JP3733441B1 - 磁気共鳴撮像装置及びその磁石装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省スペースで、数種類の磁場均一度調整体により大規模な磁場調整から小規模な磁場調整に対応できる磁気共鳴撮像装置及びその磁石装置を提供する。
【解決手段】 対向して配置することにより磁場空間3を生成するための複数の磁場発生源と、磁場空間3に形成される磁場を均一に調整するための磁場均一度調整装置17,18とを備え、磁場均一度調整装置17,18は、非磁性材により形成された板状のトレイに体積の小さな磁場均一度調整体26を配置するための複数のねじ穴24を設け、複数のねじ穴24を含む領域にわたる体積の大きな磁場均一度調整体27を配置する取付部25を設けることにより、大規模な磁場調整と小規模な磁場調整をそれぞれ独立して行える構成とした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、磁場発生源が対向して空間に均一磁場空間を形成するのに好適な磁石装置を備えた磁気共鳴撮像装置及びその磁場発生源として用いる磁石装置に関する。
磁気共鳴撮像装置(Magnetic Resonance Imaging)は、均一な静磁場空間に置かれた被検体(検査体)に高周波パルスを照射したときに生じる核磁気共鳴現象を利用して被検体の物理的、化学的性質を表す画像を得ることができ、主として医療用に用いられている。磁気共鳴撮像装置(MRI装置ともいう)は、一般に、被検体が搬入される撮像領域内に均一な静磁場を印加するための磁場発生源と、撮像領域に向けて高周波パルスを照射するRFコイルと、撮像領域からの応答を受信する受信コイルと、撮像領域内に共鳴現象の位置情報を与えるための勾配磁場を印加する傾斜磁場コイルで構成される。
磁気共鳴撮像装置の画質向上のための要件の一つに、静磁場の均一度の向上がある。磁場発生源により撮像領域内に印加される静磁場を均一にするために、磁気共鳴撮像装置に用いられる磁石装置は、設計、組み立て、据付の各段階において磁場調整が行われている。
設計段階における磁場調整では、例えば、磁場発生源の磁極部分を機械加工する場所によって磁極材料の磁性を変化させたりすることにより磁場を均一化している。〔特許文献1〕には、同心円状に円環空洞を設けた磁極によって均一磁場を生成する方法が記載されている。〔特許文献2〕には、磁極面の中央部と周辺部とで、磁性材の飽和磁化特性を変化させる磁極の厚さを変化させることで、均一磁場を生成する方法が記載されている。〔特許文献3〕には、磁極表面に溝及び突起を形成することで、均一磁場を生成する方法が記載されている。
しかし、〔特許文献1〕ないし〔特許文献3〕に記載の均一磁場を生成する方法は、いわゆる設計段階における磁場調整であり、製作誤差や周囲の環境に起因する磁場の不均一成分を修正して均一な磁場を得ることができないため、組み立て、据付の各段階で最終的な磁場調整を行う必要がある。
組み立て段階における磁場調整は、例えば、製作誤差や周囲の環境などによって生じる磁場不均一成分を、磁石装置に磁性材や永久磁石からなる磁場均一度調整体を追加的に配置したり、磁場均一度調整体を取り除いたりすることにより行われる。この磁場均一度調整体は、対向する磁場発生源とその内側(撮像領域側)に配置される傾斜磁場コイルとで挟まれる空間に配置されるのが一般的である。このような構成のもとで、〔特許文献4〕には、磁場調整体の大きさよりも小さい間隔で磁場調整体を配置して精密な磁場調整を行う方法が記載されている。
据付段階における磁場調整は、組み立て段階で行う磁場調整と同様であり、それぞれの磁場調整を同一の磁場調整機構で行えるように設計することが望ましいが、作業性の向上のために別の調整機構を設ける場合もある。〔特許文献5〕には、磁場発生源として超電導コイルを用い、この超電導コイルを収納するコイル容器に隣接した空間に磁場均一度調整機構を設けて磁場調整の作業性を向上する方法が記載されている。〔特許文献6〕では、磁極片に放射状の溝を設け、この溝に磁性材からなる磁場均一度調整体を配置した非磁性棒を挿入することで、磁場調整の作業性を向上する方法が記載されている。〔特許文献7〕には、傾斜磁場コイルに穴を設け、これを磁場均一度調整機構とする構成が記載されている。
また、〔特許文献8〕には、大きさの異なる多数のシム穴をシムプレートに設け、シム穴に異なる複数のシム材を組み合わせて入れるようにしたMRI装置が記載されている。
