JP2020200395A - 硬質表面用処理剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬質表面を処理した瞬間は仄かに香るが、処理後は香りがほとんど残らない硬質表面用処理剤組成物を提供する。【解決手段】(a)香料成分、(b)界面活性剤、及び水を含有し、(a)中、(a1)LogPowが1.5以上5.0以下かつ蒸気圧1.33Pa以上の香料成分の割合が80質量%以上であり、(a)成分の含有量が0.1ppm以上100ppm以下であり、(b)成分の含有量が100ppm以上10,000ppm以下である、硬質表面用処理剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は硬質表面用処理剤組成物に関する。
近年、キッチンやテーブルなどを安全性の観点からエタノールなどの殺菌性溶剤や界面活性剤などの洗浄成分が含まれた硬質表面処理液を接触させて拭き掃除することが一般的に行われている。また、このような硬質表面処理剤に香料を応用する技術も研究されている。
特許文献1には、エタノールと所定の界面活性剤と炭化水素系香料を所定範囲の含有量で含有する除菌用組成物が開示されている。
また、特許文献2には、乳化作用を有する水溶性のアニオン性ポリマー及び香料を含有する乳化液が含浸されてなる硬質表面用ウエットシートであって、前記ウエットシートは、該ウエットシートによって硬質表面を拭くことで、該ウエットシートから前記含浸された乳化液を該硬質表面に放出させた後、該硬質表面を洗い流さず、該乳化液及び該乳化液中の前記香料が該硬質表面に残留するように用いられるものである硬質表面用ウエットシートが開示されている。
また、特許文献3には、所定の界面活性剤、窒素含有ポリマー、並びに、水および任意の有機溶媒を包含する水性担体を含む抗菌性硬質表面清浄用組成物が開示されている。
特開2011−236204号公報 特開2013−255605号公報 特表2003−510450号公報
特許文献1〜3は、例えば実施例で比較的高濃度で香料を用いていることから、硬質表面を処理する場面や処理後に好ましい香りを呈することを目的としていると推察される。しかし、乳幼児のいる家庭などでは、テーブルなどの手、指、口に接触する対象物には逆に香りが残らないか無臭の処理剤の方が好まれる場合も多い。すすぎ工程を行う洗浄剤組成物では、洗い流すことにより香りを除去できるが、硬質表面用除菌・抗菌剤や硬質表面の仕上げ処理に用いられる処理剤のようなすすぎ工程を伴わないような処理剤では、香料を含有しない方が好まれる場合もある。一方で処理した場合に香りが全くない水拭きのような方法の場合には、処理した達成感を感じない利用者も多い。こうした背景から、例えば、処理した瞬間は仄かに香るが、処理後は香りがほとんど残らない(以後、低残香性という場合もある)硬質表面処理剤が提供できれば、このような新たな要求に応えられるものとなる。
本発明は、硬質表面を処理した瞬間は仄かに香るが、処理後は香りがほとんど残らない硬質表面用処理剤組成物を提供する。
本発明は、(a)香料成分[以下(a)成分という]、(b)界面活性剤[以下(b)成分という]、及び水を含有し、
(a)成分中、(a1)LogPowが1.5以上5.0以下かつ蒸気圧1.33Pa以上の香料成分[以下(a1)成分という]の割合が80質量%以上であり、
(a)成分の含有量が0.1ppm以上100ppm以下であり、
(b)成分の含有量が100ppm以上10,000ppm以下である、
硬質表面用処理剤組成物に関する。
また、本発明は、(a)成分と水とを含有する水性混合物と、(b)成分と、水とを混合する、前記本発明の硬質表面用処理剤組成物の製造方法に関する。
本発明によれば、硬質表面を処理した瞬間は仄かに香るが、処理後は香りがほとんど残らない硬質表面用処理剤組成物が提供される。
本発明は、(a)成分を0.1ppm以上100ppm以下、(b)成分を100ppm以上10,000ppm以下含有する硬質表面用処理剤組成物に関する。
硬質表面の処理に用いられる処理剤には、界面活性剤が配合される場合が多い。しかし、通常、界面活性剤は香料成分を保持するため、硬質表面を処理した場合には界面活性剤とともに香料成分は残香してしまう。また、界面活性剤を用いずに香料を含有する水性組成物で処理した場合、処理直後の瞬間には香り立ちが強くなる傾向にある。本発明では、(a1)成分である特定のLogPowと蒸気圧を有する親水性香料と(b)成分の界面活性剤を、それぞれ、特定量用いることで、硬質表面を処理した瞬間の仄かな香と、処理後の低残香性を有する硬質表面処理剤組成物が得られる。
<(a)成分>
本発明の(a)成分は、LogPowが1.5以上5.0以下かつ蒸気圧1.33Pa以上の香料成分[(a1)成分]の割合が80質量%以上である香料成分である。
(a1)成分のLogPowは、処理した瞬間の仄かな香りと、処理後の低残香性(単に低残香性という場合もある)の観点から、1.5以上、好ましくは2.0以上、そして、5.0以下、好ましくは3.5以下、より好ましくは3.0以下である。
