JP2002155584A - 押入調湿材及び押入調湿構造 - Google Patents
押入調湿材及び押入調湿構造Info
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- JP2002155584A JP2002155584A JP2000355613A JP2000355613A JP2002155584A JP 2002155584 A JP2002155584 A JP 2002155584A JP 2000355613 A JP2000355613 A JP 2000355613A JP 2000355613 A JP2000355613 A JP 2000355613A JP 2002155584 A JP2002155584 A JP 2002155584A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手間と費用をかけることなく押入内の結露を
防止してカビ等の発生を抑えることができる押入調湿材
及び押入調湿構造を提供する。 【解決手段】 押入調湿材8は、多数の通気孔を有する
袋体6の内部に木炭の破砕物7を充填し、押入5の棚板
3の下面における隣接する根太2間に配置可能な平板状
に形成する。前記袋体6を不織布とする。押入調湿構造
1は、複数の根太2の上面に棚板3が取り付けられて構
成される中棚4を有する押入5において、この押入5の
棚板3の下面における隣接する根太2間に前記押入調湿
材8を配置する。
防止してカビ等の発生を抑えることができる押入調湿材
及び押入調湿構造を提供する。 【解決手段】 押入調湿材8は、多数の通気孔を有する
袋体6の内部に木炭の破砕物7を充填し、押入5の棚板
3の下面における隣接する根太2間に配置可能な平板状
に形成する。前記袋体6を不織布とする。押入調湿構造
1は、複数の根太2の上面に棚板3が取り付けられて構
成される中棚4を有する押入5において、この押入5の
棚板3の下面における隣接する根太2間に前記押入調湿
材8を配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の押入の調湿
に使用される押入調湿材及び押入調湿構造に関する。
に使用される押入調湿材及び押入調湿構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、押入は、空気が循環しにくいた
めに結露が生じ易く、カビ等が発生し易いということが
知られている。そこで、従来は、建具を開放して押入の
換気を行なう、押入の床面にすのこを敷く等して収納物
と押入の床面及び壁面との間にできるだけ隙間を設けて
空気の循環を促進する、押入用の吸湿剤を設置する、等
の方法により結露を防止することが行なわれていた。
めに結露が生じ易く、カビ等が発生し易いということが
知られている。そこで、従来は、建具を開放して押入の
換気を行なう、押入の床面にすのこを敷く等して収納物
と押入の床面及び壁面との間にできるだけ隙間を設けて
空気の循環を促進する、押入用の吸湿剤を設置する、等
の方法により結露を防止することが行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建具を
開放して押入の換気を行なうことや、収納物と押入の床
面及び壁面との間にできるだけ隙間を設けて空気の循環
を促進することは有効な方法ではあるが、手間がかかる
上にこれらの方法のみでは結露を完全に防止することが
できないという問題があった。また、押入用の吸湿剤を
設置する方法は、吸湿剤を頻繁に新しいものに交換する
必要があり、手間と費用がかかるという問題があった。
開放して押入の換気を行なうことや、収納物と押入の床
面及び壁面との間にできるだけ隙間を設けて空気の循環
を促進することは有効な方法ではあるが、手間がかかる
上にこれらの方法のみでは結露を完全に防止することが
できないという問題があった。また、押入用の吸湿剤を
設置する方法は、吸湿剤を頻繁に新しいものに交換する
必要があり、手間と費用がかかるという問題があった。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、手間と費用をかけることなく押入内の結露を防
止してカビ等の発生を抑えることができる押入調湿材及
び押入調湿構造を提供することを技術課題とするもので
ある。
であり、手間と費用をかけることなく押入内の結露を防
止してカビ等の発生を抑えることができる押入調湿材及
び押入調湿構造を提供することを技術課題とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ための具体的手段は、次のようなものである。すなわ
