JP2002156173A - オンザロック用透明氷製氷器 - Google Patents

オンザロック用透明氷製氷器

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JP2002156173A
JP2002156173A JP2000389610A JP2000389610A JP2002156173A JP 2002156173 A JP2002156173 A JP 2002156173A JP 2000389610 A JP2000389610 A JP 2000389610A JP 2000389610 A JP2000389610 A JP 2000389610A JP 2002156173 A JP2002156173 A JP 2002156173A
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ice making
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tray
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Minoru Ono
實 大野
Takenobu Fujimoto
武宣 藤本
Koichiro Minowa
高一郎 蓑輪
Noboru Tawara
昇 田原
Teruo Hosoya
輝男 細谷
Noboru Kishizawa
昇 岸沢
Shuichi Koizumi
周一 小泉
Takeo Uchida
武雄 内田
Toshiyuki Minowa
俊行 箕輪
Taizo Kaneko
泰三 金子
Tadao Sato
忠夫 佐藤
Haruo Mizumura
春男 水村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製氷器に水を入れ、家庭用冷凍庫にて空気の
泡で白濁されて無い球体又は多面体の形状をしたオンザ
ロック用の透明な氷を容易に作る。 【解決手段】 製氷外皿(1)が有する断熱材(1a)
と空気層(1c)によって製氷器の上方より結氷を始め
させ、製氷内皿(2)と上蓋(3)にて形成される第1
製氷室(4)で透明な氷を精製した後、小孔(2a)を
通して第2製氷室(5)に白濁した空気の泡を閉じ込め
て結氷させる。その後、第1製氷室(4)にて精製され
た透明なオンザロック用の氷を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的な家庭用冷凍
庫にて球形又は多面体のオンザロック用透明氷を形成す
る為の製氷器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な家庭用冷凍庫で製氷する
には冷凍庫の付属している製氷皿を使用する。この製氷
皿は金属又は合成樹脂製であり内に仕切りを入れて四角
形の面で構成される六面体の氷を作るのが常であった。
このような冷凍庫の付属の製氷皿では作られる氷が透明
にならず空気の泡が白濁して氷中に残ってしまう。
【0003】この為、断熱材または空気層によって結氷
方向を操作され、透明な氷の出来る上層部と空気の泡で
白濁した氷の出来る下層部を有する二層になった製氷皿
が必要となる。しかし、これらの製氷皿ではオンザロッ
クに必要とする球形又は多面体の氷を作り出す事は出来
ない(例えば、公開特許公報(A)昭64−23077
号や公開特許公報(A)平2−136660号参照)。
【0004】球形又は多面体の氷を作る為の従来の技術
では、上部器と下部器で構成された製氷器で球形の氷を
製造する事が出来るが、これもまた家庭用冷凍庫に付属
する製氷皿と同じに白濁した空気の泡が氷中に残ってし
まう(公開特許公報(A)特開平10−253212号
参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で球形又は
多面体の氷を作り出す時には製造された氷のほぼ中心に
空気の泡が白濁して残り透明な氷にはならない。その
為、オンザロック用の透明氷を作り出すには製氷会社等
で製造された氷塊の透明な部分だけを使ってアイスピッ
クやナイフ等で削る等して球形に仕上げて使用してい
た。しかし、この方法では熟達した技術が必要となり誰
でもが作り出せる訳ではない。
【0006】さらに、透明な氷を作り出す従来技術では
上方に蓋の無い浅い製氷皿では有効であるが、球形又は
多面体のオンザロック用の氷の様にオンザロック用のグ
ラスに収まる程度の大きさを有し、製氷器に蓋を有する
ものに適するようには出来ていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1を参照すると球形又
