JP2002153439A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
磁気共鳴イメージング装置Info
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Abstract
留磁場の影響を抑制すると共に均一磁場領域の均一性を
高めることができるようにする。 【解決手段】 磁気共鳴イメージング装置において、傾
斜磁場コイル28A,28Bの発生する傾斜磁場の影響
を遮蔽する平板状の渦電流抑制材29A,29Bを傾斜
磁場コイル28A,28Bと磁気プレート25A,25
Bとの間に設け、静磁場領域21における静磁場の均一
性をより高めるような断面形状をした均一度制御材30
A,30Bを渦電流抑制材29A,29Bと磁気プレー
ト25A,25Bとの間に設けた。渦電流抑制材29
A,29Bは平板材で構成されているので、傾斜磁場コ
イル28A,28Bの形状に合わせて切り取るだけなの
で製作が容易である。また、渦電流抑制材29A,29
Bが設けられているので、均一度制御材30A,30B
を設けた場合でも、傾斜磁場コイル28A,28Bによ
る渦電流や残留磁場による影響が均一度制御材30A,
30Bに現れることがない。
Description
する磁気共鳴イメージング装置に係り、特にイメージン
グ撮影の行われる磁場領域の均一度を向上させる磁場の
発生方式に改良を加えた磁気共鳴イメージング装置に関
する。
ング装置(以下「MRI」とする)には、超電導コイル
を用いて静磁場を発生するものがある。図1は、超電導
コイルを用いた従来のMRI装置の一例を示す図であ
る。図1(a)は、MRI装置の概略を示す外観図、図
1(b)は図1(a)のA視断面図である。この装置
は、上下方向に対向して配置された2組の超電導コイル
13A,13Bによって静磁場を発生させる。超電導コ
イル13A,13Bは、上下方向に対向して設けられた
磁気プレート15A,15Bによって支持される。磁気
プレート15A,15Bの間は柱状継鉄16A〜16D
によって機械的に支持されている。超電導コイル13
A,13Bの内側には良好な磁場均一度を得るための鉄
で構成されたポールピース14A,14Bが設けられ、
超電導コイル13A,13Bと共に磁気プレート15
A,15Bによって支持される。ポールピース14A,
14Bは、均一磁場領域11の磁場均一度を向上させる
働きをする。磁気プレート15A,15Bと柱状継鉄1
6A〜16Dは、超電導コイル13A,13Bが発生す
る磁束の磁路としての役割を兼ねている。
路は、超電導コイル13B、ポールピース14B、均一
磁場領域11、ポールピース14A、超電導コイル13
A、磁気プレート15A、柱状継鉄16A〜16D、磁
気プレート15Bの経路で形成され、均一磁場領域11
には上下方向の均一な垂直磁場が発生するようになって
いる。従って、磁気共鳴イメージング撮影はこの均一磁
場領域11内にて行われる。この磁気回路で使用される
傾斜磁場コイル18A,18Bは、図1(b)に示すよ
うな平板形状をしており、均一磁場領域11を挟んで上
下に対向して配置されている。この傾斜磁場コイル18
A,18Bは、図1(b)に示すように、ポールピース
14A,14Bの凹部内に収容されている。
てポールピース14A,14Bや超電導コイル13A,
13Bの導体部などに、渦電流や残留磁場が発生し、画
像に大きな悪影響を与えることが知られている。そこ
で、渦電流や残留磁場が発生するのを防止するために、
ポールピース14A,14Bの凹部内表面に、低渦電流
材や高透磁率材などの渦電流抑制材19A,19Bを配
置したものが知られている。例えば、ポールピース14
A,14Bの凹部内表面に高透磁率材による渦電流抑制
材を備えたものが米国特許第5,061,897号公報
に記載されている。また、ポールピース14A,14B
の凹部内表面に珪素鋼板を積層一体化した複数ブロック
を設けたものが特開平9−117431号公報(公報で
の実施例は永久磁石を磁性発生源として説明)に記載さ
れている。さらに、ポールピース14A,14Bの凹部
内表面を高透磁率磁性材料と磁性複合材料で構成し、か
つ高透磁率磁性材料を空隙に面する位置に配置したもの
が特開平1−86954号公報に記載されている。
れも均一磁場領域11における磁場の均一性を調整する