ち、請求項1に記載する押入調湿材は、多数の通気孔を
有する袋体の内部に木炭の破砕物が充填され、押入の棚
板の下面における隣接する根太間に配置可能な平板状に
形成されたことを特徴とするものである。
ための具体的手段は、次のようなものである。すなわ
ち、請求項1に記載する押入調湿材は、多数の通気孔を
有する袋体の内部に木炭の破砕物が充填され、押入の棚
板の下面における隣接する根太間に配置可能な平板状に
形成されたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載する押入調湿材は、請求項
1に記載する構成において、前記袋体が不織布からなる
ことを特徴とするものである。
1に記載する構成において、前記袋体が不織布からなる
ことを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載する押入調湿構造は、複数
の根太の上面に棚板が取り付けられて構成される中棚を
有する押入において、この押入の棚板の下面における隣
接する根太間に請求項1又は2記載の押入調湿材が配置
されたことを特徴とするものである。
の根太の上面に棚板が取り付けられて構成される中棚を
有する押入において、この押入の棚板の下面における隣
接する根太間に請求項1又は2記載の押入調湿材が配置
されたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る押入調湿材及
び押入調湿構造について図面に基づいて説明する。本発
明の実施形態に係る押入調湿構造1は、図1に示すよう
に、複数の根太2の上面に棚板3が取り付けられて構成
される中棚4を有する押入5において、この押入5の棚
板3の下面における隣接する根太2間に、多数の通気孔
を有する袋体6の内部に木炭の破砕物7が充填されて平
板状に形成された押入調湿材8が配置されたものであ
る。以下更に詳細に説明する。
び押入調湿構造について図面に基づいて説明する。本発
明の実施形態に係る押入調湿構造1は、図1に示すよう
に、複数の根太2の上面に棚板3が取り付けられて構成
される中棚4を有する押入5において、この押入5の棚
板3の下面における隣接する根太2間に、多数の通気孔
を有する袋体6の内部に木炭の破砕物7が充填されて平
板状に形成された押入調湿材8が配置されたものであ
る。以下更に詳細に説明する。
【0009】本実施形態においては、前記押入5は、複
数の根太2の上面に棚板3が取り付けられて構成される
中棚4を有する。より具体的には、複数の根太2が押入
5の側壁9に対して平行に、かつ一定の間隔で配置され
ている。この複数の根太2は、その一方の端部が押入5
の開口部側に設けられた中棚4の前框10に、その他方
の端部が押入5の奥壁11側に設けられた根太掛け12
に、それぞれ結合されて取り付けられている。そして、
この複数の根太2の上面に棚板3が取り付けられて中棚
4を構成している。したがって、中棚4の棚板3の下面
における互いに隣接する2本の根太2の間には、それぞ
れ2本の根太2と前框10と根太掛け12とにより囲ま
れた長方形状の空間13が形成されている。なお、根太
2の下面には何も設けられず、この空間13の下方は開
放されている。
数の根太2の上面に棚板3が取り付けられて構成される
中棚4を有する。より具体的には、複数の根太2が押入
5の側壁9に対して平行に、かつ一定の間隔で配置され
ている。この複数の根太2は、その一方の端部が押入5
の開口部側に設けられた中棚4の前框10に、その他方
の端部が押入5の奥壁11側に設けられた根太掛け12
に、それぞれ結合されて取り付けられている。そして、
この複数の根太2の上面に棚板3が取り付けられて中棚
4を構成している。したがって、中棚4の棚板3の下面
における互いに隣接する2本の根太2の間には、それぞ
れ2本の根太2と前框10と根太掛け12とにより囲ま
れた長方形状の空間13が形成されている。なお、根太
2の下面には何も設けられず、この空間13の下方は開
放されている。
【0010】前記押入調湿材8は、図2に示すように、
多数の通気孔を有する袋体6の内部に木炭の破砕物7が
充填され、押入5の棚板3の下面における隣接する根太
2間に配置可能な平板状に形成されたものである。
多数の通気孔を有する袋体6の内部に木炭の破砕物7が
充填され、押入5の棚板3の下面における隣接する根太
2間に配置可能な平板状に形成されたものである。
【0011】前記袋体6は、例えば、天然繊維、合成繊
維、ガラス繊維等により多数の通気孔が形成されるよう
に製造した網体、和紙、織物、編物、不織布、あるいは
多数の通気孔を有するプラスチックシート等を、袋状
に、かつ木炭の破砕物7が充填された状態で押入5の棚
板3の下面における隣接する根太2間に配置可能な大き
