JP2002156974A - 電子楽器および電子楽器のレジストレーション方法 - Google Patents

電子楽器および電子楽器のレジストレーション方法

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JP2002156974A
JP2002156974A JP2000349619A JP2000349619A JP2002156974A JP 2002156974 A JP2002156974 A JP 2002156974A JP 2000349619 A JP2000349619 A JP 2000349619A JP 2000349619 A JP2000349619 A JP 2000349619A JP 2002156974 A JP2002156974 A JP 2002156974A
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Mitsuhiro Matsumoto
光広 松本
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子楽器および電子楽器のレジストレーショ
ン方法を実現する。 【解決手段】 コード演奏にて発生するコード種をパス
ワードとしてレジストレーション登録/呼出しするの
で、例えば曲演奏に必要なパラメータ(1)〜(7)
と、その曲の始めのコード種とを対応付けてレジストレ
ーション登録しておくと、レジストレーション呼出しス
イッチRCSのオン操作後に、演奏しようとする曲の始
めのコードを弾くだけで対応するレジストレーション情
報を呼出せる結果、登録名や登録番号を失念しても所望
のレジストレーション情報を呼出すことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジストレーショ
ン機能を備える電子楽器および電子楽器のレジストレー
ション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、発生楽音の音色や音量あるい
は付加するエフェクト(効果)種類もしくは自動伴奏す
るリズム種類等の、楽音発生形態を指定する各種パラメ
ータの設定状態をひとまとめにしたレジストレーション
情報をメモリに登録しておき、メモリ登録される複数の
レジストレーション情報の内から所望の楽音発生形態を
指定するレジストレーション情報を選択し、選択したレ
ジストレーション情報を形成する各種パラメータに従っ
て楽音形成する、所謂、レジストレーション機能を備え
た電子楽器が知られている。このような電子楽器によれ
ば、レジストレーションスイッチの操作に応じて、メモ
リに登録される複数のレジストレーション情報の内から
所望のレジストレーション情報を呼出して楽器各部の動
作態様を設定し得る為、演奏中にワンタッチで楽音発生
形態を切り替える等、操作性を向上することが可能にな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した電子楽
器では、レジストレーション情報と共に、そのレジスト
レーション情報の内容を表す登録名を付与してメモリ登
録したり、あるいは登録番号別にメモリ登録しておき、
メモリ登録された複数のレジストレーション情報の内か
ら所望のレジストレーション情報を呼出す際には、ユー
ザがその登録名(あるいは登録番号)を参照して検索す
る場合が多い。ところが、登録数が多くなればなる程、
登録名(あるいは登録番号)とレジストレーション情報
の内容との対応を失念したり、勘違いする等して検索に
手間がかかるようになってしまう、という問題がある。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもの
で、登録名や登録番号を失念しても所望のレジストレー
ション情報を呼出すことができる電子楽器および電子楽
器のレジストレーション方法を提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、各種パラメータを記憶
する第1の記憶手段と、複数の登録エリアを備える第2
の記憶手段とを有する電子楽器において、前記第2の記
憶手段が備える複数の登録エリアのいずれかを指定して
登録指示を発生する登録指示手段と、この登録指定手段
によって登録エリアが指定された後に行われる演奏操作
に対応した楽音情報を、前記第2の記憶手段の登録エリ
アを指定するパスワードとして記憶するパスワード記憶
手段と、前記登録指示手段が発生する登録指示に従って
前記第1の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当
該登録指示手段が指定した前記第2の記憶手段の登録エ
リアに格納するレジストレーション登録手段と、呼出指
示を発生する呼出指示手段と、この呼出指示手段が呼出
指示を発生した後に行われる演奏操作に対応した楽音情
報と一致するパスワードを前記パスワード記憶手段から
検索し、検索したパスワードが指定する前記第2の記憶
手段の登録エリアに登録される各種パラメータを前記第
1の記憶手段に格納するレジストレーション呼出手段と
を具備することを特徴とする。
【0005】請求項2に記載の発明では、各種パラメー
タを記憶する第1の記憶手段と、複数の登録エリアを備
える第2の記憶手段とを有する電子楽器において、前記
第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれかを
指定して登録指示を発生する登録指示手段と、この登録
指定手段によって登録エリアが指定された後に行われる
コード演奏操作に応じてコード判定を施して得たコード
種を、前記第2の記憶手段の登録エリアを指定するパス
ワードとして記憶するパスワード記憶手段と、前記登録
指示手段が発生する登録指示に従って前記第1の記憶手
段に記憶される各種パラメータを、当該登録指示手段が
指定した前記第2の記憶手段の登録エリアに格納するレ
ジストレーション登録手段と、呼出指示を発生する呼出
指示手段と、この呼出指示手段が呼出指示を発生した後
に行われるコード演奏操作に応じてコード判定を施して
得たコード種と一致するパスワードを前記パスワード記
憶手段から検索し、検索したパスワードが指定する前記
第2の記憶手段の登録エリアに登録される各種パラメー
タを前記第1の記憶手段に格納するレジストレーション
呼出手段とを具備することを特徴とする。
【0006】請求項3に記載の発明では、各種パラメー
タを記憶する第1の記憶手段と、複数の登録エリアを備
える第2の記憶手段とを有する電子楽器において、前記
第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれかを
指定して登録指示を発生する登録指示手段と、この登録
指定手段によって登録エリアが指定された後に行われる
音高指定操作に応じて指定されるスケールを、前記第2
の記憶手段の登録エリアを指定するパスワードとして記
憶するパスワード記憶手段と、前記登録指示手段が発生
する登録指示に従って前記第1の記憶手段に記憶される
各種パラメータを、当該登録指示手段が指定した前記第
2の記憶手段の登録エリアに格納するレジストレーショ
ン登録手段と、呼出指示を発生する呼出指示手段と、こ
の呼出指示手段が呼出指示を発生した後に行われる音高
指定操作に応じて指定されるスケールと一致するパスワ
ードを前記パスワード記憶手段から検索し、検索したパ
スワードが指定する前記第2の記憶手段の登録エリアに
登録される各種パラメータを前記第1の記憶手段に格納
するレジストレーション呼出手段とを具備することを特
徴とする。
【0007】請求項4に記載の発明では、各種パラメー
タを記憶する第1の記憶手段と、複数の登録エリアを備
える第2の記憶手段とを有する電子楽器において、前記
第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれかを
指定して登録指示を発生する登録指示手段と、この登録
指定手段によって登録エリアが指定された後に行われる
音高指定操作に応じて入力され、複数の音高データから
形成されるフレーズを、前記第2の記憶手段の登録エリ
アを指定するパスワードとして記憶するパスワード記憶
手段と、前記登録指示手段が発生する登録指示に従って
前記第1の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当
該登録指示手段が指定した前記第2の記憶手段の登録エ
リアに格納するレジストレーション登録手段と、呼出指
示を発生する呼出指示手段と、この呼出指示手段が呼出
指示を発生した後に行われる音高指定操作に応じて入力
され、複数の音高データから形成されるフレーズと一致
するパスワードを前記パスワード記憶手段から検索し、
検索したパスワードが指定する前記第2の記憶手段の登
録エリアに登録される各種パラメータを前記第1の記憶
手段に格納するレジストレーション呼出手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の発明では、各種パラメー
タを記憶する第1の記憶手段と、複数の登録エリアを備
える第2の記憶手段とを有する電子楽器のレジストレー
ション方法であって、前記第2の記憶手段が備える複数
の登録エリアのいずれかを指定して登録指示を発生する
登録指示過程と、この登録指定過程にて登録エリアが指
定された後に行われる演奏操作に対応した楽音情報を、
前記第2の記憶手段の登録エリアを指定するパスワード
としてパスワード記憶手段に記憶するパスワード記憶過
程と、前記登録指示過程にて発生された登録指示に従っ
て前記第1の記憶手段に記憶される各種パラメータを、
当該登録指示過程にて指定された前記第2の記憶手段の
登録エリアに格納するレジストレーション登録過程と、
呼出指示を発生する呼出指示過程と、この呼出指示過程
にて呼出指示が生成された後に行われる演奏操作に対応
した楽音情報と一致するパスワードを前記パスワード記
憶手段から検索し、検索したパスワードが指定する前記
