JP2001000257A - 収納内部構造 - Google Patents

収納内部構造

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Publication number
JP2001000257A
JP2001000257A JP11171574A JP17157499A JP2001000257A JP 2001000257 A JP2001000257 A JP 2001000257A JP 11171574 A JP11171574 A JP 11171574A JP 17157499 A JP17157499 A JP 17157499A JP 2001000257 A JP2001000257 A JP 2001000257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closet
internal
shelf
cedar
grating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11171574A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Yoshizawa
敏幸 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Home Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Home Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Home Co Ltd filed Critical Mitsui Home Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防虫剤を用いなくても防虫効果を発揮すると
ともに、内部結露の発生やカビの繁殖を抑制できる収納
内部構造を提供する。 【解決手段】 フィトンチッドを含む木材として天然杉
の無垢材であるシダーパネル1からなる内壁面と、グレ
ーチング状の内部棚2と、を備えることを特徴とする収
納内部構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロゼット、押入
れ、物入れ、タンス等の内部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の一般的なクロゼットは、
図5に示すように、内壁に石膏ボード3が貼られるとと
もに、ハンガーを引っ掛けるためのハンガーパイプ4、
帽子等を載せておくための棚板5を備える内部構造とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内壁に
貼られた石膏ボード3はそれ自体で特段の防虫効果を発
揮するものではないため、前記クロゼットの内部に防虫
剤を設置することが多いが、防虫剤からは微量の有害ガ
スが揮散しており、これが人体に多少なりとも悪影響を
与える。
【0004】また、空気の流れが棚板5によって上下に
分断されてしまうため内部の通気性が悪く、しかも棚板
5の上にホコリが溜まりやすいため、内部が結露しやす
くカビが繁殖しやすい。
【0005】このような問題はクロゼットに限って生じ
るものではなく、内壁に石膏ボードを使用し、棚板を備
える押入れ、物入れ、タンス等の収納全般について当て
はまる。
【0006】そこで、本発明は、前記問題を解消すべ
く、防虫剤を用いなくても防虫効果を発揮するととも
に、内部結露の発生やカビの繁殖を抑制できる収納内部
構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、フ
ィトンチッドを含む木材からなる内壁面と、グレーチン
グ状の内部棚と、を備えることを特徴とする収納内部構
造である。
【0008】かかる収納内部構造はフィトンチッドを含
む木材からなる内壁面を備えるため、フィトンチッドの
消臭・脱臭作用や抗菌・防虫作用により収納内部の衣類
等に臭いや虫がつきにくく、人体に対する悪影響もな
い。また、内部棚がグレーチング状であるため、上下方
向の空気の流れが分断されず通気性が確保され収納内部
にフィトンチッドがくまなく拡散するとともに、内部棚
の上に塵やホコリが積もりにくいため、内部結露の発生
やカビの繁殖を抑制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明におい
て、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略
する。
【0010】<第一実施形態>図1は、本発明に係る収
納内部構造の第一実施形態としてのクロゼットの内観斜
視図であり、図2(a)は同縦断面図である。これらの
図に示すクロゼットの内部背面全面には、天然杉の無垢
材からなるシダーパネル1が貼られている。
【0011】このシダーパネル1は、クロゼット内部に
拡散させるフィトンチッドの発生源としての役割を果た
すものである。フィトンチッドとは、樹木が作りだして
発散する揮発性物質であって、主成分はテルペン類と呼
ばれる有機化合物である。すなわち、シダーパネル1の
表面からはフィトンチッドが揮発しており、これが白ア
リ、ダニ、蚊、カビ、衣類を蝕むカツオブシムシ、イ
ガ、ヤマトシミ等を寄せつけない抗菌・防虫効果や、衣
服についた汗等の臭いを消し、空気を浄化する消臭・脱
臭効果を奏するのであるが、人体には副作用の心配がな
い。
【0012】一枚のシダーパネル1の長さは300〜1
200(mm)、巾は95(mm)、厚さは6(mm)であ
り、図2(b)に示すように、上端の凸部1aと下端の
凹部1bとをかみ合わせることにより、複数枚のシダー
パネル1,1,…を上下方向に隙間なく連結することが
できるようになっている。
【0013】なお、シダーパネル1は天然杉の無垢材で
あるため、フィトンチッドを拡散する効果が薄れてきた
ら、その表面をサンドがけすることにより、半永久的に
使用することができる。
【0014】また、このクロゼットでは、床から約16
00(mm)の高さに内部棚2が設置固定されている。こ
の内部棚2は、スチールワイヤをグレーチング状に組ん
でなる棚部2aをステー2bで支持する構造であり、手
前側にハンガーパイプ2cを備えている。
【0015】このように内部棚2の棚部2aは隙間が多
い構造であるため、従来のクロゼットにおける棚板5の
ように上下方向の空気の流れを分断することがない。し
たがって、空気の滞留による内部結露が発生しにくいだ
けでなく、シダーパネル1から揮発するフィトンチッド
がクロゼット内部に充満しやすくなっている。また、棚
部2aは隙間が多く、その上に塵やホコリが積もりにく
いため、クロゼット内部におけるカビの繁殖を防止する
ことができる。
【0016】<第二実施形態>図3は、本発明に係る収
納内部構造の第二実施形態としての押入れの斜視図であ
る。同図に示す押入れの内部背面全面には、天然杉の無
垢材からなるシダーパネル1が貼られており、押入れの
