JP2002151135A - 燃料電池スタック - Google Patents

燃料電池スタック

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JP2002151135A JP2000347989A JP2000347989A JP2002151135A JP 2002151135 A JP2002151135 A JP 2002151135A JP 2000347989 A JP2000347989 A JP 2000347989A JP 2000347989 A JP2000347989 A JP 2000347989A JP 2002151135 A JP2002151135 A JP 2002151135A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層体の積層方向の曲がりを小さく抑えるこ
とで、車両への搭載時における他の構造物との干渉等を
防止できる燃料電池スタックの提供。 【解決手段】 積層体17の積層方向における中間位置
に中間プレート39を設け、該中間プレート39に前記
積層方向に沿ってボルト部材19を前記積層方向に直交
する方向の移動を規制した状態で設け、該ボルト部材1
9により両側位置の締付プレート29同士を近接方向に
締め付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解質膜をアノー
ド側電極とカソード側電極とで挟んで構成される単位燃
料電池セルがセパレータを介して複数個積層されてなる
燃料電池スタックに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、固体高分子型燃料電池は、高分
子イオン交換膜(陽イオン交換膜)からなる電解質膜の
両側にそれぞれアノード側電極とカソード側電極を対設
して構成された単位燃料電池セルを、セパレータによっ
て挟持することにより構成されている。この固体高分子
型燃料電池は、通常、単位燃料電池セルおよびセパレー
タを所定数だけ積層することにより、燃料電池スタック
として使用されている。
【0003】この種の燃料電池スタックにおいて、アノ
ード側電極に供給された燃料ガス、例えば、水素ガス
は、触媒電極上で水素イオン化され、適度に加湿された
電解質膜を介してカソード側電極側へと移動する。その
間に生じた電子が外部回路に取り出され、直流の電気エ
ネルギーとして利用される。カソード側電極には、酸化
剤ガス、例えば酸素ガスあるいは空気が供給されている
ために、このカソード側電極において、前記水素イオ
ン、前記電子および酸素ガスが反応して水が生成され
る。
【0004】上記燃料電池スタックの一例として、特開
平8−171926号公報に開示されたものがある。こ
の燃料電池スタックは、単位燃料電池セルおよびセパレ
ータを複数個積層させて構成されるとともに積層方向に
おける両端から電力を取り出す積層体が複数設けられ、
これら積層体間に燃料等給排部材を設けるとともに、該
燃料等給排部材を介して両側に配置される積層体のさら
に両外側に、互いに近接する方向に加圧を行う加圧機構
を設けてなるものである。
【0005】上記燃料電池スタックは、組み付け時に、
燃料等給排部材および加圧機構を横方向に対向配置した
状態で、これらの間に単位燃料電池セルおよびセパレー
タを順次横方向すなわち水平方向に積層させるように配
置するものであるが、このように横方向に積層させる場
合、単位燃料電池セルおよびセパレータの隣り合うもの
同士の位置決めが困難であるという問題があった。
【0006】これに対し、単位燃料電池セルおよびセパ
レータを縦方向すなわち鉛直方向に順次積層させていけ
ば、単位燃料電池セルおよびセパレータの隣り合うもの
同士の位置決めを容易かつ正確に行いながら組み付ける
ことができることになる。このため、例えば、図7に示
すように、水平配置された一方のバックアッププレート
(締付プレート)100上に緩衝部材101を介して一
方のエンドプレート102を載置させ、該エンドプレー
ト102に絶縁板103および電極プレート104を載
置させ、その上にすべての単位燃料電池セル105およ
びセパレータ106,107を単位燃料電池セル105
の両側にセパレータ106,107が配置されるように
順次積層させる。そして、その上に電極プレート104
および絶縁板103を介して他方のエンドプレート10
2を載置させ、該エンドプレート102上に皿バネ10
8を介して他方のバックアッププレート(締付プレー
ト)100を設け、両側のバックアッププレート100
同士を連結させるボルト部材109をこれらバックアッ
