
ジルコニウムからなるセラミック粒子にはアルカリ金属
系又はアルカリ土類金属系の触媒が含まれている。その
ため、セラミック担体に触媒をわざわざ担持させなくて
も、セラミック担体を構成するセラミック粒子自体に排
気ガス浄化用触媒としての機能を持たせることができ
る。しかも、セラミック粒子には、アルカリ金属系の触
媒、アルカリ土類金属系の触媒及び貴金属系の触媒が担
持されているため、排気ガスの浄化性能をいっそう向上
することができる。更に、セラミック粒子には希土類金
属系の助触媒が担持されているため、触媒のみを単独で
用いた場合に比べ、排気ガス中の酸素濃度調節作用によ
り排気ガス中への酸素の供給を活発にすることができ
る。例えば、排気ガス浄化用触媒をディーゼルエンジン
の排気ガスを浄化するものに使用する場合には、ディー
ゼルパティキュレートの燃焼除去効率が向上する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明をディーゼルエンジ
ンの排気ガスを浄化する触媒担持フィルタに具体化した
一実施形態を、図面に基づき詳細に説明する。
【0033】図1(a),(b)、図2に示すように、
排気ガス浄化用触媒としての触媒担持フィルタ10はセ
ラミック担体15を備えており、セラミック担体15は
図示しないディーゼルエンジンの排気ガス経路上に配置
されている。セラミック担体15はハニカム構造を有し
ている。つまり、セラミック担体15には多数の貫通孔
としてのセル11がその軸線方向に沿って規則的に形成
されている。セル11は、セル壁12によって互いに隔
てられている。多数あるセル11のうち、約半数のもの
は上流側端面において開口し、残りのものは下流側端面
において開口している。つまり、セラミック担体15の
端面は、開放部と封止部とが交互に配置されることによ
って市松模様状を呈している。
【0034】セル壁12の厚さは0.4mm前後に設定
されている。セル11の密度は200〜350個/平方
インチである。多孔質セル壁12の気孔は、水銀圧入法
によって測定された気孔径の平均値が5μm〜250μ
mの範囲内にある。セル壁12がこの程度の気孔径を有
すると微細なパティキュレートの捕集にも好適である。
即ち、セル壁12の平均気孔径を上記範囲内に設定する
ことで、ディーゼルパティキュレートを確実に捕集する
ことができる。このセル壁12の気孔径の平均値が5μ
m未満だと、排気ガスがセル壁12を通過する際の圧力
損失が極端に大きくなり、エンジンの停止を引き起こし
かねない。又、気孔径の平均値が250μmを超える
と、微細なパティキュレートを効率よく捕集することが
できなくなる。
【0035】又、セラミック担体15における多孔質セ
ル壁12の気孔率は、40〜60%に設定されている。
この範囲以外にセラミック担体15の気孔率を50〜6
0%の範囲内で設定してもよい。気孔率が40%未満だ
と、セル壁12を排気ガスが通過する際の圧力損失が極
端に大きくなり、エンジンの停止を引き起こしかねな
い。又、気孔率が60%を超えると、微細なパティキュ
レートを効率よく捕集することができなくなる。それと
ともに、気孔率が60%を超えると、機械的強度の低下
によってセラミック担体15にクラックが生じやすくな
る。つまり、セラミック担体15の気孔率と機械的強度
とは反比例の関係にある。
【0036】以上のように、セラミック担体15の平均
気孔径が5〜250μm、気孔率が40〜60%に設定
されているため、圧力損失を低くすることができるとと
もに、機械的強度を向上することができる。それととも
に、排気ガス中に含まれるパティキュレートの捕集効率
を高めることができる。
【0037】図3に示すように、セラミック担体15
は、リン酸ジルコニウムからなるセラミック粒子20か
ら構成されている。つまり、セラミック担体15は、リ
ン酸ジルコニウム粒子からなる。セラミック担体15
は、リン酸ジルコニウムに属するセラミック粉末に有機
バインダ、潤滑剤、可塑剤及び水を配合して混練し、押
出し成形した後に焼結したものである。本実施形態で使
用するセラミック担体15は、三次元網目状構造を有す
るリン酸ジルコニウム(略称NZP)である。
