JP2002155294A - 香り特性を付与、改善、増強又は変性する方法、香料組成物、付香物品並びに不飽和エステル化合物 - Google Patents

香り特性を付与、改善、増強又は変性する方法、香料組成物、付香物品並びに不飽和エステル化合物

Info

Publication number
JP2002155294A
JP2002155294A JP2001275585A JP2001275585A JP2002155294A JP 2002155294 A JP2002155294 A JP 2002155294A JP 2001275585 A JP2001275585 A JP 2001275585A JP 2001275585 A JP2001275585 A JP 2001275585A JP 2002155294 A JP2002155294 A JP 2002155294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
hexenyl
group
acetate
perfume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001275585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4071947B2 (ja
Inventor
Christian Margot
マルゴー クリスティアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Firmenich SA
Original Assignee
Firmenich SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Firmenich SA filed Critical Firmenich SA
Publication of JP2002155294A publication Critical patent/JP2002155294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4071947B2 publication Critical patent/JP4071947B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/20Organic compounds containing oxygen
    • C11D3/2093Esters; Carbonates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B9/00Essential oils; Perfumes
    • C11B9/0007Aliphatic compounds
    • C11B9/0015Aliphatic compounds containing oxygen as the only heteroatom
    • C11B9/0019Aliphatic compounds containing oxygen as the only heteroatom carbocylic acids; Salts or esters thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/50Perfumes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースのグリーン及びフルーティな香り特性
の他に、類似の構造の従来のエステルとは完全に異なる
非常に独創的なアンダーノートを提供する。 【解決手段】 式: 【化1】 [式中、波線は(Z)型又は(E)型の立体配置を有す
る結合、又は2つの立体配置の混合物を表し、Rは水
素原子、直鎖状もしくは分枝鎖状のC〜C−アルキ
ル基、メトキシもしくはエトキシカルボニル基、又はア
リール基を表し、かつRはメチル基もしくはエチル基
を表す]の化合物を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は香料の分野に関す
る。殊に式:
【0002】
【化4】
【0003】[式中、波線は(Z)型又は(E)型の立
体配置を有する結合、又は2つの立体配置の混合物を表
し、Rは水素原子、直鎖状もしくは分枝鎖状のC
−アルキル基、メトキシもしくはエトキシカルボニ
ル基、又はアリール基を表し、かつRはメチル基もし
くはエチル基を表す]の化合物の香料成分としての使用
に関する。
【0004】
【従来の技術】式(I)の不飽和エステルは、非常に有
用かつ高く評価される香り特性を有する。これらは香
料、香料組成物及び付香物品の製造のために使用でき
る。これらを使用してグリーンタイプ及びフルーティタ
イプの香りノートが付与される。
【0005】式(I)の化合物のうち、3−メチル−2
−ヘキセニルアセテート及び3−メチル−2−ヘプテニ
ルホルメートの両者は公知の構造を有する。特に3−メ
チル−2−ヘキセニルアセテートの製造はナサロウ他
(Nasarow et al)によってZh.Obshch.Kh
im(Zh. Obshch. Khim, 18, 1948, 656,661,663)に
記載されており、一方で3−メチル−2−ヘプテニルホ
ルメートの製造はY.KuwaharaによってAgr
ic.Biol.Chem(Agric. Biol. Chem.(198
2), 46(7), 1855-60)に記載されている。他方でどちら
の文献にも、式(I)の化合物の感覚刺激性の特性又は
香料分野での前記化合物の使用は挙げられていない。
【0006】このこと全ては、式(I)の化合物の構造
に比較的近い化学構造を有する幾つかの直鎖状エステル
がよく知られた香気化合物であることが知られているこ
とから意想外である。一方では、特に2−ヘキセニルブ
タノエート、2−ヘキセニルフェニルアセテート、2−
ヘキセニルプロパノエート又は2−ヘキセニルアセテー
トを挙げることができる。これらの化合物は参照文書
(例えばS. Arctander,Perfume and Flavor Chemicals,
1969, Montclair, N. J., USA)に列記されているが、
式(I)の置換された誘導体が香り特性を有するとして
は記載されていなかった。
【0007】意想外にも式(I)の化合物は特異的かつ
明確な香り特性を保持させることを達成でき、これらは
特に関心がもたれるべきであると判明した。正に、これ
らの化合物はそれらのベースのグリーン及びフルーティ
な香り特性の他に、類似の構造の従来のエステルとは完
全に異なり、従って調香師のパレットに新しいニュアン
