JP2002148903A - 帯電ローラの再生方法 - Google Patents

帯電ローラの再生方法

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JP2002148903A JP2000381095A JP2000381095A JP2002148903A JP 2002148903 A JP2002148903 A JP 2002148903A JP 2000381095 A JP2000381095 A JP 2000381095A JP 2000381095 A JP2000381095 A JP 2000381095A JP 2002148903 A JP2002148903 A JP 2002148903A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真用帯電ローラを低コストで容易に何
回でも再生できる方法を提供すること。 【構成】 芯金の周りに導電性弾性層を一体的に被覆
し、更にその周りに帯電層を一体的に被覆した帯電ロー
ラを再生する方法において、再生すべき帯電ローラの周
りに半導電性のシームレス帯電チューブを遊嵌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真装置に用いられ
る帯電ローラの再生方法に関し、詳しくは電圧を印加し
た帯電層を被帯電体に接触させることで被帯電体表面を
所定の電位に帯電するための帯電ローラの再生方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に帯電ローラは図2に示すように、
導電性シャフト1の周りに導電性ゴム、導電性発泡体等
の導電性弾性円筒2を一体的に形成し、更にその外周面
に帯電層3を一体的に設けたものである。帯電層3は導
電性弾性円筒2の外周面にディッピング法、その他のコ
ーティング法により薄層に設けるか、熱収縮性のシーム
レス帯電チューブを導電性弾性円筒2の外周面にタイト
に被せる等の方法により設けられる。
【0003】かかる帯電ローラは被帯電体例えば感光ド
ラムに接触して用いられるため、摺擦により帯電ローラ
の表面に現像剤が固着したり削れを生ずる。現像剤の固
着が軽微な場合はアルコール類、ケトン類等の有機溶剤
を含ませた布で清拭して再使用できるが、現像剤の固着
が強固で除去できない場合や傷が生じたり表面が放電に
より劣化した場合は再使用出来ず廃棄されていた。
【0004】上記従来の問題点を克服するため、特開平
08−171259号公報には使用後の帯電ローラに熱
収縮性のシームレスチューブ状帯電層を被覆するか、或
いは帯電層を形成するためのシームレス帯電チューブに
使用後の帯電ローラを圧入して再生する方法が開示され
ている。図3はこの方法により再生された帯電ローラの
断面図を示す。図3において、4は図1と同様の帯電ロ
ーラの外周に密接して設けられた新しい帯電層である。
この方法によると、新しく被覆したシームレス帯電チュ
ーブは熱収縮或いは圧入という方法により使用後の帯電
ローラに一体的に取りつけられている。熱収縮方式を用
いる場合は、帯電ローラの外形より大きい内径の熱収縮
チューブを用意し、これを帯電ローラに被せた後加熱し
て収縮させるという工程が必要であり、そのためのコス
トがかかる。圧入方式を用いる場合は、帯電ローラの外
径の方がシームレス帯電チューブの内径より大きいの
で、帯電ローラをチューブに無理に押し込もうとする
と、チューブは機械的に弱いのでチューブが破損してし
まう恐れがある。そこで実際にはチューブ内にエアを吹
き込んで帯電ローラの外径より大きい内径に膨らませた
状態で帯電ローラをチューブに挿入する方法が実施され
る。この工程にもかなりのコストがかかる。
【0005】特開平08−171259号公報に記載の
帯電ローラの再生方法では、再生の都度新しいチューブ
が最外層に追加されるので、現実には1回の再生が限度
である。何故ならば、元の帯電ローラは最高性能を発揮
するように電気抵抗が設定されており、その表面に新た
にチューブを被覆すると、電気抵抗が変化し最高性能か
ら少しずれることになる。実際にはこのずれは僅かであ
り殆ど問題にならない範囲である。しかし、その表面に