第2の記憶手段の登録エリアに登録される各種パラメー
タを前記第1の記憶手段に格納するレジストレーション
呼出過程とを具備することを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の発明では、各種パラメー
タを記憶する第1の記憶手段と、複数の登録エリアを備
える第2の記憶手段とを有する電子楽器のレジストレー
ション方法であって、前記第2の記憶手段が備える複数
の登録エリアのいずれかを指定して登録指示を発生する
登録指示過程と、この登録指定過程にて登録エリアが指
定された後に行われるコード演奏操作に応じてコード判
定を施して得たコード種を、前記第2の記憶手段の登録
エリアを指定するパスワードとしてパスワード記憶手段
に記憶するパスワード記憶過程と、前記登録指示過程に
て発生された登録指示に従って前記第1の記憶手段に記
憶される各種パラメータを、当該登録指示過程にて指定
された前記第2の記憶手段の登録エリアに格納するレジ
ストレーション登録過程と、呼出指示を発生する呼出指
示過程と、この呼出指示手段にて呼出指示が生成された
後に行われるコード演奏操作に応じてコード判定を施し
て得たコード種と一致するパスワードを前記パスワード
記憶手段から検索し、検索したパスワードが指定する前
記第2の記憶手段の登録エリアに登録される各種パラメ
ータを前記第1の記憶手段に格納するレジストレーショ
ン呼出過程とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項7に記載の発明では、各種パラメー
タを記憶する第1の記憶手段と、複数の登録エリアを備
える第2の記憶手段とを有する電子楽器のレジストレー
ション方法であって、前記第2の記憶手段が備える複数
の登録エリアのいずれかを指定して登録指示を発生する
登録指示過程と、この登録指定過程にて登録エリアが指
定された後に行われる音高指定操作に応じて指定される
スケールを、前記第2の記憶手段の登録エリアを指定す
るパスワードとしてパスワード記憶手段に記憶するパス
ワード記憶過程と、前記登録指示過程にて発生される登
録指示に従って前記第1の記憶手段に記憶される各種パ
ラメータを、当該登録指示過程にて指定される前記第2
の記憶手段の登録エリアに格納するするレジストレーシ
ョン登録過程と、呼出指示を発生する呼出指示過程と、
この呼出指示過程にて呼出指示が生成された後に行われ
る音高指定操作に応じて指定されるスケールと一致する
パスワードを前記パスワード記憶手段から検索し、検索
したパスワードが指定する前記第2の記憶手段の登録エ
リアに登録される各種パラメータを前記第1の記憶手段
に格納するレジストレーション呼出過程とを具備するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項8に記載の発明では、各種パラメー
タを記憶する第1の記憶手段と、複数の登録エリアを備
える第2の記憶手段とを有する電子楽器のレジストレー
ション方法であって、前記第2の記憶手段が備える複数
の登録エリアのいずれかを指定して登録指示を発生する
登録指示過程と、この登録指定過程にて登録エリアが指
定された後に行われる音高指定操作に応じて入力され、
複数の音高データから形成されるフレーズを、前記第2
の記憶手段の登録エリアを指定するパスワードとしてパ
スワード記憶手段に記憶するパスワード記憶過程と、前
記登録指示過程にて発生される登録指示に従って前記第
1の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当該登録
指示過程にて指定される前記第2の記憶手段の登録エリ
アに格納するレジストレーション登録過程と、呼出指示
を発生する呼出指示過程と、この呼出指示過程にて呼出
指示が生成された後に行われる音高指定操作に応じて入
力され、複数の音高データから形成されるフレーズと一
致するパスワードを前記パスワード記憶手段から検索
し、検索したパスワードが指定する前記第2の記憶手段
の登録エリアに登録される各種パラメータを前記第1の
記憶手段に格納するレジストレーション呼出過程とを具
備することを特徴とする。
【0012】本発明では、登録エリアを指定して登録指
示を発生すると、その後に行われる演奏操作に対応した
楽音情報を、第2の記憶手段の登録エリアを指定するパ
スワードとして記憶すると共に、第1の記憶手段に記憶
される各種パラメータを、第2の記憶手段の指定された
登録エリアにレジストレーション登録し、一方、呼出指
示を発生すると、その後に行われる演奏操作に対応した
楽音情報と一致するパスワードをパスワード記憶手段か
ら検索し、検索したパスワードが指定する第2の記憶手
段の登録エリアに登録される各種パラメータを第1の記
憶手段にレジストレーション呼出しする。つまり、演奏
操作に対応した楽音情報をパスワードとしてレジストレ
ーション登録/呼出しするので、例えば曲演奏に必要な
各種パラメータと、その曲の属性を表す楽音情報とを対
応付けてレジストレーション登録しておき、呼出指示発
生後に、演奏しようとする曲の属性を表す楽音情報を生
成させる演奏操作するだけで対応する各種パラメータを
レジストレーション呼出しできる結果、登録名や登録番
号を失念しても所望のレジストレーション情報を呼出す
ことが可能になっている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態である
電子楽器を実施例とし、これについて図面を参照して説
明する。
【0014】A.第1実施例 (1)構成 図1は、本発明の第1実施例による電子楽器の構成を示
すブロック図である。この図において、1は楽器パネル
に配設されるパネルスイッチ群であり、各スイッチ操作
に応じたスイッチイベント信号を発生する。このパネル
スイッチ群1には、図示されていないが、パラメータ番
号を選択するパラメータ選択スイッチPSS、パラメー
タ選択スイッチPSSにて選択したパラメータの値を入
力するパラメータ入力スイッチPIS、自動伴奏の開始
/停止を指示するスタート/ストップスイッチSS、レ
ジストレーション登録の実行を指示するレジストレーシ
ョン登録スイッチRESおよびレジストレーション呼出
しを指示するレジストレーション呼出しスイッチRCS
等が設けられており、これらスイッチ操作に対応した処
理動作については追って詳述する。
【0015】2は押離鍵操作(演奏操作)に応じたキー
オン/キーオフイベントおよび鍵番号(あるいはノート
ナンバ)、ベロシティ等からなる演奏情報を発生する鍵
盤である。3はLCDパネル等から構成される表示部で
あり、後述するCPU4から供給される表示制御信号に
応じて楽器各部の設定状態や動作モード等を表示する。
CPU4は、スイッチ操作に応じて発生するスイッチイ
ベントあるいは後述するRAM6のカレントエリアCE
に格納される各種パラメータに基づき楽器各部の動作状
態を設定したり、鍵盤2から供給される演奏情報に応じ
たコマンド(例えば、発音指示コマンドや消音指示コマ
ンド等)を生成し、これを後述するRAM6のカレント
エリアCEに記憶される各パラメータと共に音源7に送
出する。5は上記CPU4にロードされる各種制御プロ
グラムや、自動伴奏に用いる各種リズムパターンが記憶
されるROMである。
【0016】RAM6は各種レジスタ・フラグデータを
一時記憶するワークエリアの他、図2に図示するよう
に、カレントエリアCE、レジストレーションエリアR
EおよびパスワードエリアPWEを備える。カレントエ
リアCEには、パラメータ選択スイッチPSSおよびパ
ラメータ入力スイッチPISの操作に応じて入力される
パラメータ(1)〜(7)が一時記憶される。これらパ
ラメータ(1)〜(7)は、CPU4によって読み出さ
れ、後述する音源7に送出される。
【0017】カレントエリアCEに格納されるパラメー
タ(1)には、2つの音色番号(a),(b)が、パラ
メータ(2)には押鍵時に2つの音色番号(a),
(b)をレイヤ発音(同時発音)させるか否かを表すレ
イヤオンオフデータが格納される。また、パラメータ
(3)には分割した鍵域毎に異なる音色を割り当ててス
プリット発音するか否かを表すスプリットオンオフデー
タが、パラメータ(4)には押鍵された鍵の音高をどれ
だけ変位させるかを表すトランスポーズ量が格納され
る。さらに、パラメータ(5)にはリズム番号、パラメ
ータ(6)にはテンポ値、パラメータ(7)には音量が
それぞれ格納される。
【0018】レジストレーションエリアREは、複数の
エリアRE(1)〜RE(N)を備える。これらエリア
RE(1)〜RE(N)に各々対応して設けられるレジ
ストレーション登録スイッチRESのいずれかをオン操
作して登録エリアを指定した後、コード演奏すると、そ
の指定した登録エリアにカレントエリアCEの各パラメ
ータ(1)〜(7)が登録される。こうしてレジストレ
ーション登録される各パラメータ(1)〜(7)は、レ
ジストレーション呼出しスイッチRCSをオン操作した
後に、レジストレーション登録時と同じコード演奏を行
うと、レジストレーション登録された各パラメータ
(1)〜(7)が登録エリアから読み出されてカレント
エリアCEに転送されるレジストレーション呼出しが行
われる。
【0019】つまり、コード演奏にて発生するコード種
をパスワードとしてレジストレーション登録/呼出しす
るのである。したがって、曲演奏に必要なパラメータ
(1)〜(7)と、例えばその曲の始めのコードとを対
応付けてレジストレーション登録しておき、レジストレ
ーション呼出しスイッチRCSのオン操作後に、演奏し
ようとする曲の始めのコードを弾くだけで対応するレジ
ストレーション情報を呼出せる。これにより、登録名
(あるいは登録番号)を失念しても所望のレジストレー
ション情報を呼出すことが可能になっており、こうした
処理動作の詳細については追って詳述する。パスワード
エリアPWEには、レジストレーションエリアRE
(1)〜RE(N)に対応したパスワードPW(1)〜
PW(N)、すなわち、上述したように、コード演奏に
