JP2003016642A - 光ディスク装置、光ディスク媒体および光ディスクの読み取りまたは書き込み方法 - Google Patents

光ディスク装置、光ディスク媒体および光ディスクの読み取りまたは書き込み方法

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JP2003016642A
JP2003016642A JP2001194620A JP2001194620A JP2003016642A JP 2003016642 A JP2003016642 A JP 2003016642A JP 2001194620 A JP2001194620 A JP 2001194620A JP 2001194620 A JP2001194620 A JP 2001194620A JP 2003016642 A JP2003016642 A JP 2003016642A
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optical system
optical
recording
optical disc
sector
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Yuzuru Yamakage
譲 山影
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光ディスクとの互換性を図りつつ、種
々のランド、グルーブ形状の光ディスクの記録密度の向
上を図る。 【解決手段】 径の大きなビームスポットを形成する第
1の光学系と、径の小さなビームスポットを形成する第
2の光学系とを含み、第1の光学系でトラッキングを行
い、第2の光学系で複数並列に配置されるサブセクタを
選択し、このサブセクタ内の情報を読取りまたはサブセ
クタ内に情報を書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置お
よびこの光ディスク装置に搭載された記録媒体への情報
の記録、記録媒体に記録された情報の読み取り方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは不揮発性の記録用媒体であ
り、記録密度が高く、可搬性に優れており、情報の保存
や交換などが容易に行えるために、情報の記録手段とし
て広く使用されている。一方、文字や音声のみならず、
画像もディジタル化されたマルチメディア情報の入手が
容易になってきている。そこで、この容量の大きなマル
チメディア情報も十分に記録できるより記録容量の大き
な光ディスクを目指して、記録密度向上のための研究開
発が行われている。
【0003】この記録密度を向上させるために、光ディ
スクに情報を記録または光ディスクから記録されている
情報を読み出す際に、この光ディスクの盤面に照射する
レーザビームのスポット径を小さくする方法がある。こ
の方法によって、光ディスクの照射面での空間分解能を
上げることにより、より微細領域に信号を記録でき、ま
たこの領域に記録された信号を読み取ることが出来る。
【0004】このレーザビームスポットを小径化して記
録密度を向上させる方法としては以下の技術が知られて
いる。
【0005】第1の技術は、特開平7−93757公報
に開示された技術である。この技術では、信号を記録す
るために光ディスクに設けられているランド部の幅より
も小径のレーザビームスポットを複数個、光ディスクに
照射する。そして、レーザ光をこのランド部に沿わせて
位置決めするため(トラッキングするため)の案内溝で
あるグルーブ部に、その内の一つのレーザビームスポッ
トを照射し、ランド部には複数のレーザビームスポット
が照射する様に構成している。その結果、ランド部に複
数列の記録ビットが記録でき、記録密度の向上を図って
いる。
【0006】しかし、この技術では、グルーブに照射し
た小径のレーザビームによって、トラッキングエラー信
号が得られるように、グルーブ幅はレーザビームスポッ
ト径よりも狭い必要がある。従って、ランド部にのみ記
録するランド記録媒体またはグルーブ部にのみ記録する
グルーブ記録媒体にしか適用しないので、ランドとグル
ーブの両方に記録することで記録密度を向上させるラン
ド/グルーブ記録媒体には用いることはできない。
【0007】また、この技術では、従来の記録方式とは
異なっているので、既に大量に使用されている従来の記
録方式の光ディスクの情報を読み取ること、つまり下位
互換は困難と思われる。第2の技術は、上記技術では困
難であるランド、グルーブの両方に情報を記録し、記録
された信号を読み取る技術であり、特開平3−2636
37号公報に開示されている。この公報には、2つの異
なる波長の光源を使用して、短波長の光によるスポット
径をランド又はグルーブ幅以下にし、長波長の光による
スポット径をランド又はグルーブ幅以上にして、短波長
の光でランド又はグルーブでの記録、再生を、長波長の
光で光学系のサーボ信号を得る技術が開示されている。
しかしながら、この技術では、ランドおよびグルーブの
各々に信号を1列のみしか記録しないので、記録密度を
大幅に向上させることが困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1の技術は、
従来の記録方式で記録された信号が読み取れなかった
り、特定の記録面形状の光ディスクにしか適用できない
記録方式である問題があり、第2の技術は記録密度の大
幅な向上は困難である問題がある。
【0009】したがって、本発明はこれらの問題を解決
することを課題とし、従来方式で記録された信号を読み
取ることが出来、さらに、種々の記録面形状の光ディス
クにも適用できる高密度記録が可能な光ディスク装置、
光ディスク媒体、およびその記録および/または読み取
り方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、光ディスクの記録面を照射するスポット径が異なる
光学系を備え、ランド、またはグルーブにスポット径の