さの平板状となるように形成したものである。ここで、
押入5の棚板3の下面における隣接する根太2間に配置
可能な大きさとは、具体的には、押入5の中棚4の棚板
3の下面における互いに隣接する2本の根太2と前框1
0と根太掛け12とにより囲まれて形成された前記長方
形状の空間13と同一又はそれより小さい大きさであ
る。
維、ガラス繊維等により多数の通気孔が形成されるよう
に製造した網体、和紙、織物、編物、不織布、あるいは
多数の通気孔を有するプラスチックシート等を、袋状
に、かつ木炭の破砕物7が充填された状態で押入5の棚
板3の下面における隣接する根太2間に配置可能な大き
さの平板状となるように形成したものである。ここで、
押入5の棚板3の下面における隣接する根太2間に配置
可能な大きさとは、具体的には、押入5の中棚4の棚板
3の下面における互いに隣接する2本の根太2と前框1
0と根太掛け12とにより囲まれて形成された前記長方
形状の空間13と同一又はそれより小さい大きさであ
る。
【0012】また、袋体6は、この実施形態のように所
定箇所の縫合又は接着等により複数の区画14に分割し
て、木炭の破砕物7の片寄りにより袋体6の厚さが不均
一となるのを防止しておくのが望ましい。通気孔の大き
さや形状は特に限定されるものではなく、木炭の破砕物
7の大きさ等に応じて適宜のものを使用すればよい。こ
こで、袋体6が不織布からなる場合は、縮みにくく、耐
水・耐溶剤性に優れているので押入調湿材8の耐久性等
が良好であると共に、目が細かいので木炭の破砕物7と
して小径又は粉末状のものが存在していても外部に散逸
しにくいという利点がある。
定箇所の縫合又は接着等により複数の区画14に分割し
て、木炭の破砕物7の片寄りにより袋体6の厚さが不均
一となるのを防止しておくのが望ましい。通気孔の大き
さや形状は特に限定されるものではなく、木炭の破砕物
7の大きさ等に応じて適宜のものを使用すればよい。こ
こで、袋体6が不織布からなる場合は、縮みにくく、耐
水・耐溶剤性に優れているので押入調湿材8の耐久性等
が良好であると共に、目が細かいので木炭の破砕物7と
して小径又は粉末状のものが存在していても外部に散逸
しにくいという利点がある。
【0013】前記木炭の破砕物7は、木炭を所定サイズ
の粒状又はチップ状に破砕したものである。ここで、木
炭の破砕物7の原料として、木造住宅の解体により発生
する解体木材のうちの、薬剤及び接着剤を含有していな
い無処理解体木材を炭化させた木炭を利用することがで
きる。これは、建築解体廃棄物の量の削減と資源の有効
利用を図ることを目的とし、木造住宅を解体した際に発
生した解体木材の中から、薬剤及び接着剤を含有してい
ない無処理解体木材のみを選別し、炭化させて住宅関連
資材として再利用するものである。これにより、木炭の
破砕物7についての原料コストを低減化できるという利
点がある。また、無処理解体木材は薬剤や接着剤を含有
していないので、この無処理解体木材から木炭を製造し
ても大気汚染の原因にならないという利点もある。
の粒状又はチップ状に破砕したものである。ここで、木
炭の破砕物7の原料として、木造住宅の解体により発生
する解体木材のうちの、薬剤及び接着剤を含有していな
い無処理解体木材を炭化させた木炭を利用することがで
きる。これは、建築解体廃棄物の量の削減と資源の有効
利用を図ることを目的とし、木造住宅を解体した際に発
生した解体木材の中から、薬剤及び接着剤を含有してい
ない無処理解体木材のみを選別し、炭化させて住宅関連
資材として再利用するものである。これにより、木炭の
破砕物7についての原料コストを低減化できるという利
点がある。また、無処理解体木材は薬剤や接着剤を含有
していないので、この無処理解体木材から木炭を製造し
ても大気汚染の原因にならないという利点もある。
【0014】押入調湿材8は、図1に示すように、押入
5の棚板3の下面における隣接する根太2間に配置され
て取り付けられる。より具体的には、押入調湿材8は、
押入5の中棚4の棚板3の下面に配置された複数の根太
2のうち、互いに隣接する2本の根太2と前框10と根
太掛け12とにより囲まれて形成された複数の前記長方
形状の空間13に配置されて取り付けられる。この際、
押入調湿材8は、棚板3の下面に形成された長方形状の
空間13のすべてに取り付ける場合のほか、その一部に
のみ取り付ける場合がある。この押入調湿材8の取付け
には、図示しないが、接着剤や両面テープ等の貼付部材
や、釘やステープル等の係止部材等を用いることができ
る。すなわち、前記貼付部材を用いて取り付ける場合に
は、押入調湿材8の上面又は棚板3の下面における押入
調湿材8が取り付けられる位置に接着剤や両面テープ等
の貼付部材を塗布又は貼付け等して押入調湿材8を棚板