スを付与する非常に独創的なアンダーノートを有してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、式:
【0009】
【化5】
【0010】[式中、波線は(Z)型又は(E)型の立
体配置を有する結合、又は2つの立体配置の混合物を表
し、Rは水素原子、直鎖状もしくは分枝鎖状のC
−アルキル基、メトキシもしくはエトキシカルボニ
ル基、又はアリール基を表し、かつRはメチル基もし
くはエチル基を表す]の化合物の香料成分としての使用
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の化合物のうち、
及びRがそれぞれメチル基を表す式(I)の化合
物、すなわち3−メチル−2−ヘキセニルアセテートは
本発明によれば有利な化合物である。その構造は、非常
に強力な発散香気を有すると知られている3−メチル−
2−ヘキセン酸の構造に近いが、3−メチル−2−ヘキ
セニルアセテートは特にナチュラルなグリーン−フルー
ティ、洋ナシのコノテーションを有する香りを有する。
相応の非置換のエステル、すなわち2−ヘキセニルアセ
テートとの比較によって、本発明の化合物の芳香はシナ
モン及びビターアーモンドタイプの幾つかの非常に独創
的なアンダーノートを有し、これらはその芳香に新しい
広がりを与え、調香師には新規の嗅覚的変化であると評
価される。従来の化合物とは異なる該化合物はこのよう
に特に高く評価される。
【0012】更にまた、その共通のグリーンコノテーシ
ョンにもかかわらず前記化合物の2種の異性体間には幾
つかの香気の差が認められる。調香師によって(E)−
3−メチル−2−ヘキセニルアセテートが有利であると
示され、これはより顕著な洋ナシノートを有する。
【0013】本発明の他の有利な化合物は、3−メチル
−2−ヘプテニルアセテート、3−メチル−2−ヘキセ
ニルプロパノエート、1−エチル 2−(3−メチル−
2−ヘキセニル)オキサレート、3−メチル−2−ヘキ
セニルベンゾエート及び3−メチル−2−ヘキセニルサ
リチレートである。これらの化合物はそれ自体、立体配
置(Z)/(E)の異性体の混合物の形で存在するか、
又はいずれかの異性体の形で存在してよい。
【0014】3−メチル−2−ヘプテニルアセテートは
3−メチル−2−ヘキセニルアセテートの香りよりも洋
ナシであり、かつグリーンが少ない香りを有するが、3
−メチル−2−ヘキセニルプロパノエートはフルーティ
−洋ナシノートがより顕著な3−メチル−2−ヘキセニ
ルアセテートよりも顕著なグリーン特性を有する。
【0015】3−メチル−2−ヘキセン−1−オールの
サリチル酸エステル及び安息香酸エステル、すなわち3
−メチル−2−ヘキセニル安息香酸エステル及び3−メ
チル−2−ヘキセニルサリチル酸エステルは、グリーン
ノートの強さに関しては特に顕著である。3−メチル−
2−ヘキセニル安息香酸エステルはビターアーモンド、
ヒヤシンス、ローズノートに関連する非常に強いグリー
ンノートを有する。最後に、3−メチル−2−ヘキセニ
ルサリチル酸エステルは非常にナチュラルかつフレッシ
ュなグリーンの、フォーリッジな(foliage)、洋ナシ
ウィリアムス(pear Williams)の香りを有し、これは
極めて織物上で永続する。この3−メチル−2−ヘキセ
ニルサリチル酸エステルの香りの並はずれた永続性はこ
の種の化合物においては全く珍しい特性である。
【0016】本発明の化合物は、ファインパヒューマリ
ー、香料、コロン又はアフターシェーブローション並び
に香料での他の最近の使用、香料石鹸、シャワー又は風
呂のための調剤、例えばバスソルト、ムース、オイル、
ジェル又は他の調剤、製品、例えばボディーオイル、ボ
ディーケア製品、ボディーデオドラント及び発汗防止
剤、ヘアケア製品、例えばシャンプー、大気デオドラン
ト又は化粧品調剤における使用のために適当である。
【0017】式(I)の化合物は、テキスタイル処理の
ための液体又は固体洗剤、繊維柔軟剤のような適用形で
か、又は洗剤組成物もしくは皿洗い又は種々の表面のた
め、工業的使用もしくは家庭的使用のための清浄組成物
でも使用できる。
【0018】前記の適用形においては、本発明による化
合物は単独でか、又は香料において通常使用される他の
香料成分、溶剤又は添加剤と混合して使用できる。これ
らの補助成分の性質及び種類は本願ではより詳細な記載
は必要とせず、徹底する必要はない。当業者はこれら
を、一般的知識並びに付香すべき製品及び嗅覚効果を必
要とする製品の性質により選択できる。
【0019】これらの香料補助成分は種々の化学物質
群、例えばアルコール、アルデヒド、ケトン、エステ
ル、エーテル、アセテート、ニトライト、テルペン炭化
水素、複素環式の窒素又は硫黄を含有する化合物、並び
に天然又は合成の精油に属する。これらの成分の多くは
参照文書(例えばS. Arctander, Perfume and Flavor C
hemicals, 1969, Montclar, N. J., USA又はそのより最
近の版又は他の類似の書籍)に列記されている。
【0020】本発明による化合物を前記の種々の生成物
に導入できる割合は、広い値範囲で変化する。これらの
値は付香すべき製品の性質に依存し、かつ本発明の化合
物を従来に通常使用される香料補助成分、溶剤又は添加
剤との混合物で使用される場合には得ようとする嗅覚効
果並びに与えられた組成物中の補助成分の性質に依存す
る。
【0021】例として1つには、導入されている香料組
成物の質量に対して1〜10質量%、20質量%以上の
本発明の式(I)の化合物が典型的な濃度であってよ
い。前記よりも一層低い濃度は、これらの化合物が前記
の消費者製品の幾つかを付香するために直接適用する場
合に使用できる。
【0022】式(I)の化合物は3段階の合成によって
得ることができる。第1工程においては、ウィティッヒ
−ホーナー型の反応によって、ヘキサン−2−オン、個
々にペンタン−2−オンをトリエチルホスホノアセテー
トの存在下に相応のα,β−不飽和エステルに変換す
る。後者を第2工程で還元する。最後に得られたアルコ
ールを塩化アシル又は無水物を使用してエステル化す
る。これらは式(I)の所望の化合物を得るために必要
である。これらの反応の厳密な条件を例1及び例2に詳
細に説明する。
【0023】本発明を以下の実施例によってより詳細に
記載するが、温度は摂氏(℃)で示し、かつ略語は該分
野の通常の意味を有する。
【0024】
【実施例】3−メチル−2−ヘキセン−1−オールの種
々のエステルの製造 i)3−メチル−2−ヘプテン−1−オール及び3−メ
チル−2−ヘキセン−1−オールの製造 3−メチル−2−ヘプテン−1−オールはKuwaha
raによってJ.Agric.Biol.Chem(J.
