JP2005049081A - 二分割の製氷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 透明度の高い氷塊部分を容易に他の氷塊から分離させる。
【解決手段】製氷器を二分割に構成し、互いの製氷部を複数の製氷ブリッジで連結し、氷結後これを折損する。
【選択図】 図1
【解決手段】製氷器を二分割に構成し、互いの製氷部を複数の製氷ブリッジで連結し、氷結後これを折損する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、アルコール飲料などをオン・ザ・ロックのような氷を用いた飲用に供する場合の、透明な氷の製法に関するものである。
また、製氷後の氷の容易な摘出方法を有する製氷方法に関するものである。
従来、大きな氷の固まりをアイスピックなどを用いて、逐一角をとり、球状に成形して用いるのが常であり、より球形に近いほど良好とされた。また、家庭用では一般の冷蔵庫において製氷室で製氷した通常の氷を用いた。
一般のバー、スナックなどでオン・ザ・ロックなどの飲料の提供を行おうとすると、逐一熟練したバーテンダーなどが一個づつアイスピックで成形を行わねばならず、習熟を要した。
同時に、オン・ザ・ロック用の透明度の高い氷は、角氷の中から透明度の高い部分を選んで取り出す必要があった。
このため家庭用では、このような氷を得ることは不可能であった。
特願2002−235262 に開示される方法などにより製氷を行った
場合は、氷結して外しにくい問題点があった。
場合は、氷結して外しにくい問題点があった。
上記の問題点を解決するために本発明の製氷技術にあっては、製氷を行う水塊を二分割に分けて構成し、一方の水塊2’を他方の水塊1’に比して容積、位置関係に於いて凍結への温度勾配差を設定するのである。
この際、少なくとも3.5mmΦ以上の径で6個以上の開口部から構成される導水口4を製氷分離球下部に設け導水口4となすのである。
当該導水口4の開囗部は3.5mm以下の内径である場合、水中の空気の通り道とはなりえず、目的とする氷の透明度を損なうのである。
また、当該導水口4の開口部個数が5個未満である場合、上記開口部の内径をより大としなければ透明度を確保できない。
その場合、二分割の氷をブリッジの折損により得ようとすると、より大径の氷よりなるブリッジとなるので、容易に折損してこれを得ることは不可能となるのである。
製氷器の周辺に、断熱材、あるいは製氷器素材9の肉厚を任意に調整し、互いの水塊内部に温度勾配を促進し、逐次製氷化に時間差を起こさせることもある。
製氷の終了とともに、当該導水口4部分に生じた氷柱状の製氷分離ブリッジ3を折損する事により目的とする氷1を分離し、得るのある。
当該製氷分離部6には、水没させるための上部開口部5と下部の導水口4部分を設け、製氷過程での水及び水中の空気の移動を可能とするのである。
また製氷分離球7と下部製氷機8とに設けた製氷分離部6は、互いに面において分離し、当該導水口4に於いてのみ、二分割にした水塊をつなぐのである。
かくして当該製氷分離部6により上下の二分割に構成された水は、内部で製氷して氷となし、これを製氷器本体10より取り出し、上下に当該製氷分離ブリッジ3を折損、分割して一方の氷1を取り出すのである。
本発明の製氷分離ブリッジ3は、導水口4の内部の水が凍り、ブリッジ状の氷となる事により得られるのである。
以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき、図面を参照して説明する。
図1は、本発明における製氷分離球7を説明する斜視図である。当該製氷分離球7は半球からなる半球上部と半球下部から構成され、互いにつきあわせて当該製氷分離部6を有する製氷分離球7をなす。
図1は、本発明における製氷分離球7を説明する斜視図である。当該製氷分離球7は半球からなる半球上部と半球下部から構成され、互いにつきあわせて当該製氷分離部6を有する製氷分離球7をなす。
当該製氷分離球7の半球上部には、その上部に空気抜き穴5が設けられ、当該製氷分離部が製氷をなす素材の水中に没するに際し、製氷分離球7内部の空気を排出し、内部に水を充満するために設けられている。
当該製氷分離球7の半球下部の底面には、水没した製氷分離部の内部の水が外部に疎通できる水の導水口4を有する。
図2は、請求項2の製氷分離部6と円筒形からなる下部製氷器8との組み合わせを示す参考斜視図である。図中製氷分離部6は、下部製氷器8に支えられて、製氷器の温度勾配の所要位置に固定される。図中9の位置まで水を入れるのである。
製氷器内部に設定される温度勾配では、分割された製氷器の位置関係に加えて、当該製氷器外部に設けられた断熱材、製氷器素材などにより、当該製氷器の外部の温度との格差が当該製氷器内部において。順次一連の温度格差を有していることも有用である。
このため図2の上部の水温は、冷媒が上部に位置した場合、外部の冷気に対し下部の水温より早く冷やされ、逆に順次底部にいくほど冷えにくく温度差が設定されているのである。本発明にあっては、かかる上面と下面の温度差でなく、その間の逐次の時系列温度変化が有効であり、製氷器本体10そのものに温度勾配を設けるのである。