(a1)成分の蒸気圧は、処理後の低残香性の観点から、1.33Pa以上、好ましくは2.00Pa以上、より好ましくは2.67Pa以上、そして、好ましくは400Pa以下、より好ましくは267Pa以下である。
(a1)成分のLogPowが1.5以上5.0以下かつ蒸気圧1.33Pa以上の香料成分としては、環状エーテル型モノテルペン、モノテルペンアルコール及びモノテルペンケトンから選ばれる1種以上が好ましい。
(a1)成分としては、1,8−シネオール(2.76/207.98)、カンファー(2.18/1.43)、リナロール(2.55/11.09)、テルピネン−4−オール(2.75/5.69)、テルピネオール(2.63/2.61)、リモネン(4.35/193.32)、メントン(2.87/49.33)、酢酸リナリル(3.5/17.47)、ゲラニオール(2.77/2.12)、l−カルボン(2.01/17.33)、チモール(3.40/2.23)、シトラール(3.12/12.17)、シトロネロール(3.23/2.25)、酢酸イソボルニル(3.52/14.27)、サリチル酸メチル(2.45/7.12)、酢酸ヘキシル(2.83/193.32)、酢酸ゲラニル(3.72/6.17)、酢酸ベンジル(1.96/24.93)などが挙げられる。ここで、かっこ内の数字はLogPow/蒸気圧(Pa)を示す。
(a1)成分としては、1,8−シネオール(2.76/207.98)、カンファー(2.18/1.43)、リナロール(2.55/11.09)、テルピネン−4−オール(2.75/5.69)、テルピネオール(2.63/2.61)、リモネン(4.35/193.32)、メントン(2.87/193.32)、酢酸リナリル(3.5/17.47)、及びゲラニオール(2.77/2.12)から選ばれる1種以上の香料成分が好ましく、1,8−シネオール(2.76/207.98)、カンファー(2.18/1.43)、リナロール(2.55/11.09)、テルピネン−4−オール(2.75/5.69)から選ばれる1種以上の香料成分がより好ましい。
(a1)成分は、植物から精油成分を抽出する際に、例えば、水蒸気蒸留水として取得される水性成分中に含まれるものを用いてもよい。植物としては、ローズマリー、ラベンダー、レモンバーム、レモングラス、レモンバーベナ、ジャーマンカモミール、ローマンカモミール、クローブ、セントジョーンワート、タイム、ティーツリー、ネロリ、ペパーミント、ユーカリ、ローズ、ロースゼラニウム、スペアミント、ペパーミント、アルベンシスミント、ドクダミ、パルマローザ、ブラックマロー、ベルガモット、ゆず、よもぎ、エキナセア、ラベンダーなどが挙げられる。
(a)成分中、(a1)成分の割合は、80質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは95質量%以上、そして、好ましくは100質量%以下である。(a)成分の100質量%が(a1)成分であってよい。
(a1)成分以外の(a)成分としては、ジヒドロジャスモン酸メチル(2.42/0.16)、オイゲノール(2.4/1.26)、エチルバニリン(1.8/0.04)、ボルネオール(2.58/0.06)、γ−ウンデカラクトン(3.83/0.55)、1,3,5−ウンデカトリエン(5.15/13.33)、シトロネリルイソバレラート(イソ吉草酸シトロネリル)(5.66/4.00)、15−ペンタデカノラクトン(PENTALIDE(登録商標)としても知られている)(6.29/0.01)、アンブロキサン(登録商標)(5.27/0.52)、セドリルメチルエーテル(5.11/2.68)、cis−3−ヘキセン−1−オール(1.4/125.00)、ベンジルアルコール(1.10/7.14)、フェニルエチルアルコール(1.18/3.24)が挙げられる。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、界面活性剤である。界面活性剤としては、低残香性の観点から陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、及び非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤が好ましく、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から陽イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤がより好ましい。
