JP2002159444A - 撮像画像表示システム - Google Patents

撮像画像表示システム

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JP2002159444A
JP2002159444A JP2000361711A JP2000361711A JP2002159444A JP 2002159444 A JP2002159444 A JP 2002159444A JP 2000361711 A JP2000361711 A JP 2000361711A JP 2000361711 A JP2000361711 A JP 2000361711A JP 2002159444 A JP2002159444 A JP 2002159444A
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Masahiro Kudo
正宏 工藤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な操作を必要としないで術者により選択
される観察領域表示状態に応じて適切な画像観察ができ
る撮像画像表示システムを提供する。 【解決手段】 体腔内の対象組織11は内視鏡3及びT
Vカメラ13のCCD16により撮像され、CCU17
を経て懸架アーム19の先端に保持されたハイビジョン
モニタ18に表示され、動作制御パネル23により自動
モードに設定されると、術者が対象組織11を微細に観
察できるようにズーム倍率を上げる指示操作を行うとズ
ームレンズ移動機構15を駆動して拡大された画像がハ
イビジョンモニタ18に表示され、そのズーム倍率が所
定値以上になると、懸架アーム制御装置21により懸架
アーム19を駆動してハイビジョンモニタ18を術者側
に移動して拡大された画像を高精細さが感じられる距離
で観察できるようにし、またズーム倍率を所定値未満に
する指示操作を行うと、ハイビジョンモニタ18を術者
から離れた位置に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像手段で撮像した
画像をモニタに表示する撮像画像表示システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】処置具と内視鏡が、それぞれ別個に患者
の体腔内に挿入され、体腔内に挿入された処置具の先端
部分の画像を内視鏡の観察視野内に捉え、処置具による
患部の処置状態を内視鏡によって観察しながらその処置
作業を行なう内視鏡下の手術が知られている。
【0003】処置対象が微細な血管や神経の場合、一般
的に用いられているNTSC規格やPAL規格に準拠し
たTVカメラよりも精細度の高いTVカメラと、その高
精細度の画像を表示可能である高精細モニタを用いるこ
とで、微細処置をよりやりやすくすることができると考
えられる。
【0004】高精細TVカメラとしては、全画素読み出
し(プログレッシブスキャン)カメラや、NTSC,P
ALと同じインターレススキャンであるものの垂直走査
線2倍以上ある画像が得られるハイビジョンカメラ等が
ある。プログレッシブの場合、TVカメラがNTSCの
垂直走査線(525本)、PALの垂直走査線(625
本)以上の解像度を有する撮像素子を備えている場合は
垂直解像度が、またハイビジョンの場合は水平/垂直解
像度ともにNTSC規格、PAL規格のTVカメラに対
し向上している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡手術において
は、内視鏡画像を表示するモニタは手術用機材が搭載さ
れているカートに載っており、モニタのサイズは20イ
ンチ程度が一般的である。術者はベッドを挟んでカート
に対向して位置し、カート上のモニタに表示されている
内視鏡画像を観察しながら処置を進める。この際、術者
とモニタとの距離は2m程度あるが、この状態でモニタ
をほぼ同じサイズの高精細モニタに置き換え、高精細T
Vカメラで撮像した画像を表示した場合、従来のNTS
C画像と高精細画像の画質の差はそれほど感じられな
い。
【0006】これは、表示されている画像の精細度/サ
イズと観察者との距離が適正でないためである。NTS
C規格の画像の観察適距離(垂直走査線が気にならず画
像観察に適した距離)はモニタ画面高さの6〜7倍であ
ることが知られている。20インチモニタであれば適距
離は約1.8〜2mであり、現状の内視鏡手術において
は、術者はほぼ適正距離でモニタに表示されている画像
を観察していると言える。
【0007】一方、ハイビジョン画像の場合、垂直走査
線はNTSCの2倍以上(1125本)あるが、ハイビ
ジョン画像を表示するモニタの画面高さをNTSCモニ
タとほぼ同じとし、NTSCモニタと同じ視距離で画像
を観察した場合は、垂直走査線ピッチが微少過ぎて精細
度が感じ取りにくくなる。ハイビジョン画像をその画像
の垂直走査線ピッチが気にならない適正距離で観察でき
れば、精細度を充分享受することができる。
【0008】それは、ハイビジョンモニタと観察者との
距離を約1/2にまで近づけることで達成される。ま
た、表示装置として画面サイズが変更可能であるプロジ
ェクタを用いた場合、観察者との距離が一定であれば画
面サイズを約2倍とすることで達成される。また、プロ
グレッシブ画像の場合は画像の走査方式が異なるため、
精細度を揃えるということは垂直走査線ピッチではな
く、垂直解像度を同じにするということになるが、結果
としてはハイビジョンと同様、画面サイズ固定だと垂直
解像度が揃う所まで距離を短くし、距離固定だと画面サ
イズを大きくすれば画像観察において高精細さを享受で
きる。
【0009】本出願人より出願されている特開平11−
239583には、画像表示を行うモニタを天井懸架さ
れている電動アームで保持し、操作スイッチの操作によ
りアームを動作させることでモニタの位置調整を行う医
療システムが開示されている。このシステムを用い、高
精細モニタを術者の近くに位置させることで、術者は微
細組織を確実に観察することができる。
【0010】しかしその反面、術者が観察する画像は従
来よりも画角が広くなるため、処置部位以外の部分を観
察をする場合に大きく視線を動かす必要が出てきてしま
う。術者は手術中専ら処置部位のみ観察して微細処置を
行っている訳ではなく、術野全体の観察を行って処置部
位周囲の状態にも気を配りつつ手術を進めるため、術中
を通して画角の広い画像が提供されると術者が視線を動
かす場面が増加することになる。また、画角を広くした
状態から術野全体を見渡すようにした場合、表示手段を
遠くに移動設定すれば、術者が視線を動かすことを解消
できるが、このようにするには術者が画面サイズの変更
を行うたびに、アームの動作が必要になり、煩わしい操
作となる。
【0011】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、煩雑な操作を必要としないで術者
により選択される観察領域表示状態に応じて適切な画像
観察ができる撮像画像表示システムを提供することを目
的とする。
【0012】より具体的には、拡大或いは近接した観察
領域の表示状態と、拡大しない或いは大きな観察領域の
表示状態とを選択設定した場合、煩雑な操作を必要とし
ないで各観察領域の表示状態に適した観察距離で画像観
