JPH08269730A - 耐酸化性に優れるFe−Cr−Al合金板 - Google Patents

耐酸化性に優れるFe−Cr−Al合金板

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JPH08269730A
JPH08269730A JP7076527A JP7652795A JPH08269730A JP H08269730 A JPH08269730 A JP H08269730A JP 7076527 A JP7076527 A JP 7076527A JP 7652795 A JP7652795 A JP 7652795A JP H08269730 A JPH08269730 A JP H08269730A
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less
alloy plate
oxidation resistance
rare earth
carbonate
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JP7076527A
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Yutaka Araki
豊 荒木
Kazuhide Ishii
和秀 石井
Susumu Sato
佐藤  進
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排ガス浄化装置用の触媒コンバーターに用い
られるFe−Cr−Al合金板(箔)の耐酸化性を改善
する。 【構成】 Cr:9.0 〜30.0wt%、Al:3.0 〜8.0 wt
%を含有する合金板の少なくとも一方の表面に、希土類
元素の炭酸塩を0.005 〜0.1 mg/cm2 の厚さに被覆
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガス触媒コンバー
ターなどに用いて好適な、耐酸化性に優れるFe−Cr
−Al合金板( 箔も含む。以下同じ)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】排ガス浄化装置用の触媒コンバーター
は、燃料と空気を混合し、燃焼させたときに生成するN
Ox 、CO、HC等の有害ガスを触媒反応により無害化
するために使用される。自動車用の触媒コンバーターと
しても各種の形式のものが用いられているが、その中
で、金属製の触媒コンバーター、すなわちFe−Cr−
Al合金箔をハニカム状に成形しこれに触媒を担持させ
たものは、排気抵抗が少ないという利点から、最近その
採用が増加している。ところで、上記の触媒用コンバー
タに用いられるFe−Cr−Al合金は優れた耐酸化性
が要求されるため、これまでにも多くの耐酸化性改善の
ための努力がなされてきた。例えば、特開昭58―17
7437号公報には、Fe−Cr−Al合金に希土類元
素を添加することにより、酸化皮膜の密着性を改善し
て、酸化速度の低減をはかり、耐酸化性を向上させる方
法が開示されている。また、特開平6―116652号
公報には、Fe−Cr−Al合金板に光輝焼鈍を施すこ
とによって板表面にAL2O3 酸化皮膜を形成し、酸化速度
を低減する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら、上記特開昭58―1774
37号公報のように、鋼中に希土類元素を添加する方法
では鋼の熱間加工性を低下させ、成品歩留まりが著しく
低下するので経済的に不利であるという問題があった。
また、特開平6―116652号公報の方法では、圧延
ままの板を使用する場合には用いることができないとい
う問題があった。また一方では、最近の目動車排ガス規
制に伴い、よりエンジンに近い場所に触媒コンバーター
を設置することが要求され、この触媒コンバーターは一
層厳しい高温酸化条件下にさらされるようになってきて
いる。このため、かかる触媒コンバーターに用いられる
Fe−Cr−Al合金板に対しては、一段と良好な耐酸
化性が必要になってきた。
【0005】そこで、本発明の目的は、排ガス浄化装置
用の触媒コンバーターに用いられる板(箔)材におい
て、上記既知技術が抱えていた問題を解決し、耐酸化性
に一層優れるFe−Cr−Al合金板を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】さて、発明者らは、上掲
の目的の実現に向けて、合金組成のほか、板表面への各
種被覆剤の耐酸化性に及ぼす影響について詳細に検討し
た結果、とくに特定成分よりなる炭酸塩を板表面に被覆
することが、耐酸化性向上に極めて有効であることを知
見し、本発明に想到した。すなわち、本発明は、上記の
知見を具体化した下記の構成を要旨とするものである。
【0007】(1) Cr:9.0 〜30.0wt%、Al:3.0 〜
8.0 wt%を含有する合金板の少なくとも一方の表面に、
希土類元素の炭酸塩を0.005 〜0.1 mg/cm2 の厚さ
に被覆してなる耐酸化性に優れるFe−Cr−Al合金
板。
【0008】(2) C :0.05wt%以下、 Si:1.0 wt
%以下、Mn:1.0 wt%以下、 P :0.04wt%以下、
S :0.01wt%以下、 N :0.05wt%以下、Cr:9.