【0038】本実施形態については、セル壁12自体の
気孔、即ち各セラミック粒子20間に生じた間隙を完全
に塞ぐようなことなく、気孔は気孔としてそのまま維持
されることになるから、圧力損失が著しく小さい。しか
も、この三次元網目状構造からなるリン酸ジルコニウム
は、耐熱性、耐腐食性及び耐熱衝撃性にも優れている。
加えて、リン酸ジルコニウムによって構成されるセラミ
ック担体15は多孔質であるため、十分な比表面積を確
保することができる。従って、排気ガスが触媒に接触す
る面積が大きくなるため、排気ガス中のCOやHCの酸
化を促進することができる。
【0039】セラミック担体15を構成するセラミック
粒子20は、その陽イオンのうちの少なくとも一部がア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属で置換されている。別
の言い方をすると、セラミック粒子20には、アルカリ
金属系又はアルカリ土類金属系の触媒16が含まれてい
る。従って、セラミック担体15を構成するセラミック
粒子20自体に排気ガス浄化用触媒としての機能があ
る。
【0040】アルカリ金属系の触媒16としては、リチ
ウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)の
中から選ばれる少なくとも1つがあげられる。例えば、
リン酸ジルコニウムからなるセラミック粒子20のH原
子がLiに置換されれば、その組成式は次のようにな
る。すなわち、置換前の組成式HZr2(PO43が置
換されて、置換後はLiZr2(PO43となる。同様
に、Naに置換されれば、その組成式はNaZr2(P
43となり、Kに置換されればKZr2(PO43
なる。
【0041】アルカリ土類金属系の触媒16としては、
バリウム(Ba)、マグネシウム(Mg)、カルシウム
(Ca)の中から選ばれる少なくとも1つがあげられ
る。例えば、リン酸ジルコニウムからなるセラミック粒
子20のH原子がLiに置換されていれば、その組成式
はBa[Zr2(PO432となる。同様に、Mg又は
Caに置換されれば、Mg[Zr2(PO432とな
り、Ca[Zr2(PO4 32となる。参考までに以上
のことを表1にまとめて示す。
【0042】
【表1】 なお、三次元網目状構造からなるリン酸ジルコニウム
(NZP)以外に、表2に示す、AZP、ZSP、ZP
P、CZPといった他のリン酸ジルコニウムに変更する
ことが可能である。
【0043】
【表2】 図3に示すように、セラミック担体15を構成するセラ
ミック粒子20には、触媒コート層22が担持されてい
る。この触媒コート層22は、セラミック酸化物の粒子
であるアルミナ粒子23と、ジルコニア粒子24とから
なる。これらのセラミック酸化物粒子以外にも、チタニ
ア、シリカ、又はそれらの中から選ばれる少なくとも1
つを含むものを用いてもよい。これらのセラミック酸化
物は、高い比表面積を有していることから、触媒を担持
するものとして適している。
【0044】なお、チタニアを選択した場合には、触媒
の活性を妨げる硫黄成分がセラミック担体15から離脱
するのを促進することができる。例えば、排気ガス浄化
用触媒をディーゼルエンジンの排気ガスを浄化するもの
に使用する場合には、燃料中に硫黄成分が多く含まれて
いる。そのため、チタニアをディーゼルエンジン用セラ
ミック担体15に使用することは特に有効であると言え
る。
【0045】セラミック酸化物の具体的な組み合わせを
言うと、1種類のセラミック酸化物としては、前記Al
23及びZrO2の他にTiO2又はSiO2がある。2
種類のセラミック酸化物としては、Al23/Zr
2、Al23/TiO2、Al23/SiO2、ZrO2
/TiO2又はZrO2/SiO2の組み合わせがある。
3種類のセラミック酸化物としては、Al23/ZrO
2/TiO2、Al23/ZrO2/SiO2、Al23
TiO2/SiO2又はZrO2/TiO2/SiO2の組
み合わせがある。4種類のセラミック酸化物としてはA
23/ZrO2/TiO2/SiO2がある。
【0046】前記触媒コート層22を構成するアルミナ
粒子23の表面には、アルカリ金属系又はアルカリ土類