察ができる撮像画像表示システムを提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】被検体の撮像信号を得る
撮像手段と、前記撮像手段により得られた被検体の撮像
信号を信号処理して得られた画像を表示する表示手段
と、前記撮像手段によって得られる撮像信号に基づく前
記被検体画像の観察領域を変更する観察領域変更手段
と、前記表示手段を移動させる移動手段と、前記観察領
域変更手段の変更状態を検出する検出手段と、前記検出
手段の検出結果に基づいて前記移動手段を駆動制御する
制御手段と、を備えたことにより、観察領域の変更に応
じて制御手段により表示手段を移動させるようにして、
表示手段に表示される各観察領域の表示状態の画像をそ
れぞれ観察するのに適した観察位置で観察できるように
している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の撮像画像
表示システムの全体構成を示し、図2は懸架アーム制御
装置の構成を示し、図3は表示画面のサイズ例を示し、
図4は動作内容を示す。図1に示す撮像画像表示システ
ム1は患者の腹部2等の体腔内に挿入される硬性内視鏡
(単に内視鏡或いはスコープと略記)3を有し、この内
視鏡3は腹壁に刺入されるトラカール4aを介して硬質
製で細長の挿入部5が挿入される。
【0015】また、この腹部2における他の位置には別
のトラカール4b、4cをそれぞれ介して鉗子6、処置
用鉗子7が刺入される。処置用鉗子7は、電気メス、超
音波処置具、レーザプローブ、ステープラー等でも良
い。
【0016】上記内視鏡3の挿入部5の後端側の把持部
に設けたライトガイド口金にはライトガイドケーブル8
を介して光源装置9と接続されている。そして、光源装
置9から供給される照明光をライトガイドケーブル8を
介してライトガイド口金に供給し、このライトガイド口
金から内視鏡3の内部の図示しないライトガイドにより
照明光を伝送し、挿入部5の先端部の照明窓から前方に
出射し、体腔内の観察(或いは処置)対象組織11側を
照明する。
【0017】この照明窓に隣接して観察窓が設けられ、
観察窓に取り付けた対物レンズにより照明された対象組
織11等の光学像が結像され、その光学像はリレーレン
ズ系により、挿入部5の後端側の接眼部12に伝送され
る。この接眼部12にはTVカメラ13が着脱自在で装
着される。
【0018】このTVカメラ13の内部には、変倍して
結像可能とする変倍光学系としてのズームレンズ14
と、このズームレンズ14を光軸方向に移動させて結像
領域を変更する(電動式の)ズームレンズ移動機構15
と、ズームレンズ14による光学像を撮像する撮像手段
として固体撮像素子が内蔵され、この固体撮像素子とし
て例えば電荷結合素子(CCDと略記)16が採用され
ている。
【0019】このCCD16としては、映像信号として
広く普及しているNTSC規格の解像度を上回るハイビ
ジョン信号に対応した画素数のCCDが採用されてい
る。具体的にはこのCCD16は有効画素数として、水
平方向1920、垂直方向1080、つまり1920×
1080の画素数、そして、アスペクト比(縦横比)
9:16のものが採用されている。また、このCCD1
6はNTSC用CCDと同様に、インタレース(飛び越
し)読み出しを行うものが採用され、理論的にNTSC
規格の限界に近い解像度を有するとされ、医療用TVカ
メラにも広く採用されているNTSC信号が得られるC
CDの有効画素数水平768×垂直494のものに対し
て大幅に精細度の高い画像が得られるCCDである。
【0020】また、ズームレンズ移動機構15はステッ
ピングモータが組み込まれており、このステッピングモ
ータを制御パルスで駆動することにより、ズームレンズ
14をその光軸方向に細かく移動制御して、CCD16
に結像される倍率(ズーム倍率)を細かく制御でき、そ
の制御パルスのパルス数の管理でズーム倍率を所望の値
に設定できる。
【0021】TVカメラ13のCCD16はケーブルを
介してカメラコントロールユニット(CCUと略記)1
7に接続され、CCU17はCCD13で光電変換され
た撮像信号に対する信号処理を行い映像信号としてハイ
ビジョン信号を生成し、このハイビジョン信号をハイビ
ジョンモニタ18に出力し、ハイビジョンモニタ18の
表示画面に、CCD16で撮像した像を表示する。この
ハイビジョンモニタ18は、上述の水平1920×垂直
1080のハイビジョン信号を表示可能な高精細画像を
表示可能とする高精細モニタである。
【0022】このハイビジョンモニタ18は手術室の天
井から懸架されている懸架アーム19の先端のモニタ取
付台に保持されている。この懸架アーム19には、複数
のアームを駆動するアクチュエータ19aと、各アーム
の位置を検出する位置センサ19b(図2参照)とを備
えている。この場合の、アクチュエータ19aには複数
のACモータ等が、また位置センサ19bには複数のA
Cモータの駆動量を検出する複数の光学式エンコーダ等
で構成される。
【0023】この懸架アーム19は、この懸架アーム1
9を制御する懸架アーム制御装置21と接続されてい
る。この懸架アーム制御装置21は、ズームレンズ移動
機構15を制御するズーム制御装置22と、動作制御の
指示を行う動作制御パネル23と接続されている。
【0024】また、鉗子6のハンドル部24に設けたT
Vカメラ13のズーム動作指令を行うハンドスイッチ2
5が設けてあり、このハンドスイッチ25を操作した場
合の操作信号はズーム制御装置22に入力され、ズーム
制御装置22は操作信号に対応した制御動作を行う。
【0025】例えば、ハンドスイッチ25のズームイン
スイッチを押した場合には、その押している時間、ズー
ムレンズ14のズーム倍率を大きくする方向にズームレ
ンズ移動機構15の動作を制御し(但し、ズーム倍率が
最大値になった場合にはその値のままとなる)、またズ
ームアウトスイッチを押した場合には、その押している
時間、ズームレンズ14のズーム倍率を小さくする方向
にズームレンズ移動機構15の動作を制御する(但し、
ズーム倍率が最低値になった場合にはその値のままとな
る)。また、ズーム制御装置22は指示されたズーム倍
率の情報を懸架アーム制御装置21に出力する。
【0026】図2に示すように懸架アーム制御装置21
は、位置センサ19bからの出力信号により、各アーム
位置及びそれら(アームの組み合わせ)による懸架アー
ム19の(先端)位置(或いはモニタ取付台の位置)の
算出を行う位置算出回路27と、懸架アーム19の初期
位置及び懸架アーム19を移動させる移動距離を記憶す
る記憶回路28と、ズーム制御装置22からのズーム倍
率の情報及び動作制御パネル23からの信号を受け、懸
架アーム19に設けているアクチュエータ19aを駆動
することで、懸架アーム19の動作制御を行う制御回路
29とを備えている。
【0027】動作制御パネル23には、懸架アーム19
を上下、左右及び進退させるアーム移動スイッチ23a
と、動作モードをスタンバイ/手動モード/自動モード
とに切り替えるモード切替スイッチ23bと、懸架アー
ム19の初期位置を記憶させるための初期位置記憶スイ
ッチ23cと、懸架アーム19を初期位置から精細画像
観察位置まで移動させるための移動距離を入力する距離
入力装置23dとが設けてある。この距離入力装置23
dは、例えばテンキーボードで構成される。
【0028】モード切替スイッチ23bで設定される手
