JP3247162B2 - 耐酸化性に優れたFe−Cr−Al系合金およびその箔 - Google Patents

耐酸化性に優れたFe−Cr−Al系合金およびその箔

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガスコンバーターな
どの触媒担体用金属材料を代表とする耐酸化性合金鋼お
よびその箔に係る。
【0002】
【従来の技術】排ガス浄化触媒コンバーターは、燃料と
空気を混合し燃焼させた時に生成するNOX ,HC,C
Oなどの有害ガスを無害化するために使用される。この
触媒反応は発熱反応であるためコンバーターの温度は上
昇する。また最近では、触媒反応の効率向上のためコン
バーターを燃焼環境に近い位置に設置し高温の排ガス中
で触媒反応を起こさせる例が多く見られ、高温環境にさ
らされるばかりでなく、急加熱と急冷却が繰り返される
ため非常に大きい熱衝撃を受ける。
【0003】このような非常に厳しい条件下で使用され
る触媒コンバーター用材料としては、セラミックスが熱
衝撃に弱く使用に耐えないため、耐酸化性に優れるFe
−Cr−Al合金などの金属材料が使用される。
【0004】Fe−Cr−Al合金としては特開昭48
−41918号、特開昭58−177437号、特公平
2−58340号、特公昭62−14626号、特開昭
63−218253号、特開昭63−248447号、
特開昭64−11946号、特開昭64−30653
号、特開平1−115455号、特開平2−30360
5号、特開平3−36241号等が開示されている。し
かし、これらに示されている材料には以下の問題があ
る。特開昭48−41918号、特開昭58−1774
37号および特公平2−58340号では十分な耐酸化
性が得られない。特開昭63−218253号、特開昭
63−248447号、特開平2−303605号、特
公昭62−14626号、特開昭64−30653号お
よび特開平1−115455号は、REMとしてCeを
含有したミッシュメタルを主に添加しており、これらの
材料は耐酸化性が十分でない。
【0005】従って、これらの材料を板厚0.2mm以
下の箔として触媒コンバーター用メタルハニカム材とし
て使用した場合には、耐酸化性が不十分であるため短時
間で異常酸化を生じてメタルハニカムは破損してしま
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
Fe−Cr−Al合金では高温下で、しかも0.2mm
以下の合金箔として使用される触媒コンバーター用の材
料としては耐酸化性が不充分であり、材料全体が酸化物
に変化する、いわゆる異常酸化を起こすなど使用に耐え
ないのが実情である。本発明は、上述した従来技術の欠
点を解消した高温での耐酸化性に優れたFe−Cr−A
l系合金および板厚が0.2mm以下とした合金箔を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決されるための手段】すなわち、本発明によ
れば、C:0.05重量%以下、 N:0.02重量
%以下、Si:1.0重量%以下、 Mn:1.5重
量%以下、S:0.01重量%以下、 Ti,Nb:
合計で0.05重量%以下、Ce:0.01重量%以
下、 Cr:10〜28重量%Al:1〜6重量%、
Ca:0.0003〜0.03重量%を含有し、
さらにLaおよびZrがLa:0.01〜0.20重量
%、 Zr:0.01〜1.0重量% 0.1≦〔Zr重量%〕/〔La重量%」≦20 ………(A) で、かつ(A)式を満足し、残部Feおよび不可避的不
純物よりなる、耐酸化性に優れたFe−Cr−Al系合
金が提供される。
【0008】本発明の合金は、上記成分に加えて、A1
Nの形成の阻止および耐酸化性向上の目的でV,Taお
よびHfのうち1種または2種以上を合計で1.0重量
%以下含有させてもよい。
【0009】また本発明の合金は、上記成分に加えて耐
酸化性向上の目的でさらにYを0.5重量%以下含有し
てもよい。
【0010】さらに本発明の合金は、上記成分に加えて
耐酸化性向上の目的でMgを0.0005〜0.03重
量%含有させてもよい。
【0011】さらに、上記の合金を0.2mm以下の箔
とすることにより優れた耐酸化性の効果はより顕著に発
揮される。
【0012】
【作用】以下に本発明をさらに詳細に説明する。まず、
本発明で非常に重要な要件である、耐酸化性を向上させ
る(A)式で表されるLaとZrの複合含有およびCa
の含有、さらに耐酸化性を劣化されるTi,Nb,Ce
の含有について述べる。
【0013】はじめに本発明者らは、1200℃での高
温におけるFe−Cr−Al系合金箔の耐酸化性につい
