JP2002155351A - 耐スケール反応性に優れた表面被覆材料 - Google Patents

耐スケール反応性に優れた表面被覆材料

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JP2002155351A
JP2002155351A JP2001054118A JP2001054118A JP2002155351A JP 2002155351 A JP2002155351 A JP 2002155351A JP 2001054118 A JP2001054118 A JP 2001054118A JP 2001054118 A JP2001054118 A JP 2001054118A JP 2002155351 A JP2002155351 A JP 2002155351A
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Tatsumichi Yamada
龍宙 山田
Keishi Matsuda
恵嗣 松田
Shigenobu Takada
重信 高田
Yasushi Yamamura
恭 山村
Nobuo Ogasawara
信夫 小笠原
Fumito Yoshikawa
文人 吉川
Kiyoshi Yokoi
清 横井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋼材の連続熱処理炉におけるハースロールの被
覆用複合材料であって、耐熱衝撃特性を低下させること
なく、耐スケール反応性を向上させた表面被覆材料を提
供する 【解決手段】ZrO2、ZrB2およびY23からなる群
から選ばれた1種又は数種のセラミックス:5〜80質
量%を、不可避的不純物を含むCoもしくはCo合金
中、又は不可避的不純物を含むNi中に分散した材料を
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐スケール反応性
に優れた表面被覆材料に関し、さらに詳しくは鋼材の連
続熱処理炉における炉内搬送ロール(以下ハースロール
と記す)の被覆用として適した耐スケール反応性に優れ
た複合材料に関する。特に、大気より還元性雰囲気の連
続熱処理炉、たとえば連続焼鈍炉におけるハースロール
用として最適な耐スケール反応性に優れた被覆材料に関
する。
【0002】
【従来の技術】鋼材の熱処理を行う連続熱処理炉、たと
えば連続焼鈍炉には鋼材の搬入・搬送・搬出のためのハ
ースロールが設けられている。鋼板(鋼帯を含む)の連
続焼鈍炉においては、これらハースロールは500〜1
100℃の還元性あるいは酸化性雰囲気中で長期間にわ
たり連続使用される。そのため、ロール表面には被熱処
理材からの酸化物あるいは鉄粉が化学的反応(スケール
反応)で凝着したり堆積して、いわゆるピックアップ
(ビルドアップ)が形成される。このピックアップは、
ハースロールにより搬送される鋼板の表面疵の発生原因
となり、鋼板に著しい品質低下を及ぼす。このような品
質低下を防止するために、操業を中断してロール交換を
行うことを余儀なくされている。
【0003】ピックアップを防止する技術として、高温
酸化雰囲気においては、M・CrAlY(MはCo,N
i,Co−Niなどの金属)というCr,Al,Yを含
む合金などをハースロールに被覆することが知られてい
る。被覆材料中のCr,Alは優先的に酸化されて、C
23やAl23の保護酸化皮膜を形成し、耐酸化性、
耐摩耗性を向上させる。
【0004】また、例えば特開昭63−199857号
公報には、Al23を51〜95vol%含み、残部が
Co,Ni,Mo,Fe,Al,Y,Si系金属から選
ばれた1種または2種以上よりなる溶射被覆材料および
溶射ロールが開示されている。また、特公昭63−26
183号公報には、Y23:2〜25wt%、残部が実
質的にZrO2よりなるセラミックス被覆を有する高温
耐磨耗性とビルドアップ防止に優れたハースロールが開
示されている。
【0005】さらに、特公平6−45863号公報に
は、合金粉末と金属硼化物粒子からなるメカニカルアロ
イ複合粉末であって、前記金属硼化物が5〜50体積%
