JP2002159411A - ユニットバス - Google Patents
ユニットバスInfo
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Abstract
発揮し得る様に改良されたユニットバスを提供する。 【解決手段】 ユニットバスは、浴槽(1)に隣接して
洗い場(2)が設けられ且つ洗い場(2)側の浴槽
(1)の前面にエプロン(3)が立ち上げられたバスで
ある。エプロン(3)の少なくとも立上り部と洗い場
(2)とが一体に形成され、洗い場(2)側の浴槽
(1)の上縁部には下方へ折り返された被り部(13)
が形成される。そして、エプロン(3)の上端縁(3
1)は、浴槽(1)の被り部(13)に差し込まれて浴
槽(1)に締結される。
Description
するものであり、詳しくは、浴槽と洗い場の分割構造に
よって施工性を高めることが出来、かつ、優れた防水性
を発揮し得るユニットバスに関するものである。
ット化された幾つかの部材の組合せによって構成された
浴室であり、概略、浴槽に隣接して洗い場が設けられた
構造を有する。通常、ユニットバスは、防水性を確保す
る観点から、浴槽と洗い場が一体に形成されている。ま
た、ユニットバスの多くは、意匠性を高めるためのエプ
ロンが浴槽の前面に配置されている。
ユニットバスの施工においては、浴槽と洗い場が一体化
されたユニットを制限された浴室空間に設置しなければ
ならないため、その運搬および搬入に多くの労力を要す
る。もっとも、ユニットバスにおいては、浴槽と洗い場
を分割化した構造も考えられるが、一般的な分割構造に
よれば、繋ぎ部の成形精度の問題などから防水性が低下
し、また、繋ぎ部に使用する防水用のシール材(目地
材)にカビが発生して美観を損ねると言う問題も懸念さ
れる。
のであり、その目的は、浴槽と洗い場の特定の分割構造
によって施工性を高めることが出来、しかも、優れた防
水性を発揮し得る様に改良されたユニットバスを提供す
ることにある。
め、本発明のユニットバスは、浴槽に隣接して洗い場が
設けられ且つ洗い場側の前記浴槽の前面にエプロンが立
ち上げられたユニットバスにおいて、前記エプロンの少
なくとも立上り部と前記洗い場とが一体に形成され、か
つ、洗い場側の前記浴槽の上縁部には下方へ折り返され
た被り部が形成され、そして、前記エプロンの上端縁が
前記浴槽の被り部に差し込まれ且つ締結されていること
を特徴とする。
が分割された構造は、これらを別個に取り扱えるため、
施工性を高めることが出来る。また、エプロンの立上り
部と洗い場とが一体に形成された構造は洗い場の水に対
する防水性を保証し、更に、浴槽の被り部にエプロンの
上端縁が差し込まれた構造は意匠性を高める。
形態を図面に基づいて説明する。図1は、ユニットバス
の主要な構成部材を示す斜視図であり、図2は、図1の
II−II線に沿って破断視したユニットバスの縦断面図で
ある。また、図3は、エプロンに点検口が設けられた他
の実施形態を示す主要部の縦断面図である。図4は、浴
槽の被り部に被覆材が設けられた更に他の実施形態を示
す主要部の縦断面図である。
様に、浴槽(1)に隣接して洗い場(2)が設けられた
ユニットバスであり、洗い場(2)側の浴槽(1)の前
面には、エプロン(3)が立ち上げられる。浴槽(1)
及び洗い場(洗い場床)(2)は、これらを支持するた
めの架台(図示省略)を介して躯体の床面に配置され
る。浴槽(1)、洗い場(2)及びエプロン(3)は、
通常、耐熱性樹脂を使用したレジントランスファーモー
ルディング、コールドプレス、ハンドレイアップ、スプ
レイアップ等のFRP成形法によって成形される。
り、例えば、浴槽(1)側の端部に排水トラップ(2
1)を備えている。また、洗い場(2)の周縁には、壁
パネル(図示省略)を建込むための支持片(22)が張
出されている。一方、エプロン(3)は、意匠性を高め
且つ防水性を確保するために浴槽(1)の前面に付設さ
れる。そして、図1及び図2に示す様に、より防水性を
高めるため、エプロン(3)の少なくとも立上り部(エ
プロン(3)の下部)と洗い場(2)とは一体に形成さ
れる。図に例示したユニットバスにおいては、エプロン
(3)の全体と洗い場(2)とが一体に形成されてい
る。
取合構造などによって各種の形態が挙げられるが、例え
ば、図1に示す浴槽(1)は、上端のデッキ部が一体に
形成された浴槽であり、デッキ部の更に外周側には、若
干の立上り部が設けられ、斯かる立上り部の上端には、
壁パネル(図示省略)を建込むための支持片(12)が
張出されている。そして、図1及び図2に示す様に、洗
い場(2)側の浴槽(1)の上縁部には、後述する様に
エプロン(3)を結合するため、下方へ折り返された被
り部(13)が形成される。
一層高めるため、図2に示す様に、エプロン(3)の上
端縁(31)は、浴槽(1)の被り部(13)に差し込
まれ、そして、被り部(13)の内部で浴槽(1)に締
結される。エプロン(3)と浴槽(1)の具体的な締結
構造としては、例えば、図示する様に、角材または角材
状の合成樹脂から成る受材(4)が被り部(13)の内
部の屈曲部に装着され且つL字状の金物(44)を利用
してエプロン(3)の上端縁(31)が受材(4)に螺
子止めされた構造が挙げられる。
えば、先ず浴槽(1)を浴室空間に搬入、設置し且つ所
要の配管を接続した後、同様に、エプロン(3)が一体
化された洗い場(2)を浴室空間に搬入、設置する。そ
して、先に設置した浴槽(1)に対して洗い場(2)を
締結する。浴槽(1)と洗い場(2)を締結する場合、
被り部(13)の下方からエプロン(3)の上端縁(3
1)を差し込み、斯かる上端縁(31)を金物(44)
によって受材(4)に固定する。
スにおいて、浴槽(1)と洗い場(2)が分割された構
造は、これらを別個に取り扱えるため、運搬および搬入
が容易であり、施工性を一層高めることが出来る。ま
た、エプロン(3)と洗い場(2)とが一体に形成され
た構造は、洗い場(2)の水に対する防水性を保証し、
更に、浴槽(1)の被り部(13)にエプロン(3)の
上端縁(31)が差し込まれた構造は、意匠性を高め
る。