て元素の影響を調査した。その結果、LaとZrの複合
含有が、従来より明らかにされている希土類元素である
ランタノイド、Y,Hfなどの元素の単独の含有では実
現不可能な耐酸化性改善効果を有することが明らかとな
った。
【0014】図1は、重量比にして0.005%C,
0.15%Si,0.2%Mn,20%Cr,5%A
l,0.002%N,Ti,Nb合計で0.01%未
満,Ce0.005%未満で残部Feおよび不可避的不
純物より成る合金を基本組成とし、さらに、Zrを単独
で0.072%含有する合金、Laを単独で0.091
%含有する合金、La:0.091%とZr:0.07
5%を複合含有する合金、La:0.089%,Zr:
0.076%,Ca:0.0042%を複合含有する合
金の、板厚50μmの箔に対しての1200℃、大気中
での酸化時間に対する重量変化を示したものである。ま
た、図中には、実施例の項で定義される耐酸化寿命比の
値も合せて示した。図1より、La単独含有、Zr単独
含有のそれぞれが短時間で異常酸化により重量増加を起
こしているのに対し、LaとZrの複合含有ではそれぞ
れの単独含有での寿命の和に対して2倍以上の寿命を有
することがわかる。これは、単にLaとZrを複合含有
させたとしても双方の耐酸化性改善効果の和になるとす
る従来の考え方を逸脱する新たな発見がある。
【0015】本発明者らは、LaとZrの複合含有につ
いてさらに詳細な調査を行なった結果、LaとZrの複
合含有の効果を十分に発揮させるためには含有量を制限
する必要があることがわかった。これは図1からも推察
されるように、La,Zrの一方の含有量に対し他方の
含有量が極端に少なくなると単独含有の場合と同様の耐
酸化性しか得られないため、LaとZrの含有量の比は
一定の範囲内にある必要がある。図2は、重量比にし
て、0.005%C,0.15%Si,0.2%Mn,
20%Cr,5%Al,0.002%N,0.001〜
0.004%Ca,Ti,Nb合計で0.01%未満,
Ce:0.005%未満で、さらにLa:0.01〜
0.2%,Zr0.01〜1.0%を含有し残部Feお
よび不可避的不純物よりなる合金の、板厚50μmの箔
の耐酸化寿命比(後述する実施例で定義される)に及ぼ
すZr含有量とLa含有量の比(〔Zr含有量〕/〔L
a含有量〕の値)の影響を、La:0.01〜0.2重
量%、Zr:0.01〜1.0重量%の範囲で調査した
結果である。図2に示すように、LaとZrの含有量の
間に(A)式の関係がある時に優れた耐酸化性が得られ
ることが判明した。 0.1≦〔Zr重量%〕/〔La重量%〕≦20 ………(A)
【0016】本発明では、耐酸化性に関して(A)式が
最も重要な関係である。すなわち、LaとZrを含有し
たFe−Cr−Al系合金において(A)式を満足する
ことが高温における耐酸化性を改善する画期的な方法で
ある。
【0017】LaとZrは、(A)式を満足しても含有
量が少なすぎると十分な効果が発揮されない。そのため
にはLa,Zrともに0.01重量%以上の含有が必要
である。また、LaとZrは0.01重量%以上の含有
量で(A)式を満足させればその効果が十分発揮させる
ことができるが、Laは固溶限が小さく、それを越えて
含有させると金属Laが粒界に析出するため、含有量に
見合った耐酸化性が得られなくなるほか、熱間および冷
間での加工性が著しく劣化させるので、含有量の上限を
0.20重量%に限定する必要がある。また、Zrは、
過剰に含有させるとFe2 ZrやFe3 Zrなどの金属
間化合物を形成するため、逆に耐酸化性が劣化したり熱
間および冷間での加工性を逸するので、含有量の上限を
1.0重量%に限定する必要がある。
【0018】さらに本発明者らは、LaとZrの複合添
加の効果と第3元素の共存の影響を調査した。その結
果、Caの添加が効果があること、Ti,Nb,Ceが
きわめて有害であることが判明した。図1より、La,
Zr複合添加鋼に対しさらにCaを0.0042%含有
させることにより耐酸化寿命はさらに延び、耐酸化寿命
比にして3.6となっており、Ca添加によって、寿命
が1.6倍延びたことが分かる。Caの共存によるL
a,Zr複合添加効果の向上機構については明らかでな
いが、耐酸化性に対してきわめて有害であるSを無害化
するためと推察される。従って、Caを有効にはたらか
せるためには有害元素Sを低い値に抑えることが望まし
い。具体的には、Sを0.01重量%以下に抑えた上に
S固定のためCaを最低限0.0003重量%以上含有
させる必要がある。願わくば、Caの含有量は重量%に
してSの1.5倍以上が理想的である。しかし、0.0
3重量%を超えて含有させると、デンドライト粒間に偏
