JP2002158456A - 電子機器の壁掛け構造 - Google Patents

電子機器の壁掛け構造

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JP2002158456A
JP2002158456A JP2000354772A JP2000354772A JP2002158456A JP 2002158456 A JP2002158456 A JP 2002158456A JP 2000354772 A JP2000354772 A JP 2000354772A JP 2000354772 A JP2000354772 A JP 2000354772A JP 2002158456 A JP2002158456 A JP 2002158456A
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wall
base
electronic device
locking piece
mounting
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JP2000354772A
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English (en)
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Satoru Yamazaki
悟 山崎
Eiji Oyama
栄治 大山
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的重量のある電子機器や振動が発生しや
すい電子機器並びにケーブルなどが接続される電子機器
であっも、堅固に安定した状態で壁に固定することがで
きる電子機器の壁掛け構造を提供することにある。 【解決手段】 壁掛け金具20には、全周縁に渡って壁
面と面接触するベース部21と、中央で凸状に張り出し
て電子機器側の面と密着される平面部23と、縦断面が
L字状に張り出すとともに先端が電子機器側に斜めに曲
げられた係止片25とを設ける一方、電子機器の背面に
取り付けられる壁掛けベース10なは、壁掛け金具20
の平面部23と面接触されるベース面部11と、壁掛け
金具20の係止片25をベース面部11の内面側へ導入
する導入口12と、ベース面部11から段状に張り出し
て係止片25を大まかにガイドするガイドリブ14,1
4とを備え、電子機器の背面と壁面との間に隙間が設け
られた状態で、係止片25が壁掛けベース10のベース
面部11を内側から壁掛け金具20の平面部23側に押
しつけるように係合される構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器を壁に
固定するための電子機器の壁掛け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器を壁に固定する壁掛け構
造として、例えば、実公平8−10219号に開示され
る小型電子機器の壁掛け構造や、特開昭63−9196
号に開示されるケースの取付装置などが提案されてい
る。
【0003】上記小型電子機器の壁掛け構造は次のよう
なものである。すなわち、壁に止着される壁掛け金具
に、小型電子機器を引っ掛ける引掛け部と上下に伸びる
ガイド板とが設けられる一方、小型電子機器の背部に係
止用の穴と上記ガイド板がスライド可能に嵌入されるガ
イド溝とが設けられ、壁掛け金具のガイド板を小型電子
機器のガイド溝に沿わせながら、引掛け部を小型電子機
器の係止用穴に導入させ引っ掛けることで小型電子機器
と壁掛け金具とを係合させる。
【0004】また、上記ケースの取付装置は、壁に止着
される壁掛具に機器ケースを掛け止めするための爪を設
ける一方、ケースの背面に、壁掛具の爪が内側面に当接
されて位置決め可能な凹部と、該凹部内に係止用の穴と
を設け、上記壁掛具の爪をケース背面の凹部内側面に当
接させ位置決めした状態で、該爪を係止用穴に導入し引
っ掛けることで機器を壁掛具に係合させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の壁掛構造では、壁に掛けられる機器が、厚
みのない金属板を折り曲げて形成された係止用の爪や、
ガイド板として形成された金属板の側辺と当接されるだ
けなので、比較的重量のある電子機器を取り付けるに
は、爪の係合箇所や金属板側辺の当接箇所に大きな負荷
が掛かってしまい、金属に比べて強度の低いプラスチッ
クなどでは破損してしまう恐れがある。また、内部にモ
ータ等の駆動部を有し振動が発生しやすい電子機器や、
