JP2002155296A - 住居用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

住居用液体洗浄剤組成物

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JP2002155296A
JP2002155296A JP2000355165A JP2000355165A JP2002155296A JP 2002155296 A JP2002155296 A JP 2002155296A JP 2000355165 A JP2000355165 A JP 2000355165A JP 2000355165 A JP2000355165 A JP 2000355165A JP 2002155296 A JP2002155296 A JP 2002155296A
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group
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aliphatic
alkyl
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JP2000355165A
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Kaoru Muraoka
薫 村岡
Takayo Watanabe
崇代 渡邊
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】グリセリルエーテルに由来する異臭のマスキン
グ性に優れる住居用液体洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】(A)R-OCH2CH(OH)CH2OH〔RはC1〜1
1のアルキル基、アルケニル基、ベンジル基又はフェニ
ル基〕で表わされるグリセリルエーテル、(B)陰イオ
ン性、非イオン性及び両性界面活性剤から選ばれる界面
活性剤、(C)C6〜11の脂肪族1価、テルペン系又
はセスキテルペン系のアルコール、C9〜15の脂環式
アルコール、合成サンダル、C10〜17のエーテル、
C6〜14の脂肪族又はテルペン系のアルデヒド、C4
〜12の脂肪族又はC6〜17の環状ケトン、C7〜1
0のカルボン酸、C8〜11のラクトン、大環状、イン
ダン系又はテトラリン系のムスク、ニトリル、エチルト
リシクロ〔5.2.1.0 2,6〕デカン−2−イルカル
ボキシレート及びo−t−ブチルシクロヘキシルアセテ
ートから選ばれる1種以上の香料を含有する組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリセリルエーテ
ルを製造する際の原料に由来する異臭をマスキングし、
香気安定性に優れた住居用液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】油汚れ、石鹸カス汚れ等を軽い力で優れ
た洗浄力を有し、かつ被洗浄基材に対する損傷性が低
い、台所まわり用洗浄剤、浴室用洗浄剤として、グリセ
リルエーテル、テルペン系炭化水素、界面活性剤及びビ
ルダー等を含有する液体洗浄剤組成物(特開平11−2
56200号公報)が提案されている。しかしながら、
グリセリルエーテルと併用し相乗的に洗浄力を向上させ
ているテルペン系炭化水素は、香料としても使用される
が、グリセリルエーテルを製造する際の原料臭が残存
し、またテルペン系炭化水素のみでは香調が限られ、嗜
好性の高い香りを創作することは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、グリ
セリルエーテルを製造する際の原料に由来する異臭に対
するマスキング性に優れ、嗜好性の高い、香気安定性に
優れた住居用液体洗浄剤組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の(A)、
(B)及び(C): (A)次式(1) R-OCH2CH(OH)CH2OH (1) 〔式中、Rは炭素数1〜11のアルキル基もしくはアル
ケニル基、ベンジル基又はフェニル基を示す。〕で表わ
されるグリセリルエーテル、(B)陰イオン界面活性
剤、非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれ
る界面活性剤、(C)炭素数6〜11の脂肪族1価アル
コール、テルペン系アルコール、セスキテルペン系アル
コール、炭素数9〜15の脂環式アルコール、合成サン
