JP6259303B2 - 磁石装置および磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

磁石装置および磁気共鳴撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、磁石装置、および、これを備えた磁気共鳴撮像装置に関する。
磁気共鳴撮像装置(以下、「MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置」と記載している場合がある。)は、核磁気共鳴現象を利用して、被検体の物理的性質や化学的性質をあらわした画像(以下、「MRI画像」と記載している場合がある。)を撮像するものである。このMRI画像は、主に医療診断に使用される。この磁気共鳴撮像装置は、自身が備える磁石装置によって撮像領域に均一な磁場を形成して被検体を配置し、この被検体に高周波パルスを照射して、核磁気共鳴現象を発生させる。
磁気共鳴撮像装置の画質を向上させるには、磁石装置が撮像領域に形成する静磁場の均一度を向上することが必要である。磁石装置は、磁場発生源の配置や形状により、所定の磁場の均一度を実現可能である。磁気共鳴撮像装置に要求される磁場の均一度は、極めて厳しいものである。例えば、磁石装置の部品の寸法誤差や組み立て誤差、および、磁気共鳴撮像装置の据付場所の影響により、この磁石装置が撮像領域に形成する静磁場は、磁気共鳴撮像装置が要求する均一度を満たさなくなる。
磁気共鳴撮像装置に要求される磁場の均一度を満たすため、磁石装置には、磁場調整機構が設けられている。この磁場調整機構による補正方法のひとつとして、磁性体片や永久磁石片(以下、シム部材という。)を磁石装置に配置することで行う「受動シミング」という方法が知られている。
磁気共鳴撮像装置は、水平方向の磁場を形成する水平型MRI装置と、垂直方向の磁場を形成する垂直型MRI装置とに大別される。後者の垂直型MRI装置の磁場は、上下に対向して配置される超電導コイル(磁場発生部)に流れる電流により発生する。後者の垂直型MRI装置の受動シミングによる磁場補正方法は、シム部材を上下の超電導コイルに挟まれた空間内に適宜配置することで行われる。
受動シミングによる磁場補正では、最初に撮像領域における磁場を測定して目標磁場との差を算出する。次に、測定磁場と目標磁場との差を補正するため、シム部材の理想的配置を計算機上で数値シミュレーションする。数値シミュレーションしたシム部材の理想的配置に基づいて、磁石装置にシム部材を適宜配置する。そして、撮像領域における磁場を再び測定し、目標磁場との差を算出する。作業者は、これら一連の受動シミング作業を、測定磁場と目標磁場との差が収束して、撮像領域における磁場の均一度が目標値に達するまで繰り返す。
磁場均一度を目標値に到達させ、一連の受動シミング作業を効率よく、少ない繰り返し回数で完了するためには、配置される各シム部材の物量と配置に関する自由度が重要である。配置されるシム部材の物量と配置に関する自由度が少ない場合は、磁場の調整精度が粗くなり、磁場を補正できず目標均一度に到達できない虞がある。他方で、配置されるシム部材の物量と配置に関する自由度が多すぎると、理想的配置への分解能が細かくなり過ぎて、受動シミング作業の効率が悪くなり、受動シミングが完了するまでに要する時間が増大する虞がある。
特許文献1には、受動シミングの効率の向上に係る発明が開示されている。特許文献1の要約の課題には、「磁場均一度調整のためのシミングに要する時間を比較的抑制できかつ高い磁場均一度を達成できるMRI装置を提供する。」と記載され、その解決手段には、「磁石装置10の磁性体シム配置領域32上へ配置される複数の単位磁性体シム34の設置可能位置36の間隔を、その単位磁性体シム34の大きさより小さくする。これにより、磁場均一度の調整作業において、高い磁場均一度を、効率良く達成できる。」と記載されている。更に明細書の段落0020には、「単位磁性体シム34の一次配置位置から移動を許される第2のパターンの隣接する二次配置可能位置までの距離を更に細かくした例である。」と記載されている。つまり、特許文献1には、シム部材の配置自由度数を適切に確保して磁場調整を効率化する発明が開示されている。
特開2001−078984号公報
受動シミング作業において、作業者がシム部材を理想的な配置位置に固定する際には、すでにシム部材がその位置に固定されている場合がある。この場合には、既存のシム部材の物量に新たに配置するシム部材の物量を加え、その物量に応じたシム部材に交換する。
