JP2002155294A - 香り特性を付与、改善、増強又は変性する方法、香料組成物、付香物品並びに不飽和エステル化合物 - Google Patents
香り特性を付与、改善、増強又は変性する方法、香料組成物、付香物品並びに不飽和エステル化合物Info
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Abstract
の他に、類似の構造の従来のエステルとは完全に異なる
非常に独創的なアンダーノートを提供する。 【解決手段】 式: 【化1】 [式中、波線は(Z)型又は(E)型の立体配置を有す
る結合、又は2つの立体配置の混合物を表し、R1は水
素原子、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C4−アルキ
ル基、メトキシもしくはエトキシカルボニル基、又はア
リール基を表し、かつR2はメチル基もしくはエチル基
を表す]の化合物を使用する。
Description
る。殊に式:
体配置を有する結合、又は2つの立体配置の混合物を表
し、R1は水素原子、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜
C4−アルキル基、メトキシもしくはエトキシカルボニ
ル基、又はアリール基を表し、かつR2はメチル基もし
くはエチル基を表す]の化合物の香料成分としての使用
に関する。
用かつ高く評価される香り特性を有する。これらは香
料、香料組成物及び付香物品の製造のために使用でき
る。これらを使用してグリーンタイプ及びフルーティタ
イプの香りノートが付与される。
−ヘキセニルアセテート及び3−メチル−2−ヘプテニ
ルホルメートの両者は公知の構造を有する。特に3−メ
チル−2−ヘキセニルアセテートの製造はナサロウ他
(Nasarow et al)によってZh.Obshch.Kh
im(Zh. Obshch. Khim, 18, 1948, 656,661,663)に
記載されており、一方で3−メチル−2−ヘプテニルホ
ルメートの製造はY.KuwaharaによってAgr
ic.Biol.Chem(Agric. Biol. Chem.(198
2), 46(7), 1855-60)に記載されている。他方でどちら
の文献にも、式(I)の化合物の感覚刺激性の特性又は
香料分野での前記化合物の使用は挙げられていない。
に比較的近い化学構造を有する幾つかの直鎖状エステル
がよく知られた香気化合物であることが知られているこ
とから意想外である。一方では、特に2−ヘキセニルブ
タノエート、2−ヘキセニルフェニルアセテート、2−
ヘキセニルプロパノエート又は2−ヘキセニルアセテー
トを挙げることができる。これらの化合物は参照文書
(例えばS. Arctander,Perfume and Flavor Chemicals,
1969, Montclair, N. J., USA)に列記されているが、
式(I)の置換された誘導体が香り特性を有するとして
は記載されていなかった。
明確な香り特性を保持させることを達成でき、これらは
特に関心がもたれるべきであると判明した。正に、これ
らの化合物はそれらのベースのグリーン及びフルーティ
な香り特性の他に、類似の構造の従来のエステルとは完
全に異なり、従って調香師のパレットに新しいニュアン
スを付与する非常に独創的なアンダーノートを有してい
る。
は、式:
体配置を有する結合、又は2つの立体配置の混合物を表
し、R1は水素原子、直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜
C4−アルキル基、メトキシもしくはエトキシカルボニ
ル基、又はアリール基を表し、かつR2はメチル基もし
くはエチル基を表す]の化合物の香料成分としての使用
である。
R1及びR2がそれぞれメチル基を表す式(I)の化合
物、すなわち3−メチル−2−ヘキセニルアセテートは
本発明によれば有利な化合物である。その構造は、非常
に強力な発散香気を有すると知られている3−メチル−
2−ヘキセン酸の構造に近いが、3−メチル−2−ヘキ
セニルアセテートは特にナチュラルなグリーン−フルー
ティ、洋ナシのコノテーションを有する香りを有する。
相応の非置換のエステル、すなわち2−ヘキセニルアセ
テートとの比較によって、本発明の化合物の芳香はシナ
モン及びビターアーモンドタイプの幾つかの非常に独創
的なアンダーノートを有し、これらはその芳香に新しい
広がりを与え、調香師には新規の嗅覚的変化であると評
価される。従来の化合物とは異なる該化合物はこのよう