含まれ、且つ前記合金粉末が15〜40重量%のクロ
ム、5〜20重量%のアルミニウム、残部がニッケルま
たはコバルトまたは鉄のうち少なくとも1種以上からな
る組成を有する溶射材料が開示されている。これは基本
的に上述のM・CrAlYに金属硼化物を加えたもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】Al23系溶射皮膜を
形成する上記の各技術では、耐摩耗性に優れるが、焼鈍
炉内での耐ピックアップ性などの耐スケール反応性が不
十分であるという問題があった。特にハースロールにお
いて、ピックアップの発生が起こった。また、ZrO2
系溶射皮膜は、耐スケール反応性には優れるが、耐熱衝
撃性が不十分であるという問題があった。焼鈍炉内の雰
囲気温度は操業条件変更の度に変更されるうえ、停止時
に起きる降温及び再起動時の昇温は急激なものであり、
溶射皮膜内に熱応力が生じ皮膜の剥離となる問題があっ
た。
【0007】本発明は、前記問題を優位に解決し、耐熱
衝撃特性を低下させることなく、耐スケール反応性を向
上させた表面被覆材料を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明はZ
rO2、ZrB2およびY23からなる群から選ばれた1
種又は数種のセラミックス:5〜80質量%を、不可避
的不純物を含むCo中に分散した材料から成ることを特
徴とする耐スケール反応性に優れた表面被覆材料であ
る。
【0009】第2の発明はZrO2、ZrB2およびY2
3からなる群から選ばれた1種又は数種のセラミック
ス:5質量%超え90質量%未満を、不可避的不純物を
含むNi中に分散した材料からなることを特徴とする耐
スケール反応性に優れた表面被覆材料である。
【0010】第3の発明は、Y及び/又はLa:5〜6
0質量%を含み残部Coおよび不可避的不純物から成る
合金100質量部に、ZrO2、ZrB2およびY23
らなる群から選ばれた1種又は数種のセラミックス:5
〜80質量部を分散した材料から成ることを特徴とする
耐スケール反応性に優れた表面被覆材料である。
【0011】さらに、第4の発明は、Cr:5〜30質
量%、Y:0.5〜20質量%及びLa:0.5〜20
質量%を含み残部Coおよび不可避的不純物から成る合
金100質量部に、ZrO2、ZrB2およびY23から
なる群から選ばれた1種又は数種のセラミックス:5〜
80質量部を分散した材料から成ることを特徴とする耐
スケール反応性に優れた表面被覆材料である。
【0012】これらの複合材料は、連続熱処理炉におい
て耐スケール反応性、特に耐ピックアップ性が要求され
る鋼板搬送ロール用表面被覆材料として、好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、連続焼鈍炉内のハース
ロールに各種材料を用い、発生したピックアップの組成
の観察から得られたもので、Al23係酸化物を用いる
材料では、ピックアップがスケール(MnOやFeOな
ど)とAl23とで形成されていたのに対し、Zr
2、ZrB2およびY23は高温雰囲気において、安定
な物質であり、スケールとの反応性が乏しいとの知見を
基に完成されたものである。これらのセラミックスは単
体では熱衝撃性に劣るものの、これらのセラミックスを
耐熱金属あるいは耐熱合金中に分散させることによっ
て、上記課題の解決を図ったものである。ここで、分散
とは、セラミックス粒子同士が母材によって隔てられて
いる状態を指し、均一分散がさらに好ましい。
【0014】ZrO2、ZrB2およびY23からなる群
から選ばれた1種又は数種のセラミックス(以下、単に
セラミックスとも記す)は耐ピックアップ性の改善のた
めに添加する必須の物質であるが、担持する(母材とな
る)金属あるいは合金によって、最適な添加量が異な
る。過少な添加では、効果を発揮せず、また、過大な添
加では耐熱衝撃性の低下が起こるのである。
【0015】第1の発明における母材金属が不可避的不
純物を含むCoの場合、複合材料中の上記セラミックス
添加量は5〜80質量%の範囲とする。好ましくは、1
0〜70質量%、さらに好ましくは、20〜60質量%