0 〜30.0wt%、Al:3.0 〜8.0 wt%を含有し、残部が
実質的にFeからなる合金板の少なくとも一方の表面
に、希土類元素の炭酸塩を0.005 〜0.1 mg/cm2
厚さに被覆してなる耐酸化性に優れるFe−Cr−Al
合金板。
【0009】(3) 上記(2) に記載の成分組成のものに、
さらにNb:0.1 〜1.0 wt%、Ti:0.01〜0.5 wt%、
Zr:0.01〜1.0 wt%、V :0.1 〜1.0 wt%、Hf:
0.01〜0.3 wt%、REM:0.5 wt%以下から選ばれる1
種または2種以上を含有し、残部が実質的にFeからな
る合金板の少なくとも一方の表面に、希土類元素の炭酸
塩を0.005 〜0.1 mg/cm2 の厚さに被覆してなる耐
酸化性に優れるFe−Cr−Al合金板。
【0010】(4) 上記(2) または上記(3) に記載の成分
組成のものに、さらにMo:3.0 wt%以下、 Ta:3.0
wt%以下、Co:3.0 wt%以下、から選ばれる1種または
2種を含有し、残部が実質的にFeからなる合金板の少
なくとも一方の表面に、希土類元素の炭酸塩を0.005 〜
0.1 mg/cm2 の厚さに被覆してなる耐酸化性に優れ
るFe−Cr−Al合金板。
【0011】
【作用】次に、本発明において、合金板の成分組成およ
び被覆剤を要旨構成のように限定した理由について説明
する。まず本発明において、被覆を施す対象となるFe
−Cr−Al合金板はCr:9.0〜30.0wt%、A
l:3.0〜8.0wt%を含有するものであることを前
提とする。すなわち、CrおよびAlは素材の耐酸化性
および耐食性を確保するための基本成分である。Al
は、高温に加熱された場合に優先酸化されて、緻密なAl
2O3 皮膜を形成し、これがFe−Cr−Al合金板の耐
酸化性を高める作用を有する。この効果はAlを3.0
wt%以上含有させないと得られない。しかし、Al含有
量が8.0wt%を超えると強度が低下し、自動車排ガス
浄化用触媒コンバーターに用いるための強度が得られ
ず、実用に耐えられなくなる。このため、Al含有量は
3.0〜8.0wt%の範囲にする必要がある。またCr
は、上記Al2O3 皮膜を形成せしめるために、9.0wt%
以上必要である。しかし、Cr含有量が30.0wt%を
超えてもいたずらに素材価格の上昇を招くのみであるの
で、Crの含有範囲は9.0〜30.0wt%にする必要
がある。
【0012】C:0.05wt%以下 Cは、過剰になると、靱性を低下させ、冷間圧延性を低
下させるのみならず、耐酸化性を低下させる有害な元素
であるので、極力低減させることが望ましい。とくに、
0.05wt%を超えるとその影響が大きくなるので、
0.05wt%以下、好ましくは0.02wt%以下とす
る。なお、C+Nで0.03wt%以下とするのがより好
ましい。
【0013】Si:1.0wt%以下 Siは、耐酸化性を改善する元素であるが、過度に含有
すると圧延性を低下させるので、1.0wt%以下、好ま
しくは0.5wt%以下とする。
【0014】Mn:1.0wt%以下 Mnは、Al脱酸の予備脱酸剤として添加された場合、
鋼中に残存することがあるが、過度に含有すると耐酸化
性、耐食性を劣化させるので、工業的および経済的な溶
製技術を考慮して、1.0wt%以下、好ましくは0.5
wt%以下とする。
【0015】P:0.04wt%以下 Pは、過度に含有すると高温脆化を促進する元素である
ので、0.04wt%以下、好ましくは0.02wt%以下
に制限する。
【0016】S:0.01wt%以下 Sは、過度に含有すると耐酸化性を劣化させる元素であ
るので、0.01wt%以下、好ましくは0.005wt%
以下に制限する。
【0017】N:0.05wt%以下 Nは、過度に含有すると靱性を低下させ、冷間圧延性を
低下させるのみならず、Alと反応して粗大なAlNと
して析出して、箔(例えば50μm程度)への圧延に際
して、穴あきを引き起こす原因となる。したがって、N
の含有量は0.05wt%以下、好ましくは0.02wt%
以下とする。なお、C+Nで0.03wt%以下とするの
がより好ましい。
【0018】Nb:0.1〜1.0wt% Nbは、CやNと結合し、炭化物や窒化物の析出抑制作
用のために有用な元素である。その効果は0.1wt%以
上で現れるが、添加が過多になると耐酸化性を低下させ
るのでNbの添加量は0.1〜1.0wt%、好ましくは
0.2〜0.5wt%の範囲とする。
【0019】Ti:0.01〜0.5wt% Tiは、耐酸化性の向上およびAlNの析出抑制作用の
ために有用な元素である。その効果は0.01wt%以上
で現れるが、添加が過多になると耐酸化性を低下させる
のでTiの添加量は0.01〜0.5wt%、好ましくは
0.02〜0.3wt%の範囲とする。