ププレート100同士を近接させる方向に締め上げるこ
とにより組み付けるようにした。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の燃料電池スタックは、横方向に積層させるものに比
して、単位燃料電池セル105およびセパレータ10
6,107の隣り合うもの同士の位置決め精度を向上さ
せることができるものの、一方のバックアッププレート
100を基準に、その上にすべての単位燃料電池セル1
05およびセパレータ106,107を積層させるもの
であるため、各単位燃料電池セル105およびセパレー
タ106,107の形状誤差が累積されることでこれら
の積層体110が全体として積層方向に曲がってしまう
ことがあった。よって、その上に他方のバックアッププ
レート100を載置させてバックアッププレート100
同士をボルト部材109の締め付けで連結させると、燃
料電池スタック自体が積層方向に曲がった形状となって
しまう。このように傾いた形状となると、例えば車両へ
の搭載時に他の構造物と干渉等を生じてしまう等の問題
が生じてしまう。
【0008】したがって、本発明は、積層体の積層方向
の曲がりを小さく抑えることで、車両への搭載時におけ
る他の構造物との干渉等を防止できる燃料電池スタック
の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の燃料電池スタックは、電解質膜(例えば実
施の形態における固体高分子電解質膜11)をアノード
側電極(例えば実施の形態におけるアノード側電極1
2)とカソード側電極(例えば実施の形態におけるカソ
ード側電極13)とで挟んで構成される単位燃料電池セ
ル(例えば実施の形態における単位燃料電池セル14)
をセパレータ(例えば実施の形態におけるセパレータ1
5,16)を介して複数個積層させて積層体(例えば実
施の形態における積層体17)を形成し、該積層体の積
層方向における両側位置に締付プレート(例えば実施の
形態におけるバックアッププレート29)を設け、これ
ら締付プレート同士を近接方向に締め付けて積層させる
ものであって、前記積層体の積層方向における中間位置
に中間プレート(例えば実施の形態における中間プレー
ト39)を設け、該中間プレートに前記積層方向に沿っ
てボルト部材(例えば実施の形態におけるスタッドボル
ト19)を前記積層方向に直交する方向の移動を規制し
た状態で設け、該ボルト部材により前記両側位置の締付
プレート同士を近接方向に締め付けることを特徴として
いる。
【0010】このように積層体の積層方向における中間
位置に中間プレートを設けており、言い換えれば、中間
プレートに対して両側に積層体を分割してそれぞれの単
位燃料電池セルおよびセパレータを積層させるため、単
位燃料電池セルおよびセパレータの厚さ方向に累積する
形状誤差を実質的に半分程度に抑えることができる。
【0011】また、中間プレートに積層方向に沿ってボ
ルト部材を前記積層方向に直交する方向の移動を規制し
た状態で設け、該ボルト部材により両側位置の締付プレ
ート同士を近接方向に締め付けるため、締め付け後はボ
ルト部材に対し中間プレートが積層方向に直交する方向
の移動が規制された状態となり、その後受ける振動等で
該中間プレートがずれることを防止する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態の燃料電池ス
タックを図1〜図6を参照して以下に説明する。
【0013】図1は、この実施形態の燃料電池スタック
10を示すものであり、この燃料電池スタック10は車
載用のものである。燃料電池スタック10は、図2に示
すように、固体高分子電解質膜(電解質膜)11をアノ
ード側電極12とカソード側電極13とで挟んで構成さ
れる単位燃料電池セル14がセパレータ15,16を介
して水平方向に複数個積層されることにより構成される
とともに両端から電力が取り出される積層体17を一つ
有している。そして、アノード側電極12と隣接するセ
パレータ15との間に水素ガスが供給され、一方、カソ
ード側電極13と隣接するセパレータ16との間に空気
が供給される。また、各セパレータ15,16の背面間
の流路に冷却液が供給され、単位燃料電池セル14を冷
却するようになっている。
【0014】積層された単位燃料電池セル14およびセ
パレータ15,16は、これらに設けられた複数の挿通
穴18に挿通される複数のスタッドボルト(ボルト部
材)19により積層方向における両側から締め付けられ
るものであり、単位燃料電池セル14およびセパレータ
15,16を積層させた積層体17の両端部側には、各
スタッドボルト19を挿通させる複数の挿通穴20を有
する電極プレート21が設けられている。
