JP2002157768A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2002157768A
JP2002157768A JP2000354998A JP2000354998A JP2002157768A JP 2002157768 A JP2002157768 A JP 2002157768A JP 2000354998 A JP2000354998 A JP 2000354998A JP 2000354998 A JP2000354998 A JP 2000354998A JP 2002157768 A JP2002157768 A JP 2002157768A
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Yoshiyuki Kiyozawa
良行 清澤
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般的な光ディスクと高記録密度光ディスク
とのいずれにも適用でき、しかも大型化、高コスト化を
抑えることが可能な記録再生装置を提供する。 【解決手段】 光照射・検出部10と、集光部11、集
光部12と、光ディスクの種別に合わせ、集光部11、
集光部12のうちのいずれかを、ビーム光bを光ディス
ク上に集光する手段として設定する制御部1と、ビーム
光bのビーム径を縮小、拡大するビームエキスパンダ1
3とを備えるように記録再生装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録媒体に
情報を記録、再生する記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、光を照射することによって情報を
記録、再生するディスク型の光情報記録媒体(光ディス
ク)が広く使用されている。光ディスクは、光の照射に
よって形成されるマークによって情報を記録するもので
ある。近年光ディスクに情報を記録する装置には、より
高い密度でマークを形成し、情報を高密度に記録するこ
とが要求されている。
【0003】情報を高密度に記録する技術の一つに、ソ
リッドイマージョンレンズを用いてビーム光を集光し、
光ディスク上に形成されるビーム光のスポット径を小さ
くするものがある。ソリッドイマージョンレンズを用い
た従来技術としては、例えば、特開平10−34047
5号公報、特開平11−144293号公報に記載され
たものがある。特開平10−340475号公報、特開
平11−144293号公報は、いずれもスライダにソ
リッドイマージョンレンズを搭載して光ディスクに情報
を記録、再生する装置について記載したものである。
【0004】図6、図7は、ソリッドイマージョンレン
ズをスライダに搭載した光学素子を説明するための断面
図である。ソリッドイマージョンレンズを用いてビーム
光のスポット径を小さくする場合、ソリッドイマージョ
ンレンズを光ディスクの記録面に対してビーム光の波長
以下の距離に固定することが必要となる。図6、図7に
示した光学素子は、いずれも空気軸受けの原理でスライ
ダを光ディスク上で浮上させ、ソリッドイマージョンレ
ンズと光ディスクとの距離を一定に保っている。
【0005】図6に示した光学素子は、高記録密度光デ
ィスク用対物レンズ601、ソリッドイマージョンレン
ズ602、サスペンション603、スライダ604を備
え、光ディスクdに光を集光する構成である。また、図
7に示した光学素子は、マイクロプリズム701、高記
録密度光ディスク用対物レンズ702、ソリッドイマー
ジョンレンズ703、スライダ704、サスペンション
705を備え、光ディスクd(表面記録型高記録密度)
に光を集光する構成である。
【0006】ところで、現在、光ディスクの市場におい
ては、ソリッドイマージョンレンズを使用することなく
記録が可能な密度のCD(Compact Disc)やDVD(Di
gital Versatile Disc)といった光ディスク(本明細書
中では、一般的な光ディスクという)が普及している。
このため、光ディスクに情報を記録する装置には、情報
を高密度に記録することと共に、一般的な光ディスクに
対しても情報を記録、再生できることが要求されてい
る。
【0007】図8は、特開平11−120587号公報
に記載された光ディスクの記録再生装置であって、一般
的な光ディスクと高記録密度の光ディスク(高記録密度
光ディスク)との両方に適用できる構成を示したもので
ある。図示した記録再生装置は、一般的なデスク用(d
1がDVD、d2がCDを示す)の光学系801と高記録
密度光ディスク806用の光学系802とを備えてい