電源供給および他の機器と接続するためのケーブルなど
が接続される電子機器を取りつける場合には、取付け用
の金具と電子機器との接触面積が小さいため電子機器が
しっかりと固定されず、比較的大きな振動音が発生して
しまったり、ケーブルの重みでぐらついてしまうなどの
問題を発生させる恐れがあった。
【0006】この発明の目的は、比較的重量のある電子
機器や振動が発生しやすい電子機器並びにケーブルなど
が接続される電子機器であっも、堅固に安定した状態で
壁に固定することができ、更に、取付け作業も容易で、
上下いずれの姿勢でも取り付けることも可能な電子機器
の壁掛け構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、壁面に取り付けられる壁掛け金具に、電子
機器の背面側に設けられた壁掛けベースを係合して電子
機器を固定する電子機器の壁掛け構造であって、上記壁
掛け金具は、全周縁に渡って壁面と面接触するベース部
と、該ベース部に設けられ壁面に止着される止着部と、
中央で該ベース部より凸状に張り出して形成され電子機
器側の面と密着される縦方向に長いほぼ長方形状の平面
部と、該平面部から電子機器側に縦断面がL字状に張り
出すとともに先端が電子機器側に斜めに曲げられた係止
片とを備え、上記壁掛けベースは、上記壁掛け金具の平
面部と面接触されるベース面部と、該ベース面部に上下
対称に形成され上記壁掛け金具の係止片を上記ベース面
部の内面側へ導入する導入口と、上記壁掛け金具の平面
部と重ならない位置に上下に渡って上記ベース面部から
段状に張り出して上記係止片をガイドする(大まかなガ
イドを含む)ガイドリブとを備え、上記壁掛け金具の係
止片が上記壁掛けベースの導入口から導入されること
で、電子機器の背面と壁面との間に隙間が設けられた状
態で、上記係止片が上記壁掛けベースのベース面部を内
側から上記壁掛け金具の平面部側に押しつけるように係
合されるものである。
【0008】このような壁掛け構造によれば、壁掛け金
具の平面部と電子機器側のベース面部が密着されて固定
されるので、電子機器を堅固に安定した状態で壁に掛け
ることが出来る。従って、比較的重量のある電子機器や
重いケーブルが接続されるような電子機器を壁掛けする
場合でも、安定した固定が実現され、また、振動が発生
しやすい電子機器を壁掛けする場合でも、振動音の発生
を抑えることが出来る。また、係止片が電子機器側のベ
ース面部を押圧して固定されるので、下側から押されて
もぐらつかないようにある程度耐えることが出来る。
【0009】また、ガイドリブにより係止片を導入口ま
で大まかにガイドすることが出来るので、係止片や導入
口が電子機器の背部に隠れて見えなくても、係止片と導
入口の位置関係を認識して、比較的容易に電子機器を壁
掛けすることが出来る。
【0010】また、壁掛けベースの導入口は上下対称に
形成されているので、電子機器を上下さかさまに壁掛け
することも出来る。従って、例えばケーブルなどが接続
される電子機器などでは、電子機器を上下転回させて壁
掛けすることで、ケーブルの接続部を上と下或いは左と
右で自由に選択することが可能となる。
【0011】また、係止片の先端部が電子機器側に斜め
に曲げられるように構成されているので、係止片がベー
ス面部を壁掛け金具側へ押圧するように設けられていて
も、係止片を導入口からベース面部の内側へ導入するの
が容易になる。
【0012】また、上記壁掛け金具の平面部は、中央で
凸状に張り出すように形成され、電子機器の背面と壁面
との間に隙間が設けられるように構成されているので、
例えばケーブルなどが接続される電子機器を壁掛けする
際に、電子機器の上側に接続されたケーブルを電子機器
の背面側の隙間を通して下方に配するなど、見た目上整
然としたケーブル配線が可能となる。
【0013】好ましくは、上記壁掛け金具の係止片は、
横幅が20mm以上の幅広に形成されるとともに、該壁掛
け金具の係止片と上記壁掛けベースの導入口は、ともに
上下に並んだ配置で2個ずつ設けると良い。このような
構成により、更に、安定した電子機器の固定が可能とな
る。
【0014】また、本発明の電子機器の壁掛け構造は、
壁面に取り付けられる壁掛け金具に、電子機器の背面側
に設けられた壁掛けベースを係合して電子機器を固定す
る電子機器の壁掛け構造であって、上記壁掛け金具に
は、壁面に止着される止着部と、電子機器側の面と密着
するための平面部と、該平面部から電子機器側に縦断面
がL字状に張り出した係止片とが設けられ、上記壁掛け
ベースには、上記壁掛け金具の平面部と面接触されるベ
ース面部と、該ベース面部に設けられ上記壁掛け金具の
係止片を上記ベース面部の内面側へ導入する導入口とが
設けられ、上記壁掛け金具の係止片が上記壁掛けベース