ダル、炭素数10〜17のエーテル、炭素数6〜14の
脂肪族アルデヒド、テルペン系アルデヒド、炭素数4〜
12の脂肪族ケトン、炭素数6〜17の環状ケトン、炭
素数7〜10のカルボン酸、炭素数8〜11のラクト
ン、大環状ムスク、インダン系ムスク、テトラリン系ム
スク、ニトリル、エチルトリシクロ〔5.2.1.0
2,6〕デカン−2−イルカルボキシレート及びo−t−
ブチルシクロヘキシルアセテートから選ばれる1種以上
の香料を含有する住居用液体洗浄剤組成物を提供するも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で使用する成分(A)の式
(1)で表わされるグリセリルエーテルのRが、炭素数
1〜11のアルキル基又はアルケニル基である場合は、
直鎖又は分岐鎖であってもよい。式(1)のRとして
は、油汚れ、石鹸カス汚れ等の洗浄力の点で、炭素数3
〜10、特に4〜6のアルキル基が好ましい。
【0006】成分(A)は、R基を有する対応のアルコ
ールと1−クロロ−2,3−エポキシプロパン(エピク
ロロヒドリン)を、ルイス酸触媒の存在下でエーテル化
反応により縮合し、加水分解を行ってエポキシ環を開環
する方法により得ることができる。
【0007】成分(A)は、住居用液体洗浄剤組成物
に、充分な洗浄力を付与し、水系における安定性を向上
させる点で、0.1〜50重量%(以下単に%と記載す
る)、好ましくは0.5〜30%、特に1〜20%含有
するのが好ましい。
【0008】本発明で使用する成分(B)の界面活性剤
は、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両性
界面活性剤から選ばれる。
【0009】陰イオン界面活性剤としては、例えば特開
平11−256200号公報3〜4頁に記載のものを挙
げることができるが、これらの中でも洗浄力及び洗浄後
の仕上がり性の面から下記の(1)〜(5)が好まし
い。
【0010】(1)直鎖又は分岐鎖アルキル基を有する
アルキルベンゼンスルホン酸塩類であって、アルキル基
の平均炭素数が8〜18のもの。
【0011】(2)ポリオキシアルキレン基を有する陰
イオン界面活性剤であって、ポリオキシアルキレンエー
テル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル
硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテ
ル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルアリールエ
ーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンモノ−又はジアル
キルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレンモノ−又
はジアルケニルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレ
ンモノ−又はジフェニルエーテルリン酸塩、ポリオキシ
アルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシ
アルキレンアルケニルエーテルカルボン酸塩、ポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシアル
キレンアルケニルエーテル酢酸塩、ポリオキシアルキレ
ンアルキルアミドエーテルカルボン酸塩、ポリオキシア
ルキレンアルケニルアミドエーテルカルボン酸塩等。
【0012】これらの陰イオン界面活性剤におけるアル
キル基又はアルケニル基としては、炭素数4〜26のも
のが好ましく、炭素数8〜24のものが特に好ましい。
また、これらのアルキル基又はアルケニル基は直鎖でも
分岐鎖でもよい。また、上記陰イオン界面活性剤におけ
るポリオキシアルキレン基としては、ポリオキシエチレ
ン基、ポリオキシプロピレン基、ポリオキシブチレン基
を挙げることができるが、ポリオキシエチレン基、ポリ
オキシプロピレン基が好ましい。また、ポリオキシアル
キレン基の付加モル数は、好ましくは1〜20であり、
特に好ましくは1〜10である。更に、上記陰イオン界
面活性剤における塩としては、ナトリウム、カリウム等
のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアル
カリ土類金属塩、アンモニウム塩、モノ−、ジ−又はト
リエタノールアミン等のアルカノールアミン塩等を挙げ
ることができる。
【0013】(3)アルキル又はアルケニル硫酸塩であ
って、アルキル基又はアルケニル基の平均炭素数が8〜