る。
【0008】光学系801は、半導体レーザとフォトデ
ティクタとを備えるレーザカプラ804と対物レンズ8
03とを備え、レーザカプラ804から照射されたレー
ザ光を対物レンズ803によって光ディスクd1または
d2に集光する。また、光学系802は、光源809が
発生するレーザ光をアナモフィックプリズム811で偏
向し、ソリッドイマージョンレンズ805により光ディ
スク806に集光する。また、光ディスク806上で反
射されたレーザ光をフォトデティクタ810aまたは8
10bによって検出している。以上のように、光学系8
01と光学系802とは、それぞれ全く独立した構成で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、一般的な光ディスク用の光学系と高記録密度
光ディスク用の光学系とを独立に備えた構成は、装置を
大型化、高コスト化することになる。
【0010】さらに、ソリッドイマージョンレンズを高
記録密度光ディスク表面の近傍に配置する構成におい
て、図6、図7に示したようなスライダを用いる方法は
有効である。また、スライダにソリッドイマージョンレ
ンズを一体的に形成する方法は、ソリッドイマージョン
レンズと高記録密度光ディスク用対物レンズとの相互の
位置を高い精度で一定に保つことに有効である。
【0011】ただし、スライダを用いた場合、高記録密
度光ディスクの面変動に対する追従性を高めるためにス
ライダを小型化する必要がある。スライダを小型化する
と、スライダ上に形成されるソリッドイマージョンレン
ズをも小型化することが必要となる。ソリッドイマージ
ョンレンズを小型化することにより、ソリッドイマージ
ョンレンズと共に使用される対物レンズの小型化が必要
になり、対物レンズに入射するビーム光の径を小さくす
ることが要求される。
【0012】したがって、スライダにソリッドイマージ
ョンレンズを設ける構成の記録再生装置は、ソリッドイ
マージョンレンズを高記録密度光ディスク表面に高精度
に位置決めできるという長所を持ちながら、一般的な光
ディスクと高記録密度光ディスクとで光学系を共用する
ことがいっそう困難であるという短所をも持つことにな
る。
【0013】本発明は上述の問題点を解決するために成
されたものであり、その第1の目的は、一般的な光ディ
スクと高記録密度光ディスクとのいずれにも適用でき、
しかも大型化、高コスト化を抑えることが可能な記録再
生装置を提供することである。また、その第2の目的
は、一般的な光ディスクと高記録密度光ディスクとのい
ずれにも適用でき、しかも光ディスクの種別に応じて自
動的に記録、再生の機構を切換えるために操作性の高い
記録再生装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる記
録再生装置は、光情報記録媒体に情報を記録すると共
に、記録された情報を再生する記録再生装置であって、
光情報記録媒体にビーム光を照射する光源および該光源
によって照射されたビーム光の反射光を検出する光検出
器を少なくとも備えた光照射・検出手段と、光情報記録
媒体の種別に応じて複数備えられ、前記ビーム光を光情
報記録媒体に集光する集光手段と、情報を記録すべき光
情報記録媒体の種別に合わせ、複数設けられた前記集光
手段のうちのいずれかを前記ビーム光を光情報記録媒体
上に集光する手段として設定する設定手段と、設定され
た前記集光手段に合わせて前記ビーム光のビーム径を縮
小し、かつ、前記光検出器に合わせて前記反射光のビー
ム径を拡大するビーム径縮小・拡大手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0015】この請求項1に記載の発明によれば、光照
射・検出手段と、光情報記録媒体に応じた複数の集光手
段と、を備え、ビーム径縮小・拡大手段により集光部お
よび光照射・検出手段の光検出器に応じてビーム径を縮
小あるいは拡大することができる。
【0016】請求項2に記載の発明にかかる記録再生装
置は、前記集光手段のうちの少なくとも1つが、ソリッ
ドイマージョンレンズによってビーム光を光情報記録媒
体上に集光するものであることを特徴とする。
【0017】この請求項2に記載の発明によれば、集光
手段にソリッドイマージョンレンズを用いることができ
る。
【0018】請求項3に記載の発明にかかる記録再生装
置は、前記ビーム径縮小・拡大手段が、少なくとも2個
以上のレンズを備えるビームエキスパンダであることを
特徴とする。
【0019】この請求項3に記載の発明によれば、比較
的簡易な構成でビーム径縮小・拡大手段を構成すること
ができる。
【0020】請求項4に記載の発明にかかる記録再生装