しかし、そのような物量のシム部材が用意されていない場合には、その物量を複数のシム部材に分割し、それらを可能な限り纏まった複数個所に配置しなければならない。シム部材の分割配置により、計算機を用いた数値シミュレーションとの差異が生じ、磁場補正の誤差が発生するからである。
従来、この分割配置で許容される範囲は、作業者が自身の経験に基づいて判断していた。そのため、初心者と熟練者とで一回当たりの受動シミング作業による磁場均一度の改善度に大きな差が生じる虞がある。この磁場均一度の改善度の差は、受動シミングの繰り返し回数の差となる。目標とする磁場均一度に到達するまでの磁場調整作業全体に掛かる時間は、初心者は、熟練者の3倍以上もの時間が掛かる場合がある。
そこで、本発明は、受動シミング作業において、シム部材を分割配置するときに許容される範囲が、シム部材の配置位置ごとに定量的に視認可能な磁場調整機構を備えた磁石装置、および、その磁石装置を搭載した磁気共鳴撮像装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の磁石装置は、上下に対向して配置されて撮像領域に磁場を生成する1組の磁場発生部と、前記撮像領域を挟んで上下に対向して配置されて前記磁場の均一度を調整する磁場調整機構と、を備え、前記磁場調整機構は、磁性体または永久磁石のシム部材と、略円または略多角形の外周形状を有し、表面が複数の升目に区切られ、かつ、前記シム部材を固定するシム部材固定板と、を備え、各前記升目は、環状の周方向枠線および放射状の径方向枠線によって区切られて形成され、自身に設置される前記シム部材の、相対的な位置による前記磁場の調整感度に応じた面積を有している。各前記升目の面積は、前記シム部材固定板の中心から離れるにつれて大きくなり、前記中心からみた前記升目の角度幅は、前記中心から離れるにつれて一度減少した後に増加に転じ、極小値を有する。
本発明の磁気共鳴撮像装置は、前記磁石装置を有する。
これにより、作業者は、受動シミング作業において、配置されるシム部材の位置ごとの調整精度を定量的に示した升目を、視覚的に認識しながら作業できるようになる。よって、作業者は、シム部材を的確に配置して、補正磁場の誤差を低減させ、受動シミングの繰り返し回数を低減させることができる。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、受動シミング作業において、シム部材を分割配置するときに許容される範囲が、シム部材の配置位置ごとに定量的に視認可能な磁場調整機構を備えた磁石装置、および、その磁石装置を搭載した磁気共鳴撮像装置を提供することができる。
第1の実施形態における磁気共鳴撮像装置の斜視図である。 第1の実施形態における磁石装置の縦断面図である。 第1の実施形態におけるシム部材固定板とシム部材とを示す斜視図である。 第1の実施形態におけるシム部材固定板を示す平面図である。 シム部材が撮像領域上に生成する磁場を示す図である。 中心からの距離ごとに、各位置のシム部材が生成する磁場の角度の等高線を示すグラフである。 中心からの距離ごとに、各位置のシム部材が生成する磁場の角度の等高線の径方向幅と周方向幅とを示すグラフである。 中心からの距離の絶対値ごとに、各位置のシム部材が生成する磁場のなす角度の等高線の角度を示すグラフである。 第2の実施形態におけるシム部材固定板を示す平面図である。 第3の実施形態におけるシム部材固定板とシム部材固定板カバーとを示す斜視図である。 第4の実施形態におけるシム部材固定板カバーとシム部材固定板とを示す斜視図である。
以降で、本発明を実施するための形態を、各図を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における磁気共鳴撮像装置1の斜視図である。
図1に示すように、磁気共鳴撮像装置1は、撮像領域9に均一な磁場を生成する磁石装置2と、被検体である被検者を寝かせたまま撮像領域9に搬送する寝台8と、磁石装置2や寝台8などを含む磁気共鳴撮像装置1全体を制御する制御部7とを有している。磁気共鳴撮像装置1は、均一な磁場が形成された撮像領域9の被検体に、高周波パルスを照射しときに生じる核磁気共鳴現象を利用して、被検体の物理的性質や化学的性質をあらわしたMRI画像を撮像するものである。
制御部7は、磁石装置2と寝台8とに接続されている。制御部7は、オペレータの操作により制御内容を調整可能な操作部72と、撮像したMRI画像を表示する表示部71とを有している。操作部72は、キーやロータリースイッチなどによってオペレータの操作を受け付ける。表示部71は、操作部72による操作の情報を表示するとともに、撮像したMRI画像を表示する。制御部7は、操作部72でオペレータの種々の操作を受け、その操作に基づいて、磁石装置2を制御して磁場を生成させ、寝台8を制御して被検者を水平方向に撮像領域9へ搬送する。
