JP2002158041A - スライドドア内蔵用バッテリーに対する充電方法 - Google Patents
スライドドア内蔵用バッテリーに対する充電方法Info
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- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
- H02J7/007—Regulation of charging or discharging current or voltage
- H02J7/00711—Regulation of charging or discharging current or voltage with introduction of pulses during the charging process
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 効率のよい充電を行うとともに車体本体のバ
ッテリーの負担を軽減するスライドドア内蔵用バッテリ
ーの充電方法を提供する。 【解決手段】 スライドドア内の負荷53が停止状態且
つスライドドア内蔵用バッテリー38の充電率が一定値
を下回った状態の時に、スライドドア内蔵用バッテリー
38を充電するようにした。また、スライドドア内蔵用
バッテリー38の充電率が一定値以上である時には、ト
リクル充電を行うようにした。
ッテリーの負担を軽減するスライドドア内蔵用バッテリ
ーの充電方法を提供する。 【解決手段】 スライドドア内の負荷53が停止状態且
つスライドドア内蔵用バッテリー38の充電率が一定値
を下回った状態の時に、スライドドア内蔵用バッテリー
38を充電するようにした。また、スライドドア内蔵用
バッテリー38の充電率が一定値以上である時には、ト
リクル充電を行うようにした。
Description
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体本体
からスライドドアへ供給した電力をスライドドア内蔵用
バッテリーに充電するためのスライドドア内蔵用バッテ
リーに対する充電方法に関する。
からスライドドアへ供給した電力をスライドドア内蔵用
バッテリーに充電するためのスライドドア内蔵用バッテ
リーに対する充電方法に関する。
【0002 】
【従来の技術】近年、車体本体にスライドドアをスライ
ド自在に取り付けた自動車が高機能化されるようになっ
てきた。そして、その高機能化に伴い、スライドドアに
は例えばパワーウインドウが設けられ、これを駆動させ
るための電力がスライドドアに供給される必要が生じて
きた。従って、近年では、自動車の車体本体からスライ
ドドアへの給電を行うことを目的とした自動車用スライ
ドドア給電装置が各種提案されるようになってきた。以
下、自動車用スライドドア給電装置の一例を簡単に説明
する。
ド自在に取り付けた自動車が高機能化されるようになっ
てきた。そして、その高機能化に伴い、スライドドアに
は例えばパワーウインドウが設けられ、これを駆動させ
るための電力がスライドドアに供給される必要が生じて
きた。従って、近年では、自動車の車体本体からスライ
ドドアへの給電を行うことを目的とした自動車用スライ
ドドア給電装置が各種提案されるようになってきた。以
下、自動車用スライドドア給電装置の一例を簡単に説明
する。
【0003 】図7において、引用符号1で示される車
体本体には、引用符号2で示されるスライドドアが閉じ
られるとそのスライドドア2に設けられたドア側給電接
点3に接触し電気的に接続される本体側給電接点4が設
けられている。その本体側給電接点4は、車体本体1に
備えられたバッテリー5に接続されている。また、スラ
イドドア2内には、ドア内コントローラー6が配設され
ている。ドア内コントローラー6は、充電可能なスライ
ドドア内蔵用バッテリー7を備えて構成されており、そ
のスライドドア内蔵用バッテリー7に上記ドア側給電接
点3が接続されている。スライドドア内蔵用バッテリー
7は、スライドドア2が開き、ドア側給電接点3と本体
側給電接点4とが非接触状態になった場合、スライドド
ア2に設けられた圧力センサ8及び感圧スイッチ9に電
力を供給するようになっている。
体本体には、引用符号2で示されるスライドドアが閉じ
られるとそのスライドドア2に設けられたドア側給電接
点3に接触し電気的に接続される本体側給電接点4が設
けられている。その本体側給電接点4は、車体本体1に
備えられたバッテリー5に接続されている。また、スラ
イドドア2内には、ドア内コントローラー6が配設され
ている。ドア内コントローラー6は、充電可能なスライ
ドドア内蔵用バッテリー7を備えて構成されており、そ
のスライドドア内蔵用バッテリー7に上記ドア側給電接
点3が接続されている。スライドドア内蔵用バッテリー
7は、スライドドア2が開き、ドア側給電接点3と本体
側給電接点4とが非接触状態になった場合、スライドド
ア2に設けられた圧力センサ8及び感圧スイッチ9に電
力を供給するようになっている。
【0004 】尚、図8(a)は上記本体側給電接点4
の概略図を示している。また、図8(b)は上記ドア側
給電接点3の概略図を示している。そして、図8(a)
の引用符号10は、雌端子(雌コネクタ)を示してい
る。また、図8(b)の引用符号11は、スライドドア
2(図7参照)を閉じた際に雌端子10に接触し電気的
に接続される雄端子(雄コネクタ)を示している。
の概略図を示している。また、図8(b)は上記ドア側
給電接点3の概略図を示している。そして、図8(a)
の引用符号10は、雌端子(雌コネクタ)を示してい
る。また、図8(b)の引用符号11は、スライドドア
2(図7参照)を閉じた際に雌端子10に接触し電気的
に接続される雄端子(雄コネクタ)を示している。
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
にあっては、ドア側給電接点3と本体側給電接点4とが
接触している間は、常にスライドドア内蔵用バッテリー
7が充電されている状態であった。従って、効率のよい
充電方法でないのは勿論のこと、スライドドア内蔵用バ
ッテリー7の寿命が尽きる時期を早めてしまっていた。
一方、スライドドア内蔵用バッテリー7が満充電の状態
であってもスライドドア2側へ給電が続くことから、車
体本体1のバッテリー5に負担をかけてしまっていた。
にあっては、ドア側給電接点3と本体側給電接点4とが
接触している間は、常にスライドドア内蔵用バッテリー
7が充電されている状態であった。従って、効率のよい
充電方法でないのは勿論のこと、スライドドア内蔵用バ
ッテリー7の寿命が尽きる時期を早めてしまっていた。
一方、スライドドア内蔵用バッテリー7が満充電の状態
であってもスライドドア2側へ給電が続くことから、車
体本体1のバッテリー5に負担をかけてしまっていた。
【0006 】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
るもので、効率のよい充電を行うとともに車体本体のバ
ッテリーの負担を軽減するスライドドア内蔵用バッテリ
ーの充電方法を提供することを課題とする。
るもので、効率のよい充電を行うとともに車体本体のバ
ッテリーの負担を軽減するスライドドア内蔵用バッテリ
ーの充電方法を提供することを課題とする。
【0007 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のスライドドア内蔵用バ
ッテリーの充電方法は、自動車の車体本体から該車体本
体にスライド自在に取り付けられたスライドドアへ供給
した電力を前記スライドドア内に設けられたスライドド
ア内蔵用バッテリーに充電するための充電方法であっ
て、前記スライドドア内の負荷が停止状態且つ前記スラ
イドドア内蔵用バッテリーの充電率が一定値を下回った
状態の時、前記電力を前記スライドドア内蔵用バッテリ
ーに充電するようにしたことを特徴としている。
なされた請求項1記載の本発明のスライドドア内蔵用バ
ッテリーの充電方法は、自動車の車体本体から該車体本
体にスライド自在に取り付けられたスライドドアへ供給
した電力を前記スライドドア内に設けられたスライドド
ア内蔵用バッテリーに充電するための充電方法であっ
て、前記スライドドア内の負荷が停止状態且つ前記スラ
イドドア内蔵用バッテリーの充電率が一定値を下回った
状態の時、前記電力を前記スライドドア内蔵用バッテリ
ーに充電するようにしたことを特徴としている。
【0008 】請求項2記載の本発明のスライドドア内
蔵用バッテリーの充電方法は、請求項1に記載のスライ
ドドア内蔵用バッテリーに対する充電方法において、前
記スライドドア内蔵用バッテリーの前記充電率が前記一