析して粒界強度を低下させ、熱間加工性を著しく劣化さ
せるため上限を0.03重量%ととし、範囲を0.00
03〜0.03重量%に限定した。
【0019】また、機構については明らかでないがT
i,Nb,CeはLa,Zr複合添加効果を減少させて
しまう。従って、これらの元素をLa,Zr複合添加の
効果が損なわれない程度に低く抑える必要がある。具体
的には、TiとNbは合計で0.05重量%以下、願わ
くば0.03重量%以下、Ceは0.01重量%以下に
抑える必要がある。
【0020】以下に、その他の合金元素の作用および数
値限定理由について説明する。 Cr:Crは、Alの耐酸化性を向上させる効果を助け
る役割を持つばかりでなくCr自体が耐酸化性を向上さ
せる効果を有する元素であり、それらの効果を十分発揮
させるために10重量%以上の含有が必要である。Cr
の耐酸化性向上効果は、含有量の増加に伴って増加し、
特に18重量%以上含有することで優れた耐酸化性が得
られるが、28重量%を越えて含有させると、靱性およ
び延性が低下し製造性を逸するので範囲を10〜28重
量%に限定した。
【0021】Al:Alは、耐酸化性を維持するために
必要不可欠な元素であり、含有量の増加に伴って高温で
かつ長時間の使用に耐え得る材料となる。その効果を十
分発揮させるためには、最低でも1重量%以上の含有が
必要である。しかし、10重量%を越えて含有させる
と、合金鋼の靱性が著しく低くなり冷間圧延で割れを生
じるため上限を10重量%とし、範囲を1〜10重量%
とした。
【0022】CおよびN:CおよびNは、フェライト系
ステンレス鋼においては共に固溶限が小さく、主として
炭化物、窒化物として析出し耐食性を劣化させるほか、
鋼板の靱性および延性を著しく低下させる。特にNはA
lと窒化物を形成し有効Al(固溶Al)を減少させる
ばかりでなく、巨大な窒化物が箔製造時の欠陥の原因と
なり歩止りを著しく劣化させるので、できるだけ少ない
方が望ましいが、工業的、経済的な溶製技術を考慮して
上限をC:0.05重量%、N:0.02重量%とし
た。
【0023】Si,Mn:SiとMnは、Al脱酸の予
備脱酸材として添加された場合合金中に残存することが
あるが、Siは酸化スケールの耐はくり性を低下させ、
またMnは耐酸化性および耐食性を劣化させるのでとも
に少ない方がよいが工業的および経済的な溶製造技術を
考慮して、Siは1.0重量%以下、Mnは1.5重量
%以下に限定した。
【0024】V,Ta,Hf:これらの元素は、AlN
を形成してAlを消耗し耐酸化性を劣化させるNを無害
化する効果を有するが、過剰に含有させると、これら元
素の固溶量が増大し逆に耐酸化性を劣化させたり熱間お
よび冷間での加工性を低下させるので上限を含有量の合
計で1.0重量%とした。
【0025】Y:Yは、Fe−Cr−Al合金に高温で
生成する酸化皮膜の密着性を向上させることを通じて耐
酸化性を向上させる効果を有する。これらの元素はその
効果のために多い方が望ましいが、Fe−Cr−Al合
金に対する固溶限が小さい上に固溶限を越えて含有させ
ると、粒界に析出して加工性を劣化させるため、上限を
0.50重量%とした。
【0026】Mg:Mgは、0.0005重量%以上含
有した場合には非常に緻密なAl2 3 スケールを生成
させ耐酸化性を向上させる元素であるが、0.03重量
%を超えて含有すると熱延性等の製造性が著しく低下す
るためにその上限を0.03重量%とした。
【0027】本発明合金鋼は、通常の転炉法により溶製
され溶融状態で成分調整を行い、鋼塊あるいはスラブに
鋳込まれ、500〜1300℃の温度範囲内で圧下率5
0%以上の熱間圧延を行った後で焼鈍を行い、さらに冷
間圧延と焼鈍を繰り返し行って、必要な厚さのコイルあ
るいは切板として製造される。
【0028】圧延された材料は、圧延ままの状態で使用
することができるが、焼鈍された最終製品を製造する場
合には、低酸素分圧の不活性ガス雰囲気下あるいは還元
ガス雰囲気下で光輝焼鈍(Bright annealing, BA)を
行う。この理由は、酸化性ガス雰囲気下で焼鈍を行う
と、合金中のAlが優先的に酸化されAl2 3 スケー
ルを形成して合金中のAlを消費し、かつAl2 3
ケールがハニカムの加工性を逸するためである。
【0029】上記合金は、特に板圧0.2mm以下とし
た場合に従来材に比較し優れた耐酸化性が得られ排ガス
コンバータ用のメタルハニカムとして最適な材料とな
る。
【0030】
【実施例】つぎに実施例に基づいて、本発明を具体的に
説明する。 (実施例)表1および表2に示す組成の合金を溶製し、
還元ガス雰囲気で光輝焼鈍し、圧延して箔とし、供試材