て発生するコード種が格納される。
【0020】次に、再び図1を参照して実施例の構成に
ついて説明を進める。音源7は、周知の波形メモリ読み
出し方式にて構成され、自己の内部メモリに記憶する波
形データの内、CPU4から供給されるパラメータにて
指定される音色の波形データを読み出し、読み出した波
形データについてCPU4から供給される演奏情報に応
じて波形修飾を施して楽音出力WAVEを発生する。ま
た、音源7はCPU4から自動伴奏開始の指示を受けた
場合には、上述したパラメータ(5)〜(7)に基づ
き、対応するリズムパターンをROM5から読み出して
指定テンポで再生し、リズム音を自動伴奏する。8は音
源7が発生する楽音出力WAVEやリズム音をアナログ
波形信号に変換して不要ノイズを除去する等のフィルタ
リングを施した後、これを増幅してスピーカSPから発
音させるサウンドシステムである。
【0021】(2)動作 次に、図3〜図15を参照して第1実施例の動作につい
て説明する。a.メインルーチンの動作 電源が投入されると、CPU4はROM5から所定の制
御プログラムを読み出してロードした後、図3に示すメ
インルーチンを実行する。メインルーチンが実行される
と、CPU4はステップSA1に処理を進め、RAM6
のワークエリアに格納される各種レジスタやフラグ類を
リセットしたり初期値をセットするイニシャライズを行
う。また、このステップSA1では、音源7に対して各
種レジスタやフラグ類を初期化するよう指示する。そし
て、イニシャライズ完了後、CPU4はステップSA2
に処理を進め、パネルスイッチ群1が発生するスイッチ
イベントに対応したスイッチ処理ルーチンを実行する。
【0022】次いで、ステップSA3では、鍵盤2にお
ける押離鍵操作に応じて音源7に発音/消音を指示する
他、レジストレーション登録の際にはコード演奏操作か
ら判定したコード種をRAM6のパスワードエリアPW
Eに格納し、レジストレーション呼出しの際にはコード
演奏操作から判定したコード種と一致するパスワードを
持つレジストレーションエリアREを検索する鍵盤処理
ルーチンを実行する。そして、ステップSA4ではスタ
ート/ストップスイッチSSの操作により自動伴奏開始
が指示されている場合、ROM5からリズムパターンを
読み出して再生する自動伴奏処理を実行する。続いて、
ステップSA5では、例えば効果付与などのその他の処
理を実行する。以後、電源がオフされる迄、上述したス
テップSA2〜SA6を繰り返し実行する。
【0023】b.スイッチ処理ルーチンの動作 次に、図4〜図10を参照し、スイッチ処理ルーチンを
構成する「パラメータ選択スイッチ処理ルーチン」、
「パラメータ入力スイッチ処理ルーチン」、「スタート
/ストップ処理ルーチン」、「レジストレーション登録
スイッチ処理ルーチン」および「レジストレーション呼
出スイッチ処理ルーチン」の各動作について順次説明す
る。
【0024】パラメータ選択スイッチ処理ルーチンの
動作 上述したメインルーチンのステップSA2(図3参照)
を介してスイッチ処理ルーチンが実行されると、CPU
4は図4に示すステップSB1を介してパラメータ選択
スイッチ処理ルーチンを実行し、図5に示すステップS
C1に処理を進め、パラメータ選択スイッチPSSがオ
ン操作されたかどうかを判断する。ところで、パラメー
タ選択スイッチPSSとは、図示していないが、例えば
表示部3にLCD表示されるパラメータ番号をアップカ
ウント/ダウンカウントさせるキースイッチから構成さ
れる。このようなパラメータ選択スイッチPSSがオン
操作されなければ、判断結果は「NO」となり、なにも
処理せずに本ルーチンを完了させるが、オン操作される
と、判断結果は「YES」となり、ステップSC2に進
む。そして、ステップSC2では、パラメータ選択スイ
ッチPSSのオン操作に応じて選択されたパラメータ番
号をレジスタPにストアする。以後、レジスタPに格納
される値をパラメータ番号Pと記す。
【0025】パラメータ入力スイッチ処理ルーチンの
動作 さて、上記パラメータ選択スイッチ処理が完了すると、
CPU4はステップSB2(図4参照)を介してパラメ
ータ入力スイッチ処理ルーチンを実行し、図6に示すス
テップSD1に処理を進める。ステップSD1では、数
値入力用のテンキーおよびオルタネート入力用のキース
イッチからなるパラメータ入力スイッチPISがオン操
作されたかどうかを判断する。パラメータ入力スイッチ
PISがオン操作されていなければ、ここでの判断結果
は「NO」となり、本ルーチンを完了させる。一方、オ
ン操作された時には判断結果が「YES」となり、ステ
ップSD2以降に処理を進め、パラメータ選択スイッチ
PSSにて選択されたパラメータ番号Pに対応した入力
処理を実行する。以下、選択されたパラメータ番号Pに
応じた処理に分けて説明する。
【0026】(イ)パラメータ番号Pが「1」もしくは
「4〜7」の場合 この場合、ステップSD2の判断結果が「YES」とな
り、ステップSD3に処理を進め、パラメータ入力スイ
ッチPISのテンキー操作で入力される値を、RAM6
のカレントエリアCE(図2参照)におけるパラメータ
(P)にストアした後、本ルーチンを完了する。このよ
うに、パラメータ番号Pが「1」もしくは「4〜7」の
場合、つまり、パラメータ選択スイッチPSSによって
「音色番号(P=1)」、トランスポーズ量(P=
4)」、「リズム番号(P=5)」、「テンポ値(P=
6)」および「音量(P=7)」のいずれかが選択され
た場合には、パラメータ入力スイッチPISのテンキー
操作で入力される数値がカレントエリアCEにパラメー
タ登録される。
【0027】(ロ)パラメータ番号Pが「2」の場合 この場合、ステップSD2を介してステップSD4に進
み、ここでの判断結果が「YES」となり、ステップS
D5に処理を進める。ステップSD5に進むと、CPU
4はカレントエリアCEのパラメータ(2)に格納され
るレイヤオンオフデータが「ON」に設定されているか
否かを判断する。レイヤオンオフデータが「ON」に設
定されていれば、判断結果は「YES」となり、次のス
テップSD6に処理を進め、パラメータ(2)に格納さ
れるレイヤオンオフデータを「OFF」に設定した後、
本ルーチンを完了する。これに対し、レイヤオンオフデ
ータが「OFF」に設定されていると、上記ステップS
D5の判断結果は「NO」となり、ステップSD7に進
む。ステップSD7では、カレントエリアCEのパラメ
ータ(2)に格納されるレイヤオンオフデータを「O
N」に設定し、続くステップSD8では、レイヤオンオ
フデータを「ON」に設定したことに伴い、カレントエ
リアCEのパラメータ(3)に格納されるスプリットオ
ンオフデータを「OFF」に設定した後、本ルーチンを
完了する。
【0028】(ハ)パラメータ番号Pが「3」の場合 この場合、ステップSD2,SD4を介して図7に示す
ステップSD9に進み、ここでの判断結果が「YES」
となり、ステップSD10に処理を進める。ステップS
D10に進むと、CPU4はカレントエリアCEのパラ
メータ(3)に格納されるスプリットオンオフデータが
「ON」に設定されているか否かを判断する。スプリッ
トオンオフデータが「ON」に設定されていれば、判断
結果が「YES」となり、次のステップSD11に処理
を進め、パラメータ(3)に格納されるレイヤオンオフ
データを「OFF」に設定した後、本ルーチンを完了す
る。一方、スプリットオンオフデータが「OFF」に設
定されていると、上記ステップSD10の判断結果は
「NO」となり、ステップSD12に進む。ステップS
D12では、パラメータ(3)に格納されるスプリット
オンオフデータを「ON」に設定し、続くステップSD
13では、スプリットオンオフデータを「ON」に設定
したことに伴い、カレントエリアCEのパラメータ
(2)に格納されるレイヤオンオフデータを「OFF」
に設定した後、本ルーチンを完了する。
【0029】スタート/ストップスイッチ処理ルーチ
ンの動作 上記パラメータ入力スイッチ処理が完了すると、CPU
4はステップSB3(図4参照)を介してスタート/ス
トップスイッチ処理ルーチンを実行し、図8に示すステ
ップSE1に処理を進める。ステップSE1では、スタ
ート/ストップスイッチSSがオン操作されたかどうか
を判断し、オン操作されていなければ判断結果は「N
O」となり、本ルーチンを完了させる。一方、オン操作
された時には判断結果が「YES」となり、ステップS
E2に進み、レジスタSTFに格納されるスタートフラ
グSTFを反転させる。スタートフラグSTFは「1」
の時に自動伴奏開始を表し、「0」の時に自動伴奏停止
を表す。つまり、スタート/ストップスイッチSSはオ
ン操作される毎に、交互に開始もしくは停止を表すよう
にフラグセットする所謂トグルスイッチなので、オン操
作される毎にスタートフラグSTFの値を反転する。そ
して、ステップSE3では反転したスタートフラグST
Fが「1」、つまり、自動伴奏の開始を指示する状態で
あるかどうかを判断する。
【0030】ここで、スタートフラグSTFが「1」、
つまり自動伴奏の開始を指示する状態であると、判断結
果は「YES」となり、ステップSE4に進み、カレン
トエリアCEのパラメータ(5)に格納されるリズム番
号に対応するリズムパターンの開始アドレスをレジスタ
ADにストアする。次いで、ステップSE5では、レジ
スタADに格納された開始アドレスを参照してROM6
から対応するリズムパターンのタイミングデータを読み
出してレジスタTにストアした後、本ルーチンを完了さ
せる。これに対し、スタートフラグSTFが「0」であ
ると、上記ステップSE3の判断結果が「NO」とな
り、ステップSE6に処理を進め、全てのリズム音を消
音するよう音源7に指示する。
【0031】レジストレーション登録処理ルーチンの
動作 上記スタート/ストップスイッチ処理が完了すると、C
PU4はステップSB4(図4参照)を介してレジスト
レーション登録スイッチ処理ルーチンを実行し、図9に
示すステップSF1に処理を進める。ステップSF1で