特開2002−253530号公報 特開平5−243037号公報 特開2003−24299号公報 特開2001−78984号公報 特開2002−238874号公報 特開2001−224570号公報 特開2003−153879号公報 特開2002−165773号公報
磁石装置の発生する静磁場強度が強い場合、周囲の環境が磁場均一度に与える影響は無視できないほど大きく、組み立て、据付段階における磁場調整は、大量の磁場均一度調整体を用いた大規模なものとなることが多い。〔特許文献4〕ないし〔特許文献7〕に記載の従来の技術では、組み立て、据付の各段階の磁場均一度調整を、大量の磁場均一度調整体を必要とする大規模な磁場調整と、少量の磁場均一度調整体で足りる小規模な磁場調整とを同じ機構で行うか、それぞれの機構を別の空間に設けて行う必要があった。
同じ磁場均一度調整機構で大規模な磁場調整と小規模な磁場調整とを実施する場合、磁場均一度調整体は微小な体積のものから大きな体積のものまで、数多くの種類を用意しなければならないという問題がある。一方、別の空間に別の磁場均一度調整機構を設ける場合、磁石装置に磁場均一度調整機構のための新たな空間を確保する必要があり、装置の大型化、コストの増大につながるという問題がある。
また、〔特許文献8〕に記載の従来の技術では、磁場均一度調整体は微小な体積のものから大きな体積のものまで、数多くの種類を用意しなければならないという問題がある。
本発明の第1の目的は、省スペースで、少ない種類の磁場均一度調整体で大規模な磁場調整から小規模な磁場調整まで対応できる磁気共鳴撮像装置及びその磁石装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、対向する一対の磁場均一度調整装置で大規模な磁場調整及び小規模な磁場調整にそれぞれ独立に行うことができる磁気共鳴撮像装置及びその磁石装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の磁気共鳴撮像装置及びその磁石装置は、対向して配置され磁場空間を形成する主コイルと、前記磁場空間に形成される磁場を均一に調整するための磁場均一度調整装置とを備え、前記磁場均一度調整装置は非磁性材により形成されたトレイを有して構成され、前記トレイの前記磁場空間側には、磁性材により形成された第1の磁場均一度調整体を配置するための貫通穴を有し、前記トレイの前記磁場空間と反対側には、磁性材により形成され、前記第1の磁場均一度調整体よりも大きな第2の磁場均一度調整体を配置するための取付部を有す構成としたものである。
そして、トレイには、複数の貫通穴としてねじ穴が設けられ、大きな磁場均一度調整体を配置するためのザグリが設けられているものである。
本発明によれば、対向する一対の磁場均一度調整装置で大規模な磁場調整および小規模な磁場調整にそれぞれ独立に行うことができ、省スペースで、数種類の磁場均一度調整体により大規模な磁場調整から小規模な磁場調整に対応できる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本実施例である磁気共鳴撮像装置の磁石装置の斜視図、図2は図1に示す磁石装置の縦断面図である。
磁気共鳴撮像装置(Magnetic Resonance Imaging )の磁場発生源である磁石装置は、図1に示すように、一対のコイル容器1、2が磁場空間3を形成するように連結柱4、5を介して対向して配置されている。図2に示すように、上側のコイル容器1には円環状に形成された超電導コイルが収納され、下側のコイル容器2には円環状に形成された超電導コイルが収納されている。
上側コイル容器1は、例えば図3に示すように、ほぼ円筒状に形成された真空容器12、真空容器12内に収納された幅射シールド13、幅射シールド13内に収納されたヘリウム容器14で構成されている。ヘリウム容器14内には、円環状の超電導コイルである主コイル6、補正コイル7、8が、超電導用冷媒である液体ヘリウムと共に収納されている。図3では上側のコイル容器1について示したが、下側のコイル容器2についても同様の構成である。
各コイル容器1、2のうち、磁場空間3に対向する面側には、図1、図2に示すように、円柱状のコイル容器凹部15、16が形成されている。凹部15,16内には磁場均一度調整装置17、18が収納され、磁場均一度調整装置17、18の磁場空間3側には傾斜磁場コイル19、20が配置され、傾斜磁場コイル19、20のさらに磁場空間3側にはRFコイル21、22が配置されている。磁場均一度調整装置17、18、 傾斜磁場コイル19、20、RFコイル21、22は、それぞれコイル容器1、2に着脱可能に設置される。