定値以上である時には、トリクル充電を行うようにした
ことを特徴としている。
蔵用バッテリーの充電方法は、請求項1に記載のスライ
ドドア内蔵用バッテリーに対する充電方法において、前
記スライドドア内蔵用バッテリーの前記充電率が前記一
定値以上である時には、トリクル充電を行うようにした
ことを特徴としている。
【0009 】請求項3記載の本発明のスライドドア内
蔵用バッテリーの充電方法は、請求項1又は請求項2に
記載のスライドドア内蔵用バッテリーに対する充電方法
において、前記車体本体に設けられた一次コイルと前記
スライドドアに設けられた二次コイルとの相互誘導作用
により前記車体本体から前記スライドドアへの前記電力
の供給を行うようにしたことを特徴としている。
蔵用バッテリーの充電方法は、請求項1又は請求項2に
記載のスライドドア内蔵用バッテリーに対する充電方法
において、前記車体本体に設けられた一次コイルと前記
スライドドアに設けられた二次コイルとの相互誘導作用
により前記車体本体から前記スライドドアへの前記電力
の供給を行うようにしたことを特徴としている。
【0010 】請求項1に記載された本発明によれば、
スライドドア内の負荷が停止状態であり且つスライドド
ア内蔵用バッテリーの充電率が一定値を下回った状態で
ある時に、スライドドア内蔵用バッテリーへの充電が行
われる充電方法を採用する。
スライドドア内の負荷が停止状態であり且つスライドド
ア内蔵用バッテリーの充電率が一定値を下回った状態で
ある時に、スライドドア内蔵用バッテリーへの充電が行
われる充電方法を採用する。
【0011 】請求項2に記載された本発明によれば、
上記充電方法においては、スライドドア内蔵用バッテリ
ーの充電率が一定値以上である時にトリクル充電(トリ
クルチャージ)を行う。
上記充電方法においては、スライドドア内蔵用バッテリ
ーの充電率が一定値以上である時にトリクル充電(トリ
クルチャージ)を行う。
【0012 】請求項3に記載された本発明によれば、
上記充電方法においては、車体本体からスライドドアへ
の電力の供給を、車体本体に設けられた一次コイルとス
ライドドアに設けられた二次コイルとの相互誘導作用に
より行う。
上記充電方法においては、車体本体からスライドドアへ
の電力の供給を、車体本体に設けられた一次コイルとス
ライドドアに設けられた二次コイルとの相互誘導作用に
より行う。
【0013 】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明のスライドドア内
蔵用バッテリーの充電方法を説明するための自動車用ス
ライドドア給電装置の構成を示すブロック図である。ま
た、図2は図1に対応する電磁誘導動作ロジックであ
る。
実施の形態を説明する。図1は本発明のスライドドア内
蔵用バッテリーの充電方法を説明するための自動車用ス
ライドドア給電装置の構成を示すブロック図である。ま
た、図2は図1に対応する電磁誘導動作ロジックであ
る。
【0014 】先ず、本発明のスライドドア内蔵用バッ
テリーの充電方法を説明する前に、図1を参照しながら
自動車用スライドドア給電装置の構成を説明する。
テリーの充電方法を説明する前に、図1を参照しながら
自動車用スライドドア給電装置の構成を説明する。
【0015 】図1において、自動車の車体本体にスラ
イド自在に取り付けられたスライドドアに給電を行うた
めの自動車用スライドドア給電装置は、上記車体本体側
にメインバッテリー21、車体側ECU22、メインリ
レー23、及び電磁誘導システム24を、また、上記ス
ライドドア側に電磁誘導システム25、スライドドア内
ECU26、及びバッテリー27(特許請求の範囲に記
載したスライドドア内蔵用バッテリーに相当)を少なく
とも備えて構成されている。
イド自在に取り付けられたスライドドアに給電を行うた
めの自動車用スライドドア給電装置は、上記車体本体側
にメインバッテリー21、車体側ECU22、メインリ
レー23、及び電磁誘導システム24を、また、上記ス
ライドドア側に電磁誘導システム25、スライドドア内
ECU26、及びバッテリー27(特許請求の範囲に記
載したスライドドア内蔵用バッテリーに相当)を少なく
とも備えて構成されている。
【0016 】上記構成において、メインバッテリー2
1は、車体側ECU22とメインリレー23とに電力を
供給するように構成されている。また、車体側ECU2
2は、車体本体に設けられた各種機器等を制御するもの
であって、メインリレー23をON/OFFすることが
できるように構成されている。車体側ECU22には、
複数の車体SW(スイッチ)が接続されており、その複
数の車体SWのうちのスライドドアに対する車体SWを
操作することによって、対応するスライドドア内の負荷
を駆動することができるようになっている。電磁誘導シ
ステム24は、給電用の一次側無接点コネクタと、フィ
ードバック信号用の一次側無接点コネクタと、一次側フ
ィードバック制御回路とを少なくとも有し構成されてい
る。
1は、車体側ECU22とメインリレー23とに電力を
供給するように構成されている。また、車体側ECU2
2は、車体本体に設けられた各種機器等を制御するもの
であって、メインリレー23をON/OFFすることが
できるように構成されている。車体側ECU22には、
複数の車体SW(スイッチ)が接続されており、その複
数の車体SWのうちのスライドドアに対する車体SWを
操作することによって、対応するスライドドア内の負荷
を駆動することができるようになっている。電磁誘導シ
ステム24は、給電用の一次側無接点コネクタと、フィ
ードバック信号用の一次側無接点コネクタと、一次側フ
ィードバック制御回路とを少なくとも有し構成されてい
る。
【0017 】一方、スライドドア側の電磁誘導システ
ム25も車体本体側の電磁誘導システム24と同様であ
り、給電用の二次側無接点コネクタと、フィードバック
信号用の二次側無接点コネクタと、二次側フィードバッ
ク制御回路とを少なくとも有し構成されている。また、
電磁誘導システム25は、スライドドア内ECU26と
バッテリー27とに電力を供給(バッテリー27に対し
ては充電)するように構成されている。スライドドア内
ECU26には、スライドドア内の複数の負荷が接続さ
れており、これらをそれぞれ駆動することができるよう
に構成されている。尚、スライドドア内ECU26に対
する電力供給(負荷を駆動させるための電力供給)をバ
ッテリー27からとすれば、電磁誘導システム25がバ
ッテリー27に対する充電器となって小型化されるのは
言うまでもない。
ム25も車体本体側の電磁誘導システム24と同様であ
り、給電用の二次側無接点コネクタと、フィードバック
信号用の二次側無接点コネクタと、二次側フィードバッ
ク制御回路とを少なくとも有し構成されている。また、
電磁誘導システム25は、スライドドア内ECU26と
バッテリー27とに電力を供給(バッテリー27に対し
ては充電)するように構成されている。スライドドア内
ECU26には、スライドドア内の複数の負荷が接続さ
れており、これらをそれぞれ駆動することができるよう
に構成されている。尚、スライドドア内ECU26に対
する電力供給(負荷を駆動させるための電力供給)をバ
ッテリー27からとすれば、電磁誘導システム25がバ
ッテリー27に対する充電器となって小型化されるのは
言うまでもない。
【0018 】次に、図1と図2をそれぞれ参照しなが
ら上記構成の作用及び本発明のスライドドア内蔵用バッ
テリーの充電方法を説明する。
ら上記構成の作用及び本発明のスライドドア内蔵用バッ
テリーの充電方法を説明する。
【0019 】車体条件(メインバッテリーがエンジ
ン作動状態で、且つスライドドアが閉じた状態)が整う
と、車体側ECU22によってメインリレー23がON
され、車体本体側の電磁誘導システム24に電力が供給
される。この時、給電用の一次側無接点コネクタには、
メインリレー23を介して電力が供給される。
ン作動状態で、且つスライドドアが閉じた状態)が整う
と、車体側ECU22によってメインリレー23がON
され、車体本体側の電磁誘導システム24に電力が供給
される。この時、給電用の一次側無接点コネクタには、
メインリレー23を介して電力が供給される。
【0020 】電力が供給された車体本体側の電磁誘
導システム24は、相互誘導作用によりスライドドア側
の電磁誘導システム25に電力を供給する。電磁誘導シ
ステム25には起電力が生じ、その起電力がスライドド
ア内ECU26及びバッテリー27に供給(充電)され
る。尚、メインリレー23のパワーON時には、常にス
ライドドア側に給電がなされるものとする。また、バッ
テリー27への充電はスライドドア内の負荷が停止状態
にあるときに行われるものとする。
導システム24は、相互誘導作用によりスライドドア側
