JP2002159285A - 反応容器及びそれを用いる反応装置 - Google Patents

反応容器及びそれを用いる反応装置

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JP2002159285A JP2000362587A JP2000362587A JP2002159285A JP 2002159285 A JP2002159285 A JP 2002159285A JP 2000362587 A JP2000362587 A JP 2000362587A JP 2000362587 A JP2000362587 A JP 2000362587A JP 2002159285 A JP2002159285 A JP 2002159285A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遺伝子増幅反応の反応ボリュームを下げる。 【解決手段】 反応容器チップ1を構成する一方の基板
1bの表面に複数のチャンネル3が形成されている。チ
ャンネル3の寸法は、長さLcが50〜100mm、幅
Wcが50〜500μm、深さDが20〜100μmで
ある。他方の基板1aにはそのチャンネル3の端に対応
する位置に貫通孔がリザーバ5として設けられている。
基板1aの幅方向に一列に並ぶリザーバ5,5の間隔P
は、MTPフォーマットのピッチの1/n(n=1〜1
0)に形成されている。チップ1は両基板1a,1bを
重ねて接合した状態で使用される。使用時には、各チャ
ンネル3の一端側のリザーバ5に反応溶液が分注され、
毛細管現象によりチャンネル3内に反応溶液が注入され
る。チップ1が恒温又は所定の温度サイクルで温調され
ることにより、チャンネル3内で遺伝子増幅反応が行な
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の板状部材を
貼り合わせてなる反応容器と、その反応容器を用いて遺
伝子増幅反応を行なわせるための反応装置に関するもの
である。そのような反応容器は遺伝子増幅反応を含む化
学反応一般に用いられ、また、反応装置は生化学分野や
臨床分野において使用され、特にDNA(デオキシリボ
核酸)解析分野においてサンプルの増幅のために使用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】DNAを増幅する方法として、PCR
(Polymerase Chain Reaction)法がある。PCR法で
は、DNA鎖の熱変性、プライマーの結合及びDNAポ
リメラーゼによる相補鎖の合成を繰り返し行なうことに
よってDNAの増幅を行なう。PCR法を用いてDNA
を増幅する反応装置として種々のものが提案されてい
る。例えば、ガラスキャピラリー反応容器を用いるLigh
tCycler system(Roche社(スイス国)の製品)や、平
薄キュベット型反応容器を用いるI-CORE Module/ Smart
Cycler system(Cepheid社(米国)の製品)などがあ
る。
【0003】また、基板の表面に溝を形成し、その溝を
カバープレートで覆うことによりチャンネル(流路)を
形成し、基板又はカバープレートのチャンネルの両端に
対応する位置にチャンネルに達する穴をリザーバとして
形成したマイクロチップを用い、1つのリザーバ内でP
CRを行なわせ、PCR産物を電気泳動によりチャンネ
ル内に注入して分離検出する方法が提案されている(Ju
lia Khandurina et al./ Anal. Chem., 2000, 72(13),
2995-3000 文献参照)。PCRを行なわせるリザーバの