Agric. Biol. Chem. 1982, 46, 1855)に記載される方
法によって得られ、その2種の異性体Z又はEはノヴォ
トニー他(Nowotny, S., et al)によってOrg.Ch
em(Org. Chem. 1995, 60, 2762)及びフー他(Hu, T
et al)によってJ.Org.Chem(J. Org. Che
m. 1998,63, 2401)にそれぞれ記載されている。
【0025】3−メチル−2−ヘキセン−1−オールは
類似の方法によって得た: a)エチル 3−メチル−2−ヘキセノエート 窒素雰囲気下で機械的撹拌機を備えた3lの反応器に1
lのペンタン、176g(2.1モル)のペンタン−2
−オン(由来:Fluka)及び470g(2.1モ
ル)のトリエチルホスホノアセテート(由来:Fluk
a)を充填した。激しく撹拌して、780ml(2.1
モル)のエタノール中の21%のナトリウムエトキシド
溶液を1時間かけて、反応媒体温度を約25℃に維持し
て滴加した。気−液クロマトグラフィー(15m SP
−2100、70゜、10゜/分220゜まで)による
反応によって、反応が添加の完了後に終了することが示
された。次いで反応媒体を2lの冷水に注入し、激しく
撹拌した。有機相及び水相を分離し、水相を100ml
のペンタンで洗浄した。最後に、全ての有機相を合し、
ブラインで洗浄し、溶剤を蒸留によって蒸発させて、粗
生成物が得られた。この粗生成物を減圧下に15cmの
Vigreuxカラムを使用して精製して、異性体Z/
Eの15:85の混合物に相当する無色の液体310g
が得られた(収率=95%、純度=99%)。
【0026】分析データ: B.P.:69〜72゜(7mmHg) エチル(Z)3−メチル−2−ヘキセノエートSM :156(38%,M);141(12%);1
28(12%);113(50%);111(100
%);110(10%);100(24%);95(4
1%);83(18%);82(39%);81(18
%);69(52%);67(26%)IR :3050(w);2960(s);1717
(s);1649(s);1460(m);1370
(m);1219(s);1150(s);1106
(s);1040(s)RMN− :5.66(s,1H);4.13(q,
J=7.5,2H);2.59(t,J=8.0,2
H);1.87(d,J=0.5,3H);1.5
(m,2H);1.27(t,J=7,3H);0.9
5(t,J=7.5,3H) エチル(E)3−メチル−2−ヘキセノエートSM :156(24%,M);141(6%);12
8(26%);113(35%);112(11%);
111(100%);100(28%);95(28
%);85(13%);83(16%);82(43
%);69(51%);67(20%)IR :3050(w);2960(s);1717
(s);1649(s);1460(m);1370
(m);1219(s);1150(s);1106
(s);1040(s)RMN− :5.64(s,1H);4.15(q,
J=7.1,2H);2.16(s,3H);2.11
(t,J=7.6,2H);1.5(m,2H);1.
28(t,J=7.0,3H);0.91(t,J=
7.3,3H) b)3−メチル−2−ヘキセン−1−オール 窒素雰囲気下に機械的撹拌機を備えた3lの反応器に
0.50lの無水テトラヒドロフラン(THF)及び2
50ml(0.88モル)のトルエン(由来:アクロス
(Acros)、USA)中のビトリド70%を充填した。
撹拌された混合物を15℃で冷却し、次いで125g
(0.80モル)のエチル 3−メチル−2−ヘキセノ
エート(a)で得られた)を3時間かけて滴加した。こ
のように反応媒体温度を15℃で1〜2時間保持した。
この時間は気−液クロマトグラフィー(15m SP−
2100、70゜、10゜/分 220゜まで)によれ
ば反応の完了を示している。反応温度を15℃で保持し
ている間に、130〜140mlの20%のNaOH溶
液を、粘性の沈殿物が形成するまで緩慢に添加した。反
応混合物をセライト上で濾過し、濾液を傾瀉し、水相を
100mlのジエチルエーテルで2回洗浄した。最後
に、全ての有機相を合し、500mlの水で2回洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ溶剤を蒸留によ
って蒸発させて、粗生成物が得られた。Vigreux
カラム上での粗生成物のフラッシュ蒸留によって70゜
/1mmHgの沸点を有する70gの澄明な生成物が得
られた。
【0027】この生成物は3−メチル−2−ヘキセン−
1−オールの異性体Z及びEの22:78混合物98%
を含有する(収率=75%)。
【0028】分析データ: (Z)3−メチル−2−ヘキセン−1−オールSM :114(2.5%,M);96(10%);8
1(17%);71(100%);57(17%)IR :3300(m,大);2956(s);1667
(w);1455(m);1378(m);1064
(m);991(s)RMN− :5.42(t,J=6.5,1H);
4.12(d,J=6.5,2H);2.05(t,J
=8,2H);1.8(s大,1H);1.72(d,
J=1,3H);1.4(m,2H);0.89(t,
J=7.5,3H) (E)3−メチル−2−ヘキセン−1−オールSM :114(5%,M);81(11%);71
(100%);57(17%)IR :3311(m,大);2956(s);1667
(w);1455(m);1379(m);1065
(m);992(s)RMN− :5.41(微細構造でのt,J=6.
5,1H);4.15(d,J=6.5,2H);1.