の電磁誘導システム25に電力を供給する。電磁誘導シ
ステム25には起電力が生じ、その起電力がスライドド
ア内ECU26及びバッテリー27に供給(充電)され
る。尚、メインリレー23のパワーON時には、常にス
ライドドア側に給電がなされるものとする。また、バッ
テリー27への充電はスライドドア内の負荷が停止状態
にあるときに行われるものとする。
【0021 】スライドドア内ECU26は、バッテ
リー27及びスライドドア内の複数の負荷のコントロー
ルを行う。そして、バッテリー27の充電率がある一定
値以上に進んだ場合、スライドドア内ECU26は、給
電停止要求を二次側無接点コネクタ(フィードバック信
号用)に出力する。
リー27及びスライドドア内の複数の負荷のコントロー
ルを行う。そして、バッテリー27の充電率がある一定
値以上に進んだ場合、スライドドア内ECU26は、給
電停止要求を二次側無接点コネクタ(フィードバック信
号用)に出力する。
【0022 】フィードバック信号によって、二次側
無接点コネクタからの給電停止要求は、一次側無接点コ
ネクタ(フィードバック信号用)に伝えられる(図中の
F.B.参照)。尚、図2に示されるこの際の遅れをT
wと定義するものとする(図2中のトリクルサイクル及
びパルス幅はTwを基準に選定される)。
無接点コネクタからの給電停止要求は、一次側無接点コ
ネクタ(フィードバック信号用)に伝えられる(図中の
F.B.参照)。尚、図2に示されるこの際の遅れをT
wと定義するものとする(図2中のトリクルサイクル及
びパルス幅はTwを基準に選定される)。
【0023 】一次側フィードバック制御回路は、電
圧調整のためにフィードバック信号を使用するが、フィ
ードバック信号をバッファを介して外部に出力する。そ
して、フィードバック信号を監視していた車体側ECU
22は、フィードバック信号を給電停止信号として取り
込み、給電停止要求がある場合には、メインリレー23
のパワーをOFFし、車体本体側の電磁誘導システム2
4へのメインバッテリー21の電力供給を停止する。
尚、給電停止要求がない場合には、引き続き給電を続け
るものとする。
圧調整のためにフィードバック信号を使用するが、フィ
ードバック信号をバッファを介して外部に出力する。そ
して、フィードバック信号を監視していた車体側ECU
22は、フィードバック信号を給電停止信号として取り
込み、給電停止要求がある場合には、メインリレー23
のパワーをOFFし、車体本体側の電磁誘導システム2
4へのメインバッテリー21の電力供給を停止する。
尚、給電停止要求がない場合には、引き続き給電を続け
るものとする。
【0024 】給電停止要求によって車体本体側の電
磁誘導システム24へのメインバッテリー21の電力供
給が絶たれている場合には、車体側ECU22がバッテ
リー27の自己放電・暗電流に応じたトリクル充電(ト
リクルチャージ、パルス充電)を行う。この場合、給電
停止要求の有無に影響されないものとする。
磁誘導システム24へのメインバッテリー21の電力供
給が絶たれている場合には、車体側ECU22がバッテ
リー27の自己放電・暗電流に応じたトリクル充電(ト
リクルチャージ、パルス充電)を行う。この場合、給電
停止要求の有無に影響されないものとする。
【0025 】車体条件が成立に変化した場合、無条
件にトリクル充電(トリクルチャージ、パルス充電)を
行う。この時、スライドドア内ECU26によってバッ
テリー27の充電率が一定値以上と判断された場合に
は、トリクル動作に、そうでなければ通常充電になる。
これは負荷動作後も同様とする。
件にトリクル充電(トリクルチャージ、パルス充電)を
行う。この時、スライドドア内ECU26によってバッ
テリー27の充電率が一定値以上と判断された場合に
は、トリクル動作に、そうでなければ通常充電になる。
これは負荷動作後も同様とする。
【0026 】無接点コネクタの給電停止機能について
補足すると、 給電用の一次側無接点コネクタに電力が供給されてい
る間は、給電用の二次側無接点コネクタに電力を供給す
るものとする。
補足すると、 給電用の一次側無接点コネクタに電力が供給されてい
る間は、給電用の二次側無接点コネクタに電力を供給す
るものとする。
【0027 】給電用の二次側無接点コネクタに電力
が供給されている間は、フィードバック信号用の二次側
無接点コネクタからフィードバック信号用の一次側無接
点コネクタに対し電力供給停止信号を電圧調整用のフィ
ードバック信号に重乗し出力するものとする。
が供給されている間は、フィードバック信号用の二次側
無接点コネクタからフィードバック信号用の一次側無接
点コネクタに対し電力供給停止信号を電圧調整用のフィ
ードバック信号に重乗し出力するものとする。
【0028 】給電用の二次側無接点コネクタに電力
が供給できない場合はこの限りでないものとする。
が供給できない場合はこの限りでないものとする。
【0029 】実際の給電停止・復帰は、電力停止信
号・車体条件によってメインバッテリー21を供給・切
断することで行うものとする。
号・車体条件によってメインバッテリー21を供給・切
断することで行うものとする。
【0030 】以上の説明から、バッテリー27への効
率のよい充電が行われるのが容易に理解できる。また、
メインバッテリー21の負担が軽減されるのが容易に理
解できる。従って、従来の問題点が解消される充電方法
を提供することができるという効果を奏する。
率のよい充電が行われるのが容易に理解できる。また、
メインバッテリー21の負担が軽減されるのが容易に理
解できる。従って、従来の問題点が解消される充電方法
を提供することができるという効果を奏する。
【0031 】図3ないし図5において、上記自動車用
スライドドア給電装置の構成をもう少し具体化して説明
すると、自動車31の車体本体32には、スライドドア
33が車体本体32の前後方向にスライド自在に取り付
けられている。車体本体32側には、一次側コイルユニ
ット34、車体本体側制御ユニット35、及び給電制御
SW(スイッチ)36等が備えられている。また、スラ
イドドア33側には、二次側コイルユニット37、スラ
イドドア内蔵用バッテリー38、ドア側制御ユニット3
9、及び充電SW(スイッチ)40等が備えられてい
る。
スライドドア給電装置の構成をもう少し具体化して説明
すると、自動車31の車体本体32には、スライドドア
33が車体本体32の前後方向にスライド自在に取り付
けられている。車体本体32側には、一次側コイルユニ
ット34、車体本体側制御ユニット35、及び給電制御
SW(スイッチ)36等が備えられている。また、スラ
イドドア33側には、二次側コイルユニット37、スラ
イドドア内蔵用バッテリー38、ドア側制御ユニット3
9、及び充電SW(スイッチ)40等が備えられてい
る。
【0032 】尚、一次側コイルユニット34は上述の
車体本体側の電磁誘導システム24に、車体本体側制御
ユニット35は上述の車体側ECU22に、給電制御S
W36は上述のメインリレー23に、二次側コイルユニ
ット37は上述のスライドドア側の電磁誘導システム2
5に、スライドドア内蔵用バッテリー38は上述のバッ
テリー27に相当するものとする。また、後述する車体
本体側バッテリー41は上述のメインバッテリー21に
相当するものとする。
車体本体側の電磁誘導システム24に、車体本体側制御
ユニット35は上述の車体側ECU22に、給電制御S
W36は上述のメインリレー23に、二次側コイルユニ
ット37は上述のスライドドア側の電磁誘導システム2
5に、スライドドア内蔵用バッテリー38は上述のバッ
テリー27に相当するものとする。また、後述する車体
本体側バッテリー41は上述のメインバッテリー21に
相当するものとする。
【0033 】先ず、図3ないし図5のいずれかを参照
しながら上記各構成について詳細に説明する。
しながら上記各構成について詳細に説明する。
【0034 】上記車体本体32には、上記の他に、電
源としての既知構成の車体本体側バッテリー41と、同
じく既知構成のイグニッションスイッチ(IGN S
W)42と、同じく既知構成のカーテシスイッチ(カー
テシSW)43と、同じく既知構成のスイッチ類44と
が設けられている。また、車体本体側バッテリー41に
は、特に図示していないが、車体本体側制御ユニット3
5が接続されており、その車体本体側制御ユニット35
に対して電力を供給することができるようになってい
る。イグニッションスイッチ42は、車体本体側バッテ
リー41と車体本体側制御ユニット35及び給電制御S
W36とを電気的に結ぶ電力供給ラインの途中に配置さ
れており、図示しないキーの操作によって電力供給を制
限することができるようになっている。カーテシスイッ
チ43は、スライドドア33に対する開口枠部45の所
定位置に設けられており、スライドドア33が開閉され