動モードでは動作制御パネル23からのアーム移動スイ
ッチ23aにより手動で懸架アーム19を移動させるモ
ードであり、スタンバイモードはその状態でスタンバイ
し、自動モードではズーム制御装置22側からのズーム
倍率により、そのズーム倍率が所定値以上か否かに応じ
て、懸架アーム19を駆動して高精細の表示手段として
のハイビジョンモニタ18を、例えば2つの観察位置に
移動設定する。
【0029】なお、図1に示す内視鏡3の先端の一点鎖
線で囲まれる領域は、内視鏡3で観察している範囲を示
し、また、TVカメラ13内部の一点鎖線で示す2つの
領域はズーム最低/最高倍率でのCCD16に結像され
る像の大きさを示している。ここで、ハッチングがかか
っている内側の領域は、ズーム倍率最低の場合の画像領
域で、内視鏡3で捉えた全ての画像がCCD16で撮像
され、それより外側の一点鎖線で囲まれた領域はズーム
最高倍率の画像領域であり、内視鏡3で捉えた画像の一
部がCCD16で撮像され、それがハイビジョンモニタ
18に表示される。
【0030】本実施の形態では、以下に説明するように
微細処置を行うような場合には、動作制御パネル23か
ら自動モードに設定することにより、術者が術野全体を
見渡せるアーム初期位置の状態から微細観察を行うため
に撮像手段のズーム倍率を変更(観察領域を変更)し
て、ハイビジョンモニタ18に対象組織11を微細に表
示した場合には、そのズーム倍率が所定値を越えた微細
観察用の表示状態に設定されたことを、ズーム制御装置
22からの出力信号により懸架アーム制御装置21の制
御回路29は検出し、懸架アーム19のアクチュエータ
19aを駆動して微細観察用に適した微細観察位置にハ
イビジョンモニタ18を移動設定する。
【0031】またこの微細観察位置において術野全体を
見渡そうとしてズーム倍率を下げた場合には、そのズー
ム倍率が所定値以下になった場合には制御回路29は懸
架アーム19のアクチュエータ19aを駆動して術野観
察用に適したアーム初期位置にハイビジョンモニタ18
を移動設定する。
【0032】このようにして、術者はズーム倍率の変更
によりハイビジョンモニタ18に表示される観察領域の
変更を行った場合、その変更の度に、看護婦等にハイビ
ジョンモニタ18をそのズーム倍率の変更に対応した位
置に移動する指示を行わないでも、変更設定されたその
表示状態の画像を観察するのに適した各位置に自動的に
移動設定できるようにしていることが特徴となってい
る。
【0033】次に本実施の形態の作用を説明する。内視
鏡3に装着されたTVカメラ13は例えば助手によって
保持される。そして、光源装置9からの照明光を伝送
し、挿入部5の先端の照明窓から出射された照明光で照
明されたポリープ等の対象組織11は内視鏡3の対物レ
ンズ、リレーレンズ系を経てTVカメラ13のズームレ
ンズ14によりCCD16にその像が結ばれ、CCD1
6により光電変換されたCCD出力信号はCCU17に
入力される。
【0034】CCU17により生成されたハイビジョン
信号はハイビジョンモニタ18に出力され、このハイビ
ジョンモニタ18によりハイビジョン画像の表示を行
う。ここで、懸架アーム制御装置21による処理フロー
を図4を参照して説明する。
【0035】手術が開始される前に、懸架アーム制御装
置21等の電源を投入して動作状態に設定する。そし
て、ステップS1の動作モードの選択に対して、モード
切替スイッチ23bにより手動モードを選択する。モー
ド切替スイッチ23bにより手動モードの選択信号は懸
架アーム制御装置21の制御回路29に入力され、制御
回路29は動作制御パネル23からの操作により、懸架
アーム19を移動させる制御状態となる。
【0036】ステップS2で助手や看護婦は動作制御パ
ネル23のアーム移動スイッチ23aを操作して術者の
指示に従って移動させ、ハイビジョンモニタ18が術者
が観察し易い位置にセッティングする。アーム移動スイ
ッチ23aの上下方向、左右方向及び進退方向のスイッ
チの操作により、その移動信号が制御回路29に入力さ
れ、制御回路29はその移動信号に従って懸架アーム1
9のアクチュエータ19aを駆動し、懸架アーム19の
先端に取り付けられたハイビジョンモニタ18を移動
し、観察し易い位置にセットする。
【0037】観察し易い位置にセットした後、ステップ
S3に示すように初期位置記憶スイッチ23cを操作し
て、セットされた位置をアーム初期位置として、記憶回
路28に記憶する。懸架アーム19を移動した場合、各
アームの位置に対応した情報が光学式エンコーダ等から
なる位置センサ19bにより検出され、位置算出回路2
7に入力される。この位置算出回路27により、懸架ア
ーム19の(先端)位置が算出され、その算出された位
置情報は記憶回路28と制御回路29とに入力される状
態である。
【0038】従って、観察し易い位置にセットした後
に、初期位置記憶スイッチ23cをONすると、記憶回
路28には位置算出回路27により算出された懸架アー
ム19の位置情報がアーム初期位置として記憶される。
【0039】術者とハイビジョンモニタ18との距離
は、ハイビジョンモニタ18の画面高さをNTSCモニ
タに合わせれば、そのNTSCモニタの場合と同様で良
い。例えば20インチのNTSCモニタと画面高さが同
じハイビジョンモニタ18は28インチとなり、この2
8インチのハイビジョンモニタ18を用いた場合には、
術者との距離は20インチのNTSCモニタの場合と同
様に約2mに設定することで、20インチのNTSCモ
ニタでの観察と同様の精細度での観察が行える状態に設
定できる。
【0040】なお、NTSCモニタとハイビジョンモニ
タ18との画面高さを揃えても、モニタサイズが異なる
のは、図3に示すようにアスペクト比がNTSCモニタ
では3:4であるのに対してハイビジョンモニタ18の
アスペクト比は9:16と異なるためである。
【0041】次にステップS4に示すようにハイビジョ
ンモニタ18を(前記アーム初期位置における例えばN
TSCモニタの場合と同様の精細度から)高精細画像で
観察できる精細画像観察位置まで移動させる移動距離を
動作制御パネル23の距離入力装置23dから入力す
る。
【0042】この距離入力装置23dから入力された移
動距離の情報は懸架アーム制御装置21の記憶回路28
に入力されて記憶される。記憶回路28に移動距離の情
報を記憶した後、モード切替スイッチ23bを操作し
て、スタンバイの動作モードにし、むやみにハイビジョ
ンモニタ18の位置が移動しないようにする(図4では
ステップS4の後、ステップS1に戻りスタンバイの動
作モードにする)。
【0043】そして、手術を開始し、最初はハイビジョ
ンモニタ18をアーム初期位置に設定して行う。そし
て、その手術が例えば微細処置を行う場面になった場合
には、術者は助手や看護婦に指示を出して動作制御パネ
ル23のモード切替スイッチ23bを操作して自動モー
ドに切り替える。この自動モードの選択信号は懸架アー
ム制御装置21の制御回路29に入力される。
【0044】この自動モードに入った場合、ステップS
5に示すように制御回路29はズーム制御装置22にお
いて算出されたズーム倍率、位置算出回路27で算出さ
れた現在の(懸架)アーム19の位置、記憶回路28で
記憶されているアーム初期位置、そして移動距離の情報
を取り込む。
【0045】次のステップS6で制御回路29は、取り
