JP2020200395A - 硬質表面用処理剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2には、乳化作用を有する水溶性のアニオン性ポリマー及び香料を含有する乳化液が含浸されてなる硬質表面用ウエットシートであって、前記ウエットシートは、該ウエットシートによって硬質表面を拭くことで、該ウエットシートから前記含浸された乳化液を該硬質表面に放出させた後、該硬質表面を洗い流さず、該乳化液及び該乳化液中の前記香料が該硬質表面に残留するように用いられるものである硬質表面用ウエットシートが開示されている。
また、特許文献3には、所定の界面活性剤、窒素含有ポリマー、並びに、水および任意の有機溶媒を包含する水性担体を含む抗菌性硬質表面清浄用組成物が開示されている。
(a)成分中、(a1)LogPowが1.5以上5.0以下かつ蒸気圧1.33Pa以上の香料成分[以下(a1)成分という]の割合が80質量%以上であり、
(a)成分の含有量が0.1ppm以上100ppm以下であり、
(b)成分の含有量が100ppm以上10,000ppm以下である、
硬質表面用処理剤組成物に関する。
本発明の(a)成分は、LogPowが1.5以上5.0以下かつ蒸気圧1.33Pa以上の香料成分[(a1)成分]の割合が80質量%以上である香料成分である。
本発明の(b)成分は、界面活性剤である。界面活性剤としては、低残香性の観点から陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、及び非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤が好ましく、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から陽イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤がより好ましい。
また一般式(b1)中、R12b、R13bはそれぞれ独立に炭素数1以上3以下のアルキル基であり、炭素数1以上2以下のアルキル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
また一般式(b1)中、R14bは炭素数1以上3以下のアルキレン基であり、炭素数1以上2以下のアルキレン基が好ましく、メチレン基がより好ましい。
また一般式(b1)中のZ−としては、塩化物イオン等のハロゲンイオンが好ましい。Z−としては塩化物イオン(Cl−)がより好ましい。
一般式(b1)中、R33b及びR34bは、それぞれ独立に、好ましくはメチル基である。
アルキルグリコシド型界面活性剤としては、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、下記一般式(b4)で表される化合物が好ましい。
R41b−(OR42b)xGy (b4)
〔式中、R41bは直鎖の炭素数8以上、好ましくは10以上、そして、18以下、好ましくは16以下、より好ましくは14以下のアルキル基、R42bは炭素数2以上4以下のアルキレン基、好ましくはエチレン基又はプロピレン基、より好ましくはエチレン基であり、Gは還元糖に由来する残基、xは平均値0以上6以下の数、yは平均値1以上、そして、10以下、好ましくは5以下、より好ましくは2以下の数を示す。〕
また、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、(b)成分として、陽イオン界面活性剤と、両性界面活性剤、及び非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤とを含有することが好ましい。この場合、陽イオン界面活性剤の含有量(X)と、両性界面活性剤、及び非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤の含有量(Y)との質量比である、(X)/(Y)は、特に処理直後の仄かな香り立ちと低残香性の観点から、好ましくは0.01以上、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、そして、好ましくは15以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下、より更に好ましくは1以下である。
また、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、(b)成分として、陽イオン界面活性剤と、両性界面活性剤とを含有することが好ましい。この場合、陽イオン界面活性剤の含有量(X)と、両性界面活性剤の含有量(Y1)との質量比である、(X)/(Y1)は、好ましくは0.01以上、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、そして、好ましくは15以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下、より更に好ましくは1以下である。
これに対して、本発明では、特定のLogPowと蒸気圧を有する(a1)成分の香料成分と界面活性剤を組み合わせることにより、初期の香り立ちが緩やかな仄かな香りを呈する。これは、(a1)成分が比較的親水性が高いことで処理直後に仄かな香り立ちをもたらすことに加え、界面活性剤の保留効果が(a1)成分に対してはむしろ香りを閾値以下とするように作用して処理後の香りの強度を抑えることで、低残香を可能にしているためであると推察している。