を得た。表1に示すのは本発明合金であり、表2に示す
のは比較合金である。以上の供試材について以下の試験
を行なった。供試材の耐酸化寿命の評価は、LaとZr
の複合含有による相乗効果およびCa添加の効果によっ
て寿命が延びたことを確認する観点と、Ti,Nb,C
eがLa,Zr複合添加の効果を劣化させる観点から、
La,Zr,Ca,Ti,Nb,Ce以外の成分を同一
とし、LaまたはZrを単独含有した比較材を製造して
耐酸化寿命を測定し、その寿命の和に対してLa,Z
r,Ca複合含有でさらに必要に応じてTi,Nb,C
eを含有させた材料の寿命が何倍になっているかを耐酸
化寿命比として評価した。ここで、耐酸化寿命とは、各
供試材の板厚50μmのBA箔を1200℃、大気開放
下で酸化時間と重量変化の関係を求め、重量変化が2.
0mg/cm2となった時点の総酸化時間で定義した。表3お
よび表4にそれぞれ本発明合金と比較合金の耐酸化寿命
比および備考欄に製造性を示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【0034】
【発明の効果】本発明は、Fe−Cr−Al系合金のL
aとZr含有量の比を限定することにより、従来考えら
れていたLaあるいはZrの単独含有の耐酸化寿命の単
純な和ではなく、それぞれの寿命の和以上の耐酸化寿命
を実現させるとともにLa,Zr複合添加の効果を向上
させるCaを適量含有させ、その効果を減少させるT
i,Nb,Ceを限定することにより高温での耐酸化性
を飛躍的に向上させたFe−Cr−Al系合金およびそ
の合金箔を提供する。本発明は、自動車をなどの触媒コ
ンパーター用材料をはじめとした、耐熱用材料として最
適な合金である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 重量比にして、0.005%C,0.15%
Si,0.2%Mn,20%Cr,5%Al,0.00
2%N,Ti,Nbの合計で0.01未満,Ce0.0
05%未満で、残部Feおよび不可避的不純物より成り
合金を基本組成とし、Zr単独含有、La単独含有、L
aとZrの複合含有、La,Zr,Caの複合含有の4
種の合金の板厚50μmの箔の酸化時間に対する重量変
化を示す図である。
【図2】 重量比にして、0.005%C,0.15%
Si,0.2%Mn,20%Cr,5%Al,0.00
2%N,0.001〜0.004%Ca,Ti,Nb合
計で0.01%未満,Ce0.005%未満で、さらに
La:0.01〜0.2%,Zr0.01〜1.0%を
含有し、残部Feおよび不可避的不純物より成る合金の
板厚50μmの箔の耐酸化寿命比と〔Zr重量%〕/
〔La重量%〕の値の関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−235255(JP,A) 特開 昭64−11946(JP,A) 特開 平5−202449(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 - 38/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C:0.05重量%以下、 N:0.0
    2重量%以下、 Si:1.0重量%以下、 Mn:1.5重量%以
    下、 S:0.01重量%以下、 Ti,Nb:合計で0.
    05重量%以下、 Ce:0.01重量%以下、 Cr:10〜28重量% Al:1〜6重量%、 Ca:0.0003〜
    0.03重量%を含有し、さらにLaおよびZrが La:0.01〜0.20重量%、 Zr:0.01〜
    1.0重量% 0.1≦〔Zr重量%〕/〔La重量%〕≦20 ………(A) で、かつ(A)式を満足し、残部Feおよび不可避的不
    純物よりなる、耐酸化性に優れたFe−Cr−Al系合
    金。
  2. 【請求項2】V,TaおよびHfのうちの1種または2
    種以上を合計で1.0重量%以下含有する請求項1に記
    載のFe−Cr−Al系合金。
  3. 【請求項3】Y:0.5重量%以下を含有する請求項1
    または2に記載のFe−Cr−Al系合金。
  4. 【請求項4】Mgを0.0005〜0.03重量%含有
    する請求項1〜3のいずれかに記載のFe−Cr−Al
    系合金。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のFe−C
    r−Al系合金を圧延により作製した0.2mm以下の
    箔。
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