3の下面に貼り付けることにより取り付ける。また、前
記係止部材を用いて取り付ける場合には、押入調湿材8
を構成する袋体6を貫通させて棚板3や周囲の根太2等
に釘やステープル等の係止部材を打ち込むことにより取
り付ける。
5の棚板3の下面における隣接する根太2間に配置され
て取り付けられる。より具体的には、押入調湿材8は、
押入5の中棚4の棚板3の下面に配置された複数の根太
2のうち、互いに隣接する2本の根太2と前框10と根
太掛け12とにより囲まれて形成された複数の前記長方
形状の空間13に配置されて取り付けられる。この際、
押入調湿材8は、棚板3の下面に形成された長方形状の
空間13のすべてに取り付ける場合のほか、その一部に
のみ取り付ける場合がある。この押入調湿材8の取付け
には、図示しないが、接着剤や両面テープ等の貼付部材
や、釘やステープル等の係止部材等を用いることができ
る。すなわち、前記貼付部材を用いて取り付ける場合に
は、押入調湿材8の上面又は棚板3の下面における押入
調湿材8が取り付けられる位置に接着剤や両面テープ等
の貼付部材を塗布又は貼付け等して押入調湿材8を棚板
3の下面に貼り付けることにより取り付ける。また、前
記係止部材を用いて取り付ける場合には、押入調湿材8
を構成する袋体6を貫通させて棚板3や周囲の根太2等
に釘やステープル等の係止部材を打ち込むことにより取
り付ける。
【0015】このように、押入調湿材8を、押入5の棚
板3の下面における隣接する根太2間に配置して取り付
けることにより、押入調湿材8は、前方を前框10に、
情報を棚板3にそれぞれ囲まれることとなるために押入
5の外側からは見えにくく、外観を損ねることがないと
いう利点がある。そして、棚板3の下方に対しては露出
していることから、特に、湿気の溜まり易い押入5の下
段部分の調湿を好適に行なうことができるという利点も
ある。
板3の下面における隣接する根太2間に配置して取り付
けることにより、押入調湿材8は、前方を前框10に、
情報を棚板3にそれぞれ囲まれることとなるために押入
5の外側からは見えにくく、外観を損ねることがないと
いう利点がある。そして、棚板3の下方に対しては露出
していることから、特に、湿気の溜まり易い押入5の下
段部分の調湿を好適に行なうことができるという利点も
ある。
【0016】また、押入調湿材8は、多数の通気孔を有
する袋体6の内部に木炭の破砕物7が充填されたもので
あり、袋体の通気孔を通して木炭の破砕物7が湿気を吸
着し、比較的長期にわたって調湿効果を発揮することか
ら、手間と費用をかけることなく押入5内の結露を防止
してカビ等の発生を抑えることができるという利点があ
る。この際、建具を開放して押入5の換気を行なう方法
や、収納物と押入5の床面15及び壁面9、11との間
にできるだけ隙間を設けて空気の循環を促進する方法等
も併用することにより、更に効果を高めることが可能と
なる。
する袋体6の内部に木炭の破砕物7が充填されたもので
あり、袋体の通気孔を通して木炭の破砕物7が湿気を吸
着し、比較的長期にわたって調湿効果を発揮することか
ら、手間と費用をかけることなく押入5内の結露を防止
してカビ等の発生を抑えることができるという利点があ
る。この際、建具を開放して押入5の換気を行なう方法
や、収納物と押入5の床面15及び壁面9、11との間
にできるだけ隙間を設けて空気の循環を促進する方法等
も併用することにより、更に効果を高めることが可能と
なる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る押入調湿材によれば、多数の通気孔を有する袋体
の内部に木炭の破砕物が充填されていることにより、袋
体の通気孔を通して木炭の破砕物が湿気を吸着し、比較
的長期にわたって調湿効果を発揮することから、手間と
費用をかけることなく押入内の結露を防止してカビ等の
発生を抑えることができる。また、押入の棚板の下面に
おける隣接する根太間に配置可能な平板状に形成されて
いることにより、外観を損ねることなく押入の棚板の下
面に容易に取り付けることができる。
に係る押入調湿材によれば、多数の通気孔を有する袋体
の内部に木炭の破砕物が充填されていることにより、袋
体の通気孔を通して木炭の破砕物が湿気を吸着し、比較
的長期にわたって調湿効果を発揮することから、手間と
費用をかけることなく押入内の結露を防止してカビ等の
発生を抑えることができる。また、押入の棚板の下面に
おける隣接する根太間に配置可能な平板状に形成されて
いることにより、外観を損ねることなく押入の棚板の下
面に容易に取り付けることができる。
【0018】本発明の請求項2に係る押入調湿材によれ
ば、上述の効果に加えて、前記袋体が不織布からなるこ
とにより、押入調湿材の耐久性等が良好であると共に、
