JP2008308952A - 壁材ユニットおよびそれを用いた壁面構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも吸音機能を有し、必要に応じて調湿機能を付加できるとともに、施工性が良い壁材ユニットおよびそれを用いた壁面構造を提供することにある。
【解決手段】正面中央に開口部12を有する枠体11と、前記枠体11の裏面に固定され、かつ、前記開口部12に連通する収納部21を形成する支持体20と、前記支持体20の収納部21に収納される機能性収納材30と、前記枠体11の表面を被覆する正面形状を有し、かつ、前記枠体11の表面に着脱可能に装着される貫通部を有する化粧パネル40と、からなる壁材ユニット10である。
【選択図】図2

Description

本発明は壁材ユニット、特に、少なくとも吸音機能を備えた壁材ユニット、および、それを用いた壁面構造に関する。
従来、壁体の表面に隣接するように並設する吸音用壁材ユニットとしては、例えば、パネルユニット式音響調整装置がある(特許文献1参照)。
すなわち、着脱自在な取付構造を具備したパネル状の各種吸音板並びに反射板を、個室の内装面に任意に配列、組み合わせて敷設できるパネルユニット式音響調整装置である。
また、壁体の表面に吸音、音の反射、照明等の機能を備えた各種ユニット部材を適宜組み合わせて構成した壁面構造がある(特許文献2参照)。
特開昭60−203754号公報 特開平2−204551号公報
しかしながら、前者のパネル式音響装置では、特許文献1の第6図に示すように、周枠13に有孔板14を固着しているため、グラスウール15等を交換する場合に周枠13を取り外す必要があり、必要に応じた調整に手間がかかるとともに、所望の調湿機能も得にくい。
一方、後者の壁面構造では、例えば、特許文献2の第4図(イ)に示すように、断面コ字形のフレーム24の開口部を吸音板26で被覆して中空部25を形成し、前記中空部25で音を吸音している。しかし、吸音板26を透過した音を効果的に吸音しにくく、所望の吸音性を備えた壁材ユニット,壁面構造が得にくいという問題点がある。
本発明は、前記問題点に鑑み、少なくとも吸音機能を有し、必要に応じて調湿機能を付加できるとともに、施工性が良い壁材ユニットおよびそれを用いた壁面構造を提供することを課題とする。
本発明にかかる壁材ユニットは、前記課題を解決すべく、正面中央に開口部を有する枠体と、前記枠体の裏面に固定され、かつ、前記開口部に連通する収納部を形成する支持体と、前記収納部に収納される機能性収納材と、前記枠体の表面を被覆する正面形状を有し、かつ、前記枠体の表面に着脱可能に装着される貫通部を有する化粧パネルと、からなる構成としてある。
本発明によれば、化粧パネルを透過した音が収納部に収納された機能性収納材に吸収されるので、所望の吸音効果を有する壁材ユニットが得られる。
また、化粧パネルが枠体に着脱可能であるので、施工性に優れているだけでなく、化粧パネル,機能性収納材の交換が容易であり、必要に応じた調整が可能であるとともに、スタイリッシュなインテリアをコーディネイトできる。
本発明にかかる実施形態として、化粧パネルが、正面正方形または正三角形であってもよい。
本実施形態によれば、同一形状の壁材ユニットを多数並設することにより、変化に富んだ壁面構造を形成できる。
本発明にかかる他の実施形態としては、支持体の外周の少なくとも一部が開口し、収納部が外部に連通していてもよい。特に、機能性収納材は、吸音機能および調湿機能を備えていてもよい。
本実施形態によれば、支持体の外周が開口しているので、隣接する支持体の収納部同士を相互に連通させることにより、吸音性だけでなく、吸湿性に優れた壁材ユニットおよび壁面構造が得られる。
本発明にかかる別の実施形態としては、化粧パネルが、多数の貫通部を有する板材の表面に、弾性発泡樹脂からなり、かつ、断面山形に形成した突条の吸音材を並設するとともに、前記吸音材全体を不織布で被覆しておいてもよい。
本実施形態によれば、化粧パネル自体が吸音性を有すると共に、音を拡散させることになるので、より一層優れた音調機能を有する壁材ユニットが得られる。
本発明にかかる壁面構造としては、前述に記載の壁材ユニットを、壁体の表面に隣接するように並設した構成としてある。