20のもの。
【0014】(4)飽和又は不飽和脂肪酸塩類であっ
て、平均10〜24の炭素原子を有するもの。
【0015】(5)式(2)で表わされるジフェニルエ
ーテルジスルホン酸型陰イオン界面活性剤。
【0016】
【化1】
【0017】〔式中、R2、R3は、炭素数6〜22の直
鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基又
は水素原子を示し(だたし、R2、R3は両方が水素原子
となることはない)、M及びM'は、水素原子、アルカ
リ金属、アンモニウム基又はアルカノール置換アンモニ
ウム基を示す。〕
【0018】また、(2)の中でも、ポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンア
ルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテル酢酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエ
ーテル酢酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルアミドエ
ーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニル
アミドエーテルカルボン酸塩が特に好ましい。ここで、
ポリオキシアルキレンアルキルアミドエーテルカルボン
酸塩及びポリオキシアルキレンアルケニルアミドエーテ
ルカルボン酸塩としては、下記の式(3)で表わされる
アミドエーテルカルボン酸塩を挙げることができる。
【0019】
【化2】
【0020】〔式中、R4は、炭素数5〜21の直鎖又
は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、x及び
yは、それぞれ1≦x+y≦20を満足する0〜20の
平均重合度を示し、Aは(C2H4O)k(C3H6O)jCH2COOM'''
(C2H4O)k(C3H6O)jCH2CH2OH、水素原子又は炭素数1〜3
のアルキル基を示し、k及びjは、それぞれ0≦k+j
≦20を満足する0〜20の平均重合度を示し、M''
びM'''は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモ
ニウム基又はアルカノール置換アンモニウム基を示
す。〕
【0021】また、上記のアミドエーテルカルボン酸塩
には、製造中間体である、式(3)に-CH2COOM''が付加
していない化合物が若干量混入している場合があるが、
このような混合物を使用してもよい。
【0022】更に好ましい陰イオン界面活性剤の例とし
ては、ポリオキシエチレン(EO=1〜10)炭素数8
〜24のアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン
(EO=1〜10)炭素数8〜24のアルキルエーテル
酢酸塩、ポリオキシエチレン(EO=1〜10)炭素数
8〜24のアルキルアミドエーテルカルボン酸塩を挙げ
ることができる。
【0023】非イオン界面活性剤としては、例えば特開
平11−256200号公報4〜5頁に記載のものを挙
げることができ、これらの中でも下記の(1)〜(5)
が好ましい。
【0024】(1)ポリオキシエチレンアルキル又はア
ルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケニ
ル基の平均炭素数が10〜20であり、エチレンオキサ
イド付加モル数が平均で1〜30モルであるもの。
【0025】(2)ポリオキシプロピレンアルキル又は
アルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケ
ニル基の平均炭素数が10〜20であり、プロピレンオ
キサイド付加モル数が平均で1〜20モルであるもの。
【0026】(3)下記の式(4)で表わされる高級脂
肪酸アルカノールアミド類又はアルキレンオキサイド付
加物。
【0027】
【化3】
【0028】〔式中、R5は炭素数10〜20のアルキ
ル基又はアルケニル基を示し、R6、R 7は同一又は異な
る水素原子又はCH3を示し、pは1〜3の数、qは0〜
3の数を示す。〕
【0029】(4)アミンオキサイド類。例えば炭素数
1〜24の直鎖又は分岐鎖アルキル基又はアルケニル基
を有するアルキル又はアルケニルアミンオキサイドを挙
げることができる。より好ましいアミンオキサイドとし
ては、下記の式(5)で表わされるアルキルアミンオキ
サイドを挙げることができる。
【0030】
【化4】
【0031】〔式中、R8は炭素数8〜24のアルキル