陽イオン界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤が挙げられる。第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤としては、窒素原子に結合する基のうち、1つ又は2つが炭素数6以上18以下、好ましくは8以上14以下、特に好ましくは10以上12以下の炭化水素基、好ましくはアルキル基であり、残りが炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基及びアリールアルキル基(ベンジル基等)、好ましくはメチル基、エチル基、又はベンジル基からなる群から選ばれる基である4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤が挙げられる。なかでも、殺菌性能及び洗浄力を有する4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤が好ましく、殺菌性能の点から、ベンジル基を有する4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤が好ましい。
陽イオン界面活性剤としては、下記一般式(b1)で表される第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤が好ましい。
Figure 2020200395
〔式中、R11bは炭素数6以上18以下の炭化水素基を表す。R12b、R13bはそれぞれ独立に炭素数1以上3以下のアルキル基を表す。R14bは炭素数1以上3以下のアルキレン基を表す。Zは陰イオン基を表す。〕
一般式(b1)中、R11bは、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、好ましくは炭素数8以上、より好ましくは10以上、そして、好ましくは14以下、より好ましくは12以下の炭化水素基、好ましくはアルキル基又はアルケニル基、より好ましくはアルキル基である。
また一般式(b1)中、R12b、R13bはそれぞれ独立に炭素数1以上3以下のアルキル基であり、炭素数1以上2以下のアルキル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
また一般式(b1)中、R14bは炭素数1以上3以下のアルキレン基であり、炭素数1以上2以下のアルキレン基が好ましく、メチレン基がより好ましい。
また一般式(b1)中のZとしては、塩化物イオン等のハロゲンイオンが好ましい。Zとしては塩化物イオン(Cl)がより好ましい。
両性界面活性剤としては、アミンオキシド型界面活性剤、及びベタイン型界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤が挙げられる。
アミンオキシド型界面活性剤としては、下記一般式(b2)で表される化合物を挙げることができる。
Figure 2020200395
〔式中、R21bは炭素数7以上22以下の炭化水素基、好ましくはアルキル基又はアルケニル基、より好ましくはアルキル基を示し、R22b及びR23bは、同一又は異なって、炭素数1以上3以下のアルキル基を示す。Dは−NHC(=O)−基又は−C(=O)NH−基を示し、Eは炭素数1以上5以下のアルキレン基を示す。nは0又は1の数である。〕
上記一般式(b2)において、R21bは、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、好ましくは炭素数9以上18以下のアルキル基であり、より好ましくは炭素数11以上16以下のアルキル基であり、更に好ましくは炭素数11以上14以下のアルキル基であり、より更に好ましくは炭素数11のアルキル基である。R22b、R23bは、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、好ましくは炭素数1のメチル基である。nは、1が好ましい。nが1の化合物は、アミドアルキルアミンオキシド型界面活性剤である。
ベタイン型界面活性剤としては、スルホベタイン、及びカルボベタインから選ばれる1種以上の界面活性剤が挙げられる。
スルホベタインとしては、アルキル基の炭素数が好ましくは10以上、そして、好ましくは18以下、より好ましくは14以下のN−アルキル−N,N−ジメチル−N−スルホプロピルアンモニウムスルホベタイン、アルキル基の炭素数が好ましくは10以上、そして、好ましくは18以下、より好ましくは14以下のN−アルキル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシスルホプロピル)アンモニウムスルホベタイン、アルカノイル基の炭素数が好ましくは10以上、そして、好ましくは18以下、より好ましくは14以下のN−アルカノイルアミノプロピル−N,N−ジメチル−N−スルホプロピルアンモニウムスルホベタイン、アルカノイル基の炭素数が好ましくは10以上、そして、好ましくは18以下、より好ましくは14以下のN−アルカノイルアミノプロピル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシスルホプロピル)アンモニウムスルホベタインが挙げられる。
カルボベタインとしては、アルキル基の炭素数が好ましくは10以上、そして、好ましくは18以下、より好ましくは14以下のN−アルキル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタインや下記一般式(b3)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2020200395
