JP2002154673A - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
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- JP2002154673A JP2002154673A JP2000352964A JP2000352964A JP2002154673A JP 2002154673 A JP2002154673 A JP 2002154673A JP 2000352964 A JP2000352964 A JP 2000352964A JP 2000352964 A JP2000352964 A JP 2000352964A JP 2002154673 A JP2002154673 A JP 2002154673A
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Abstract
該給紙カセットの装置本体に対する位置決めが精確にな
され、しかも、その機構を安価に構成した給紙装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】 装置本体の内側面に設けられた内向き開
口筒状のガイドレール15に沿って、抜き差し可能に装
着されるスライドレール14と、該スライドレール14
に取り付けられる給紙カセット10と、該給紙カセット
10を装置本体に収納した時に位置決めする位置決め部
材とから成る給紙装置1であって、該スライドレール1
4を、該給紙カセット10に遊びを持たせて取り付け
る。前記遊びを、前記給紙カセット10に設けられる長
孔10bと、該長孔10bに遊挿され、前記スライドレ
ール14に固定されるピン17とで構成する。
Description
ミリ複写機等の画像読取装置において、その記録部へ用
紙を給送する給紙装置に関し、より詳しくは、給紙カセ
ットを装置本体に対して位置決めするための技術に関す
る。
取装置において、通常、その下部には、複数段の給紙カ
セットが着脱自在に設けられており、それぞれの給紙カ
セット内には、サイズの異なる記録用紙がセットされて
いる。そうして、ユーザーの操作により装置が作動し、
読取部で原稿画像が読み取られると、前記給紙カセット
から記録用紙が繰り出され、装置本体側の記録部へ給紙
されて、該記録用紙に原稿画像が複写される。
挿しこんだときに、該給紙カセット側の給送経路と、装
置本体側の記録部への搬送経路とは連通されなければな
らない。この位置合わせは重要で、ズレると紙詰まり等
を引き起こし、そこで、従来では、以下のような構成
で、この位置合わせを行っていた。
ドレールを取り付け、一方、該スライドレールを案内す
るガイドレールを、装置本体側における給紙カセットの
収納部内側面に設けて構成し、該ガイドレールを該スラ
イドレールに外嵌させて、給紙カセットを取り付けてい
た。さらに、前記スライドガイドの上下面に、保持器に
よってボール、又はコロを保持させると、該ガイドレー
ルと該スライドレールとの間の摺動抵抗が軽減され、こ
れにより給紙カセットの抜き差しが円滑に行えるのであ
った。このように、給紙カセット側のスライドレール
を、装置本体側のガイドレールに載せて給紙カセットを
嵌め込み、これにより該給紙カセットは上下方向に対
し、一定位置を保つことができるのであった。
従来技術では、確かに、装置本体に対して、前記給紙カ
セットを上下方向には位置決めできるが、この構成で
は、給紙カセットを円滑に摺動させるため、ガイドレー
ルの側面とスライドレールの側面とが対向する箇所に遊
びが設けられおり、よって、左右方向の位置決めが甘く
なる。例えば、給紙カセットを装置本体に挿し込んだと
きに、引き出し方向に対する手前側では、一方の側のガ
イドレールの側面とスライドレールの側面とが当接し、
他方の側のガイドレールの側面とスライドレールの側面
とが離間し、この反対に、引き出し方向に対する奥側で
は、前記他方の側のガイドレールの側面とスライドレー
ルの側面とが当接し、前記一方の側のガイドレールの側
面とスライドレールの側面とが離間してセットされたと
すると、該給紙カセットは正規に収納される位置に対し
て、僅かながら傾くこととなる。その結果、前記給紙カ
セット側の給送経路と、前記装置本体側の搬送経路とが
ややズレて連通されることとなり、用紙の給送にも影響
が出てくる。
ルの上下面にボール、又はコロを保持させているため、
その分、製品コストが嵩み、また、前記給紙カセット側
の給送経路と、装置本体側の搬送経路とを位置合わせす
べく、スライドレール、及びガイドレールはそれぞれの
部材に精確に組み付けなければならず、この作業工程に
より、さらに装置をコストアップさせることになってい
た。
を装置本体に収納した時に、該給紙カセットの装置本体
に対する位置決めが精確になされ、しかも、その機構を
安価に構成した給紙装置を提供することを課題とする。
題を解決すべく、次のような手段を用いるものである。
すなわち、請求項1記載の如く、装置本体の内側面に設
けられた内向き開口筒状のガイドレールに沿って、抜き
差し可能に装着されるスライドレールと、該スライドレ
ールに取り付けられる給紙カセットと、該給紙カセット
を装置本体に収納した時に位置決めする位置決め部材と
から成る給紙装置であって、該スライドレールを、該給
紙カセットに遊びを持たせて取り付ける。
前記給紙カセットに設けられる長孔と、該長孔に遊挿さ
れ、前記スライドレールに固定されるピンとで構成す
る。
を、コピー・ファクシミリ複合機の給紙装置1を参照し
ながら説明する。図1はコピー・ファクシミリ複合機の
斜視図、図2は給紙装置1の斜視図、図3は同じく側面
断面図、図4は引き出し段階が2段階の給紙カセットの
平面断面図、図5は引き出し段階が1段階の給紙カセッ
トの平面断面図、図6は同じく正面断面図、図7は給紙
カセットとスライドレールとの取付構成を示す正面断面
図である。
方向(コピー・ファクシミリ複合機にあっては給紙トレ
イ10・10の把手側)を前方として、各構造体の前後
左右方向を説明する。また、他の図面におけるその前後
左右方向についても、図1に準ずるものとする。