本発明によれば、吸音機能に優れ、あるいは、吸音機能および調湿機能に優れているとともに、施工が容易な壁面構造を得られるという効果がある。
本発明にかかる実施形態を図1ないし図6の添付図面に従って説明する。
第1実施形態は、図1に示すように、壁体(図示せず)の表面に複数の壁材ユニット10を上下左右に隣接させて格子状に並設した場合である。
前記壁材ユニット10は、図2,図3および図5に示すように、正面正方形の枠体11と、前記枠体11の裏面に固定され、かつ、前記枠体11の開口部12に連通する収納部21を形成する支持体20と、前記支持体20の収納部21に収納される機能性収納材30と、前記枠体11の表面を被覆する正面形状を有し、かつ、前記枠体11の表面に着脱可能に装着される透音性化粧パネル40と、で構成されている。
前記枠体11は、図2および図5に示すように、中央に正面方形の開口部12有するとともに、その上下縁部に係合用上端部13および下端部14をそれぞれ形成してある。さらに、前記枠体11は、その室内側の下辺縁部に一対の受け具15,15を埋設してネジ止めしてある。
支持体20は、図5に示すように、前記枠体11の裏面の両側縁部に沿って対向するように平行に固定されている。また、前記支持体20は、例えば、前記枠体11の裏面に沿って固定された正面ロ字形の枠形状、あるいは、有底の箱形状であってもよく、前記枠体11を支持していればよい。さらに、前記支持体20は単なる厚手の板形状であってもよく、その中央部に凹所を形成して収納部21としてもよい。そして、前記支持体20の材料としては、例えば、合板、木質繊維板、パーティクルボード等の各種木質板状体、または、ロックウール板、グラスウール板、火山性ガラス質複層板等の無機質板状体であってもよい。なお、前記支持体20は、その見付け面積のうち50〜80%を収納部21にしておくことが好ましい。収納部21が50%未満であると、内部に収納する機能性収納材30の効果が薄れ、80%を超えると所望の強度を維持することが困難となるからである。
機能性収納材30は、前記支持体20が形成する収納部21内に収納可能で、かつ、少なくとも吸音性能を有していればよく、例えば、マット状の合成樹脂発泡体、不織布、織布、グラスウール、ロックウール、インシュレーションボード等の吸音材であってもよい。また、インシュレーションボード、合成樹脂に活性炭および/またはシリカゲルを練り込んで繊維化した不織布、あるいは、合成樹脂に活性炭および/またはシリカゲルを練り込んで発泡させた合成樹脂発泡体のように、吸音性能と調湿性能とを兼ね備えたマット成型品等であってもよい。さらに、前記機能性収納材30が、不織布や発泡体のように変形可能な材料であれば、枠体11の開口部12よりも大きな面積を有する正面形状とし、前記開口部12から押し込んで収納部21内に収納してもよい。
化粧パネル40は、前記枠体11の表面を被覆する正面形状を有するとともに、前記枠体11の表面に着脱可能に装着されるものであり、吸音機能、音反射拡散機能および調湿機能を有していれば好ましいが、少なくとも透音機能を有していればよい。このため、化粧パネルとしては、例えば、図4Aに示すように、多数の貫通部を形成した合板、インシュレーションボード、MDF(中比重ファイバーボード)、ハードボード等の木質系有孔パネル、火山性ガラス質複層有孔板、発泡コンクリート等の低比重の無機質有孔板、成型加工されたプラスチック有孔板、または、アルミ等の金属材からなる有孔板等が挙げられる。そして、前記化粧パネル40の表面はフラットでもよく、あるいは、表面に様々な凹凸模様を形成しておいてもよい。
また、前記化粧パネル40の貫通部41は、湿気、音、光が容易に透過できるものであればよく、その形状は丸孔,角孔等の貫通孔に限定するものでなく、スリットであってもよい。
さらに、湿気、音、光が容易に透過できるのであれば、前記貫通部41を設けた化粧パネル40の表面および/または裏面を布,不織布で被覆しておいてもよい。ただし、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、オレフィン系等の薄いシート状薄膜で被覆すると、貫通部41からの音や湿気の透過を妨げるため、前記貫通部41を被覆するシート状薄膜だけを部分的に除去しておく必要がある。