込まれた現在のズーム倍率が予め設定されている所定値
と比較して、所定値以上であるか否かの判断を行う。そ
して、所定値以上であると判断した場合には次のステッ
プS7で制御回路29は懸架アーム19の位置が精細画
像観察位置かアーム初期位置かの判断を行う。
【0046】アーム初期位置と判断した場合には、ステ
ップS8に示すように予め記憶してある移動距離だけ、
懸架アーム19を移動し、懸架アーム19で保持されて
いるハイビジョンモニタ18を精細画像観察位置にまで
移動設定する。そして、ステップS1に戻る。
【0047】一方、精細画像観察位置と判断した場合に
は、懸架アーム19を移動させないで、ステップS1に
戻る。この精細画像観察位置は、懸架アーム19の初期
位置におけるハイビジョンモニタ18と術者との距離を
縮める(小さくする)ようにするものである。その移動
方向は、ハイビジョンモニタ18の管面と垂直方向であ
り、移動距離は前述の通り、術前のセッティングによる
初期位置での術者とハイビジョンモニタ18との距離に
基づいて予め入力設定される。
【0048】具体的には、ハイビジョンモニタ18での
垂直走査線ピッチの観察状態がNTSCモニタにおける
適正な観察距離での観察の場合とほぼ対応する観察条件
となるように設定する。具体的には、本実施の形態のよ
うに、ハイビジョンモニタ18を垂直方向のサイズがN
TSCモニタとほぼ合うようにしてNTSCモニタを適
正な観察距離で観察していた場合とほぼ同じ距離だけ離
した場合を初期位置(の観察状態)とした場合では、そ
の初期位置における術者とハイビジョンモニタ18の距
離の約1/2程度となるようにする(ハイビジョンモニ
タ18の垂直方向のピッチはNTSCモニタの垂直方向
のピッチの約1/2となるので、術者とハイビジョンモ
ニタ18の距離を約1/2の距離まで近づけても、NT
SCモニタを適正な観察距離で観察していた場合と同様
にその走査線が気にならないで、この場合にははるかに
高精細な画像を観察できる)。
【0049】つまり、ハイビジョンモニタ18での垂直
走査線ピッチが気にならない(或いは目立たない)で、
術者はその高精細さを感じて視認できる画像観察位置と
しての精細画像観察位置にまで移動設定する。
【0050】一方、ステップS6の判断において、取り
込んだズーム倍率が所定値未満であった場合には、ステ
ップS9に示すように懸架アーム19の位置の判断を行
う。そして、懸架アーム19の位置が精細画像観察位置
と判断した場合には、ステップS10に示すようにアー
ム初期位置に懸架アーム19を移動し、逆に懸架アーム
19の位置がアーム初期位置と判断した場合には、懸架
アーム19を移動させないでステップS1に戻る。
【0051】手術が微細処置を行う段階になった場合、
術者は対象組織11を拡大して微細に観察する必要があ
ると判断した場合には、鉗子6のハンドル部24のハン
ドルスイッチ25(のズームインスイッチ)を操作し
て、TVカメラ13のズーム倍率を上げる。
【0052】内視鏡3を術野全体が見渡せる状態におい
て、TVカメラ13のズーム機能で、拡大観察を行おう
とした場合、対象部位や術式にもよるが十分に拡大され
た視野を得るためには、例えば2倍のズーム倍率を有す
るTVカメラ13では、かなり最大倍率寄りでの観察が
必要である。
【0053】よって、前述した所定のズーム倍率の値を
例えば最大倍率の0.9倍である1.8倍に設定するこ
とで、術者が微細処置を行うために、ハンドスイッチ2
5の操作によりTVカメラ13のズーム倍率を上げてゆ
き、1.8倍を越えた場合にはハイビジョンモニタ18
が術者の近くまで移動し、高精細なハイビジョン画像を
その精細度が十分に感じられる状態で、観察することが
可能となる。
【0054】また、微細処置を終了もしくは中断して、
周囲組織を見渡す場合は、術者はハンドスイッチ25
(のズームアウトスイッチ)を操作してTVカメラ13
のズーム倍率を下げてゆき、術野全体が見渡せる画像を
得ようとする。
【0055】TVカメラ13のズーム倍率が1.8倍を
下回った場合は、ハイビジョンモニタ18の位置を初期
位置に戻すことにより、術野全体を視線を周囲側に大き
く振るような事を必要としないで、迅速(且つ容易)に
視認可能な適切な画角での表示状態に設定できる。
【0056】なお、TVカメラ13のズーム倍率の設定
や設定されたズーム倍率の値の検出は、ズームレンズ移
動機構15にステッピングモータが組み込まれているの
で、ズーム制御装置22にてステッピングモータの制御
パルスを管理することで可能である。
【0057】本実施の形態は以下の効果を有する。ズー
ム機能を備えた高精細画像を撮像可能であるTVカメラ
13のズーム倍率が高倍率である場面は、高精細モニタ
(としてのハイビジョンモニタ18)を術者の近傍に移
動させ、低倍率となった場合は画面全体を容易に見渡せ
る位置に自動で移動させる表示手段自動移動モード(観
察距離自動設定モード)を設けることにより、ズーム倍
率の変更の度に高精細モニタを移動させるような操作を
行うことを不要にでき、微細観察と術野全体観察とにそ
れぞれ適した観察状態の切り替えを自動的に行うことが
できる。
【0058】従って、術者は微細な処置等を行うような
場合、対象組織11を拡大観察できるようにズーム倍率
を上げると、高精細モニタが術者の近くに移動して、そ
の対象組織11を高精細さを感じられる状態で詳しく観
察でき、また、周囲を見渡すためにズーム倍率を下げる
と高精細モニタが術者の近くから離れた位置に移動する
ので、術者は視線を周囲に動かすようなことを必要とし
なで周囲を容易に見渡すことができる。
【0059】このように、微細な処置等を行う場合、術
者は拡大観察する表示状態にした場合には、自動的に高
精細で観察できる観察状態にでき、また周囲(術野全
体)を見渡す表示状態にした場合には、視線を殆ど動か
すことなく周囲を見渡せる観察状態に設定できるので、
使い勝手の良い撮像画像表示システムを実現できる。ま
た、微細な処置等を行う場合、術者は高精細モニタを近
くに移動したり、遠ざけた位置に移動する指示を看護婦
等に行わなくても済むので、よりスムーズに手術を進め
易い環境を提供できる。
【0060】なお、懸架アーム19としては上下、左
右、進退移動が可能な多関節のアームで構成したもので
も良いが、図1に示すように上下方向に延びる第1アー
ム19cの例えば上端側の第1駆動部(アクチュエータ
と位置センサとを備えたもの)19eにより下方側への
繰り出し量でそのアーム19c下端の位置を上下方向に
変更可能であると共に、このアーム19cの上端側での
回転制御により、そのアーム19cの下端に設けた進退
用の第2アーム19dの軸方向を術者との距離方向(術
者がハイビジョンモニタ18をその管面に垂直な方向か
ら観察する方向)に設定し、アーム初期位置と精細画像
観察位置との間を一方から他方に相互に移動設定する場
合、第2駆動部19fにより第2アーム19dのみをそ
の軸方向を矢印で示すように単に進退移動するのみで両
位置に相互に設定できるようにしても良い。
【0061】このようにすると、一方から他方への移動
の制御が簡単になり、また一方から他方への移動時間を
短縮できる。また、本実施の形態では2つの観察位置に
設定する場合で説明したが、例えばズーム倍率に応じ
て、アーム初期位置と、精細画像観察位置との間をさら
に1つ以上の観察位置に設定できるようにしても良い。
このような場合に、1つのアーム19dの進退移動のみ