基又はアルケニル基を示し、R9及びR 10は同一又は異
なる炭素数1〜3のアルキル基を示し、Dは-NHC(=O)-
基又は-C(=O)NH-基を示し、Eは炭素数1〜5のアルキ
レン基を示し、a及びbはa=0かつb=0又はa=1
かつb=1を示す。〕 上記式(5)において、R8は炭素数8〜24のアルキ
ル基又はアルケニル基であるが、特に炭素数12〜18
のアルキル基が好ましい。R9、R10は炭素数1〜3の
アルキル基であるが、特に炭素数1のメチル基が好まし
い。
【0032】(5)アルキル多糖類。例えば、下記の式
(6)で表わされるアルキル多糖類。 R11(OR12)xGy (6) 〔式中、R11は、直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のア
ルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を示
し、R12は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭
素数5〜6を有する還元糖に由来する残基を示し、x
(平均値)は0〜5を示し、y(平均値)は1〜5を示
す。〕
【0033】式中のxはその平均値が0〜5であるが、
この値を変えることにより、洗浄剤組成物の水溶性及び
結晶性を調整できる。つまり、xの値が大きいもの程、
水溶性が高くなり、かつ結晶性が低くなる傾向にある。
好ましいxの値は0〜2であり、特に好ましくは0であ
る。
【0034】式中のyは、その平均値が1より大きい場
合、つまり2糖類以上の糖鎖を親水性基とする場合、糖
鎖の結合様式が1−2、1−3、1−4、1−6結合の
もの、更にα−、β−ピラノシド結合又はフラノシド結
合又はこれらの混合された結合様式を有する任意の混合
物を含むことが可能である。また、式(6)中のyの平
均値は1〜5、好ましくは1〜1.5、より好ましくは
1.1〜1.4である。なお、yの測定値はプロトンN
MR法によるものである。
【0035】式中のR11は、溶解性及び洗浄性の点から
炭素数10〜14のアルキル基が好ましい。R12は、水
溶性の点から炭素数2〜3のアルキレン基が好ましい。
【0036】式中のGは単糖類もしくは2糖類以上の原
料によってその構造が決定されるが、このGの原料とし
ては、単糖類ではグルコース、フルクトース、ガラクト
ース、キシロース、マンノース、リキソース、アラビノ
ース又はこれらの混合物等を挙げることができ、2糖類
以上ではマルトース、キシロビオース、イソマルトー
ス、セロビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スク
ロース、ニゲロース、ツラノース、ラフィノース、ゲン
チアノース、メレジトース又はこれらの混合物等を挙げ
ることができる。これらのうち、好ましい原料は、それ
らの入手容易性及びコストの点から、単糖類ではグルコ
ース及びフルクトースであり、2糖類以上ではマルトー
ス及びスクロースである。これらの中でも特に入手容易
性の点からグルコースが好ましい。
【0037】更に、次の式(7)
【0038】
【化5】
【0039】で表わされるアルキルメチルグルカミド、
ペンタエリスリトール・イソステアリルグリシジルエー
テルの1モル付加体、ソルビトール・イソステアリルグ
リシジルエーテルの1モル付加体、マンニトール・2−
オクチルドデシルグリシジルエーテルの1モル付加体、
メチルグルコシド・イソステアリルグリシジルエーテル
の1モル付加体、ジグリセリン・イソステアリルグリシ
ジルエーテルの1モル付加体、フィタントリオール等の
1分子中に少なくとも1個の長鎖分岐アルキル基又はア
ルケニル基及び少なくとも3個の水酸基を有する非イオ
ン界面活性剤を挙げることができる。
【0040】これらの非イオン界面活性剤の中でも、
(3)、(4)又は(5)の非イオン界面活性剤が特に
好ましい。
【0041】両性界面活性剤としては、例えば特開平1
1−256200号公報5〜6頁に記載されるものを挙
げることができ、下記の式(8)、(9)、(10)及
び(11)で表わされるベタイン類から選ばれる1種以
上を挙げることができる。
【0042】
【化6】
【0043】〔式中、R14は炭素数8〜22の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R15、R
16は同一又は異なって水酸基が置換していてもよい炭素
数1〜5のアルキル基を示し、R17は炭素数7〜21の
直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、