に特に高く評価される。
ョンにもかかわらず前記化合物の2種の異性体間には幾
つかの香気の差が認められる。調香師によって(E)−
3−メチル−2−ヘキセニルアセテートが有利であると
示され、これはより顕著な洋ナシノートを有する。
−2−ヘプテニルアセテート、3−メチル−2−ヘキセ
ニルプロパノエート、1−エチル 2−(3−メチル−
2−ヘキセニル)オキサレート、3−メチル−2−ヘキ
セニルベンゾエート及び3−メチル−2−ヘキセニルサ
リチレートである。これらの化合物はそれ自体、立体配
置(Z)/(E)の異性体の混合物の形で存在するか、
又はいずれかの異性体の形で存在してよい。
3−メチル−2−ヘキセニルアセテートの香りよりも洋
ナシであり、かつグリーンが少ない香りを有するが、3
−メチル−2−ヘキセニルプロパノエートはフルーティ
−洋ナシノートがより顕著な3−メチル−2−ヘキセニ
ルアセテートよりも顕著なグリーン特性を有する。
サリチル酸エステル及び安息香酸エステル、すなわち3
−メチル−2−ヘキセニル安息香酸エステル及び3−メ
チル−2−ヘキセニルサリチル酸エステルは、グリーン
ノートの強さに関しては特に顕著である。3−メチル−
2−ヘキセニル安息香酸エステルはビターアーモンド、
ヒヤシンス、ローズノートに関連する非常に強いグリー
ンノートを有する。最後に、3−メチル−2−ヘキセニ
ルサリチル酸エステルは非常にナチュラルかつフレッシ
ュなグリーンの、フォーリッジな(foliage)、洋ナシ
ウィリアムス(pear Williams)の香りを有し、これは
極めて織物上で永続する。この3−メチル−2−ヘキセ
ニルサリチル酸エステルの香りの並はずれた永続性はこ
の種の化合物においては全く珍しい特性である。
ー、香料、コロン又はアフターシェーブローション並び
に香料での他の最近の使用、香料石鹸、シャワー又は風
呂のための調剤、例えばバスソルト、ムース、オイル、
ジェル又は他の調剤、製品、例えばボディーオイル、ボ
ディーケア製品、ボディーデオドラント及び発汗防止
剤、ヘアケア製品、例えばシャンプー、大気デオドラン
ト又は化粧品調剤における使用のために適当である。
ための液体又は固体洗剤、繊維柔軟剤のような適用形で
か、又は洗剤組成物もしくは皿洗い又は種々の表面のた
め、工業的使用もしくは家庭的使用のための清浄組成物
でも使用できる。
合物は単独でか、又は香料において通常使用される他の
香料成分、溶剤又は添加剤と混合して使用できる。これ
らの補助成分の性質及び種類は本願ではより詳細な記載
は必要とせず、徹底する必要はない。当業者はこれら
を、一般的知識並びに付香すべき製品及び嗅覚効果を必
要とする製品の性質により選択できる。
群、例えばアルコール、アルデヒド、ケトン、エステ
ル、エーテル、アセテート、ニトライト、テルペン炭化
水素、複素環式の窒素又は硫黄を含有する化合物、並び
に天然又は合成の精油に属する。これらの成分の多くは
参照文書(例えばS. Arctander, Perfume and Flavor C
hemicals, 1969, Montclar, N. J., USA又はそのより最
近の版又は他の類似の書籍)に列記されている。
に導入できる割合は、広い値範囲で変化する。これらの
値は付香すべき製品の性質に依存し、かつ本発明の化合
物を従来に通常使用される香料補助成分、溶剤又は添加
剤との混合物で使用される場合には得ようとする嗅覚効
果並びに与えられた組成物中の補助成分の性質に依存す
る。
成物の質量に対して1〜10質量%、20質量%以上の
本発明の式(I)の化合物が典型的な濃度であってよ
い。前記よりも一層低い濃度は、これらの化合物が前記
の消費者製品の幾つかを付香するために直接適用する場
合に使用できる。
得ることができる。第1工程においては、ウィティッヒ
−ホーナー型の反応によって、ヘキサン−2−オン、個
々にペンタン−2−オンをトリエチルホスホノアセテー
トの存在下に相応のα,β−不飽和エステルに変換す
る。後者を第2工程で還元する。最後に得られたアルコ
ールを塩化アシル又は無水物を使用してエステル化す
る。これらは式(I)の所望の化合物を得るために必要
である。これらの反応の厳密な条件を例1及び例2に詳
細に説明する。
記載するが、温度は摂氏(℃)で示し、かつ略語は該分
野の通常の意味を有する。
々のエステルの製造 i)3−メチル−2−ヘプテン−1−オール及び3−メ
チル−2−ヘキセン−1−オールの製造 3−メチル−2−ヘプテン−1−オールはKuwaha
raによってJ.Agric.Biol.Chem(J.