で各観察位置に設定できるようにしても良い。
【0062】なお、前述のような光学式電動ズームを、
撮像画像を一旦、ビデオメモリに格納して、読み出し領
域を限定し、不足する情報を画素補完を行ってハイビジ
ョンモニタ18に表示する電子ズームに置換しても良
い。この変形例の構成を図5に示す。
【0063】図5に示す撮像画像表示システム1′は、
図1のシステム1において、TVカメラ13の代わりに
ズームレンズ移動機構15を有しない、結像レンズ31
を備えたTVカメラ13′が採用され、またCCU17
の出力信号は電子ズーム制御装置33を経てハイビジョ
ンモニタ18に入力されるようになっている。また、鉗
子6のハンドスイッチ25による操作信号は電子ズーム
制御装置33に入力され、電子ズームの制御を行う。ま
た、電子ズーム制御装置33は懸架アーム制御装置21
と接続されている。
【0064】図6に示すように電子ズーム制御装置33
は、CCU17の出力信号データが一時的に格納される
画像メモリ34と、画像メモリ34からの画像データの
補間を行う補間回路35と、この補間された画像データ
をD/A変換してハイビジョンモニタ18に出力するD
/A変換回路36と、ハンドスイッチ25の操作により
ズーム倍率を検出するズーム倍率検出回路38と、ズー
ム倍率検出回路38からのズーム倍率の情報により、画
像メモリ34に格納された画像データの一部を、アスペ
クト比を保って補間回路35側に出力する制御を行うメ
モリ制御回路37とを有する。
【0065】ズーム倍率検出回路38によるズーム倍率
の情報は補間回路35に入力されると共に、懸架アーム
制御装置21の制御回路29にも入力されるようになっ
ている。その他は第1の実施の形態と同様の構成であ
る。
【0066】電子ズーム制御装置33の作用を説明す
る。ハンドスイッチ25に備えられているズームイン/
アウトスイッチの信号は、電子ズーム制御装置33に備
えられているズーム倍率検出回路38に入力される。こ
のズーム倍率検出回路38は、ハンドスイッチ25(の
ズームインスイッチ)がONされている時間を検知し、
その時間に応じてズーム倍率を求め、このズーム倍率の
情報をメモリ制御回路37、補間回路35、および懸架
アーム制御装置21に出力する。
【0067】一方、CCU17から出力されたハイビジ
ョン規格のデジタル映像信号は、画像メモリ34に入力
される。そして、メモリ制御回路37は入力されたズー
ム倍率の情報に基づいて、画像メモリ34に入力された
画像データの一部分を、アスペクト比を保って読み出す
ように指令信号を出力する。そして、画像メモリ34は
指令信号によって指令された領域の画像データを補間回
路35に出力する。補間回路35は、入力された画像デ
ータとズーム倍率に基づいて、ハイビジョン信号に対し
て不足している画像情報の補間を行う。
【0068】例えば、ズーム倍率が1→2倍になった場
合、出力される画像データは、水平垂直方向ともにズー
ム倍率1倍の情報の1/2となるため、このままハイビ
ジョンモニタ18に画像を出力すると非常に粗い画像と
なってしまう。これを回避するため、不足している情報
をズーム倍率によって認識し、その結果に基づいて線形
補間等の手法を用いて水平垂直方向の画像補間を行い、
D/Aコンバータ36に出力する。D/Aコンバータ3
6は、補間されたデジタル画像信号をアナログ信号に変
換し、ハイビジョンモニタ18に出力する。なお、懸架
アーム制御装置21の作用は第1の実施の形態と同じで
あるので省略する。
【0069】さらに、TVカメラ13′に備えられてい
るCCD16を、例えばSXGA(水平1280×垂直
1024)の精細度を有するプログレッシブ(全画素読
み出し)CCDとし、CCU17をプログレッシブCC
Dの出力を受け、毎秒60フレームの画像を出力可能な
ものとし、ハイビジョンモニタ18をSXGAのプログ
レッシブ画像を表示可能であるマルチスキャンモニタと
してもよい。
【0070】本変形例においても、微細処置を行うよう
な場合に、自動モードに設定して術者がズーム倍率を変
更する操作を行って、ズーム倍率を例えば所定値をより
大きな値に設定した場合には、上述したようにハイビジ
ョンモニタ18を精細画像観察位置に設定し、ズーム倍
率を小さくした場合にはハイビジョンモニタ18をアー
ム初期位置に自動的に設定するようになる。従って、電
動式でズーム倍率を変更した場合とほぼ同様の効果が得
られる。
【0071】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図7ないし図11を参照して説明する。本
実施の形態は、以下で説明するように撮像手段は電動式
(或いは電子)ズーム倍率を変更する機構を有しない
で、第1の実施の形態と同様に高精細の撮像画像を得る
ことができる撮像素子(例えば第1の実施の形態と同様
のCCD16)が採用されている。
【0072】そして、対象組織11に対して微細処置を
施すために、拡大する場合には、内視鏡3を対象組織1
1側に近づけることにより、高精細の表示画像が得られ
るようにしている。この場合には、第1の実施の形態の
ようにズーム倍率の情報が得られないので、内視鏡或い
は撮像手段に取り付けた位置検出手段により、術野全体
を観察する術野観察エリアの状態にあるか、対象組織1
1側に接近させて拡大観察するズーム倍率を上げたズー
ムエリア(に相当)の状態にあるかの判断を行い、その
判断結果により、表示手段を自動的に対応した位置に設
定する。
【0073】図7に示すように本発明の第2の実施の形
態の撮像画像表示システム41は図1のシステム1にお
いて、内視鏡3にはTVカメラ13の代わりに、ズーム
レンズ移動機構15を有しないTVカメラ42が装着さ
れている。
【0074】このTVカメラ42には、その外周面等に
磁界により位置検出を行う磁気センサ43が取り付けら
れている。また、患者の周囲のベッドなどで、前記磁気
センサ43からあまり離れない位置に、位置検出のため
の磁界を発生する磁気ソース44が配置されている。
【0075】磁気ソース44と磁気センサ43は、例え
ばそれぞれが直角に交わる3つの軸X,Y,Zに対応し
た3つのコイル部を有したもので構成され、磁気ソース
44と磁気センサ43は、磁気ソース44を基準とし
て、磁気センサ43の位置及びその方位の検出、さらに
内視鏡3の先端位置の算出を行う位置検出装置45に接
続されている。
【0076】なお、磁気センサ43は、内視鏡3の(挿
入部5)の先端から所定方向に所定距離離れた位置に取
り付けられており、磁気センサ43の3次元位置及び方
位が分かると、内視鏡3の先端位置が算出できるように
している(内視鏡3の挿入部5の先端位置をより精度良
く検出できるように、例えば2つの磁気センサ43を挿
入部5の軸方向に所定距離、離して取り付けるようにし
ても良い)。
【0077】この位置検出装置45は懸架アーム制御装
置46に接続されている。この位置検出装置45は図8
に示すように(磁気センサ43の位置及び方位の検出、
そしてさらに)内視鏡3の先端位置を検出する位置検出
回路45aと、検出した先端位置の情報を記憶する記憶
回路45bと、記憶回路45bに対し初期位置を記憶さ
せる指示を行う初期位置設定スイッチ45cと、体腔内
組織位置を記憶させる指示を行う体腔内組織位置設定ス
イッチ45dとが設けてある。
【0078】また、本実施の形態における懸架アーム制