は、レジストレーションエリアRE(1)〜RE(N)
にそれぞれ対応して設けられるレジストレーション登録
スイッチRESのいずれかがオン操作されたかどうかを
判断し、オン操作されていなければ判断結果は「NO」
となり、本ルーチンを完了させる。一方、レジストレー
ションエリアRE(1)〜RE(N)にそれぞれ対応し
て設けられるレジストレーション登録スイッチRESの
いずれかがオン操作されると、判断結果は「YES」と
なり、ステップSG2に進み、フラグRTFおよびポイ
ンタレジスタiをそれぞれ「1」にセットする。
【0032】なお、フラグRTFは、レジストレーショ
ン登録中であるか否かを表すフラグであり、レジストレ
ーション登録スイッチRESのオン操作に応じて「1」
にセットされ、後述する鍵盤処理にてパスワード設定完
了後にゼロリセットされる。また、ポインタレジスタi
の値は、後述する鍵盤処理において、レジストレーショ
ン登録スイッチRESのオン操作後のコード演奏である
か否かを判断する際に用いられる。
【0033】レジストレーション登録に必要なフラグR
TFおよびポインタレジスタiの初期設定が完了する
と、CPU4はステップSF3に処理を進め、フラグR
PFが「1」であるか否かを判断する。フラグRPFと
は、レジストレーション登録に必要なパスワード(コー
ド種)を発生させるコード演奏が完了したかどうかを表
すフラグであり、その値が「1」であるとコード演奏完
了を表し、「0」で未完を表す。レジストレーション登
録に必要なパスワード(コード種)を発生させるコード
演奏が完了していなければ、判断結果は「NO」とな
り、一旦、本ルーチンを完了させる。
【0034】一方、後述する鍵盤処理にてレジストレー
ション登録に必要なパスワード(コード種)を発生させ
るコード演奏が完了してからステップSF3に処理を進
めた場合には、判断結果が「YES」となり、ステップ
SF4に進み、レジスタnに初期値「1」をストアす
る。続いて、ステップSF5では、このレジスタnの値
に対応して、カレントエリアCEのパラメータ(n)を
読み出し、それをレジストレーションエリアRE(N)
のパラメータ(n)に登録する。なお、このレジストレ
ーションエリアRE(N)とは、オン操作したレジスト
レーション登録スイッチRESに対応するレジストレー
ションエリアを指す。
【0035】そして、ステップSF6では、レジスタn
の値を1インクリメントして歩進させ、続くステップS
F7では歩進したレジスタnの値が「7」を超えたか、
つまり、カレントエリアCEの全パラメータをレジスト
レーションエリアRE(N)に登録し終えたかどうかを
判断する。全パラメータのレジストレーション登録が完
了する迄、ステップSF5〜SF7を繰り返し、カレン
トエリアCEの全パラメータをレジストレーションエリ
アREに登録し終えると、ステップSF7の判断結果が
「YES」となり、ステップSF8に進み、上述したフ
ラグRPFをゼロリセットしてから本ルーチンを完了さ
せる。
【0036】このように、レジストレーション登録スイ
ッチ処理では、レジストレーションエリアRE(1)〜
RE(N)にそれぞれ対応して設けられるレジストレー
ション登録スイッチRESのいずれかをオン操作する
と、後述する鍵盤処理にてパスワード発生の為のコード
演奏が完了する迄待機し、レジストレーション登録に必
要なパスワード(コード種)を発生させるコード演奏が
完了すると、カレントエリアCEに格納されるパラメー
タ(1)〜(7)を、オン操作されたレジストレーショ
ン登録スイッチRESに対応したレジストレーションエ
リアRE(N)に登録するようになっている。
【0037】レジストレーション呼出スイッチ処理ル
ーチンの動作 上記レジストレーション登録スイッチ処理ルーチンが完
了すると、CPU4はステップSB5(図4参照)を介
してレジストレーション呼出スイッチ処理ルーチンを実
行し、図10に示すステップSG1に処理を進める。ス
テップSG1では、レジストレーション呼出スイッチR
CSがオン操作されたかどうかを判断し、オン操作され
ていなければ判断結果は「NO」となり、本ルーチンを
完了させる。一方、オン操作された時には判断結果が
「YES」となり、ステップSG2に処理を進め、フラ
グRYFおよびポインタレジスタiをそれぞれ「1」に
セットする。
【0038】なお、フラグRYFは、レジストレーショ
ン呼出し中であるか否かを表すフラグであり、レジスト
レーション呼出スイッチRCSのオン操作に応じて
「1」にセットされ、後述する鍵盤処理にてパスワード
検索後にゼロリセットされる。また、ポインタレジスタ
iの値は、後述する鍵盤処理において、レジストレーシ
ョン呼出スイッチRCSのオン操作後のコード演奏であ
るか否かを判断する際に用いられる。
【0039】こうして、レジストレーション呼出しに必
要なフラグRYFおよびポインタレジスタiの初期設定
が完了すると、CPU4はステップSG3に処理を進
め、フラグRKFが「1」であるか否かを判断する。フ
ラグRKFとは、レジストレーション呼出しに必要なパ
スワード(コード種)を発生させるコード演奏が完了し
たかどうかを表すフラグであり、その値が「1」である
とコード演奏完了を表し、「0」で未完を表す。レジス
トレーション呼出しに必要なパスワード(コード種)を
発生させるコード演奏が完了していなければ、判断結果
は「NO」となり、一旦、本ルーチンを完了させる。
【0040】一方、後述する鍵盤処理にてレジストレー
ション呼出しに必要なパスワード(コード種)を発生さ
せるコード演奏が完了してからステップSG3に処理を
進めた場合には、判断結果が「YES」となり、ステッ
プSG4に進み、レジスタnに初期値「1」をストアす
る。続いて、ステップSG5では、このレジスタnの値
に対応して、レジストレーションエリアRE(N)のパ
ラメータ(n)を読み出してカレントエリアCEのパラ
メータ(n)にストアする。なお、レジストレーション
呼出しの対象となるレジストレーションエリアRE
(N)は、後述する鍵盤処理で行われるパスワード検索
にて指定される。
【0041】そして、ステップSG6では、レジスタn
の値を1インクリメントして歩進させ、続くステップS
G7では歩進したレジスタnの値が「7」を超えたか、
つまり、レジストレーションエリアRE(N)の全パラ
メータをカレントエリアCEに呼出し終えたかどうかを
判断する。全パラメータの呼出しが完了する迄、ステッ
プSG5〜SG7を繰り返し、全パラメータの呼出しが
完了すると、ステップSG7の判断結果が「YES」と
なり、ステップSG8に進み、上述したフラグRKFを
ゼロリセットしてから本ルーチンを完了させる。
【0042】このように、レジストレーション呼出スイ
ッチ処理では、レジストレーション呼出スイッチRCS
をオン操作すると、後述する鍵盤処理にてパスワード発
生の為のコード演奏が完了する迄待機する。そして、後
述する鍵盤処理において、レジストレーション呼出しに
必要なパスワード(コード種)を発生させるコード演奏
が行われ、そのコード演奏で発生したパスワード(コー
ド種)からレジストレーション呼出しの対象となるレジ
ストレーションエリアRE(N)が定まると、そのレジ
ストレーションエリアRE(N)に格納されるパラメー
タ(1)〜(7)をカレントエリアCEに呼出すように
なっている。
【0043】c.鍵盤処理ルーチンの動作 次に、図11〜図14を参照して鍵盤処理ルーチンの動
作について説明する。前述したメインルーチンのステッ
プSA3(図3参照)を介して鍵盤処理ルーチンが実行
されると、CPU4は図11に示すステップSH1に処
理を進め、レジスタKNに鍵番号「1」にストアする。
続いて、ステップSH2では、このレジスタKNの値に
対応する鍵番号の鍵が鍵イベントを発生したかどうかを
判断する。以下、以下、発生イベント別に動作説明す
る。
【0044】鍵イベントが変化しない場合 押離鍵操作が行われず、鍵イベントが変化しない場合に
は、図13に示すステップSH18に進み、レジスタK
Nの値を1インクリメントして歩進させる。そして、ス
テップSH19では、歩進させたレジスタKNの値が最
大鍵数を超えたか、すなわち、鍵走査し終えたかどうか
を判断する。鍵走査し終えていなければ、判断結果は
「NO」となり、図11に示すステップSH2に処理を
戻して次の鍵について鍵イベント発生の有無を判断す
る。一方、鍵走査し終えた場合には、判断結果が「YE
S」となり、後述するステップSH20に処理を進め
る。
【0045】オンイベントが発生した場合 押鍵操作に応じてオンイベントが発生した場合には、ス
テップSH3以降に処理を進め、カレントエリアCEの
パラメータ設定状態に応じた発音態様で音源7に発音指
示する。以下、パラメータ設定状態に応じた発音態様に
ついて述べる。
【0046】(イ)レイヤ発音の場合 音色番号(a),(b)の楽音を同時発音させるレイヤ
発音を行う場合、RAM6におけるカレントエリアCE
のパラメータ(2)が「ON」に設定されるので、ステ
ップSH3の判断結果は「YES」となり、ステップS
H4に進む。ステップSH4では、カレントエリアCE
のパラメータ(4)に記憶されるトランスポーズ量を読
み出し、これをレジスタKNに格納される鍵番号に加算
して音高データPDを生成する。次いで、ステップSH
5ではこの音高データPD、カレントエリアCEのパラ
メータ(1)に記憶される音色番号(a)およびパラメ
ータ(7)に記憶される音量を音源7に送出して発音指
示を与え、続くステップSH6では、上記ステップSH
5と同様に、音高データPD、カレントエリアCEのパ
ラメータ(1)に記憶される音色番号(b)およびパラ
メータ(7)に記憶される音量を音源7に送出して発音
指示を与える。これにより、音源7は音高データPDに
対応した音高で、指定される音量に従って音色番号
(a),(b)の楽音をレイヤ発音(同時発音)する。
【0047】(ロ)スプリット発音の場合 所定の鍵を境に2分割した鍵域にそれぞれ異なる音色を
割り当ててスプリット発音を行う場合には、カレントエ