Agric. Biol. Chem. 1982, 46, 1855)に記載される方
法によって得られ、その2種の異性体Z又はEはノヴォ
トニー他(Nowotny, S., et al)によってOrg.Ch
em(Org. Chem. 1995, 60, 2762)及びフー他(Hu, T
et al)によってJ.Org.Chem(J. Org. Che
m. 1998,63, 2401)にそれぞれ記載されている。
類似の方法によって得た: a)エチル 3−メチル−2−ヘキセノエート 窒素雰囲気下で機械的撹拌機を備えた3lの反応器に1
lのペンタン、176g(2.1モル)のペンタン−2
−オン(由来:Fluka)及び470g(2.1モ
ル)のトリエチルホスホノアセテート(由来:Fluk
a)を充填した。激しく撹拌して、780ml(2.1
モル)のエタノール中の21%のナトリウムエトキシド
溶液を1時間かけて、反応媒体温度を約25℃に維持し
て滴加した。気−液クロマトグラフィー(15m SP
−2100、70゜、10゜/分220゜まで)による
反応によって、反応が添加の完了後に終了することが示
された。次いで反応媒体を2lの冷水に注入し、激しく
撹拌した。有機相及び水相を分離し、水相を100ml
のペンタンで洗浄した。最後に、全ての有機相を合し、
ブラインで洗浄し、溶剤を蒸留によって蒸発させて、粗
生成物が得られた。この粗生成物を減圧下に15cmの
Vigreuxカラムを使用して精製して、異性体Z/
Eの15:85の混合物に相当する無色の液体310g
が得られた(収率=95%、純度=99%)。
28(12%);113(50%);111(100
%);110(10%);100(24%);95(4
1%);83(18%);82(39%);81(18
%);69(52%);67(26%)IR :3050(w);2960(s);1717
(s);1649(s);1460(m);1370
(m);1219(s);1150(s);1106
(s);1040(s)RMN−1 H :5.66(s,1H);4.13(q,
J=7.5,2H);2.59(t,J=8.0,2
H);1.87(d,J=0.5,3H);1.5
(m,2H);1.27(t,J=7,3H);0.9
5(t,J=7.5,3H) エチル(E)3−メチル−2−ヘキセノエートSM :156(24%,M+);141(6%);12
8(26%);113(35%);112(11%);
111(100%);100(28%);95(28
%);85(13%);83(16%);82(43
%);69(51%);67(20%)IR :3050(w);2960(s);1717
(s);1649(s);1460(m);1370
(m);1219(s);1150(s);1106
(s);1040(s)RMN−1 H :5.64(s,1H);4.15(q,
J=7.1,2H);2.16(s,3H);2.11
(t,J=7.6,2H);1.5(m,2H);1.
28(t,J=7.0,3H);0.91(t,J=
7.3,3H) b)3−メチル−2−ヘキセン−1−オール 窒素雰囲気下に機械的撹拌機を備えた3lの反応器に
0.50lの無水テトラヒドロフラン(THF)及び2
50ml(0.88モル)のトルエン(由来:アクロス
(Acros)、USA)中のビトリド70%を充填した。
撹拌された混合物を15℃で冷却し、次いで125g
(0.80モル)のエチル 3−メチル−2−ヘキセノ
エート(a)で得られた)を3時間かけて滴加した。こ
のように反応媒体温度を15℃で1〜2時間保持した。
この時間は気−液クロマトグラフィー(15m SP−
2100、70゜、10゜/分 220゜まで)によれ
ば反応の完了を示している。反応温度を15℃で保持し
ている間に、130〜140mlの20%のNaOH溶
液を、粘性の沈殿物が形成するまで緩慢に添加した。反
応混合物をセライト上で濾過し、濾液を傾瀉し、水相を
100mlのジエチルエーテルで2回洗浄した。最後
に、全ての有機相を合し、500mlの水で2回洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ溶剤を蒸留によ
って蒸発させて、粗生成物が得られた。Vigreux
カラム上での粗生成物のフラッシュ蒸留によって70゜
/1mmHgの沸点を有する70gの澄明な生成物が得
られた。
1−オールの異性体Z及びEの22:78混合物98%
を含有する(収率=75%)。
1(17%);71(100%);57(17%)IR :3300(m,大);2956(s);1667
(w);1455(m);1378(m);1064
(m);991(s)RMN−1 H :5.42(t,J=6.5,1H);
4.12(d,J=6.5,2H);2.05(t,J
=8,2H);1.8(s大,1H);1.72(d,
J=1,3H);1.4(m,2H);0.89(t,
J=7.5,3H) (E)3−メチル−2−ヘキセン−1−オールSM :114(5%,M+);81(11%);71
(100%);57(17%)IR :3311(m,大);2956(s);1667
(w);1455(m);1379(m);1065
(m);992(s)RMN−1 H :5.41(微細構造でのt,J=6.