(c1):炭素数2以上7以下の脂肪族アルコール
(c2):アルキル基の炭素数1以上6以下のアルキルグリコールエーテル
(c3):炭素数2以上6以下の脂肪族ジオール
例えば、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面用洗浄剤組成物であってよい。
また、例えば、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面用殺菌剤組成物であってよい。
また、例えば、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面用殺菌洗浄剤組成物であってよい。
また、例えば、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面用除菌剤組成物であってよい。
また、例えば、本発明の硬質表面用処理剤組成物は、硬質表面用仕上げ剤組成物であってよい。
本発明では、本発明の硬質表面用処理剤組成物を、噴霧、塗布、浸漬などにより、硬質表面に接触させて用いられる。
本発明の硬質表面処理方法としては、(1)本発明の硬質表面用処理剤組成物又は該組成物を水で希釈した希釈組成物を、例えばトリガー等の噴霧器(スプレーヤー)を用いて、硬質表面に噴霧する方法、(2)吸水性の可撓性材料からなる清掃用物品に本発明の硬質表面用処理剤組成物又は該組成物を水で希釈した希釈組成物を染み込ませて硬質表面を擦る方法、及び(3)本発明の硬質表面用処理剤組成物又は該組成物を水で希釈した希釈組成物に対象物を浸漬させる方法が挙げられ、簡便性の観点から、(1)の方法が好適である。本発明では、本発明の硬質表面用処理剤組成物又は該組成物を水で希釈した希釈組成物を硬質表面に適用した後、必要に応じて本発明の処理液を塗り伸ばす操作、及び本発明の処理液を拭き取る操作、硬質表面を乾燥する操作から選ばれる操作を、単独又は組み合わせて行うことができる。
前記硬質表面用処理剤組成物を希釈せずに硬質表面に接触させるとは、前記組成物を、意図的に水などで希釈した後、硬質表面と接触させないことである。例えば、前記組成物を水滴等が付着した硬質表面と接触させたり、前記組成物を硬質表面に接触させた後、硬質表面に水滴が付着したりする場合は、前記組成物を希釈せずに、硬質表面に接触させると理解できる。
本発明の硬質表面処理方法は、前記組成物を、原液で、硬質表面に接触させるには、ボトルから直接塗布又は噴霧してもよく、ボトルとしては、例えば、スクイズボトル、スプレーボトル等が挙げられる。
また本発明の硬質表面用処理剤組成物を含浸させた清掃用物品使用時に、別途本発明の硬質表面用処理剤組成物を、被清掃物又は前記清掃用物品に、噴霧しながら使用してもよい。当該使用方法によって、より広い面積を清掃することができる。
(b)成分
・塩化ベンザルコニウム:サニゾールC、花王(株)製、一般式(b1)中、R11bがC12、C14、C16=58/35/7のモル比で混合した混合アルキル基、R12b、R13bがメチル基、R14bがメチレン基、Z−が塩化物イオンである化合物
・C12アミドプロピルベタイン:アンヒトール20AB、花王(株)製、一般式(b3)中、R31bが炭素数11のアルキル基、R32bがプロピレン基、R33bとR34bがメチル基の化合物
・C12アミンオキシド:アンヒトール20N、花王(株)製、N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド
・アルキルグリコシド:AG-124、花王(株)製、一般式(b4)において、R41bが炭素数10〜16の直鎖アルキル基、xが0、Gがグルコースに由来する基、グルコースの縮合度yが平均値1.3である化合物
・プロピレングリコール:AGC(株)製
表1、2に示す硬質表面用処理組成物をスプレー容器に入れ、木製テーブルの天板に4回(1m2あたり3ml)スプレーし、その後、すぐに紙で拭き取った。スプレー直後の香り強度と、拭き取り1分後の香り強度を、それぞれ、専門パネル3名が下記基準で評価し、平均値を算出した。表には、スプレー直後の香り強度の平均値と、拭き取り1分後の香り強度の平均値を、それぞれ示した。また、スプレー直後の香り強度の平均値については、1以上2以下を〇とし、それ以外を×として表に示した。更に、拭き取り1分後の香り強度については、1未満を〇とし、それ以外を×として表に示した。○は合格水準にあることを意味し、×はその水準に到達していないことを意味する。
*香り強度評価基準
0:無臭
1:香りをほのかに感じる
2:香りを感じる
3:香りを強く感じる
Claims (3)
- (a)香料成分[以下(a)成分という]、(b)界面活性剤[以下(b)成分という]、及び水を含有し、
(a)成分中、(a1)LogPowが1.5以上5.0以下かつ蒸気圧1.33Pa以上の香料成分[以下(a1)成分という]の割合が80質量%以上であり、
(a)成分の含有量が0.1ppm以上100ppm以下であり、
(b)成分の含有量が100ppm以上10,000ppm以下である、
硬質表面用処理剤組成物。 - (a1)成分が、環状エーテル型モノテルペン、モノテルペンアルコール及びモノテルペンケトンから選ばれる1種以上である、請求項1記載の硬質表面用処理剤組成物。
- (a)成分と水とを含有する水性混合物と、(b)成分と、水とを混合する、請求項1又は2記載の硬質表面用処理剤組成物の製造方法。
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