JPH0789627A - ローラー洗浄方法 - Google Patents
ローラー洗浄方法Info
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- JPH0789627A JPH0789627A JP5206894A JP20689493A JPH0789627A JP H0789627 A JPH0789627 A JP H0789627A JP 5206894 A JP5206894 A JP 5206894A JP 20689493 A JP20689493 A JP 20689493A JP H0789627 A JPH0789627 A JP H0789627A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、ローラーの各種機能を損な
うことなく洗浄でき、ローラーを再生再使用できる洗浄
方法を提供することにある。 【構成】 本発明は、電子写真法を用いた画像形成装置
に備えられるローラーを洗浄溶媒中に浸漬することによ
って洗浄するローラー洗浄方法、さらに洗浄溶媒に20
kHz以上の超音波振動を与える前記ローラー洗浄方
法、および、さらに洗浄溶媒に浸漬している前記ローラ
ーをブラシもしくはフェルトまたは合成樹脂発泡体の洗
浄部材で擦る前記ローラー洗浄方法である。 【効果】 本発明は、ローラーの各種機能を損なうこと
なく洗浄でき、ローラーを再生再使用できる洗浄方法を
可能にした。
うことなく洗浄でき、ローラーを再生再使用できる洗浄
方法を提供することにある。 【構成】 本発明は、電子写真法を用いた画像形成装置
に備えられるローラーを洗浄溶媒中に浸漬することによ
って洗浄するローラー洗浄方法、さらに洗浄溶媒に20
kHz以上の超音波振動を与える前記ローラー洗浄方
法、および、さらに洗浄溶媒に浸漬している前記ローラ
ーをブラシもしくはフェルトまたは合成樹脂発泡体の洗
浄部材で擦る前記ローラー洗浄方法である。 【効果】 本発明は、ローラーの各種機能を損なうこと
なく洗浄でき、ローラーを再生再使用できる洗浄方法を
可能にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真法を用いた画像
形成装置に備えられる各種ローラー、具体的には、電子
写真式複写機、レーザープリンター、ファクシミリおよ
び印刷機に備えられる、帯電ローラー、現像ローラー、
転写ローラー、定着ローラー、搬送ローラーなどの現像
トナーに汚損される各種ローラーの再生再使用を目的と
した洗浄方法に関する。
形成装置に備えられる各種ローラー、具体的には、電子
写真式複写機、レーザープリンター、ファクシミリおよ
び印刷機に備えられる、帯電ローラー、現像ローラー、
転写ローラー、定着ローラー、搬送ローラーなどの現像
トナーに汚損される各種ローラーの再生再使用を目的と
した洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真式複写機、レーザープリ
ンター、ファクシミリおよび印刷機に用いられる各種ロ
ーラーは、保証期間あるいは保証枚数を過ぎてしまう
と、いわゆる使用済みローラーとして再生されずに廃棄
されてきた。
ンター、ファクシミリおよび印刷機に用いられる各種ロ
ーラーは、保証期間あるいは保証枚数を過ぎてしまう
と、いわゆる使用済みローラーとして再生されずに廃棄
されてきた。
【0003】一方、電子写真以外の分野でローラー(主
に金属ローラー)の洗浄方法としては、ローラーを洗浄
液に浸漬して超音波洗浄する方法や、溶媒に浸漬してブ
ラシなどの洗浄部材でローラー表面を擦る方法、ローラ
ーを洗浄溶媒に浸漬して加熱し汚れを溶解する方法、あ
るいはローラー表面に洗浄溶媒を高速で吹き付けて汚れ
を取る方法などが用いられている。
に金属ローラー)の洗浄方法としては、ローラーを洗浄