大きな光学系でトラッキングやシークをして、このラン
ドまたはグルーブに記録された情報の読み取り、または
記録する情報の書き込みをスポット径の小さな光学系で
行うことで情報の記録密度の高密度化を行う。また、ラ
ンドまたはグルーブに1列のデータトラックを有した従
来の読み取りまたは書き込みを行う場合には、大きなス
ポット系の光学系を使用することにより、下位互換を可
能にする。
【0011】具体的には、請求項1の発明においては、
光ディスクに照射する光ビームを第1のスポット径に形
成し、この形成された集光光に基づく反射光を受光し
て、出力信号として出力する第1の光学系と、照射する
光ビームをこの第1のスポット径よりも小さな第2のス
ポット径に形成し、この形成された集光光に基づく反射
光を受光して、出力信号として出力する第2の光学系
と、第1の光学系からの出力信号に基づいて、第2の光
学系によって形成された集光光を光ディスクの半径方向
に移動させるアクチュエータとを有したことを特徴する
光ディスク装置を要旨とした。
【0012】この様に構成したので、この小さな径のス
ポット径の位置決めを大きなスポット径を形成する第1
の光学系からの信号で行うので、グルーブまたはランド
幅に対して小さなスポット径の位置決めができ、トラッ
クまたはグルーブに書き込みまたは読み取りを正確に行
うことができ、また大きなスポット径のみでも読み取り
または書き込みが可能になる。
【0013】なお、請求項1において、第2の光学系を
トラッキングエラー信号を検出する様に構成しても良
く、この様に構成することによって、この第2の光学系
からのレーザ光のみを使用して、ランド幅、グルーブ幅
等を狭くした光ディスク媒体に情報の書き込み、読み取
りを行うことが出来る。
【0014】さらに請求項1において、第1の光学系の
スポット径が第2のスポット径の2倍以上に構成するこ
とが好ましく、第1の光学系に使用する光源の波長を第
2の光学系の光源に使用する波長の2倍以上であること
が好ましい。この様に構成することによって、第2の光
学系のスポット径は第1の光学系のスポット径の半分以
下になり、第1のスポット径を使用することを想定した
光ディスクのトラックに2列のサブトラックを形成する
ことができる。
【0015】さらに請求項1において、第2の光学系に
よって集光された集光光の照射位置を選択的に移動させ
るトラック選択用アクチュエータを備える様に請求項1
のディスク装置を構成してもよい。この様に構成したの
で、ランドまたはグルーブの位置に追従しながら第2の
スポット径の照射位置を選択することができる。
【0016】請求項2の発明においては、請求項1の光
ディスク装置の特徴に加え、第1の光学系に使用する光
源の波長と対物レンズの開口数との比である(波長/開
口数)が第2の光学系に使用する光源の波長と対物レン
ズの比である(波長/開口数)の2倍以上であることを
特徴とすることを要旨とした。
【0017】この様に波長/開口数の比を設定したの
で、第2のスポット径は、第1のスポット径の半分以下
になる。
【0018】請求項3の発明は、第2の光学系からのビ
ームによって、前記光ディスク装置に設定された光ディ
スク媒体のランドおよび/またはグルーブに複数列に信
号を書き込みまたは読み取りすることを特徴とする請求
項1または請求項2のいずれかに記載の光ディスク装置
を要旨とした。
【0019】この様に構成したので、記録密度の高密度
化が可能になる。請求項4の発明においては、セクタ識
別情報を記録したヘッダ部を備えたセクタ部と、このセ
クタ部内に互いに並列に配置されたサブセクタの各々の
サブセクタ識別情報を記録したサブヘッダ部を有したサ
ブセクタ部とを含んで構成されたことを特徴する光ディ
スク媒体を要旨とした。
【0020】この様に、1セクタ内に互いに並列に配置
したサブセクタを形成し、その各々の識別情報を記録す
る構成としたので、記録密度の高密度化と各サブセクタ
の識別が可能になる。
【0021】ここで、請求項4の光ディスク媒体が書き
替え可能な記録媒体であって、サブセクタ識別情報は書
き替え可能な方法であってもよい。この様に書き替え可
能な構成としたので、従来の書き替え可能記録媒体の記
録密度の高密度化と各サブセクタの識別が可能になる。
【0022】請求項5の発明においては、光ディスク媒
体に記録された情報の読み取りまたは、この光ディスク
媒体に情報を記録する方法であって、第1の光学系で光
ディスク媒体の識別情報を読み取るステップと、この読
み取った識別情報に基づいて、第2の光学系を使用する
か否かを判定する判定ステップと、この判定ステップに
おいて第2の光学系の光学系で読み取りまたは書き込み
を行うと判定した場合に、第1の光学系からの制御信号
によって、第2の光学系を所定のトラックにシークする
ステップと、トラックに設けた複数のサブトラックの所
定のサブトラックへ第2の光学系を移動させるステップ
と、第2の光学系によって前記読み取りまたは書き込み
を行うステップとを有したことを特徴とする光ディスク
の読み取りまたは書き込み方法を要旨とした。
【0023】この様に構成したので、記録媒体に応じて
第2の光学系を使用するか否か判定するので高密度書き
込み/読み取りが可能になる。
【0024】ここで、この請求項5の書き込み方法に、
第2の光学系で書き込みの記録形式を選択するステップ
と、記録形式で書き込みを行うステップをさらに有して
も良い。このように構成したので、記録形式を変更して
より高密度の記録が可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施例)本実施例では、I
SO/IEC−13963で規定される光磁気ディスク
(容量:230MB、512Byte/セクタ、トラッ
クピッチ:1.4μm)を記録媒体として使用する場合
を例にし、この光磁気ディスクをディスク装置に装填
し、媒体の種別を認識し、この光磁気ディスクに記録さ
れている情報を読み取る方法について説明する。
【0026】本実施例の説明においては、例えば、磁気
変調などによって記録する際に必要な記録位置への磁界