御装置46は図2に示す懸架アーム制御装置21の構成
の他に、エリア設定回路47とエリア判別回路48とを
備えた構成になっている。
【0079】つまり、位置検出回路27、記憶回路2
8、制御回路29の他に、位置検出装置45内の位置検
出回路45aで検出され、記憶回路45bに記憶された
2つの位置情報が入力されることにより2つのエリア
(具体的には微細或いは接近観察を行うためのズームエ
リア(微細或いは接近観察エリア)と、術野全体を観察
するための術野観察エリア)の設定を行うエリア設定回
路47と、エリア設定回路47で設定されたエリア情報
により、(所望とする時点での)位置検出回路45aで
検出された内視鏡3の先端位置が、設定された2つのエ
リアのどちらの状態にあるかを判別し、判別した結果の
情報を制御回路29に出力するエリア判別回路48とを
有する。
【0080】また、本実施の形態では図1の鉗子6の代
わりにハンドスイッチ24を有しない鉗子49がトラカ
ール4bを介して腹部2等の体腔内に挿入されている。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0081】次に本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、磁気センサ43、磁気ソース44、位置検出装置4
5による位置検出の作用を説明する。磁気ソース44の
3つのコイル部には時間的にずれたパルスが通電される
ことにより、周囲に3軸的に異なる磁界を発生する。
【0082】その磁界を磁気センサ43の3つのコイル
部で検出し、その検出した検出信号は位置検出装置45
の位置検出回路45aに入力され、この位置検出回路4
5aにより演算され、磁気センサ43の3次元位置及び
方位が求められる。また、磁気センサ43の3次元位置
及び方位から内視鏡3の先端位置が算出される。
【0083】この場合、磁気ソース44をその位置が動
かない基準位置として、その基準位置に対して磁気セン
サ43の3次元位置、つまりX,Y,Zの3軸位置デー
タとその方位を求める。
【0084】そして、磁気センサ43の設置位置から内
視鏡3の先端部の位置を、並進、回転等の座標変換によ
って算出し、体腔内に位置する内視鏡3の先端位置の位
置情報を求める。この磁気センサ43によって検出され
た先端位置に基づく懸架アーム19に対する制御フロー
を図9及び図10を参照して説明する。
【0085】図9は位置検出装置45の動作フローを示
す。手術が開始したら、内視鏡3を術野全体が観察可能
な状態の位置にセットし(例えば図7の状態)、磁気セ
ンサ43、磁気ソース44、位置検出装置45によって
内視鏡3の先端位置を算出する状態にする。
【0086】ステップS11に示すように位置検出装置
45では、これに設けてある初期位置設定スイッチ45
cがONされるのを待つ状態であり、初期位置設定スイ
ッチ45cがONされると、ステップS12に示すよう
にその状態での内視鏡先端位置を初期位置として位置検
出装置45内の記憶回路45bに記憶する。
【0087】懸架アーム制御装置46の制御回路29
は、ステップS13に示すように位置検出装置45に設
けてある体腔内組織位置設定スイッチ45dがONされ
るのを待つ状態となる。
【0088】そして内視鏡3の先端を観察対象組織11
に殆ど接触する付近まで近づけ、その状態で体腔内組織
位置設定スイッチ45dをONする。すると、ステップ
S14に示すようにその状態で算出された内視鏡先端位
置を体腔内組織位置として位置検出装置45内の記憶回
路45bに記憶する。
【0089】そして、これら2つの位置が設定される
と、この設定された位置を懸架アーム制御装置46のエ
リア設定回路47に出力する。次に懸架アーム制御装置
46の動作フローを図10に示す。
【0090】懸架アーム制御装置46内のエリア設定回
路47は、位置検出装置45からの初期位置と体腔内組
織位置の入力がされているかをチェックし(ステップS
21)、これら2つの位置の入力がされていないと、ス
テップS22に示すように初期位置と体腔内組織位置を
設定する様、図示しないLED表示や音声ガイドによっ
て操作者に告知を行って終了する。
【0091】位置検出装置45から2つの位置が入力さ
れていると、エリア設定回路47は入力された2つの位
置に基づいて、ズームエリアと術野観察エリアの2つの
3次元エリアを設定する(ステップS23)。このエリ
ア全体としては、2つの位置の設定状態での内視鏡3の
先端面に挟まれた空間の内、一般的な体腔内の広さを考
慮に入れて、例えば15cm四方の直方体の空間を設定
する。
【0092】そして、ズームエリアと術野観察エリアと
の境界は、内視鏡3の初期位置と体腔内組織位置とを結
ぶ内視鏡3の長手方向の直線上で、その長さを(内視鏡
3の先端位置から)体腔内組織側に、例えば8:2に分
割する点を含む平面に設定する。この詳細を図11に示
す。
【0093】このように、体腔内の空間を2つのエリア
に分ける設定を行った後、第1の実施の形態で説明した
様に、動作制御パネル23を操作して動作モードを手動
モードにし(ステップS24)、この手動モードにより
懸架アーム19を術者の指示に従って移動させ、ハイビ
ジョンモニタ18を術者が観察し易い位置にセッティン
グする(ステップS25)。
【0094】そして、次のステップS26で初期位置記
憶スイッチ23cを操作して、この時のハイビジョンモ
ニタ18の位置をアーム初期位置として記憶する。この
処理も第1の実施の形態と同様に、懸架アーム19内の
光学式エンコーダが検出した懸架アーム19内のアクチ
ュエータ19aの回転角等の情報が懸架アーム制御装置
46内の位置算出回路27に入力され、この位置算出回
路27で算出した懸架アーム19の位置が記憶回路28
に記憶される。
【0095】アーム初期位置へのセッティング及びその
位置情報の記憶を行った後、ステップS27に示すよう
にハイビジョンモニタ18を精細画像観察位置に移動さ
せるための移動距離を動作制御パネル23内の距離入力
装置23dによって入力し、この入力された移動距離は
記憶回路28に記憶される。
【0096】その後、動作モードをスタンバイにして、
むやみにハイビジョンモニタ18が移動しないようにす
る。そして、手術が微細処置を行う場面になった場合に
は、術者は助手や看護婦に指示を出して動作制御パネル
23のモード切替スイッチ23bを自動モードに切り替
える。
【0097】この自動モードの信号は制御回路29とエ
リア判別回路48とに入力される。この自動モードの信
号が入力されると、エリア判別回路48は位置検出装置
45によって検出された現在の内視鏡3の先端位置と、
エリア設定回路47で設定された2つの3次元エリア情
報とを取り込む(ステップS28)。そして、エリア判
別回路48は2つの3次元エリア情報を参照して、現在
の内視鏡3の先端位置がどちらのエリアにあるかの判別
を行い、その判別結果を制御回路29に出力する(ステ
ップS29)。
【0098】一方、自動モードの信号が制御回路29に
入力されると、この制御回路29はエリア判別回路48
による判別結果の情報、位置算出回路27で算出された
現在の懸架アーム19の位置、記憶回路28に記憶され
ているアーム初期位置と移動距離の情報を取り込む。そ
して、制御回路29は懸架アーム19の位置がアーム初
期位置か精細画像観察位置のどちらにあるかの判別を行
う(ステップS30、S31)。