ために、ポールピースの凹部内の表面を加工することに
ついては言及していない。それは、ポールピースの凹部
内の表面に設けられた低渦電流材や高透磁率材は、一般
的に機械的な加工が難しく、精密な加工精度を得ること
ができず、加工したとしても高いコストがかかるという
問題があるからである。なお、特開平9−117431
号公報に記載されたものは、ブロック厚さを調整するこ
とによって、ポールピースの中央部分に円形上の凸部や
断面台形状の突起部を設け、磁場の均一性を高めようと
しているが、これでは磁場均一性を高精度に調整するこ
とは極めて困難である。
発生する渦電流や残留磁場の影響を抑制すると共に均一
磁場領域の均一性を高めることのできる磁気共鳴イメー
ジング装置を提供することにある。
イメージング装置は、対向して設けられ、その対向空間
内に静磁場を発生させる静磁場発生手段と、前記静磁場
領域における静磁場の均一性を高める磁場補正手段と、
前記静磁場領域に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生手
段と、前記静磁場発生手段及び磁場補正手段を保持する
磁気プレート手段とを備えた磁気共鳴イメージング装置
において、前記傾斜磁場発生手段の発生する傾斜磁場の
影響を遮蔽する平板状の抑制手段を前記傾斜磁場発生手
段と前記磁気プレート手段との間に設け、前記静磁場領
域における静磁場の均一性をより高めるような断面形状
をした均一度制御手段を前記抑制手段と前記磁気プレー
ト手段との間に設けたものである。抑制手段は、傾斜磁
場発生手段の発生する傾斜磁場による渦電流や残留磁場
による影響を磁気プレート手段などに与えないようにす
るものであり、珪素鋼板やソフトフェライトなどの低渦
電流材や高透磁率材の平板材で構成される。一方、均一
度制御手段は、静磁場領域における静磁場の均一性を高
めるような断面形状に加工しやすい鉄などで構成されて
いる。抑制手段は平板材で構成されているので、傾斜磁
場発生手段の形状に合わせて切り取るだけなので製作が
容易である。また、抑制手段が設けられているので、均
一度制御手段を設けた場合でも、傾斜磁場発生手段によ
る渦電流や残留磁場による影響が均一度制御手段に現れ
ることもない。
は、請求項1において、さらに、前記抑制手段と前記均
一度制御手段との間の空間にスペーサ手段を設けたもの
である。スペーサ手段を設けることによって、抑制手段
を精度よく、かつ堅固に固定することができる。
は、請求項2において、さらに、前記抑制手段と前記ス
ペーサ手段との間に前記抑制手段を補強するための補強
手段を設けたものである。抑制手段は、珪素鋼板やソフ
トフェライト等の小片をほぼ平面形状に貼り合わせたも
ので構成されるので、機械的な強度を得ることが難し
い。そこで、抑制手段と均一度制御手段との間にスペー
サ手段及び補強材手段を設けることによって、抑制手段
の機械的強度を十分な大きさにする。
る磁気共鳴イメージング装置の好ましい実施の形態につ
いて説明する。図2は、本発明に係るMRI装置の概略
を示す外観図である。図3は、図2のB−B線における
断面図である。このMRI装置は、上下方向に対向して
配置された2組の超電導コイル23A,23Bによって
静磁場を発生させる。超電導コイル23A,23Bは、
上下方向に対向して設けられた磁気プレート25A,2
5Bによって支持される。なお、超電導コイル23A,
23Bは、実際はクライオスタット内に設けられている
が、クライオスタットを含めたものを超電導コイルと称
する。磁気プレート25A,25Bの間は2本の柱状継
鉄26A,26Bによって機械的に支持されている。2
本の柱で構成することによって被験者はより開放感を得
ることができる。超電導コイル23A,23Bの内側に
は良好な磁場均一度を得るための鉄で構成されたリング
状のポールピース24A,24Bが設けられる。ポール
ピース24A,24Bと超電導コイル23A,23Bは
共に磁気プレート25A,25Bによって支持されてい
る。
領域21の磁場均一度を向上させる働きをするものであ
って、その凹部内に傾斜磁場コイル28A,28B、渦
電流抑制材29A,29B及び均一度制御材30A,3
0Bを有する。傾斜磁場コイル28A,28Bは、平板
形状をしており、均一磁場領域21を挟んで上下に対向
して配置されている。この傾斜磁場コイル28A,28