更にチューブを被服すると、最高性能からのずれは更に
大きくなり例えばハーフトーンの再現性のように、帯電
特性の微妙な違いにより影響を受ける場合には問題にな
るのである。
【0006】特開平08−171259号公報に記載の
帯電ローラの再生方法では、更に次のような問題が有る
ことが分った。帯電ローラの表面に50μm以上の大き
さの傷(深さ50μm以上、巾50μm以上)が生じる
と再生が困難であった。その理由は図4を参照して次の
ように説明できる。図4において4は再生工程により設
けられた新しい帯電層である。帯電層4は熱収縮チュー
ブを、再生すべき帯電ローラの表面に加熱下において被
覆することにより形成される。この際、帯電ローラの表
面に傷5があると、熱収縮チューブが傷の表面にならっ
て収縮するので、再生後の帯電ローラの表面にも傷と類
似の空隙6が残ってしまう。図4では傷5の深さが元の
帯電層3のみに達しているが、導電性弾性円筒2に達す
る場合もあり得る。空隙6が生ずると、この部分で帯電
が行われないか、或いは帯電が均一にならないことが確
認された。
【0007】上記には凹状の傷がある場合の説明をした
が、凸状の固着物がある場合も同様である。
【0008】上記のように再生後の帯電ローラの表面に
凸状の部分があると、その部分が感光ドラムと常に強く
接触するので、その部分の劣化が局所的に進み帯電ロー
ラの寿命低下につながることも判明した。また、感光ド
ラムの寿命も低下することが分った。凸状部分の大きさ
が50μm以下で、初期は帯電ムラを生ずるに到らない
場合でも、劣化が進むとこの部分で帯電ムラが発生し、
寿命低下になるのである。凹状の傷の場合は、傷の境界
部分が被帯電体である感光ドラムと強く接触するので、
上記と同様のことが言えるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の帯
電ローラの再生方法においては、1回の再生は確実にで
きるが、2回以上の再生には問題がある。また再生工程
にかなりのコストがかかる問題があった。更に、帯電ロ
ーラの表面に50μm以上の大きさの凸状の粒状固着が
生じたり、50μm以上の大きさの凹状の傷が生じた場
合は再生が困難であった。更に再生前の帯電ローラ表面
に、50μm以下の大きさであっても凹凸があると、再
生後の帯電ローラの表面にその影響が残り、その部分が
局所的に劣化が進み帯電ローラの寿命低下の原因になっ
た。従って、本発明の目的は帯電ローラの複数回の再生
が可能で、帯電ローラの表面に50μm以上の大きさの
凹凸が生じても再生可能であり、また再生前の帯電ロー
ラの表面の凹凸により寿命低下のない帯電ローラの再生
が可能であり、更に再生工程でのコストが殆どかからな
い帯電ローラの新規な再生方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、導電性シ
ャフトの外周面に沿って一体的に導電性弾性円筒が形成
され、更にその外周面に沿って一体的に帯電層が設けら
れた帯電ローラを再生する方法において、前記帯電ロー
ラにシームレス帯電チューブを遊嵌して再使用可能とす
ることを特徴とする。
【0011】本発明の別の態様によれば、汚れが付着し
た帯電ローラの表面をクリーニング処理した後、シーム
レス帯電チューブを遊嵌することにより、帯電ローラが
再生される。
【0012】クリーニング処理としては、エアブローに
よる方法、有機溶剤による方法、及び研摩による方法が
ある。
【0013】本発明の更に他の態様によれば、本発明方
法によって再生された帯電ローラはそれを使用すること
によってシームレス帯電チューブが劣化した場合、劣化
したシームレス帯電チューブを劣化していないシームレ
ス帯電チューブと交換することにより、帯電ローラを更
に再使用することが可能となる。本発明方法によって再
生された帯電ローラは同様にして繰り返し再生して使用
することができる。
【0014】本発明の更に他の態様によれば、特開平0
8−171259号公報に記載されているような帯電ロ
ーラ、即ち、元の帯電ローラを再生するためにその周り
に新しい帯電層を一体的に被覆した帯電ローラ、従っ
て、2つの帯電層を有する帯電ローラの再生も行うこと
ができる。
【0015】本発明の更に他の態様によれば、図2の従