Yは水素原子又は水酸基を示し、r、s、tは1〜3の
数を示し、uは1〜5の数を示し、vは1以上の数を示
し、w、xは、0≦w+x≦4である数を示す。〕
【0044】式(8)中、R14は洗浄力の点で炭素数8
〜18のアルキル基が好ましく、特に炭素数10〜16
のアルキル基が好ましい。同様の理由で、R15、R16
それぞれメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基が
好ましく、rは1が好ましい。
【0045】式(9)中、R14は洗浄力の点で炭素数8
〜18の飽和アルキル基が好ましく、特に炭素数10〜
16のアルキル基が好ましい。同様の理由で、R15、R
16はそれぞれメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル
基が好ましく、sは1が好ましく、tは1が好ましい。
【0046】式(10)及び(11)中、R17は洗浄力
の点で炭素数9〜15のアルキル基が好ましい。同様の
理由で、R15、R16はそれぞれメチル基、エチル基又は
ヒドロキシエチル基が好ましく、uは2又は3が好まし
く、vは1が好ましく、wは1が好ましく、xは1が好
ましい。これらの具体例として、アルキルアミドプロピ
ル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、アルキルアミドプ
ロピル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルス
ルホベタイン、アルキルアミドプロピル−N,N−ジメ
チル−プロピルスルホベタイン等を挙げることができ
る。これらの中でも、洗浄力、起泡力の点で、ラウリン
酸アミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ミ
リスチン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタ
イン、コカミドアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸
ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリ
ン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキ
シプロピルベタイン等が好ましい。
【0047】成分(B)は、2種以上を併用してもよ
い。上記したものの中でも洗浄性の点から非イオン界面
活性剤、両性界面活性剤が好ましい。本発明の住居用液
体洗浄剤組成物中に、充分な洗浄力を付与し、経済性を
考慮すると、0.01〜30%、好ましくは0.01〜
20%、特に0.1〜10%が好ましい。
【0048】本発明で使用する成分(C)の香料の好ま
しいものとして、エチルトリシクロ〔5.2.1.0
2,6〕デカン−2−イルカルボキシレート(例えばフル
テート(花王))、o−t−ブチルシクロヘキシルアセ
テートのほか、次のものが挙げられる。炭素数6〜11
の脂肪族1価アルコールとしては、シス−3−ヘキセノ
ール、2,6−ジメチル−2−ヘプタノール、4−メチ
ル−3−デセン−5−オールが挙げられる。テルペン系
アルコールとしては、リナロール、ゲラニオール、シト
ロネロール、ジヒドロミルセノール、l−メントール、
ターピネオール、ボルネオールが挙げられる。セスキテ
ルペン系アルコールとしては、ネロリドール、セドロー
ル、ベチベロールが挙げられる。
【0049】炭素数9〜15の脂環式アルコールとして
は、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−メタ
ノール、4−イソプロピルシクロヘキサノール、1−
(2−t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノ
ールが挙げられる。合成サンダルとしては、サンタロー
ル、バグダノール、2−メチル−4−(2,2,3−ト
リメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテ
ン−1−オール(例えば、サンダルマイソルコア(花
王))が挙げられる。炭素数10〜17のエーテルとし
ては、1,8−シネオール、ローズオキサイド、アネト
ールが挙げられる。炭素数6〜14の脂肪族アルデヒド
としては、オクチルアルデヒド、デシルアルデヒド、ウ
ンデシレンアルデヒド、メチルノニルアセトアルデヒド
が挙げられる。
【0050】テルペン系アルデヒドとしては、シトラー
ル、シトロネラール、ペリラアルデヒドが挙げられる。
