JP2002150088A - 抽選式チケット予約方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】過去にチケットを購入した実績に応じて当選す
る確率が向上するようにする。 【解決手段】チケットの予約に応募した会員の数が予約
によって販売するチケットの数を超える場合、前記会員
のそれぞれについて、過去の応募回数と乱数とを乗算し
て応募得点を算出し、該応募得点の降順にチケットの予
定数に該当する人数の会員を当選者とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、抽選式チケット予
約方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、劇場、映画館、競技場、展示場、
遊園地、駅、飛行場等の施設への入場、電車、バス、船
等の乗物への乗車、ゲーム機、遊具等の装置の利用、食
堂における食事や商店における商品、サービス等の提供
を受けるために、消費者は、入場券、切符、食券、前売
り券、割引券等のチケットを購入するようになってい
る。

【０００３】そして、前記商品やサービスの人気が高
く、前記チケットを購入する消費者の数がチケットの販
売予定数よりも多いことが予想される場合、事前に一定
の予約期間を設定して、チケットの予約を受け付けるよ
うになっている。ここで、前記予約期間が終了した時点
で、予約の応募数がチケットの販売予定数を超えない場
合は、予約に応募したすべての消費者にチケットを販売
する。一方、予約の応募数がチケットの販売予定数を超
えた場合は、抽選を行い、当選した消費者にのみチケッ
トを販売するようになっている。

【０００４】図５は従来の抽選式チケット予約方法を示
すフローチャートである。そして、該フローチャートに
ついて説明する。 ステップＳ１０１ 一定の予約期間を設定して、チケッ
トの予約の受付を開始する。 ステップＳ１０２ 予約期間が経過した時点で、チケッ
トの予約の受付を終了する。 ステップＳ１０３ 予約の応募数がチケットの販売予定
数を超えたか否かを判定する。応募数がチケットの販売
予定数を超えた場合はステップＳ１０４に進み、超えな
い場合はステップＳ１０５に進む。 ステップＳ１０４ 抽選を行って、応募した消費者の中
から当選者を選出する。 ステップＳ１０５ 当選者（抽選を行わない場合は全員
が当選者）に当選したことを通知する。 ステップＳ１０６ 通知を受けた消費者はチケットを購
入する。 ステップＳ１０７ 購入した消費者にチケットを配送す
る。 ステップＳ１０８ 消費者はチケットを行使して、商品
の提供等のサービス等の提供を受ける。

【０００５】これにより、商品やサービスの人気が高
く、前記チケットを購入する消費者の数がチケットの販
売予定数よりも多い場合であっても、すべての消費者
は、公平に取り扱われ、確率に基づいてチケットを入手
することができる。また、チケットの販売者も、公正に
チケットの販売を行うことができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の抽選式チケット予約方法においては、前記販売者か
ら過去にチケットを購入したことのない消費者、すなわ
ち、新規顧客も、前記販売者から過去に何度もチケット
を購入した実績のある消費者、すなわち、固定顧客も、
同じ確率に基づいた抽選の対象となってしまう。

【０００７】したがって、固定顧客は、同じ販売者から
チケットを購入するメリットを何ら享受することができ
ない。一方、販売者は、固定顧客に何らのメリットを与
えることができないので、固定顧客を確保することがで
きなくなってしまう。

【０００８】本発明は、前記従来の抽選式チケット予約
方法の問題点を解決して、過去にチケットを購入した実
績に応じて当選する確率が向上する抽選式チケット予約
方法を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】そのために、本発明の抽
選式チケット予約方法においては、チケットの予約に応
募した会員の数が予約によって販売するチケットの数を
超える場合、前記会員のそれぞれについて、過去の応募
回数と乱数とを乗算して応募得点を算出し、該応募得点
の降順にチケットの予定数に該当する人数の会員を当選
者とする。

【００１０】本発明の他の抽選式チケット予約方法にお
いては、さらに、前記応募得点は、過去の応募回数と過
去のチケット行使回数と乱数とを乗算して算出される。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。

【００１２】図１は本発明の第１の実施の形態における
抽選に使用されるデータベースの概念図、図２は本発明
の第１の実施の形態における抽選式チケット予約方法を
示す第１のフローチャート、図３は本発明の第１の実施
の形態における抽選式チケット予約方法を示す第２のフ
ローチャートである。