【0015】一端側の電極プレート21の外側には、各
スタッドボルト19を挿通させる複数の挿通穴22を有
する絶縁板23を介して、締め付け構造部25が前記積
層方向に設けられている。
【0016】この締め付け構造部25は、各スタッドボ
ルト19を挿通させる複数の挿通穴26を有するエンド
プレート27と、各スタッドボルト19を挿通させる複
数の挿通穴28を有するバックアッププレート(締付プ
レート)29と、これらの間に介装される皿ばね30と
で構成されている。
【0017】また、他端側の電極プレート21の外側に
は、各スタッドボルト19を挿通させる複数の挿通穴2
2を有する絶縁板23を介して、締め付け構造部32が
前記積層方向に設けられている。
【0018】この締め付け構造部32は、各スタッドボ
ルト19を挿通させる複数の挿通穴26を有するエンド
プレート27と、各スタッドボルト19を挿通させる複
数の挿通穴28を有するバックアッププレート(締付プ
レート)29と、これらの間に介装されるワッシャー等
の緩衝部材33とで構成されている。緩衝部材33とし
ては、皿バネ、あるいは内部流体を含んだ弾性体の袋
(例えば薄い金属の袋)等でもよい。
【0019】そして、これら両締め付け構造部25,3
2により必要な締め付け力で積層体17の各単位燃料電
池セル14に締め付け力を付与している。すなわち、積
層方向における両端位置に設けられたバックアッププレ
ート29同士をスタッドボルト19で近接方向に締め付
けることで、一方のバックアッププレート29を含む締
め付け構造部25と、他方のバックアッププレート29
を含む締め付け構造部32とで積層体17の各単位燃料
電池セル14を締め付けるのである。
【0020】そして、一端側の締め付け構造部25のバ
ックアッププレート29には、車体への設置用の取付部
材35が設けられており、また、他端側の締め付け構造
部32のバックアッププレート29にも、同様に車体へ
の設置用の取付部材36が設けられている。そして、各
取付部材35,36が車体パネル37に固定されるよう
になっている。
【0021】ここで、各締め付け構造部25,32のバ
ックアッププレート29に取付部材35,36を支持す
る場合を例にして説明したが、電極プレート21の外側
のエンドプレート27に取付部材35,36を支持して
も良い。
【0022】そして、この実施形態においては、単位燃
料電池セル14およびセパレータ15,16が積層され
て構成される積層体17の積層方向の中間位置(具体的
には中央位置)に、導電性の金属等からなる中間プレー
ト39が追加して設けられている。
【0023】この中間プレート39には、単位燃料電池
セル14およびセパレータ15,16の積層方向に沿う
複数のスタッドボルト19が、該積層方向に直交する方
向の移動が規制された状態で複数の嵌合穴42に設けら
れている。すなわち、図3に示すように、スタッドボル
ト19には、中間所定位置に嵌合部40と該嵌合部40
より大径のフランジ部41とが隣り合って形成されてお
り、これに合わせて、中間プレート39の嵌合穴42
は、板厚方向における一方側にあって嵌合部40を嵌合
させる第1嵌合穴43と板厚方向における他方側にあっ
てフランジ部41を嵌合させる第2嵌合穴44とを有し
ている。
【0024】そして、嵌合部40を第1嵌合穴43に、
フランジ部41を第2嵌合穴44にそれぞれ嵌合させる
ことで、スタッドボルト19が、前記積層方向に直交す
る方向の移動が規制された状態で中間プレート39に設
けられることになる。ここで、スタッドボルト19を積
層方向に直交する方向に移動を規制するには、嵌合部4
0またはフランジ部41のいずれか一方を対応する嵌合
穴に嵌合させてもよい。なお、スタッドボルト19が中
間プレート39に対し移動が規制される状態とは、嵌
合、ネジ止め、ロウ付け、溶接等により、中間プレート
39とスタッドボルト19とが実質的に相対位置がずれ
ない状態のことである。
【0025】加えて、フランジ部41が第1嵌合穴43
と第2嵌合穴44との間の段部45に当接することによ
って、スタッドボルト19は中間プレート39に対し前
記積層方向に沿う一方向の移動も規制されることにな
る。
【0026】以上のような構成の燃料電池スタック10
を組み付ける場合、まず、各スタッドボルト19を、そ
の嵌合部40を第1嵌合穴43に嵌合させかつそのフラ
ンジ部41を第2嵌合穴44に嵌合させるようにして中
間プレート39の各嵌合穴42に嵌合させ、この状態
で、第2嵌合穴44を下側に配置するように中間プレー
ト39を図示せぬ台上に載置させる。なお、このとき、
台で各スタッドボルト19のフランジ部41を支持する
ことで中間プレート39からの各スタッドボルト19の