容量は10〜20μLである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術の場
合、PCR法を行なうために20μL程度の反応ボリュ
ームが必要である。DNA分析、特にDNAシーケンス
の場合、分析ランニングコストの大半はサンガー反応P
CR試薬であり、PCRに要する反応ボリュームを下げ
ることが望まれている。本発明の第1の目的は、PCR
などの遺伝子増幅反応を含む化学反応一般の反応ボリュ
ームを低減できる反応容器を提供することである。本発
明の第2の目的は、本発明にかかる反応容器を用いて遺
伝子増幅反応を行なうことができる反応装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる反応容器
は、一対の板状部材を備え、少なくとも一方の板状部材
の表面に1又は複数の溝が形成され、一方の板状部材に
は上記溝の両端に対応する位置に貫通孔が形成され、こ
れらの板状部材が溝を内側にして貼り合わされて上記溝
により反応を行なわせるための空間を形成してなるもの
である。
【0006】一対の板状部材が貼り合わされて形成され
る流路(チャンネルとも言う)は、半導体フォトリソグ
ラフィー技術及びエッチング技術やマイクロマシニング
技術などを用いることにより、小容量に形成することが
できる。そのチャンネル内でPCR法などの遺伝子増幅
反応を行なうことにより、遺伝子増幅反応の反応ボリュ
ームを下げることができる。また、一方の板状部材に形
成された貫通孔は、チャンネル内に溶液を注入したり、
溶液を収容したりするためのリザーバとして用いられ
る。本発明にかかる反応容器の用途は遺伝子増幅反応に
限定されるものではなく、化学反応一般に用いることが
でき、化学反応の反応ボリュームを下げることができ
る。
【0007】本発明にかかる反応装置は、上記反応容器
を保持するための反応容器保持部と、上記反応容器を予
め設定された恒温又は温度サイクルで温調する温調機構
とを備えたものである。
【0008】上記反応容器を反応容器保持部に保持し、
上記反応容器の流路内に遺伝子増幅用の反応溶液を注入
した後、又は予め流路内に遺伝子増幅用の反応溶液を注
入した上記反応容器を反応容器保持部に保持した後、温
調機構により反応容器の流路内を注入された反応溶液に
応じて予め設定された恒温又は温度サイクルで温調する
ことにより、上記反応容器の流路内で遺伝子増幅反応を
行なわせる。
【0009】本発明にかかる反応容器及び反応装置は、
予め設定された恒温で増幅反応を行なわせるLAMP法
やICAN法、INVADER法、RCAT法、又は予
め設定された温度サイクルで増幅反応を行なわせるPC
R法など、種々の遺伝子増幅法に適用されるものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】従来、多数のサンプルを取り扱う
反応容器として、容量が100〜1000μL程度のウ
エルがプラスチック製の基板の一表面に多数設けられた
マイクロタイタープレート(MTP)が用いられてい
る。MTPとしては、ウエルが9mmピッチで12×8
個形成された96穴MTPや、ウエルが4.5mmピッ
チで24×16個形成された384穴MTPなどが用い
られる。そこで、本発明にかかる反応容器において、上
記貫通孔の配置は、MTPフォーマットのピッチの1/
n(nは整数)であることが好ましい。ここでMTPフ
ォーマットとは、MTPのウエルの配列をいう。本発明
にかかる反応容器を構成する貫通孔からなるリザーバの
配置をMTPフォーマットのピッチの1/n(nは整
数)にすることにより、一次元又は二次元に並ぶ複数の
ウエルに溶液を同時に分注するための分注器具など、M
TP用として用いられている機器を本発明にかかる反応