は多面体の形を有する第1製氷室(4)に注入口(3
a)より注ぎ込まれた水で球形又は多面体の形のオンザ
ロック用透明氷を作り出す為に製氷外皿(1)の側面と
底部に断熱材(1a)を用いる事によって第1製氷室
(4)上部より結氷が始まるように操作し、結氷を徐々
に下方へ進め製氷外皿(1)が有する空気層(1c)と
断熱材(1a)により結氷は小孔(2a)を通過した
後、第2製氷室で空気の泡で白濁する氷になる最後の結
氷が行われるように操作する。
【0008】
【発明の実施の形態】前記により第1製氷室(4)で製
造されたオンザロック用透明氷及び小孔(2a)によっ
てつながっている第2製氷室(5)で出来た空気の泡で
白濁した氷を製氷内皿(2)ごと製氷外皿(1)部分よ
り取り出した後に上蓋(3)を外し、小孔(2a)でつ
ながっている白濁した氷を除去する事により第1製氷室
(4)に出来たオンザロック用透明氷を取り出す事が出
来る。
【0009】
【発明の効果】オンザロック用透明氷を作り出す際に、
従来技術の氷塊から削る等する熟達した作業を必要とせ
ず、家庭用冷凍庫において本発明のオンザロック用透明
氷製氷器に適量に注水された水で製氷内皿(2)が有す
る複数の小孔(2a)を境に第1製氷室(4)において
は球形又は多面体の透明氷を、第2製氷室(5)におい
ては空気の泡で白濁した氷を容易に分離出来る状態で作
り出すことが出来る。
【0010】又、従来の空気の泡で白濁した氷ではウイ
スキー等のオンザロックに使用すると視感覚的に適さな
いが、本製氷器の第1製氷室(4)で作られたオンザロ
ック用透明氷は白濁の無い透明に仕上がっている為、視
感覚的に適している。
【0011】本製氷器は製氷外皿(1)、製氷内皿
(2)、上蓋(3)の各容器が容器間に付いた水分の氷
結によって抜けにくい時の為に製氷外皿(1)の内側面
及び製氷内皿(2)の内外側面と上蓋(3)の外側面に
上部より底部に向かって細くなるように適度の傾斜を設
け、各容器が抜け易くしている。
【0012】さらに製氷外皿(1)に製氷外皿指抜き
(1b)を、製氷内皿(2)には製氷内皿指抜き(2
b)を、さらに上蓋(3)にも上蓋指抜き(3b)を、
各々の上部に位置する縁の部分に指が通る程度の切り込
みを位置をずらして設け、親指と人指し指にて上下に力
を操作し容易に各容器が抜け易くしている。
【0013】本製氷器は家庭用冷凍庫のみならず各種冷
蔵庫内の製氷室や業務用等の冷凍庫でオンザロック用透
明氷を容易に作り出す事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明製氷器の各部品を組み立てて使用状態に
したものの縦断側面図である。
【図2】本発明製氷器の各部品を組み立てて使用状態に
したものの立体図である。
【図3】図2を断面にした立体縦断側面図である。
【符号の説明】
1 製氷外皿 1a 断熱材 1b 製氷外皿指抜き 1c 空気層 2 製氷内皿 2a 小孔 2b 製氷内皿指抜き 3 上蓋 3a 注水口 3b 上蓋指抜き 4 第1製氷室 5 第2製氷室
フロントページの続き (72)発明者 岸沢 昇 埼玉県上福岡市川崎536番地1 (72)発明者 小泉 周一 埼玉県上福岡市富士見台18番地1 (72)発明者 内田 武雄 埼玉県上福岡市駒西3丁目8番18号 (72)発明者 箕輪 俊行 埼玉県上福岡市新駒林3丁目4番2号 (72)発明者 金子 泰三 埼玉県上福岡市新駒林3丁目7番9号 (72)発明者 佐藤 忠夫 埼玉県上福岡市丸山10番地29 (72)発明者 水村 春男 埼玉県川越市笠幡1912番地3

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家庭用冷凍庫にて適量に注水された水で
    球形又は多面体のオンザロック用の透明氷を容易に作る
    事の出来る金属または合成樹脂製の製氷器であって、側
    面と底部が断熱材(1a)を有し、さらにその内側には
    底部に適度な大きさの第2製氷室(5)を有し、該断熱
    材(1a)と第2製氷室(5)の間には第2製氷室
    (5)の側面と底部を囲むように空気層(1c)が形成
    される製氷外皿(1)と、該製氷外皿(1)の内側には
    底部に複数の小孔(2a)を設けた製氷内皿(2)が固
    定され、製氷内皿(2)の上部には注水口(3a)を有
    する上蓋(3)が製氷内皿(2)に内接するように被さ
    って製氷内皿(2)と共に第1製氷室(4)を形成する
    様に構成されていることを特徴とするオンザロック用透
    明氷製氷器。
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