99(t,J=7.5,2H);1.66(s,3
H);1.43(hex,J=7.5,2H);1.2
(s大,1H);0.89(t,J=7.5,3H) ii)アルコールのエステル化のための一般的手順 本発明のエステルは相応のアルコール及び相応の塩化ア
シルもしくは無水物から前記の手順のいずれか1つによ
って製造できる。
【0029】a)無水酢酸に基づくアセチル化
【0030】
【化6】
【0031】反応容器を120g(1.05モル)のZ
/E3−メチル−2−ヘキセン−1−オール、500m
lのピリジン及び160ml(1.6モル)の無水酢酸
で充填し、その混合物を1時間撹拌した。その時間の
間、反応温度を30℃未満に冷水冷却浴を使用して保持
した。該混合物を1lの水上に注入し、3×250ml
のジエチルエーテルで分配した。合した有機相を中性に
なるまで洗浄し、無水の硫酸ナトリウム上で乾燥させ、
溶剤の蒸留によって濃縮した。20cmのVigreu
xカラムを通しての分別によって129gの無色の液体
(沸点72℃/lmmHg)が得られた。この液体は3
−メチル−2−ヘキセニルアセテートの21:79のZ
/E混合物である。純度>98%(GLC、15m S
P−2100、70℃、10℃/分 220℃まで)。
収率79%。
【0032】Z及びEの異性体はフィッシャーカラム
(Ficher column)を通しての分別蒸留によって分離で
きる。より低温で沸騰する少量のZ異性体は39〜41
゜/13mmHgで蒸留する。全てのZ異性体を蒸留す
れば、残りのE異性体を残留物から球管(Kugelrohr)
蒸留を介して単離できる(オーブン温度70゜、10m
mHg) b)塩化アセチルでの処理
【0033】
【化7】
【0034】窒素雰囲気下に反応容器に、3.0g(2
6ミリモル)のZ/E 3−メチル−2−ヘキセン−1
−オール、7.0mlのピリジン及び3.0g(39ミ
リモル)の塩化アセチルを充填し、かつ内容物を30分
間撹拌した。この時間の間に反応温度を30℃未満に冷
水冷却浴を使用して保持した。この混合物を100ml
の水上に注入し、3×50mlのペンタンで分配した。
合した有機相を中性になるまで洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウム上で乾燥させ、かつ溶剤の蒸留によって濃縮した。
濃縮物の球管蒸留によって3.6gの無色の液体(オー
ブン温度70℃、10mmHg)が生成した。収率90
%。この材料は3−メチル−2−ヘキセニルアセテート
の1:4のZ/E混合物である。純度95%。シリカゲ
ルクロマトグラフィー(100gのSiO、95:5
のシクロヘキサン/メチルアセテート 溶離)によって
精製して、2.8gの純粋な25:75Z/Eエステル
が得られる。
【0035】3−メチル−2−ヘキセン−1−オール及
び3−メチル−2−ヘプテン−1−オールは1:4のZ
/E混合物として得られた。前記のエステル化反応によ
って類似のE/Z異性体比を有するエステルが生成し
た。しかしながら生成物のカラムクロマトグラフィーに
よる単離及び精製は異なるZ/E比を有するフラクショ
ンを時々生成する。前記の混合物が時々異なる比を有す
るのはそのためである。
【0036】生成物及び特徴付け(Z)3−メチル−2
−ヘキセニルアセテート出発材料 :(Z)3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ル及び無水酢酸香り :グリーン、アルデハイディックグリーンアーモン
ド。ボトムノートではグリーン及びフェニグリークSM :156(0.2%,M);97(12%);9
6(42%);81(100%);79(12%);7
1(42%);69(18%);68(29%);67
(21%)IR :2960(m);1736(s);1668
(w);1448(m);1377(m);1224
(s);1019(s);952(m)RMN− :5.36(t,J=7.2,1H);
4.57(d,J=7.5,2H);2.08(t,J
=7.1,2H);2.05(s,3H);1.75
(s,3H);1.43(hexuplet,J=7.
5,2H);0.90(t,J=7.5,3H)RMN−13 :171.1(s);142.8
(s);119.2(d);61.1(t);34.1
(t);23.4(q);21.3(t);21.0
(q);13.8(q) (E)3−メチル−2−ヘキセニルアセテート出発材料 :(E)3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ル及び無水酢酸香り :グリーン、洋ナシSM :156(0.3%,M);97(13%);9
6(44%);81(100%);79(12%);7
1(43%);69(19%);68(34%);67
(24%)IR :2960(m);1736(s);1669
(w);1454(m);1366(m);1226
(s);1020(s);953(m)RMN− :5.33(tq,J=7+1,1H);
4.59(d,J=7.1,2H);2.05(s,3
H);2.01(t、J=7.5,2H);1.68
(s,3H);1.45(hex、J=7.1,2
H);0.89(t、J=7.5,3H)RMN−13 :171.1(s);142.4
(s);118.3(d);61.4(t);41.7
(t);21.1(q);20.7(t);16.3
(q);13.7(q) Z/E3−メチル−2−ヘキセニルプロピオネート、混
合物Z/E1:4出発材料 :Z/E3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ル及びプロピオニルクロリド香り :グリーン、洋ナシ、ほぼシナモン、リコリーMS :少数の異性体(Z):170(1%,M);9
7(17%);96(45%);81(93%);68
(28%);57(100%) 多数の異性体(E):170(1%,M);97(2
1%);96(51%);81(91%);68(32
%);57(100%)IR :3050(w);2956(m);1737
(s);1669(w);1457(m);1365
(m);1226(s);1021(s)RMN− :5.37(t,J=6.8,1H,少数
の異性体);5.33(tq,J=6.8+1.2,1
H,多数の異性体);4.60(d,J=7.1,2
H,多数の異性体);4.57(d,J=7,1H,少
数の異性体);2.3(m,2H);2.08(t,J
=7.5,2H,少数の異性体);2.01(t,J=
7.5,2H,多数の異性体);1.75(s,3H,
少数の異性体);1.69(s,3H,多数の異性
体);1.5(m,2H);1.14(t,J=7.