金属系の触媒25、貴金属系の触媒26、及び希土類金
属系の助触媒27が均一に分散されている。このアルカ
リ金属系又はアルカリ土類金属系の触媒25としては、
リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム
(K)、カルシウム(Ca)及びバリウム(Ba)の中
から選ばれる少なくとも1つの単体又は化合物があげら
れる。例えば前記化合物としては、前記元素の組み合わ
せによる二元系合金や三元系合金が用いられる。
【0047】二元系合金としては、例えば、Li/N
a、Na/K、Li/Na、Li/Ca、Li/Ba、
Ca/Ba、Na/Ba、Na/Ca、K/Ba、K/
Ca等がある。三元系合金としては、Li/Na/K、
Li/Na/Ba、Li/Na/Ca、Li/K/B
a、Li/K/Ca、Li/Ba/Ca、Na/K/B
a、Na/Ba/Ca、K/Ba/Caがある。
【0048】貴金属系の触媒26としては、ロジウム
(Rh)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、金(A
u)、銀(Ag)、銅(Cu)の中から選ばれる少なく
とも1つの単体又は化合物をアルミナ粒子23に担持し
てもよい。例えば化合物としての二元系合金としてはR
h/Pt、Rh/Pd、Rh/Au、Rh/Ag、Rh
/Cu、Pt/Pd、Pt/Au、Pt/Ag、Pt/
Cu、Pd/Au、Pd/Ag、Pd/Cu、Au/A
g、Au/Cu、Ag/Cuがある。
【0049】又、三元系合金としては、Rh/Pt/P
d、Rh/Pt/Au、Rh/Pt/Ag、Rh/Pt
/Cu、Rh/Pd/Au、Rh/Pd/Ag、Rh/
Pd/Cu、Rh/Au/Ag、Rh/Au/Cu、R
h/Ag/Cu、Pt/Pd/Au、Pt/Pd/A
g、Pt/Pd/Cu、Pd/Au/Ag、Pd/Au
/Cu、Pd/Ag/Cu、Au/Ag/Cuがある 希土類金属系の助触媒27としては、セリウム(Ce)
及びランタン(La)の如き希土類金属の中から選ばれ
る少なくとも1つの単体、又はセリア(CeO 2)やラ
ンタナ(La23)のような希土類酸化物があげられ
る。ちなみに、本実施形態において、アルカリ金属系の
触媒25としてはリチウムが選択され、貴金属系の触媒
26としては白金が選択され、更に助触媒27としては
セリアが選択されている。
【0050】アルミナ粒子23中にセリア等を分散させ
ると(好ましくはPt等の貴金属系の触媒26と共に分
散することの方が望ましい)、セリアのもつ酸素濃度調
節作用により、排気ガス中への酸素の供給を活発にし
て、フィルタに付着した“すす(ディーゼルパティキュ
レート)”の燃焼除去効率が向上し、ひいては触媒担持
フィルタ10の再生率が著しく向上することになる。
又、セラミック担体15の耐久性を向上させることがで
きる。
【0051】即ち、セリア等の希土類酸化物は、アルミ
ナの耐熱性を向上させるだけではなく、セラミック担体
15の表面での酸素濃度を調節する役割も果たす。一般
に、排気ガス組成は燃料のリッチ域とリーン域との間で
絶えず変動しているため、触媒担持フィルタ10の表面
の作用雰囲気も激しく変動することになる。ところで、
排気ガスがリッチ域になると雰囲気中に酸素を供給する
が、逆にリーン域になると雰囲気中の余剰酸素を吸蔵す
る。このようにして、雰囲気中の酸素濃度を調節するこ
とにより、前記セリアは、炭化水素や一酸化炭素あるい
はNOxを効率よく除去できる空燃比の幅を広げる作用
を担う。
【0052】アルミナ粒子23には、上述した触媒2
5,26及び助触媒27以外にも、チタニア粒子28が
担持されている。アルミナ粒子23にチタニア粒子28
を担持させる理由は、二酸化硫黄がアルミナ粒子23に
付着すると、酸素過剰雰囲気中で金属触媒によって酸化
し、三酸化硫黄(SO3)となる。そして、この三酸化
硫黄が排気ガス中に含まれる水蒸気と反応して硫酸(H
2SO4)となり、この硫酸がアルミナに付着すればアル
カリ金属塩(Na2SO4)を形成してしまうからであ
る。従って、アルミナ粒子23にチタニア粒子28を担
持させることにより、排気ガス中に含まれる二酸化硫黄