リアCEのパラメータ(2)が「OFF」に設定され、
かつパラメータ(3)が「ON」に設定されるので、ス
テップSH3を介して図12に示すステップSH7に進
み、ここでの判断結果が「YES」となり、ステップS
H8に進む。ステップSH8では、レジスタKNに格納
される鍵番号が所定値を超えているかどうか、つまり、
分割された鍵域(高音域/低音域)のどちら側が押鍵さ
れたかを判断する。
【0048】例えば、高音域側の押鍵であると、上記ス
テップSH8の判断結果は「YES」となり、ステップ
SH9に処理を進め、カレントエリアCEのパラメータ
(4)に記憶されるトランスポーズ量を読み出し、これ
をレジスタKNに格納される鍵番号に加算して音高デー
タPDを生成する。そして、ステップSH10に進む
と、CPU4はこの音高データPD、カレントエリアC
Eのパラメータ(1)に記憶される音色番号(a)およ
びパラメータ(7)に記憶される音量を音源7に送出し
て発音指示を与える。これにより、音源7は音色番号
(a)の楽音を、音高データPDに対応した音高および
指定される音量で発音する。一方、低音域側の押鍵であ
れば、上記ステップSH9,SH10と同様に、ステッ
プSH11〜SH12を実行して、音源7から音色番号
(b)の楽音を、音高データPDに対応した音高および
指定される音量で発音させる。
【0049】(ハ)通常発音の場合 通常発音の場合には、RAM6におけるカレントエリア
CEのパラメータ(2)およびパラメータ(3)が共に
「OFF」に設定されるので、ステップSH3,SH7
の判断結果がいずれも「NO」となり、上述したステッ
プSH9,SH10を実行して、音源7から音色番号
(a)の楽音を、音高データPDに対応した音高および
指定される音量で発音させる。
【0050】オフイベントが発生した場合 一方、離鍵操作に応じてオフイベントが発生した場合に
は、図11に示すステップSH2を介してステップSH
13に処理を進め、カレントエリアCEのパラメータ
(4)に記憶されるトランスポーズ量を読み出し、これ
をレジスタKNに格納される鍵番号、つまり、離鍵され
た鍵の鍵番号に加算して音高データPDを生成する。そ
して、ステップSH14では、この音高データPDに対
応する楽音の消音を音源7に指示する。
【0051】さて、鍵盤処理では、以上のようにして押
離鍵操作に応じて発音/消音指示を音源7に与える一
方、鍵盤2の全ての鍵について鍵イベントの有無を判断
する鍵走査を行う過程で繰り返し実行されるステップS
H15〜SH19(図13参照)では、4音以下の同時
押鍵、つまりコード演奏が行われたかどうかを判断し、
コード演奏された場合には、その押鍵音の各音高データ
をレジスタNOTE(1)〜(4)にストアする。そし
て、鍵走査が完了すると、ステップSH19の判断結果
が「YES」となり、ステップSH20に進み、レジス
タNOTE(1)〜(4)に格納された押鍵音に基づき
コード種を判定する。なお、4音以下の同時押鍵であっ
ても、それら押鍵音からコード種を判定し得ない場合に
は「Cメジャー」に設定する。
【0052】こうして、コード演奏に対応したコード種
が判定されると、CPU4はステップSH21に処理を
進め、フラグRTFが「1」、すなわち、レジストレー
ション登録中であるか否かを判断する。レジストレーシ
ョン登録中であると、判断結果が「YES」となり、次
のステップSH22に処理を進め、判定したコード種を
パスワードエリアPWE(図2参照)中のパスワードP
W(N)として登録する。なお、このパスワードPW
(N)の番号Nは、オン操作されたレジストレーション
登録スイッチRESのスイッチ番号に対応する。
【0053】この後、ステップSH23に進み、レジス
タNOTE(1)〜(4)にストアされた押鍵音をクリ
アし、続いてステップSH24では、フラグRTFをゼ
ロリセットすると共に、フラグRPFを「1」にセット
して本ルーチンを完了させる。なお、フラグRPFを
「1」にセットして、レジストレーション登録に必要な
パスワード(コード種)を発生させるコード演奏が完了
した旨を表すと、前述したレジストレーション登録スイ
ッチ処理(図9参照)におけるステップSF3の判断結
果が「YES」となり、カレントエリアCEの各パラメ
ータ(1)〜(7)がレジストレーションエリアRE
(N)に登録される。
【0054】これに対し、レジストレーション呼出し中
であると、ステップSH25の判断結果が「YES」と
なり、図14に示すステップSH26に処理を進める。
ステップSH26では、レジスタmに「1」をセット
し、続くステップSH27ではレジスタmの値に対応し
たパスワードPW(m)に格納されるコード種と、コー
ド演奏に応じて発生したコード種とが一致するか否かを
判断する。一致しなければ、判断結果は「NO」とな
り、ステップSH28に進み、レジスタmの値を歩進さ
せる。次いで、ステップSH29では、歩進したレジス
タmの値が最大値を超えたか、つまり、パスワード検索
し終えたかどうかを判断する。
【0055】そして、パスワード検索し終えた場合に
は、判断結果が「YES」となり、ステップSH30に
進み、ポインタレジスタiに「1」をセットした後、ス
テップSH34に進み、レジスタNOTE(1)〜
(4)に格納される押鍵音をクリアして本ルーチンを完
了させる。一方、パスワード検索の途中であると、上記
ステップSH29の判断結果は「NO」となり、ステッ
プSH27に戻る。そして、歩進されたレジスタmの値
に対応したパスワードPW(m)に格納されるコード種
と、コード演奏に応じて発生したコード種とが一致する
と、ステップSH27の判断結果が「YES」となり、
ステップSH31に進む。
【0056】ステップSH31では、フラグRYFをゼ
ロリセットし、続くステップSH32では、フラグRK
Fに「1」をセットする。そして、ステップSH33で
は、パスワードPW(m)のコード種と、コード演奏に
応じて発生したコード種とが一致した時の、レジスタm
の値をエリア番号NとしてレジスタNにストアした後、
ステップSH34にてレジスタNOTE(1)〜(4)
をクリアしてから本ルーチンを完了させる。なお、フラ
グRKFを「1」にセットすると、前述したレジストレ
ーション呼出スイッチ処理(図10参照)におけるステ
ップSG3の判断結果が「YES」となり、上記エリア
番号Nに対応したレジストレーションエリアRE(N)
のパラメータ(1)〜(7)がカレントエリアCEに呼
出される。
【0057】d.自動伴奏処理ルーチンの動作 次に、図15を参照して自動伴奏処理ルーチンの動作に
ついて説明する。前述したメインルーチンのステップS
A4(図3参照)を介して自動伴奏処理ルーチンが実行
されると、CPU4は図15に示すステップSJ1に処
理を進め、スタートフラグSTFが「1」であるか否か
を判断する。スタートフラグSTFが「0」であれば、
自動伴奏が停止しているので、この場合、判断結果は
「NO」となり、本ルーチンを完了させる。
【0058】一方、前述したスタート/ストップスイッ
チ処理ルーチンにて自動伴奏の開始が指示され、スター
トフラグSTFが「1」にセットされていれば、判断結
果が「YES」となり、次のステップSJ2に処理を進
め、RAM6におけるカレントエリアCEのパラメータ
(6)に記憶されるテンポ値に応じた単位時間が経過し
たかどうかを判断する。つまり、CPU4ではタイマ割
込み処理(不図示)によって、テンポ値に応じたテンポ
クロックを発生しており、このテンポクロック1周期分
の時間(単位時間)が経過したかどうかを判断してい
る。そして、単位時間が経過していなければ、判断結果
は「NO」となり、一旦本ルーチンを完了させるが、単
位時間が経過した時には判断結果が「YES」となり、
次のステップSJ3に処理を進め、レジスタTの内容を
デクリメントする。なお、このレジスタTには、前述し
たスタート/ストップスイッチ処理ルーチンにて自動伴
奏開始が指示された時に、ステップSE5(図8参照)
を介してタイミングデータが格納される。
【0059】次に、ステップSJ4に進むと、CPU4
はデクリメントされたレジスタTの値が「0」であるか
否か、つまり、発音タイミングに達したかどうかを判断
する。そして、発音タイミングでなければ、判断結果は
「NO」となり、一旦本ルーチンを完了させるが、発音
タイミング下にあると判断結果は「YES」となり、次
のステップSJ5に処理を進める。ステップSJ5で
は、リズムパターンの読み出しを進行させるべくレジス
タADに格納される読み出しアドレスをインクリメント
して歩進させる。続いて、ステップSJ6以降では、こ
の歩進された読み出しアドレスに従ってリズムパターン
から読み出したデータに対応した処理を実行する。
【0060】すなわち、リズムパターンから読み出した
データがタイミングデータである場合には、ステップS
J7に進み、そのタイミングデータをレジスタTにスト
アしてステップSJ4に処理を戻す。リズムパターンか
ら読み出したデータがパターン終了を示すENDデータ
である場合には、ステップSJ8に進み、カレントエリ
アCEのパラメータ(5)に記憶されるリズム番号に対
応したリズムパターンの開始アドレスをレジスタADに
セットし直してステップSJ5に処理を戻すリズムパタ
ーンから読み出したデータがイベントデータである場合
には、ステップSJ9に進み、そのイベントデータを音
源7に送出してステップSJ5に処理を戻す。
【0061】以上のように、第1実施例では、レジスト
レーションエリアRE(1)〜RE(N)に各々対応し
て設けられるレジストレーション登録スイッチRESの
いずれかをオン操作して登録するエリアを指定してから
コード演奏すると、このコード演奏にて発生するコード
種をパスワードとして、指定されたレジストレーション
エリアRE(N)にカレントエリアCEの各パラメータ
(1)〜(7)が登録される。こうして登録された各パ
ラメータ(1)〜(7)を呼出す際には、レジストレー
ション呼出しスイッチRCSをオン操作してからレジス
トレーション登録時と同じコード演奏を行う。すると、