抜けを防止する。
【0027】そして、このときの中間プレート39の上
面を基準面とし、この上に、セパレータ15、単位燃料
電池セル14およびセパレータ16をそれぞれの各挿通
穴18に各スタッドボルト19を挿通させつつ積層体1
7の積層全数の1/2の数だけ縦方向に積層させる。そ
の上に、電極プレート21をその各挿通穴20に各スタ
ッドボルト19を挿通させつつ載置させ、さらにその上
に、絶縁板23をその各挿通穴22に各スタットボルト
19を挿通させつつ載置させ、その上に、エンドプレー
ト27をその各挿通穴26に各スタットボルト19を挿
通させつつ載置させる。
【0028】さらに、このエンドプレート27上に緩衝
部材33を載置させ、最後に、バックアッププレート2
9をその各挿通穴28に各スタッドボルト19を挿通さ
せつつ載置させる。そして、各スタッドボルト19にナ
ット47を螺合させることで、該ナット47とスタッド
ボルト19のフランジ部41とで、中間プレート39
と、バックアッププレート29と、これらの間にある単
位燃料電池セル14およびセパレータ15,16等とを
締め付ける(図4参照)。
【0029】次に、上記を上下反転させる。そして、こ
のときの中間プレート39の上面を基準面とし、この上
に、上記と同様に、セパレータ15、単位燃料電池セル
14およびセパレータ16をそれぞれの各挿通穴18に
各スタッドボルト19を挿通させつつ積層体17の積層
全数の1/2の数だけ縦方向に積層させる。その上に、
電極プレート21をその挿通穴20に各スタッドボルト
19を挿通させつつ載置させ、さらにその上に、絶縁板
23をその各挿通穴22に各スタットボルト19を挿通
させつつ載置させ、その上に、エンドプレート27をそ
の各挿通穴26に各スタットボルト19を挿通させつつ
載置させる。
【0030】さらに、このエンドプレート27上に皿ば
ね30を載置させ、最後に、バックアッププレート29
をその挿通穴28にスタッドボルト19を挿通させつつ
載置させる。そして、各スタッドボルト19にナット4
7を螺合させることで、該ナット47と中間プレート3
9とで中間プレート39とバックアッププレート29と
の間にある単位燃料電池セル14およびセパレータ1
5,16を締め付ける(図5参照)。
【0031】そして、適宜のタイミングでバックアップ
プレート29に設置用の取付部材35,36を取り付け
ることになり、燃料電池スタック10は、その後、横に
倒された状態で、これら各取付部材35,36において
車体パネル37に固定されることになる。
【0032】以上に述べた本実施形態の燃料電池スタッ
ク10によれば、両端から電力が取り出される一つの積
層体17の積層方向における中間位置に中間プレート3
9を設けており、言い換えれば、中間プレート39に対
して両側に積層体17を分割してそれぞれの単位燃料電
池セル14およびセパレータ15,16を積層させるた
め、厚さ方向に累積する形状誤差を実質的に半分程度に
抑えることができる。
【0033】したがって、単位燃料電池セル14および
セパレータ15,16を縦方向に積層させて積層体17
を形成する際に、積層体17の積層方向の曲がりを小さ
く抑えることができ、その結果、車両への搭載時におけ
る他の構造物との干渉等を防止することができる。特
に、セパレータ15,16を形状誤差の比較的発生しや
すい金属のプレス成型品とした場合に効果的である。
【0034】また、中間プレート39に積層方向に沿っ
て各スタッドボルト19を積層方向に直交する方向の移
動を完全に規制した状態で設け、これらスタッドボルト
19により両端位置のバックアッププレート29同士を
近接方向に締め付けるため、締め付け後はスタッドボル
ト19に対し中間プレート39が積層方向に直交する方
向の移動が規制された状態となり、その後受ける振動等
で該中間プレート39がずれることを防止する。
【0035】したがって、中間プレート39のスタッド
ボルト19に対する移動を規制しない構造に比して、中
間プレート39のずれを抑えることができる。しかも、
中間プレート39に設けられたスタッドボルト19が単
位燃料電池セル14およびセパレータ15,16を積層
させる際のラフガイドとなり、積層作業の作業性を向上
させることができる。
【0036】なお、以上の実施形態においては、中間プ
レート39の第1嵌合穴43および第2嵌合穴44に一
体物のスタッドボルト19の嵌合部40およびフランジ
部41を嵌合させることにより、中間プレート39に対
するスタッドボルト19の前記積層方向に沿う一方向の
移動と前記積層方向に直交する方向の移動とを規制する
場合を例にとり説明したが、図6に示すように変更する
ことも可能である。