の導入口から導入されることで、上記係止片が上記壁掛
けベースのベース面部を内側から上記壁掛け金具の平面
部側に押しつけるように係合されるものである。
【0015】このような壁掛け構造によれば、壁掛け金
具の平面部と電子機器側のベース面部が密着されて固定
されるので、電子機器を堅固に安定した状態で壁に掛け
ることが出来る。従って、比較的重量のある電子機器や
重いケーブルが接続されるような電子機器を壁掛けする
場合でも、安定した固定が実現され、また、振動が発生
しやすい電子機器を壁掛けする場合でも、振動音の発生
を抑えることが出来る。また、係止片が電子機器側のベ
ース面部を押圧して固定されるので、下側から押されて
もぐらつかないようにある程度耐えることが出来る。
【0016】さらに、上記壁掛け金具には、上記壁掛け
金具の平面部と重ならない位置に上下に渡って上記ベー
ス面部から段状に張り出し上記係止片をガイドする(大
まかなガイドを含む)ガイド部を設けると良い。
【0017】このような構成によれば、上記ガイド部に
より係止片を導入口まで大まかにガイドすることが出来
るので、係止片や導入口が電子機器の背部に隠れて見え
なくても、係止片と導入口の位置関係を認識して、比較
的容易に電子機器を壁掛けすることが出来る。
【0018】また、上記壁掛けベースの導入口は、該壁
掛けベースの上下を逆転させた姿勢でも上記係止片を上
記ベース面部の内面側へ導入可能なように、上下対称に
形成すると良い。
【0019】このような構成によれば、電子機器を上下
さかさまに壁掛けすることも出来る。従って、例えばケ
ーブルなどが接続される電子機器などでは、電子機器を
上下転回させて壁掛けすることで、ケーブルの接続部を
上と下或いは左と右で自由に選択することが可能とな
る。
【0020】また、上記壁掛け金具の係止片は、その先
端部が電子機器側に斜めに曲げられるように構成すると
良い。このように構成することで、係止片がベース面部
を壁掛け金具側へ押圧するように設けられていても、係
止片を導入口からベース面部の内側へ導入するのが容易
になる。
【0021】また、上記壁掛け金具の平面部は、壁面に
止着される止着部から電子機器側に張り出すように形成
され、電子機器の背面と壁面との間に隙間が設けられる
ように構成すると良い。このように構成することで、例
えばケーブルなどが接続される電子機器を壁掛けする際
に、電子機器の上側に接続されたケーブルを電子機器の
背面側の隙間を通して下方に配するなど、見た目上整然
としたケーブル配線が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態の壁掛けベー
スと壁掛け金具とを分離させた状態を示す分解斜視図、
図2は、壁掛けベースを示すもので、同図(a)はその
正面図、(b)は(a)の矢印A−A線断面図、(c)
は底面図、図3は壁掛け金具を示すもので、同図(a)
はその正面図、(b)は側面図、(c)は底面図であ
る。
【0024】図1において、10はFRP(Fiber Rein
forced Plastic)などの強化プラスチックを成形して形
成され電子機器の背面に止着される壁掛けベース、20
は壁に止着される金属製の壁掛け金具である。
【0025】壁掛け金具20には、図3にも示すよう
に、全周縁に渡って壁面と面接触するベース部21と、
該ベース部21に設けられた壁止着用の止着孔22…
と、中央で凸状に張り出すように形成された縦に長いほ
ぼ長方形状の平面部23と、該平面部23から電子機器
側に縦断面がL字形状に張り出された係止片25とが設
けられている。係止片25は横幅が20mm以上の幅広
に形成され、上下に2個並んで設けられている。また、
係止片25は、金属のバネ性を利用して係合した壁掛け
ベース10を平面部23側に押圧して挟持するように、
わずかに壁側に傾けられている。また、係止片25の先
端部25aは壁掛けベース10と係合しやすいように電
子機器側に斜めに曲げられている。
【0026】壁掛けベース10には、図2にも示すよう
に、壁掛け金具20の平面部23に面接触されるベース
面部11と、ベース面部11に設けられ壁掛け金具20
の係止片25をベース面部11の内側へ導入する導入口
12,12と、導入口12,12から電子機器側に少し
押し出された位置に形成された目隠し13,13と、上
端から下端にかけて段状に張り出すように設けられたガ
イド部としてのガイドリブ14,14と、電子機器を床
上に置いて使用する際に用いられる足部15…と、該足
部15の中央に設けられ電子機器のケースにネジ止着す
るための止着穴15aと、壁掛けベース10の電子機器
側の面に設けられた補強用のリブ18(図2(b),
(c))と、電子機器の換気孔が臨む開口部19などが