印加などの周知の技術については、簡略に記述するに留
めた。
【0027】本実施例を図1から図10を参照して説明
する。図1は、本発明に基づく光ディスク装置の1例を
示す図である。光ディスク装置1のケース6の前面側に
は、光ディスクを装置に出し入れする際に開閉する開閉
蓋2と、電源スイッチ5、装填された光ディスクを取り
出す際に使用する取り出しスイッチ7、光ディスクがア
クセスされている状態を表示する表示ランプ10が配置
されている。ここで、電源コードや、上位装置など他の
器機と接続される信号ケーブルは図示を省略した。
【0028】本実施例ではスタンドアロン型の光ディス
ク装置1を例として示すが、パーソナルコンピュータな
ど他の装置内に実装される様に構成しても良い。
【0029】つぎに、図2を参照して、本発明に基づく
光ディスクの記録例を示す。図2の(A)は本発明に使
用した光ディスク600の概略形状を示す図であり、こ
の光ディスク600の一部分610を拡大して、(B)
に光ディスク600の細部を示した。(C)は、(B)
に矢印bで示した方向から一部拡大部分を見た平面図を
示し、光ディスク600と照射する複数のレーザビーム
との関係を示す図である。
【0030】なお、図2では、光ディスク600の記録
例を示すことが主な目的であり、光ディスク600の基
板構造や構成などは省略して図示している。
【0031】(B)に示したランド630に設けられた
エンボスピット620は、セクタのアドレス情報やフラ
グ情報などをエンボスなどでプリフォーマットしたもの
である。このエンボスピット620が設けられた領域に
続き、データ領域が設けられており、本発明によって、
この領域には、記録信号650が1本のランド630に
2列に記録されている。このランド630間にグルーブ
640が設けられている。
【0032】ここで、この2列を各々、サブトラック
A、サブトラックBと称する。(C)に示す様に、本発
明では大径と小径の2つのレーザビームを使用する。大
径レーザビームスポット660の径は、ランド630幅
より少し大きめでランド630の両側のグルーブ640
に掛かる程度である。この大径レーザビームスポット6
60によって、エンボスピット620を読み取るととも
に、大径レーザビームスポット660の中心がランド6
30幅の中心からのずれの程度を示すトラッキングエラ
ー信号を発生する。
【0033】小径レーザビームスポット670の径は、
ランド630幅の半分以下であり、データ部への信号の
書き込みや、書き込まれた信号の読み取りに使用する。
【0034】[光学系]この2種類のレーザビームスポ
ットを形成するための光学系、およびその制御系を含め
て詳細を図3から図6を参照して説明する。
【0035】図3は、本発明に基づく光ディスク装置の
構成の1例を示す図で、光ディスク600の読み取り、
書き込み動作の要部を示す。光ディスク600は、ター
ンテーブル110に装着され、スピンドルモータ100
によって回転される。本実施例では、ステージ40に搭
載された光学ユニット300が、光ディスク600の半
径方向に移動する様にアクチュエータ30によって駆動
され、一端が保持器35によって保持されたガイド45
に沿って移動する。
【0036】スピンドルモータ100、アクチュエータ
30、保持器35は、図示していない基板などに固定さ
れている。このアクチュエータ30には、VCM(Vo
ice Coil Motor)やDCモータなどが使
用できる。
【0037】つぎに、光学ユニット300の詳細を図
4、図5を参照して説明する。図4は、光学ユニット3
00の1例を示す図で、図5は光学系の構成の1例を示
す図である。
【0038】本実施例では、上記した様に、レーザビー
ムスポット径の異なる2つのレーザビームスポットを使
用するが、このレーザビームスポットを形成するため
に、2つの光学系が光学ユニット300に搭載されてい
る。
【0039】(第1の光学系)第1の光学系501(図
5参照)は、波長780nmのレーザビームを発振する
半導体レーザ420、開口数0.55の対物レンズ46
0によって大径用レーザビームスポットを光ディスク6
00の記録面に形成する。この第1の光学系の詳細を図
5を参照して説明する。
【0040】半導体レーザ420から発振された波長7
80nmのレーザビームは、コリメータレンズ510に
よって平行光に変換されビームスプリッタ520を通過
して、対物レンズ460によって集光され光ディスク6
00の記録面に照射される。本実施例では、ビームスプ
リッタ520を透過したレーザビームは対物レンズ46
0に入射する前に、光路を約90度偏向する偏向ミラー
を使用しているが、図5中では省略した。
【0041】この対物レンズ460の開口数とレーザビ
ームの波長とによって、光ディスク600の記録面での
レーザビームスポット径が決まる。この対物レンズ46
0から照射されたレーザビームは、光ディスク600記
録面に記録された信号によって変調を受け、この変調を
受けた反射光は、対物レンズ460で平行光となり、ビ
ームスプリッタ520で光路を偏向して集光レンズ53
0によって集光され、検出素子440に入射する。この
検出素子440によって、入射光は電気信号に変換さ
れ、この電気信号に基づいて、光ディスク600にエン
ボスピット、および光磁気記録された信号(MO信号)
の再生信号が生成される。
【0042】一方、集光レンズ530を通過したビーム
の一部は、ビームスプリッタ531によって光路が偏向
され、エラー検出用素子550に入射し、電気信号に変
換され、この変換された電気信号に基づいてトラッキン
グエラー信号(以下、TES信号と称する)およびフォ
ーカスエラー信号(以下、FES信号と称する)が生成
される。このTES信号に基づく制御信号が入力される
トラッキングアクチュエータ545によって、対物レン
ズ460はレーザビームスポットの中心が、トラックの
ほぼ中心に位置する様に制御される。また、FES信号
に基づく制御信号が入力されるフォーカスアクチュエー
タ540によって、光ディスク600の記録面にレーザ