〔式中、R31bは炭素数7以上21以下のアルキル基又はアルケニル基を示し、R32bはプロピレン基を示し、R33b及びR34bは、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下のアルキル基を示す。〕
一般式(b1)中、R31bは、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、炭素数が、好ましくは9以上、より好ましくは11以上、そして、好ましくは15以下、より好ましくは13以下のアルキル基又はアルケニル基であり、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基が好ましい。
一般式(b1)中、R33b及びR34bは、それぞれ独立に、好ましくはメチル基である。
非イオン界面活性剤としては、アルキルグリコシド型界面活性剤が挙げられる。
アルキルグリコシド型界面活性剤としては、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、下記一般式(b4)で表される化合物が好ましい。
41b−(OR42b (b4)
〔式中、R41bは直鎖の炭素数8以上、好ましくは10以上、そして、18以下、好ましくは16以下、より好ましくは14以下のアルキル基、R42bは炭素数2以上4以下のアルキレン基、好ましくはエチレン基又はプロピレン基、より好ましくはエチレン基であり、Gは還元糖に由来する残基、xは平均値0以上6以下の数、yは平均値1以上、そして、10以下、好ましくは5以下、より好ましくは2以下の数を示す。〕
一般式(b4)の化合物において、Gは還元糖に由来する残基であり、Gの原料の還元糖は、アルドースとケトースの何れであってもよい。また、Gの原料の還元糖は、炭素数が3のトリオース、炭素数が4のテトロース、炭素数が5のペントース、炭素数が6のヘキソースを挙げることができる。アルドースは、具体的には、アピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、グロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができる。また、ケトースは、具体的に、フラクトースを挙げることができる。本発明のGの原料の還元糖は、これらの中、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、炭素数5のアルドースであるアルドペントース又は炭素数6のアルドースであるアルドヘキソースであり、より好ましくはグルコースである。
本発明の硬質表面用処理剤組成物は、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、(b)成分として、陽イオン界面活性剤を含有することが好ましい。
また、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、(b)成分として、陽イオン界面活性剤と、両性界面活性剤、及び非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤とを含有することが好ましい。この場合、陽イオン界面活性剤の含有量(X)と、両性界面活性剤、及び非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤の含有量(Y)との質量比である、(X)/(Y)は、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、好ましくは0.01以上、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、そして、好ましくは15以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下、より更に好ましくは1以下である。
また、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、(b)成分として、陽イオン界面活性剤と、両性界面活性剤とを含有することが好ましい。この場合、陽イオン界面活性剤の含有量(X)と、両性界面活性剤の含有量(Y1)との質量比である、(X)/(Y1)は、好ましくは0.01以上、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、そして、好ましくは15以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下、より更に好ましくは1以下である。
<組成等>