(SO2)がアルミナ粒子23に付着しにくくなる。そ
れとともに、二酸化硫黄がアルミナ粒子23に付着して
も、そこから二酸化硫黄を離脱させ易くすることができ
る。
【0053】前記触媒コート層22を構成するジルコニ
ア粒子24には、貴金属系の触媒29が担持されてい
る。貴金属系の触媒26としては、ロジウム(Rh)、
白金(Pt)、パラジウム(Pd)の中から選ばれる少
なくとも1つがあげられる。ちなみに、本実施形態で
は、ジルコニア粒子24に担持される貴金属系の触媒2
9はロジウムとなっている。ロジウムをジルコニア粒子
24に担持させた理由は、前記アルミナ粒子23に担持
させたときよりも排気ガス中に含まれる水蒸気を水素に
還元する能力が高くなるからである。
【0054】従って、本実施形態の排気ガス浄化用触媒
では、以下に示す効果がある。 (1)リン酸ジルコニウムからなるセラミック担体15
を構成するセラミック粒子20の一部がアルカリ金属又
はアルカリ土類金属で置換されている。言い換えるな
ら、セラミック担体15のセラミック粒子20それ自体
がアルカリ金属系又はアルカリ土類金属系の触媒16を
有している。従って、本実施形態ではセラミック粒子2
0に触媒コート層22を担持しているが、この触媒コー
ト層22を担持させなくてもセラミック担体15単体に
触媒としても機能を持たせることができる。よって、例
えばセラミック担体15を洗浄することにより、触媒コ
ート層22がセラミック粒子20から万が一離脱して
も、排気ガス浄化用触媒としての機能が低下するのを確
実に防止することができる。
【0055】(2)セラミック担体15は、三次元網目
状構造を有するNZPからなるため、耐熱性及び耐熱衝
撃性に優れている。よって、セラミック担体15が排気
ガスに晒されることにより高温になっても、ディーゼル
パティキュレートの捕集効率、及び触媒としての機能が
低下するのを防止することができる。しかも、三次元網
目状構造をなすことから比表面積をできるだけ大きくす
ることができる。このことから、触媒コート層22を担
持するものとして適する。それとともに、排気ガスの浄
化をいっそう促進することができる。
【0056】(3)セラミック担体15を構成するセラ
ミック粒子20には、貴金属系の触媒26,29、アル
カリ金属系又はアルカリ土類金属系の触媒を担持する触
媒コート層22が担持されている。そのため、排気ガス
浄化性能を向上することができる。
【0057】(4)セラミック粒子20に含まれる触媒
16と、触媒コート層22に含まれる触媒25は、同じ
材料である。つまり、いずれもアルカリ金属系又はアル
カリ土類金属系の触媒である。このことから、異種の材
料を組み合わせて用いた場合に比べて両者の親和性が高
くなり、セラミック粒子20に触媒コート層22を強力
に付着させることが可能になる。従って、セラミック担
体15を洗浄した場合に、セラミック粒子20から触媒
コート層22が離脱しにくくすることができる。
【0058】(5)触媒コート層22にあるアルミナ粒
子23には、希土類金属系の助触媒27が担持されてい
る。そのため、アルカリ金属又はアルカリ土類金属系の
触媒25、貴金属系の触媒26を単独で用いた場合に比
べ、排気ガス中の酸素濃度調節作用により排気ガス中へ
の酸素の供給を活発にすることができる。従って、排気
ガス浄化用触媒をディーゼルエンジンの排気ガスを浄化
するものに使用する場合には、ディーゼルパティキュレ
ートの燃焼除去効率を向上することができる。
【0059】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・前記実施形態では、触媒コート層22がセラミック粒
子20に担持されているが、この触媒コート層22を省
略することが可能である。この構成にしても、セラミッ
ク粒子20自体に排気ガス浄化触媒としての機能がある
ため、触媒コート層22がないセラミック担体15であ
っても排気ガス浄化触媒としての機能を十分に果たすこ
とができる。
【0060】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に示す。 (1) 排気ガス中に含まれる炭化水素、一酸化炭素及