炭素数4〜12の脂肪族ケトンとしては、メチルアミル
ケトン、メチルヘキシルケトン、メチルノニルケトン、
コアボンが挙げられる。炭素数6〜17の環状ケトンと
しては、マルトール、エチルマルトール、ジヒドロジャ
スモン、シス−ジャスモン、イソ・イー・スーパーが挙
げられる。炭素数7〜10のカルボン酸としては、安息
香酸、フェニル酢酸が挙げられる。炭素数8〜11のラ
クトンとしては、γ−ウンデカラクトン、クマリン、ジ
ャスモラクトン、ジャスミンラクトンが挙げられる。
【0051】大環状ムスクとしては、ムスコン、エチレ
ンブラシレート、シクロペンタデカノン、シクロペンタ
デカノリドが挙げられる。インダン系、テトラン系ムス
クとしては、5−アセチルテトラメチルイソプロピルイ
ンダン、ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタベンゾ
ピラン(例えば、(パールライド(花王)))、6−ア
セチルヘキサテトラリンが挙げられる。ニトリルとして
は、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、トリデ
セン−2−ニトリルが挙げられる。
【0052】成分(C)としては、シス−3−ヘキセノ
ール、リナロール、2,4−ジメチル−3−シクロヘキ
セン−1−メタノール、2−メチル−4−(2,2,3
−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−
ブテン−1−オール、1,8−シネオール、ウンデシレ
ンアルデヒド、シトロネラール、メチルアミルケトン、
イソ・イー・スーパー、フェニル酢酸、γ−ウンデカラ
クトン、シクロペンタデカノリド、ヘキサメチルヘキサ
ヒドロシクロペンタベンゾピラン、ゲラニルニトリル、
エチルトリシクロ〔5.2.1.02,6〕デカン−2−
イルカルボキシレート、o−t−ブチルシクロヘキシル
アセテート等が特に好ましい。
【0053】成分(C)は、2種以上を併用してもよ
く、本発明の住居用液体洗浄剤組成物中に、0.001
〜2%、特に0.01〜2%含有するのが好ましい。
【0054】本発明の住居用液体洗浄剤組成物は、成分
(C)の香料に加えて、成分(D)テルペン系炭化水素
を含有すると、グリセリルエーテルを製造する際の原料
に由来する異臭をマスキングする点で好ましい。成分
(D)のテルペン系炭化水素としては、α−ピネン、β
−ピネン、カンフェン、ミルセン、リモネン、ターピノ
レン、オシメン、α−フェランドレン、p−サイメン、
β−カリオフィレン、β−ファルネセン等が挙げられ
る。このうち、特に、リモネン、ターピノレン等が好ま
しい。
【0055】成分(D)は、2種以上を併用してもよ
く、本発明の住居用液体洗浄剤組成物中に、0.001
〜10%、好ましくは0.01〜8%、特に0.02〜
5%含有するのが好ましく、成分(C)と成分(D)と
は含有重量比率で、成分(C)/成分(D)=1/10
00〜2000/1、好ましくは1/800〜200/
1、特1/500〜100/1含有するのが好ましい。
【0056】本発明の住居用液体洗浄剤組成物は、これ
らの成分(A)〜(C)のほかに、適宜使用される成分
をバランス量の水とともに配合して製造される。本発明
の住居用液体洗浄剤組成物は、洗浄力を高めるため、pH
が7.0〜14.0(25℃)、好ましくは8.0〜1
3.5、特に9.0〜13.0であるのが好ましい。
【0057】本発明の住居用液体洗浄剤組成物は、硬質
体、例えばプラスチック、ゴム、金属、タイル、レン
ガ、コンクリート、セメント、ガラス、木等からなる
床、階段、壁等の固定物のほか、それらからなる各種器
械、器具、道具、家具等の洗浄に好適であって、例え
ば、浴室用、台所まわり用、床用、ガラス用、トイレ
用、内壁用等の住居用の洗浄、及びオフィス内、飲食店
内等の建築物内のあらゆる汚れ等の洗浄剤組成物として
有用である。
【0058】
【実施例】以下の実施例では、次の住居用液体洗浄剤組
成物を使用した。 組成 % グリセリルエーテル(R=sec-C5H11) 5 ラウリルジメチルアミンオキサイド 2 ラウリルグルコシド(y=1.3) 2 モノエタノールアミン 5 EDTA−4Na 2 香料(表) 0.08 水 83.92 pH 12.0(25℃)
【0059】においの評価 香料専門パネラー5名が下記基準でにおいの評価を行っ
た。 (1)香気安定性 住居用液体洗浄剤組成物30gを100mLガラス容器に
入れ、密封し、50℃で20日間静置保存した後、−5
℃で同期間保存したサンプルをにおいの基準として、パ
ネラーが評価した。 −:ほとんど変化が認められない ±:わずかに変化が認められる +:変化が認められる パネラー5名のうち、1名でも「+」と評価した場合は