ることによって作動するように構成されている。また、
カーテシスイッチ43は、車体本体側制御ユニット35
に接続されている。尚、スライドドア33を開くと、図
示しないカーテシランプが点灯するようになっている。
また、カーテシスイッチ43の作動状態によって車体本
体側制御ユニット35がスライドドア33の開閉状態を
判断し給電制御SW36を制御するようになっている。
一方、スイッチ類44としては、集中ドアロックスイッ
チやパワーウインドウスイッチ等の各種のスイッチを挙
げることができるものとする。
源としての既知構成の車体本体側バッテリー41と、同
じく既知構成のイグニッションスイッチ(IGN S
W)42と、同じく既知構成のカーテシスイッチ(カー
テシSW)43と、同じく既知構成のスイッチ類44と
が設けられている。また、車体本体側バッテリー41に
は、特に図示していないが、車体本体側制御ユニット3
5が接続されており、その車体本体側制御ユニット35
に対して電力を供給することができるようになってい
る。イグニッションスイッチ42は、車体本体側バッテ
リー41と車体本体側制御ユニット35及び給電制御S
W36とを電気的に結ぶ電力供給ラインの途中に配置さ
れており、図示しないキーの操作によって電力供給を制
限することができるようになっている。カーテシスイッ
チ43は、スライドドア33に対する開口枠部45の所
定位置に設けられており、スライドドア33が開閉され
ることによって作動するように構成されている。また、
カーテシスイッチ43は、車体本体側制御ユニット35
に接続されている。尚、スライドドア33を開くと、図
示しないカーテシランプが点灯するようになっている。
また、カーテシスイッチ43の作動状態によって車体本
体側制御ユニット35がスライドドア33の開閉状態を
判断し給電制御SW36を制御するようになっている。
一方、スイッチ類44としては、集中ドアロックスイッ
チやパワーウインドウスイッチ等の各種のスイッチを挙
げることができるものとする。
【0035 】上記一次側コイルユニット34は、少な
くとも一次側給電コイル46(特許請求の範囲に記載し
た一次コイルに相当)と、一次コイル発振駆動制御装置
47と、フィードバック用第一コイル48とを備えて構
成されている。尚、一次側給電コイル46は上述の給電
用の一次側無接点コネクタに相当するものとする。ま
た、フィードバック用第一コイル48は上述のフィード
バック信号用の一次側無接点コネクタに相当するものと
する。
くとも一次側給電コイル46(特許請求の範囲に記載し
た一次コイルに相当)と、一次コイル発振駆動制御装置
47と、フィードバック用第一コイル48とを備えて構
成されている。尚、一次側給電コイル46は上述の給電
用の一次側無接点コネクタに相当するものとする。ま
た、フィードバック用第一コイル48は上述のフィード
バック信号用の一次側無接点コネクタに相当するものと
する。
【0036 】一次側給電コイル46は、既知構成のも
のであって、その表面には被水(外部からの水滴の降り
かかり等)に対しての効果を奏することができるように
合成樹脂による被覆がなされている。また、一次側給電
コイル46の近接嵌合面49は、開口枠部45から露出
するようになっており(開口枠部45における車体本体
32の前方側の側壁に露出する。図6参照)、後述する
二次側給電コイル55が対向し且つ近接することができ
るように形成されている(図6参照)。
のであって、その表面には被水(外部からの水滴の降り
かかり等)に対しての効果を奏することができるように
合成樹脂による被覆がなされている。また、一次側給電
コイル46の近接嵌合面49は、開口枠部45から露出
するようになっており(開口枠部45における車体本体
32の前方側の側壁に露出する。図6参照)、後述する
二次側給電コイル55が対向し且つ近接することができ
るように形成されている(図6参照)。
【0037 】一次コイル発振駆動制御装置47は、一
次側給電コイル46の発振駆動を制御するように構成さ
れている。言い換えれば、インバータとしての機能を有
するとともにこれをスイッチングする機能を有してお
り、一次側給電コイル46の励磁をコントロールするこ
とができるように構成されている。また、一次コイル発
振駆動制御装置47は、図示しないマイクロプロセッサ
等を有している。さらに、一次コイル発振駆動制御装置
47は、フィードバック用第一コイル48からフィード
バック信号を取り込み、電源の安定化を図るように一次
側給電コイル46の発振駆動を制御するようになってい
る。
次側給電コイル46の発振駆動を制御するように構成さ
れている。言い換えれば、インバータとしての機能を有
するとともにこれをスイッチングする機能を有してお
り、一次側給電コイル46の励磁をコントロールするこ
とができるように構成されている。また、一次コイル発
振駆動制御装置47は、図示しないマイクロプロセッサ
等を有している。さらに、一次コイル発振駆動制御装置
47は、フィードバック用第一コイル48からフィード
バック信号を取り込み、電源の安定化を図るように一次
側給電コイル46の発振駆動を制御するようになってい
る。
【0038 】フィードバック用第一コイル48は、一
次コイル発振駆動制御装置47及び車体本体側制御ユニ
ット35に接続されている。また、フィードバック用第
一コイル48は、後述する二次側給電コイル55と同様
に機能するものであって、その表面には被水(外部から
の水滴の降りかかり等)に対しての効果を奏することが
できるように合成樹脂による被覆がなされている。さら
に、フィードバック用第一コイル48は、後述するフィ
ードバック用第二コイル57に対する近接嵌合面(例え
ば上記近接嵌合面49と共用)が開口枠部45から露出
するように配置形成されている。
次コイル発振駆動制御装置47及び車体本体側制御ユニ
ット35に接続されている。また、フィードバック用第
一コイル48は、後述する二次側給電コイル55と同様
に機能するものであって、その表面には被水(外部から
の水滴の降りかかり等)に対しての効果を奏することが
できるように合成樹脂による被覆がなされている。さら
に、フィードバック用第一コイル48は、後述するフィ
ードバック用第二コイル57に対する近接嵌合面(例え
ば上記近接嵌合面49と共用)が開口枠部45から露出
するように配置形成されている。
【0039 】上記車体本体側制御ユニット35は、例
えば車体本体12に設けられる各種機器等を制御するも
のであって、図示しないマイクロプロセッサやその周辺
回路等によって構成されている。また、車体本体側制御
ユニット35は、送受信無線機器50を一体(別体であ
ってもよいものとする)に備えて構成されている。さら
に、車体本体側制御ユニット35には、給電制御SW3
6、スイッチ類44、及びフィードバック用第一コイル
48が接続されている。車体本体側制御ユニット35
は、スライドドア33側からフィードバック用第一コイ
ル48に伝えられた後述するフィードバック信号を監視
するようになっている。
えば車体本体12に設けられる各種機器等を制御するも
のであって、図示しないマイクロプロセッサやその周辺
回路等によって構成されている。また、車体本体側制御
ユニット35は、送受信無線機器50を一体(別体であ
ってもよいものとする)に備えて構成されている。さら
に、車体本体側制御ユニット35には、給電制御SW3
6、スイッチ類44、及びフィードバック用第一コイル
48が接続されている。車体本体側制御ユニット35
は、スライドドア33側からフィードバック用第一コイ
ル48に伝えられた後述するフィードバック信号を監視
するようになっている。
【0040 】上記マイクロプロセッサは、図示しない
ROM、CPU、EEPROM、RAM、入出力ポート
等を備えて構成されている。上記ROMは読み出し専用
のメモリであり、プログラムや固定データ等が格納され
ている。また、上記CPUは中央演算処理装置であり、
上記ROMに予め格納された制御プログラムに従って作
動するようになっている。上記EEPROMは電気的消
去/書き換え可能な読み出し専用のメモリであり、各種
の設定値情報等が格納されている。上記RAMは読み出
し書き込み自在のメモリであり、上記CPUの処理の過
程で利用する各種のデータを格納するデータエリアと処
理の際に使用するワークエリア等を有している。
ROM、CPU、EEPROM、RAM、入出力ポート
等を備えて構成されている。上記ROMは読み出し専用
のメモリであり、プログラムや固定データ等が格納され
ている。また、上記CPUは中央演算処理装置であり、
上記ROMに予め格納された制御プログラムに従って作
動するようになっている。上記EEPROMは電気的消
去/書き換え可能な読み出し専用のメモリであり、各種