そして、前記化粧パネル40は、図4Bに示すように、多数の貫通部を有する板状基材の表面に、弾性発泡樹脂からなりかつ断面山形に形成した突条の吸音材42を並設するとともに、前記吸音材42の表面を不織布で被覆したものであってもよい。この場合、断面山形に形成した突条のうち、相互に突き付けた部分近傍から透過した音が板状基材の貫通部を通過し、機能性収納材に吸音されるので、好ましい。
なお、化粧パネル40が金属材であれば、例えば、図4C,図4Dに示すように、押し出し成形した複数本の金属部材43を一定間隔で平行に並設してスリットを形成してもよい。特に、金属材がアルミ材である場合には、軽量であるので好ましい。また、音を反射,拡散させる場合は、例えば、表面に断面山形の凹凸を突設したり、あるいは、断面三角形状の棒材を所定のピッチで並設して凹凸を形成してもよい。
また、前記化粧パネル40の化粧性を向上させるため、その表面に着色・塗装を行ってもよく、さらに、化粧パネル40自体に調湿性能を持たせる場合には、珪藻土やシリカゲル等の調湿材料を塗装しておいてもよい。
前記化粧パネル40は、その裏面の4辺のうち、隣り合う2辺の縁部に沿って挿入金具43を取り付けるための取付溝42(図2B,2C)を形成してある。そして、挿入金具43を取り付けた取付溝42に対向する対向辺の縁部に一対のラッチ45を取り付けてある。本実施形態のように、4辺のうち、隣り合う2辺に取付溝42をそれぞれ設け、いずれか一方に挿入金具43を装着するとともに、残る他の2辺のいずれかにラッチを前記挿入金具43に対向するように取り付けておけば、化粧パネル40の取り付け方向を90度変更することにより、1種類の化粧パネル40で異なる意匠の壁面を形成できるという利点がある。
なお、前記化粧パネル40は、直下の模様等を目視できるように、複数の貫通孔を有する透明プレート(図示せず)で被覆しておいてもよい。前記透明プレートとしては、例えば、アクリル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアクリレート等の透明樹脂材料が挙げられ、これらは目視を妨げない範囲で所望の色に着色しておいてもよい。
次に、前述の構成部材の組立工程について説明する。
まず、図2Aに示すように、壁体1に、受け金具2を固定した下横桟部材3を木ネジ止めした後、前記受け金具2に枠板11の下端部14を係合するとともに(図2D)、複数の前記支持体20,20同士を隣接するように突き合わせる(図5)。ついで、中間横桟部材5に木ネジ止めした中継金具4を複数枚の前記枠板11の上端部13にそれぞれ係合するとともに(図2C)、前記中間横桟部材5を壁体1に木ネジ止めすることにより、前記枠体11を壁体1に固定する。さらに、前述と同一の操作を繰り返し、枠体11を積み上げる。前記中継金具4の上端部に他の複数枚の枠体11の下端部14をそれぞれ係合するとともに、前記支持体20,20同士を隣接するように突き合わせる。そして、上横桟部材7に木ネジ止めした支持金具6の下端部を前記枠板11の上端部13にそれぞれ係合し(図2B)、前記枠体11および前記上横桟部材7を壁体1に木ネジ止めする。
そして、図3に示すように、隣り合う枠板11の間に断面T字形状の見切り8を装着するとともに、露出する支持体20,20の外側面に見切り9a,9bをそれぞれ装着する。
ついで、前記枠体11の開口部12から前記支持体20の収納部21に機能性収納材30を挿入する。そして、図2Cに示すように、中継金具4の受け部4aに、化粧パネル40の裏面に固定した挿入金具43の挿入部43aを斜め下方から挿入し、ついで、前記化粧パネル40を枠体11に押し付けることにより、ラッチ45が受け具15に嵌合してロックされる。同様に、図2Bに示すように、支持金具6の受け部6aに、他の化粧パネル40の裏面に固定した挿入金具43の挿入部43aを斜め下方から挿入し、ついで、前記化粧パネル40を枠体11に押し付けることにより、ラッチ45が受け具15に嵌合してロックされる。以後、同様に施工して壁材ユニット10を壁体1に取り付けることにより、吸音性、調湿性に優れた壁面構造が得られる。