容器に適用することができる。
【0011】本発明にかかる反応容器において、貫通孔
の配置に対応し、貫通孔に嵌合される突起部分を備えた
蓋部材をさらに備えていることが好ましい。その結果、
反応溶液の蒸発を抑制することができる。
【0012】本発明にかかる反応装置において、遺伝子
増幅反応に必要な試薬を収容する試薬保持部と、試薬保
持部に収容された試薬を反応容器の貫通孔に分注する試
薬分注機構とをさらに備えていることが好ましい。その
結果、反応容器を反応容器保持部に設置した後、自動で
遺伝子増幅反応を行なうことができるようになる。
【0013】チャンネル内の反応溶液を取り出す際、チ
ャンネルの一端側の貫通穴に希釈液を満たした後、遠心
機を用いて希釈液をチャンネル内に注入し、希釈液を注
入した貫通穴とは反対側の貫通孔にチャンネル3内の反
応溶液を出す方法が考えられる。そこで、本発明にかか
る反応装置において、分注機構は貫通孔に希釈液を分注
する機能をさらに備えていることが好ましい。その結
果、貫通穴に希釈液を注入するまでの工程を自動化する
ことができる。
【0014】反応容器の流路内のサンプルを光学的に検
出モニターする光学的モニター機構をさらに備えている
ことが好ましい。その結果、流路内の遺伝子増幅反応の
リアルタイムモニターが実現可能となる。
【0015】
【実施例】図1は反応容器の一実施例を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は(A)のB−B位置を示す断
面図、(C)は(A)のC−C位置を拡大して示す断面
図である。反応容器(以下、反応容器チップという)1
は、例えばホウケイ酸、石英ガラス、又はポリジメチル
シロキサンなどの樹脂からなる一対の板状基板1a,1
bにより構成される。基板1a,1bの寸法は、例えば
長さLが10〜150mm、幅Wが60〜150mm、
厚さHが1.1〜3mmである。
【0016】一方の基板1bの表面に半導体フォトリソ
グラフィー技術及びエッチング技術や、鋳型形成などの
マイクロマシニング技術により、複数のチャンネル3が
互いに平行に形成されている。チャンネル3の寸法は、
例えば長さLcが50〜100mm、幅Wcが50〜5
00μm、深さDが20〜100μmである。チャンネ
ル3は、隣り合うチャンネル3,3をチャンネル3の長
さ方向に交互にずらしてちどり状に配置されている。
【0017】他方の基板1aにはチャンネル3の両端に
対応する位置に貫通孔がリザーバ5として設けられてい
る。基板1aの幅方向の同一ライン状に並ぶリザーバ
5,5の間隔Pは、現行MTPフォーマットのピッチの
1/n(nは整数)に形成されている。MTPフォーマ
ットのピッチは4.5mm又は9.0mmであり、間隔P
は、例えばnが1のとき4.5mm又は9.0mm、nが
2のとき2.25mm又は4.5mm、nが3のとき1.
5mm又は3.0mm、nが4のとき1.125mm又は
2.25mm、nが5のとき0.9mm又は1.8mm、
nが6のとき0.75mm又は1.5mm、nが9のとき
0.5mm又は1mm、nが10のとき0.45mm又は
0.9mmである。リザーバ5の寸法は、例えば直径が
0.2〜3mmである。反応容器チップ1は、両基板1
a,1bを(B)及び(C)に示すように重ねて接合し
た状態で使用される。
【0018】この実施例において、チャンネル3の最小
体積は、チャンネル3の寸法が長さLc=50mm、幅
Wc=50μm、深さD=20μmのときで0.05μ
Lである。チャンネル3の最大体積は、チャンネル3の
寸法が長さLc=100mm、幅Wc=500μm、深
さD=100μmのときで5μLである。リザーバ5の
最小体積は、基板1aの厚さHが1.1mmのときで0.