の設定値情報等が格納されている。上記RAMは読み出
し書き込み自在のメモリであり、上記CPUの処理の過
程で利用する各種のデータを格納するデータエリアと処
理の際に使用するワークエリア等を有している。
【0041 】送受信無線機器50は、スライドドア3
3の後述する送受信無線機器59との間で制御信号を無
線により送受信する機器であって、例えば運転者がスラ
イドドア33のパワーウインドウに対するパワーウイン
ドウスイッチを操作すると、上記送受信無線機器59に
対してスライドドア33の窓ガラスをアップ又はダウン
させる制御信号が送信されるようになっている。尚、送
受信無線機器50は、本形態において各種制御信号を無
線により送受信するように構成されているが、有線又は
電磁誘導(ケーブルや後述する相互誘導作用等)によっ
て送受信するように構成してもよいものとする。また、
光や赤外線等による通信によって制御信号を送受信する
ことも可能であるものとする。
3の後述する送受信無線機器59との間で制御信号を無
線により送受信する機器であって、例えば運転者がスラ
イドドア33のパワーウインドウに対するパワーウイン
ドウスイッチを操作すると、上記送受信無線機器59に
対してスライドドア33の窓ガラスをアップ又はダウン
させる制御信号が送信されるようになっている。尚、送
受信無線機器50は、本形態において各種制御信号を無
線により送受信するように構成されているが、有線又は
電磁誘導(ケーブルや後述する相互誘導作用等)によっ
て送受信するように構成してもよいものとする。また、
光や赤外線等による通信によって制御信号を送受信する
ことも可能であるものとする。
【0042 】上記給電制御SW36は、上述の如くメ
インリレーであって、そのON/OFFを車体本体側制
御ユニット35が制御するようになっている。そして、
給電制御SW36がON/OFFされることによって一
次側コイルユニット34への電力供給が規制されるよう
になっている。
インリレーであって、そのON/OFFを車体本体側制
御ユニット35が制御するようになっている。そして、
給電制御SW36がON/OFFされることによって一
次側コイルユニット34への電力供給が規制されるよう
になっている。
【0043 】上記スライドドア33には、その下部に
ドアステー51(図6参照)が設けられている。また、
スライドドア33には、上述したように二次側コイルユ
ニット37、スライドドア内蔵用バッテリー38、ドア
側制御ユニット39、及び充電SW40と共にドアスイ
ッチ類52と負荷53とが設けられている。
ドアステー51(図6参照)が設けられている。また、
スライドドア33には、上述したように二次側コイルユ
ニット37、スライドドア内蔵用バッテリー38、ドア
側制御ユニット39、及び充電SW40と共にドアスイ
ッチ類52と負荷53とが設けられている。
【0044 】ドアステー51は、車体本体32の開口
枠部45の下部に設けられたレール部54に案内される
ように構成されている。すなわち、ドアステー51の先
端には、図示しないローラーが設けられており、そのロ
ーラーがレール部54を摺動するようになっている。ド
アステー51は、スライドドア33と共に車体本体32
の前後方向(図6の矢線方向を参照)に移動するように
なっている。尚、上述した各種制御信号をケーブルによ
り送受信しようとする場合には、ドアステー51をケー
ブルの渡しとして利用することができるものとする。
枠部45の下部に設けられたレール部54に案内される
ように構成されている。すなわち、ドアステー51の先
端には、図示しないローラーが設けられており、そのロ
ーラーがレール部54を摺動するようになっている。ド
アステー51は、スライドドア33と共に車体本体32
の前後方向(図6の矢線方向を参照)に移動するように
なっている。尚、上述した各種制御信号をケーブルによ
り送受信しようとする場合には、ドアステー51をケー
ブルの渡しとして利用することができるものとする。
【0045 】上記二次側コイルユニット37は、少な
くとも二次側給電コイル55(特許請求の範囲に記載し
た二次コイルに相当)と整流充電機能回路56とフィー
ドバック用第二コイル57とを備えて構成されている。
くとも二次側給電コイル55(特許請求の範囲に記載し
た二次コイルに相当)と整流充電機能回路56とフィー
ドバック用第二コイル57とを備えて構成されている。
【0046 】二次側給電コイル55は、既知構成のも
のであって、その表面には被水(外部からの水滴の降り
かかり等)に対しての効果を奏するように合成樹脂によ
る被覆がなされている。また、二次側給電コイル55の
近接嵌合面58は、開口枠部45から露出するようにな
っており(開口枠部45における車体本体32の後方側
の側壁に露出する。図6参照)、一次側給電コイル46
の近接嵌合面49が対向し且つ近接することができるよ
うに配置形成されている(図6参照)。
のであって、その表面には被水(外部からの水滴の降り
かかり等)に対しての効果を奏するように合成樹脂によ
る被覆がなされている。また、二次側給電コイル55の
近接嵌合面58は、開口枠部45から露出するようにな
っており(開口枠部45における車体本体32の後方側
の側壁に露出する。図6参照)、一次側給電コイル46
の近接嵌合面49が対向し且つ近接することができるよ
うに配置形成されている(図6参照)。
【0047 】整流充電機能回路56は、二次側給電コ
イル55に生じた誘導起電力を整流する整流回路と、同
じく二次側給電コイル55に生じた誘導起電力をスライ
ドドア内蔵用バッテリー38に充電する充電回路とを備
えて構成されている。
イル55に生じた誘導起電力を整流する整流回路と、同
じく二次側給電コイル55に生じた誘導起電力をスライ
ドドア内蔵用バッテリー38に充電する充電回路とを備
えて構成されている。
【0048 】フィードバック用第二コイル57は、整
流充電機能回路56及びドア側制御ユニット39に接続
されている。また、フィードバック用第二コイル57
は、一次側給電コイル46と同様に機能するものであっ
て、その表面には被水(外部からの水滴の降りかかり
等)に対しての効果を奏することができるように合成樹
脂による被覆がなされている。さらに、フィードバック
用第一コイル48は、フィードバック用第一コイル48
に対する近接嵌合面(例えば上記近接嵌合面58と共
用)が開口枠部45から露出するように配置形成されて
いる。フィードバック用第二コイル57及びフィードバ
ック用第一コイル48は、電源の安定化のために設けら
れている。
流充電機能回路56及びドア側制御ユニット39に接続
されている。また、フィードバック用第二コイル57
は、一次側給電コイル46と同様に機能するものであっ
て、その表面には被水(外部からの水滴の降りかかり
等)に対しての効果を奏することができるように合成樹
脂による被覆がなされている。さらに、フィードバック
用第一コイル48は、フィードバック用第一コイル48
に対する近接嵌合面(例えば上記近接嵌合面58と共
用)が開口枠部45から露出するように配置形成されて
いる。フィードバック用第二コイル57及びフィードバ
ック用第一コイル48は、電源の安定化のために設けら
れている。
【0049 】上記スライドドア内蔵用バッテリー38
は、既知構成の電源であってドア側制御ユニット39及
び充電SW40がそれぞれ接続されている。すなわち、
スライドドア内蔵用バッテリー38は、充電SW40の
ON/OFFによって充電が規制されるようになってい
る。また、スライドドア内蔵用バッテリー38は、ドア
側制御ユニット39に対して電力を供給することができ
るようになっている(容量にもよるが、常時、電力の供
給が可能である。尚、スライドドア33を閉じた状態に
おいて、スライドドア内蔵用バッテリー38からの電力
供給を行わないようにした場合には、二次側コイルユニ
ット37に負荷53を駆動させることができるだけの誘
導起電力を生じさせる必要があり、二次側コイルユニッ
ト37が大型化してしまう恐れがある)。スライドドア
内蔵用バッテリー38は、車体本体側バッテリー41の
ような大容量のものを必要とせず、負荷53を駆動する
ことができるだけの容量を有するコンパクトなものが用
いられている。また、スライドドア内蔵用バッテリー3
8は、スライドドア33に対して交換可能に取り付けら
れている。
は、既知構成の電源であってドア側制御ユニット39及
び充電SW40がそれぞれ接続されている。すなわち、
スライドドア内蔵用バッテリー38は、充電SW40の
ON/OFFによって充電が規制されるようになってい
る。また、スライドドア内蔵用バッテリー38は、ドア
側制御ユニット39に対して電力を供給することができ
るようになっている(容量にもよるが、常時、電力の供