一般に使用される香料成分は揮発性によってトップノート、ミドルノート、ベースノートの3種類に分けられ、トップノートは香りの嗅ぎ口に影響し、ミドルノートは香りの中心的役割を有し、ベースノートは残香性を付与する役割を有することが知られている。このような香料成分を含有する香料組成物を用いた場合には比較的蒸気圧の低いミドルノート香料やベースノート香料が残香し、仄かな香りと残香しない本発明の効果を得ることができない。また、トップノートの香料のみを用いた場合においても、例えばポリプロピレンなどの疎水性の硬質表面を処理した場合には疎水性の香料成分との親和性から残香する。この傾向は界面活性剤を含有する硬質表面処理剤組成物ではより顕著に起こる。これは界面活性剤が上記の香料成分の保留効果を有するためであると考えられる。
これに対して、本発明では、特定のLogPowと蒸気圧を有する(a1)成分の香料成分と界面活性剤を組み合わせることにより、初期の香り立ちが緩やかな仄かな香りを呈する。これは、(a1)成分が比較的親水性が高いことで処理直後に仄かな香り立ちをもたらすことに加え、界面活性剤の保留効果が(a1)成分に対してはむしろ香りを閾値以下とするように作用して処理後の香りの強度を抑えることで、低残香を可能にしているためであると推察している。
本発明の硬質表面用処理剤組成物は、(a)成分を、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、0.1ppm以上、好ましくは0.5ppm以上、より好ましくは1ppm以上、そして、100ppm以下、好ましくは50ppm以下、より好ましくは20ppm以下、更に好ましくは10ppm以下含有する。
本発明の硬質表面用処理剤組成物は、(a1)成分を、処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、好ましくは0.1ppm以上、好ましくは0.5ppm以上、より好ましくは1ppm以上、そして、100ppm以下、好ましくは50ppm以下、より好ましくは20ppm以下、更に好ましくは10ppm以下含有する
本発明の硬質表面用処理剤組成物は、(b)成分を、処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、及び、硬質表面に接触させた場合の濡れ広がり性の観点から100ppm以上、好ましくは200ppm以上そして、10,000ppm以下、好ましくは5000ppm以下、より好ましくは3000ppm以下含有する。
本発明では処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、(a)成分の含有量と(b)成分の含有量との質量比である(a)/(b)が、好ましくは0.0001以上、より好ましくは0.0005以上、更に好ましくは0.001以上、そして、好ましくは0.01以下、より好ましくは0.008以下、更に好ましくは0.005以下である。
本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面に接触させた場合の濡れ広がり性の観点から(c)揮発性有機溶媒(以下、(c)成分という)を含有することが好ましい。本発明において揮発性有機溶媒とは、大気圧(例えば1013.25hPa)で250℃以下の沸点を有する有機溶媒をいう。
(c)成分は、下記の(c1)〜(c3)の化合物から選ばれる1種以上の揮発性有機溶媒が挙げられる。
(c1):炭素数2以上7以下の脂肪族アルコール
(c2):アルキル基の炭素数1以上6以下のアルキルグリコールエーテル
(c3):炭素数2以上6以下の脂肪族ジオール
(c1)である炭素数2以上7以下の脂肪族アルコールとしては、エタノール、1−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、1−ペンタノール、3−ペンタノール、シクロペンタノール、1−ヘキサノール、及び1−ヘプタノールから選ばれる1種以上が挙げられる。
(c2)である炭素数1以上6以下のアルキルグリコールエーテルとしては、ブチルジグリコール、ヘキシルグリコール、ヘキシルジグリコール、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ブチルグリコール、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、及びプロピレングリコールモノプロピルから選ばれる1種以上が挙げられる。
(c3)である炭素数2以上6以下の脂肪族ジオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ペンタンジオール、及び1,6−ヘキサンジオールから選ばれる1種以上が挙げられる。
(c)成分は、硬質表面に接触させた場合の濡れ広がり性の観点から(c3)である炭素数2以上6以下の脂肪族ジオールが好ましく、エチレングリコール、及びプロピレングリコールから選ばれる1種以上が更に好ましい。