来の帯電ローラの劣化した帯電層を剥離して導電性弾性
円筒を露出させ、その上にシームレス帯電チューブを遊
嵌することもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明において再生されるべき帯
電ローラは従来公知のもの、例えば特開平08−171
259号公報に従来例として記載のものである。即ち、
導電性シャフトの外周面に沿って一体的に導電性弾性円
筒が形成され、更にその外周面に沿って帯電層が密着し
て設けられている。本発明において、導電性弾性円筒と
は、シャフトと導電性弾性円筒だけでは実質的に帯電を
行うことができず、その上に帯電層を設けて初めて帯電
できるものを指している。
【0017】導電性シャフトは金属製の芯金、絶縁体の
表面に金属をメッキしたシャフト、導電性樹脂製のシャ
フト等が用いられる。通常直径は約6〜9mmが一般的
である。
【0018】導電性弾性円筒は導電性弾性材料より成り
ソリッド状体と発泡体がある。
【0019】帯電層は導電性弾性層の外周面上に、塗料
化した材料を適当なコーティング法により塗工した後、
乾燥工程を経て得られたり、樹脂やゴム材料の電気抵抗
を予め調整しシームレス帯電チューブとして形成し、そ
の内径を前記導電性弾性層より小さめに形成し、そこへ
導電性弾性層を圧入する方法や、同材料によるシームレ
ス帯電チューブを熱収縮性とし、加熱処理により密着さ
せ表面層を形成する方法等により製造される。帯電層は
2層の被覆層として設けられてもよい。
【0020】前述のような帯電ローラをカートリッジに
組み込み、現像剤を消費し終わるまでプリントした後、
或いは画像汚れ、画像むら等の画質劣化が発生したら、
カートリッジを再生するために分解して部品の検査、必
要ならばクリーニング等が行われる。本発明において
は、現像剤が帯電ローラ表面にほぼ均一に付着している
場合は、クリーニングは行わなくてよい。次いで帯電ロ
ーラの外径より大きな内径を有するシームレス帯電チュ
ーブを帯電ローラに遊嵌し、これを新しい帯電器として
カートリッジに組み込む。即ち、使用済みの帯電ローラ
が再生されて再使用されるのである。帯電ローラ表面に
ある程度の現像剤の固着があっても、又ある程度の大き
さの傷があっても、従来の帯電ローラでは画像に現れる
のに本発明の方法によればそれが画像に現れないことが
判明した。
【0021】図5は本発明方法により再生された帯電ロ
ーラの図4に対応する図である。再生されるべき帯電ロ
ーラが、その周りにシームレス帯電チューブ7を遊嵌す
ることにより再生されており、この再生された帯電ロー
ラを感光ドラム8に押しつけた状態の一部が図5に示さ
れている。元の帯電層3に傷5が生じても、新しい帯電
層であるシームレス帯電チューブ7は、熱収縮されない
ので傷の表面にならうことはない。従って、感光ドラム
8とシームレス帯電チューブ7との間には、図4のよう
な空隙6は存在しないので、帯電ムラは生じないのであ
る。空隙6はシームレス帯電チューブ7と元の帯電層3
との間に存在している。空隙6の部分のシームレス帯電
チューブ7には空隙6の周囲から電流が流れ込むので、
空隙6が存在しているにも拘わらず、帯電ムラは生じな
いのである。
【0022】上述の部品の検査段階で、帯電ローラに顕
著な汚れが見つかった場合は、これはなるべくクリーニ
ング処理によって除いておくことが望ましい。好ましく
はまずエアブローし、エアブローで除去されない程度に
強固で比較的広い面積の現像剤の固着が認められた場合
は、アルコール類或いはケトン類のような有機溶剤を含
ませた布或いはティシュ等で固着物を除去するとよい。
この操作により固着物が完全には除去されず多少残って
いても、従来の帯電ローラでは特に低湿環境において画
像にそのパターンが現れるのに本発明のこの操作によれ
ば画像に現れないことが判明した。また、使用中に何ら
かの原因で帯電層の表面に鋭い傷が発生すると、その部
分にトナーが入り込みその部分の帯電量が小さくなるた
め、傷のパターンが画像に現れるが、そのような状態の
帯電ローラにシームレス帯電チューブを遊嵌することに
より、図5を参照して説明したように均一に帯電が行わ
れ傷のパターンが消滅することが分った。
【0023】有機溶剤による方法によっても除去されな
い程度の固着の場合は、サンドペーパー、研摩布、研摩