9mLである。リザーバ5の最大体積は、基板1aの厚
さHが3mmのときで21mLである。
【0019】図2は、反応容器チップ1の蓋部材を示す
側面図である。蓋部材7は、例えばポリプロピレン、ポ
リエチレンなどの樹脂や、シリコーン樹脂などのエラス
トマーによって形成され、反応容器チップ1の基板1a
の長さ寸法及び幅寸法をもつ板状部分7aと、リザーバ
5の配置に対応して板状部分7aに設けられた突起部分
7bにより構成されている。蓋部材7は突起部分7bを
対応するリザーバ5にそれぞれ嵌合して使用され、リザ
ーバ5を密閉する。
【0020】図3は、反応装置の一実施例を示す概略斜
視図である。装置本体9の上部に、反応容器チップ1を
収容する反応チャンバー(反応容器保持部)11が設け
られている。反応容器チップ1は基板1aを上方にして
チャンバー11内に設置される。装置本体9の上部には
開閉可能なカバー13が設けられている。装置の運転時
には、カバー13が装置本体8に密着して閉じられ、反
応チャンバー11内に収容された反応容器チップ1は外
部から遮断される。反応チャンバー11の底面に対向し
て、装置本体9内部にペルチェ素子などの温調機構(図
示は省略)が設けられている。装置本体9の前面15に
は、温度変化を表示する表示部や、恒温設定や温度変化
プログラムを入力するための設定入力キーなどが配置さ
れている。
【0021】図4は、図3の反応装置に隣接して設けら
れるディスペンサー(試薬分注機構)を一部断面で示す
概略斜視図である。このディスペンサーは本発明にかか
る反応装置を構成するものである。ディスペンサー17
は、溶液の吸引吐出を行なうためのシリンジ17aと、
使い捨て式であり、先端が溶液内に進入するノズル17
bと、シリンジ17とノズル17bの基端部とを接続す
るチューブ17cにより構成されている。ノズル17b
は移動機構(図示は省略)により、3次元方向に移動さ
れる。ノズル17bの移動範囲内に、DNAサンプルを
収容するサンプル容器19a、PCR用のサンガー反応
Pre−mix溶液を収容するPre−mix容器19
b、プライマー溶液を収容するプライマー容器19c、
及び希釈液としてのシーケシング用ローディングバッフ
ァ又はMilli−Q水を収容する希釈液容器19dが
試薬保持部19に配置されている。図4では図示は省略
するが、ノズル17bの移動範囲には、反応容器チップ
1のリザーバ5も含まれる。
【0022】次に、図1から図4を用いて図3及び図4
に示す実施例の動作を説明する。反応チャンバー11に
反応容器チップ1を収容した後、ディスペンサー17を
駆動させて、Pre−mix溶液、プライマー溶液、D
NAサンプルの順に所定量をノズル17b内に吸い上げ
る。ノズル17bを移動させ、吸引したPre−mix
溶液、プライマー溶液及びDNAサンプルの混合溶液か
らなる反応溶液をチャンネル3の一端側のリザーバ5底
面に吐出する。リザーバ5内に注入された反応溶液は、
毛細管現象によりチャンネル3内に導入される。同様に
して、各チャンネル3の一端側のリザーバ5に反応溶液
を分注する。
【0023】ここでは、1種類のDNAサンプルしか用
意していないが、試薬保持部19に複数のDNAサンプ
ルが配置されている場合には、Pre−mix溶液及び
プライマー溶液とともに、各サンプルをそれぞれ異なる
リザーバ5内に分注する。ノズル17bは使い捨て式で
あり、サンプルごとにノズル17bを交換して使用す
る。また、ノズル17bは使い捨て式であるが、本発明
はこれに限定されるものではなく、洗浄ポートを設けて
ノズル17bを洗浄して繰り返し使用するようにしても
よい。
【0024】各チャンネル3の一端側のリザーバ5に反
応溶液を分注した後、図2に示す蓋部材7によりすべて
のリザーバ5を密閉した後、カバー13を閉じて反応チ
ャンバー11を密閉する。反応装置8により、反応チャ
ンバー11内を所定の温度サイクルで温調し、PCRに
よりDNAサンプルを増幅する。ここでは、PCR用の
Pre−mix溶液を用いているので反応チャンバー1
1内を所定の温度サイクルで温調しているが、本発明は
これに限定されるものではなく、LAMP法やICAN
法、INVADER法、RCAT法など、予め設定され
た恒温で増幅反応を行なわせる増幅方法を用いる場合に
は、その方法に適したPre−mix溶液を準備し、予
め設定された恒温でチャンバー11内を温調するように
することができる。この実施例によれば、チャンネル3