【0037】すなわち、スタッドボルト19を軸線方向
において二つの分割体19a,19bに分割し、これら
分割体19a,19bのそれぞれの分割側にオネジ部4
9を形成するとともに、中間プレート39にネジ穴50
を形成して、各分割体19a,19bをオネジ部49に
おいて中間プレート39のネジ穴50に螺合固定する。
このようにして、中間プレート39に対しスタッドボル
ト19を固定状態として、前記積層方向および前記積層
方向に直交する方向の移動を規制するのである。
【0038】また、以上の実施形態においては、一つの
積層体17の積層方向における中間位置に中間プレート
39を一つ設ける場合を例にとり説明したが、一つの積
層体17の積層方向における中間位置に中間プレート3
9を複数間隔をあけるように設けてもよい。この場合、
単位燃料電池セル14およびセパレータ15,16の積
層数を等分割する位置に各中間プレート39を設けるの
が好ましい。
【0039】さらに、上記した中間プレート39にも取
付部材を取り付け、該取付部材を介して中間プレート3
9を車体パネル37に固定するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の燃料電池
スタックによれば、積層体の積層方向における中間位置
に中間プレートを設けており、言い換えれば、中間プレ
ートに対して両側に積層体を分割してそれぞれの単位燃
料電池セルおよびセパレータを積層させるため、単位燃
料電池セルおよびセパレータの厚さ方向に累積する形状
誤差を実質的に半分程度に抑えることができる。
【0041】したがって、積層体の積層方向の曲がりを
小さく抑えることができ、その結果、車両への搭載時に
おける他の構造物との干渉等を防止することができる。
特に、セパレータを形状誤差の比較的発生しやすい金属
のプレス成型品とした場合に効果的である。
【0042】また、中間プレートに積層方向に沿ってボ
ルト部材を前記積層方向に直交する方向の移動を規制し
た状態で設け、該ボルト部材により両側位置の締付プレ
ート同士を近接方向に締め付けるため、締め付け後はボ
ルト部材に対し中間プレートが積層方向に直交する方向
の移動が規制された状態となり、その後受ける振動等で
該中間プレートがずれることを防止する。
【0043】したがって、中間プレートのボルト部材に
対する移動を規制しない構造にする場合に比して、中間
プレートのずれを抑えることができる。しかも、中間プ
レートに設けられたボルト部材が単位燃料電池セルおよ
びセパレータを積層させる際のラフガイドとなり、その
結果、積層作業の作業性をより向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の燃料電池スタックの車
載状態を示す側断面図。
【図2】 本発明の一実施形態の燃料電池スタックの単
位燃料電池セルおよびセパレータを示す部分拡大断面
図。
【図3】 本発明の一実施形態の燃料電池スタックの中
間プレートおよびスタッドボルトを示す部分拡大断面
図。
【図4】 本発明の一実施形態の燃料電池スタックの組
み付け時の一状態を示す側断面図。
【図5】 本発明の一実施形態の燃料電池スタックの組
み付け時の別の状態を示す側断面図。
【図6】 本発明の一実施形態の燃料電池スタックの中
間プレートおよびスタッドボルトの別の例を示す部分拡
大断面図。
【図7】 燃料電池スタックの一例についての組み付け
時の状態を示す側断面図。
【符号の説明】
10 燃料電池スタック 11 固体高分子電解質膜(電解質膜) 12 アノード側電極 13 カソード側電極 14 単位燃料電池セル 15,16 セパレータ 17 積層体 19 スタッドボルト(ボルト部材) 29 バックアッププレート(締付プレート) 39 中間プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質膜をアノード側電極とカソード側
    電極とで挟んで構成される単位燃料電池セルをセパレー
    タを介して複数個積層させて積層体を形成し、該積層体
    の積層方向における両側位置に締付プレートを設け、こ
    れら締付プレート同士を近接方向に締め付けて積層させ
    る燃料電池スタックであって、 前記積層体の積層方向における中間位置に中間プレート
    を設け、該中間プレートに前記積層方向に沿ってボルト
    部材を前記積層方向に直交する方向の移動を規制した状
    態で設け、該ボルト部材により前記両側位置の締付プレ
    ート同士を近接方向に締め付けることを特徴とする燃料
    電池スタック。
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