そのコード演奏にて発生するコード種に一致するパスワ
ードを持つレジストレーションエリアRE(N)が検索
され、このエリアの各パラメータ(1)〜(7)がカレ
ントエリアCEに呼出される。
【0062】このように、第1実施例によれば、コード
演奏にて発生するコード種をパスワードとしてレジスト
レーション登録/呼出しするので、例えば曲演奏に必要
なパラメータ(1)〜(7)と、その曲の始めのコード
種とを対応付けてレジストレーション登録しておくと、
レジストレーション呼出しスイッチRCSのオン操作後
に、演奏しようとする曲の始めのコードを弾くだけで対
応するレジストレーション情報を呼出せる結果、登録名
(あるいは登録番号)を失念しても所望のレジストレー
ション情報を呼出すことが可能になっている。
【0063】B.第2実施例 上述した第1実施例では、コード演奏にて発生するコー
ド種をパスワードとしたのに対し、第2実施例では音階
を指定するスケールをパスワードとしてレジストレーシ
ョン登録/呼出しするものである。第2実施例が上述の
第1実施例と相違する点は、レジストレーション登録時
に押鍵操作に応じて指定されるスケールをパスワード登
録し、レジストレーション呼出し時に押鍵操作に応じて
指定したスケールと一致するパスワード(スケール)を
持つレジストレーションエリアRE(N)を検索するこ
とにある。以下、そうした第2実施例による鍵盤処理に
ついて図16〜図17を参照して説明する。なお、図1
6〜図17は第1実施例と相違する鍵盤処理のみを図示
したものであり、第1実施例と共通する鍵盤処理(図1
1〜図12参照)については説明の重複を避けるべく図
示を省略している。
【0064】前述した第1実施例と同様、第2実施例に
よる鍵盤処理においても押離鍵操作に応じて発音/消音
指示を音源7に与える一方、鍵盤2の全ての鍵について
鍵イベントの有無を判断する鍵走査を行う。すなわち、
図16に示すステップSK15において、レジスタKN
に格納される鍵番号を歩進させ、続くステップSK16
では歩進した鍵番号が最大鍵数を超えたか、つまり、鍵
走査し終えたかどうかを判断する。鍵走査の途中であれ
ば、判断結果は「NO」となり、前述の第1実施例と同
様、鍵イベントの有無を判断するステップSH2(図1
1参照)に処理を戻す。
【0065】これに対し、鍵走査が完了すると、上記ス
テップSK16の判断結果が「YES」となり、ステッ
プSK17に処理を進める。ステップSK17〜SK1
9では、鍵走査が完了する毎に押鍵音の有無を判断し、
押鍵音がある場合には7音以下の押鍵、つまりスケール
入力が完了する迄、鍵走査の度に検出した押鍵音の音高
データをレジスタNOTE(1)〜(7)に順次ストア
して行く。なお、ここで言うスケール入力とは、「ド」
から「シ」までの押鍵により音階を指定する操作を指
す。そして、スケール入力に応じてレジスタNOTE
(1)〜(7)に各押鍵音の音高データが入力される
と、ステップSK18の判断結果が「NO」となり、ス
テップSK20に処理を進め、レジスタNOTE(1)
〜(7)に格納された押鍵音に基づきスケール判定す
る。
【0066】こうして、スケール判定がなされると、C
PU4はステップSK21に処理を進め、フラグRTF
が「1」、すなわち、レジストレーション登録中である
か否かを判断する。レジストレーション登録中である
と、判断結果が「YES」となり、次のステップSK2
2に処理を進め、判定したスケールをパスワードエリア
PWE(図2参照)中のパスワードPW(N)として登
録する。なお、このパスワードPW(N)の番号Nは、
オン操作されたレジストレーション登録スイッチRES
のスイッチ番号に対応する。
【0067】この後、ステップSK23に進み、レジス
タNOTE(1)〜(7)にストアされた押鍵音をクリ
アし、続いてステップSK24では、フラグRTFをゼ
ロリセットすると共に、フラグRPFを「1」にセット
して本ルーチンを完了させる。なお、フラグRPFを
「1」にセットして、レジストレーション登録に必要な
パスワード(スケール)を発生させる押鍵操作が完了し
た旨を表すと、前述したレジストレーション登録スイッ
チ処理(図9参照)におけるステップSF3の判断結果
が「YES」となり、カレントエリアCEの各パラメー
タ(1)〜(7)がレジストレーションエリアRE
(N)に登録される。
【0068】これに対し、レジストレーション呼出し中
であると、ステップSK25の判断結果が「YES」と
なり、図17に示すステップSK26に処理を進める。
ステップSK26では、レジスタmに「1」をセット
し、続くステップSK27ではレジスタmの値に対応し
たパスワードPW(m)に格納されるスケールと、押鍵
操作に応じて入力されたスケールとが一致するか否かを
判断する。一致しなければ、判断結果は「NO」とな
り、ステップSK28に進み、レジスタmの値を歩進さ
せる。次いで、ステップSK29では、歩進したレジス
タmの値が最大値を超えたか、つまり、パスワード検索
し終えたかどうかを判断する。
【0069】そして、パスワード検索し終えた場合に
は、判断結果が「YES」となり、ステップSK30に
進み、ポインタレジスタiに「1」をセットした後、ス
テップSK34に進み、レジスタNOTE(1)〜
(7)に格納される押鍵音をクリアして本ルーチンを完
了させる。一方、パスワード検索の途中であると、上記
ステップSK29の判断結果は「NO」となり、ステッ
プSK27に戻る。そして、歩進されたレジスタmの値
に対応したパスワードPW(m)に格納されるスケール
と、押鍵操作に応じて入力されたスケールとが一致する
と、ステップSK27の判断結果が「YES」となり、
ステップSK31に進む。
【0070】ステップSK31では、フラグRYFをゼ
ロリセットし、続くステップSK32では、フラグRK
Fに「1」をセットする。そして、ステップSK33で
は、パスワードPW(m)のスケールと、押鍵操作に応
じて入力されたスケールとが一致した時の、レジスタm
の値をエリア番号NとしてレジスタNにストアした後、
ステップSK34にてレジスタNOTE(1)〜(7)
をクリアしてから本ルーチンを完了させる。なお、フラ
グRKFを「1」にセットすると、前述したレジストレ
ーション呼出スイッチ処理(図10参照)におけるステ
ップSG3の判断結果が「YES」となり、上記エリア
番号Nに対応したレジストレーションエリアRE(N)
のパラメータ(1)〜(7)がカレントエリアCEに呼
出される。
【0071】以上のように、第2実施例によれば、押鍵
操作に応じて指定されるスケールをパスワードとしてレ
ジストレーション登録/呼出しするので、例えば曲演奏
に必要なパラメータ(1)〜(7)と、その曲のスケー
ルとを対応付けてレジストレーション登録しておくと、
レジストレーション呼出しスイッチRCSのオン操作後
に、演奏しようとする曲のスケールを弾くだけで対応す
るレジストレーション情報を呼出せる結果、登録名(あ
るいは登録番号)を失念しても所望のレジストレーショ
ン情報を呼出すことが可能になっている。
【0072】C.第3実施例 上述した第2実施例では、押鍵操作に応じて指定される
スケールをパスワードとしたのに対し、第3実施例では
1フレーズ分のノート(音符)をパスワードとしてレジ
ストレーション登録/呼出しする。以下、そうした第3
実施例による鍵盤処理について図18〜図19を参照し
て説明する。なお、図18〜図19は第1実施例と相違
する鍵盤処理のみを図示したものであり、第1実施例と
共通する鍵盤処理(図11〜図12参照)については説
明の重複を避けるべく図示を省略している。
【0073】前述した第1実施例と同様、第3実施例に
よる鍵盤処理においても押離鍵操作に応じて発音/消音
指示を音源7に与える一方、鍵盤2の全ての鍵について
鍵イベントの有無を判断する鍵走査を行う。すなわち、
図16に示すステップSL15において、レジスタKN
に格納される鍵番号を歩進させ、続くステップSL16
では歩進した鍵番号が最大鍵数を超えたか、つまり、鍵
走査し終えたかどうかを判断する。鍵走査の途中であれ
ば、判断結果は「NO」となり、前述の第1実施例と同
様、鍵イベントの有無を判断するステップSH2(図1
1参照)に処理を戻す。
【0074】これに対し、鍵走査が完了すると、上記ス
テップSL16の判断結果が「YES」となり、ステッ
プSL17に処理を進める。ステップSK17〜SL1
9では、鍵走査が完了する毎に押鍵音の有無を判断し、
押鍵音がある場合には所定の音符数S(例えば、4分音
符、2小節分のフレーズであれば8音符分)のフレーズ
入力が完了する迄、鍵走査の度に検出した押鍵音の音高
データをレジスタNOTE(1)〜(S)に順次ストア
して行く。そして、フレーズ入力に応じてレジスタNO
TE(1)〜(S)に各押鍵音の音高データが入力され
ると、ステップSL18の判断結果が「NO」となり、
ステップSL20に処理を進め、フラグRTFが
「1」、すなわち、レジストレーション登録中であるか
否かを判断する。
【0075】レジストレーション登録中であると、判断
結果が「YES」となり、次のステップSL21に処理
を進め、レジスタNOTE(1)〜(S)に格納された
フレーズ(押鍵音)を、前述したパスワードエリアPW
E(図2参照)中のパスワードPW(N)として登録す
る。なお、このパスワードPW(N)の番号Nは、オン
操作されたレジストレーション登録スイッチRESのス
イッチ番号に対応する。この後、ステップSL22に進
み、レジスタNOTE(1)〜(S)にストアされた押
鍵音をクリアし、続いてステップSL23では、フラグ
RTFをゼロリセットすると共に、フラグRPFを
「1」にセットして本ルーチンを完了させる。なお、フ
ラグRPFを「1」にセットして、レジストレーション
登録に必要なパスワード(フレーズ)を発生させる押鍵
操作が完了した旨を表すと、前述したレジストレーショ
ン登録スイッチ処理(図9参照)におけるステップSF
3の判断結果が「YES」となり、カレントエリアCE