内で0.05〜5μLの反応ボリュームでDNAの増幅
反応を行なわせることができる。
【0025】次に、チャンネル内の反応溶液を取り出す
操作を説明する。増幅反応終了後、ディスペンサー17
を駆動させ、希釈液容器19dに収容された希釈液を各
チャンネル3の一端側のリザーバ5に分注する。反応容
器チップ1を反応チャンバー11から取り出し、例えば
MTP遠心機などの遠心機に設置し、図5(A)に示す
ように穏やかに遠心させる。図5(B)に示すように、
リザーバ5a内に分注された希釈液21(遠心処理前参
照)は遠心力によってチャンネル3内に注入される。チ
ャンネル3内の反応溶液23は希釈液21によって、も
う片側のリザーバ5bに押し出され、リザーバ5b内で
希釈液によって希釈され、希釈反応溶液25となる(遠
心処理後参照)。リザーバ5b内の希釈反応溶液25を
ディスペンサーなどの吸引機器により吸引して回収す
る。その後、電気泳動分離などにより、回収した希釈反
応溶液25の解析を行なう。
【0026】図6は、反応装置の他の実施例を示す概略
構成図である。反応容器チップ1のチャンネル3を含む
領域に励起光を照射し、チャンネル3からの蛍光を検出
する光学的モニター機構27が反応チャンバー11の底
面側に設けられている。モニター機構27には、励起光
源レーザ装置29が設けられている。レーザ装置29と
しては、例えばアルゴン(Ar)レーザやクリプトン
(Kr)レーザ、ヘリウムネオン(He-Ne)レー
ザ、ネオジム(Nd)-YAG(Y3Al512)などの
Ndイオン固体レーザ、半導体レーザ(Laser Diode:
LD)、光第2高調波発生(SHG)現象を利用した固
体レーザなど、種々のレーザ装置を用いることができ
る。
【0027】レーザ装置29からの励起光の光路にはそ
の励起光を平行光にするビームエキスパンダ31が設け
られている。ビームエキスパンダ31からの励起光の光
路には反射ミラー33が設けられている。反射ミラー3
3により反射された励起光の光路にはその励起光を広げ
るレンズ35が設けられている。レンズ35からの励起
光の光路には、反応チャンバー11の底面側に配置さ
れ、レンズ35からの励起光を反応容器チップ1の底面
側へ反射するダイクロイックミラー37が設けられてい
る。ダイクロイックミラー37は励起光を反射し、反応
容器チップ1側からの蛍光を透過するような波長特性の
ものを用いる。
【0028】ダイクロイックミラー37の反応チャンバ
ー11とは反対側に、分光フィルター39が設けられて
いる。分光フィルター39はダイクロイックミラー37
を透過した反応容器チップ1からの蛍光のうち、所定の
蛍光波長の光のみを透過するものである。ダイクロイッ
クミラー37及び分光フィルター39の仕様は、サンプ
ルの標識に使用する蛍光物質とレーザ装置29が発振す
る励起光の波長により決定される。分光フィルター39
を透過した蛍光の光路にはその蛍光をCCD(Charge C
oupled Device)43の受光面に結像するためのレンズ
41が設けられている。CCD43には、CCD43の
動作を制御し、CCD43の検出信号を処理するための
CPU(中央演算処理装置)45が電気的に接続されて
いる。
【0029】モニター機構27は、増幅反応時に、反応
容器チップ1のチャンネル3における、PCR産物であ
るDNAの二重螺旋構造に挟み込まれた蛍光標識を検出
することにより、PCR産物の量を検出する。これによ
り、PCRのリアルタイムモニターが可能になる。
【0030】図6のモニター機構27では励起光源とし
てレーザ装置を用いているが、他の光源、例えばLED
(Light Emitting Device)を用いてもよい。LEDの
配置は、例えばレンズ35のダイクロイックミラー37
とは反対側に配置してもよいし、反応チャンバー11の
上方にLEDアレイとして配置してもよい。反応チャン
バー11の上方にLEDを配置する場合、ダイクロイッ
クミラー37は必要ない。LEDとしては、例えば発振
周波数480nmの青色LEDを用いることができる。
ただし、本発明で用いるLEDは青色LEDに限定され
るものではなく、用いる蛍光物質に応じて他の色、すな
わち他の波長の光を発光するLEDを用いることができ
る。
【0031】図6のモニター機構27はチャンネル3か
らの蛍光を検出しているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば紫外線吸収によりチャンネル3内