Bは、図2及び図3に示すように、ポールピース24
A,24Bの凹部内の表面付近に収容されている。渦電
流抑制材29A,29Bは、傾斜磁場コイル28A,2
8Bと同じ平板形状をしており、傾斜磁場コイル28
A,28Bと磁気プレート25A,25Bとの間に設け
られる。この渦電流抑制材29A,29Bの材料は、従
来のものと同様に低渦電流材や高透磁率材で構成され、
傾斜磁場コイル28A,28Bによる渦電流や残留磁場
がポールピースに発生しないように抑制する働きをす
る。なお、本明細書中では渦電流抑制材として使用して
いるが、残留磁場を抑制する働きがあることは言うまで
もない。渦電流抑制材29A,29Bは、平板形状の部
材で構成されているので、傾斜磁場コイル28A,28
Bの形状に合わせて加工すればよいので製作が簡単であ
る。
領域21における磁場の均一度を調整するものであり、
その断面形状に凹凸を設けた鉄製の板材で構成される。
図3においては、中心軸に対して軸対称な凹凸が設けら
れているが、この場合には軸対称な磁場の分布成分を補
正することができる。均一度の調整を行おうとする磁場
分布にあわせて、凹凸の形状を設計することで良好な磁
場均一度を達成できる。具体的な断面形状を求めるに
は、強磁性体の非線形な磁場特性を考慮する必要がある
ため、計算機を用いたシミュレーション等を利用して最
適化を行うことが一般的である。なお、この均一度制御
材30A,30Bの形状は、渦電流抑制材29A,29
Bがポールピース24A,24B内に存在する場合にお
いて均一磁場領域21における静磁場が良好に均一性を
保つような形状である。なお、この均一度制御材30
A,30Bは鉄製なので、傾斜磁場コイル28A,28
Bの渦電流や残留磁場の影響を受け易いので、渦電流抑
制材29A,29Bと組み合わせて設置されなければそ
の効果が著しく低下することになる。また、渦電流抑制
材29A,29Bを設けることによって、均一度制御材
30A,30Bの働きが軽減することもあるので、渦電
流抑制材29A,29Bは均一度制御材30A,30B
側に接近もしくは一部接触するように設けることが好ま
しい。また、渦電流抑制材29A,29Bの厚さが極端
に厚いと均一度制御材30A,30Bの働きが軽減する
ので、渦電流制御材29A,29Bの厚さは、数[m
m]〜50[mm]とするのが望ましい。
路は、超電導コイル23B、均一度制御材30B、ポー
ルピース24B、均一磁場領域21、ポールピース24
A、均一度制御材30A、超電導コイル23A、磁気プ
レート25A、柱状継鉄26A,26B、磁気プレート
25Bの経路で形成され、均一磁場領域21には均一度
制御材30A,30Bによって調整された上下方向に均
一な垂直磁場が発生するようになり、磁気共鳴イメージ
ング撮影はこの均一磁場領域11内にて行われる。
コイル28B、渦電流抑制材29B及び均一度制御材3
0Bの概略の配置を示しているので、図4を用いてその
詳細構成を説明する。図4において、渦電流抑制材29
Bを精度よく、堅固に固定するために、非磁性材料から
なるスペーサ31Bが磁気プレート25Bと渦電流抑制
材29Bとの間に挿入されている。傾斜磁場コイル28
Bは、渦電流抑制材29B、均一度制御材30B及びス
ペーサ31Bにそれぞれ設けられた貫通穴を介して磁気
プレートに固定された支持スタッド32B,33B,3
4Bに固定されている。図では、支持スタッド32B,
33B,34Bのみが図示してあるが、実際には、傾斜
磁場コイル28Bの全面に渡って複数個の支持スタッド
が設けられ、これらの支持スタッドによって傾斜磁場コ
イル28Bは磁気プレート25Bに堅固に固定される。
これは、傾斜磁場コイル28Bに流れる電流と静磁場と
の干渉によって非常に強大なローレンツ力が発生し、そ
れによって傾斜磁場コイル28Bが振動しようとするの
で、これを防止するために、質量が大きく構造的にも堅
固な磁気プレート25B側に傾斜磁場コイル28Bを固
定するのが好ましいからである。なお、支持スタッドの
取り付け位置としては、傾斜磁場コイル28Bの外周部
付近と中央部付近に設けるのが好ましい。また、必要に
応じて振動の抑制、傾斜磁場コイル28Bの重量を支持
するために、これら以外の箇所にも配置することで振動
を効率的に抑制することが可能となる。
変形例について説明する。図5は、図3の変形例を示す