「×」、「+」がなく「−」が3名以下の場合は
「△」、「+」がなく「−」が4名以上の場合は「○」
と判定した。
【0060】(2)異臭のマスキング 住居用液体洗浄剤組成物30gを100mLガラス容器に
入れ、ガラス容器の口でのにおいをパネラーが評価し
た。 −:異臭がにおわない ±:異臭がややにおう +:異臭がにおう パネラー5名のうち、1名でも「+」と評価した場合は
「×」、「+」がなく「−」が3名以下の場合は
「△」、「+」がなく「−」が4名以上の場合は「○」
と判定した。
【0061】実施例1 住居用液体洗浄剤組成物中の香料0.08%を、表1及
び表2の本発明の成分(C)とした場合及び表3の比較
香料とした場合の、香気安定性及び異臭マスキング効果
を評価した結果を表1〜3に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】本発明品は、いずれも香気安定性に優れ、
使用時は良好な香りであった。比較品はいずれも充分な
香気安定性は得られず、異臭のマスキングも不充分で好
ましくない香りであった。
【0066】実施例2 住居用液体洗浄剤組成物中の香料0.08%を、次に記
載する香料組成物0.08%としたときの香気安定性及
び異臭マスキング効果の評価を行った。 香料組成物(イ) 香調 シトラスフルーティタイプの芳香 (C)シトラール 5% エチルトリシクロ〔5.2.1.02,6〕 20 デカン−2−イルカルボキシレート (フルテート(花王)) シトロネロール 40 (D)リモネン 35 香料組成物(ロ) 香調 フレッシュグリーンタイプの芳香 (C)シス−3−ヘキセノール 5% ゲラニオール 60 2,4−ジメチル−3−シクロ ヘキセン−1−メタノール 25 (D)α−ピネン 10 香料組成物(ハ)香調 フローラルウッディタイプの芳香 (C)ターピネオール 15% 2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル 25 −3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブ テン−1−オール(サンダルマイソルコア(花王)) リナロール 55 (D)β−カリオフィレン 5 香料組成物(ニ) 香調 フレッシュフローラルタイプの芳香 (C)ローズオキサイド 5% ゲラニオール 40 ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン 45 (パールライド(花王)) (D)ターピノレン 10
【0067】香料組成物(イ)〜(ニ)は、いずれもア
ルカリ性の住居用液体洗浄剤組成物中において香気安定
性に優れ、グリセリルエーテルに由来する異臭のマスキ
ング性においても優れていた。
【0068】
【発明の効果】本発明の住居用液体洗浄剤組成物は、香
気安定性に優れ、グリセリルエーテルに由来する異臭の
マスキング性に優れる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C): (A)次式(1) R-OCH2CH(OH)CH2OH (1) 〔式中、Rは炭素数1〜11のアルキル基もしくはアル
    ケニル基、ベンジル基又はフェニル基を示す。〕で表わ
    されるグリセリルエーテル、(B)陰イオン界面活性
    剤、非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれ
    る界面活性剤、(C)炭素数6〜11の脂肪族1価アル
    コール、テルペン系アルコール、セスキテルペン系アル
    コール、炭素数9〜15の脂環式アルコール、合成サン
    ダル、炭素数10〜17のエーテル、炭素数6〜14の
    脂肪族アルデヒド、テルペン系アルデヒド、炭素数4〜
    12の脂肪族ケトン、炭素数6〜17の環状ケトン、炭
    素数7〜10のカルボン酸、炭素数8〜11のラクト
    ン、大環状ムスク、インダン系ムスク、テトラリン系ム
    スク、ニトリル、エチルトリシクロ〔5.2.1.0
    2,6〕デカン−2−イルカルボキシレート及びo−t−
    ブチルシクロヘキシルアセテートから選ばれる1種以上
    の香料を含有する住居用液体洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 更に(D)テルペン系炭化水素を含有す
    る請求項1記載の住居用液体洗浄剤組成物。
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