の増幅物を検出するなど、チャンネル3内の増幅物を検
出できる光学的機構であればどのような機構であっても
よい。
【0032】上記の実施例では、反応容器チップ1とし
て、厚さが同じ基板1a,1bを用いているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、厚さが異なる一対の
基板を用いてもよい。また、上記の実施例では、チャン
ネル3が形成された基板1bとは異なる基板1aにリザ
ーバ5用の貫通孔を形成しているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、基板1bにリザーバ用の貫通孔
を設けてもよい。
【0033】上記の実施例では反応容器チップ1は基板
1aにリザーバ5用の貫通孔を形成した後、基板1a,
1bを重ね合わせて形成しているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、一対の基板を重ね合わせた後、
いずれかの基板の、張り合わせた表面とは反対側の表面
からチャンネルに到達するリザーバ用の貫通孔を形成し
てもよい。また、上記の実施例では反応容器チップ1は
基板1aのみにリザーバ5用の貫通孔を形成している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、貫通孔が
形成される一方の基板とは異なる他方の基板の、一方の
基板と張り合わされる側の表面の貫通孔に対応する位置
に凹部を形成し、その凹部及び貫通孔によりリザーバを
構成するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかる反応容器は、一対の板状
部材を備え、少なくとも一方の板状部材の表面に1又は
複数の溝が形成され、一方の板状部材には上記溝の両端
に対応する位置に貫通孔が形成され、これらの板状部材
が溝を内側にして貼り合わされて上記溝により遺伝子増
幅反応を行なわせるための空間を形成してなるものであ
るので、反応を行なわせるための空間を小容量に形成す
ることができ、反応ボリュームを下げることができる。
【0035】本発明にかかる反応容器において、貫通孔
の配置は、MTPフォーマットのピッチの1/n(nは
整数)であるようにすれば、MTP用の機器を適用する
ことができる。
【0036】本発明にかかる反応容器において、貫通孔
の配置に対応し、貫通孔に嵌合される突起部分を備えた
蓋部材をさらに備えているようにすれば、反応溶液の蒸
発を抑制することができる。
【0037】本発明にかかる反応装置は、上記反応容器
を保持するための反応容器保持部と、上記反応容器を予
め設定された恒温又は温度サイクルで温調する温調機構
とを備え、上記反応容器を反応容器保持部に保持し、上
記反応容器の流路内に遺伝子増幅用の反応溶液を注入し
た後、又は予め流路内に遺伝子増幅用の反応溶液を注入
した上記反応容器を反応容器保持部に保持した後、温調
機構により反応容器の流路内を注入された反応溶液に応
じて予め設定された恒温又は温度サイクルで温調するよ
うにしたので、上記反応容器のチャンネル内で遺伝子増
幅反応を行なわせることができる。
【0038】本発明にかかる反応装置において、遺伝子
増幅反応に必要な試薬を収容する試薬保持部と、試薬保
持部に収容された試薬を反応容器の貫通孔に分注する試
薬分注機構とをさらに備えているようにすれば、反応容
器を反応容器保持部に設置した後、自動で遺伝子増幅反
応を行なうことができるようになる。
【0039】本発明にかかる反応装置において、分注機
構は貫通孔に希釈液を分注する機能をさらに備えている
ようにすれば、遠心機を用いてチャンネル内の反応溶液
を取り出す際に、貫通穴に希釈液を注入するまでの工程
を自動化することができる。
【0040】反応容器の流路内のサンプルを光学的に検
出モニターする光学的モニター機構をさらに備えている
ようにすれば、流路内の遺伝子増幅反応のリアルタイム
モニターを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 反応容器の一実施例を示す図であり、(A)
は平面図、(B)は(A)のB−B位置を示す断面図、
(C)は(A)のC−C位置を拡大して示す断面図であ
る。
【図2】 反応容器チップ1の蓋部材を示す側面図であ
る。
【図3】 反応装置の一実施例を示す概略斜視図であ
る。
【図4】 同反応装置に隣接して設けられるディスペン
サー(試薬分注機構)を一部断面で示す概略斜視図であ