剤入りスポンジ、ワイヤーブラシ、サンドブラスト等に
よる研摩処理により除去することができる。この研摩工
程により現像剤が固着していない部分の帯電ローラ表面
も研摩され、擦り傷が発生するが、その上にシームレス
帯電チューブを遊嵌することにより擦り傷のパターンが
画像に現れないことが判明した。研摩剤の粒子サイズが
小さければ研摩による擦り傷が画像に現れないことは驚
くに値しないが、研摩剤の粒子サイズが大きくて肉眼で
顕著に見える擦り傷が発生していても、そのパターンが
画像に現れないのは驚くべきことである。研摩による擦
り傷の巾及び深さが0.1〜0.5mmであっても、均
一に帯電できることが分った。
【0024】例えば、800番の荒さのサンドペーパー
を用いて研摩すると、擦り傷は殆ど分らない。この状態
でシームレス帯電チューブを嵌めずに帯電しても、画像
に擦り傷のパターンは現れない。しかし、研摩能力が小
さいので研摩時間がかかる。一方、80番のサンドペー
パーを用いると、研摩力が大きいので2〜3回擦るだけ
で固着物は確実に除去されるが、表面に肉眼で明瞭に認
識できる擦り傷が発生する。このままでシームレス帯電
チューブを嵌めずに帯電するとそのパターンが画像に現
れてしまうが、本発明の方法によってシームレス帯電チ
ューブを嵌めて帯電すると擦り傷のパターンが現れない
のである。サンドペーパーの代りにサンドブラスト法、
ワイヤーブラシ、その他類似の研摩方式を用いて研摩し
てもよい。
【0025】帯電ローラの再生工程において、上述のよ
うな有機溶剤によるクリーニングをスキップして、いき
なりサンドペーパー等による研摩によるクリーニングを
実施することにより有機溶剤による環境への影響を無く
すことができる。
【0026】シームレス帯電チューブの内径は、帯電ロ
ーラの外径より大きければよいが、実際には帯電ローラ
にシームレス帯電チューブを嵌める(或いはシームレス
帯電チューブに帯電ローラを挿入する)場合、途中で引
っかかってスムーズに嵌めることが出来ない恐れがある
ので、少なくとも約0.05〜0.1mm程度の径差を
設けることが望ましい。径差の上限は実際の帯電装置に
おいて、帯電ローラが装着されているスペースによる。
スペースが充分あれが2mm以上の径差でもよい。大部
分の実際の帯電装置では2mm程度の径差が上限であ
る。これより大きな径のシームレス帯電チューブを用い
ると、シームレス帯電チューブが帯電装置内の部品や器
壁に接触する恐れがある。再生されるべき帯電ローラの
表面に残留しているトナーが存在すれば、それが固体潤
滑材の役割をしてスムーズに嵌めることができる。
【0027】シームレス帯電チューブの厚さは、それ自
体でその断面形状が略円形になる程度であることが望ま
しく、ゴム硬度によっても異なるが約50μm以上、さ
らに好ましくは約100μm以上であり、上限は約30
0μm程度が望ましい。更に厚くてもよいが材料の無駄
でありその必要はない。ゴム硬度はアスカーC硬度で約
30〜70度の範囲、更に好ましくは約40〜65度の
範囲が望ましい。
【0028】シームレス帯電チューブの電気抵抗は、帯
電ローラの帯電層のそれと同程度であればよく、体積固
有抵抗で表現すれば約5×10^4〜約10^8Ωcm
の範囲が望ましい。
【0029】シームレス帯電チューブの材料は経済性、
汎用性(入手し易さ)等の観点からポリエステル、ポリ
アミド、ポリウレタン等の樹脂のエラストマー及び変性
体が好適に使用できるが、これらに限定されるものでは
ない。特開平08−171259号公報に帯電層の材料
として記載されているものが使用できる。
【0030】シームレス帯電チューブの成型は、1種又
は2種以上の導電性微粒子を分散した樹脂のエラストマ
ー或いは変性体を、押出し成型法或いはインフレーショ
ン法によって行うことができる。導電性微粒子としては
カーボンブラックが一般的であるが酸化錫、酸化チタ
ン、銅、銀等を用いることができる。
【0031】本発明においては、被帯電体の移動、通常
感光ドラム8の回転に従動してシームレス帯電チューブ
7が回転し、シームレス帯電チューブ7の回転に従動し
て元の帯電ローラが回転する。本発明によれば、使用後
の帯電層3の表面に凹凸があっても、遊嵌されたシーム
レス帯電チューブ7とはその径が異なるため、従動回転