5,1H);4.15(d,J=6.5,2H);1.
99(t,J=7.5,2H);1.66(s,3
H);1.43(hex,J=7.5,2H);1.2
(s大,1H);0.89(t,J=7.5,3H) ii)アルコールのエステル化のための一般的手順 本発明のエステルは相応のアルコール及び相応の塩化ア
シルもしくは無水物から前記の手順のいずれか1つによ
って製造できる。
/E3−メチル−2−ヘキセン−1−オール、500m
lのピリジン及び160ml(1.6モル)の無水酢酸
で充填し、その混合物を1時間撹拌した。その時間の
間、反応温度を30℃未満に冷水冷却浴を使用して保持
した。該混合物を1lの水上に注入し、3×250ml
のジエチルエーテルで分配した。合した有機相を中性に
なるまで洗浄し、無水の硫酸ナトリウム上で乾燥させ、
溶剤の蒸留によって濃縮した。20cmのVigreu
xカラムを通しての分別によって129gの無色の液体
(沸点72℃/lmmHg)が得られた。この液体は3
−メチル−2−ヘキセニルアセテートの21:79のZ
/E混合物である。純度>98%(GLC、15m S
P−2100、70℃、10℃/分 220℃まで)。
収率79%。
(Ficher column)を通しての分別蒸留によって分離で
きる。より低温で沸騰する少量のZ異性体は39〜41
゜/13mmHgで蒸留する。全てのZ異性体を蒸留す
れば、残りのE異性体を残留物から球管(Kugelrohr)
蒸留を介して単離できる(オーブン温度70゜、10m
mHg) b)塩化アセチルでの処理
6ミリモル)のZ/E 3−メチル−2−ヘキセン−1
−オール、7.0mlのピリジン及び3.0g(39ミ
リモル)の塩化アセチルを充填し、かつ内容物を30分
間撹拌した。この時間の間に反応温度を30℃未満に冷
水冷却浴を使用して保持した。この混合物を100ml
の水上に注入し、3×50mlのペンタンで分配した。
合した有機相を中性になるまで洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウム上で乾燥させ、かつ溶剤の蒸留によって濃縮した。
濃縮物の球管蒸留によって3.6gの無色の液体(オー
ブン温度70℃、10mmHg)が生成した。収率90
%。この材料は3−メチル−2−ヘキセニルアセテート
の1:4のZ/E混合物である。純度95%。シリカゲ
ルクロマトグラフィー(100gのSiO2、95:5
のシクロヘキサン/メチルアセテート 溶離)によって
精製して、2.8gの純粋な25:75Z/Eエステル
が得られる。
び3−メチル−2−ヘプテン−1−オールは1:4のZ
/E混合物として得られた。前記のエステル化反応によ
って類似のE/Z異性体比を有するエステルが生成し
た。しかしながら生成物のカラムクロマトグラフィーに
よる単離及び精製は異なるZ/E比を有するフラクショ
ンを時々生成する。前記の混合物が時々異なる比を有す
るのはそのためである。
−ヘキセニルアセテート出発材料 :(Z)3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ル及び無水酢酸香り :グリーン、アルデハイディックグリーンアーモン
ド。ボトムノートではグリーン及びフェニグリークSM :156(0.2%,M+);97(12%);9
6(42%);81(100%);79(12%);7
1(42%);69(18%);68(29%);67
(21%)IR :2960(m);1736(s);1668
(w);1448(m);1377(m);1224
(s);1019(s);952(m)RMN−1 H :5.36(t,J=7.2,1H);
4.57(d,J=7.5,2H);2.08(t,J
=7.1,2H);2.05(s,3H);1.75
(s,3H);1.43(hexuplet,J=7.