(1)と洗い場(2)が分割されているため、容易に施
工でき、かつ、床部分近傍に継ぎ目(目地)がないた
め、優れた防水性を発揮する。しかも、浴槽(1)とエ
プロン(3)の継ぎ目が浴槽(1)の被り部(13)に
よって隠されるため、意匠性を高めることが出来る。
エプロン(3)の少なくとも立上り部と洗い場(2)と
が一体に形成されている限り、エプロン(3)を種々の
形態に構成できる。例えば、図3に示す様に、本発明の
ユニットバスにおいては、配管などの設備の保守管理を
容易にするため、エプロン(3)に点検口(33)が設
けられ、そして、エプロン(3)の更に前面には、点検
口(33)を覆うための意匠パネル(5)が配置され
る。
業が可能な大きさでエプロン(3)の略中央に開口され
る。意匠パネル(5)は、点検口(33)に直接水が入
らない様に付設される表側の第2のエプロン部材であ
る。上記の意匠パネル(5)の上端縁は、浴槽(1)の
被り部(13)の内側に差し込まれる被係止片に形成さ
れ、下端縁は、エプロン(3)の立上り部近傍の洗い場
(2)に立掛けられる支持片に形成される。
3)が設けられ且つ意匠パネル(5)によって点検口
(33)が覆われている場合には、設置後の保守管理を
容易に実施できる。また、点検口(33)の蓋として機
能する意匠パネル(5)によって躯体側への防水性を確
保でき、しかも、色や図柄の異なる意匠パネル(5)に
簡単に交換できるため、浴室の意匠性を一層高め得る。
より意匠性を高めるため、図4に示す様に、浴槽(1)
の被り部(13)には、当該被り部のエッジを被覆する
被覆材(6)が付設されていてもよい。被覆材(6)
は、図示する様な断面形状で一体に押出成形された合成
樹脂製の棒状の部材によって構成される。すなわち、被
覆材(6)としては、下方に向けられた被り部(13)
のエッジが嵌合するスリットが長手方向に沿って設けら
れ、洗い場(2)側に向けられる側面が曲面に形成され
た部材が使用される。
場合には、浴槽(1)とエプロン(3)の繋ぎ目のある
被り部(13)の開口を完全に覆うことが出来るため、
より一層意匠性を高めることが出来る。しかも、浴槽
(1)の上端部において、被覆材(6)がグリップとし
て利用できるため、入浴時の安全性を高め得る。殊に、
被覆材(6)が合成ゴム等の軟弾性の材料によって構成
されている場合には、転倒時などにクッションとして機
能するため、浴室内の怪我を低減できる。
前述の通り、エプロン(3)の少なくとも立上り部(下
部)と洗い場(2)とが一体に形成されている限り、エ
プロン(3)が分割構造を備えていてもよい。
トバスによれば、浴槽と洗い場が分割されているため、
容易に施工でき、かつ、床部分に継ぎ目がないため、優
れた防水性を発揮できる。しかも、浴槽とエプロンの継
ぎ目が浴槽の被り部によって隠されるため、意匠性を高
めることが出来る。
スの縦断面図
示す主要部の縦断面図
施形態を示す主要部の縦断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 浴槽(1)に隣接して洗い場(2)が設
けられ且つ洗い場(2)側の浴槽(1)の前面にエプロ
ン(3)が立ち上げられたユニットバスにおいて、エプ
ロン(3)の少なくとも立上り部と洗い場(2)とが一
体に形成され、かつ、洗い場(2)側の浴槽(1)の上
縁部には下方へ折り返された被り部(13)が形成さ
れ、そして、エプロン(3)の上端縁(31)が浴槽
(1)の被り部(13)に差し込まれ且つ締結されてい
ることを特徴とするユニットバス。 - 【請求項2】 エプロン(3)に点検口(33)が設け
られ、エプロン(3)の更に前面に意匠パネル(5)が
配置されている請求項1に記載のユニットバス。 - 【請求項3】 浴槽(1)の被り部(13)には、当該
被り部のエッジを被覆する被覆材(6)が付設されてい
る請求項1に記載のユニットバス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000356988A JP2002159411A (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | ユニットバス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000356988A JP2002159411A (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | ユニットバス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002159411A true JP2002159411A (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18829128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000356988A Pending JP2002159411A (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | ユニットバス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002159411A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008154946A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Toto Ltd | 浴室ユニット |
-
2000
- 2000-11-24 JP JP2000356988A patent/JP2002159411A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008154946A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Toto Ltd | 浴室ユニット |
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