製氷器上部から逐次冷やされて凍結していく水は、順次導水口4を介して、順次結晶化していくのである。
このため、図3に見られるように、水中の空気は上部から凍るにつれて徐々に導水口4を介し、下部製氷器9へ移行し、結果、製氷分離球7の氷1は空気を含まない透明度の高い氷となるのである。
図3のように、当該製氷分離球7により所要の透明度の高い氷を得た後は、製氷分離部6、下部製氷器8から凍結して一体化した氷全体を取り出し、互いを連結する分離ブリッジ3を折損することにより目的の氷1を取り出すのである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
本発明では、製氷分離部を構成する氷のブリッジを折損する事で、目的とする氷塊を容易に得る事が出来るのである。
製氷器本体を二分割に構成し、互いに温度勾配差を設定したので、製氷器内の凍結する氷は、逐次温度勾配の環境下で、順次一方から凍結し、凍結過程の内部空気を他方へ追いやる事が出来るため、より透明度の高い氷を製氷するのである。
1 目的とする氷
2 下部氷
3 ブリッジ
4 導水口
5 上部開口部
6 製氷分離部
7 製氷分離球
8 下部製氷器
9 水面
10 製氷器本体
11 製氷機外箱
2 下部氷
3 ブリッジ
4 導水口
5 上部開口部
6 製氷分離部
7 製氷分離球
8 下部製氷器
9 水面
10 製氷器本体
11 製氷機外箱
Claims (2)
- 製氷を二分割に構成し、互いの接合を複数の氷のブリッジ3で結合し、当該ブリッジ3を折損することで、目的とする氷1を下部氷2から取り出すことを特徴とした二分割による製氷方法。
- 請求項1の製氷方法に置いて、二分割にした氷の一方1を他方2に比して容積及び冷媒への距離に置いて氷結時間差を生ずる温度勾配を有する二つの水塊として構成し、互いを少なくとも3.5mmΦ以上の径で6個以上の導水口4で連結した事を特徴とし、これにより氷結に際して一方を他方より早く氷結せしめ、氷結中の水が有する空気を他方に追いやることにより、より透明度の高い氷を得る方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003309391A JP2005049081A (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | 二分割の製氷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003309391A JP2005049081A (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | 二分割の製氷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005049081A true JP2005049081A (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=34269576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003309391A Pending JP2005049081A (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | 二分割の製氷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005049081A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022118615A1 (ja) * | 2020-12-01 | 2022-06-09 | 克樹 澤田 | 透明な氷を製造するための製氷器構造 |
WO2023189914A1 (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 | 株式会社Planetal Design | 製氷器 |
JP2023144525A (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-11 | 株式会社Planetal Design | 製氷器 |
-
2003
- 2003-07-29 JP JP2003309391A patent/JP2005049081A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022118615A1 (ja) * | 2020-12-01 | 2022-06-09 | 克樹 澤田 | 透明な氷を製造するための製氷器構造 |
WO2023189914A1 (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 | 株式会社Planetal Design | 製氷器 |
JP2023144525A (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-11 | 株式会社Planetal Design | 製氷器 |
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