置は、前記ビーム径縮小・拡大手段が、前記集光部と共
用されるレンズを含むことを特徴とする。
【0021】この請求項4に記載の発明によれば、ビー
ム径縮小・拡大手段において少なくとも1個のレンズを
なくすことができ、記録再生装置の部品点数を抑えるこ
とができる。
【0022】請求項5に記載の発明にかかる記録再生装
置は、さらに、前記ビーム径縮小・拡大手段を、前記ビ
ーム光が光情報記録媒体に向かう光軸上に移動すると共
に該光軸から外れた位置に移動する移動手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0023】この請求項5に記載の発明によれば、ビー
ム径縮小・拡大手段を必要に応じて光軸上に移動し、ま
た、光軸から外すことができる。このため、必要なとき
にだけビーム径を縮小、拡大することができ、各集光手
段に適した径にビーム光を縮小、拡大することができ
る。
【0024】請求項6に記載の発明にかかる記録再生装
置は、前記設定手段が、光情報記録媒体の種別を判定す
る媒体種別判定手段を備えることを特徴とする。
【0025】この請求項6に記載の発明によれば、自動
的に光情報記録媒体の種別が判定できる。
【0026】請求項7に記載の発明にかかる記録再生装
置は、前記媒体種別判定手段が、光情報記録媒体に記録
された種別情報を読み取ることによって光情報記録媒体
の種別を判定することを特徴とする。
【0027】この請求項7に記載の発明によれば、光情
報記録媒体自身から種別に関する情報を取得でき、オペ
レータが特に光情報記録媒体の種別に関する知識を持た
ない場合にも正確に光情報記録媒体の種別を判定するこ
とができる。
【0028】請求項8に記載の発明にかかる記録再生装
置は、前記種別情報がバーコードとして光情報記録媒体
に記録されていて、前記バーコードを読み取るバーコー
ドリーダーをさらに備えることを特徴とする。
【0029】この請求項8に記載の発明によれば、光情
報記録媒体にバーコードとして種別情報を記録し、この
情報をバーコードリーダーで読み取ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる実施の形態1、実施の形態2、実施の形態
3について説明する。なお、以下に述べる実施の形態
は、いずれも光ディスクに情報を記録し、記録された情
報を再生できる記録再生装置にかかるものである。
【0031】(実施の形態1)図1、図2は、実施の形
態1の記録再生装置を説明するための図であって、図1
は、実施の形態1の記録再生装置が一般的な光ディスク
110に情報を記録、あるいは記録された情報を再生す
る状態を示す。また、図2は、実施の形態1の記録再生
装置が高記録密度光ディスク120に情報を記録、ある
いは記録された情報を再生する状態を示すものである。
【0032】実施の形態1の記録再生装置は、光照射・
検出部10と、集光部11および集光部12と、ビーム
光のビーム径を縮小、拡大するビームエキスパンダ13
とを備えている。集光部11および集光部12は、光デ
ィスクの種別に応じて複数備えられる集光部であり、集
光部11は一般的な光ディスク用の集光部、集光部12
は高記録密度光ディスク用の集光部である。なお、光照
射・検出部10は、一般的な光ディスク、高記録密度光
ディスクで共用される構成である。
【0033】光照射・検出部10は、光ディスクにビー
ム光bを照射するレーザダイオード104と、照射され
たビーム光bの反射光を検出する4分割フォトダイオー
ド101とを備えている。さらに、光照射・検出部10
は、ビーム光bを集光部11または集光部12に導くカ
ップリングレンズ105、ビームスプリッタ106、1
/4波長板107、光ディスクで反射されたビーム光b
の反射光を4分割フォトダイオード101に導くシリン
ドリカルレンズ102、検出レンズ103を備えてい
る。
【0034】また、図示した集光部11は、DVD11
0の記録層110a上にビーム光bを集光している。集
光部11は、DVD用対物レンズ111と、DVD用対
物レンズ111を保持するレンズホルダ112、レンズ
ホルダ112を駆動するムービングコイル113を備え
ている。ムービングコイル113は、DVD110に情
報を記録する場合、集光部11をビーム光bの光軸上に
移動し、ビーム光bをDVD110に集光する手段とし
て設定する。
【0035】また、集光部12は、高記録密度光ディス
ク120にビーム光bを集光する構成で、高記録密度光
ディスク用対物レンズ124、ソリッドイマージョンレ
ンズ125、高記録密度光ディスク用対物レンズ12
4、ソリッドイマージョンレンズ125を固定するスラ
イダ126、スライダ126を支持する支持アーム12