液に浸漬して超音波洗浄する方法や、溶媒に浸漬してブ
ラシなどの洗浄部材でローラー表面を擦る方法、ローラ
ーを洗浄溶媒に浸漬して加熱し汚れを溶解する方法、あ
るいはローラー表面に洗浄溶媒を高速で吹き付けて汚れ
を取る方法などが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子写
真式複写機、レーザープリンター、ファクシミリおよび
印刷機に用いられる各種ローラーは、保証期間あるいは
保証枚数使用した後、ローラー表面に現像トナーが固着
している場合が多く、合成樹脂や合成ゴムなどを材料と
して製造されているものが多い前記各種ローラーは、上
記洗浄方法をそのまま用いることができない。
真式複写機、レーザープリンター、ファクシミリおよび
印刷機に用いられる各種ローラーは、保証期間あるいは
保証枚数使用した後、ローラー表面に現像トナーが固着
している場合が多く、合成樹脂や合成ゴムなどを材料と
して製造されているものが多い前記各種ローラーは、上
記洗浄方法をそのまま用いることができない。
【0005】その理由として、ローラーに使用される合
成樹脂や合成ゴムは、洗浄溶剤によって溶解したり、ク
ラックが生じて、ローラーに要求される各種機能(例え
ば、電気抵抗、硬度、表面粗さ、真円度、滑り性など)
が損なわれる危険性を有している。
成樹脂や合成ゴムは、洗浄溶剤によって溶解したり、ク
ラックが生じて、ローラーに要求される各種機能(例え
ば、電気抵抗、硬度、表面粗さ、真円度、滑り性など)
が損なわれる危険性を有している。
【0006】また、機械的にローラー表面の汚れを除去
しようとすると、合成樹脂や合成ゴムからなるローラー
は、金属ローラーに比べ強度および硬度が劣るので、ロ
ーラーを破損あるいは変形させてしまう危険性がある。
しようとすると、合成樹脂や合成ゴムからなるローラー
は、金属ローラーに比べ強度および硬度が劣るので、ロ
ーラーを破損あるいは変形させてしまう危険性がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、電
子写真法を用いた画像形成装置に備えられるローラーを
洗浄溶媒中に浸漬することによって洗浄することを特徴
とするローラー洗浄方法である。
子写真法を用いた画像形成装置に備えられるローラーを
洗浄溶媒中に浸漬することによって洗浄することを特徴
とするローラー洗浄方法である。
【0008】また、本発明は、さらに洗浄溶媒に20k
Hz以上の超音波振動を与えることによって前記ローラ
ーを洗浄する前記ローラー洗浄方法である。
Hz以上の超音波振動を与えることによって前記ローラ
ーを洗浄する前記ローラー洗浄方法である。
【0009】また、本発明は、さらに洗浄溶媒に浸漬し
ている前記ローラーをブラシもしくはフェルトまたは合
成樹脂発泡体の洗浄部材で擦ることによって前記ローラ
ーを洗浄する前記ローラー洗浄方法である。
ている前記ローラーをブラシもしくはフェルトまたは合
成樹脂発泡体の洗浄部材で擦ることによって前記ローラ
ーを洗浄する前記ローラー洗浄方法である。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明によれば、前記洗浄方法によってロ
ーラーを洗浄することで、ローラーの各種機能を損なう
ことなく洗浄でき、ローラーを再生再使用できることが
わかった。
ーラーを洗浄することで、ローラーの各種機能を損なう
ことなく洗浄でき、ローラーを再生再使用できることが
わかった。
【0012】以下に本発明について詳細に説明する。
【0013】電子写真法を用いた画像形成装置に備えら
れるローラーは保証期間あるいは保証枚数使用した後、
ローラー表面に現像トナーや紙粉などが固着している場
合が多いが、洗浄溶媒にローラーを浸漬することによ
り、ローラー表面の固着物が溶解もしくは剥離し、また