内部に拡散させるためのフィトンチッドを発生させるよ
うになっている。
【0017】また、この押入れの内部には、床から約8
00(mm)の高さに内部棚2が設置固定されている。こ
の内部棚2は、スチールワイヤをグレーチング状に組ん
でなる棚部2aの手前側を除く三辺を周囲の内壁に補強
固定した構造であり、布団等を載せることができるよう
になっている。
【0018】このように内部棚2の棚部2aは隙間が多
い構造であるため、従来の押入れにおける棚板のように
上下方向の空気の流れを分断することがない。したがっ
て、空気の滞留による内部結露が発生しにくいだけでな
く、シダーパネル1から揮発するフィトンチッドが押入
れ内部に充満しやすくなっている。また、棚部2aは隙
間が多く、その上に塵やホコリが積もりにくいため、押
入れ内部におけるカビの繁殖を防止することができる。
【0019】<第三実施形態>図4は、本発明に係る収
納内部構造の第三実施形態としてのタンスの斜視図であ
る。同図に示すタンスの引き出しの内部背面全面には、
天然杉の無垢材からなるシダーパネル1が貼られてお
り、タンスの内部に拡散させるためのフィトンチッドを
発生させるようになっている。
【0020】そして、この引き出しの底面は、スチール
ワイヤをグレーチング状に組んでなる棚部2aを周囲の
内壁に補強固定した構造の内部棚2となっており、衣類
等を収納することができるようになっている。
【0021】また、図示しないが、このタンス上部の観
音開き戸を開けると、第一実施形態と同様に、内部背面
全面にシダーパネル1が貼られており、スチールワイヤ
をグレーチング状に組んでなる棚部2aをステー2bで
支持し、ハンガーパイプ2cを備える内部棚2も設置固
定されている。さらに、タンス上部の空間の底面は、引
き出しの底面と同様に、スチールワイヤをグレーチング
状に組んでなる棚部2aを周囲の内壁に補強固定した構
造の内部棚2となっている。
【0022】このように内部棚2の棚部2aは隙間が多
い構造であるため、従来のタンスの棚板や引き出しの底
板のように上下方向の空気の流れを分断することがな
い。したがって、空気の滞留による内部結露が発生しに
くいだけでなく、シダーパネル1から揮発するフィトン
チッドがタンス内部に充満しやすくなっている。また、
棚部2aは隙間が多く、その上に塵やホコリが積もりに
くいため、タンス内部におけるカビの繁殖を防止するこ
とができる。
【0023】<その他>以上、三実施形態を通じて本発
明に係る収納内部構造を説明してきたが、本発明はこれ
らの実施形態に限定される訳ではなく、本発明の実施に
あたっては適宜の変更が可能である。例えば、シダーパ
ネル1の寸法やこれらが貼られる範囲は自由に設定する
ことができ、天然杉の無垢材であるシダーパネル1に代
えてフィトンチッドを揮散する他の木材種(ヒノキ、ヒ
バ等)を使用することも可能である。また、棚部2aは
グレーチング状の隙間が多い構造であればその他の形態
を問わず、棚部2aの支持態様やハンガーパイプ2cの
設置態様等についても自由に定めうる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る収納
内部構造はフィトンチッドを含む木材からなる内壁面を
備えるため、フィトンチッドの消臭・脱臭作用や抗菌・
防虫作用により収納内部の衣類等に臭いや虫がつきにく
く、人体に対する悪影響もない。また、内部棚がグレー
チング状であるため、上下方向の空気の流れが分断され
ず通気性が確保され収納内部にフィトンチッドがくまな
く拡散するとともに、内部棚の上に塵やホコリが積もり
にくいため、内部結露の発生やカビの繁殖を抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納内部構造の第一実施形態とし
てのクロゼットの内観斜視図である。
【図2】(a)は図1に示したクロゼットの縦断面図で
あり、(b)はシダーパネルの連結態様を表す縦断面図
である。
【図3】本発明に係る収納内部構造の第二実施形態とし
ての押入れの斜視図である。
【図4】本発明に係る収納内部構造の第三実施形態とし
てのタンスの斜視図である。
【図5】従来のクロゼットの内観斜視図である。
【符号の説明】
1 … シダーパネル 1a … 凸部 1b … 凹部 2 … 内部棚 2a … 棚部 2b … ステー 2c … ハンガーパイプ 3 … 石膏ボード 4 … ハンガーパイプ 5 … 棚板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 19/08 102 E04F 19/08 102B 102A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィトンチッドを含む木材からなる内壁
    面と、グレーチング状の内部棚と、を備えることを特徴
    とする収納内部構造。
JP11171574A 1999-06-17 1999-06-17 収納内部構造 Pending JP2001000257A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11171574A JP2001000257A (ja) 1999-06-17 1999-06-17 収納内部構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP11171574A JP2001000257A (ja) 1999-06-17 1999-06-17 収納内部構造

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JP2001000257A true JP2001000257A (ja) 2001-01-09

Family

ID=15925681

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11171574A Pending JP2001000257A (ja) 1999-06-17 1999-06-17 収納内部構造

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JP (1) JP2001000257A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015140565A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 住友林業株式会社 住宅の収納構造
CN110292256A (zh) * 2019-07-17 2019-10-01 杭州言定科技有限公司 一种多功能的新型衣柜装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015140565A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 住友林業株式会社 住宅の収納構造
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