複合機は、記録部2の上方に読取部3を配置して構成さ
れている。前記読取部3は、読取載置台6内に設けられ
た読取装置を走査させて静止原稿等を読み取るフラット
ベッドタイプのスキャナとして用いられるとともに、該
読取装置を位置固定して、原稿を原稿押さえカバー7の
一端に付設した自動原稿搬送装置(ADF)8に給送し
ながら読み取りを行うシートフィードタイプのスキャナ
として用いることができるように構成されている。
10・10を上下二段(又は、複数段)に設けて構成し
た給紙装置1が配置されている。給紙カセット10・1
0内には、互いに用紙サイズが異なる用紙がそれぞれ堆
積して貯留されており、該給紙カセット10・10の何
れか一方から用紙を繰り出して記録部2へ給紙し、該用
紙に記録を行なった後に記録済の用紙を排出トレイ5へ
排出して、堆積するよう構成している。
図2に示すように、給紙装置1は、主に給紙カセット1
0・10を上下に並設して構成されている。該給紙カセ
ット10は、上面が開放された略直方体形状に形成さ
れ、該給紙カセット10における後半部には記録部2へ
用紙を給送する給紙機構(以下、「FDR」)11が外
嵌されている。
紙カセット10内に積載された用紙を1枚ずつ分離して
繰り込むピックアップローラ19と、該用紙を記録部2
へ給送する給送経路11R等から成り、該給紙カセット
10を装置本体に収納したときには、該給送経路11R
の出口11bが、装置本体側に設けた記録部2への搬送
経路2Rの入口2a、又は、その上方の給紙カセット1
0のFDR11の給送経路11Rへの入口11aと連通
するように配置構成されている。
記給紙カセット10の後面には位置決めピン12・12
が凸設され、一方、該位置決めピンの受け孔13・13
は、装置本体における給紙カセット10を収納するスペ
ース1Sの奥の面に凹設され、該位置決めピン12・1
2を該受け孔13・13に嵌合して位置固定し、前記給
紙カセット10の給送経路11Rの出口11bと、前記
装置本体側の搬送経路2Rの入口2a、又は、その上方
の給紙カセット10の給送経路11Rへの入口11aと
の位置を精確に合わせている。尚、この位置決めピン1
2・12と受け孔13・13とは、2組以上配設するも
のとし、その配置位置、及び配設数については特に限定
はしない。
紙カセット10を2段階(又は2段階以上)に引き出す
構成のものでは、給紙カセット10の外側面に、スライ
ドレール14・14を取り付け、一方、ガイドレール1
5・15を、装置本体の給紙カセット10を収納するス
ペース1Sの内側面に設けて構成し、また、該スライド
レール14・14とガイドレール15・15との間に、
中間ガイドレール16・16を設け、該スライドレール
14・14に中間ガイドレール16・16を外嵌させ、
該中間ガイドレール16・16に該ガイドレール15・
15を外嵌させている。このため、上述の方法で、給紙
カセット10を収納して装置本体に位置固定する場合、
かなり精度良く、スライドレール14・14、中間ガイ
ドレール16・16、及びガイドレール15・15をそ
れぞれの部材に組み付けなければならず、各部材10・
14、14・16、16・15、15・1S間で誤差が
生じると、それが順次反映されて、前記位置決めピン1
2・12の位置と、前記受け孔13・13の位置との間
ではより大きな誤差となり、嵌め合わせが困難となる。
ト10においては、図5に示すように、給紙カセット1
0の外側面に取り付けたスライドレール14・14に、
給紙カセット10を収納する前記スペース1Sの内側面
に取り付けたガイドレール15・15を外嵌させて、給
紙カセット10をスライドさせるようにしている。この
場合も同様、上述の方法で、給紙カセット10を収納し
て装置本体に位置固定する場合、該スライドレール14
・14、及びガイドレール15・15をそれぞれの部材
に精確に組み付けなければ、位置決めピン12・12を
受け孔13・13に嵌め合わすことができない。
14、(中間ガイドレール16・16)及びガイドレー
ル15・15を精度良く組み付けるとなると、製品コス
トが上昇してしまう。
で、給紙カセット10にスライドレール14・14を遊
びを持たせて取り付け、該給紙カセット10を収納した
ときに、装置本体に対して位置固定できるようにする。
セット10の引き出し段階が1段階のものを参照しなが
ら、その実施例を説明する。図6及び図7に示すよう
に、給紙カセット10の両側面上端部を外方向に折り曲
げて水平面10a・10aを形成し、該水平面10a・
10aの下方に、スライドレール14・14を配設す
る。また、該給紙カセット10の水平面10a・10a
には長径を左右方向に向けた長孔10b・10bを設
け、該長孔10b・10bにピン17・17を遊挿し、
該ピン17・17の下端部17c・17cをスライドレ
ール14・14の上面14a・14aに挿設して、スラ
イドレール14・14を給紙カセット10に取り付け
る。
ネジ等を使用してもよく、スライドレール14・14を
給紙カセット10に遊びを持たせて取り付ける手段は特
に限定しない。
17の胴部17bの外径に比べて大きく形成され、これ
により、給紙カセット10はスライドレール14・14
に対し、左右方向への摺動が自在となる。
は、給紙カセット10の水平面10aの厚さよりも大き
く形成され、これにより、給紙カセット10は、該ピン
17の頭部17aとスライドレール14の上面14aと
の間で、上下方向への摺動が自在となる。
けた、正面視、「コ」字状のガイドレール15に、給紙
カセット10のスライドレール14が嵌め込まれて、該
スライドレール14がガイドレール15に対して位置決
めされている一方で、給紙カセット10はスライドレー
ル14に対し、左右、又は上下に揺動自在で、遊びがで
きるのである。
及びガイドレール15・15が、それぞれ給紙カセット
10及びスペース1Sに対して、その正規の取付位置か
らある程度ズレて組み付けられていたとしても、前記遊
びの範囲内で、給紙カセット10を、左右、又は上下に
揺動させることができ、よって、前記位置決めピン12
・12と、前記受け孔13・13とが嵌め合わさらない
場合も、その位置を容易に修正して嵌め合わせることが