5,3H);0.90(t,J=7.5,3H、少数の
異性体);0.88(t,J=7.5,3H,多数の異
性体)RMN−13 :174.5(s);142.7
(s);142.2(s);119.2(d);11
8.5(d);61.3(t);61.0(t);4
1.7(t);34.0(t);27.7(t);2
3.5(q);21.3(t);20.7(t);1
6.3(q);13.9(q);13.7(q);9.
2(q) 3−メチル−2−ヘキセニルZ/Eベンゾエート、混合
物Z/E3:7出発材料 :Z/E3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ル及び塩化ベンゾイル香り :グリーン、アーモンド、ヒヤシンス、ローズMS :少数の異性体(Z):218(2%,M);1
05(100%);97(10%);96(55%);
81(59%);77(32%) 多数の異性体(E):218(2%,M);105
(100%);97(10%);96(58%);81
(57%);77(34%)IR :3080(w);2957(m);1713
(s);1673(w);1600(m);1450
(m);1264(s)1096(s);1068
(s);1025(s)RMN− :8.06(d,J=8,2H);7.5
(m,3H);5.5(m,1H);4.84(d,J
=7.5,2H、多数の異性体);4.82(d,J=
7,2H,少数の異性体);2.13(t,J=7,2
H,少数の異性体);2.02(t,J=7.2H,多
数の異性体);1.78(d,J=0.3,3H,少数
の異性体);1.74(s,3H,多数の異性体);
1.5(m,2H);0.91(t,J=7,3H,少
数の異性体);0.89(t,J=7,3H,多数の異
性体)RMN−13 :166.7(s);142.8
(s);142.5(s);132.8(d);13
0.6(s);129.6(d);128.3(d);
119.2(d);118.4(d);61.9
(t);61.6(t);41.7(t);34.1
(t);23.5(q);21.3(t);20.7
(t);16.4(q);13.9(q);13.7
(q) Z/E1−エチル2−(3−メチル−2−ヘキセニル)
オキサレート、混合物Z/E1:4出発材料 :Z/E3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ル及びエチルオキサリルクロリド香り :グリーン、フルーティーMS :少数の異性体(Z):113(M−101,C
13,11%);97(36%);96(19
%);81(12%);55(100%) 多数の異性体(E):113(M−101,C13
,12%);97(37%);96(16%);8
1(10%);55(100%)IR :2960(m)1765(s);1739
(s);1615(w);1446(m);1380
(m);1302(s);1150(s,二重項);1
016(m)RMN− :5.43(t,J=8,1H,少数の異
性体);5.40(微細構造でのt,J=7.5,1
H,多数の異性体);4.81(d,J=7.5,2
H,多数の異性体);4.78(d,J=7,2H,少
数の異性体);4.35(q,J=7.2,2H);
2.11(t,J=7.5,2H,少数の異性体);
2.02(d,J=7.5,2H,多数の異性体);
1.77(s,3H,少数の異性体);1.73(s,
3H,多数の異性体);1.5(m,2H);1.38
(t,J=7.2,3H);0.90(t,J=7.
5,3H,少数の異性体);0.88(t,J=7.
5,3H,多数の異性体)RMN−13 :158.0(s);144.5
(s);117.6(d);116.8(d);63.
8(t);63.5(t);63.1(t);41.7
(t);34.1(t);23.5(q);21.2
(t);20.6(t);16.4(q);14.0
(q);13.9(q);13.7(q)例2 3−メチル−2−ヘプテニルアセテートの製造 該化合物は、3−メチル−2−ヘプテン−1−オールと
塩化アセチルとを例1のii)のb)に記載される実験
手順に従って反応させることによって得られた。
【0037】Z/E3−メチル−2−ヘプテニルアセテ
ート、混合物Z/E1:4出発材料 :Z/E3−メチル−2−ヘプテン−1−オー
ル及び塩化アセチル香り :グリーン、未熟洋ナシMS :少数の異性体(Z):170(1%,M);1
10(39%);95(35%);81(44%);7
1(36%);68(85%);55(35%);43
(100%) 多数の異性体(E):170(1%,M);110
(39%);95(31%);81(41%);71
(38%);68(90%);55(36%);43
(100%)IR :2960(m);1735(s);1669
(w);1457(m);1366(m);1226
(s);1020(s)RMN− :5.33(t,J=6,1H);4.5
9(d,J=7.1,2H,多数の異性体);4.57
(d,J=7,1H,少数の異性体);2.09(t,
J=7.5,2H,少数の異性体);2.03(t,J
=7.5,2H,多数の異性体);2.05(s,3
H);1.75(d,J=0.3;3H,少数の異性
体);1.69(s;3H,多数の異性体);1.3
(m,4H);0.91(t,J=7.1,3H、少数
の異性体);0.90(t,J=7.2,3H,多数の
異性体)RMN−13 :171.1(s);143.2
(s);142.7(s);118.8(d)118.