【００１３】本実施の形態において、例えば、劇場、映
画館、競技場、展示場、遊園地、駅、飛行場等の施設、
電車、バス、船等の乗物、ゲーム機、遊具等の装置、物
品を販売する販売店、食事等を提供する飲食店、理髪等
サービスのみを提供する店等における各種サービスや商
品（以下「サービス等」という）の提供を受けるため
に、消費者は、チケットセンター、コンビニエンススト
ア、施設の窓口等のチケット販売所において、入場券、
切符、食券、前売り券、割引券等のチケットを購入する
ようになっている。

【００１４】そして、前記サービス等の人気が高く、前
記チケットを購入する消費者の数がチケットの販売予定
数よりも多いことが予想される場合、事前に一定の予約
期間を設定して、チケットの予約を受け付けるようにな
っている。なお、前記チケットを購入する消費者の数が
チケットの販売予定数よりも多いことが予想されない場
合であっても、一定の予約期間を設定して、チケットの
予約を受け付けるようにしてもよい。

【００１５】ここで、前記チケットの予約に応募できる
者は、あらかじめ前記チケット販売所に登録された会員
のみである。なお、前記登録は有料であっても無料であ
ってもよい。

【００１６】そして、前記会員の一人一人に関するデー
タは、図１に示されるデータベース１０に入力され、保
存される。なお、該データベース１０は、前記チケット
販売所を運営する個人、企業、団体等が使用するコンピ
ュータ、サーバ等の図示されない制御装置に備えられた
記憶手段の内部に展開されている。

【００１７】また、１１−１〜１１−ｎ（ｎは自然数）
は、前記データベース１０内に格納された会員一人一人
のレコードである。

【００１８】そして、前記レコード１１−１〜１１−ｎ
は、会員番号フィールド１２−１〜１２−ｎ、過去応募
回数フィールド１３−１〜１３−ｎ、乱数フィールド１
４−１〜１４−ｎ及び応募得点フィールド１５−１〜１
５−ｎの四つのフィールドをそれぞれ有している。

【００１９】まず、前記会員番号フィールド１２−１〜
１２−ｎには、各会員の会員番号がそれぞれに格納され
る。

【００２０】次に、前記過去応募回数フィールド１３−
１〜１３−ｎには、各会員が過去にチケットの予約に応
募した応募回数が格納される。なお、該応募回数は、会
員がチケットの予約に応募する度に、１ずつインクリメ
ントされる。

【００２１】次に、前記乱数フィールド１４−１〜１４
−ｎには、抽選の度に、２乗中心法、合同法、シフトレ
ジスタ法等のアルゴリズムに基づいて発生された乱数が
格納される。

【００２２】最後に、前記応募得点フィールド１５−１
〜１５−ｎには、抽選の度に、前記応募回数に乱数を乗
じた数が、各会員の応募得点として格納される。

【００２３】そして、あるチケットを販売することが決
定されると、前記チケット販売所を運営する者は、一定
の予約期間、予約によって販売するチケットの予定数、
チケットの値段等を設定して、チケットの予約の受け付
けを開始する。

【００２４】ここで、前記予約期間は、適宜設定するこ
とができるが、例えば、飛行機の搭乗券の場合、一般的
には、出発日の約１ヶ月前から約１週間前までの期間で
ある。また、前記チケットの予約に関する情報は、前記
チケット販売所に登録された会員に通知される。

【００２５】次に、前記予約期間が終了した時点で、予
約の応募状況を確認する。そして、応募数が前記予定数
を超えていない場合には、予約に応募した会員全員に対
して、前記チケットの予約が受け付けられてチケットを
購入することができる旨の通知、すなわち、当選通知が
送付される。

【００２６】一方、応募数が前記予定数を超えている場
合には、応募した会員の中で誰がチケットを購入するこ
とができるかを決定するための抽選が行われる。この場
合、抽選は、前記チケット販売所を運営する者が使用す
る前記制御装置によって自動的に行う。

【００２７】まず、前記レコード１１−１〜１１−ｎに
アクセスして、会員番号フィールド１２−１〜１２−ｎ
に格納された会員番号の中から、１番目に抽選を行う会
員の会員番号と同一のものを抽出する。続いて、抽出さ
れた会員番号が格納されている会員のレコード１１−ｋ
（１≦ｋ≦ｎ）にアクセスする。