において帯電層3の表面とシームレス帯電チューブ7の
内面との接触部位が少しづつずれるため、その凹凸によ
るシームレス帯電チューブ7の劣化があるとしても、そ
れが分散されるのでシームレス帯電チューブの寿命が延
びるのである。このことは感光ドラムの寿命延長にもな
るのである。
【0032】
【実施例】(実施例1)EPDM(エチレンプロピレン
ディエンメチレン)に導電性カーボンを配合し体積固有
抵抗が104Ωcmになるように調整したものに発泡
剤と加硫剤を適量加えて押出し機により円筒状に成型
し、更に加熱して導電性発泡体を得た。これの内径は4
mm、外径は14mmであった。これを長さ225mm
に長さ方向と直角に切断し、エアを封入して膨らませ、
外径6mm、長さ250mmのステンレス製芯金に被せ
た。次いで導電性発泡体の外周面を研摩してその外形を
12.5mmにした。導電性発泡体の硬度はアスカーC
硬度で35度であった。これとは別にポリアミドエラス
トマーに導電性カーボンを配合した半導電性ポリマーを
押出し機によりチューブ状に成型した後、延伸させて熱
収縮前の内径が13.5mm、肉厚が100μmのシー
ムレス帯電チューブを得た。このチューブの体積固有抵
抗は1.5×106Ωcmであった。このシームレス
帯電チューブを長さ227mmに切断し、上記の導電性
発泡体の周りに被せた。次いで100℃で2分間加熱
し、チューブを熱収縮させて導電性発泡体に一体的に被
覆して外径11.6mmの帯電ローラを得た。
【0033】かくして得られた帯電ローラを電子写真式
プリンター用カートリッジに装着し、そのカートリッジ
を評価装置に装着した。このカートリッジ内には感光ド
ラムとその周りに現像器とクリーナーが設けられてい
る。帯電ローラの芯金に−700Vの直流電圧と2k
V、周波数600Hzの交流電圧を重畳印加し、標準環
境(23℃、55%RH)下で3500枚、高温高湿環
境(32℃、80%RH)下で3500枚、低温低湿環
境(15℃、10%RH)下で3500枚の合計105
00枚の耐久評価を行った。その結果、全環境下で初期
と耐久評価後で、殆ど画像の変化は認められなかった。
【0034】帯電ローラをカートリッジから外して調べ
たところ、表面にトナーが均一に付着していたので、エ
アブローにより殆どのトナーを吹き飛ばした。この帯電
ローラを次のように再生した。上記ポリアミドエラスト
マーと導電性カーボンの配合物である半導電性ポリマー
を押出し機によりチューブ状に成型し、外計12mm、
肉厚150μmのシームレス帯電チューブを得た。これ
を長さ230mmに切断し、上記使用済の帯電ローラに
遊嵌した。このようにして再生された帯電ローラを別の
カートリッジに装着し、カートリッジを前記評価装置に
装着して耐久評価を実施し、前記と同様の結果を得た。
【0035】(実施例2)エアブローを省いた以外は実
施例1と同様の操作を行い、同様の結果を得た。
【0036】(実施例3)実施例1において本発明方法
により再生した帯電ローラを使用して耐久評価をした後
のカートリッジから帯電ローラを取り出し、遊嵌されて
いるシームレス帯電チューブを、未使用の同一仕様のシ
ームレス帯電チューブと交換した。このようにしてもう
1回再生された帯電ローラをカートリッジに装着し、こ
のカートリッジを評価装置に装着して前記と同様の結果
を得た。
【0037】(実施例4)体積固有抵抗が10^5Ωc
mである以外は実施例1と同じ熱収縮チューブを用いて
帯電ローラを作成した。これを実施例1と同じカートリ
ッジに装着し、そのカートリッジを評価装置に装着して
標準条件下で耐久プリントを実施した。15000枚プ
リントしたあたりから画像に黒すじが生ずるようになっ
たので、カートリッジを取りだし帯電ローラを調べたと
ころ、放電による材料の劣化と思われるスジが帯電ロー
ラの表面に円周方向に1本認められた。このすじの部分
はアルコールやメチルエチルケトンでも除去されなかっ
たので、サンドペーパー(120番)で軽く研摩して除
去した。この表面に付着している紛体をエアブローで除
去した後、この帯電ローラの周りに実施例1と同じ外径
12mmのシームレス帯電チューブを遊嵌して再生し
た。この再生帯電ローラをカートリッジに装着し、再生
前と同様に使用して画像にむらが無いことが確認され