1(d);61.5(t);61.1(t);39.3
(t);31.9(t);30.4(t);29.8
(t);23.5(q);22.6(t);22.4
(t);21.1(q);16.4(q);14.0
(q)例3 Z/E3−メチル−2−ヘキセニルサリチレートの製造 窒素雰囲気下にシュレンク管中で5.0gのZ/E3−
メチル−2−ヘキセン−1−オール(44ミリモル)を
50mlの無水THF中に溶解させた。−20℃で2
7.5mlのヘキサン中のブチルリチウム1.6M(4
4ミリモル)を10分間かけて滴加した。反応混合物を
室温に加温させ、次いで10分間かけて50mlの無水
THF中の9.4g(44ミリモル)のフェニルサリチ
レートの溶液を添加した。15時間後に、反応混合物を
500mlの氷冷水上に注入し、3×50mlのジエチ
ルエーテルで分配した。合した有機相を200mlの冷
水で洗浄し、無水の硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ
溶剤の蒸留によって濃縮した。こうして得られた粗生成
物をシリカゲルクロマトグラフィー(200gのSiO
、95:5ヘキサン/エチルアセテート溶離)によっ
て精製して2.8gの純粋な25:75のZ/Eエステ
ルが得られた。3−メチル−2−ヘキセニルサリチレー
トの純粋な1:2のZ/E混合物1.2g、純度96%
並びに90%の純度のフラクション1.3gが得られた
(収率34%)。
【0038】香り:グリーン、フォーリッジ、洋ナシ
ウィリアムスMS :少数の異性体(Z):138(C
49%);121(30%);120(50%);97
(36%);96(69%);81(46%);55
(100%) 多数の異性体(E):138(C ,46
%);121(34%);120(53%);97(3
8%);96(80%);81(49%);55(10
0%)IR :3150(ブロード,w);2957(m);1
667(s);1612(s);1584(m);14
84(s);1380(m);1295(s);120
9(s);1155(s);1134(s);1084
(s);1032(m)RMN− :10.84(s,1H);7.84
(d,J=8,1H);7.43(dd,J=2+8,
1H);6.98(d,J=8.5,1H);6.87
(t,J=8,1H);5.5(m,1H);4.87
(d,J=7.0,2H,多数の異性体);4.83
(d,J=7,2H,少数の異性体);2.14(t,
J=7,2H,少数の異性体);2.03(t,J=
7,2H,多数の異性体);1.79(s,3H,少数
の異性体);1.75(s,3H,多数の異性体);
1.5(m,2H);0.92(t,J=7,3H,少
数の異性体);0.90(t,J=7,3H,多数の異
性体)RMN−13 :170.2(s);161.7
(s);143.9(s);143.5(s);13
5.5(d);130.0(d);119.1(d);
118.5(d);117.7(d);117.5
(d);112.7(s);62.2(t);61.9
(t);41.7(t);34.1(t);26.9
(t);23.5(q);21.3(t);20.7
(t);16.4(q);13.9(q);13.7
(q)例4 香料組成物の製造 以下の成分による洋ナシタイプの香料組成物を製造し
た: 成分 質量部 アミルアセテート 10 ヘキシルアセテート 20 シトロネリルアセテート 50 ゲラニルアセテート 40 1−p−メンテン−8−イルアセテート 90 10%*ベンズアルデヒド 30 50%*n−デカナール 20 Ambrettolide(R)1) 20 エチル 2−メチルペンタノエート2) 10 ラズベリーケトン 5 10%*エチルカプロエート 20 メチルシンナメート 10 ガンマγ−n−デカラクトン 5 50%*β−ダマスコン3) 20 ジエチル 1,4−シクロヘキサンジカルボキシレート4) 3 0 アリルヘプタノエート 10 ヘキシルイソブチレート 40 フェノキシエチルイソブチレート 90 10%*シス−3−ヘキセノールイソブチレート 20 イソペンチレート5) 2 0 Lilial(R)6) 70 リナロオール 80 1%*メロナール7) 3 0 10%*6,7−エポキシ−3,7−ジメチル−1,3−オクタジエン8)3 0 Hedione(R)9) 50 0.1%*(2E,6Z)−2,6−ノナジエナール 40 1%*シス−3−ヘキセノール 30 アミルプロピオネート 5 シンナミルプロピオネート 5 Scentenal(R)(10) 10 Undecavertol(R)(11) 10 ベロウトン(Veloutone) 20 Verdox(R)12) 40 合計 980 *ジプロピレングリコール中 1)由来:Givaudan−RoureSA、Ver
nier、スイス 2)由来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス 3)1−(2,2,6−トリメチル−1−シクロヘキセ
ン−1−イル)−2−ブテン−1−オン;由来:フェル
メニヒSA、ジュネーブ、スイス 4)由来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス 5)1,3−ジメチル−3−ブテニルイソブチレート;
由来;フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス 6)3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチルプロ
パナール;由来:Givaudan−Roure S
A、Vernier、スイス 7)2,6−ジメチル−5−ヘプタナール;由来:Gi
vaudan−RoureSA、Vernier、スイ
ス 8)由来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス 9)メチル ジヒドロジャスモネート;由来;フィルメ
ニヒSA、ジュネーブ、スイス 10)8(9)−メトキシ−トリシクロ[5.2.1.