である。
【0016】第2の発明における母材金属が不可避的不
純物を含むNiの場合、複合材料中の上記セラミックス
添加量は5質量%超え90質量%未満の範囲とする。好
ましくは、10〜85質量%、さらに好ましくは、20
〜60質量%である。
【0017】第3または第4の発明におけるCo−La
/Y合金またはCo−Cr−La−Y合金の場合、合金
100質量部に対し、上記セラミックス添加量は5〜8
0質量部の範囲とする。
【0018】次に、母材とした金属および合金について
説明する。
【0019】第1の発明において、母材として、不可避
的不純物を含むCoを適用したのは、元来Coは高温で
優れた耐熱性と耐ピックアップ性を有するからである。
Co中にセラミックスを分散させることにより、さらに
耐ピックアップ性が向上するからである。
【0020】第1の発明のCoに変えて、不可避的不純
物を含むNiを母材とする(第2の発明)と、第1の発
明の効果に加えて、さらに、高温における耐食性が向上
する。元来Niは高温で優れた耐熱性および耐食性を有
するためである。
【0021】また、本発明において、母材をCo−La
/Y合金とすれば、Co単体に比べ、耐酸化性が向上す
るので好ましい(第3の発明)。元来Coは高温で優れ
た耐熱性を有するが、Co単体では耐酸化性が乏しく炉
内ガスと反応し、Coの内部酸化を生じることがある。
この内部酸化が起るとCoとセラミックスとの結合強度
が低下して、剥離を生じる可能性がある。そこで、耐酸
化性を向上せしむるため、La、Yのうちから選ばれた
1種または2種を添加し、Co−La/Y合金とした。
【0022】Y及び/又はLaの添加量を合金中の組成
で5〜60質量%としたのは、5質量%未満の添加量で
は、耐酸化性向上効果が十分ではなく、60質量%を超
えて添加すると、Co量の減少に伴い、溶射皮膜の密着
強度が低下するためである。好ましくは5〜40質量%
であり、より好ましくは、10〜30質量%である。
【0023】次いで、本発明において、母材をCo−C
r−La−Y合金とすれば、Co単体に比べ、耐酸化性
が向上するので好ましい(第4の発明)。元来Coは高
温で優れた耐熱性を有するが、Co単体では耐酸化性が
乏しく炉内ガスと反応し、Coの内部酸化を生じること
がある。この内部酸化が起ると、Coとセラミックスと
の結合強度が低下して、剥離を生じる可能性がある。そ
こで、炉内ガス成分との反応を防止するため、優先酸化
元素としてCrを添加すると共に、炉内で生成するCr
23を安定化させるためにLaを添加した。また、Co
合金の耐剥離性を向上させるためにYを添加しCo−C
r−La−Y合金とした。
【0024】ここで、Crの添加量を合金中の組成で5
〜30質量%としたのは、Crが5質量%未満では、耐
酸化性が充分ではなく、Coの内部酸化による剥離を生
じるおそれがあるためである。30%を超えて添加した
場合、σ相脆化による剥離を生じる可能性があるためC
rの添加量を5〜30質量%とした。
【0025】つぎに、Laの添加量を0.5質量%以上
としたのは、0.5質量%未満ではCr23が十分に安
定せずに、耐ピックアップ性に改善が見られなかったた
めである。また、Yの添加量を0.5質量%以上とした
のは、0.5質量%未満では、密着強度の低下による剥
離を生じたためである。La、Yを20質量%以上添加
しても効果が飽和するので上限を20質量%とした。好
ましくは10質量%以下である。
【0026】さらに、ZrO2、ZrB2およびY23
らなる群から選ばれた1種又は数種のセラミックスを上
記金属中あるいは合金中に分散させることにより、耐ス
ケール反応性、特に耐ピックアップ性を向上させた。上
記金属中あるいは合金中に存在するZrO2あるいはZ
rB2は、高温においても非常に安定で、鋼板表面の酸
化物や鉄粉と反応を生じないため、耐スケール反応性ひ
いては耐ピックアップ性を向上させる。また、上記金属
中あるいは合金中に均一に存在するY23により、溶射
皮膜成分および炉内雰囲気ガス成分の拡散が抑制され、
耐スケール反応性を向上させる。
【0027】また、これらの複合材料には、ピックアッ
プの発生で問題となるAl23系酸化物を実質的に含ま