【００２８】そして、前記レコード２１−ｋ中の過去応
募回数フィールド１３−ｋから、当該会員が過去にチケ
ットの予約に応募した応募回数を読み出す。

【００２９】次に、乱数フィールド１４−ｋから、当該
会員に割り当てられた乱数を読み出す。なお、前記乱数
は、抽選の際に発生されて、抽選に応募した会員全員の
乱数フィールド１４−１〜１４−ｎに格納される。

【００３０】続いて、前記応募回数と乱数とを乗算し
て、当該会員の応募得点を算出する。なお、応募回数が
０の場合には、前記応募回数として１を使用する。

【００３１】そして、前記過去応募回数フィールド１３
−ｋに格納されている応募回数を１だけインクリメント
する。該インクリメントされた応募回数は、次回の抽選
において使用される。

【００３２】以下、前述された動作を前記予約に応募し
た会員一人一人について、順次繰り返して行うことによ
って、前記予約に応募した会員全員について、応募得点
が算出される。

【００３３】続いて、前記予約に応募した会員全員につ
いての応募得点を得点の高い順に並べ、すなわち、降順
にソートして、前記応募得点の降順に前記チケットの予
定数に該当する人数の会員を当選者とする。そして、前
記当選者に対して、前記当選通知が送付される。

【００３４】次に、前記当選通知が送付された会員は、
チケットの購入手続きを行う。ここで、前記購入手続き
は、購入申込書等の提出、チケットの代金の支払い等を
行うことである。なお、代金の支払いはクレジットカー
ド、銀行振込、郵便為替等いかなる手段であってもよ
く、また、チケット販売所の窓口において現金を支払う
ようにしてもよい。

【００３５】そして、前記購入手続きが行われると、チ
ケットが前記会員に配送される。なお、前記購入手続き
が、チケット販売所の窓口において現金を支払うことに
よって行われた場合には、前記窓口において、現金と引
き替えにチケットを引き渡すようにすることもできる。

【００３６】最後に、前記チケットを入手した会員は、
前記チケットを行使する。ここで、前記チケットの行使
とは、劇場、映画館、競技場、展示場、遊園地、駅、飛
行場等の施設、電車、バス、船等の乗物、ゲーム機、遊
具等の装置、物品を販売する販売店、食事等を提供する
飲食店、理髪等サービスのみを提供する店等において、
チケットを提示又は提出することによってサービス等の
提供を受けることである。

【００３７】このように、本実施の形態においては、チ
ケット予約の抽選において、応募回数と乱数とを乗算し
て、会員の応募得点を算出し、応募得点の降順にチケッ
トの予定数に該当する人数の会員を当選者とするように
なっている。

【００３８】したがって、抽選の際に過去の応募回数が
加味されて、過去の応募回数が多いほど当選する確率が
高くなるので、チケットを予約購入する意欲の旺盛な固
定顧客である会員ほど、チケットを購入しやすくなる。

【００３９】これにより、固定顧客である会員は同じ販
売者からチケットを購入するメリットを享受することが
できる。一方、チケットの販売者は、固定顧客にメリッ
トを与えることができ、固定顧客を確保することができ
る。

【００４０】次に、図２及び３に示されるフローチャー
トについて説明する。 ステップＳ３１ 一定の予約期間、販売するチケットの
予定数、チケットの値段等を設定して、チケットの予約
の受付を開始する。 ステップＳ３２ 予約期間が経過した時点で、チケット
の予約の受付を終了する。 ステップＳ３３ 予約の応募状況を確認し、予約の応募
数が販売するチケットの予定数を超えたか否かを判定す
る。前記応募数が前記予定数を超えた場合はステップＳ
３４に進み、超えない場合はステップＳ４２に進む。 ステップＳ３４ 抽選を開始する。 ステップＳ３５ 会員番号フィールド１２−１〜１２−
ｎに格納された会員番号の中から、抽選を行う会員の会
員番号と同一のものを読み取り抽出して、レコード２１
−ｋにアクセスする。 ステップＳ３６ 過去応募回数フィールド１３−ｋか
ら、会員が過去にチケットの予約に応募した応募回数を
読み取る。 ステップＳ３７ 乱数フィールド１４−ｋから、会員に
割り当てられた乱数を抽出する。 ステップＳ３８ 応募回数と乱数とを乗算して、会員の
応募得点を算出する。 ステップＳ３９ 過去応募回数フィールド１３−ｋに格
納されている応募回数を１だけインクリメントする。 ステップＳ４０ 予約に応募した会員全員について、応
募得点が算出されたか否かを判定する。全員について、
応募得点が算出された場合はステップＳ４１に進み、算
出されていない場合はステップＳ３５に戻る。 ステップＳ４１ 応募得点の降順に前記チケットの予定
数に該当する人数の会員を当選者とする。 ステップＳ４２ 当選者（抽選を行わない場合は全員が
当選者）に当選したことを通知する。 ステップＳ４３ 当選通知が送付された会員はチケット
の購入手続きを行う。 ステップＳ４４ チケットが会員に配送される。 ステップＳ４５ 会員はチケットを行使して、商品の提
供等のサービス等の提供を受ける。