の各パラメータ(1)〜(7)がレジストレーションエ
リアRE(N)に登録される。
【0076】一方、レジストレーション呼出し中の場合
には、ステップSL24の判断結果が「YES」とな
り、図19に示すステップSL25に処理を進める。ス
テップSL25では、レジスタmに「1」をセットし、
続くステップSL26ではレジスタmの値に対応したパ
スワードPW(m)に格納されるフレーズと、押鍵操作
に応じてレジスタNOTE(1)〜(S)に入力された
フレーズとが一致するか否かを判断する。一致しなけれ
ば、判断結果は「NO」となり、ステップSL27に進
み、レジスタmの値を歩進させる。次いで、ステップS
L28では、歩進したレジスタmの値が最大値を超えた
か、つまり、パスワード検索し終えたかどうかを判断す
る。
【0077】そして、パスワード検索し終えた場合に
は、判断結果が「YES」となり、ステップSL29に
進み、ポインタレジスタiに「1」をセットした後、ス
テップSL32に進み、レジスタNOTE(1)〜
(S)に格納されるフレーズ(押鍵音)をクリアして本
ルーチンを完了させる。一方、パスワード検索の途中で
あると、上記ステップSL28の判断結果は「NO」と
なり、ステップSL26に戻る。そして、歩進されたレ
ジスタmの値に対応したパスワードPW(m)に格納さ
れるフレーズと、押鍵操作に応じてレジスタNOTE
(1)〜(S)に入力されたフレーズとが一致すると、
ステップSL26の判断結果が「YES」となり、ステ
ップSL30に進む。
【0078】ステップSL30では、フラグRYFをゼ
ロリセットすると共に、フラグRKFに「1」をセット
し、続くステップSL31では、パスワードPW(m)
のフレーズと、押鍵操作に応じて入力されたフレーズと
が一致した時の、レジスタmの値をエリア番号Nとして
レジスタNにストアした後、ステップSL34にてレジ
スタNOTE(1)〜(S)をクリアしてから本ルーチ
ンを完了させる。なお、フラグRKFを「1」にセット
すると、前述したレジストレーション呼出スイッチ処理
(図10参照)におけるステップSG3の判断結果が
「YES」となり、上記エリア番号Nに対応したレジス
トレーションエリアRE(N)のパラメータ(1)〜
(7)がカレントエリアCEに呼出される。
【0079】以上のように、第3実施例によれば、押鍵
操作に応じて入力されるフレーズをパスワードとしてレ
ジストレーション登録/呼出しするので、例えば曲演奏
に必要なパラメータ(1)〜(7)と、その曲の最初の
フレーズとを対応付けてレジストレーション登録してお
くと、レジストレーション呼出しスイッチRCSのオン
操作後に、演奏しようとする曲の最初のフレーズを弾く
だけで対応するレジストレーション情報を呼出せる結
果、登録名(あるいは登録番号)を失念しても所望のレ
ジストレーション情報を呼出すことが可能になってい
る。
【0080】なお、上述した各実施例では、コード演奏
に対応したコード種、押鍵操作に応じて指定されるスケ
ールやフレーズをパスワードにしてレジストレーション
登録/呼出しするようにしたが、これに限らず、例え
ば、コード演奏に対応したコード種、押鍵操作に応じて
指定されるスケールやフレーズをそれぞれパスワードに
して所定のパラメータを設定するパラメータ設定画面を
呼出す形態にすることもできる。
【0081】
【発明の効果】請求項1,5に記載の発明によれば、演
奏操作に対応した楽音情報をパスワードとしてレジスト
レーション登録/呼出しするので、例えば曲演奏に必要
な各種パラメータと、その曲の属性を表す楽音情報とを
対応付けてレジストレーション登録しておき、呼出指示
発生後に、演奏しようとする曲の属性を表す楽音情報を
生成させる演奏操作するだけで対応する各種パラメータ
をレジストレーション呼出しする結果、登録名や登録番
号を失念しても所望のレジストレーション情報を呼出す
ことができる。請求項2,6に記載の発明によれば、コ
ード演奏操作からコード判定して得たコード種をパスワ
ードとしてレジストレーション登録/呼出しするので、
例えば曲演奏に必要な各種パラメータと、その曲の始め
のコード種とを対応付けてレジストレーション登録して
おくと、呼出指示発生後に、演奏しようとする曲の始め
のコードを弾くだけで対応する各種パラメータをレジス
トレーション呼出しする結果、登録名や登録番号を失念
しても所望のレジストレーション情報を呼出すことがで
きる。請求項3,7に記載の発明によれば、音高指定操
作に応じて指定されるスケールをパスワードとしてレジ
ストレーション登録/呼出しするので、例えば曲演奏に
必要な各種パラメータと、その曲のスケールとを対応付
けてレジストレーション登録しておくと、呼出指示発生
後に、演奏しようとする曲のスケールを弾くだけで対応
する各種パラメータをレジストレーション呼出しする結
果、登録名や登録番号を失念しても所望のレジストレー
ション情報を呼出すことができる。請求項4,8に記載
の発明によれば、音高指定操作に応じて入力され、複数
の音高データから形成されるフレーズをパスワードとし
てレジストレーション登録/呼出しするので、例えば曲
演奏に必要な各種パラメータと、その曲の最初のフレー
ズとを対応付けてレジストレーション登録しておくと、
呼出指示発生後に、演奏しようとする曲の最初のフレー
ズを弾くだけで対応する各種パラメータをレジストレー
ション呼出しする結果、登録名や登録番号を失念しても
所望のレジストレーション情報を呼出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例の構成を示すブロック
図である。
【図2】RAM6におけるカレントエリアCE、レジス
トレーションエリアREおよびパスワードエリアPWE
の構成を示す図である。
【図3】メインルーチンの動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】スイッチ処理ルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】パラメータ選択スイッチ処理ルーチンの動作を
示すフローチャートである。
【図6】パラメータ入力スイッチ処理ルーチンの動作を
示すフローチャートである。
【図7】パラメータ入力スイッチ処理ルーチンの動作を
示すフローチャートである。
【図8】スタート/ストップスイッチ処理ルーチンの動
作を示すフローチャートである。
【図9】レジストレーション登録スイッチ処理ルーチン
の動作を示すフローチャートである。
【図10】レジストレーション呼出スイッチ処理ルーチ
ンの動作を示すフローチャートである。
【図11】鍵盤処理ルーチンの動作を示すフローチャー
トである。
【図12】鍵盤処理ルーチンの動作を示すフローチャー
トである。
【図13】鍵盤処理ルーチンの動作を示すフローチャー
トである。
【図14】鍵盤処理ルーチンの動作を示すフローチャー
トである。
【図15】自動伴奏処理ルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【図16】第2実施例による鍵盤処理ルーチンの動作を
示すフローチャートである。
【図17】第2実施例による鍵盤処理ルーチンの動作を
示すフローチャートである。
【図18】第3実施例による鍵盤処理ルーチンの動作を
示すフローチャートである。
【図19】第3実施例による鍵盤処理ルーチンの動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パネルスイッチ群 2 鍵盤 3 表示部 4 CPU 5 ROM 6 RAM 7 音源 8 サウンドシステム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種パラメータを記憶する第1の記憶手
    段と、複数の登録エリアを備える第2の記憶手段とを有
    する電子楽器において、 前記第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれ
    かを指定して登録指示を発生する登録指示手段と、 この登録指定手段によって登録エリアが指定された後に
    行われる演奏操作に対応した楽音情報を、前記第2の記
    憶手段の登録エリアを指定するパスワードとして記憶す
    るパスワード記憶手段と、 前記登録指示手段が発生する登録指示に従って前記第1
    の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当該登録指
    示手段が指定した前記第2の記憶手段の登録エリアに格
    納するレジストレーション登録手段と、 呼出指示を発生する呼出指示手段と、 この呼出指示手段が呼出指示を発生した後に行われる演
    奏操作に対応した楽音情報と一致するパスワードを前記
    パスワード記憶手段から検索し、検索したパスワードが
    指定する前記第2の記憶手段の登録エリアに登録される
    各種パラメータを前記第1の記憶手段に格納するレジス
    トレーション呼出手段とを具備することを特徴とする電
    子楽器。
  2. 【請求項2】 各種パラメータを記憶する第1の記憶手
    段と、複数の登録エリアを備える第2の記憶手段とを有
    する電子楽器において、 前記第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれ
    かを指定して登録指示を発生する登録指示手段と、 この登録指定手段によって登録エリアが指定された後に
    行われるコード演奏操作に応じてコード判定を施して得
    たコード種を、前記第2の記憶手段の登録エリアを指定
    するパスワードとして記憶するパスワード記憶手段と、 前記登録指示手段が発生する登録指示に従って前記第1
    の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当該登録指
    示手段が指定した前記第2の記憶手段の登録エリアに格