そして、化粧パネル40あるいは機能性収納材30を交換する場合には、化粧パネル40の正面のうち、前記ラッチ45を取り付けた部分を再度押圧し、ロック状態を解除する。ついで、化粧パネル40の下端縁部を回動させながら、受け具15からラッチ45を引き出すとともに、斜め下方に引き下げることにより、中継金具4(支持金具6)の挿入受け部4a(6a)から挿入金具43の挿入部43aをそれぞれ引き抜いて取り外す。
なお、前述のように、支持体20および横桟部材3,5,7に金属部材を使用しないのは、以下の理由に基づくものである。
すなわち、室内の壁体1に金属部材を直接取り付けると、急激な室内での温度及び湿気の変化により、金属部材の表面で結露を起こす場合が多い。特に、機能性収納材30に調湿機能を持たせた場合には、室内側の湿気が集中しやすくなり、結露が発生しやすい。このような場合、壁面に金属部材を直接取り付けると、金属部材の表面に発生した結露により、壁面にシミや変色が発生しやすい。また、金属部材を直接取り付ける場合に壁面に傷がつきやすい。そこで、このような不具合を解消するため、金属製金具の裏面に木製部材を設けて壁面構造を構成してある。ここで「木製」とは、木質材料を主材料としたものを意味し、例えば、木材、合板、LVL、パーティクルボード、インシュレーションボード、MDF、ハードボード等の木質材料や、木粉とポリエチレン、ポリプロピレン、塩ビ等の合成樹脂と混合した木粉押出樹脂棒状体等が挙げられる。
なお、木製の支持体,横桟部材は、断面略矩形又は略台形であればよく、前面が金属製金具と同一巾寸法であることが望ましい。そして、室内空間から見える部分に装飾用凹凸加工を施しておいてもよい。
また、枠体の内側にLEDを光源とする照明を設けておけば、よりスタイリッシュな空間デザインが可能になる。前記LEDは発熱が少ないので、機能性収納材としてポリエステル樹脂の不織布,発泡体を用いても、調湿性を妨げることがなく、また、化粧パネルを変形させることもないので、品質の安定した壁材ユニットを提供できるという利点がある。
第2実施形態は、前述の第1実施形態とほぼ同様であり、異なる点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一部分については同一番号を附して説明を省略する。
すなわち、図6に示すように、枠体11は、巾400mm、長さ400mmの正面正方形の合板の中央部に、巾300mm、長さ250mmの長方形の開口部12を設けたものである。そして、前記枠体11の裏面側の開口縁部に、深さ50mmの有底箱形状の支持体20を固定して収納部21を形成してある。
前記収納部21に収納する機能性収納材30は、シリカゲルを練り込んだ調湿機能および吸音機能を有するポリエチレンテレフタレート製不織布からなり、巾310mm、長さ260mm、厚さ50mmの正面長方形状である。
化粧パネル40としては、合板の表面にMDFを張り合わせることにより、巾450mm、長さ450mm、厚さ12mmの基材を得た。そして、前記基材の表面側の外周縁部に面取り加工を施すとともに、直径20mmの貫通孔36個を上下左右に格子状に形成した。また、前記貫通孔の表面側開口縁部にアールを形成するとともに、その表面にビニルウレタン系接着剤を介して厚さ0.15mmのオレフィン系化粧シートを真空ラミネート手法で貼着一体化した。さらに、前記貫通孔を被覆する化粧シートだけを除去する一方、前記基材の裏面に20g/mの薄いポリエステル製不織布を貼着した。そして、前記基材の隣り合う2辺のうち、その裏面の外周縁部から内側20mmの位置に巾2mmの取付溝を設けた。ついで、前記取付溝に押出成形された挿入金具を挿入し、木ネジで固定した。最後に、前記基材の他の残る2辺それぞれに一対の取付孔を設けるとともに、前記挿入金具を取り付けた1辺と対向する対向辺に設けた前記取付孔に、ダボをそれぞれ取り付けることにより、化粧パネル40を得た。
縦桟部材として縦60mm、横60mm角で長さ1370mmの杉の角材5本を、壁体に縦方向に所定間隔で平行に並設した。さらに、化粧パネルを取り付けるための横桟として縦60mm、横60mm角の杉の角材を、前記縦桟部材間に面一、かつ、格子状に取り付けた。なお、壁内の柱位置を超音波センサーで予め検知しておき、柱位置に対応する前記桟部材を特に長い木ネジで前記桟部材を固定した。