給が可能である。尚、スライドドア33を閉じた状態に
おいて、スライドドア内蔵用バッテリー38からの電力
供給を行わないようにした場合には、二次側コイルユニ
ット37に負荷53を駆動させることができるだけの誘
導起電力を生じさせる必要があり、二次側コイルユニッ
ト37が大型化してしまう恐れがある)。スライドドア
内蔵用バッテリー38は、車体本体側バッテリー41の
ような大容量のものを必要とせず、負荷53を駆動する
ことができるだけの容量を有するコンパクトなものが用
いられている。また、スライドドア内蔵用バッテリー3
8は、スライドドア33に対して交換可能に取り付けら
れている。
【0050 】上記ドア側制御ユニット39は、スライ
ドドア33に設けられる各種の負荷53等を駆動を制御
するものであって、図示しないマイクロプロセッサやそ
の周辺回路等によって構成されている。また、ドア側制
御ユニット39は、スライドドア内蔵用バッテリー38
の充電状態(充電率)を監視するように構成されてい
る。さらに、ドア側制御ユニット39は、充電SW40
のON/OFFを制御するように構成されている。さら
にまた、ドア側制御ユニット39は、送受信無線機器5
9を一体(別体であってもよいものとする)に備えて構
成されている。送受信無線機器59は、車体本体32側
の送受信無線機器50との間で負荷53等に対する制御
信号を送受信する機器である。
ドドア33に設けられる各種の負荷53等を駆動を制御
するものであって、図示しないマイクロプロセッサやそ
の周辺回路等によって構成されている。また、ドア側制
御ユニット39は、スライドドア内蔵用バッテリー38
の充電状態(充電率)を監視するように構成されてい
る。さらに、ドア側制御ユニット39は、充電SW40
のON/OFFを制御するように構成されている。さら
にまた、ドア側制御ユニット39は、送受信無線機器5
9を一体(別体であってもよいものとする)に備えて構
成されている。送受信無線機器59は、車体本体32側
の送受信無線機器50との間で負荷53等に対する制御
信号を送受信する機器である。
【0051 】上記充電SW40は、ドア側制御ユニッ
ト39により制御され、ON/OFFすることによって
スライドドア内蔵用バッテリー38への充電が規制され
るようになっている。
ト39により制御され、ON/OFFすることによって
スライドドア内蔵用バッテリー38への充電が規制され
るようになっている。
【0052 】上記ドアスイッチ類52としては、ドア
開閉ハンドルスイッチやパワーウインドウスイッチ等の
各種のスイッチを挙げることができるものとする。
開閉ハンドルスイッチやパワーウインドウスイッチ等の
各種のスイッチを挙げることができるものとする。
【0053 】上記負荷53としては、パワーウインド
ウやドアロック等の各種の負荷を挙げることができるも
のとする。
ウやドアロック等の各種の負荷を挙げることができるも
のとする。
【0054 】尚、上記一次側コイルユニット34を一
つのモジュールとして位置づけすることができるものと
する。同様に、上記二次側コイルユニット37も一つの
モジュールとして位置づけすることができるものとする
(上記ドア側制御ユニット39等を含めてもよい)。こ
れにより、組み付け作業性が向上する構成になるのは言
うまでもない。また、上記構成から、車体本体32とス
ライドドア33との間にケーブル(給電及び制御信号用
のケーブル)の渡しがないことが分かる。組み付け作業
性がよくなるのは言うまでもない。
つのモジュールとして位置づけすることができるものと
する。同様に、上記二次側コイルユニット37も一つの
モジュールとして位置づけすることができるものとする
(上記ドア側制御ユニット39等を含めてもよい)。こ
れにより、組み付け作業性が向上する構成になるのは言
うまでもない。また、上記構成から、車体本体32とス
ライドドア33との間にケーブル(給電及び制御信号用
のケーブル)の渡しがないことが分かる。組み付け作業
性がよくなるのは言うまでもない。
【0055 】次いで、上記構成の自動車用スライドド
ア給電装置の作用を説明する(充電方法の説明を含
む)。尚、図1及び図2を参照しながら説明した上述の
作用と異なる例で上記構成の自動車用スライドドア給電
装置の作用を説明する。
ア給電装置の作用を説明する(充電方法の説明を含
む)。尚、図1及び図2を参照しながら説明した上述の
作用と異なる例で上記構成の自動車用スライドドア給電
装置の作用を説明する。
【0056 】自動車31に対する上記図示しないキー
がイグニッションスイッチ42から抜かれている場合に
は、車体本体側バッテリー41から車体本体側制御ユニ
ット35へ電力が供給されておらず、スライドドア33
への給電が遮断された状態になっている。また、ドア側
制御ユニット39は、スライドドア内蔵用バッテリー3
8からの電力供給を受けているが車体本体側制御ユニッ
ト35からの制御信号を受信するまで作動しないような
状態になっている。従って、ドアスイッチ類52を操作
してもドア側制御ユニット39が負荷53を駆動してし
まうようなことはない。
がイグニッションスイッチ42から抜かれている場合に
は、車体本体側バッテリー41から車体本体側制御ユニ
ット35へ電力が供給されておらず、スライドドア33
への給電が遮断された状態になっている。また、ドア側
制御ユニット39は、スライドドア内蔵用バッテリー3
8からの電力供給を受けているが車体本体側制御ユニッ
ト35からの制御信号を受信するまで作動しないような
状態になっている。従って、ドアスイッチ類52を操作
してもドア側制御ユニット39が負荷53を駆動してし
まうようなことはない。
【0057 】上記図示しないキーをイグニッションス
イッチ42に挿し込み、そのキーを操作すると、車体本
体側制御ユニット35には車体本体側バッテリー41か
らの電力が供給される。車体本体側制御ユニット35
は、車体本体側バッテリー41からの電力の供給を受け
て駆動され、送受信無線機器50及び59を介してドア
側制御ユニット39に制御信号を送信し、ドア側制御ユ
ニット39を待機状態にする。また、車体本体側制御ユ
ニット35は、カーテシスイッチ43のON/OFF状
態を確認し、スライドドア33が閉じているか否かを判
断する。そして、スライドドア33が閉じている場合に
は、給電制御SW36をONし、一次コイル発振駆動制
御装置47に電力を供給することができるようにする。
イッチ42に挿し込み、そのキーを操作すると、車体本
体側制御ユニット35には車体本体側バッテリー41か
らの電力が供給される。車体本体側制御ユニット35
は、車体本体側バッテリー41からの電力の供給を受け
て駆動され、送受信無線機器50及び59を介してドア
側制御ユニット39に制御信号を送信し、ドア側制御ユ
ニット39を待機状態にする。また、車体本体側制御ユ
ニット35は、カーテシスイッチ43のON/OFF状
態を確認し、スライドドア33が閉じているか否かを判
断する。そして、スライドドア33が閉じている場合に
は、給電制御SW36をONし、一次コイル発振駆動制
御装置47に電力を供給することができるようにする。
【0058 】車体本体側制御ユニット35及び給電制
御SW36により一次コイル発振駆動制御装置47が駆
動されると、一次側給電コイル46は一次コイル発振駆
動制御装置47により励磁される。一次側給電コイル4
6が励磁されると、これにより生じた磁束60がスライ
ドドア33の閉状態により一次側給電コイル46に近接
した二次側給電コイル55を貫通し、その二次側給電コ
イル55は相互誘導作用によって起電力が生じるように
なる。そして、二次側給電コイル55に生じた起電力
は、整流充電機能回路56及び充電SW40を介してス
ライドドア内蔵用バッテリー38に充電される(負荷5
3が停止状態にあるものとする)。この時、電源を安定
化させるため、電圧調整に係るフィードバック信号がフ
ィードバック用第二コイル57とフィードバック用第一
コイル48との相互誘導作用によって送信される(磁束
は引用符号61を参照)。
御SW36により一次コイル発振駆動制御装置47が駆
動されると、一次側給電コイル46は一次コイル発振駆
動制御装置47により励磁される。一次側給電コイル4
6が励磁されると、これにより生じた磁束60がスライ
ドドア33の閉状態により一次側給電コイル46に近接
した二次側給電コイル55を貫通し、その二次側給電コ
イル55は相互誘導作用によって起電力が生じるように
なる。そして、二次側給電コイル55に生じた起電力
は、整流充電機能回路56及び充電SW40を介してス
ライドドア内蔵用バッテリー38に充電される(負荷5
3が停止状態にあるものとする)。この時、電源を安定
化させるため、電圧調整に係るフィードバック信号がフ
ィードバック用第二コイル57とフィードバック用第一