できる。こうして、給紙カセット10を装置本体に対す
る正規の位置にセットしているのである。
・14の給紙カセット10に対する取付位置を、厳しく
管理する必要がなく、特に、図4に示す給紙カセット1
0を2段階(又は2段階以上)に引き出す構成のもので
は、より効果が現れ、よって、給紙カセット10を安価
に量産することができ、製品コストの削減を図ることが
できる。
うな構成とすることで、次のような効果を奏する。すな
わち、請求項1のように、装置本体の内側面に設けられ
た内向き開口筒状のガイドレールに沿って、抜き差し可
能に装着されるスライドレールと、該スライドレールに
取り付けられる給紙カセットと、該給紙カセットを装置
本体に収納した時に位置決めする位置決め部材とから成
る給紙装置であって、該スライドレールを、該給紙カセ
ットに遊びを持たせて取り付けることで、スライドレー
ルを精確に加工し、該スライドレールの給紙カセットに
対する取付位置を、厳しく管理しなくても、給紙カセッ
トを装置本体に対する正規の位置にセットすることがで
き、よって、給紙装置を安価に量産することができて、
コストの削減を図ることができる。
記給紙カセットに設けられる長孔と、該長孔に遊挿さ
れ、前記スライドレールに固定されるピンとで構成し、
該長孔とピンとの間にある程度隙間を設けているため、
スライドレールを精確に加工し、該スライドレールの給
紙カセットに対する取付位置を、厳しく管理しなくて
も、給紙カセットを揺動させれば、装置本体に対して正
規の位置にセットすることができ、これにより、給紙装
置を安価に量産することが可能となり、コストの削減を
図ることができる。
面図。
面図。
示す正面断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 装置本体の内側面に設けられた内向き開
口筒状のガイドレールに沿って、抜き差し可能に装着さ
れるスライドレールと、該スライドレールに取り付けら
れる給紙カセットと、該給紙カセットを装置本体に収納
した時に位置決めする位置決め部材とから成る給紙装置
であって、該スライドレールを、該給紙カセットに遊び
を持たせて取り付けたことを特徴とする給紙装置。 - 【請求項2】 前記遊びを、前記給紙カセットに設けら
れる長孔と、該長孔に遊挿され、前記スライドレールに
固定されるピンとで構成したことを特徴とする請求項1
記載の給紙装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000352964A JP4078800B2 (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000352964A JP4078800B2 (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 給紙装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002154673A true JP2002154673A (ja) | 2002-05-28 |
JP4078800B2 JP4078800B2 (ja) | 2008-04-23 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000352964A Expired - Fee Related JP4078800B2 (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4078800B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011123447A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2012035931A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Seiko Epson Corp | 被記録媒体給送装置、記録装置 |
US8186666B2 (en) | 2009-10-09 | 2012-05-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Conveying device and image forming device |
JP2016027994A (ja) * | 2015-10-22 | 2016-02-25 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
JP2017132564A (ja) * | 2016-01-26 | 2017-08-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | シート給送装置およびそれを備えた画像形成装置 |
-
2000
- 2000-11-20 JP JP2000352964A patent/JP4078800B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2011123447A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2012035931A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Seiko Epson Corp | 被記録媒体給送装置、記録装置 |
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JP2017132564A (ja) * | 2016-01-26 | 2017-08-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | シート給送装置およびそれを備えた画像形成装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4078800B2 (ja) | 2008-04-23 |
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