上側コイル容器1に収納された主コイル6、補正コイル7、8、下側コイル容器2に収納された主コイル9、補正コイル10、11は、磁場空間3の一部である撮像領域23に均一磁場領域を形成するように作用する。主コイル6、9は、コイル容器1、2の外周側に設置され、最も磁場強度が強く、静磁場を磁場空間3内に垂直方向に沿って形成する。上側コイル容器1の補正コイル7,8及び下側コイル容器2の補正コイル10、11は、主コイル6、9によって形成される磁場の不均一成分を補正して撮像領域23を均一磁場領域とするために設けられている。
補正コイル7、8、10、11の電流の向きは、撮像領域23に発生する磁場の不均一成分によって決定され、例えば、補正コイル7、10の電流の向きをプラス、補正コイル8、11の電流の向きをマイナスといったように決定される。また、傾斜磁場コイル19、20は、撮像領域23内に核磁気共鳴現象の位置情報となる傾斜磁場を形成するコイルであり、RFコイル21、22は、撮像領域23に向けて電磁波を照射する送信用コイルである。
このように、主コイル6、9、補正コイル7、8、10、11は、撮像領域23の磁場を均一にするように配置されているが、組み立て誤差や設置環境の影響により、撮像領域23には誤差磁場が発生する。この誤差磁場成分を除去するために、磁場均一度調整装置17、18が設けられている。
磁場均一度調整装置17、18は、例えば図4に示すように、円盤状のトレイであり、FRPやアルミニウムなどの非磁性体により形成され、図5に示すように、磁場空間3側の面(以下、表側の面という)からコイル容器1、2側の面(以下、裏側の面という)に貫通する多数のねじ穴24が設けられている。磁場均一度調整装置17、18の裏側の面には複数のねじ穴を内側に含むように取付部である矩形のザグリ25が設けられている。つまり、ザグリ25は、複数のねじ穴を含む領域にわたって形成されている。表側の面のねじ穴24にはねじ形状の鉄や永久磁石などの磁性材で形成された磁場均一度調整体26がねじ込まれて配置され、裏側の面のザグリ25には矩形に加工された鉄や永久磁石などの磁性材で形成される板状の磁場均一度調整体27が配置されるようになっている。ザグリ25の容積は、磁場均一度調整装置17、18の表側の面に設けられたねじ穴24よりも大きな容積となるように形成されており、板状の磁場均一度調整体27の体積は、ねじ状の磁場均一度調整体26の体積よりも大きくなっている。また、ねじ状の磁場均一度調整体26は、低次の誤差磁場分布及び比較的小さな誤差磁場を調整するのに適し、板状の磁場均一度調整体27は高次の誤差磁場分布及び比較的大きな誤差磁場を調整するのに適している。
組み立て誤差や設置誤差により発生した誤差磁場、すなわち不均一磁場が小さい場合には、比較的小規模な磁場調整で均一化できるため、磁場均一度調整装置17、18をコイル容器1、2の凹部15、16に固定した状態で、磁場均一度調整装置17、18に表側の面からねじ状の磁場均一度調整体26をねじ込んで配置する。この時、配置する磁場均一度調整体26の個数、体積、位置は、撮像領域23の誤差磁場成分の方向、大きさにより決定される。また、比較的小規模な磁場調整では、磁場均一度調整装置17、18の裏側の面に設けたザグリ25に板状の磁場均一度調整体27が配置されない。したがって、ザグリ25は空洞のままであり、ねじ穴24は貫通穴であるので、図6に示すように、ザグリ25に到達する長いねじ形状の磁場均一度調整体26を用いた磁場調整が行える。
一方、組み立て誤差や設置誤差により発生した誤差磁場が大きい場合には、比較的大規模な磁場調整が必要となるため、磁場均一度調整装置17、18をコイル容器1、2からそれぞれ取り外し、裏側の面の矩形のザグリ25に板状の磁場均一度調整体27を配置する。この時、配置する磁場均一度調整体27の体積、個数、位置は、撮像領域23の誤差磁場の方向、大きさにより決定される。ザグリ25に磁場均一度調整体27を配置する段階では、比較的大きな誤差磁場成分が除去できればよく、微調整は必要がないため、磁場均一度調整体27は多くの種類を用意しなくてよい。
ザグリ25に磁場均一度調整体27を組み込んだ磁場均一度調整装置17、18をコイル容器1、2にそれぞれ取り付けた後、表側の面からねじ形状の磁場均一度調整体26をねじ穴24にねじ込んで配置して、小規模な磁場調整を行って誤差磁場を修正して均一な磁場を得る。この時、図7に示すように、磁場均一度調整装置17、18の裏側の面に設けたザグリ25には磁場均一度調整体27が配置されているので、長さの短いねじ形状の磁場均一度調整体26をねじ穴24にねじ込む。長さの短い磁場均一度調整体の方が長い磁場均一度調整体を用いる場合に比べて磁場調整の範囲は狭くなるので、長さが長い磁場均一度調整体を用いる場合に比べて磁場の微調整ができる。