【００４１】次に、本発明の第２の実施の形態について
説明する。なお、第１の実施の形態と同じ構造及び動作
については、その説明を省略する。

【００４２】図４は本発明の第２の実施の形態における
抽選に使用されるデータベースの概念図である。

【００４３】そして、前記会員の一人一人に関するデー
タは、図４に示されるデータベース２０に入力され、保
存される。なお、該データベース２０は、前記チケット
販売所を運営する個人、企業、団体等が使用するコンピ
ュータ、サーバ等の図示されない制御装置に備えられた
記憶手段の内部に展開されている。

【００４４】また、２１−１〜２１−ｎ（ｎは自然数）
は、前記データベース２０内に格納された会員一人一人
のレコードである。

【００４５】そして、前記レコード２１−１〜２１−ｎ
は、会員番号フィールド２２−１〜２２−ｎ、過去応募
回数フィールド２３−１〜２３−ｎ、過去チケット行使
回数フィールド２４−１〜２４−ｎ、乱数フィールド２
５−１〜２５−ｎ及び応募得点フィールド２６−１〜２
６−ｎの四つのフィールドをそれぞれ有している。

【００４６】まず、前記会員番号フィールド２２−１〜
２２−ｎには、各会員の会員番号がそれぞれに格納され
る。

【００４７】次に、前記過去応募回数フィールド２３−
１〜２３−ｎには、各会員が過去にチケットの予約に応
募した応募回数が格納される。なお、前記応募回数は、
会員がチケットの予約に応募する度に、１ずつインクリ
メントされる。

【００４８】次に、前記過去チケット行使回数フィール
ド２４−１〜２４−ｎには、各会員が過去にチケットを
行使したチケット行使回数が格納される。なお、前記チ
ケット行使回数は、会員が購入したチケットを行使する
度に、１ずつインクリメントされる。

【００４９】次に、前記乱数フィールド２５−１〜２５
−ｎには、抽選の度に発生された乱数が格納される。

【００５０】最後に、前記応募得点フィールド２６−１
〜２６−ｎには、抽選の度に、前記応募回数に乱数を乗
じた数が、各会員の応募得点として格納される。

【００５１】そして、あるチケットを販売することが決
定されると、前記チケット販売所を運営する者は、一定
の予約期間、予約によって販売するチケットの予定数、
チケットの値段等を設定して、チケットの予約の受け付
けを開始する。

【００５２】次に、前記予約期間が終了した時点で、予
約の応募状況を確認する。そして、応募数が前記予定数
を超えていない場合には、予約に応募した会員全員に対
して、前記チケットの予約が受け付けられてチケットを
購入することができる旨の通知、すなわち、当選通知が
送付される。

【００５３】一方、応募数が前記予定数を超えている場
合には、応募した会員の中で誰がチケットを購入するこ
とができるかを決定するための抽選が行われる。

【００５４】まず、前記レコード２１−１〜２１−ｎに
アクセスして、会員番号フィールド２２−１〜２２−ｎ
に格納された会員番号の中から、１番目に抽選を行う会
員の会員番号と同一のものを抽出する。続いて、抽出さ
れた会員番号が格納されている会員のレコード２１−ｋ
にアクセスする。

【００５５】そして、前記レコード２１−ｋ中の過去応
募回数フィールド２３−ｋから、当該会員が過去にチケ
ットの予約に応募した応募回数を読み出す。

【００５６】次に、前記レコード２１−ｋ中の過去チケ
ット行使回数フィールド２４−ｋから、当該会員が過去
に購入したチケットを行使したチケット行使回数を読み
出す。