【0020】Zr:0.01〜1.0wt% Zrは、耐酸化性の向上およびAlNの析出抑制作用の
ために有用な元素である。その効果は0.01wt%以上
で現れるが、添加が過多になると耐酸化性を低下させる
のでZrの添加量は0.01〜1.0wt%、好ましくは
0.02〜0.5wt%の範囲とする。
【0021】V:0.1〜1.0wt% Vは、耐酸化性の向上およびAlNの析出抑制作用のた
めに有用な元素である。その効果は0.1wt%以上で現
れるが、添加が過多になると耐酸化性を低下させるので
Vの添加量は0.1〜1.0wt%、好ましくは0.2〜
0.7wt%の範囲とする。
【0022】Hf:0.01〜0.3wt% Hfは、耐酸化性の向上およびAlNの析出抑制作用の
ために有用な元素である。その効果は0.01wt%以上
で現れるが、高価な元素であることも考慮して、Hfの
添加量は0.01〜0.3wt%、好ましくは0.01〜
0.2wt%の範囲とする。
【0023】REM:0.5wt%以下 REMは、耐酸化性の向上およびAlNの析出抑制作用
のために有用な元素であるが、添加が過多になると熱間
加工性を低下させるので、REMの添加量は0.5wt%
以下、好ましくは0.02〜0.3wt%の範囲とする。
【0024】Mo:3.0wt%以下 Moは、降温強度を高める元素であり、必要に応じて添
加するが、過剰な添加は加工性を劣化させるとともに、
コストの増大にもつながる。そのため、Moの添加は
3.0wt%以下、好ましくは2.5wt%以下の範囲で添
加する。
【0025】Ta:3.0wt%以下 Taは、高温強度を高める元素であり、必要に応じて添
加するが、過剰な添加は熱間加工性を劣化させるととも
に、コストの増大につながる。そのため、Taの添加は
3.0wt%以下、好ましくは2.0wt%以下の範囲で添
加する。
【0026】Co:3.0wt%以下 Coは、高温強度を高める元素であり、必要に応じて添
加するが、過剰な添加は熱間加工性を劣化させるととも
に、コストの増大につながる。そのため、Coの添加は
3.0wt%以下、好ましくは2.5wt%以下の範囲で添
加する。
【0027】以上説明した組成の合金板の少なくとも片
方の表面に、希土類元素の炭酸塩を0.005〜0.1
mg/cm2 被覆することによって、耐酸化性が著しく
向上する。発明者らは、各種の被覆剤をFe−Cr−A
l合金板の表面に、0〜1.0mg/cm2 の範囲で被
覆し、1000〜1200℃の範囲で耐酸化性を調査し
た。その結果、希土類元素の炭酸塩を上記範囲の量被覆
することによって、Fe−Cr−Al合金板とAl2O3
化皮膜との間の密着性が向上し、耐酸化性が顕著に改善
されることをつきとめた。これに対し、例えば希土類元
素の酸化物、硝酸ランタン、硝酸ネオジウム、酢酸サマ
リウムなどの被覆剤は耐酸化性を劣化させたり、効果を
有しないものであった。これらの、多くの実験に基づき
本発明では、Fe−Cr−Al合金板の少なくとも片方
の表面に、希土類元素の炭酸塩を0.005〜0.1m
g/cm2 、好ましくは0.005〜0.05mg/c
2 被覆するものとする。
【0028】合金板への被覆方法については、とくに限
定する必要がないが、例えば希土類炭酸塩をエタノール
やアセトンなどの有機溶剤や水に添加、攪拌し、その溶
液中に浸し、乾燥させるか或いはその溶液をスプレーに
て板表面に噴霧するなどの方法が適用できる。
【0029】
【実施例】
実施例1 表1に示す成分組成の鋼塊を真空溶解により溶製した
後、熱間圧延を経て、冷問圧延と焼鈍を繰り返し行うこ
とにより、50μm〜0.5mm厚の箔または板とし
た。これから、それぞれ幅100mm、長さ100mm
の試験片を切り出し、両方の面に表2に示す化合物をエ
タノールで攪拌しながら、その溶液中に浸し、その後乾
燥させる方法により種々の量を被覆して供試材とした。
この供試材を1150℃の大気中で酸化させ耐酸化性を
調査した。耐酸化性の測定は、24hrおきに試験片を
取り出して重量変化を測定し、それぞれの供試材につい
て酸化処理前からの重量増加が1.0mg/cm2 に到
達するまでの時間(T1 )を求めた。また、比較のため
に被覆を施さない圧延ままの試験片についても同様な耐
酸化試験を行い、重量増加が1.0mg/cm2 に到達
するまでの時間(T0 )を求めた。これらの結果を、合
わせて表2に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】表2から、合金組成が同じであっても、本
発明の条件で希土類元素の炭酸塩を被覆したものは、酸
化速度が低減していることがわかり、その効果は明白で
ある。中でも炭酸サマリウムを被覆した発明例5,6,
7.10,12は、著しく酸化速度が低減している。こ
れに対し、比較例1〜11に示すように、被覆量や被覆