る。
【図5】 (A)は遠心処理を示す概略構成図であり、
(B)はリザーバ5に希釈液を分注した後、遠心処理に
かける前及びかけた後の反応容器反応容器チップ1内を
示す断面図である。
【図6】 反応装置の他の実施例を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 反応容器チップ 3 チャンネル 5 リザーバ 7 蓋部材 9 反応装置本体 11 反応チャンバー 13 カバー 15 反応装置前面 17 ディスペンサー 17a シリンジ 17b ノズル 17c チューブ 19 試薬保持部 19a サンプル容器 19b サンガー反応Pre−mix溶液 19c プライマー容器 19d 希釈液容器 21 希釈液 23 反応溶液 25 希釈反応溶液 27 光学的モニター機構 29 励起光源レーザ装置 31 ビームエキスパンダ 33 反射ミラー 35,41 レンズ 37 ダイクロイックミラー 39 分光フィルター 43 CCD 45 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 21/03 G01N 21/07 4B029 21/07 21/64 F 4G075 21/64 21/78 C 21/78 35/00 B 35/00 35/08 A 35/10 37/00 101 35/08 C12M 1/34 Z 37/00 101 C12N 15/00 A // C12M 1/34 G01N 35/06 B Fターム(参考) 2G043 AA01 BA16 CA03 DA02 EA01 GA07 GB01 GB21 HA01 HA02 HA09 JA03 KA09 LA03 2G054 AA06 AB10 BB02 BB13 CE01 EA03 FA07 FA08 FA17 FA19 FA20 FA33 FA44 FB02 FB03 GA05 GB02 2G057 AA04 AB04 AC01 BA01 BB01 BB02 BB06 EA06 2G058 AA09 DA07 DA09 EA04 EA11 GA06 4B024 AA19 AA20 CA01 HA19 4B029 AA07 AA08 AA12 AA23 BB20 CC01 FA15 GA03 GA08 GB02 4G075 AA01 AA63 AA65 BA05 BB05 CA02 DA02 EB50 EC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の板状部材を備え、少なくとも一方
    の板状部材の表面に1又は複数の溝が形成され、一方の
    板状部材には前記溝の両端に対応する位置に貫通孔が形
    成され、これらの板状部材が前記溝を内側にして貼り合
    わされて前記溝により反応を行なわせるための空間を形
    成してなる反応容器。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔の配置は、マイクロタイター
    プレートフォーマットのピッチの整数分の1である請求
    項1に記載の反応容器。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔の配置に対応し、前記貫通孔
    に嵌合される突起部分を備えた蓋部材をさらに備えた請
    求項1又は2に記載の反応容器。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の反応
    容器を保持するための反応容器保持部と、前記反応容器
    を予め設定された恒温又は温度サイクルで温調する温調
    機構とを備えたことを特徴とする反応装置。
  5. 【請求項5】 遺伝子増幅反応に必要な試薬を収容する
    試薬保持部と、前記試薬保持部に収容された試薬を前記
    反応容器の前記貫通孔に分注する試薬分注機構とをさら
    に備えた請求項4に記載の反応装置。
  6. 【請求項6】 前記分注機構は前記貫通孔に希釈液を分
    注する機能をさらに備えた請求項5に記載の反応装置。
  7. 【請求項7】 前記反応容器の前記流路内のサンプルを
    光学的に検出モニターする光学的モニター機構をさらに
    備えた請求項4、5又は6のいずれかに記載の反応装
    置。
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