寝台8は、下部に設けられた駆動部81と、この駆動部81によって撮像領域9の方向に水平に移動する天板82とを備えている。天板82には、被検者が横たわることができる。駆動部81は、被検者を天板82ごと移動させて、その位置を調整しつつ、被検者の所望部位のMRI画像を撮像する。
磁石装置2は、撮像領域9内で均一な磁場を生成する。磁石装置2は、1組の円盤状の磁極4Uと磁極4L(磁場発生部の一例)とが上下に対向して配置されている。上側の磁極4Uの下には、円環状のコイル格納容器5Uが近接して配置されている。下側の磁極4Lの上には、円環状のコイル格納容器5Lが近接して配置されている。磁極4Uと磁極4Lとは、連結柱3の上下の張り出し部分によって支持されている。鉛直対称面αは、磁石装置2の対称面である。この磁石装置2の詳細は、後記する図2で説明する。
図2は、第1の実施形態における磁石装置2の縦断面図である。図2は、図1に示す磁石装置2を鉛直対称面αで切断した図である。
磁石装置2は、1組の磁極4Uと磁極4L(磁場発生部の一例)とが、撮像領域9を挟んで上下に対向して配置されている。これら磁極4Uと磁極4Lとは、連結柱3で支持されている。
上側の磁極4Uの下には、円環状のコイル格納容器5Uが配置されている。コイル格納容器5U内には、円環状の超電導コイル6Uが格納されている。この超電導コイル6Uは、冷媒によって冷却されている。
下側の磁極4Lの上には、円環状のコイル格納容器5Lが配置されている。コイル格納容器5L内には、円環状の超電導コイル6Lが格納されている。この超電導コイル6Lは、冷媒によって冷却されている。
コイル格納容器5Lの内周面の側には、円盤状の傾斜磁場コイル10Lが配置されている。同様に、コイル格納容器5Uの内周面の側には、円盤状の傾斜磁場コイル10Uが配置されている。磁石装置2は、傾斜磁場コイル10U,10Lに電流を流すことで、撮像領域9に磁場強度が傾斜した傾斜磁場を発生させることができる。均一磁場が形成されている撮像領域9に傾斜磁場を重畳することによって、核磁気共鳴現象の位置情報が取得可能になり、よってMRI画像を撮像することができる。
磁極4Uと傾斜磁場コイル10Uとの間には、磁場調整機構11Uが設置されている。磁極4Lと傾斜磁場コイル10Lとの間には、磁場調整機構11Lが設置されている。磁場調整機構11U,11Lは、撮像領域9を挟んで上下に対向して配置されて、磁場の均一度を調整するものである。平面βは、撮像領域9の中心を通る水平面であり、平面βに対して磁場調整機構11U,11Lは、面対称に配置されている。
以下、磁場調整機構11Lの構成を説明し、これと面対称に配置された磁場調整機構11Uの構成の説明を省略する。
図3は、磁場調整機構11Lを構成するシム部材固定板19とシム部材20とを示す斜視図である。
磁場調整機構11Lは、シム部材固定板19と、シム部材20とを含んで構成される。
シム部材固定板19は、略円の外周形状を有する略円盤形状であり、その表面に複数のシム部材固定穴12が密に形成されている。シム部材20は、雄ネジ状であり、磁性体または永久磁石で構成されている。雄ネジ状のシム部材20は、このシム部材固定穴12にネジ止めされて固定する。
シム部材固定板19の表面には、その表面の中心に円形の中心升目13が描かれており、中心升目13の外側には、環状の周方向枠線17と放射状の径方向枠線18とによって、部分環状である複数の升目14に区切られている。各升目14は、自身に設置されるシム部材20の、相対的な位置による磁場の調整感度に応じた面積を有している、この升目14は、後記する図4で詳細に説明する。
図4は、磁場調整機構11Lであるシム部材固定板19の平面図である。図4では説明のため、シム部材固定板19の右側部分において、シム部材固定穴12を省略して示している。
周方向に位置する8個の升目14−1は、中心升目13に隣接し、同一形状かつ部分環状である。各升目14−1は、中心Cから見たときには角度φ1であり、径方向には幅WR1である。
周方向に位置する12個の升目14−2は、8個の升目14−1の外周にそれぞれ隣接し、同一形状かつ部分環である。各升目14−2は、中心Cから見たときには角度φ2であり、径方向には幅WR2である。
周方向に位置する16個の升目14−3は、12個の升目14−2の外周にそれぞれ隣接し、同一形状かつ部分環状である。各升目14−3は、中心Cから見たときには角度φ3であり、径方向には幅WR3である。
周方向に位置する16個の升目14−4は、12個の升目14−3の外周にそれぞれ隣接し、同一形状かつ部分環状である。各升目14−4は、中心Cから見たときには角度φ4であり、径方向には幅WR4である。