0(2,6)]デカン−3(4)−カルバルデヒド;由
来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス11)4−
メチル−3−デセン−5−オール;由来;Givaud
an−RoureSA、Vernier、スイス 12)2−t−ブチル−1−シクロヘキシルアセテー
ト:由来;インターナショナルフレーバー アンド フレ
グランス,USA(International Flavors and Fragra
nces, USA)20質量部の3−メチル−2−ヘキセニル
アセテートをリンゴ−洋ナシのコノテーションを有する
前記のフルーティーなベースに添加することによって、
洋ナシノートが特に強いが、一方でリンゴノートが弱い
香りを有する新規の組成物が提供される。更に本発明の
化合物は組成物の香りにナイスな、フレッシュな、グリ
ーンコノテーションを非常にナチュラルに付与した。
【0039】例5 香料組成物の製造 以下の成分を有するフローラル−ムスキータイプの香料
組成物を製造した:成分 質量部 10%*アミルアセテート 20 ベンジルアセテート 100 スチラリルアセテート 15 ベルジルアセテート 40 アリルアミルグリコレート 5 γ−ウンデカラクトン 15 シトロネロール 80 10%*β−ダマスコン1) 2 0 Habnolide(R)2) 70 Hedione(R)3) 150 へリオプロパナール4) 2 0 ヘリオトロピン 20 Iralia(R)5) 15 Lilial(R)6) 80 リナロオール 70 1%*シス−2−メチル−4−プロピル−1,3−オキサチアン7) 2 0 シス−3−ヘキセノールサリチレート 40 フェネチロール 100 テルピネオール 80 10%*ゼストバー8) 合計 980 *ジプロピレングリコール中 1)1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセ
ン−1−イル)−2−ブテン−1−オン;由来:フィル
メニヒSA、ジュネーブ、スイス 2)ペンタデセノリド;由来:フィルメニヒSA、ジュ
ネーブ、スイス 3)メチルジヒドロジャスモネート;由来;フィルメニ
ヒSA、ジュネーブ、スイス 4)3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−
2−メチルプロパナール;由来:フィルメニヒSA、ジ
ュネーブ、スイス 5)メチルイオノン異性体の混合物;由来:フィルメニ
ヒSA、ジュネーブ、スイス 6)3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチルプロ
パナール;由来:Givaudan−RoureSA、
Vernier、スイス 7)由来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス 8)2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カル
バルデヒド;由来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、ス
イス 20質量部の3−メチル−2−ヘキセニルアセテートを
フローラル−ムスキーキャラクターを有する前記のベー
ス組成物に添加することによって、僅かにフルーティな
洋ナシ−マルメロのキャラクターと一緒に全体にグリー
ンのエーテルコノテーションを有する新規の組成物が提
供される。更にこの新規組成物は、トランス−2−ヘキ
セニルアセテートが添加された類似のベース組成物から
の香りの観点とは全く異なった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 69/07 C07C 69/07 69/145 69/145 69/84 69/84 C11D 3/50 C11D 3/50 Fターム(参考) 4H003 BA01 BA12 DA01 DA02 DA05 DA17 FA26 4H006 AA01 AA03 AB12 4H059 BA30 BA35 BB02 BB03 BB14 BB45 DA09 EA32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 香料組成物又は付香製品の香り特性を付
    与、改善、増強又は変性するための方法において、該方
    法が前記の組成物又は製品に式: 【化1】 [式中、波線は(Z)型又は(E)型の立体配置を有す
    る結合を表すか、又は2つの立体配置の混合物を表し、
    は水素原子、直鎖状又は分枝鎖状のC〜C −ア
    ルキル基、メトキシ又はエトキシカルボニル基、又はア
    リール基を表し、かつRはメチル基もしくはエチル基
    を表す]の化合物を添加する工程を含む方法。
  2. 【請求項2】 3−メチル−2−ヘキセニルアセテー
    ト、3−メチル−2−ヘプテニルアセテート、3−メチ
    ル−2−ヘキセニルプロパノエート、1−エチル 2−
    (3−メチル−2−ヘキセニル)オキサレート又は3−
    メチル−2−ヘキセニルサリチレートの、請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 活性成分として、式: 【化2】 [式中、波線は(Z)型又は(E)型の立体配置を有す
    る結合を表すか、又は2つの立体配置の混合物を表し、
    は水素原子、直鎖状又は分枝鎖状のC〜C −ア
    ルキル基、メトキシ又はエトキシカルボニル基、又はア
    リール基を表し、かつRはメチル基又はエチル基を表
    す]の化合物を含有する香料組成物又は付香物品。
  4. 【請求項4】 活性成分が3−メチル−2−ヘキセニル
    アセテート、3−メチル−2−ヘプテニルアセテート又
    は3−メチル−2−ヘキセニルプロパノエートである、
    請求項3記載の香料組成物又は付香物品。
  5. 【請求項5】 活性成分が1−エチル 2−(3−メチ
    ル−2−ヘキセニル)オキサレート又は3−メチル−2
    −ヘキセニルサリチレートである、請求項3記載の香料
    組成物又は付香物品。
  6. 【請求項6】 香料、コロン、アフターシェーブローシ
    ョン、セッケン、シャワー又は風呂用の調剤、ボディケ
    ア製品又はヘアケア製品、デオドラント又は発汗防止剤
    又はエアフレッシュナー、化粧品調剤、洗剤又は繊維柔
    軟剤又は汎用清浄剤の形での、請求項3記載の付香され
    た物品。
  7. 【請求項7】 式: 【化3】 [式中、波線は(Z)型又は(E)型の立体配置を有す
    る結合を表すか、又は2つの立体配置の混合物を表し、
    は水素原子、直鎖状又は分枝鎖状のC〜C −ア
    ルキル基、メトキシ又はエトキシカルボニル基、又はア
    リール基を表し、かつRはメチル基又はエチル基を表
    すが、但し、3−メチル−2−ヘキセニルアセテート及
    び3−メチル−2−ヘプテニルホルメートは除く]の化
    合物。
JP2001275585A 2000-09-14 2001-09-11 香り特性を付与、改善、増強又は変性する方法、香料組成物、付香物品並びに不飽和エステル化合物 Expired - Lifetime JP4071947B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH17852000 2000-09-14
CH20001785/00 2000-09-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002155294A true JP2002155294A (ja) 2002-05-28
JP4071947B2 JP4071947B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=4566270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001275585A Expired - Lifetime JP4071947B2 (ja) 2000-09-14 2001-09-11 香り特性を付与、改善、増強又は変性する方法、香料組成物、付香物品並びに不飽和エステル化合物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6924262B2 (ja)
EP (1) EP1188433B1 (ja)
JP (1) JP4071947B2 (ja)
AT (1) ATE350107T1 (ja)
DE (1) DE60125670T2 (ja)