設けられている。
【0027】上記ガイドリブ14,14は、壁掛け金具
20の係止片25に当接することで係止片25と導入口
12との位置関係を大まかに認識させるためのもので、
壁掛け金具20の平面部23と面接触される範囲から外
れた位置に設けられている。具体的には、ガイドリブ1
4,14の間隔L1(図1参照)が、壁掛け金具20の
平面部23の横幅L2よりも僅かに広くなるように形成
されている。
【0028】上記導入口12は、壁掛け金具20の係止
片25より幅と高さともに一回り大きく形成され、導入
口12からはその上下の開口12a,12bを介してベ
ース板部11の内側(電子機器側)に係止片25を進入
させることが可能となっている。上記導入口12,12
は壁掛け金具20の2個の係止片25,25に対応する
間隔で、上下に2個並んで配置されている。また、これ
ら導入口12,12は上下対称の形状に形成されてお
り、それにより、壁掛けベース10を上下逆さにしても
同様に係止片25,25を導入して係合することが可能
になっている。
【0029】図4には、壁掛けベースを壁掛け金具に係
合させる過程の図を示す。同図(a)は係止片が導入口
から内部に導入される前の状態を示す導入口周辺を拡大
した縦断面図、(b)は係止片が導入口から内部に導入
された状態を示す導入口周辺を拡大した縦断面図であ
る。
【0030】上記の壁掛けベース10を壁掛け金具20
に係合させるには、先ず、壁掛けベース10のガイドリ
ブ14,14の間の範囲に壁掛け金具20の係止片25
が来るように大まかに位置を合わせ、その状態で壁掛け
ベース10を壁掛け金具20に当接させる。そして、上
下左右に壁掛けベース10をスライドさせて係止片25
と導入口12とを重ね合わせる。このとき、係止片25
を壁掛けベース10のガイドリブ14,14に当接させ
ることで、その中央の導入口12の位置が認識しやすく
なっている。
【0031】係止片25が導入口12に重ね合わされる
と、図4(a)に示すように、係止片25が導入口12
の中へ入り込み、斜めに曲げられた先端部25aが導入
口12上側の開口12aへ容易に進入できる位置にく
る。
【0032】そして、この状態で壁掛けベース10を下
方にずらすことで、図4(b)に示すように、係止片2
5が導入口12の上側の開口12aからベース面部11
の内側に進入し、且つ、係止片25がベース面部11を
内側から平面部23側に押圧した状態にされる。その結
果、壁掛けベース10のベース面部11と壁掛け金具2
0の平面部23とが密着した状態で固定される。
【0033】図5には壁掛けベースが電子機器の背面に
止着された状態の背面図を、図6にはこの電子機器が壁
掛けされた状態の側面図を示す。
【0034】上記壁掛けベース10が取り付けられる電
子機器100は、例えば、インターネット上の良く利用
するサイトへ自動的にアクセスを行い、該サイトのホー
ムページが更新されていた場合に、このホームページの
データをダウンロードして一時的にハードディスクに保
管しておくとともに、コンピュータから上記サイトにア
クセス要求があった場合に、ハードディスクに保管して
あるサイトデータをコンピュータ側に送ることで、良く
利用するサイトへのアクセス速度を加速することができ
るアクセレータ装置である。しかして、その内部には、
通信インターフェースやCPU並びにハードディスク等
の記憶装置が搭載され、また、上部パネル102には各
種インターフェースのコネクタがもうけられ、コンピュ
ータと接続するためのケーブル41やインターネット接
続用のケーブル42などが接続される。
【0035】そして、このような電子機器100の背面
パネル101に上述の壁掛けベース10がネジ止着され
るようになっている。そして、このように壁掛けベース
10が止着された電子機器100を、壁200にネジ止
着された上述の壁掛け金具20に係合させることで、電
子機器100が壁面に着脱自在に堅固に固定されるよう
になっている。
【0036】このように電子機器100を固定すると、
電子機器100の背面と壁200との間には、壁掛け金
具20の平面部23の突出量分の隙間210が平面部の
両脇に設けられることとなり、この間にケーブル41,
42を通して下側に配することが可能となっている。ま
た、電子機器100を上下逆さまにして壁掛け金具20
に係合させることで、ケーブル41,42の接続部を下
側に持ってくることも出来るようになっている。
【0037】以上のように、この実施の形態の電子機器
の壁掛け構造によれば、壁掛け金具20の平面部23と
壁掛けベース10のベース面部11が密着されて固定さ
れるので、電子機器100を堅固に安定した状態で壁2
00に掛けることが出来る。従って、比較的重量があり