周方向に位置する12個の升目14−5は、16個の升目14−4の外周にそれぞれ隣接し、同一形状かつ部分環状である。各升目14−5は、中心Cから見たときには角度φ5であり、径方向には幅WR5であり、周方向には長さWA5である。これら升目14−1〜14−5は、いずれもシム部材固定板19の表面に存在する。
各升目14−1〜14−5の幅WR1〜WR5は、中心升目13から外側に離れるにつれて広がっている。すなわち、中心升目13に隣接した升目14−1の幅WR1よりも、中心升目13から離れた最も外側の升目14−5の幅WR5の方が広い。
各升目14−1〜14−5の角度φ1〜φ5は、中心升目13から外側に離れるにつれて変化する。この角度φ1〜φ5と、中心Cからの距離との関係については、図6から図8によって説明する。本実施形態では一例として、以下の角度と距離の関係を示すが、これに限定されない。
升目14−1の角度φ1は、45度である。升目14−2の角度φ2は、30度である。升目14−3の角度φ3は、22.5度である。升目14−4の角度φ4は、22.5度である。升目14−5の角度φ5は、30度である。
各升目14−1〜14−5の面積は、中心升目13から離れるにつれて大きくなり、中心升目13からみた各升目14−1〜14−5の角度φ1〜φ5は、中心升目13から離れるにつれて一度減少した後に増加に転じ、升目14−3,14−4で極小値である角度φ3,φ4となる。
このシム部材固定板19を用いた受動シミング方法は、以下に示す手順となる。
作業者は、一般的手順に従い、シム部材20をシム部材固定板19の表面に配置する。図示していないが、シム部材20としては大きさや材質の異なる複数種類のものを用意しておく。シム部材20を複数個所に分割して配置する場合があるからである。作業者は、複数のシム部材20を分割して配置する場合には、同一の升目14内に配置する。
どの升目14であっても、升目14の中心においたシム部材20が撮像領域9に生成する磁場と、この升目14の枠に配置されたシム部材20が撮像領域9に生成する磁場との誤差が略同一となるように、その升目14の形状(幅と角度)が構成される。この升目14は、シム部材固定板19上の周方向枠線17で環形状に区切られ、この環形状が径方向枠線18で部分環状に区切られて形成されている。この径方向枠線18は、90度を整数で除算した角度で配置されている。これにより、作業者は、シム部材20の横方向の配置バランスと縦方向の配置バランスとを容易に視認することができる。
この升目14は、受動シミング方法の作業者に対して、シム部材20の配置誤差の許容範囲を、配置位置ごとに視覚的に示している。よって、受動シミング方法の作業者は、シム部材20による磁場の所望の調整精度を確保しつつ、シム部材20を配置できるようになる。これにより、1回あたりの受動シミング作業による磁場均一度の改善度が向上する、目標の磁場均一度に到達するまでの受動シミング作業の繰り返し回数も低減し、磁場調整作業の全体の時間を短縮することができる。
次に、図5〜図8により、シム部材固定板19の升目14の設計手順について説明する。
図5は、シム部材20が撮像領域9上に生成する磁場を示す図である。
撮像領域9は、その上側にシム部材固定板19Uが配置され、その下側にシム部材固定板19Lが配置されている。シム部材固定板19L上には、中心Cに対する位置ベクトルr1にシム部材20−1が配置され、中心Cに対する位置ベクトルr2にシム部材20−2が配置されている。
位置ベクトルr1に配置されたシム部材20−1は、磁気モーメントm1を有する。これにより、撮像領域9の各磁場評価点上には、式(1)に示すように、磁場b11〜b1nが生成される。ここで、撮像領域9における磁場評価点は、n個である。
Figure 0006259303
位置ベクトルr2に配置されたシム部材20−2は、磁気モーメントm2を有する。これにより、撮像領域9の各磁場評価点上には、式(2)に示すように、磁場b21〜b2nが生成される。
Figure 0006259303
磁場b11〜b1nは、磁気モーメントm1の大きさと位置ベクトルr1とに依存し、特に磁気モーメントm1に比例する。磁場b21〜b2nも同様に、磁気モーメントm2の大きさと位置ベクトルr2とに依存し、磁気モーメントm2に比例する。
磁場b1,b2の間のn次元における角度θは、以下の式(3)の関係を有している。
Figure 0006259303
ここで、磁場b1,b2と磁気モーメントm2と比例関係にあるので、角度θは、磁気モーメントm1,m2に依存せず、位置ベクトルr1,r2に依存する。よって、cosθは、シム部材20の相対設置位置の精度の尺度として用いることができる。
