JP3243362U - パーティション - Google Patents

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毅明 近藤
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株式会社トーカイスクリーン
株式会社オフシス
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Abstract

【課題】吸音機能を有するパーティションを提供する。【解決手段】パーティションは、板状に構成され、面方向に等間隔に配置された複数の孔を有する第1板部材と、板状に構成され、前記第1板部材から離されてかつ前記第1板部材と平行に配置された第2板部材と、前記第1板部材と前記第2板部材との間において前記第1板部材との間に隙間を有して配置され、前記第1板部材よりも吸音性の高い部材で構成された吸音部材と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案の実施形態は、パーティションに関する。
オフィス等において空間を仕切るためのパーティションが知られている。しかしながら、従来のパーティションは、単純に空間を仕切るためのものであり、吸音については考慮されていなかった。
特開2022-034195号公報
本考案は上記した事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、吸音機能を有するパーティションを提供することにある。
一実施形態によるパーティションを示す斜視図 一実施形態によるパーティションを示すもので、図1とは反対側から示す斜視図 一実施形態によるパーティションについて、第1板部材の表面の一部を拡大して示す図 一実施形態によるパーティションについて、図3のX4-X4線に沿って示す断面図 一実施形態によるパーティションと従来のパーティションとの比較試験の内容を示す図(その1) 一実施形態によるパーティションと従来のパーティションとの比較試験について、試験1の結果を示す図 一実施形態によるパーティションと従来のパーティションとの比較実験について、試験2の結果を示す図 一実施形態によるパーティションと従来のパーティションとの比較実験について、試験1及び試験2の結果をまとめたものを示す図
本考案の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示すパーティション1は、例えばオフィス等の空間を仕切るためのものである。パーティション1は、全体として板状に構成されている。パーティション1は、下部に、脚部材2やキャスター等を取り付けて自立させることができる。また、パーティション1は、複数のパーティション1を連結させることもできる。
パーティション1は、設置された状態で例えば全体として上下方向に長い長方形の板状に構成されている。なお、パーティション1は、設置された状態で例えば正方形または水平方向に長い長方形の板状に構成することもできる。以下の説明では、パーティション1が設置された状態を基準にして上下方向及び水平方向を規定している。
パーティション1は、図1及び図2に示すように、第1板部材10と第2板部材20とを備えている。第1板部材10及び第2板部材20は、例えば木製、又は金属製若しくは樹脂製であって剛性を有しており、全体として平板状の部材で構成されている。第1板部材10と第2板部材20とは、パーティション1の外側面を構成する。図4に示すように、第1板部材10の厚み寸法T1及び第2板部材20の厚み寸法T2は、例えば2.0mm~3.0mm程度である。各厚み寸法T1、T2は、例えば2.5mmとすることができる。
第1板部材10は、図1及び図3に示すように、複数の孔11を有している。孔11は、第1板部材10を厚み方向に貫通して形成されており、例えば図4に示すように棒状の部材90の挿入を受け付け可能である。孔11に挿入された棒状の部材90は、第1板部材10の裏面及び表面の一方又は両方に係止され、これにより第1板部材10に保持される。すなわち、第1板部材10側は、いわゆる有孔ボード若しくはパンチングボードとして構成されている。棒状の部材90は、例えば金属製の丸棒を折り曲げて形成されたフック等である。
また、各孔11は、音を吸収する機能を有する。すなわち、第1板部材10に向かって発せられた音の一部は、各孔11からパーティション1の内部に取り込まれる。このため、孔11は、棒状の部材90の挿入を受ける機能、及び吸音機能を有した機能性孔11と称することができる。
複数の孔11は、第1板部材10全体のうち半分以上の領域に亘って設けられている。各孔11の直径は例えば5mmに設定されているが、各孔11の直径はこれに限らない。複数の孔11は、第1板部材10の面方向に等間隔、すなわち上下方向及び水平方向に向かって等間隔で規則的に配置されている。各孔11の配置間隔L、つまり各孔11の中心間の距離Lは、例えば25mm又は30mmに設定することができる。
第2板部材20は、第1板部材10と平行で、かつ第1板部材10から離されて配置されている。第2板部材20は、複数の孔11を有さない構成である。すなわち、第2板部材20は、棒状の部材90の挿入を受けるための機能性孔11を有さない。なお、第2板部材20が複数の孔11を有していないとは、第2板部材20が機能性孔11と実質的に同一の機能を発揮する複数の孔を有していないことを意味し、第2板部材20が一切の貫通孔を有していないことを意味するものではない。すなわち、第2板部材20は、例えばねじ等を通すための孔等、機能性孔11と異なる機能を発揮するための孔を有していても良い。
また、パーティション1は、図4に示すように、吸音部材30を備えている。吸音部材30は、単位面積及び単位体積当たりの吸音性が、第1板部材10及び第2板部材20よりも高い材料で構成されている。吸音部材30は、例えば多孔質型吸音部材を採用することができ、例えばグラスウール、フェルト、ウレタンスポンジ、ポリエチレンフォーム、メラミンフォーム、合成ゴムスポンジまたはこれらの複合材等を採用することができる。