ビームのフォーカスポイントを維持する様に対物レンズ
460は、ほぼ光ディスク600の盤面に直交する方向
に移動される。
【0043】(第2の光学系)第2の光学系502は、
波長405nmのレーザビームを発振する半導体レーザ
430と、開口数0.6の対物レンズ470によって小
径レーザビームスポットを光ディスク600の記録面に
形成する。
【0044】この第2の光学系502を第1の光学系5
01との違いを主にして、図5を参照して説明する。こ
の第2の光学系の各構成部品は、レーザの波長が異なる
ので、詳細仕様は異なるが機能は同じであり、コリメー
タレンズ560、ビームスプリッタ570、集光レンズ
580、ビームスプリッタ581、エラー検出素子58
2、フォーカスアクチュエータ590、検出素子450
は第1の光学系501の対応する部品と同じ機能をも
つ。
【0045】第2の光学系502と第1の光学系501
の主な違いは、レーザの波長、対物レンズ470の開口
数の違いである。
【0046】また、第2の光学系502のトラッキング
アクチュエータ591は、前記トラッキングの他に、同
一トラック中の一方のサブトラックから他方のサブトラ
ックに対物レンズ470を移動させる場合にも使用する
(図2の(C)参照)。
【0047】なお、図5の第2の光学系502において
も、対物レンズ470とビームスプリッタ570間の偏
向ミラーは図示を省略している。
【0048】(光学系の動作)つぎに、図6の本発明の
光ディスク装置の構成の1例を示す図を参照して、上記
した光学ユニット300の動作を主に説明するが、光デ
ィスク600への信号の読み取り/書き込みについて
は、周知の技術によって容易に実施可能である。
【0049】図6で、コントローラ部700には、光学
ユニット300を搭載したステージ40の移動制御や、
第1、第2の光学系のフォーカシングおよびトラッキン
グの制御を行う制御部710と、この制御部710との
命令、データの遣り取りや、信号処理などを行う中央処
理部705、および、処理結果、データ、プログラムな
どを記憶するための記憶部706などを含んで構成され
ている。さらに、この中央処理部705は上位装置と命
令、データの遣り取り等を行う。
【0050】上位装置から、光ディスク600の所定の
情報へのアクセス命令は、コントローラ部700の中央
処理部705で、光ディスク600の対応するセクタア
ドレスに変換される。このセクタアドレスに対応するセ
クタが位置するトラックは、対物レンズ460からの大
径レーザビームスポット660が現在照射しているトラ
ックから移動すべき距離またはトラック本数と方向(光
ディスク600の中心方向か、外周方向か)を中央処理
部705で計算し、その計算結果に基づきアクチュエー
タ駆動回路715がアクチュエータ30を駆動する。
【0051】この結果に基づき、光学ユニット300を
搭載したステージ40が所定距離(または所定トラック
本数)だけ移動するので、対物レンズ460は所定トラ
ックの近傍に移動する。このように目的のトラックに光
学ユニット300が位置すると、第1の光学系501の
エラー検出用素子550(図5参照)からの信号がサー
ボ信号処理回路750で信号処理されTES信号とな
り、このTES信号はトラックサーボ回路735で信号
処理された後に、トラッキングアクチュエータ545に
入力される。この結果、対物レンズ460から照射され
る大径レーザビームスポット660の中心が、ランド6
30の中心に位置する様に制御される(図2の(C)参
照)。
【0052】また、エラー検出用素子550(図5参
照)からの信号は、サーボ信号処理回路750で信号処
理されFES信号となり、フォーカスサーボ回路725
に入力される。この入力信号はフォーカスサーボ回路7
25で増幅、位相補償などの信号処理がなされて、フォ
ーカスアクチュエータ540に入力され、対物レンズ4
60を光ディスク600の記録面に垂直な方向に移動さ
せる。
【0053】また検出素子440で検出された信号は、
光ディスク600に記録された信号の読み取り信号を含
んでおり、この読み取り信号は復調回路756で復調さ
れ、大径レーザビームスポット660が読み取ったセク
タアドレス情報が中央処理部705に入力され、必要に
応じて、処理され、上位装置に送信される。
【0054】この様に、目的のトラックに光学ユニット
300が移動し、第1の光学501によって、ランド6
30の中心と大径レーザビームスポット660の中心が
常に合う様にTES信号によって対物レンズ460は制
御される。
【0055】つぎに、第2の光学系502について説明
するが、第1の光学系501に対して、上記した様に、
レーザビームの波長や対物レンズ470が異なるが、図
2の(C)に示す様に、ランド630に設けられるサブ
トラックAまたはBのどちらかを照射する様にトラッキ
ングする点が大きく異なる。そこで、この対物レンズ4
70のトラッキングについて、詳細に説明する。
【0056】この対物レンズ470から照射されるレー
ザビームスポット径は、ランド630幅より小さいの
で、ランド630に対して位置決め出来ない。そのた
め、対物レンズ470のランド630に対するトラッキ
ングは、第1の光学系501のTES信号に基づくトラ
ックサーボ回路735からのサーボ信号に基づき、トラ
ック切替回路736を介して制御され、対物レンズ46
0と同様にランド630の位置変動などに追従する。
【0057】一方、コントローラ部700から、サブト
ラックAまたはBの選択信号がトラック切替回路736
に入力されると、この選択信号と上記したトラックサー
ボ回路735からの入力された信号とに基づいて、トラ
ッキングアクチュエータ591が駆動され、対物レンズ
470から照射される小径レーザビームスポット670
は、サブトラックAまたはBにトラッキングされる。
【0058】なお、本実施例では第2の光学系502の
トラッキングを第1の光学系501のトラックサーボ回
路735からの信号によって行う様に動作させるが、光
ディスク媒体のランドまたは/およびグルーブ幅が小径