5,2H);0.90(t,J=7.5,3H)RMN−13 C :171.1(s);142.8
(s);119.2(d);61.1(t);34.1
(t);23.4(q);21.3(t);21.0
(q);13.8(q) (E)3−メチル−2−ヘキセニルアセテート出発材料 :(E)3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ル及び無水酢酸香り :グリーン、洋ナシSM :156(0.3%,M+);97(13%);9
6(44%);81(100%);79(12%);7
1(43%);69(19%);68(34%);67
(24%)IR :2960(m);1736(s);1669
(w);1454(m);1366(m);1226
(s);1020(s);953(m)RMN−1 H :5.33(tq,J=7+1,1H);
4.59(d,J=7.1,2H);2.05(s,3
H);2.01(t、J=7.5,2H);1.68
(s,3H);1.45(hex、J=7.1,2
H);0.89(t、J=7.5,3H)RMN−13 C :171.1(s);142.4
(s);118.3(d);61.4(t);41.7
(t);21.1(q);20.7(t);16.3
(q);13.7(q) Z/E3−メチル−2−ヘキセニルプロピオネート、混
合物Z/E1:4出発材料 :Z/E3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ル及びプロピオニルクロリド香り :グリーン、洋ナシ、ほぼシナモン、リコリーMS :少数の異性体(Z):170(1%,M+);9
7(17%);96(45%);81(93%);68
(28%);57(100%) 多数の異性体(E):170(1%,M+);97(2
1%);96(51%);81(91%);68(32
%);57(100%)IR :3050(w);2956(m);1737
(s);1669(w);1457(m);1365
(m);1226(s);1021(s)RMN−1 H :5.37(t,J=6.8,1H,少数
の異性体);5.33(tq,J=6.8+1.2,1
H,多数の異性体);4.60(d,J=7.1,2
H,多数の異性体);4.57(d,J=7,1H,少
数の異性体);2.3(m,2H);2.08(t,J
=7.5,2H,少数の異性体);2.01(t,J=
7.5,2H,多数の異性体);1.75(s,3H,
少数の異性体);1.69(s,3H,多数の異性
体);1.5(m,2H);1.14(t,J=7.
5,3H);0.90(t,J=7.5,3H、少数の
異性体);0.88(t,J=7.5,3H,多数の異
性体)RMN−13 C :174.5(s);142.7
(s);142.2(s);119.2(d);11
8.5(d);61.3(t);61.0(t);4
1.7(t);34.0(t);27.7(t);2
3.5(q);21.3(t);20.7(t);1
6.3(q);13.9(q);13.7(q);9.
2(q) 3−メチル−2−ヘキセニルZ/Eベンゾエート、混合
物Z/E3:7出発材料 :Z/E3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ル及び塩化ベンゾイル香り :グリーン、アーモンド、ヒヤシンス、ローズMS :少数の異性体(Z):218(2%,M+);1
05(100%);97(10%);96(55%);
81(59%);77(32%) 多数の異性体(E):218(2%,M+);105
(100%);97(10%);96(58%);81
(57%);77(34%)IR :3080(w);2957(m);1713
(s);1673(w);1600(m);1450
(m);1264(s)1096(s);1068
(s);1025(s)RMN−1 H :8.06(d,J=8,2H);7.5
(m,3H);5.5(m,1H);4.84(d,J
=7.5,2H、多数の異性体);4.82(d,J=
7,2H,少数の異性体);2.13(t,J=7,2
H,少数の異性体);2.02(t,J=7.2H,多
数の異性体);1.78(d,J=0.3,3H,少数
の異性体);1.74(s,3H,多数の異性体);
1.5(m,2H);0.91(t,J=7,3H,少
数の異性体);0.89(t,J=7,3H,多数の異
性体)RMN−13 C :166.7(s);142.8
(s);142.5(s);132.8(d);13
0.6(s);129.6(d);128.3(d);
119.2(d);118.4(d);61.9
(t);61.6(t);41.7(t);34.1
(t);23.5(q);21.3(t);20.7
(t);16.4(q);13.9(q);13.7
(q) Z/E1−エチル2−(3−メチル−2−ヘキセニル)
オキサレート、混合物Z/E1:4出発材料 :Z/E3−メチル−2−ヘキセン−1−オー
ル及びエチルオキサリルクロリド香り :グリーン、フルーティーMS :少数の異性体(Z):113(M−101,C7
H13O+,11%);97(36%);96(19
%);81(12%);55(100%) 多数の異性体(E):113(M−101,C7H13
O+,12%);97(37%);96(16%);8
1(10%);55(100%)IR :2960(m)1765(s);1739
(s);1615(w);1446(m);1380
(m);1302(s);1150(s,二重項);1
016(m)RMN−1 H :5.43(t,J=8,1H,少数の異
性体);5.40(微細構造でのt,J=7.5,1
H,多数の異性体);4.81(d,J=7.5,2
H,多数の異性体);4.78(d,J=7,2H,少
数の異性体);4.35(q,J=7.2,2H);
2.11(t,J=7.5,2H,少数の異性体);
2.02(d,J=7.5,2H,多数の異性体);
1.77(s,3H,少数の異性体);1.73(s,
3H,多数の異性体);1.5(m,2H);1.38
(t,J=7.2,3H);0.90(t,J=7.