ついで、前記横桟部材のうち、最下方に位置する横桟部材全てに架け渡すようにアルミ製の受け金具を取り付けた。そして、前述の第1実施形態と同様、前記受け金具に複数枚の枠体の下端部を係合して組み付けた。さらに、前記枠体の上端部に中間金具を係合するとともに、前記中間金具を前記横桟部材に木ネジ止めすることにより、前記枠体を固定した。ついで、前記中間金具の上端部に新たな枠体の下端部を係合して位置決めした。以後、同様な操作を繰り返すことにより、枠体を組み付ける。そして、最上方に位置する枠体の上端部に支持金具を係合するとともに、前記支持金具を最上方に位置する横桟部材に木ネジ止めすることにより、枠体を取り付けた。さらに、隣り合う前記枠体間に見切りを装着する。
そして、第1実施形態と同様、枠体の収納部に機能性収納材を収納する。ついで、前記中間金具および支持金具の受け部に、化粧パネルの裏面に固定した挿入金具の挿入部を斜め下方からから挿入するとともに、前記化粧パネルの裏面に取り付けたダボを枠体に設けた受け具に押し込んで取り付ける。以後、同様の操作をくり返し、12枚の化粧パネルを取り付けることにより、壁材ユニットの取付作業が完了し、吸音性,調湿性に優れた壁面構造が得られる。
本発明にかかる壁体ユニットおよび壁面構造は、前述の正面正方形の壁材ユニットに限らず、例えば、正三角形、長方形、正六角形等の壁材ユニット、および、これらを用いた壁面構造にも適用できるものである。
本発明にかかる壁材ユニットを使用した壁面構造の実施形態を示す分解斜視図である。 図2Aは図1で示した壁面構造の縦断面図、図2B、図2Cおよび図2Dは図2Aの部分拡大図である。 図1で示した壁面構造の横断面図である。 図4Aは図1で示した化粧パネルの正面図、図4Bは異なる実施形態の化粧パネルの正面図、図4C、4Dは別の実施形態にかかる化粧パネルの正面図および部分拡大底面図である。 図1で示した壁材ユニットの枠体および支持体を示す正面図および底面図である。 図6A,6Bおよび6Cは本発明にかかる第2実施形態に使用される組み合わせた枠体および支持体の斜視図、左側面図および断面図である。
符号の説明
1:壁体
2:受け金具
3:下横桟部材
4:中継金具
4a:挿入受け部
5:中間横桟部材
6:挿入金具
6a:挿入受け部
7:上横桟部材
8:見切り
9a,9b:見切り
10:壁材ユニット
11:枠体
12:開口部
13:上端部
14:下端部
15:受け具
20:支持体
21:収納部
30:機能性収納材
40:化粧パネル
41:貫通部
42:取付溝
43:挿入金具
43a:挿入部
45:ラッチ

Claims (7)

  1. 正面中央に開口部を有する枠体と、前記枠体の裏面に固定され、かつ、前記開口部に連通する収納部を形成する支持体と、前記収納部に収納される機能性収納材と、前記枠体の表面を被覆する正面形状を有し、かつ、前記枠体の表面に着脱可能に装着される貫通部を有する化粧パネルと、からなる壁材ユニット。
  2. 化粧パネルが、正面正方形であることを特徴とする請求項1に記載の壁材ユニット。
  3. 支持体の外周の少なくとも一部が開口し、収納部が外部に連通していることを特徴とする請求項1または2に記載の壁材ユニット。
  4. 機能性収納材が、吸音機能および調湿機能を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の壁材ユニット。
  5. 化粧パネルが、多数の貫通部を有する板材の表面に、弾性発泡樹脂からなりかつ断面山形に形成した突条の吸音材を並設するとともに、前記吸音材全体を不織布で被覆したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の壁材ユニット。
  6. 化粧パネルの表面が、所定のピッチで貫通孔を設けた透明板で被覆されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の壁材ユニット。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の壁材ユニットを、壁体の表面に隣接するように並設したことを特徴とする壁面構造。
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