ず、また、金属中あるいは合金中にもAlを不可避不純
物程度にしか含まないことが好ましい。複合材料中のA
l成分として1質量%以下が好ましく、より好ましくは
0.1質量%以下、さらに好ましくは0.05質量%以
下が好ましい。
【0028】連続熱処理炉では、大気より還元性雰囲気
で焼鈍された鋼板の表面に偏析するMnなどが、Al2
3系酸化物と結びつきピックアップを形成するものと
推定している。なお、本発明の被覆材料は、ハースロー
ルのみでなく、同等の機能を要求される炉内構造物に好
適に適用される。
【0029】
【実施例】本発明の表面被覆材料の特性について、実施
例により具体的に説明する。試験条件は、連続焼鈍炉の
ハースロールの使用条件にあわせたが、これに限定され
るものではない。
【0030】(実施例1)第1の発明の表面被覆材料に
係る供試材料の化学組成を表1に示す。No.A01〜
A09は実施例、No.A10〜A15は比較例であ
る。比較例No.A10は従来の代表的な表面被覆材料
である。供試材料より試験片を作成し、以下の高温試験
を行い、表1に示す結果を得た。
【0031】耐スケール反応性の評価には耐ピックアッ
プ性試験を次の条件で行った。
【0032】 試験温度 :1000℃ ピックアップ源 :FeO、MnO粉末、(鋼板(挟み
込み)) 荷重 :19.6N(2kgf) 保持時間 :100Hr 試験雰囲気 :3vol%H2−N2 試験片寸法 :40×40×15mm 評価はピックアップ発生面積(%)を算出して示した。
【0033】次に、熱衝撃試験は次の条件で行った。
【0034】 試験方法 :1000℃、30min保持した後
水冷した。
【0035】 試験雰囲気 :大気中 評価は剥離を生じるまでの回数で示した。この回数が2
0回以上であれば実用上十分であるとした。
【0036】
【表1】
【0037】表1に示したとおり、No.A01〜A0
9は実施例、No.A10〜A15は比較例である。従
来のAl23系溶射皮膜(No.A10)に比べて、熱
衝撃性はほぼ同等にて、耐ピックアップ性が優れてい
る。また、ZrO2、ZrB2およびY23が本発明範囲
内に適合していない比較例のNoA11〜A15では、
熱衝撃性、耐ピックアップ性のいずれかが劣っている。
【0038】(実施例2)第2の発明の表面被覆材料に
係る供試材料の化学組成を表2に示す。No.B01〜
B10は実施例、No.B11〜B12は比較例であ
る。供試材料より試験片を作成し、実施例1と同様の高
温試験を行い、表2に示す結果を得た。
【0039】
【表2】
【0040】表2に示したとおり、No.B01〜B1
0は実施例、No.B11〜B12は比較例である。従
来のAl23系溶射皮膜(No.A10)に比べて、熱
衝撃性はほぼ同等にて、耐ピックアップ性が優れてい
る。また、ZrO2、ZrB2およびY23が本発明範囲
内に適合していない比較例のNo.B11〜B12で
は、熱衝撃性、耐ピックアップ性のいずれかが劣ってい
る。
【0041】(実施例3)第3の発明の表面被覆材料に
係る供試材料の化学組成を表3に示す。No.C01〜
C07は実施例、No.C08〜C12は比較例であ
る。供試材料より試験片を作成し、実施例1と同様の高
温試験を行い、表3に示す結果を得た。
【0042】
【表3】
【0043】表3に示したとおり、No.C01〜C0
7は実施例、No.C08〜C12は比較例である。従
来のAl23系溶射皮膜(No.A10)に比べて、熱
衝撃性はほぼ同等にて、耐ピックアップ性が優れてい
る。また、ZrO2、ZrB2およびY23が本発明範囲
内に適合していない比較例のNo.C08〜C12で
は、熱衝撃性、耐ピックアップ性のいずれかが劣ってい
る。
【0044】(実施例4)第4の発明の表面被覆材料に
係る供試材料の化学組成を表4に示す。No.D01〜
D07は実施例、No.D08〜D12は比較例であ
る。供試材料より試験片を作成し、実施例1と同様の高
温試験を行い、表4に示す結果を得た。
【0045】
【表4】
【0046】表4に示したとおり、No.D01〜D0
7は実施例、No.D08〜D12は比較例である。従
来のAl23系溶射皮膜(No.A10)に比べて、熱