8、支持アーム128とスライダ126とを接続するサ
スペンション127を備えている。
【0036】支持アーム128は、リニアモータ2に固
定されており、リニアモータ2は、高記録密度光ディス
クに情報を記録する場合、集光部12をビーム光bの光
軸上に移動してビーム光bを高記録密度光ディスクに集
光する手段として設定する。
【0037】ビームエキスパンダ13は、第1レンズ1
31、第2レンズ132と、第1レンズ131、第2レ
ンズ132を保持するレンズホルダ133と、レンズホ
ルダ133を駆動する支持アーム134とを備えてい
る。支持アーム134は、支持アーム128と共に、リ
ニアモータ2に固定されている。ビームエキスパンダ1
3によるビーム径の縮小は集光部12のソリッドイマー
ジョンレンズ125に合わせてなされ、ビーム光の拡大
は、4分割フォトダイオード101に合わせてなされ
る。
【0038】さらに、実施の形態1の記録再生装置は、
4分割フォトダイオード101が検出した反射光により
作成された信号を入力し、入力された信号に基づいてム
ービングコイル113、リニアモータ2を制御する制御
部1を備えている。実施の形態1の制御部1は、光ディ
スクの種別に応じ、ムービングコイル113、リニアモ
ータ2を制御して集光部11、集光部12、ビームエキ
スパンダ13を、ビーム光bが光ディスクに向かう光軸
上に移動する、あるいは光軸から外れた位置に移動(退
避)する。
【0039】なお、光ディスクには、一般的に光ディス
クの種別や情報を記録、再生するときの条件といったデ
ータが記録されている。実施の形態1の記録再生装置
は、データが記録された領域にビーム光bを照射し、4
分割フォトダイオード101が検出した反射光に基づく
信号を制御部1に入力する。そして、制御部1が、信号
によって光ディスクが一般的な光ディスクか、あるいは
高記録密度光ディスクかを判定するものとした。
【0040】以上述べた実施の形態1の記録再生装置
は、以下のように動作する。すなわち、記録再生装置に
DVD110がセットされた場合、図1に示したよう
に、制御部1は、リニアモータ2を制御して支持アーム
128、支持アーム134を矢線Aの方向に退避させ
る。そして、ムービングコイル113を制御し、集光部
11を記録再生装置の集光部として設定する。
【0041】集光部11の設定後、DVD110に情報
を記録する場合、レーザダイオード104が発したビー
ム光bは、DVD110の記録層110aに照射され、
マークを形成する。また、DVD110に形成されたマ
ークから情報を再生する場合、ビーム光bがDVD11
0の記録層110aに照射され、4分割フォトダイオー
ド101が、ビーム光bの反射光を検出する。4分割フ
ォトダイオード101は反射光に応じた信号を出力し、
信号は制御部1に入力する。
【0042】また、記録再生装置に高記録密度光ディス
ク120がセットされた場合、図2に示したように、制
御部1がムービングコイル113を制御して集光部11
をビーム光bの光軸から退避する。そして、リニアモー
タ2によって支持アーム128、134を矢線Bの方向
に前進させ、集光部12を記録再生装置の集光部として
設定すると共にビームエキスパンダ13をもビーム光b
の光軸上に移動する。
【0043】以上の動作により、実施の形態1の記録装
置は、集光部12を用いた記録時、ビーム光bをビーム
エキスパンダ13の第1レンズ131によって収束し、
第2レンズ132によって平行光にする。このため、ビ
ーム光bは、よりビーム径の小さいレーザ光となり、高
記録密度光ディスク用対物レンズ124、ソリッドイマ
ージョンレンズ125に正確に入射される。
【0044】また、再生時、実施の形態1の記録再生装
置は、ソリッドイマージョンレンズ125を通った反射
光の径を第2レンズ132で拡大し、さらに第1レンズ
131によって平行光にする。このため、反射光は、よ
りビーム径の大きなビーム径となって4分割フォトダイ
オード101に検出される。
【0045】このため、実施の形態1の記録再生装置
は、集光部11、集光部12で反射光の検出に使用され
る4分割フォトダイオード101を共用でき、このため
に光照射・検出部10を共用することができる。なお、
この際、実施の形態1は、ビームエキスパンダ13によ
ってビーム径が拡大される反射光のビーム径がDVD用
対物レンズ111を通った反射光のビーム径と同様にに
なるように第1レンズ131、第2レンズ132を設計
することも可能である。
【0046】以上述べた実施の形態1の記録再生装置
は、一般的な光ディスクと高記録密度光ディスクとの互
換性を有し、しかも部品点数の増加を抑えて装置の大型
化、高コスト化を抑えたものといえる。