び窒素酸化物を除去する排気ガス浄化用触媒において、
リン酸ジルコニウムからなるセラミック担体を構成する
セラミック粒子の陽イオンのうちの少なくとも一部がア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属で置換され、前記セラ
ミック粒子には触媒コート層が設けられ、その触媒コー
ト層は、アルカリ金属系の触媒、アルカリ土類金属系の
触媒、貴金属系の触媒及び希土類金属系の助触媒を担持
するアルミナ粒子と、貴金属系の触媒を担持するジルコ
ニア粒子とからなることを特徴とする排気ガス浄化用触
媒。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
セラミック担体に触媒をわざわざ担持させなくても、セ
ラミック担体を構成するセラミック粒子自体に排気ガス
浄化用触媒としての機能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は触媒担持フィルタの斜視図、(b)は
その断面図。
【図2】触媒担持フィルタの拡大斜視図。
【図3】セラミック担体を構成するSiC粒子を模式的
に示す図。
【図4】従来技術の触媒担持フィルタの斜視図。
【図5】同じく、SiC粒子の拡大模式図。
【符号の説明】
10…触媒担持フィルタ(排気ガス浄化用触媒)、11
…セル(貫通孔)、12…セル壁、14…封止体、16
…アルカリ金属系又はアルカリ土類金属系の触媒、15
…セラミック担体、20…セラミック粒子、22…触媒
コート層、23…アルミナ粒子(セラミック酸化粒の粒
子)、24…ジルコニア粒子(セラミック粒子)、25
…アルカリ金属系又はアルカリ土類金属系の触媒、2
6,29…貴金属系の触媒、27…希土類金属系の助触
媒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 35/04 331 B01J 37/30 ZAB 37/30 ZAB F01N 3/02 301B F01N 3/02 301 321A 321 3/10 Z 3/10 3/28 301C 3/28 301 301S B01D 53/36 104A 104B (72)発明者 大野 一茂 岐阜県揖斐郡揖斐川町北方1の1 イビデ ン 株式会社大垣北工場内 (72)発明者 鈴木 雅寿 岐阜県揖斐郡揖斐川町北方1の1 イビデ ン 株式会社大垣北工場内 Fターム(参考) 3G090 AA03 BA01 3G091 AA18 AB02 AB05 AB13 BA00 BA14 BA15 BA19 BA39 FB10 GA06 GA20 GA24 GB01X GB02W GB03W GB05W GB06W GB07W GB10X GB12X GB17X 4D048 AA06 AA13 AA14 AA18 AA21 AB03 BA08X BA14X BA15X BA18X BA30X BA31X BA32X BA33X BA34X BA44X BB01 BB02 BB07 EA04 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA02A BA02B BA04A BA04B BA05A BA05B BB14A BB14B BC01A BC01B BC02A BC02B BC03A BC03B BC04A BC04B BC08A BC08B BC09B BC10B BC13A BC13B BC31B BC32A BC32B BC33A BC33B BC38A BC42A BC42B BC43A BC43B BC51A BC51B BC69A BC71B BC72B BC75B CA02 CA03 CA10 CA13 CA14 CA15 CA18 DA06 EA02X EA02Y EA19 EB11 ED06 FA02 FA03 FB13 FB26 FB67

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガス中に含まれる炭化水素、一酸化
    炭素及び窒素酸化物黒煙粒状物質を除去する排気ガス浄
    化用触媒において、 リン酸ジルコニウムからなるセラミック担体を構成する