木炭の破砕物として小径又は粉末状のものが存在してい
ても外部に散逸しにくいという利点がある。
ば、上述の効果に加えて、前記袋体が不織布からなるこ
とにより、押入調湿材の耐久性等が良好であると共に、
木炭の破砕物として小径又は粉末状のものが存在してい
ても外部に散逸しにくいという利点がある。
【0019】本発明の請求項3に係る押入調湿構造によ
れば、複数の根太の上面に棚板が取り付けられて構成さ
れる中棚を有する押入において、この押入の棚板の下面
における隣接する根太間に請求項1又は2記載の押入調
湿材が配置されたことにより、押入調湿材が押入の棚板
の下面に隠れることとなり外観を損ねることがない。ま
た、袋体の通気孔を通して木炭の破砕物が湿気を吸着
し、比較的長期にわたって調湿効果を発揮することか
ら、手間と費用をかけることなく押入内の結露を防止し
てカビ等の発生を抑えることができる。特に、棚板の下
方に対して露出することから、湿気の溜まり易い押入の
下段部分の調湿を好適に行なうことができる。
れば、複数の根太の上面に棚板が取り付けられて構成さ
れる中棚を有する押入において、この押入の棚板の下面
における隣接する根太間に請求項1又は2記載の押入調
湿材が配置されたことにより、押入調湿材が押入の棚板
の下面に隠れることとなり外観を損ねることがない。ま
た、袋体の通気孔を通して木炭の破砕物が湿気を吸着
し、比較的長期にわたって調湿効果を発揮することか
ら、手間と費用をかけることなく押入内の結露を防止し
てカビ等の発生を抑えることができる。特に、棚板の下
方に対して露出することから、湿気の溜まり易い押入の
下段部分の調湿を好適に行なうことができる。
【図1】本発明の実施形態に係る押入調湿構造を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る押入調湿材を示す斜視
図である。
図である。
1 押入調湿構造 2 根太 3 棚板 4 中棚 5 押入 6 袋体 7 木炭の破砕物 8 押入調湿材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DB03 DB05 DH12 FA41 GA03 GA07 GA12 GA24 GA27 GA28 GA32 GA63 GA76 HA33 HC05 HC07 HC11 HD11 LA04 LA12
Claims (3)
- 【請求項1】 多数の通気孔を有する袋体の内部に木炭
の破砕物が充填され、押入の棚板の下面における隣接す
る根太間に配置可能な平板状に形成されたことを特徴と
する押入調湿材。 - 【請求項2】 前記袋体が不織布からなることを特徴と
する請求項1記載の押入調湿材。 - 【請求項3】 複数の根太の上面に棚板が取り付けられ
て構成される中棚を有する押入において、この押入の棚
板の下面における隣接する根太間に請求項1又は2記載
の押入調湿材が配置されたことを特徴とする押入調湿構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000355613A JP2002155584A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 押入調湿材及び押入調湿構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000355613A JP2002155584A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 押入調湿材及び押入調湿構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002155584A true JP2002155584A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18828002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000355613A Pending JP2002155584A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 押入調湿材及び押入調湿構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002155584A (ja) |
-
2000
- 2000-11-22 JP JP2000355613A patent/JP2002155584A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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