レーザビームスポット670程度に狭い場合には、第2
の光学系502のTES信号に基づいて、対物レンズ4
70のトラッキングを行う。
【0059】以上が第1の実施例の概要であり、次に図
7から図10を参照して、光ディスク装置の読み取り/
書き込み動作について説明する。
【0060】(光ディスクのフォーマット)図7は本実
施例に使用する光ディスク600のセクタマーク近傍の
概略フォーマットの1例を示したものである。通常、各
セクタはプリフォーマットされたヘッダ部とデータを記
録するためのデータ部からなるが、本実施例では、この
データ部を2本のデータトラックとして利用するので、
エンボスピットによるプリフォーマットされたヘッダ部
101の後に、この各々のデータトラック毎にMO信号
で記録したサブヘッダ部102を設け、その後の領域を
データ部103として区画、使用している。
【0061】以下に各部領域毎に説明する。ヘッダ部1
01の先頭のセクタマーク100に続いて、信号の再生
に必要なタイミング(クロック)の基準を生成するため
のVFO(Variable Frequency O
scillator)1a110、VFO2a130、
このセクタのアドレス情報(トラックおよびセクタ番
号)を示すID(Identification)1a
120、ID2a140がエンボスピットで記録されて
いる。各々のVFO1a110、VFO2a130でク
ロックを生成して、各々のID1a120、ID2a1
40中のアドレス情報が大径レーザビームスポット66
0で読み取られる(図2の(C)参照)。このヘッダ部
101の後端部にはギャップ部145が設けられてい
る。
【0062】サブヘッダ部102には、ヘッダ部101
と同様に、同じくVFO1b150、VFO2b17
0、このセクタ中のサブトラックAの領域のセクタ(以
下、サブセクタまたはサブセクタAと称する)アドレス
情報(トラックおよびセクタ番号)を示すID1b16
0、ID2b180がMO信号で記録されている。ヘッ
ダ部101と同様に、各VFOでクロックが生成され、
各ID中のアドレス情報が小径レーザビームスポット6
70で読み取られる(図2の(C)参照)。
【0063】このサブヘッダ部102の後端部にはギャ
ップ部185が設けられ、さらに、続く領域が、サブデ
ータトラックA190およびサブデータトラックB21
0等に使用される。
【0064】次に、図8から図10とを参照して、本発
明に基づく光ディスクの読取/書込動作の1例を説明す
る。
【0065】(A)に示す様に、光ディスク装置1(図
1参照)に光ディスク600が装填され、読取/書込動
作の処理の開始となり(図9のステップ900)、第1
の光学系501からの大径レーザビームスポット660
が光ディスク600の記録面に照射される。この記録面
からの反射光に基づいて、図6で説明した様にこの大径
レーザビームスポット660を照射する対物レンズ46
0のフォーカシング、トラッキング動作が行われる。
【0066】つぎに(B)に示す様に、光ディスク60
0の最内周部または最外周部などに設けられたコントロ
ールトラック部810に光学ユニット300が移動し
(図3参照)、エンボスピットで記録された媒体認識情
報Aを読み取り、この光ディスク600が230MB容
量であることがコントローラ部700で認識される(図
9のステップ905)。
【0067】本説明は読取りの場合であるので、図9の
ステップ910で読取りと判定され、図8の(C)に示
す様に、規定されたアドレスのセクタにMO信号で記録
されている媒体認識情報Bを第1の光学系501によっ
て読み取る。ここで、この媒体認識情報Bは、この光デ
ィスク600が通常形式で記録されたものか、本発明の
高密度記録されたものかを示す情報であり、周知の形式
で記録されている。本実施例では、この媒体識別情報B
によって、この光ディスク600が高密度記録された記
録媒体であることがコントローラ部700で認識される
(図9のステップ920)。なお、この媒体識別情報B
は、ユーザの使用が許可されていない管理領域などに記
録されている。
【0068】このときに、この第1の光学系501から
の大径レーザビームスポット660によって、ヘッダ部
101に記録されているセクタマーク100(図7参
照)等が読み取られ、ID1a120、ID2a140
に記録されているセクタのアドレス情報から、現在大径
レーザビームスポット660がトラッキングしているト
ラック、セクタなどのアドレス情報が読み取られ、コン
トロール部700の記憶部706に記憶される。図10
の(A)に、この大径レーザビームスポット660で、
ヘッダ部101のエンボスピットで形成された情報を読
み取る際の状況を示す。
【0069】次に、光ディスク装置1が上位装置、たと
えば、パーソナルコンピュータなどからの情報読み取り
命令を受信すると、その情報がどのセクタに記録されて
いるセクタのアドレスをディスク装置1の例えば、FA
T(File Allocation Table)な
どを使用して検索し、読み取るべきセクタのアドレスが
決定される。
【0070】この様に、記憶部706に記憶されている
現在トラッキングしている位置情報と、読み取るべきセ
クタのアドレス情報とから、現在トラッキングしている
位置から読み取るべきセクタまでの移動距離または、横
断すべきトラック本数を中央処理部705で算出し、こ
の移動距離等に相当する移動命令信号を、コントローラ
部700からアクチュエータ駆動回路715に出力す
る。この移動命令信号によって、アクチュエータ駆動回
路715は、アクチュエータ30を駆動し、ステージ4
0を上記計算された移動距離分だけ移動させる(図9の
ステップ925)。
【0071】このステージ40の移動によって、第1の
光学系501の対物レンズ460は上記目標トラックの
近傍まで移動する。
【0072】この移動した位置で、第1の光学系501
からの大径レーザビームスポット660によって、ヘッ
ダ部101のID1a120、ID2a140のアドレ
ス情報が読み取られ、コントローラ部700の記憶部7