【００５７】次に、乱数フィールド２５−ｋから、当該
会員に割り当てられた乱数を読み出す。

【００５８】続いて、前記応募回数とチケット行使回数
と乱数とを乗算して、当該会員の応募得点を算出する。
なお、応募回数又はチケット行使回数が０の場合には、
前記応募回数又はチケット行使回数として１を使用す
る。

【００５９】そして、前記過去応募回数フィールド２３
−ｋに格納されている応募回数を１だけインクリメント
する。

【００６０】以降の動作は、前記第１の実施の形態と同
様である。

【００６１】このように、本実施の形態においては、チ
ケット予約の抽選において、応募回数とチケット行使回
数と乱数とを乗算して、会員の応募得点を算出し、応募
得点の降順にチケットの予定数に該当する人数の会員を
当選者とするようになっている。

【００６２】したがって、抽選の際に過去の応募回数及
びチケット行使回数が加味されて、過去の応募回数が多
いほど、かつ、実際にチケットを購入して行使した回数
が多いほど、当選する確率が高くなるので、チケットを
予約購入する意欲の旺盛で、かつ、実際にチケットを購
入して行使した実績が豊富な固定顧客である会員ほど、
チケットを購入しやすくなる。

【００６３】これにより、チケットを予約購入する意欲
の旺盛で、かつ、実際にチケットを購入して行使した実
績が豊富な固定顧客である会員は同じ販売者からチケッ
トを購入するメリットを享受することができる。一方、
チケットの販売者は、チケットを予約購入する意欲の旺
盛で、かつ、実際にチケットを購入して行使した実績が
豊富な固定顧客にメリットを与えることができ、固定顧
客を確保することができる。

【００６４】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。

【００６５】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、抽選式チケット予約方法においては、チケットの
予約に応募した会員の数が予約によって販売するチケッ
トの数を超える場合、前記会員のそれぞれについて、過
去の応募回数と乱数とを乗算して応募得点を算出し、該
応募得点の降順にチケットの予定数に該当する人数の会
員を当選者とする。

【００６６】この場合、抽選の際に過去の応募回数が加
味されて、過去の応募回数が多いほど当選する確率が高
くなるので、チケットを予約購入する意欲の旺盛な固定
顧客である会員ほど、チケットを購入しやすくなる。

【００６７】これにより、固定顧客である会員は同じ販
売者からチケットを購入するメリットを享受することが
できる。一方、チケットの販売者は、固定顧客にメリッ
トを与えることができ、固定顧客を確保することができ
る。

【００６８】他の抽選式チケット予約方法においては、
さらに、前記応募得点は、過去の応募回数と過去のチケ
ット行使回数と乱数とを乗算して算出される。

【００６９】この場合、抽選の際に過去の応募回数及び
チケット行使回数が加味されて、過去の応募回数が多い
ほど、かつ、実際にチケットを購入して行使した回数が
多いほど、当選する確率が高くなるので、チケットを予
約購入する意欲の旺盛で、かつ、実際にチケットを購入
して行使した実績が豊富な固定顧客である会員ほど、チ
ケットを購入しやすくなる。

【００７０】これにより、チケットを予約購入する意欲
の旺盛で、かつ、実際にチケットを購入して行使した実
績が豊富な固定顧客である会員は同じ販売者からチケッ
トを購入するメリットを享受することができる。一方、
チケットの販売者は、チケットを予約購入する意欲の旺
盛で、かつ、実際にチケットを購入して行使した実績が
豊富な固定顧客にメリットを与えることができ、固定顧
客を確保することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態における抽選に使用
されるデータベースの概念図である。

【図２】本発明の第１の実施の形態における抽選式チケ
ット予約方法を示す第１のフローチャートである。

【図３】本発明の第１の実施の形態における抽選式チケ
ット予約方法を示す第２のフローチャートである。

【図４】本発明の第２の実施の形態における抽選に使用
されるデータベースの概念図である。

【図５】従来の抽選式チケット予約方法を示すフローチ
ャートである。

【符号の説明】

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 チケットの予約に応募した会員の数が予
   約によって販売するチケットの数を超える場合、前記会
   員のそれぞれについて、過去の応募回数と乱数とを乗算
   して応募得点を算出し、該応募得点の降順にチケットの
   予定数に該当する人数の会員を当選者とすることを特徴
   とする抽選式チケット予約方法。
2. 【請求項２】 前記応募得点は、過去の応募回数と過去
   のチケット行使回数と乱数とを乗算して算出される請求
   項１に記載の抽選式チケット予約方法。