    納するレジストレーション登録手段と、 呼出指示を発生する呼出指示手段と、 この呼出指示手段が呼出指示を発生した後に行われるコ
    ード演奏操作に応じてコード判定を施して得たコード種
    と一致するパスワードを前記パスワード記憶手段から検
    索し、検索したパスワードが指定する前記第2の記憶手
    段の登録エリアに登録される各種パラメータを前記第1
    の記憶手段に格納するレジストレーション呼出手段とを
    具備することを特徴とする電子楽器。
  3. 【請求項3】 各種パラメータを記憶する第1の記憶手
    段と、複数の登録エリアを備える第2の記憶手段とを有
    する電子楽器において、 前記第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれ
    かを指定して登録指示を発生する登録指示手段と、 この登録指定手段によって登録エリアが指定された後に
    行われる音高指定操作に応じて指定されるスケールを、
    前記第2の記憶手段の登録エリアを指定するパスワード
    として記憶するパスワード記憶手段と、 前記登録指示手段が発生する登録指示に従って前記第1
    の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当該登録指
    示手段が指定した前記第2の記憶手段の登録エリアに格
    納するレジストレーション登録手段と、 呼出指示を発生する呼出指示手段と、 この呼出指示手段が呼出指示を発生した後に行われる音
    高指定操作に応じて指定されるスケールと一致するパス
    ワードを前記パスワード記憶手段から検索し、検索した
    パスワードが指定する前記第2の記憶手段の登録エリア
    に登録される各種パラメータを前記第1の記憶手段に格
    納するレジストレーション呼出手段とを具備することを
    特徴とする電子楽器。
  4. 【請求項4】 各種パラメータを記憶する第1の記憶手
    段と、複数の登録エリアを備える第2の記憶手段とを有
    する電子楽器において、 前記第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれ
    かを指定して登録指示を発生する登録指示手段と、 この登録指定手段によって登録エリアが指定された後に
    行われる音高指定操作に応じて入力され、複数の音高デ
    ータから形成されるフレーズを、前記第2の記憶手段の
    登録エリアを指定するパスワードとして記憶するパスワ
    ード記憶手段と、 前記登録指示手段が発生する登録指示に従って前記第1
    の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当該登録指
    示手段が指定した前記第2の記憶手段の登録エリアに格
    納するレジストレーション登録手段と、 呼出指示を発生する呼出指示手段と、 この呼出指示手段が呼出指示を発生した後に行われる音
    高指定操作に応じて入力され、複数の音高データから形
    成されるフレーズと一致するパスワードを前記パスワー
    ド記憶手段から検索し、検索したパスワードが指定する
    前記第2の記憶手段の登録エリアに登録される各種パラ
    メータを前記第1の記憶手段に格納するレジストレーシ
    ョン呼出手段とを具備することを特徴とする電子楽器。
  5. 【請求項5】 各種パラメータを記憶する第1の記憶手
    段と、複数の登録エリアを備える第2の記憶手段とを有
    する電子楽器のレジストレーション方法であって、 前記第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれ
    かを指定して登録指示を発生する登録指示過程と、 この登録指定過程にて登録エリアが指定された後に行わ
    れる演奏操作に対応した楽音情報を、前記第2の記憶手
    段の登録エリアを指定するパスワードとしてパスワード
    記憶手段に記憶するパスワード記憶過程と、 前記登録指示過程にて発生された登録指示に従って前記
    第1の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当該登
    録指示過程にて指定された前記第2の記憶手段の登録エ
    リアに格納するレジストレーション登録過程と、 呼出指示を発生する呼出指示過程と、 この呼出指示過程にて呼出指示が生成された後に行われ
    る演奏操作に対応した楽音情報と一致するパスワードを
    前記パスワード記憶手段から検索し、検索したパスワー
    ドが指定する前記第2の記憶手段の登録エリアに登録さ
    れる各種パラメータを前記第1の記憶手段に格納するレ
    ジストレーション呼出過程とを具備することを特徴とす
    る電子楽器のレジストレーション方法。
  6. 【請求項6】 各種パラメータを記憶する第1の記憶手
    段と、複数の登録エリアを備える第2の記憶手段とを有
    する電子楽器のレジストレーション方法であって、 前記第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれ
    かを指定して登録指示を発生する登録指示過程と、 この登録指定過程にて登録エリアが指定された後に行わ
    れるコード演奏操作に応じてコード判定を施して得たコ
    ード種を、前記第2の記憶手段の登録エリアを指定する
    パスワードとしてパスワード記憶手段に記憶するパスワ
    ード記憶過程と、 前記登録指示過程にて発生された登録指示に従って前記
    第1の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当該登
    録指示過程にて指定された前記第2の記憶手段の登録エ
    リアに格納するレジストレーション登録過程と、 呼出指示を発生する呼出指示過程と、 この呼出指示手段にて呼出指示が生成された後に行われ
    るコード演奏操作に応じてコード判定を施して得たコー
    ド種と一致するパスワードを前記パスワード記憶手段か
    ら検索し、検索したパスワードが指定する前記第2の記
    憶手段の登録エリアに登録される各種パラメータを前記
    第1の記憶手段に格納するレジストレーション呼出過程
    とを具備することを特徴とする電子楽器のレジストレー
    ション方法。
  7. 【請求項7】 各種パラメータを記憶する第1の記憶手
    段と、複数の登録エリアを備える第2の記憶手段とを有
    する電子楽器のレジストレーション方法であって、 前記第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれ
    かを指定して登録指示を発生する登録指示過程と、 この登録指定過程にて登録エリアが指定された後に行わ
    れる音高指定操作に応じて指定されるスケールを、前記
    第2の記憶手段の登録エリアを指定するパスワードとし
    てパスワード記憶手段に記憶するパスワード記憶過程
    と、 前記登録指示過程にて発生される登録指示に従って前記
    第1の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当該登
    録指示過程にて指定される前記第2の記憶手段の登録エ
    リアに格納するするレジストレーション登録過程と、 呼出指示を発生する呼出指示過程と、 この呼出指示過程にて呼出指示が生成された後に行われ
    る音高指定操作に応じて指定されるスケールと一致する
    パスワードを前記パスワード記憶手段から検索し、検索
    したパスワードが指定する前記第2の記憶手段の登録エ
    リアに登録される各種パラメータを前記第1の記憶手段
    に格納するレジストレーション呼出過程とを具備するこ
    とを特徴とする電子楽器のレジストレーション方法。
  8. 【請求項8】 各種パラメータを記憶する第1の記憶手
    段と、複数の登録エリアを備える第2の記憶手段とを有
    する電子楽器のレジストレーション方法であって、 前記第2の記憶手段が備える複数の登録エリアのいずれ
    かを指定して登録指示を発生する登録指示過程と、 この登録指定過程にて登録エリアが指定された後に行わ
    れる音高指定操作に応じて入力され、複数の音高データ
    から形成されるフレーズを、前記第2の記憶手段の登録
    エリアを指定するパスワードとしてパスワード記憶手段
    に記憶するパスワード記憶過程と、 前記登録指示過程にて発生される登録指示に従って前記
    第1の記憶手段に記憶される各種パラメータを、当該登
    録指示過程にて指定される前記第2の記憶手段の登録エ
    リアに格納するレジストレーション登録過程と、 呼出指示を発生する呼出指示過程と、 この呼出指示過程にて呼出指示が生成された後に行われ
    る音高指定操作に応じて入力され、複数の音高データか
    ら形成されるフレーズと一致するパスワードを前記パス
    ワード記憶手段から検索し、検索したパスワードが指定
    する前記第2の記憶手段の登録エリアに登録される各種
    パラメータを前記第1の記憶手段に格納するレジストレ
    ーション呼出過程とを具備することを特徴とする電子楽
    器のレジストレーション方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007133058A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器

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JP2007133058A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器

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