5,3H,少数の異性体);0.88(t,J=7.
5,3H,多数の異性体)RMN−13 C :158.0(s);144.5
(s);117.6(d);116.8(d);63.
8(t);63.5(t);63.1(t);41.7
(t);34.1(t);23.5(q);21.2
(t);20.6(t);16.4(q);14.0
(q);13.9(q);13.7(q)例2 3−メチル−2−ヘプテニルアセテートの製造 該化合物は、3−メチル−2−ヘプテン−1−オールと
塩化アセチルとを例1のii)のb)に記載される実験
手順に従って反応させることによって得られた。
ート、混合物Z/E1:4出発材料 :Z/E3−メチル−2−ヘプテン−1−オー
ル及び塩化アセチル香り :グリーン、未熟洋ナシMS :少数の異性体(Z):170(1%,M+);1
10(39%);95(35%);81(44%);7
1(36%);68(85%);55(35%);43
(100%) 多数の異性体(E):170(1%,M+);110
(39%);95(31%);81(41%);71
(38%);68(90%);55(36%);43
(100%)IR :2960(m);1735(s);1669
(w);1457(m);1366(m);1226
(s);1020(s)RMN−1 H :5.33(t,J=6,1H);4.5
9(d,J=7.1,2H,多数の異性体);4.57
(d,J=7,1H,少数の異性体);2.09(t,
J=7.5,2H,少数の異性体);2.03(t,J
=7.5,2H,多数の異性体);2.05(s,3
H);1.75(d,J=0.3;3H,少数の異性
体);1.69(s;3H,多数の異性体);1.3
(m,4H);0.91(t,J=7.1,3H、少数
の異性体);0.90(t,J=7.2,3H,多数の
異性体)RMN−13 C :171.1(s);143.2
(s);142.7(s);118.8(d)118.
1(d);61.5(t);61.1(t);39.3
(t);31.9(t);30.4(t);29.8
(t);23.5(q);22.6(t);22.4
(t);21.1(q);16.4(q);14.0
(q)例3 Z/E3−メチル−2−ヘキセニルサリチレートの製造 窒素雰囲気下にシュレンク管中で5.0gのZ/E3−
メチル−2−ヘキセン−1−オール(44ミリモル)を
50mlの無水THF中に溶解させた。−20℃で2
7.5mlのヘキサン中のブチルリチウム1.6M(4
4ミリモル)を10分間かけて滴加した。反応混合物を
室温に加温させ、次いで10分間かけて50mlの無水
THF中の9.4g(44ミリモル)のフェニルサリチ
レートの溶液を添加した。15時間後に、反応混合物を
500mlの氷冷水上に注入し、3×50mlのジエチ
ルエーテルで分配した。合した有機相を200mlの冷
水で洗浄し、無水の硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ
溶剤の蒸留によって濃縮した。こうして得られた粗生成
物をシリカゲルクロマトグラフィー(200gのSiO
2、95:5ヘキサン/エチルアセテート溶離)によっ
て精製して2.8gの純粋な25:75のZ/Eエステ
ルが得られた。3−メチル−2−ヘキセニルサリチレー
トの純粋な1:2のZ/E混合物1.2g、純度96%
並びに90%の純度のフラクション1.3gが得られた
(収率34%)。
ウィリアムスMS :少数の異性体(Z):138(C7H6O3 +,
49%);121(30%);120(50%);97
(36%);96(69%);81(46%);55
(100%) 多数の異性体(E):138(C7H6O3 +,46
%);121(34%);120(53%);97(3
8%);96(80%);81(49%);55(10
0%)IR :3150(ブロード,w);2957(m);1
667(s);1612(s);1584(m);14
84(s);1380(m);1295(s);120