図である。図5のものが図3のものと異なる点は、傾斜
磁場コイル28Bの外周部を支持部材51Bを用いてポ
ールピース24Bの外周リングの内周部に固定するよう
にした点である。この場合、スペーサ31Bと渦電流抑
制材29Bに穴を開ける必要がないので製作が容易にな
る。図6は、図5の変形例を示す図である。図6のもの
が図5のものと異なる点は、スペーサ31Bに代えて、
円板状の補強材61Bとリング状の非磁性スペーサ62
B〜65Bとでスペーサを構成するようにした点であ
る。すなわち、図5の場合、スペーサ31Bは均一度制
御材30Bの表面形状に合わせて製作されなければなら
ないが、図6の補強材61Bの場合は渦電流抑制材29
Bの形状に合わせて円板状に、非磁性スペーサ62B〜
65Bはリング状若しくは円柱形状に製作すればよいの
で、加工が容易である。また、補強材61Bは、渦電流
抑制材29Bを構造的に堅牢となるように補強するため
に、渦電流抑制材29Bの裏側に密着した高剛性の部材
で構成される。補強材61Bに非磁性材料を使うこと
で、磁場均一度に関与する磁束の流れの影響を除去する
ことができる。この結果、磁場均一度を得るための均一
度制御材30Bの設計が容易になる。一方、補強材61
Bに磁性を有する材料を用いることも可能である。この
場合には、剛性の高い材料を選択的に用いることができ
るので、必要な剛性を得るための厚さを薄くすることが
できる。また、外周リングで囲まれた円筒領域内部で
は、高さ方向の取り合いが非常に厳しくなっている。こ
れは、傾斜磁場コイル28B、渦電流抑制材29B、補
強材61Bのそれぞれについて一般的に厚くなる程高性
能を得られ易いためである。従って、補強材を薄くでき
れば、その他の特性を向上することができ有利である。
また、渦電流抑制材29Bの材料としては、従来用いら
れていた素材と同じ、珪素鋼板やソフトフェライト等の
小片をほぼ平面形状に貼り合わせたものを用いる。この
ために、機械的な強度を得ることは難しくなっている。
そこで、図6に示すように補強材61Bやスペーサ62
B〜65Bを設けることによって、渦電流抑制材29B
の機械的強度を十分な大きさにすることができる。上述
の実施の形態では、超電導磁石を例に説明したが、この
発明は永久磁石を用いたものにも適用可能である。
メージング装置によれば、傾斜磁場コイルによって発生
する渦電流や残留磁場の影響を抑制すると共に均一磁場
領域の均一性を高めることができるという効果がある。
例を示す図
23B…超電導コイル、14A,14B,24A,24
B…ポールピース、15A,15B,25A,25B…
磁気プレート、16A〜16D,26A,26B…柱状
継鉄、18A,18B,28A,28B…傾斜磁場コイ
ル、19A,19B,29A,29B…渦電流抑制材、
30A,30B…均一度制御材、31A,31B…スペ
ーサ、32B,33B,34B…支持スタッド、51B
…支持部材、61B…補強材、62B〜65B…リング
状スペーサ
Claims (3)
- 【請求項1】 対向して設けられ、その対向空間内に静
磁場を発生させる静磁場発生手段と、前記静磁場領域に
おける静磁場の均一性を高める磁場補正手段と、前記静
磁場領域に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生手段と、
前記静磁場発生手段及び磁場補正手段を保持する磁気プ
レート手段とを備えた磁気共鳴イメージング装置におい
て、 前記傾斜磁場発生手段の発生する傾斜磁場の影響を遮蔽
する平板状の抑制手段を前記傾斜磁場発生手段と前記磁
気プレート手段との間に設け、 前記静磁場領域における静磁場の均一性をより高めるよ
うな断面形状をした均一度制御手段を前記抑制手段と前
記磁気プレート手段との間に設けたことを特徴とする磁
気共鳴イメージング装置。 - 【請求項2】 請求項1において、さらに、前記抑制手
段と前記均一度制御手段との間の空間にスペーサ手段を
設けたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項3】 請求項2において、さらに、前記抑制手
段と前記スペーサ手段との間に前記抑制手段を補強する
ための補強手段を設けたことを特徴とする磁気共鳴イメ
ージング装置。
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