コイル48との相互誘導作用によって送信される(磁束
は引用符号61を参照)。
【0059 】一方、電力が供給されたドア側制御ユニ
ット39は、スライドドア内蔵用バッテリー38及びス
ライドドア33内の複数の負荷53のコントロールを行
う。そして、監視していたスライドドア内蔵用バッテリ
ー38の充電率がある一定値以上進んだ場合には、給電
停止要求をフィードバック用第二コイル57に出力す
る。その給電停止要求に係るフィードバック信号は、フ
ィードバック用第二コイル57からフィードバック用第
一コイル48に伝えられる。
ット39は、スライドドア内蔵用バッテリー38及びス
ライドドア33内の複数の負荷53のコントロールを行
う。そして、監視していたスライドドア内蔵用バッテリ
ー38の充電率がある一定値以上進んだ場合には、給電
停止要求をフィードバック用第二コイル57に出力す
る。その給電停止要求に係るフィードバック信号は、フ
ィードバック用第二コイル57からフィードバック用第
一コイル48に伝えられる。
【0060 】フィードバック信号を監視していた車体
本体側制御ユニット35は、そのフィードバック信号を
給電停止信号として取り込み、給電停止要求である場合
には、給電制御SW36をOFFし、一次側コイルユニ
ット34への電力供給を停止する。尚、一次側コイルユ
ニット34への電力供給が絶たれている場合には、車体
本体側制御ユニット35がスライドドア内蔵用バッテリ
ー38の自己放電・暗電流に応じたトリクル充電(トリ
クルチャージ、パルス充電)を行うものとする。その場
合、給電停止要求の有無に影響されないものとする。給
電停止要求がない場合には、引き続き給電が続けられる
ものとする。トリクル充電は、車体条件(エンジン作動
状態で、且つスライドドア33が閉じた状態)が成立に
変化した場合に行われるものとする。この時、ドア側制
御ユニット39によってスライドドア内蔵用バッテリー
38の充電率が一定値以上と判断された場合には、トリ
クル動作に、そうでなければ通常充電になる。これは負
荷53の動作後も同様とする。
本体側制御ユニット35は、そのフィードバック信号を
給電停止信号として取り込み、給電停止要求である場合
には、給電制御SW36をOFFし、一次側コイルユニ
ット34への電力供給を停止する。尚、一次側コイルユ
ニット34への電力供給が絶たれている場合には、車体
本体側制御ユニット35がスライドドア内蔵用バッテリ
ー38の自己放電・暗電流に応じたトリクル充電(トリ
クルチャージ、パルス充電)を行うものとする。その場
合、給電停止要求の有無に影響されないものとする。給
電停止要求がない場合には、引き続き給電が続けられる
ものとする。トリクル充電は、車体条件(エンジン作動
状態で、且つスライドドア33が閉じた状態)が成立に
変化した場合に行われるものとする。この時、ドア側制
御ユニット39によってスライドドア内蔵用バッテリー
38の充電率が一定値以上と判断された場合には、トリ
クル動作に、そうでなければ通常充電になる。これは負
荷53の動作後も同様とする。
【0061 】以上のように、スライドドア内蔵用バッ
テリー38への充電が効率よく行われるのが容易に理解
できる。また、車体本体側バッテリー41の負担が軽減
されるのが容易に理解できる。従って、従来の問題点が
解消される充電方法を提供することができるという効果
を奏する。その他、本発明は本発明の主旨を変えない範
囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわち、
車体本体32側からスライドドア33側への給電は上述
の相互誘導作用に限られるものではないものとする。従
来例のような本体側給電接点4とドア側給電接点3とに
よる給電や、スライドドア33側へ給電用のケーブルを
渡すような給電等にしてもよいものとする。
テリー38への充電が効率よく行われるのが容易に理解
できる。また、車体本体側バッテリー41の負担が軽減
されるのが容易に理解できる。従って、従来の問題点が
解消される充電方法を提供することができるという効果
を奏する。その他、本発明は本発明の主旨を変えない範
囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわち、
車体本体32側からスライドドア33側への給電は上述
の相互誘導作用に限られるものではないものとする。従
来例のような本体側給電接点4とドア側給電接点3とに
よる給電や、スライドドア33側へ給電用のケーブルを
渡すような給電等にしてもよいものとする。
【0062 】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、スライドドア内の負荷が停止状態
且つスライドドア内蔵用バッテリーの充電率が一定値を
下回った状態の時に、スライドドア内蔵用バッテリーの
充電を行うようにしていることから、スライドドア内蔵
用バッテリーに対して効率のよい充電を行うことができ
る。また、このように充電を行うことで車体本体のバッ
テリーの負担を軽減することができる。従って、効率の
よい充電を行うとともに車体本体のバッテリーの負担を
軽減するスライドドア内蔵用バッテリーの充電方法を提
供することができるという効果を奏する。
れた本発明によれば、スライドドア内の負荷が停止状態
且つスライドドア内蔵用バッテリーの充電率が一定値を
下回った状態の時に、スライドドア内蔵用バッテリーの
充電を行うようにしていることから、スライドドア内蔵
用バッテリーに対して効率のよい充電を行うことができ
る。また、このように充電を行うことで車体本体のバッ
テリーの負担を軽減することができる。従って、効率の
よい充電を行うとともに車体本体のバッテリーの負担を
軽減するスライドドア内蔵用バッテリーの充電方法を提
供することができるという効果を奏する。
【0063 】請求項2に記載された本発明によれば、
スライドドア内蔵用バッテリーの充電率が一定値以上で
ある時にトリクル充電が行われることから、より効率の
よい充電を行うことができるという効果を奏する。
スライドドア内蔵用バッテリーの充電率が一定値以上で
ある時にトリクル充電が行われることから、より効率の
よい充電を行うことができるという効果を奏する。
【0064 】請求項3に記載された本発明によれば、
相互誘導作用を利用することにより、より効率のよい充
電を行うことができるという効果を奏する。また、給電
に係る部分を小型化することができるという効果も奏す
る。
相互誘導作用を利用することにより、より効率のよい充
電を行うことができるという効果を奏する。また、給電
に係る部分を小型化することができるという効果も奏す
る。
【図1】本発明によるスライドドア内蔵用バッテリーの
充電方法を説明するための自動車用スライドドア給電装
置の構成を示すブロック図である。
充電方法を説明するための自動車用スライドドア給電装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に対応する電磁誘導動作ロジックである。
【図3】自動車用スライドドア給電装置の一例を示す構
成図(スライドドアが閉じた状態)である。
成図(スライドドアが閉じた状態)である。
【図4】自動車用スライドドア給電装置の一例を示す構
成図(スライドドアが開いた状態)である。
成図(スライドドアが開いた状態)である。
【図5】本発明によるスライドドア内蔵用バッテリーの
充電方法を説明するための図3及び図4に対応した自動
車用スライドドア給電装置の構成を示すブロック図であ
る。
充電方法を説明するための図3及び図4に対応した自動
車用スライドドア給電装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】一次側コイルユニットと二次側コイルユニット
の配置例を説明するための斜視図である。
の配置例を説明するための斜視図である。
【図7】従来例の自動車用スライドドア給電装置を示す
模式図である。
模式図である。
【図8】(a)は図7の本体側給電接点を示す概略図、
(b)は図7のドア側給電接点を示す概略図である。
(b)は図7のドア側給電接点を示す概略図である。
21 メインバッテリー 22 車体側ECU 23 メインリレー 24、25 電磁誘導システム 26 スライドドア内ECU 27 バッテリー(スライドドア内蔵用バッテリー) 32 車体本体 33 スライドドア 34 一次側コイルユニット 35 車体本体側制御ユニット 36 給電制御SW 37 二次側コイルユニット 38 スライドドア内蔵用バッテリー 39 ドア側制御ユニット 40 充電SW 46 一次側給電コイル(一次コイル) 48 フィードバック用第一コイル 55 二次側給電コイル(二次コイル) 57 フィードバック用第二コイル