9(s);1155(s);1134(s);1084
(s);1032(m)RMN−1 H :10.84(s,1H);7.84
(d,J=8,1H);7.43(dd,J=2+8,
1H);6.98(d,J=8.5,1H);6.87
(t,J=8,1H);5.5(m,1H);4.87
(d,J=7.0,2H,多数の異性体);4.83
(d,J=7,2H,少数の異性体);2.14(t,
J=7,2H,少数の異性体);2.03(t,J=
7,2H,多数の異性体);1.79(s,3H,少数
の異性体);1.75(s,3H,多数の異性体);
1.5(m,2H);0.92(t,J=7,3H,少
数の異性体);0.90(t,J=7,3H,多数の異
性体)RMN−13 C :170.2(s);161.7
(s);143.9(s);143.5(s);13
5.5(d);130.0(d);119.1(d);
118.5(d);117.7(d);117.5
(d);112.7(s);62.2(t);61.9
(t);41.7(t);34.1(t);26.9
(t);23.5(q);21.3(t);20.7
(t);16.4(q);13.9(q);13.7
(q)例4 香料組成物の製造 以下の成分による洋ナシタイプの香料組成物を製造し
た: 成分 質量部 アミルアセテート 10 ヘキシルアセテート 20 シトロネリルアセテート 50 ゲラニルアセテート 40 1−p−メンテン−8−イルアセテート 90 10%*ベンズアルデヒド 30 50%*n−デカナール 20 Ambrettolide(R)1) 20 エチル 2−メチルペンタノエート2) 10 ラズベリーケトン 5 10%*エチルカプロエート 20 メチルシンナメート 10 ガンマγ−n−デカラクトン 5 50%*β−ダマスコン3) 20 ジエチル 1,4−シクロヘキサンジカルボキシレート4) 3 0 アリルヘプタノエート 10 ヘキシルイソブチレート 40 フェノキシエチルイソブチレート 90 10%*シス−3−ヘキセノールイソブチレート 20 イソペンチレート5) 2 0 Lilial(R)6) 70 リナロオール 80 1%*メロナール7) 3 0 10%*6,7−エポキシ−3,7−ジメチル−1,3−オクタジエン8)3 0 Hedione(R)9) 50 0.1%*(2E,6Z)−2,6−ノナジエナール 40 1%*シス−3−ヘキセノール 30 アミルプロピオネート 5 シンナミルプロピオネート 5 Scentenal(R)(10) 10 Undecavertol(R)(11) 10 ベロウトン(Veloutone) 20 Verdox(R)12) 40 合計 980 *ジプロピレングリコール中 1)由来:Givaudan−RoureSA、Ver
nier、スイス 2)由来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス 3)1−(2,2,6−トリメチル−1−シクロヘキセ
ン−1−イル)−2−ブテン−1−オン;由来:フェル
メニヒSA、ジュネーブ、スイス 4)由来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス 5)1,3−ジメチル−3−ブテニルイソブチレート;
由来;フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス 6)3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチルプロ
パナール;由来:Givaudan−Roure S
A、Vernier、スイス 7)2,6−ジメチル−5−ヘプタナール;由来:Gi
vaudan−RoureSA、Vernier、スイ
ス 8)由来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス 9)メチル ジヒドロジャスモネート;由来;フィルメ
ニヒSA、ジュネーブ、スイス 10)8(9)−メトキシ−トリシクロ[5.2.1.