ES (1) ES2278664T3 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009544658A (ja) * 2006-07-24 2009-12-17 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (2r,3r)−3−(3−メトキシフェニル)−n,n,2−トリメチルペンタナミンの製造
JP2011068836A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Ogawa & Co Ltd 香料組成物
JP2011153099A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Fuji Flavor Kk (e)−2−ヘキセニル=(e)−2−ヘキセノアートの製造方法
JP4751884B2 (ja) * 2004-07-23 2011-08-17 ジボダン エス エー サリチル酸4−ヘプテン−2−イルおよびフレグランス成分としてのその使用
JP2016190850A (ja) * 2013-07-01 2016-11-10 エルジー・ケム・リミテッド ポリオルガノシロキサン化合物、製造方法およびこれを含むコーポリカーボネート樹脂

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2558655A1 (en) * 2004-03-01 2005-09-15 Kai W. Wucherpfennig Methods and compositions for treatment of autoimmune diseases
US20060194725A1 (en) * 2004-05-07 2006-08-31 James Rasmussen Methods of treating disease with random copolymers
US7655221B2 (en) * 2004-05-07 2010-02-02 Peptimmune, Inc. Methods of treating disease with random copolymers
JP6990707B2 (ja) 2016-12-21 2022-01-14 シムライズ アーゲー 香料混合物

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4228265A (en) * 1979-03-27 1980-10-14 Nippon Zeon Co. Ltd. Process for producing sulfur-curable acrylic rubbers
US4510319A (en) * 1982-07-01 1985-04-09 Fritzsche Dodge & Olcott Inc. Functionalization of terminal trisubstituted alkenes and derivatives thereof
US5531910A (en) * 1995-07-07 1996-07-02 The Procter & Gamble Company Biodegradable fabric softener compositions with improved perfume longevity

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4751884B2 (ja) * 2004-07-23 2011-08-17 ジボダン エス エー サリチル酸4−ヘプテン−2−イルおよびフレグランス成分としてのその使用
JP2009544658A (ja) * 2006-07-24 2009-12-17 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (2r,3r)−3−(3−メトキシフェニル)−n,n,2−トリメチルペンタナミンの製造
JP2011068836A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Ogawa & Co Ltd 香料組成物
JP2011153099A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Fuji Flavor Kk (e)−2−ヘキセニル=(e)−2−ヘキセノアートの製造方法
JP2016190850A (ja) * 2013-07-01 2016-11-10 エルジー・ケム・リミテッド ポリオルガノシロキサン化合物、製造方法およびこれを含むコーポリカーボネート樹脂

Also Published As

Publication number Publication date
JP4071947B2 (ja) 2008-04-02
DE60125670D1 (de) 2007-02-15
EP1188433A2 (en) 2002-03-20
EP1188433B1 (en) 2007-01-03
EP1188433A3 (en) 2004-01-02
DE60125670T2 (de) 2007-10-04
ATE350107T1 (de) 2007-01-15
US20020055455A1 (en) 2002-05-09
ES2278664T3 (es) 2007-08-16
US6924262B2 (en) 2005-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5166412A (en) Esters and their use in perfumery
JP5453402B2 (ja) フルーツ調の着臭剤
JP5750542B1 (ja) エステル
JP3352849B2 (ja) 香料組成物又は香料添加製品、匂い特性を授与し、これを改善し、増大させるか又は変性させる方法、及び環式ジエステル
JP4071947B2 (ja) 香り特性を付与、改善、増強又は変性する方法、香料組成物、付香物品並びに不飽和エステル化合物
JP4012461B2 (ja) 不飽和エステル化合物、その使用及びこれを含有する付香組成物及び付香された製品
JP5086078B2 (ja) サフラン香気を有する香料成分
US7741267B2 (en) Citronella and floral perfuming ingredient
EP1747184B1 (en) Non-cyclic hindered ketone as perfuming ingredient
JP6005159B2 (ja) 付香アセタール
JP4138403B2 (ja) 香料成分としての第三アルコールまたはエステルの使用
US7767639B2 (en) Unsaturated ethers as perfuming ingredients
JP6072797B2 (ja) フレグランス化合物および組成物
US6384269B1 (en) Esters with musky odor and their use in perfumery
EP2268779B1 (en) Ketones as perfuming ingredients
EP2217563B1 (en) Alpha-substituted cyclopentanecarbonitriles or cyclohexanecarbonitriles and their use in perfumery
US6410504B1 (en) Nitriles and aldehydes derived from 3-isopropenyl-1,2-dimethyl-1-cyclopentanol and their use in perfumery
US7196053B2 (en) Odorant compounds
JPS59144714A (ja) 香料、香料基剤及び消費可能な物質の匂い特性を向上、改善又は変性する方法
US5952292A (en) Utilization of 3-methyl-2-oxo-ethyl-pentanoate as a perfuming ingredient
EP1329497B1 (en) Utilization of unsaturated esters as perfuming ingredients
EP2742120B1 (en) Violet leaves odorants
JPH10130688A (ja) 賦香組成物、香粧品ならびに賦香組成物または香粧品の匂い特性を付与するか、改善するか、強調するかまたは変更する方法
CN106456473B (zh) 花香、青香气味剂
JP2010144119A (ja) 香料素材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4071947

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term