吸音部材30は、第1板部材10と第2板部材20との間に設けられている。つまり、吸音部材30は、パーティション1の内部に設けられている。吸音部材30は、第1板部材10との間に隙間Sを有して配置されている。また、本実施形態の場合、吸音部材30は、第2板部材20に接して設けられている。
ここで、第1板部材10と吸音部材30との距離を、隙間Sの寸法STとする。この場合、隙間Sの寸法STは、吸音部材30の厚み寸法T3よりも大きく設定されている。また、隙間Sの寸法ST及び吸音部材30の厚み寸法T3は、第1板部材10の厚み寸法T1及び第2板部材20の厚み寸法T2よりも大きく設定されている。
隙間Sの寸法STは例えば15mm~25mmの範囲内に設定されている。これに対し、吸音部材30の厚み寸法T3は例えば5mm~15mmの範囲内に設定されている。本実施形態の場合、隙間Sの寸法STは、吸音部材30の厚み寸法T3の2倍以上に設定されている。すなわち、例えば吸音部材30の厚み寸法T3が10mmである場合、隙間Sの寸法STは例えば20mmに設定される。なお、第1板部材10及び第2板部材20の表面には、例えばプリント紙やクロス紙を貼り付けても良い。
本願発明者は、本考案のパーティション1の性能を確認するために、図5に示す2通りの試験を行った。なお、本明細書及び図中で示す「パネル」は、「パーティション」を示している。試験1では、「片面有孔ボード/片面プリント紙貼りパネル」、「両面プリント紙貼りパネル」、「両面クロス貼りパネル」の3種類のパネルつまりパーティションを、残響室内に安定脚を使用して立てて設置し、その吸音力つまり等価吸音面積を測定した。
なお、「片面有孔ボード/片面プリント紙貼りパネル」が、本実施形態のパーティション1に相当する。また、「両面プリント紙貼りパネル」及び「両面クロス貼りパネル」は、従来のパーティションであり、孔11及び吸音部材30を有さない構成である。この場合、プリント紙は、例えば23~30g/m^2程度の薄いコート紙であり、クロスは、厚み0.5~1.0mm程度のポリエステルシートである。また、「両面プリント紙貼りパネル」及び「両面クロス貼りパネル」は、外側両面には第2板部材20と同様の板部材が設けられており、内部にはペーパーハニカムコアが詰まっている。
試験2では、パーティション1のうち第1板部材10を上側にし、第2板部材20を下側に向けて残響室内の床に寝かせて置いた状態で吸音率を測定した。
試験1の結果を図6に示す。また、試験2の結果を図7に示す。そして、試験1及び試験2の結果をまとめたものを図8に示す。これらの結果から、「片面有孔ボード/片面プリント紙貼りパネル」つまり本実施形態のパーティション1は、従来型のパーティションと比較して、人が日常会話で発する声の高さの目安とされている500Hz~1000Hzにおいて高い吸音性能を発揮することが確認された。
以上説明した実施形態によれば、パーティション1は、第1板部材10と、第2板部材20と、吸音部材30と、を備える。第1板部材10は、板状に構成され、面方向に等間隔に配置された複数の孔11を有している。第2板部材20は、板状に構成され、第1板部材10から離されて、かつ第1板部材10と平行に配置されている。そして、吸音部材30は、第1板部材10と第2板部材20との間において第1板部材10との間に隙間Sを有して配置され、第1板部材10よりも吸音性の高い部材で構成されている。
これによれば、パーティション1に吸音機能を付加することができる。すなわち、第1板部材10に向かって発せられた音の一部は、各孔11からパーティション1内に取り込まれる。そして、取り込まれた音は、隙間Sで反響しながら吸音部材30に吸音される。その結果、パーティション1に高い吸音性能を発揮させることができる。
また、隙間Sの寸法STは、吸音部材30の厚み寸法T3よりも大きく設定されている。これによれば、隙間Sの寸法STを大きく確保することで、孔11から隙間S内に取り込まれた音が、再度孔11からパーティション1の外部に放出されることを効果的に抑制することができる。その結果、パーティション1に、より高い吸音性能を発揮させることができる。
そして、複数の孔11は、各孔の直径が5mmで、かつ、各孔の中心間の距離Lが25mm間隔又は30mm間隔で配置されている。すなわち、いわゆる有孔ボード若しくはパンチングボードの孔の基本規格は、孔の直径が5mmで、孔の中心間の間隔が25mm又は30mmとなっている。そのため、パーティション1において、各孔11の直径及び間隔を基本規格に合わせることで、吸音機能を有する孔11を、いわゆる有孔ボードの孔としても利用することができる。したがって、ユーザは、パーティション1を、吸音機能を有したパーティションとしてだけでなく、いわゆる有孔ボードとしても利用することができるため、利便性が向上する。
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、更には、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1…パーティション、10…第1板部材、11…孔、20…第2板部材、30…吸音部材

Claims (3)

  1. 板状に構成され、面方向に等間隔に配置された複数の孔を有する第1板部材と、
    板状に構成され、前記第1板部材から離されてかつ前記第1板部材と平行に配置された第2板部材と、
    前記第1板部材と前記第2板部材との間において前記第1板部材との間に隙間を有して配置され、前記第1板部材よりも吸音性の高い部材で構成された吸音部材と、
    を備えるパーティション。
  2. 前記隙間の寸法は、前記吸音部材の厚み寸法よりも大きく設定されている、
    請求項1に記載のパーティション。
  3. 前記複数の孔は、各前記孔の直径が5mmで、かつ、各前記孔の中心間の距離が25mm間隔又は30mm間隔で配置されている、
    請求項1又は2に記載のパーティション。
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