【0047】(実施の形態2)図3は、実施の形態2の
記録再生装置を説明するための図である。なお、実施の
形態2の記録再生装置は、実施の形態1の記録再生装置
と同様の構成を含んでいる。実施の形態2の記録再生装
置において実施の形態1の記録再生装置と同様の構成に
ついては同様の符号を付し、その説明を一部略すものと
する。
【0048】図3に示した記録再生装置は、光照射・検
出部10と、集光部11および集光部12と、ビーム光
のビーム径を縮小、拡大するビームエキスパンダ301
とを備えている。集光部11および集光部12は、光デ
ィスクの種別に応じて複数備えられる集光部であり、集
光部11は一般的な光ディスク用の集光部、集光部12
は高記録密度光ディスク用の集光部である。また、実施
の形態2においても、光照射・検出部10は、一般的な
光ディスク、高記録密度光ディスクで共用されている。
【0049】実施の形態2のビームエキスパンダ301
は、レンズ303と、レンズ303を保持するレンズホ
ルダ302とを備え、さらに集光部11のDVD用対物
レンズ111とによってビーム光の径を拡大、縮小す
る。すなわち、実施の形態2の記録再生装置において
は、ビームエキスパンダ301と集光部12とが、DV
D用対物レンズ111を共用することになる。
【0050】以上述べた構成の実施の形態2の記録再生
装置は、以下のように動作する。すなわち、記録再生装
置にDVDがセットされた場合、制御部1は、実施の形
態1の記録再生装置と同様に、集光部11を記録再生装
置の集光部として設定する。この間、集光部12および
ビームエキスパンダ301は、矢線Aの方向に退避して
いる。
【0051】また、実施の形態2の記録再生装置は、高
記録密度光ディスク120がセットされた場合、制御部
1が集光部11を移動することなく集光部12およびビ
ームエキスパンダ301を矢線Bの方向に移動する。こ
の結果、レーザダイオード104が照射したレーザ光b
は、ビームエキスパンダ301のレンズ303によって
収束し、DVD用対物レンズ111によって平行光にな
る。そして、高記録密度光ディスク用対物レンズ124
によってさらに収束し、ソリッドイマージョンレンズ1
25に入射する。
【0052】上述した構成によれば、実施の形態2の記
録再生装置は、ビームエキスパンダ301とDVD用対
物レンズ111とによってビームを拡大、縮小するの
で、DVDと高記録密度光ディスク120とで光照射・
検出部10を共用することができる。このため、実施の
形態2の記録再生装置は、実施の形態1と同様に、一般
的な光ディスクと高記録密度光ディスクとの互換性を有
し、しかも部品点数の増加を抑えて装置の大型化、高コ
スト化を抑えたものといえる
【0053】さらに、実施の形態2の記録再生装置は、
DVD用対物レンズ111とビームエキスパンダ301
とで共用し、部品点数をいっそう少なくしている。この
ため、実施の形態2の記録再生装置は、一般的な光ディ
スクと高記録密度光ディスクとの互換性を有し、しかも
部品点数の増加をいっそう抑えて装置の大型化、高コス
ト化をより効果的に抑えたものといえる。
【0054】(実施の形態3)図4、図5は、実施の形
態3の記録再生装置を説明するための図である。図4
は、実施の形態3の記録再生装置に適用される光ディス
ク402の平面図であり、図5は、光ディスク402の
種別を判定する状態を示したものである。光ディスク4
02は、情報が書き込まれる情報記録領域401と、光
ディスクの種別などがバーコードによって書き込まれる
バーコード領域403を備えている。
【0055】実施の形態3の記録再生装置は、一般的な
光ディスク、高記録密度光ディスクといった種別がバー
コードによって記録された光ディスクに適用されるもの
であり、光ディスクの種別を判定するためにバーコード
リーダーを備えたものである。なお、実施の形態3の記
録再生装置は、バーコードリーダーを備えた点を除いて
実施の形態1または実施の形態2の記録再生装置と同様
に構成される。このため、実施の形態3では、実施の形
態1または実施の形態2と同様の構成については図示お
よび説明を省くものとする。
【0056】バーコードリーダー501は、図5に示し
たように、光ディスク402のバーコード領域403の
直上に位置し、バーコードを読みとる。読み取られた情
報は、実施の形態1と同様の制御部1に入力する。制御
部1は、入力した情報から光ディスク402が一般的な
光ディスクであるか、あるいは高記録密度光ディスクで
あるか判定する。光ディスクの判定後、制御部1は、バ
ーコードリーダー501を光ディスク402上から情報
の記録、再生を妨げない位置に退避する。