このようにして、磁場均一度調整装置17、18を用いた磁場調整が完了すると、傾斜磁場コイル19、20、 RFコイル21、22をコイル容器1、2にそれぞれ取り付けて磁石装置を構成する。
MRI装置では、被検体としての患者がベッドに乗せられた状態で磁石装置の磁場空間内に搬送されたときに、被検体からの核磁気共鳴信号を収集する受信コイルと、受信された核磁気共鳴信号を解析する解析装置が設けられる。
本実施例によれば、磁場均一度調整装置17、18の表側の面及び裏側の面の両面に磁場均一度調整体26、27を配置できる構造としているので、裏側の面を大規模な磁場均一度調整作業に用い、裏側の面を小規模な磁場均一度調整作業に用いることができるので、省スペースで大規模から小規模までの各種の磁場調整に対応できる磁石装置を提供できる。
また、磁場均一度調整装置17、18の裏側の面に大きなザグリ25を設け、表側の面から裏側の面に貫通するねじ穴24を設けているので、磁場均一度調整装置17、18を取り付けた状態で小規模な磁場調整を行うことができる。
また、大規模な磁場調整において微調整を行う必要がなく、予め用意する磁場均一度調整体の種類を減らすことが可能となる。
図8は、磁場均一度調整装置17、18の変形例であり、磁場均一度調整体27には、磁場均一度調整装置17、18に設けたねじ穴24と同じ位置にねじ穴28が設けられている。このため、磁場均一度調整体26を用いた小規模な磁場調整において、磁場均一度調整体27を配置しても長い磁場均一度調整体26を用いることができ、その結果、小規模な磁場調整の磁場調整範囲は拡大する。
図9は、磁場均一度調整装置17、18の他の変形例であり、ザグリ25を磁場均一度調整装置17、18の表側の面に設けている。磁場均一度調整装置17、18を図9に示すような構成とすることで、大規模な磁場調整の時にも、磁場均一度調整装置17、18をコイル容器1、2から取り外す必要がないので作業性が向上する。磁場均一度調整体27に、ねじ穴28は設けなくてもよいが、ねじ穴28を設けた方が、磁場均一度調整体27を配置した後でも磁場均一度調整体26を配置することができるので作業性がよい。
図10は、磁場均一度調整装置17、18の他の実施例であり、図示のように、円盤状の磁場均一度調整装置17、18の周方向に沿って円環状の複数の溝30を形成して、その溝30をザグリ25として用いることができる。この場合、磁場均一度調整体27の形状を扇形とすることになり、かつ円盤状の磁場均一度調整装置17、18の任意の位置に配置することができるから、磁場均一度調整の自由度が増す。
さらに、図11に、磁場均一度調整装置17、18の他の実施例を示す。図11は、上側コイル容器1の縦断面を示す図であり、下側コイル容器についても同様である。板状の磁場均一度調整装置17は、コイル容器1に固定された支持部材33によって支持されている。支持部材33は、磁場均一度調整装置17、18の上側コイル容器1側の面に適宜間隔で散点的に配置してもよく、あるいは図10のようにリング状に配置してもよい。
このように設けられる支持部材33によって、コイル容器1と磁場均一度調整装置17との間に空間34が形成され、この空間34に大規模な磁場調整のための磁場均一度調整体27を配置できる。また、磁場均一度調整装置17には、複数のねじ穴24が設けられており、このねじ穴24に磁場均一度調整体26をねじ込んで配置できる。
このように構成されることから、図11の実施例によれば、まず、磁場均一度調整装置17を支持部材33から取り外し、その裏面の所望の位置に磁場均一度調整体27を配置して大規模な磁場調整を行う。磁場均一度調整体27の取り付けは、ねじ止めや接着剤による固定など種々の方法が適用できる。磁場均一度調整体27を配置した後、磁場均一度調整装置17を支持部材33に取り付け、磁場均一度調整装置17の表側から、所望の位置に磁場均一度調整体26を取り付けることによって、小規模な磁場調整を行う。本実施例によれば、ザグリを設けることなく、大規模な磁場調整と小規模な磁場調整を同一の磁場均一度調整装置を用いて実施することができる。