    セラミック粒子の陽イオンのうちの少なくとも一部を、
    アルカリ金属又はアルカリ土類金属で置換したことを特
    徴とする排気ガス浄化用触媒。
  2. 【請求項2】 排気ガス中に含まれる炭化水素、一酸化
    炭素及び窒素酸化物黒煙粒状物質を除去する排気ガス浄
    化用触媒において、 リン酸ジルコニウムからなるセラミック担体を構成する
    セラミック粒子に、アルカリ金属系又はアルカリ土類金
    属系の触媒を含ませたことを特徴とする排気ガス浄化用
    触媒。
  3. 【請求項3】 前記セラミック担体は、三次元網目状構
    造を有するNZPからなることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の排気ガス浄化用触媒。
  4. 【請求項4】 前記セラミック粒子には、貴金属系の触
    媒を担持するセラミック酸化物の粒子からなる触媒コー
    ト層が担持されていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の排気ガス浄化用触媒。
  5. 【請求項5】 前記セラミック粒子には、アルカリ金属
    系又はアルカリ土類金属系の触媒を担持するセラミック
    酸化物の粒子からなる触媒コート層が担持されているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の排
    気ガス浄化用触媒。
  6. 【請求項6】 前記触媒コート層を構成するアルカリ金
    属及びアルカリ土類金属の触媒は、リチウム、ナトリウ
    ム、カリウム、及びバリウムの中から選ばれる少なくと
    も1つを含むことを特徴とする請求項5に記載の排気ガ
    ス浄化用触媒。
  7. 【請求項7】 前記触媒コート層を構成するセラミック
    酸化物は、アルミナ、ジルコニア、チタニア及びシリカ
    の中から選ばれる少なくとも1つを含むことを特徴とす
    る請求項4〜6のいずれか1項に記載の排気ガス浄化用
    触媒。
  8. 【請求項8】 前記セラミック粒子に含まれる触媒及び
    前記触媒コート層を構成する触媒は、同じ材料であるこ
    とを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の排
    気ガス浄化用触媒。
  9. 【請求項9】 前記触媒コート層のセラミック酸化物の
    粒子には、希土類金属系の助触媒が担持されていること
    を特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の排気
    ガス浄化用触媒。
  10. 【請求項10】 前記助触媒は、セリウム及びランタン
    の中から選ばれる少なくとも1つの単体又は化合物を含
    むことを特徴とする請求項9に記載の排気ガス浄化用触
    媒。
  11. 【請求項11】 前記セラミック担体は、セル壁により
    区画されている複数の貫通孔を有するハニカム構造であ
    ることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記
    載の排気ガス浄化用触媒。
  12. 【請求項12】 前記セラミック担体は、その両端部が
    封止体によって市松模様に交互に目封止されていること
    を特徴とする請求項11に記載の排気ガス浄化用触媒。
  13. 【請求項13】 排気ガス中に含まれる炭化水素、一酸
    化炭素及び窒素酸化物黒煙粒状物質を除去する排気ガス
    浄化用触媒において、 リン酸ジルコニウムからなるハニカム構造のセラミック
    担体を構成し、かつアルカリ金属又はアルカリ土類金属
    で置換したセラミック粒子と、 アルカリ金属系の触媒、アルカリ土類金属系の触媒、貴
    金属系の触媒及び希土類金属系の助触媒を担持するアル
    ミナ粒子を含み、前記セラミック粒子に担持される触媒
    コート層とを備えたことを特徴とする排気ガス浄化用触
    媒。
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