本発明の硬質表面用処理剤組成物は、(c)成分を含有する場合、(c)成分を、硬質表面に接触させた場合の濡れ広がり性の観点から好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上、そして、好ましくは5質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用処理剤組成物には、製品の付加価値を増大させるために、色素、防腐剤、酸化防止剤、pH調整剤等(但し、前記(a)〜(c)成分を除く)を任意に配合することができる。
本発明の硬質表面用処理剤組成物は、水を含有する。前記(a)〜(c)成分及び任意成分以外の残部が水である。本発明の硬質表面用処理剤組成物は、水を、好ましくは95質量%以上、より好ましくは98質量%以上、更に好ましくは99質量%以上、そして、好ましくは99.9質量%以下、より好ましくは99.8質量%以下、更に好ましくは99.7質量%以下含有する。水は、イオン交換水、滅菌イオン交換水等を使用することが好ましい。
本発明の硬質表面用処理剤組成物は、20℃におけるpHが、取扱いの容易さ及び手肌への刺激性の観点から、4.0以上、そして、9.0以下、好ましくは8.0以下、より好ましくは7.0以下である。pHの調整には、pH調整剤を用いることができる。pH調整剤としては塩酸や硫酸など無機酸や、有機酸など酸剤を用いることができる。また、アルカリ剤としては、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムを用いることができる。
本発明の硬質表面用処理剤組成物による硬質表面の処理は、洗浄、殺菌、除菌、仕上げなどを目的とするものであってよく、これらの複合であってもよい。
例えば、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面用洗浄剤組成物であってよい。
また、例えば、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面用殺菌剤組成物であってよい。
また、例えば、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面用殺菌洗浄剤組成物であってよい。
また、例えば、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面用除菌剤組成物であってよい。
また、例えば、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面用仕上げ剤組成物であってよい。
本発明の硬質表面用処理剤組成物が対象とする硬質表面は、プラスチック、ゴム、金属、タイル、レンガ、コンクリート、セメント、ガラス、木等からなる床、階段、壁等の固定物のほか、それらからなる各種器械、器具、道具、家具、食器等の人が接触するもの全般における硬質表面を挙げることができる。例えば、トイレ、風呂、洗面台、台所、リビングなどに存在する硬質表面に適用することができる。本発明の硬質表面用処理剤組成物は、台所まわり用処理剤、浴室用処理剤、床用処理剤、食器用処理剤、台所、洗面所、リビングの小物の処理剤等として使用することができる。
本発明の硬質表面用処理剤組成物は、(a1)成分の割合が80質量%以上である(a)成分、(b)成分、及び水を混合することにより製造することができる。本発明では、(a1)成分を含有する(a)成分と水とを含有する水性混合物と、(b)成分と、水とを混合することが好ましい。前記水性混合物は、植物、例えばハーブ植物の水蒸気蒸留水を用いることができる。(a)成分、(b)成分は、組成物中の含有量が所定範囲となる量で用いられる。
本発明により、本発明の硬質表面用処理剤組成物を、硬質表面に接触させる、硬質表面処理方法が提供される。
本発明では、本発明の硬質表面用処理剤組成物を、噴霧、塗布、浸漬などにより、硬質表面に接触させて用いられる。
本発明の硬質表面処理方法としては、(1)本発明の硬質表面用処理剤組成物又は該組成物を水で希釈した希釈組成物を、例えばトリガー等の噴霧器(スプレーヤー)を用いて、硬質表面に噴霧する方法、(2)吸水性の可撓性材料からなる清掃用物品に本発明の硬質表面用処理剤組成物又は該組成物を水で希釈した希釈組成物を染み込ませて硬質表面を擦る方法、及び(3)本発明の硬質表面用処理剤組成物又は該組成物を水で希釈した希釈組成物に対象物を浸漬させる方法が挙げられ、簡便性の観点から、(1)の方法が好適である。本発明では、本発明の硬質表面用処理剤組成物又は該組成物を水で希釈した希釈組成物を硬質表面に適用した後、必要に応じて本発明の処理液を塗り伸ばす操作、及び本発明の処理液を拭き取る操作、硬質表面を乾燥する操作から選ばれる操作を、単独又は組み合わせて行うことができる。
本発明の硬質表面処理方法としては、本発明の硬質表面用処理剤組成物を、原液で、硬質表面に接触させる、又は前記組成物を、原液で、希釈せずに硬質表面に接触させる、つまり、前記組成物を、希釈することなく、硬質表面に接触させる硬質表面処理方法が好ましく挙げられる。