0(2,6)]デカン−3(4)−カルバルデヒド;由
来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス11)4−
メチル−3−デセン−5−オール;由来;Givaud
an−RoureSA、Vernier、スイス 12)2−t−ブチル−1−シクロヘキシルアセテー
ト:由来;インターナショナルフレーバー アンド フレ
グランス,USA(International Flavors and Fragra
nces, USA)20質量部の3−メチル−2−ヘキセニル
アセテートをリンゴ−洋ナシのコノテーションを有する
前記のフルーティーなベースに添加することによって、
洋ナシノートが特に強いが、一方でリンゴノートが弱い
香りを有する新規の組成物が提供される。更に本発明の
化合物は組成物の香りにナイスな、フレッシュな、グリ
ーンコノテーションを非常にナチュラルに付与した。
組成物を製造した:成分 質量部 10%*アミルアセテート 20 ベンジルアセテート 100 スチラリルアセテート 15 ベルジルアセテート 40 アリルアミルグリコレート 5 γ−ウンデカラクトン 15 シトロネロール 80 10%*β−ダマスコン1) 2 0 Habnolide(R)2) 70 Hedione(R)3) 150 へリオプロパナール4) 2 0 ヘリオトロピン 20 Iralia(R)5) 15 Lilial(R)6) 80 リナロオール 70 1%*シス−2−メチル−4−プロピル−1,3−オキサチアン7) 2 0 シス−3−ヘキセノールサリチレート 40 フェネチロール 100 テルピネオール 80 10%*ゼストバー8) 2 0 合計 980 *ジプロピレングリコール中 1)1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセ
ン−1−イル)−2−ブテン−1−オン;由来:フィル
メニヒSA、ジュネーブ、スイス 2)ペンタデセノリド;由来:フィルメニヒSA、ジュ
ネーブ、スイス 3)メチルジヒドロジャスモネート;由来;フィルメニ
ヒSA、ジュネーブ、スイス 4)3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−
2−メチルプロパナール;由来:フィルメニヒSA、ジ
ュネーブ、スイス 5)メチルイオノン異性体の混合物;由来:フィルメニ
ヒSA、ジュネーブ、スイス 6)3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチルプロ
パナール;由来:Givaudan−RoureSA、
Vernier、スイス 7)由来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、スイス 8)2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カル
バルデヒド;由来:フィルメニヒSA、ジュネーブ、ス
イス 20質量部の3−メチル−2−ヘキセニルアセテートを
フローラル−ムスキーキャラクターを有する前記のベー
ス組成物に添加することによって、僅かにフルーティな
洋ナシ−マルメロのキャラクターと一緒に全体にグリー
ンのエーテルコノテーションを有する新規の組成物が提
供される。更にこの新規組成物は、トランス−2−ヘキ
セニルアセテートが添加された類似のベース組成物から
の香りの観点とは全く異なった。
Claims (7)
- 【請求項1】 香料組成物又は付香製品の香り特性を付
与、改善、増強又は変性するための方法において、該方
法が前記の組成物又は製品に式: 【化1】 [式中、波線は(Z)型又は(E)型の立体配置を有す
る結合を表すか、又は2つの立体配置の混合物を表し、
R1は水素原子、直鎖状又は分枝鎖状のC1〜C 4−ア
ルキル基、メトキシ又はエトキシカルボニル基、又はア
リール基を表し、かつR2はメチル基もしくはエチル基
を表す]の化合物を添加する工程を含む方法。 - 【請求項2】 3−メチル−2−ヘキセニルアセテー
ト、3−メチル−2−ヘプテニルアセテート、3−メチ
ル−2−ヘキセニルプロパノエート、1−エチル 2−
(3−メチル−2−ヘキセニル)オキサレート又は3−
メチル−2−ヘキセニルサリチレートの、請求項1記載
の方法。 - 【請求項3】 活性成分として、式: 【化2】 [式中、波線は(Z)型又は(E)型の立体配置を有す
る結合を表すか、又は2つの立体配置の混合物を表し、
R1は水素原子、直鎖状又は分枝鎖状のC1〜C 4−ア
ルキル基、メトキシ又はエトキシカルボニル基、又はア
リール基を表し、かつR2はメチル基又はエチル基を表
す]の化合物を含有する香料組成物又は付香物品。 - 【請求項4】 活性成分が3−メチル−2−ヘキセニル
アセテート、3−メチル−2−ヘプテニルアセテート又
は3−メチル−2−ヘキセニルプロパノエートである、
請求項3記載の香料組成物又は付香物品。 - 【請求項5】 活性成分が1−エチル 2−(3−メチ
ル−2−ヘキセニル)オキサレート又は3−メチル−2
−ヘキセニルサリチレートである、請求項3記載の香料
組成物又は付香物品。 - 【請求項6】 香料、コロン、アフターシェーブローシ
ョン、セッケン、シャワー又は風呂用の調剤、ボディケ
ア製品又はヘアケア製品、デオドラント又は発汗防止剤
又はエアフレッシュナー、化粧品調剤、洗剤又は繊維柔
軟剤又は汎用清浄剤の形での、請求項3記載の付香され
た物品。 - 【請求項7】 式: 【化3】 [式中、波線は(Z)型又は(E)型の立体配置を有す
る結合を表すか、又は2つの立体配置の混合物を表し、
R1は水素原子、直鎖状又は分枝鎖状のC1〜C 4−ア
ルキル基、メトキシ又はエトキシカルボニル基、又はア
リール基を表し、かつR2はメチル基又はエチル基を表
すが、但し、3−メチル−2−ヘキセニルアセテート及
び3−メチル−2−ヘプテニルホルメートは除く]の化
合物。
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