06に記憶されている目標アドレス情報との一致するか
否か比較され、一致した場合には、読み取るべきセクタ
が移動してくると、第2の光学系502の小径レーザビ
ームスポット670によって、ヘッダ部101位置に続
くサブヘッダ部102にMO信号として記録されている
各々VFO1b150、VFO2b170が読み取ら
れ、クロックが形成された後に各々ID1b160、I
D2b180に記録されているアドレス情報が読み取ら
れる(図9のステップ930、935)。図10の
(B)に、小径レーザビームスポット670によって、
MO信号で記録されたサブヘッダ部102の情報を読み
取る場合の状況を示す。
【0073】この読み取られたアドレス情報をもとに、
読み取るべきセクタ位置がレーザビームスポット位置に
来ると、そのサブセクタのデータ部103に記録されサ
ブデータトラックAまたはBに記録されているデータを
読み取り、再生する(図9のステップ940)。図10
の(C)にサブデータトラックAに記録されているデー
タを小径レーザビームスポット670で読み取る場合の
状況を示す。そして、ステップ940の復調処理が終了
するとステップ999で読取り処理を終了する。 な
お、図9のステップ920で媒体認識情報Bによって、
通常の記録形式であるの認識された場合は、ステップ9
45、946、947の順に周知の処理が行われ、ステ
ップ999で読取り処理を終了する。
【0074】なお、読み取られた信号は、詳しくは復調
回路756(図6参照)で信号処理を受けて、コントロ
ーラ部700に入力され、上位装置に送信される。
【0075】つぎに、書込動作について説明する。図9
のステップ910で書込と判断した場合に、ステップ9
50で本発明による高密度記録を行うか否かを判定す
る。高密度記録を行うと判定した場合には、ステップ9
50で書込の記録形式を選択する。この記録形式は例え
ば、図6のコントローラ部700に記憶されている。つ
ぎに、ステップ960で大径レーザビームスポット66
0からの反射光に基づいてシーク、トラッキングがおこ
なわれ、所定のトラック位置に第1の光学系501が移
動し、ステップ965で小径レーザビームスポット67
0によってサブトラックの選択が行われ、ステップ97
0で小径レーザビームスポット670によって選択され
た記録形式でデータが書き込まれる。この書き込みが終
了すると、ステップ999で書込処理が終了される。
【0076】なお、ステップ950でこの光ディスクの
標準の記録形式で書き込みを行う場合には、大径レーザ
ビームスポット660からの反射光に基づいてシーク、
トラッキングがおこなわれ、所定のトラック位置に第1
の光学系501が移動し、ステップ985で所定のセク
タにデータが書き込まれ、この書き込みが終了すると、
ステップ999で書込処理が終了される。
【0077】ここで、この光ディスク600に小径レー
ザビームスポット670を用い高密度記録する信号の記
録形式は、(1、7)RLL(Run Length
Limited)で変調された形式、つまりエッジ記録
方式で最短マーク長が0.288μm、ビット長が0.
216μmのものが好ましいが、同程度乃至は、これ以
上の記録密度を実現する他の記録方式、再生方式を用い
ても良い。
【0078】たとえば、変調符号の再生方式としてPR
ML(Partial Responce Maxim
um Likelihood)を用いて、より最短マー
ク長を短くしてもよい。
【0079】ISO/IEC−13963で規定される
光磁気ディスクの記録形式は、(2、7)RLL、ピッ
トポジション記録、マーク長0.65μm、ビット長
0.867μmである。したがって、上記した本実施例
の変調方式および記録条件で記録すれば、従来の記録に
対して4倍の線密度となる。言い換えると、ISO/I
EC−13963の規格による光磁気ディスクの1セク
タ(512バイト)に、2048バイトの記録が可能に
なる。それ故、本実施例の光ディスク装置1に接続され
た上位装置からは、2048バイト/セクタの論理フォ
ーマットとして光ディスク装置1にアクセスすることが
可能になる。
【0080】上記した様に、本実施例の条件で記録され
たデータは、従来の規格で記録されたデータに比べ、ト
ラック方向で2倍、円周方向で4倍の記録密度であり、
したがって、波長780nmの光学系を使用する容量2
30MBの光ディスク1枚に、本発明によれば1.8M
B以上の情報を記録することが出来る。なお、上記した
実施例ではセクタ毎にMO信号でアドレス情報を記録し
ておき、この情報を読み取りアドレスを認識する方法を
記載したが、この方法は必ずしも必要ではない。
【0081】例えば、以下に示す方法によっても、読み
取りアドレスを認識することが可能である。
【0082】上記した本実施例では、プリグルーブによ
り規定されたセクタを物理セクタと称し、高密度記録に
より規定されたセクタを高密度セクタと称すると、1物
理セクタの中に2セクタ分の高密度記録を行っている。
【0083】(1)まず、エンボスピットに格納された
アドレス情報を読み取り、読み取るべきサブセクタが格
納されている物理セクタをシークする。
【0084】(2)目的のサブセクタが、物理セクタの
外周側か内周側であるかを、エンボスピットに格納され
ているアドレス情報と読み取るべきサブセクタのアドレ
スの対応関係から調べる。
【0085】(3)つぎに、目的の外周側、または内周
側のサブセクタに記録または再生操作を行う。
【0086】この方法によれば、サブセクタ毎に論理ア
ドレスをMO信号で記録しなくとも良い効果がある。
【0087】(第2実施例)本第2実施例においては、
ISO/IEC−15041に規定されている光磁気デ
ィスク(容量640MB、2048バイト/セクタ、ト
ラックピッチ1.1μm、ビット長0.48μm)を波
長680nm、開口数0.55の光学系を用いてフォー
カシングサーボおよびトラッキングサーボを掛けて、波
長405nm、開口数0.675の光学系を用いて、
(1、7)RLLにて変調されたデータを、エッジ記録
方式、最短マーク長が0.288μm、ビット長が0.