【0057】また、制御部1は、判定の結果、光ディス
ク402が例えばDVD110のような一般的な光ディ
スクであった場合、制御部1は、集光部11を記録装置
における集光手段として設定する。また、光ディスク4
02が高記録密度光ディスクであった場合、集光部12
と共にビームエキスパンダ13(301)を設定する。
【0058】以上述べた実施の形態3によれば、比較的
簡易な構成によって光ディスクの種別を自動的に判定す
ることができる。また、光ディスクに光ディスクの種別
が記録されていない光ディスクについても、バーコード
領域を設け、バーコードを書き込むことによって光ディ
スクの種別を記録し、バーコードリーダーによって読み
取ることができる。
【0059】なお、本発明は、以上述べた実施の形態に
限定されるものではない。例えば、以上述べた実施の形
態では、光ディスクの種別を自動的に判定するように記
録再生装置を構成しているが、本発明の記録再生装置は
このような構成に限定されるものでなく、例えば、オペ
レータが記録再生装置に光ディスクの種別を入力するボ
タンなどを設けるようにしても良い。
【0060】また、本発明の記録再生装置は、集光部の
数を2つに限定するものでなく、光照射・検出部を光デ
ィスクの種別にそれぞれ対応した複数の集光部で共用す
るものであれば良い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、光情報記録媒体に応じて複数の集光手段
のうちのいずれかを設定し、さらに、ビーム径縮小・拡
大手段により集光手段および光照射・検出手段の光検出
器に応じてビーム径を縮小あるいは拡大することができ
る。このため、1つの光照射・検出手段を光情報記録媒
体に応じた複数の集光手段で共用することができる。し
たがって、請求項1に記載の発明は、集光手段ごとに光
照射・検出手段を設ける必要がなく、部品点数を抑える
と共に記録再生装置の大型化、高コスト化を回避するこ
とができるという効果を奏する。
【0062】請求項2に記載の発明は、集光手段を高記
録密度光ディスクに適した構成にすることができ、記録
再生装置を高記録密度光ディスクにも対応させることが
できるという効果を奏する。
【0063】請求項3に記載の発明は、ビーム径縮小・
拡大手段を簡単な構成にし、記録再生装置の大型化、高
コスト化をより抑えることができるという効果を奏す
る。
【0064】請求項4に記載の発明は、記録再生装置の
部品点数をより抑えることができ、記録再生装置の大型
化、高コスト化をより抑えることができるという効果を
奏する。
【0065】請求項5に記載の発明は、各集光手段に適
した径にビーム光を縮小、拡大することができ、記録再
生装置が各種別の光情報記録媒体に適切に情報を記録
し、記録された情報を再生できるものにすることができ
る。
【0066】請求項6に記載の発明は、光情報記録媒体
の種別の判定が自動的にでき、記録再生装置における光
情報記録媒体に応じた集光手段、ビーム径縮小・拡大手
段の切換え操作を簡易化することができるという効果を
奏する。
【0067】請求項7に記載の発明は、オペレータによ
らず正確に光情報記録媒体の種別を判定することがで
き、記録再生装置の操作性を高めることができるという
効果を奏する。
【0068】請求項8に記載の発明は、光情報記録媒体
にバーコードという比較的簡易な方法で種別情報を記録
し、バーコードリーダーという簡易な構成できる。この
ため、種別情報を示すマークが形成されていない光ディ
スクに種別をも自動的、かつ比較的簡易に判別すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の記録再生装置を説明す
るための図であって、記録再生装置が一般的な光ディス
クに適用された状態を示した図である。
【図2】本発明の実施の形態1の記録再生装置を説明す
るための図であって、記録再生装置が高記録密度光ディ
スクに適用された状態を示した図である。
【図3】本発明の実施の形態2の記録再生装置を説明す
るための図である。
【図4】本発明の実施の形態3の記録再生装置に適用さ
れる光ディスクを示した図である。
【図5】図4に示した光ディスクに対してバーコードリ
ーダーが情報を読み取る状態を説明するための図であ
る。
【図6】スライダにソリッドイマージョンレンズを搭載
した構成を示す図である。
【図7】スライダにソリッドイマージョンレンズを搭載
した他の構成を示す図である。