すなわち、cosθの値が1に近いほど、位置ベクトルr1と位置ベクトルr2とは近い。位置ベクトルr1を固定して位置ベクトルr2を動かし、cosθが所定値γとなるような等高線を考える。その等高線の内部領域は、すべてcosθが所定値γ以上である。シム部材20を分割配置するときには、cosθが所定値γ以上である各位置は同一視できるものと仮定すれば、同一の等高線内に分割配置すればよい。
図6は、中心Cからの距離ごとに、各位置のシム部材20が生成する磁場の角度の等高線を示すグラフである。図6の横軸は、中心Cからの距離を示している。
図6のグラフは、図5のシム部材20−1を固定し、シム部材20−2の位置ベクトルr2を変えた場合における、式(3)のcosθの等高線を示している。
等高線R01は、中心Cからの距離が0で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ1以上のときの等高線である。等高線R00は、中心Cからの距離が0で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ0以上のときの等高線である。なお、所定値γ0は、所定値γ1よりも大きい。
等高線R11は、中心Cからの距離がd[m]で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ1以上のときの等高線である。等高線R10は、中心Cからの距離がd[m]で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ0以上のときの等高線である。
等高線R21は、中心Cからの距離が2d[m]で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ1以上のときの等高線である。等高線R20は、中心Cからの距離が3d[m]で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ0以上のときの等高線である。
等高線R31は、中心Cからの距離が3d[m]で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ1以上のときの等高線である。等高線R30は、中心Cからの距離が3d[m]で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ0以上のときの等高線である。
等高線R41は、中心Cからの距離が4d[m]で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ1以上のときの等高線である。等高線R40は、中心Cからの距離が4d[m]で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ0以上のときの等高線である。
等高線R51は、中心Cからの距離が5d[m]で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ1以上のときの等高線である。等高線R50は、中心Cからの距離が5d[m]で、かつ、式(3)のcosθが所定値γ0以上のときの等高線である。等高線R50の長さWa/2は、半径5d[m]の円周R100のうちで、等高線R50で切り取られた弧長の長さの半分を示している。これを等高線R50の周方向の長さという。幅Wrは、中心Cと距離5d[m]の位置を結ぶ直線のうちで、等高線R50が切り取る長さを示している。これを等高線R50の径方向の幅という。等高線R00,R10,R20,R30,R40に対しても、等高線R50と同様な方法で周方向の長さと径方向の長さとを定義する。
図6に示すように、式(3)のcosθの等高線は、シム部材固定板19の中心Cから遠ざかるにつれて、次第に広がっていく。
方位角φは、中心Cから等高線R50をみた角度であり、以下の式(4)によって求めることができる。他の等高線R00〜R40についても、同様にして方位角φを求めることができる。
Figure 0006259303
図7は、中心Cからの距離ごとに、式(3)のcosθの等高線の周方向の長さWaと径方向の幅Wrとを示すグラフである。図7の横軸は、中心Cからの距離を示している。
図7に示すように、周方向の長さWaは、中心Cに近いときにはW0であり、中心Cから離れるほど増大する。径方向の幅Wrは、中心Cに近いときにはW0であり、長さWaよりも増減は緩やかである。
このグラフは、中心Cからの距離により、幅WR0/2,WR1,WR2,WR3,WR4,WR5の区間にそれぞれ分割されている。これらの幅は、図4に示された中心部の円の直径WR0と、それぞれの径方向の幅WR1〜WR5とに対応している。