以上の各実施例では、小規模な磁場調整用としてねじ穴24を設け、大規模な磁場調整用にザグリ25又は空間34を設ける例を説明したが、小規模な磁場調整用として貫通穴を設けてもよく、ザグリ25又は空間34を設ける代わりに磁場均一度調整装置17、18の表側の面もしくは裏側の面に直接、磁場均一度調整体27の例えば鉄板を貼り付けてもよい。また、磁場発生源として超電導コイルを用いた磁石装置を説明したが、磁場発生源に常電導コイルや永久磁石を用いてもよい。
本発明の一実施例である磁石装置の斜視図である。 図1に示す磁石装置の縦断面図である。 コイル容器の縦断面図である。 磁場均一度調整装置の斜視図である。 図4に示す磁場均一度調整装置の縦断面図である。 磁場均一度調整装置の小規模な磁場調整を説明する縦断面図である。 磁場均一度調整装置の大規模な磁場調整を説明する縦断面図である。 磁場均一度調整装置の変形例を示す縦断面図である。 磁場均一度調整装置の他の変形例を示す縦断面図である。 磁場均一度調整装置のさらに他の変形例を示す平面図である。 磁場均一度調整装置のさらに他の変形例を示す縦断面図である。
符号の説明
1,2…コイル容器
3…磁場空間
4,5…連結柱
6,9…主コイル
7,8,10,11…補正コイル
12…真空容器
13…幅射シールド
14…ヘリウム容器
15,16…コイル容器凹部
17,18…磁場均一度調整装置
19,20…傾斜磁場コイル
21,22…RFコイル
23…撮像領域
24,28…ねじ穴
25…ザグリ
26,27…場均一度調整体
30…溝
33…支持部材
34…空間

Claims (11)

  1. 対向して配置され磁場空間を形成する主コイルと、前記磁場空間に形成される磁場を均一に調整するための磁場均一度調整装置とを備え、
    前記磁場均一度調整装置は非磁性材により形成されたトレイを有して構成され、
    前記トレイの前記磁場空間側には、磁性材により形成された第1の磁場均一度調整体を配置するための貫通穴を有し、
    前記トレイの前記磁場空間と反対側には、磁性材により形成され、前記第1の磁場均一度調整体よりも大きな第2の磁場均一度調整体を配置するための取付部を有する磁石装置。
  2. 対向配置され磁場空間を形成する主コイルと、前記主コイルを収納するコイル容器と前記磁場空間に形成される磁場を均一に調整するための磁場均一度調整装置を備え、
    前記磁場均一度調整装置は非磁性材により形成されたトレイを有して構成され、
    前記トレイの前記磁場空間側には、磁性材により形成された第1の磁場均一度調整体を配置するための貫通穴を有し、
    前記トレイと前記コイル容器との間には、磁性材により形成され且つ前記第1の磁場均一度調整体よりも大きな第2の磁場均一度調整体を配置するための空間を有する磁石装置。
    磁石装置。
  3. 請求項1において、前記貫通穴に前記第1の磁場均一度調整体を有し、前記取付部に前記第2の磁場均一度調整体を配置した磁石装置。
  4. 請求項2において、前記貫通穴に前記第1の磁場均一度調整体を有し、前記空間に前記第2の磁場均一度調整体を配した磁石装置。
  5. 請求項2又は4において、前記磁場均一度調整体は前記コイル容器の前記磁場空間側の面に支持部材を介して支持され、前記空間は前記トレイと前記コイル容器と前記支持部材とにより形成される磁石装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかにおいて、前記トレイは前記主コイルと前記磁場空間との間に位置する磁石装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかにおいて、前記取付部又は前記空間は、前記貫通穴を幾つか含む領域にわたって形成される磁石装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかにおいて、前記第2の磁場均一度調整体は前記第1の磁場均一度調整体を配置するため貫通穴を有する磁石装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかにおいて、前記第1の磁場均一度調整体はネジ形状であり、前記貫通穴は前記ネジ形状に対応したネジ孔である磁石装置。
  10. 請求項1乃至9の何れかにおいて、前記トレイの磁場空間と反対側の面は円周方向に沿って円環状の溝を備え、
    前記第2の磁場均一度調整体は前記溝に収まるような扇形の形状である磁石装置。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の磁石装置を用いた磁気共鳴撮像装置。
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