【図8】従来の記録再生装置の例示する図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 リニアモータ 10 光照射・検出部 11,12 集光部 13,301 ビームエキスパンダ 101 4分割フォトダイオード 102 シリンドリカルレンズ 103 検出レンズ 104 レーザダイオード 105 カップリングレンズ 106 ビームスプリッタ 107 1/4波長板 110 光ディスク 110a 記録層 111 DVD用対物レンズ 112,133 レンズホルダ 113 ムービングコイル 120 高記録密度光ディスク 124 高記録密度光ディスク用対物レンズ 125 ソリッドイマージョンレンズ 126 スライダ 127 サスペンション 128,134 支持アーム 131 第1レンズ 132 第2レンズ 301 ビームエキスパンダ 303 レンズ 401 情報記録領域 402 光ディスク 403 バーコード領域 501 バーコードリーダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/125 G11B 7/125 B 7/13 7/13 7/24 571 7/24 571A 571B Fターム(参考) 5D029 JB46 PA01 PA03 VA01 5D090 AA01 BB02 BB05 CC12 CC14 CC16 CC18 DD03 FF08 FF29 JJ11 KK01 LL04 5D117 AA02 AA08 GG00 5D119 AA09 AA11 AA22 BA01 BB01 BB04 CA13 DA09 EB02 EC14 EC20 EC45 FA05 JA08 JA44 KA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光情報記録媒体に情報を記録すると共
    に、記録された情報を再生する記録再生装置であって、 光情報記録媒体にビーム光を照射する光源および該光源
    によって照射されたビーム光の反射光を検出する光検出
    器を少なくとも備えた光照射・検出手段と、 光情報記録媒体の種別に応じて複数備えられ、前記ビー
    ム光を光情報記録媒体に集光する集光手段と、 情報を記録すべき光情報記録媒体の種別に合わせ、複数
    設けられた前記集光手段のうちのいずれかを、前記ビー
    ム光を光情報記録媒体上に集光する手段として設定する
    設定手段と、 設定された前記集光手段に合わせて前記ビーム光のビー
    ム径を縮小し、かつ、前記光検出器に合わせて前記反射
    光のビーム径を拡大するビーム径縮小・拡大手段と、 を備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記集光手段のうちの少なくとも1つ
    が、ソリッドイマージョンレンズによってビーム光を光
    情報記録媒体上に集光するものであることを特徴とする
    請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記ビーム径縮小・拡大手段が、少なく
    とも2個以上のレンズを備えるビームエキスパンダであ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ビーム径縮小・拡大手段が、前記集
    光部と共用されるレンズを含むことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一つに記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記ビーム径縮小・拡大手段
    を、前記ビーム光が光情報記録媒体に向かう光軸上に移
    動すると共に該光軸から外れた位置に移動する移動手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つ
    に記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、光情報記録媒体の種別
    を判定する媒体種別判定手段を備えることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記媒体種別判定手段は、光情報記録媒
    体に記録された種別情報を読み取ることによって光情報
    記録媒体の種別を判定することを特徴とする請求項6に
    記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記種別情報がバーコードとして光情報
    記録媒体に記録されていて、前記バーコードを読み取る
    バーコードリーダーをさらに備えることを特徴とする請
    求項7に記載の記録再生装置。
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