剤の種類のいずれかが本発明の範囲外にあるものでは、
いずれも耐酸化性向上効果が全くなく、むしろ圧延まま
の素材より劣化した。
【0033】・実施例2 表1に示す成分組成の合金を表3に示す雰囲気で焼鈍を
行った後、表3に示す各種化合物を、実施例1と同様
に、両方の面に被覆したのち、大気中で酸化させ、耐酸
化性を評価した。その結果を表3中に示す。
【0034】
【表3】
【0035】表3から、同一条件で焼鈍されたものであ
っても、本発明の条件で希土類元素のの炭酸塩を被覆し
たものは、酸化速度が改善されていることがわかる。中
でも炭酸サマリウムを被覆した発明例3,5,6.7,
8は、著しく酸化速度が低減している。これに対し、比
較例で示すように、本発明の範囲外にあるものでは、い
ずれも耐酸化性向上効果が全くなく、むしろ圧延ままの
素材より劣化した。
【0036】・実施例3 表1に示す成分組成の合金の50μm厚の箔で自動車触
媒コンバーターに用いられるハニカム担体を作製し、こ
の表面に表4に示す希土類元素の化合物等の化合物を被
覆したものを試料として、実施例1と同様の方法で耐酸
化試験を行った。耐酸化性の測定は、各試料の表面にブ
レークアウエイ酸化(酸化皮膜の保護性が失われ、急激
な重量増加を示す異常酸化)が起こるまでの時間
(T4 )を求めた。また、比較のために被覆を施さない
圧延ままの試験片についても同様な耐酸化試験を行い、
ブレークアウエイ酸化開始時間(T3 )を求めた。これ
らの結果を、合わせて表4に示す。
【0037】
【表4】
【0038】表4に示されるように、本発明の条件で希
土類元素の炭酸塩を被覆させたものでは酸化速度が低減
し、酸化寿命が著しく長くなっていることがわかり、そ
の効果はハニカムにおいても明白である。これに対し、
表4の比較例で示すように、本発明の範囲外にあるもの
では、いずれも耐酸化性向上効果が全くなく、むしろ圧
延ままの素材を用いたものより劣化した。
【0039】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、Fe
−Cr−Al合金の高温における耐酸化性が著しく向上
させることが可能となる。したがって、エンジン近傍の
自動車排ガス浄化触媒コンバーターのごとき、耐高温酸
化性が要求される材料として、従来は適用が難しかった
Fe−Cr−Al合金を、成分組成を格別変更すること
なく使用することが可能となる。また、本発明材は、こ
の他の過酷な繰り返し酸化を受ける用途に対しても有用
であることは言うまでもない。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Cr:9.0 〜30.0wt%、Al:3.0 〜8.0
    wt%を含有する合金板の少なくとも一方の表面に、希土
    類元素の炭酸塩を0.005 〜0.1 mg/cm2 の厚さに被
    覆してなる耐酸化性に優れるFe−Cr−Al合金板。
  2. 【請求項2】C :0.05wt%以下、 Si:1.0 wt%以
    下、 Mn:1.0 wt%以下、 P :0.04wt%以下、 S :0.01wt%以下、 N :0.05wt%以下、 Cr:9.0 〜30.0wt%、Al:3.0 〜8.0 wt%を含有
    し、残部が実質的にFeからなる合金板の少なくとも一
    方の表面に、希土類元素の炭酸塩を0.005 〜0.1 mg/
    cm2 の厚さに被覆してなる耐酸化性に優れるFe−C
    r−Al合金板。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の成分組成のものに、さら
    に Nb:0.1 〜1.0 wt%、Ti:0.01〜0.5 wt%、 Zr:0.01〜1.0 wt%、V :0.1 〜1.0 wt%、 Hf:0.01〜0.3 wt%、REM:0.5 wt%以下から選ば
    れる1種または2種以上を含有し、残部が実質的にFe
    からなる合金板の少なくとも一方の表面に、希土類元素
    の炭酸塩を0.005 〜0.1 mg/cm2 の厚さに被覆して
    なる耐酸化性に優れるFe−Cr−Al合金板。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3に記載の成分組成
    のものに、さらに Mo:3.0 wt%以下、 Ta:3.0 wt%以下、 Co:3.0 wt%以下、から選ばれる1種または2種を含有
    し、残部が実質的にFeからなる合金板の少なくとも一
    方の表面に、希土類元素の炭酸塩を0.005 〜0.1 mg/
    cm2 の厚さに被覆してなる耐酸化性に優れるFe−C
    r−Al合金板。
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