216μmの条件で記録/再生する。勿論これ以上の記
録密度を実現する記録/再生条件を用いても良い。
【0088】これにより、ISO/IEC−15041
で規定される2倍の線記録密度を達成でき、1物理セク
タの中に2つのセクタを格納することが可能になる。本
実施例においても、この規格の1トラックに2トラック
を並べて記録する。光ディスクへのデータアクセス手順
は、第1の実施例と同じ手順を本実施例でも使用する。
【0089】上記の第2実施例では、従来の記録方法に
比べて、トラック方向で2倍、円周方向で2倍の記録密
度で光ディスクにデータを記録し、再生が可能になり、
従来の680MBの記憶容量である記録媒体に、2.6
GB以上の情報を格納することが可能になる。
【0090】(第3実施例)第3実施例は、ランドとグ
ルーブの両方に本発明を適用したものを示す。図11
で、ランド用エンボスピット621、および、グルーブ
用エンボスピット622を設けた領域に続く各々のラン
ド630、グルーブ640に各々2本のサブデータトラ
ックが設けられている。その各々に記録信号650を記
録した場合を示す。読み取り方法は、上記第1、第2実
施例と同様である。
【0091】この様に、本発明はランド/グルーブ記録
方式の媒体、記録方式にも適用でき、記録密度の向上が
可能となる。
【0092】(第4実施例)第4実施例は、ランドとグ
ルーブとの幅が異なる場合に、本発明を適用したもので
ある。図12は、ランド630には、上記第1実施例の
実施例と同様に、サブデータトラックを2列配置し、こ
のランド630よりも幅の狭いグルーブ640に小径レ
ーザビームスポット670によってデータトラックを1
列配置する様に構成した。
【0093】この様な、ランド幅とグルーブ幅が異なっ
ていても、本発明の適用が可能になり、記録密度の向上
が可能となる。
【0094】なお、上記第1から第4実施例において、
光ディスクは光磁気ディスクを例として説明したが、相
変化型の書き替え可能な光記録媒体にも適用可能であ
り、また、読み取り専用の光ディスクであっても、本実
施例に示す様に大径、小径レーザビームスポットを組合
せ使用することによって、従来の記録媒体を読み取ると
ともに、上記高密度に記録した情報を読み取ることが可
能になる。
【0095】また、上記第1から第4実施例において示
した大径レーザビームスポット660と小径レーザビー
ムスポット670の配置位置を逆に配置しても良い。
【0096】また、上記第1から第3実施例において、
サブデータトラックを2列としたが、3列以上に配列す
ることは上記実施例の説明から容易に構成可能である。
【0097】また、上記第1実施例で、小径レーザビー
ムスポットの位置をサブデータトラックに位置決めする
ために、対物レンズ470をトラッキングアクチュエー
タ591で移動させる構成としたが、複数光源を使用
し、各々のサブデータトラックを個別の光源からのレー
ザビームで照射する様に構成しても良い。
【0098】また、上記第1実施例では、光学ユニット
300中に第1、第2の光学系501、502を搭載す
る様に構成したが、別ユニットに分離して搭載してもよ
い。
【0099】以上の説明に関連して、更に以下の項を開
示する。 (付記1)光ディスクに照射する光ビームを第1のスポ
ット径に形成し、前記形成された集光光に基づく反射光
を受光して、出力信号として出力する第1の光学系と、
前記光ディスクに照射する光ビームを前記第1のスポッ
ト径よりも小さな第2のスポット径に形成し、前記形成
された集光光に基づく反射光を受光して、出力信号とし
て出力する第2の光学系と、前記第1の光学系からの出
力信号に基づいて、前記第2の光学系によって形成され
た集光光の照射位置を光ディスクの半径方向に移動させ
るアクチュエータとを有したことを特徴する光ディスク
装置。
【0100】(付記2)前記第1のスポット径は、前記
第2のスポット径の2倍以上であることを特徴とする付
記1に記載の光ディスク装置。
【0101】(付記3)前記第1の光学系に使用する光
源の波長は前記第2の光源に使用する波長の2倍以上で
あることを特徴とする付記1に記載の光ディスク装置。
【0102】(付記4)前記第2の光学系によって集光
された集光光の照射位置を選択的に移動させるトラック
選択用アクチュエータを備えたことを特徴とする付記1
に記載の光ディスク装置。
【0103】(付記5)前記第1の光学系に使用する光
源の波長と対物レンズの開口数との比である(波長/開
口数)が前記第2の光学系に使用する光源の波長と対物
レンズの比である(波長/開口数)の2倍以上であるこ
とを特徴とする付記1に記載の光ディスク装置。
【0104】(付記6)前記第2の光学系からのビーム
によって、前記光ディスク装置に設定された光ディスク
媒体のランドおよび/またはグルーブに複数列に信号を
書き込みまたは読み取りすることを特徴とする付記1乃
至付記5のいずれかに記載の光ディスク装置。
【0105】(付記7)セクタ識別情報を記録したヘッ
ダ部を備えたセクタ部と、前記セクタ部内に互いに並列
に配置されたサブセクタの各々のサブセクタ識別情報を
記録したサブヘッダ部を有したサブセクタ部とを含んで
構成されたことを特徴する光ディスク媒体。
【0106】(付記8) 前記光ディスク媒体は書き替
え可能な記録媒体であって、前記サブセクタ識別情報は
書き替え可能な方法によって記録されたことを特徴とす
る付記7に記載の光ディスク媒体。
【0107】(付記9)光ディスク媒体に記録された情
報の読み取りまたは前記光ディスク媒体に情報を記録す
る方法であって、第1の光学系で前記光ディスク媒体の
識別情報を読み取るステップと、前記読み取った識別情
報に基づき、前記書き込みまたは読み取りを第2の光学
系で行うか否かを判定する判定ステップと、前記判定ス
テップにおいて第2の光学系で読み取りまたは書き込み
を行うと判定した場合に、前記第1の光学系からの制御
信号によって、前記第2の光学系を所定のトラックにシ
ークするステップと、前記トラック内に設けた複数のサ
ブトラックの所定のサブトラックへ前記第2の光学系を