重いケーブルが接続される電子機器100であっても、
安定した固定が実現され、また、ハードディスク等を搭
載し振動が発生しやすい電子機器100であっても、振
動音の発生を抑えることが出来る。また、係止片25が
電子機器100側のベース面部11を押圧して固定され
るので、下側から押されてもぐらつかないようにある程
度耐えることが出来る。
【0038】また、ガイドリブ14,14により係止片
25を導入口12まで大まかにガイドすることが出来る
ので、係止片25や導入口12が電子機器100の背部
に隠れて見えなくても、係止片25と導入口12の位置
関係を認識して、比較的容易に電子機器100を壁掛け
することが出来る。
【0039】また、壁掛けベース10の導入口12は上
下対称に形成され、電子機器100を上下さかさまに壁
掛けすることも出来るので、ケーブルの接続部を上と下
とで自由に選択することが可能となる。
【0040】また、係止片25の先端部25aが電子機
器100側に斜めに曲げられるように構成されているの
で、係止片25がベース面部11を壁掛け金具20側へ
押圧するように壁面側に傾いて設けられていても、係止
片25を導入口12からベース面部11の内側へ容易に
導入することが出来る。
【0041】また、上記壁掛け金具20の平面部23
は、中央で凸状に張り出すように形成され、電子機器1
00の背面と壁面との間に隙間210が設けられるよう
に構成されているので、電子機器100の上側に接続さ
れたケーブルを電子機器100の背面側の隙間を通して
下方に配するなど、見た目上整然としたケーブル配線が
可能となる。
【0042】また、壁掛け金具20の係止片25は、横
幅が20mm以上の幅広に形成されるとともに、該壁掛け
金具20の係止片25と上記壁掛けベース10の導入口
12は、ともに上下に並んだ配置で2個ずつ設けられて
いるので、取付け作業が容易なまま、更に、安定した電
子機器100の固定が可能となる。
【0043】なお、本発明は、上記実施の形態に限られ
るものではなく、様々な変更が可能である。例えば、実
施の形態では、壁掛けベースが電子機器のケースと別体
に構成され、電子機器のケースに止着される構成として
説明したが、電子機器のケースと一体的に形成されても
良い。また、ガイド部としてリブ状のガイドを一例とし
て挙げたが、ベース面部11を両サイドより一段低く形
成することで、この段をガイド部として使用することも
出来る。その他、実施の形態で示した細部は発明を逸脱
しない範囲で適宜変更可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従うと、
比較的重量のある電子機器や重いケーブルが接続される
ような電子機器を壁掛けする場合でも、安定した固定が
実現され、また、振動が発生しやすい電子機器を壁掛け
する場合でも、振動音の発生を抑えることが出来る。ま
た、係止片が電子機器側のベース面部を押圧して固定さ
れるので、下側から押されてもぐらつかないようにある
程度耐えることが出来るという効果がある。
【0045】また、係止片やその導入口が電子機器の背
部に隠れて見えなくても、係止片と導入口の位置関係を
認識して、比較的容易に電子機器を壁掛けすることが出
来るという効果がある。
【0046】また、電子機器を上下さかさまに壁掛けす
ることもでき、例えばケーブルなどが接続される電子機
器などでは、ケーブルの接続部を上と下或いは左と右で
自由に選択することが可能となるという効果がある。
【0047】また、電子機器を壁掛けした際に、電子機
器の背面と壁面との間に隙間が設けられるので、例えば
ケーブルなどが接続される電子機器を壁掛けする際に、
電子機器の上側に接続されたケーブルを電子機器の背面
側の隙間を通して下方に配するなど、見た目上整然とし
たケーブル配線が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の壁掛けベースと壁掛け金
具とを分離させた状態を示す分解斜視図である。
【図2】図1の壁掛けベースを示すもので、(a)はそ
の正面図、(b)は(a)の矢印A−A線断面図、
(c)は底面図である。
【図3】図1の壁掛け金具の三面図であり、(a)はそ
の正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図4】壁掛けベースを壁掛け金具に係合させる過程を
示すもので、(a)は係止片が導入口から内部に導入さ
れる前の状態を示す導入口周辺を拡大した縦断面図、
(b)は係止片が導入口から内部に導入された状態を示
す導入口周辺を拡大した縦断面図である。
【図5】壁掛けベースが止着された電子機器を示す背面
図である。