A0〜A5は、これらの幅WR0/2,WR1〜WR5を決定するための値である。
図8は、中心Cからの距離の絶対値ごとに、各位置のシム部材20が生成する磁場のなす角度の等高線について、このシム部材固定板19の中心Cからみた角度である方位角φを示すグラフである。等高線R50の角度φは、周方向の長さWaに、180/(π×5d)を掛けて角度に変換した値である。換言すると、中心Cからの距離5dの位置についてcosθが一定値以上となる領域を求めた場合、その領域は中心Cを原点として、方位角φ内におおよそ納まる程度の大きさになる。他の等高線R00〜R40についても、方位角φを同様に定義する。したがって、図8のグラフは、中心Cからの距離を複数考えた際に、それぞれの距離でcosθによって定まる領域が、中心Cを通過する直線に対してどの様な方位角φ内に納まるかを示しているグラフということもできる。
以下、図7と図8と図4とを用いて、シム部材固定板19の升目14が決定される手順を説明する。
まず、cosθの等高線の値、すなわちシム部材の配置に関して許容できる誤差の範囲を一つ決めて、図7の関数Waと関数Wrとを求める。
次に、シム部材固定板19上の領域を、このシム部材固定板19の中心Cと中心が一致する周方向枠線17によって円領域と円環領域とに分ける。図4では、直径WR0の円領域と、幅WR1〜WR5の円環領域によってシム部材固定板19上の領域が分割されている。
ここで、図7のように中心Cからの距離を幅WR0/2、WR1からWR5の区間にわけ、それぞれの区間における関数Wrの最小値をA0からA5とする。このとき、WR0≦A0,WR1≦A1,WR2≦A2,WR3≦A3,WR4≦A4,WR5≦A5が成り立っていなければならない。そして、WR0/2とWR1からWR5との和は、シム部材固定板19の半径に等しくなっていなければならない。
次に、図8に示したように、中心Cから距離を幅WR0/2、WR1からWR5の区間に分けたとき、例えば幅WR1から幅WR5の区間内で、角度φより小さく、かつ90度を整数で割った値として最大という条件を満たす角度を選ぶ。図8の幅WR1の区間では、角度φより小さく、かつ90度を整数で割った値として最大という条件を満たす角度は45度である。幅WR2の区間では、角度45度は角度φよりも大きい場合があるので、この条件を満たす角度は30度である。以下同様に、幅WR3の区間では、この条件を満たす角度は22.5度である。幅WR4の区間では、この条件を満たす角度は22.5度である。幅WR5の区間では、この条件を満たす角度は30度である。
更に、これらの角度を用いてシム部材固定板19上の径方向枠線18を描く。すなわち、幅WR1の円環領域は、45度間隔の径方向枠線18によって分割する。幅WR2の円環領域は30度間隔の径方向枠線18によって分割する。幅WR3と幅WR4の円環領域は22.5度間隔の径方向枠線18によって分割する。幅WR5の円環領域は30度間隔の径方向枠線18によって分割する。
以上の手順で升目14を区切ることにより、シム部材固定板19上は隙間なく升目14に分割される。そして、それぞれの升目14の内部は、設定したcosθの等高線の値以上の位置精度が保証されることになる。
第1の実施形態において、この周方向枠線17や径方向枠線18は、シム部材固定穴12を避けるように波線状に描かれている。これにより、シム部材固定穴12は、いずれかの升目14に属することが作業者に明確に認識できるので、作業効率が向上する。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態において、磁場調整機構11Lを構成するシム部材固定板19Aとシム部材20Aとを示す斜視図である。図3に示す第1の実施形態の磁場調整機構11Lと同一の要素には同一の符号を付与している。
図9に示すように、第2の実施形態の磁場調整機構11Lは、第1の実施形態とは異なるシム部材固定板19Aと、シム部材20Aとを含んで構成されている。
第2の実施形態のシム部材固定板19Aは、第1の実施形態のシム部材固定穴12が形成されておらず、その表面に周方向枠線17および径方向枠線18が描かれて、各升目14を形成している。第2の実施形態のシム部材20Aは、円盤状であり、第1の実施形態のシム部材20とは異なり、ネジ部を備えていない。