前記硬質表面用処理剤組成物を希釈せずに硬質表面に接触させるとは、前記組成物を、意図的に水などで希釈した後、硬質表面と接触させないことである。例えば、前記組成物を水滴等が付着した硬質表面と接触させたり、前記組成物を硬質表面に接触させた後、硬質表面に水滴が付着したりする場合は、前記組成物を希釈せずに、硬質表面に接触させると理解できる。
本発明の硬質表面処理方法は、前記組成物を、原液で、硬質表面に接触させるには、ボトルから直接塗布又は噴霧してもよく、ボトルとしては、例えば、スクイズボトル、スプレーボトル等が挙げられる。
また本発明の硬質表面用処理剤組成物を含浸させた清掃用物品使用時に、別途本発明の硬質表面用処理剤組成物を、被清掃物又は前記清掃用物品に、噴霧しながら使用してもよい。当該使用方法によって、より広い面積を清掃することができる。
また本発明の(a)成分、(b)成分、及び任意成分を含む濃厚組成物を調製しておき、該濃厚組成物を水で希釈して本発明の硬質表面用処理剤組成物を調製し、硬質表面に接触させてもよい。すなわち、本発明の(a)成分、(b)成分、及び任意成分を含有する濃厚組成物を水で希釈して本発明の硬質表面用処理剤組成物に調製し、前記組成物を希釈せずに硬質表面に接触させる硬質表面処理方法であってもよい。
本発明の硬質表面用処理剤組成物を硬質表面に接触させた後は、水などによるすすぎ工程や組成物を対象表面からふき取るなどの工程は設けず、そのまま当該硬質表面を放置/乾燥させて、(a)成分、(b)成分、任意成分である(c)成分を硬質表面に残存させることが好ましい。
表の(a)成分、及び下記配合成分を用いて、表1、2に示す硬質表面用処理剤組成物を調製し、以下の項目について評価を行った。結果を表1、2に示す。表1、2の硬質表面用処理剤組成物を得るにあたり、まずイオン交換水に、(a)〜(c)成分を表中の含有量となるように添加し、室温(20℃)で溶解させた。配合後、pH調整剤として、水酸化ナトリウムを添加し、pHを表1、2中に記載の値になるように調整した。なお、pHはガラス電極法で測定した。また、表1、2中の含有量のppmと%とは質量基準の割合であり、全て有効分に基づく数値である。表1、2の含有量は、イオン交換水の量で調整したので、便宜的にイオン交換水の含有量を「残部」と表記している。
<配合成分>
(b)成分
・塩化ベンザルコニウム:サニゾールC、花王(株)製、一般式(b1)中、R11bがC12、C14、C16=58/35/7のモル比で混合した混合アルキル基、R12b、R13bがメチル基、R14bがメチレン基、Zが塩化物イオンである化合物
・C12アミドプロピルベタイン:アンヒトール20AB、花王(株)製、一般式(b3)中、R31bが炭素数11のアルキル基、R32bがプロピレン基、R33bとR34bがメチル基の化合物
・C12アミンオキシド:アンヒトール20N、花王(株)製、N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド
・アルキルグリコシド:AG-124、花王(株)製、一般式(b4)において、R41bが炭素数10〜16の直鎖アルキル基、xが0、Gがグルコースに由来する基、グルコースの縮合度yが平均値1.3である化合物
(c)成分
・プロピレングリコール:AGC(株)製
<香りの評価方法>
表1、2に示す硬質表面用処理組成物をスプレー容器に入れ、木製テーブルの天板に4回(1mあたり3ml)スプレーし、その後、すぐに紙で拭き取った。スプレー直後の香り強度と、拭き取り1分後の香り強度を、それぞれ、専門パネル3名が下記基準で評価し、平均値を算出した。表には、スプレー直後の香り強度の平均値と、拭き取り1分後の香り強度の平均値を、それぞれ示した。また、スプレー直後の香り強度の平均値については、1以上2以下を〇とし、それ以外を×として表に示した。更に、拭き取り1分後の香り強度については、1未満を〇とし、それ以外を×として表に示した。○は合格水準にあることを意味し、×はその水準に到達していないことを意味する。
*香り強度評価基準
0:無臭
1:香りをほのかに感じる
2:香りを感じる
3:香りを強く感じる
Figure 2020200395
Figure 2020200395

Claims (3)

  1. (a)香料成分[以下(a)成分という]、(b)界面活性剤[以下(b)成分という]、及び水を含有し、
    (a)成分中、(a1)LogPowが1.5以上5.0以下かつ蒸気圧1.33Pa以上の香料成分[以下(a1)成分という]の割合が80質量%以上であり、
    (a)成分の含有量が0.1ppm以上100ppm以下であり、
    (b)成分の含有量が100ppm以上10,000ppm以下である、
    硬質表面用処理剤組成物。
  2. (a1)成分が、環状エーテル型モノテルペン、モノテルペンアルコール及びモノテルペンケトンから選ばれる1種以上である、請求項1記載の硬質表面用処理剤組成物。
  3. (a)成分と水とを含有する水性混合物と、(b)成分と、水とを混合する、請求項1又は2記載の硬質表面用処理剤組成物の製造方法。
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