【0099】そして、内視鏡3の先端位置が術野観察エ
リアにあり、懸架アームの位置が精細画像観察位置にあ
ると判断した場合には、アーム初期位置に懸架アーム1
9を移動する処理を行い(ステップS32)、懸架アー
ムの位置がアーム初期位置にあると判断した場合には懸
架アーム19を移動させないで、ステップS24に戻
る。
【0100】また、内視鏡3の先端位置がズームエリア
にあり、懸架アームの位置がアーム初期位置にあると判
断した場合には、(予め設定してある)精細画像観察位
置に懸架アーム19を移動する処理を行い(ステップS
33)、懸架アームの位置が精細画像観察位置にあると
判断した場合には懸架アーム19を移動させないで、ス
テップS24に戻る。
【0101】なお、第1の実施の形態で説明したのと同
様にTVカメラ42にプログレッシブCCDを搭載し、
ハイビジョンモニタ18の代わりにマルチスキャンモニ
タを採用しても良い。
【0102】本実施の形態は以下の効果を有する。内視
鏡3の先端位置を検出し、その位置が近接観察(微細観
察)を行うズームエリアにあるか術野全体を見渡せるよ
うな術野観察エリアの2つにあるかを判別し、その結果
に応じて高精細モニタの位置を移動させることにより、
より確実に拡大観察を行っているのか術野全体の観察を
行っているのかを判別することができる。
【0103】さらに、第1および第2の実施の形態にお
けるハイビジョンモニタ18、懸架アーム19、懸架ア
ーム制御装置21、46の代わりに図12に示すように
スクリーン55、プロジェクタ56、プロジェクタ制御
装置57で表示系を構成しても良い。プロジェクタ56
は手術室の天井より懸架されている懸架アーム58によ
って保持されている。この懸架アーム58は、その内部
にアクチュエータを備えておらず、手動で移動させるも
のである。
【0104】また、プロジェクタ56にはCCU17か
らの出力されるハイビジョンやプログレッシブの映像信
号および、プロジェクタ制御装置57から出力される画
像表示サイズを制御するための信号が入力される。ま
た、プロジェクタ制御装置57には第1の実施の形態で
あれば、ズーム制御装置22から出力されるTVカメラ
13からのズーム倍率が、第2の実施の形態であれば位
置検出装置45から出力される内視鏡3の先端位置が制
御信号として入力される。
【0105】また、プロジェクタ56には、図示しない
光源、ハイビジョンやプログレッシブなどの高精細画像
を表示可能である小型のLCD(液晶ディスプレイ)、
LCDで表示される画像をスクリーン55に投影するた
めの拡大レンズ、拡大レンズを駆動するためのレンズ駆
動機構、スクリーン55に投影される画像を合焦させる
ためのフォーカスレンズが備えられている。
【0106】このシステムの作用を以下に説明する。手
術が始まる前に、助手あるいは看護婦が懸架アーム58
を手で、術者の近傍で邪魔にならず、かつプロジェクタ
56がスクリーン55に投影している画像が術者に見や
すい位置となるように移動する。
【0107】プロジェクタ56は、手術の初期状態にお
いては従来のNTSモニタの20インチサイズと同様の
画像サイズで画像を表示する。そして、手術が微細処置
を行う段階に達したら、プロジェクタ制御装置57を図
示しないスイッチにて自動モードに切り替える。そし
て、プロジェクタ制御装置57は、第1の実施の形態の
システム1ではズーム制御装置22から出力されるズー
ム倍率を取り込み、その倍率に応じて投影される画面サ
イズを変更するための信号をプロジェクタ56に出力す
る。
【0108】すなわち、第1の実施の形態の如くズーム
倍率が1.8倍を超えている場合は、スクリーン55に
表示される画像のサイズを大きくするために、プロジェ
クタ56に備えられているレンズ駆動機構を動作させ、
スクリーンに表示される画像のサイズを約2倍に大きく
する。
【0109】他方、ズーム倍率が1.8倍を下回った場
合は、スクリーン55に表示される画像サイズを初期状
態に戻すようレンズ駆動機構を動作させる。また、第2
の実施の形態においても、プロジェクタ制御装置57は
位置検出装置45から出力される初期位置および体腔内
初期位置からズームエリアおよび術野観察エリアを設定
し、手術の初期状態では従来のNTSモニタの20イン
チサイズと同様の画像サイズで画像を表示する。
【0110】そして、手術が微細処置を行う段階に達し
たら、プロジェクタ制御装置57を図示しないスイッチ
で自動モードに切り替え、位置検出装置45で検出され
る内視鏡3の先端位置がズームエリアであれば、スクリ
ーン55に表示される画像のサイズを初期状態の約2倍
とするために、プロジェクタ56に備えられているレン
ズ駆動機構を動作させ、内視鏡3の先端位置が術野観察
エリアであればスクリーン55に表示される画像のサイ
ズを初期状態に戻すようにレンズ駆動装置を移動させ
る。
【0111】これにより、モニタを移動させるための大
がかりな機構を用いずとも、微細処置時と術野全体の観
察時の画像表示サイズの切り替えを行うことができる。
【0112】さらに、第1および第2の実施の形態にお
いて、TVカメラ13等を固定的に移動可能である多関
節のメカニカルアームによって保持してもよい。この場
合は、助手がTVカメラを保持する場合に比べ術野が安
定するため、微細処置を行う際の拡大観察においては特
にぶれのない画像が得られ、確実な処置遂行が可能とな
る。
【0113】なお、例えば第1の実施の形態では、術者
により選択された術野全体を観察する表示状態ではそれ
を観察するのに適したアーム初期位置にハイビジョンモ
ニタ18を移動設定し、ズーム倍率を大きくした微細画
像拡大表示状態ではそれを観察するのに適した微細画像
観察位置にハイビジョンモニタ18を移動設定するよう
にしている。これは換言すると、観察領域の表示状態に
応じて、(表示手段に表示される画像を観察する観察者
としての)術者からの表示画角の変更設定を行ってい
る。
【0114】第1の実施の形態等では、観察領域の表示
状態に応じて、表示手段を移動することにより、術者か
らの画角を変更しているが、表示手段に表示される観察
領域の表示領域を変更して術者からの画角を変更するよ
うにしても良い。
【0115】例えば、微細処置を行う場合には、自動モ
ードに設定し、その後術者がハンドスイッチ25を操作
してズーム倍率を上げて微細観察を行う表示状態に設定
した場合には、アーム初期位置から精細画像観察位置に
ハイビジョンモニタ18を移動設定し、術者が微細組織
を高精細が感じられるような観察状態にする。
【0116】この状態において、術野全体を確認するた
めなどで、ズーム倍率を下げた場合、そのズーム倍率の
低下に応じて表示領域を小さくする。つまり、表示領域
の画像を観察する場合の画角を小さくする。この後、再
び、ズーム倍率を上げた場合には、その表示領域を拡大
するようにしても良い。
【0117】このようにすると、表示手段を移動してそ
の移動が終了するまでの待ち時間を待つことなく、各表
示状態の画像をその画像を観察するのにほぼ適した状態
で観察することができる。なお上述した各実施の形態等
を組み合わせて構成される実施の形態等も本発明に属す
る。
【0118】[付記] 1.患者の体内に挿入される内視鏡と、内視鏡の観察像
を撮像する撮像素子を備えた撮像装置と、撮像装置から
の信号を受けて信号処理を行う信号処理装置と、信号処
理装置からの出力された映像信号を表示する表示装置