第2の実施形態において作業者は、受動シミング作業を行うときに、シム部材固定板19A上に、円盤状のシム部材20Aを接着剤などで接着して固定する。シム部材固定板19Aは、シム部材固定穴12を形成する必要はないため、升目14を形成するため、その表面に周方向枠線17や径方向枠線18を、容易かつ明瞭に描くことができる。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態において、磁場調整機構11Lを構成するシム部材固定板19Bとシム部材固定板カバー191とを示す斜視図である。図3に示す第1の実施形態の磁場調整機構11Lと同一の要素には同一の符号を付与している。
図10に示すように、第3の実施形態の磁場調整機構11Lは、シム部材固定板19Bと、シム部材固定板カバー191と、シム部材20とを含んで構成される。
第3の実施形態では、例えば繊維強化プラスチックなどの非磁性体で構成されたシム部材固定板カバー191には、周方向枠線17Bと径方向枠線18Bとが描かれて升目14Bを構成し、更にシム部材20が貫通可能な複数の穴12Bが穿たれている。シム部材固定板19Bには、シム部材固定穴12が形成されているが、第1の実施形態とは異なり、升目14Bを形成するための枠線は描かれていない。シム部材固定板19Bは、複数の升目14Bに区切られたシム部材固定板カバー191によって覆われることで、自身の表面が複数の升目14Bに区切られる。
シム部材固定板カバー191に穿たれている複数の穴12Bは、シム部材20を通すためのものであり、シム部材固定板19Bのシム部材固定穴12の位置と一致している。しかし、穴12Bの数と、シム部材固定穴12の数とは、必ずしも一致していなくてもよい。
シム部材固定板カバー191の周方向枠線17Bと径方向枠線18Bとは、シム部材20を通すための穴12Bを避けるように、例えば波線状に描かれている。これにより、穴12Bは、いずれかの升目14に属することが作業者に明確に認識できるので、作業効率が向上する。
第3の実施形態において作業者は、受動シミング作業を行うときに、シム部材固定板カバー191を、シム部材固定板19Bの表面を覆うように装着する。これにより、例えば、升目14Bの大きさがそれぞれ異なる複数のシム部材固定板カバー191を予め用意し、磁石装置2に最適な精度のシム部材固定板カバー191を選択させることができる。その他の受動シミング作業方法は、第1の実施形態と同様である。
一般的に、シム部材固定穴12は、受動シミング作業に対して充分な余裕を持たせて形成される。よって、シム部材固定板カバー191の升目14Bの各中央部分にのみ、穴12Bが穿たれていても、磁場を調整することができる。このようにすることで、作業効率が向上し、磁場調整回数を低減することができる。
ただし穴12Bの数が減ると、配置できるシム部材20の量が減るので、多量のシム部材20の配置を要する環境では、穴12Bの数の多い、または穴12Bの面積が広いシム部材固定板カバー191を用いる。どの程度の穴12Bの数が必要かは、撮像領域9内の受動シミング作業の前に、磁場を測定した結果をもとにして判断すればよい。
(第4の実施形態)
図11は、第4の実施形態において、磁場調整機構11Lを構成するシム部材固定板カバー191Cとシム部材固定板19Bとを示す斜視図である。図10に示す第3の実施形態の磁場調整機構11Lと同一の要素には同一の符号を付与している。
図11に示すように、第4の実施形態の磁場調整機構11Lは、シム部材固定板19Bと、シム部材固定板カバー191Cと、シム部材20とを含んで構成される。
第4の実施形態のシム部材固定板19Bは、第3の実施形態と同様に、その表面にはシム部材固定穴12のみが形成されており、枠線などは描かれていない。
第4の実施形態のシム部材固定板カバー191Cは、第3の実施形態とは異なり、周方向枠線17Cと径方向枠線18Cとから構成されており、これら周方向枠線17Cと径方向枠線18Cとの間は、中空である。この中空部分により、升目14Cが形成される。シム部材固定板19Bは、升目14Cに区切られたシム部材固定板カバー191Cによって覆われることで、自身の表面が各升目14Cに区切られる。
第4の実施形態において作業者は、受動シミング作業を行うときに、シム部材固定板カバー191Cをシム部材固定板19Bの上に装着する。その他の受動シミング作業方法は、第1の実施形態や第3の実施形態と同様である。これにより、複数のシム部材固定板カバー191を予め用意し、磁石装置2に最適なものを選択させることができる。作業者は更に、受動シミング作業が終了すると共にシム部材固定板19Bからシム部材固定板カバー191Cを取り外し、他の磁石装置2の受動シミング作業に再利用することができる。