【図6】電子機器が壁掛けされた状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 壁掛けベース 11 ベース面部 12 導入口 14 ガイドリブ 15a 止着穴 20 壁掛け金具 21 ベース部 22 止着孔 23 平面部 25 係止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 EA05 EB02 EC05 EC12 ED02 GA06 GA28 GA46 GB21 GC02 GC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に取り付けられる壁掛け金具に、電
    子機器の背面側に設けられた壁掛けベースを係合して電
    子機器を固定する電子機器の壁掛け構造であって、 上記壁掛け金具は、全周縁に渡って壁面と面接触するベ
    ース部と、該ベース部に設けられ壁面に止着される止着
    部と、中央で該ベース部より凸状に張り出して形成され
    電子機器側の面と密着される縦方向に長いほぼ長方形状
    の平面部と、該平面部から電子機器側に縦断面がL字状
    に張り出すとともに先端が電子機器側に斜めに曲げられ
    た係止片とを備え、 上記壁掛けベースは、上記壁掛け金具の平面部と面接触
    されるベース面部と、該ベース面部に上下対称に形成さ
    れ上記壁掛け金具の係止片を上記ベース面部の内面側へ
    導入する導入口と、上記壁掛け金具の平面部と重ならな
    い位置に上下に渡って上記ベース面部から段状に張り出
    して上記係止片をガイドするガイドリブとを備え、 上記壁掛け金具の係止片が上記壁掛けベースの導入口か
    ら導入されることで、電子機器の背面と壁面との間に隙
    間が設けられた状態で、上記係止片が上記壁掛けベース
    のベース面部を内側から上記壁掛け金具の平面部側に押
    しつけるように係合されることを特徴とする電子機器の
    壁掛け構造。
  2. 【請求項2】 上記壁掛け金具の係止片は、横幅が20
    mm以上の幅広に形成されるとともに、該壁掛け金具の係
    止片と上記壁掛けベースの導入口は、ともに上下に並ん
    だ配置で2個ずつ設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の壁掛け構造。
  3. 【請求項3】 壁面に取り付けられる壁掛け金具に、電
    子機器の背面側に設けられた壁掛けベースを係合して電
    子機器を固定する電子機器の壁掛け構造であって、 上記壁掛け金具には、壁面に止着される止着部と、電子
    機器側の面と密着するための平面部と、該平面部から電
    子機器側に縦断面がL字状に張り出した係止片とが設け
    られ、 上記壁掛けベースには、上記壁掛け金具の平面部と面接
    触されるベース面部と、該ベース面部に設けられ上記壁
    掛け金具の係止片を上記ベース面部の内面側へ導入する
    導入口とが設けられ、 上記壁掛け金具の係止片が上記壁掛けベースの導入口か
    ら導入されることで、上記係止片が上記壁掛けベースの
    ベース面部を内側から上記壁掛け金具の平面部側に押し
    つけるように係合されることを特徴とする電子機器の壁
    掛け構造。
  4. 【請求項4】 上記壁掛け金具には、上記壁掛け金具の
    平面部と重ならない位置に上下に渡って上記ベース面部
    から段状に張り出し上記係止片をガイドするガイド部が
    設けられていることを特徴とする請求項3記載の電子機
    器の壁掛け構造。
  5. 【請求項5】 上記壁掛けベースの導入口は、該壁掛け
    ベースの上下を逆転させた姿勢でも上記係止片を上記ベ
    ース面部の内面側へ導入可能なように、上下対称に形成
    されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の壁
    掛け構造。
  6. 【請求項6】 上記壁掛け金具の係止片は、その先端部
    が電子機器側に斜めに曲げられていることを特徴とする
    請求項3〜5の何れかに記載の壁掛け構造。
  7. 【請求項7】 上記壁掛け金具の平面部は、壁面に止着
    される止着部から電子機器側に張り出すように形成さ
    れ、電子機器の背面と壁面との間に隙間が設けられるこ
    とを特徴とする請求項3〜6の何れかに記載の壁掛け構
    造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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