衝撃性はほぼ同等にて、耐ピックアップ性が優れてい
る。また、ZrO2、ZrB2およびY23が本発明範囲
内に適合していない比較例のNo.D08、D10〜D
12では、熱衝撃性、耐ピックアップ性のいずれかが劣
っている。合金中のLa、Yが発明範囲に満たないN
o.D09は熱衝撃性、耐ピックアップ性のいずれも劣
っている。
【0047】
【発明の効果】本発明の複合材料は高温雰囲気、特に大
気より還元性の高温雰囲気において優れた耐熱衝撃性お
よび耐スケール反応性、特に耐ピックアップ性を有する
ので、鋼板を製造する熱処理炉において、鋼板成分との
反応・凝着が問題となるハースロールの被覆材料として
用い、難反応性を有するために、長時間の耐用が可能と
なった。また、本発明はハースロールのみでなく、同等
の機能を要求される炉内構造物に適用しても優れた耐ス
ケール反応性から、耐用寿命の延長において顕著な作
用、効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 重信 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 山村 恭 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 小笠原 信夫 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 吉川 文人 大阪府高石市高砂3丁目69番地 大阪富士 工業株式会社内 (72)発明者 横井 清 兵庫県尼崎市常光寺1丁目9番1号 大阪 富士工業株式会社内 Fターム(参考) 4K031 AA02 AB02 AB09 CB12 CB14 CB42 CB44 CB49

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ZrO2、ZrB2およびY23からなる
    群から選ばれた1種又は数種のセラミックス:5〜80
    質量%を、不可避的不純物を含むCo中に分散した材料
    から成ることを特徴とする耐スケール反応性に優れた表
    面被覆材料。
  2. 【請求項2】 ZrO2、ZrB2およびY23からなる
    群から選ばれた1種又は数種のセラミックス:5質量%
    超え90質量%未満を、不可避的不純物を含むNi中に
    分散した材料からなることを特徴とする耐スケール反応
    性に優れた表面被覆材料。
  3. 【請求項3】 Y及び/又はLa:5〜60質量%を含
    み残部Coおよび不可避的不純物から成る合金100質
    量部に、ZrO2、ZrB2およびY23からなる群から
    選ばれた1種又は数種のセラミックス:5〜80質量部
    を分散した材料から成ることを特徴とする耐スケール反
    応性に優れた表面被覆材料。
  4. 【請求項4】 Cr:5〜30質量%、Y:0.5〜2
    0質量%及びLa:0.5〜20質量%を含み残部Co
    および不可避的不純物から成る合金100質量部に、Z
    rO2、ZrB2およびY23からなる群から選ばれた1
    種又は数種のセラミックス:5〜80質量部を分散した
    材料から成ることを特徴とする耐スケール反応性に優れ
    た表面被覆材料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005281748A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Jfe Steel Kk 鋼板熱処理炉用ロールの表面被覆材料
JP2006283105A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Jfe Steel Kk 炉内構造物被覆用溶射被膜およびその形成方法
CN110628976A (zh) * 2019-10-18 2019-12-31 西安鑫精合智能制造有限公司 一种防护涂层、高炉风口小套及防护涂层的喷涂方法

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