と、内視鏡による体腔内観察が近接観察か遠景観察かど
うかを検知する検知装置と、検知装置からの出力情報に
基づいて、表示装置の位置を制御する表示位置制御装置
と、を備えた内視鏡撮像表示システム。 2.付記1において、撮像装置には変倍光学系および変
倍光学系駆動手段が備えられており、検知装置は変倍光
学系の変倍率の検知を行い、表示位置制御装置は、検知
された変倍率に応じて表示装置の位置を移動させる。
【0119】3.付記1において、検知装置は、内視鏡
先端の位置の検知を行い、表示位置制御装置は、あらか
じめ検知された内視鏡先端位置に基づいて複数のエリア
を設定し、内視鏡先端位置がどのエリアにあるかによっ
て表示装置の位置を移動させる。 4.被検体の撮像信号を得る撮像手段と、前記撮像手段
により得られた被検体の撮像信号を信号処理して得られ
た画像を表示する表示手段と、前記撮像手段によって得
られる撮像信号に基づく前記被検体画像の観察領域を変
更する観察領域変更手段と、前記表示手段の表示画像を
観察する観察者に対して、前記表示手段の表示画像の画
角を変更する画角変更手段と、前記観察領域変更手段の
変更状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結
果に基づいて前記画角変更手段を駆動制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする撮像画像表示システム。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
検体の撮像信号を得る撮像手段と、前記撮像手段により
得られた被検体の撮像信号を信号処理して得られた画像
を表示する表示手段と、前記撮像手段によって得られる
撮像信号に基づく前記被検体画像の観察領域を変更する
観察領域変更手段と、前記表示手段を移動させる移動手
段と、前記観察領域変更手段の変更状態を検出する検出
手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて前記移動手
段を駆動制御する制御手段と、を備えているので、観察
領域の変更に応じて制御手段により表示手段を移動させ
るようにして、表示手段に表示される各観察領域の表示
状態の画像をそれぞれ観察するのに適した観察位置で観
察できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の撮像画像表示シス
テムの全体構成を示す図。
【図2】懸架アーム制御装置の構成を示すブロック図。
【図3】表示画面のサイズ例を示す図。
【図4】動作内容を示すフローチャート図。
【図5】変形例の撮像画像表示システムの全体構成を示
す図。
【図6】電子ズーム制御装置の構成を示すブロック図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の撮像画像表示シス
テムの全体構成を示す図。
【図8】懸架アーム制御装置等の構成を示すブロック
図。
【図9】位置検出装置による動作内容を示すフローチャ
ート図。
【図10】懸架アーム制御装置による動作内容を示すフ
ローチャート図。
【図11】設定されるズームエリアと術野観察エリアの
具体例を示す図。
【図12】変形例における主要部の構成を示す図。
【符号の説明】
1…撮像画像表示システム 2…腹部 3…内視鏡 5…挿入部 6…鉗子 7…処置用鉗子 9…光源装置 11…対象組織 13…TVカメラ 14…ズームレンズ 15…ズームレンズ移動機構 16…CCD 17…CCU 18…ハイビジョンモニタ 19…懸架アーム 19a…位置センサ 19b…アクチュエータ 21…懸架アーム制御装置 22…ズーム制御装置 23…動作制御パネル 24…ハンドル部 25…ハンドスイッチ 27…位置算出回路 28…記憶回路 29…制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の撮像信号を得る撮像手段と、 前記撮像手段により得られた被検体の撮像信号を信号処
    理して得られた画像を表示する表示手段と、 前記撮像手段によって得られる撮像信号に基づく前記被
    検体画像の観察領域を変更する観察領域変更手段と、 前記表示手段を移動させる移動手段と、 前記観察領域変更手段の変更状態を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記移動手段を駆動
    制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする撮像画
    像表示システム。
  2. 【請求項2】 被検体の撮像信号を得る撮像手段と、 前記撮像手段により得られた被検体の撮像信号を信号処
    理して得られた画像を表示する表示手段と、 前記撮像手段によって得られる撮像信号に基づく前記被
    検体画像の観察領域を変更する観察領域変更手段と、 前記表示手段と移動させる移動手段と、 前記観察領域変更手段の変更状態を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記被検体を観察
    する観察者に対して前記表示手段が接近または後退する
    ように前記移動手段を駆動制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像画像システム。
  3. 【請求項3】 前記観察領域変更手段は変倍光学系によ
    り前記被検体画像の観察領域を変更し、 前記検出手段は前記変倍光学系の変倍率を検出し、 前記制御手段は前記検出手段により検出された前記変倍
    率に基づいて前記移動手段を制御することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の撮像画像表示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3420878A4 (en) * 2016-02-24 2019-01-30 Sony Corporation INFORMATION PROCESSING DEVICE FOR MEDICAL USE, INFORMATION PROCESSING METHOD, INFORMATION PROCESSING SYSTEM FOR MEDICAL USE

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3420878A4 (en) * 2016-02-24 2019-01-30 Sony Corporation INFORMATION PROCESSING DEVICE FOR MEDICAL USE, INFORMATION PROCESSING METHOD, INFORMATION PROCESSING SYSTEM FOR MEDICAL USE
US11033338B2 (en) 2016-02-24 2021-06-15 Sony Corporation Medical information processing apparatus, information processing method, and medical information processing system

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