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車の車体本体から該車体本体にスラ
イド自在に取り付けられたスライドドアへ供給した電力
を前記スライドドア内に設けられたスライドドア内蔵用
バッテリーに充電するための充電方法であって、 前記スライドドア内の負荷が停止状態且つ前記スライド
ドア内蔵用バッテリーの充電率が一定値を下回った状態
の時、前記電力を前記スライドドア内蔵用バッテリーに
充電するようにしたことを特徴とするスライドドア内蔵
用バッテリーに対する充電方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のスライドドア内蔵用バ
ッテリーに対する充電方法において、 前記スライドドア内蔵用バッテリーの前記充電率が前記
一定値以上である時には、トリクル充電を行うようにし
たことを特徴とするスライドドア内蔵用バッテリーに対
する充電方法。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のスライド
ドア内蔵用バッテリーに対する充電方法において、 前記車体本体に設けられた一次コイルと前記スライドド
アに設けられた二次コイルとの相互誘導作用により前記
車体本体から前記スライドドアへの前記電力の供給を行
うようにしたことを特徴とするスライドドア内蔵用バッ
テリーに対する充電方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000349508A JP2002158041A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | スライドドア内蔵用バッテリーに対する充電方法 |
GB0127347A GB2369257B (en) | 2000-11-16 | 2001-11-14 | Method of charging slide door-contained battery |
US09/987,321 US6456047B1 (en) | 2000-11-16 | 2001-11-14 | Method of charging slide door-contained battery |
DE10155782A DE10155782A1 (de) | 2000-11-16 | 2001-11-14 | Verfahren zum Aufladen einer schiebetürseitigen Batterie |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000349508A JP2002158041A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | スライドドア内蔵用バッテリーに対する充電方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002158041A true JP2002158041A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18822901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000349508A Abandoned JP2002158041A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | スライドドア内蔵用バッテリーに対する充電方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6456047B1 (ja) |
JP (1) | JP2002158041A (ja) |
DE (1) | DE10155782A1 (ja) |
GB (1) | GB2369257B (ja) |
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KR20140135821A (ko) * | 2012-03-13 | 2014-11-26 | 르노 에스.아.에스. | 복수 개의 다중화된 수신기들을 지니는 무선 통신 시스템 |
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US10337216B2 (en) * | 2014-01-02 | 2019-07-02 | Strattec Power Access Llc | Vehicle door |
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EP4357573A4 (en) * | 2021-10-15 | 2024-08-14 | Geely Holding Group Co Ltd | VEHICLE AND SLIDING DOOR CONTROL MODULE |
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US5140316A (en) | 1990-03-22 | 1992-08-18 | Masco Industries, Inc. | Control apparatus for powered vehicle door systems |
DE19702698C2 (de) * | 1996-04-02 | 1999-03-18 | Kiekert Ag | Kraftfahrzeug mit zumindest einer in einer Seitenwand angeordneten Schiebetür |
JP3692700B2 (ja) | 1997-04-02 | 2005-09-07 | アスモ株式会社 | スライド式ドア用給電構造 |
DE19727551C2 (de) * | 1997-06-28 | 2001-02-01 | Bosch Gmbh Robert | Schaltungsanordnung zur Spannungsversorgung wenigstens eines in einer Kraftfahrzeugtür angeordneten elektrischen Verbrauchers |
JP3380729B2 (ja) * | 1997-12-04 | 2003-02-24 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両スライド扉の開閉制御装置 |
JPH11294010A (ja) | 1998-04-14 | 1999-10-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | スライドドアの挟み込み防止装置 |
JP2001152745A (ja) | 1999-11-26 | 2001-06-05 | Kayaba Ind Co Ltd | 車両のスライドドア開閉装置 |
-
2000
- 2000-11-16 JP JP2000349508A patent/JP2002158041A/ja not_active Abandoned
-
2001
- 2001-11-14 GB GB0127347A patent/GB2369257B/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-11-14 DE DE10155782A patent/DE10155782A1/de not_active Ceased
- 2001-11-14 US US09/987,321 patent/US6456047B1/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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GB2369257B (en) | 2002-10-02 |
DE10155782A1 (de) | 2003-04-24 |
GB2369257A (en) | 2002-05-22 |
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JP2009120156A (ja) | 車両用電装システム |
Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050602 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050614 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20050715 |