移動させるステップと、前記第2の光学系によって前記
読み取りまたは書き込みを行うステップとを有したこと
を特徴とする光ディスク媒体読み取りまたは書き込み方
法。
【0108】(付記10)前記第2の光学系で書き込み
の記録形式を選択するステップと、前記記録形式で書き
込みを行うステップを有した付記9に記載の光ディスク
媒体読み取りまたは書き込み方法。
【0109】
【発明の効果】本発明によって、従来の記録媒体の構造
を変えることなく、その記録媒体に記録する情報の記録
密度を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく光ディスク装置の1例を示す
図。
【図2】本発明に基づく光ディスクの記録例を示す図。
【図3】本発明に基づく光ディスク装置の構成の1例を
示す図。
【図4】本発明に基づく光ディスク装置の光学系の1例
を示す図。
【図5】本発明の光ディスク装置の光学系の構成の1例
を示す図。
【図6】本発明の光ディス装置の構成の1例を示す図。
【図7】本発明に基づく光ディスクのセクタフォーマッ
トの1例を示す図。
【図8】本発明に基づく光ディスクの読取/書込動作の
1例を示す図。
【図9】本発明に基づく書込/読取の処理フローの1例
を示す図。
【図10】本発明に基づく光ディスクの読取/書込動作
の詳細の1例を示す図。
【図11】本発明の1実施例を示す図。
【図12】本発明の他の1実施例を示す図。
【符号の説明】
1 光ディスク装置 101 ヘッダ部 102 サブヘッダ部 103 データ部 190 サブデータトラックA 210 サブデータトラックB 300 光学ユニット 420 半導体レーザ 430 半導体レーザ 460 対物レンズ 470 対物レンズ 600 光ディスク 620 エンボスピット 630 ランド 640 グルーブ 660 大径レーザビームスポット 670 小径レーザビームスポット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 CC14 CC16 FF11 KK15 LL01 5D117 AA02 EE08 GG03 5D118 AA13 BA01 CD03 CG03 DA42 5D119 AA22 AA28 BA01 DA11 EA02 EB15 JA43 JB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに照射する光ビームを第1の
    スポット径に形成し、前記形成された集光光に基づく反
    射光を受光して、出力信号として出力する第1の光学系
    と、 前記光ディスクに照射する光ビームを前記第1のスポッ
    ト径よりも小さな第2のスポット径に形成し、前記形成
    された集光光に基づく反射光を受光して、出力信号とし
    て出力する第2の光学系と、 前記第1の光学系からの出力信号に基づいて、前記第2
    の光学系によって形成された集光光の照射位置を光ディ
    スクの半径方向に移動させるアクチュエータとを有した
    ことを特徴する光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の光学系に使用する光源の波長
    と対物レンズの開口数との比である(波長/開口数)が
    前記第2の光学系に使用する光源の波長と対物レンズの
    比である(波長/開口数)の2倍以上であることを特徴
    とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の光学系からのビームによっ
    て、前記光ディスク装置に設定された光ディスク媒体の
    ランドおよび/またはグルーブに複数列に信号を書き込
    みまたは読み取りすることを特徴とする請求項1乃至請
    求項2のいずれかに記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】セクタ識別情報を記録したヘッダ部を備え
    たセクタ部と、 前記セクタ部内に互いに並列に配置されたサブセクタの
    各々のサブセクタ識別情報を記録したサブヘッダ部を有
    したサブセクタ部とを含んで構成されたことを特徴する
    光ディスク媒体。
  5. 【請求項5】 光ディスク媒体に記録された情報の読み
    取りまたは前記光ディスク媒体に情報を記録する方法で
    あって、 第1の光学系で前記光ディスク媒体の識別情報を読み取
    るステップと、 前記読み取った識別情報に基づき、前記書き込みまたは
    読み取りを第2の光学系で行うか否かを判定する判定ス
    テップと、 前記判定ステップにおいて第2の光学系で読み取りまた
    は書き込みを行うと判定した場合に、前記第1の光学系
    からの制御信号によって、前記第2の光学系を所定のト
    ラックにシークするステップと、 前記トラック内に設けた複数のサブトラックの所定のサ
    ブトラックへ前記第2の光学系を移動させるステップ
    と、 前記第2の光学系によって前記読み取りまたは書き込み
    を行うステップとを有したことを特徴とする光ディスク
    の読み取りまたは書き込み方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051685A1 (ja) * 2004-11-15 2006-05-18 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 記録装置及び記録プログラム並びに記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006051685A1 (ja) * 2004-11-15 2006-05-18 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 記録装置及び記録プログラム並びに記録媒体

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