(変形例)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば上記した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路などのハードウェアで実現してもよい。上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈して実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記録装置、または、フラッシュメモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に置くことができる。
各実施形態に於いて、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明の変形例として、例えば、次の(a),(b)のようなものがある。
(a) 第1の実施形態では、升目14の形状は部分円環状である。しかし、これに限られず、周方向枠線17の弧の部分がそれぞれ直線として描かれ、各升目14が台形状に形成されてもよい。
(b) 第1〜第4の実施形態では、シム部材固定板19,19Bの外周形状は円形である。しかし、これに限られず、シム部材固定板19,19Bは、例えば8角形、12角形、16角形など、略多角形の外周形状を有していてもよい。
1 磁気共鳴撮像装置
2 磁石装置
3 連結柱
4U,4L 磁極
5U,5L コイル格納容器
6U,6L 超電導コイル
7 制御部
8 寝台
9 撮像領域
10U,10L 傾斜磁場コイル
11U,11L 磁場調整機構
12 シム部材固定穴
13 中心升目
14,14B,14C 升目
WR1〜WR5 幅
φ,φ1〜φ5 角度
17,17B,17C 周方向枠線
18,18B,18C 径方向枠線
19、19B シム部材固定板
191,191C シム部材固定板カバー
20,20A シム部材
71 表示部
72 操作部
81 駆動部
82 天板
β 平面
α 鉛直対称面
r1,r2 位置ベクトル
m1,m2 磁気モーメント
b1,b2 磁場

Claims (9)

  1. 上下に対向して配置されて撮像領域に磁場を生成する1組の磁場発生部と、
    前記撮像領域を挟んで上下に対向して配置されて前記磁場の均一度を調整する磁場調整機構と、
    を備え、
    前記磁場調整機構は、
    磁性体または永久磁石のシム部材と、
    略円または略多角形の外周形状を有し、表面が複数の升目に区切られ、かつ、前記シム部材を固定するシム部材固定板と、
    を備え、
    各前記升目は、環状の周方向枠線および放射状の径方向枠線によって区切られて形成され、自身に設置される前記シム部材の、相対的な位置による前記磁場の調整感度に応じた面積を有しており、
    各前記升目の面積は、前記シム部材固定板の中心から離れるにつれて大きくなり、
    前記中心からみた前記升目の角度幅は、前記中心から離れるにつれて一度減少した後に増加に転じ、極小値を有する、
    ことを特徴とする磁石装置。
  2. 前記シム部材固定板は、
    前記シム部材を固定するためのシム部材固定穴を有している、
    ことを特徴とする請求項に記載の磁石装置。
  3. 前記升目の枠線は、前記シム部材固定穴を避けるように描かれている、
    ことを特徴とする請求項に記載の磁石装置。
  4. 前記シム部材固定板は、
    前記シム部材を接着して固定する、
    ことを特徴とする請求項に記載の磁石装置。
  5. 前記シム部材固定板は、
    複数の前記升目に区切られたシム部材固定板カバーによって覆われることで、自身の表面が複数の前記升目に区切られる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁石装置。
  6. 前記シム部材固定板は、前記シム部材を固定するためのシム部材固定穴を有し、
    前記シム部材固定板カバーは、前記シム部材を通すための穴を有している、
    ことを特徴とする請求項に記載の磁石装置。
  7. 前記シム部材固定板カバーの前記升目の枠線は、前記シム部材を通すための穴を避けるように描かれている、
    ことを特徴とする請求項に記載の磁石装置。
  8. 前記シム部材固定板カバーは、前記升目を区切る枠により構成される、
    ことを特徴とする請求項に記載の磁石装置。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の磁石装置を有する、
    ことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
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