た。
【0038】(実施例5)実施例4において評価済の再
生帯電ローラをカートリッジから取り出し、シームレス
帯電チューブを外した後、熱収縮方法により被覆された
帯電層を剥離した。剥離操作は、カッターナイフで帯電
層の端部から他の端部まで切れ目を入れた後端部の帯電
層をめくり、そこから次々にめくることができた。カッ
ターナイフの切れ目が導電性弾性円筒まで達している部
分もあった。また、帯電層と導電性弾性層円筒とは部分
的に接着している箇所もあり、剥離の際に導電性弾性円
筒の表面の多数箇所が帯電層に接着したまま除去され
た。このようにして露出した導電性弾性円筒の上に実施
例1と同じシームレス帯電チューブを遊嵌し、新しい帯
電ローラを得た。この帯電ローラを実施例1と同様に評
価し、同様の結果を得た。導電性弾性円筒にカッターナ
イフの切れ込みがあっても、表面の多数箇所が剥離の際
に除去されたにも拘わらず、その影響はなかった。
【0039】尚、特開平5−273844号公報には、
導電性弾性円筒の周りに直接シームレスチューブ状帯電
層を遊嵌した帯電部材が開示されている。即ち、導電性
シャフトの周りに、導電性発泡体が一体的に設けられて
おり、導電性発泡体の周りにシームレスチューブ状帯電
層が遊嵌されている。この発明は帯電音を軽減する目的
で発明されたものであり、本発明とは目的も構成も異な
る。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば帯電ローラを何回でも再
生することができ、又、有機溶剤を用いずに再生するこ
ともでき、経済性、再生の容易さ、環境に与える影響等
の点で大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により再生された帯電ローラの断面
図。
【図2】従来の帯電ローラの断面図。
【図3】従来の方法により再生された帯電ローラの断面
図。
【図4】従来の方法により再生された帯電ローラ表面付
近拡大断面図。
【図5】本発明方法により再生された帯電ローラ表面付
近拡大断面図。
【符号の説明】
1……シャフト 5……帯電ローラ
表面の傷 2……導電性弾性円筒 6……空隙 3……帯電層 7……シームレス
帯電チューブ 4……新しい帯電層 8……感光ドラム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性シャフトの外周面に沿って一体的に
    導電性弾性円筒が形成され、更にその外周面に沿って一
    体的に少なくとも1層の帯電層が設けられた帯電ローラ
    を再生する方法において、前記帯電ローラの外周面に沿
    ってシームレス帯電チューブを遊嵌して再使用可能とす
    ることを特徴とする帯電ローラの再生方法。
  2. 【請求項2】シームレス帯電チューブを遊嵌する前に、
    前記帯電ローラの表面のクリーニング処理を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の帯電ローラの再生方法。
  3. 【請求項3】クリーニング処理がエアブローによること
    を特徴とする請求項2に記載の帯電ローラの再生方法。
  4. 【請求項4】クリーニング処理が有機溶剤による処理で
    あることを特徴とする請求項2に記載の帯電ローラの再
    生方法。
  5. 【請求項5】クリーニング処理が研摩による処理である
    ことを特徴とする請求項2に記載の帯電ローラの再生方
    法。
  6. 【請求項6】使用することにより劣化したシームレス帯
    電チューブを、劣化していないシームレス帯電チューブ
    と交換することを特徴とする請求項1に記載の方法で再
    生された帯電ローラを更に少なくとも1回再生する方
    法。
  7. 【請求項7】帯電層が2層であることを特徴とする請求
    項1に記載の帯電ローラの再生方法。
  8. 【請求項8】シームレス帯電チューブを遊嵌する前に、
    帯電ローラの帯電層を剥離除去して導電性弾性層を露出
    させることを特徴とするとする請求項1に記載の帯電ロ
    ーラの再生方法。
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