は拭き取り易すくなる。
れるローラーは保証期間あるいは保証枚数使用した後、
ローラー表面に現像トナーや紙粉などが固着している場
合が多いが、洗浄溶媒にローラーを浸漬することによ
り、ローラー表面の固着物が溶解もしくは剥離し、また
は拭き取り易すくなる。
【0014】ここで、図1に示すように被洗浄ローラー
を洗浄溶液に浸漬し、さらに超音波洗浄器などによって
溶液に超音波振動を与えることによって、より効果的に
固着物を洗浄できる。この時洗浄溶液に与える超音波振
動は20kHz以上であることが好ましい。20kHz
以下であると、洗浄が効果的に行なわれない。
を洗浄溶液に浸漬し、さらに超音波洗浄器などによって
溶液に超音波振動を与えることによって、より効果的に
固着物を洗浄できる。この時洗浄溶液に与える超音波振
動は20kHz以上であることが好ましい。20kHz
以下であると、洗浄が効果的に行なわれない。
【0015】またここで、洗浄溶液に浸漬した被洗浄ロ
ーラーをブラシ、フェルトまたは合成樹脂発泡体からな
る洗浄部材で擦ることにより、より効果的に固着トナー
を洗浄できる。
ーラーをブラシ、フェルトまたは合成樹脂発泡体からな
る洗浄部材で擦ることにより、より効果的に固着トナー
を洗浄できる。
【0016】このとき、上記洗浄部材は被洗浄ローラー
への傷や損耗が少ないこと、洗浄溶液に対して溶解・膨
潤・硬化しない必要がある。
への傷や損耗が少ないこと、洗浄溶液に対して溶解・膨
潤・硬化しない必要がある。
【0017】また、洗浄部材を用いてローラーを洗浄す
る場合においては、作業者が洗浄部材を手に持ち被洗浄
ローラーを擦っても構わないが、より好ましくは、図
2、図3に示すように洗浄部材をローラー化またはベル
ト化し被洗浄ローラーを擦るとよい。この時洗浄部材で
被洗浄ローラーを擦る場所は、洗浄溶液中、洗浄溶液外
のいずれでもさしつかえない。
る場合においては、作業者が洗浄部材を手に持ち被洗浄
ローラーを擦っても構わないが、より好ましくは、図
2、図3に示すように洗浄部材をローラー化またはベル
ト化し被洗浄ローラーを擦るとよい。この時洗浄部材で
被洗浄ローラーを擦る場所は、洗浄溶液中、洗浄溶液外
のいずれでもさしつかえない。
【0018】さらにここで、洗浄溶媒としてケトン系溶
媒またはケトン系溶媒とアルコール系溶媒の混合溶媒を
用いることが好ましい。電子写真法を用いた画像形成装
置に備えられるローラーは保証期間あるいは保証枚数使
用した後、ローラー表面に現像トナーが固着している場
合が多いが、前記画像形成装置の現像トナーの結着樹脂
として用いられているスチレンアクリル、スチレンブタ
ジエン、ポリエステルを溶解するケトン系溶剤を洗浄溶
媒として用いることによって、固着した現像トナーを洗
浄することができる。ただし、この洗浄方法はローラー
に使用されている合成樹脂や合成ゴムがケトンに溶解し
ない場合において、有効である。
媒またはケトン系溶媒とアルコール系溶媒の混合溶媒を
用いることが好ましい。電子写真法を用いた画像形成装
置に備えられるローラーは保証期間あるいは保証枚数使
用した後、ローラー表面に現像トナーが固着している場
合が多いが、前記画像形成装置の現像トナーの結着樹脂
として用いられているスチレンアクリル、スチレンブタ
ジエン、ポリエステルを溶解するケトン系溶剤を洗浄溶
媒として用いることによって、固着した現像トナーを洗
浄することができる。ただし、この洗浄方法はローラー
に使用されている合成樹脂や合成ゴムがケトンに溶解し
ない場合において、有効である。
【0019】ローラーに使用されている合成樹脂や合成
ゴムが耐ケトン溶解性に劣る場合、洗浄溶剤としてアル
コールとケトンの混合溶媒を使用する。この混合溶媒を
用い洗浄時間をコントロールすることによって、ローラ
ー材を溶解することなく洗浄できる。
ゴムが耐ケトン溶解性に劣る場合、洗浄溶剤としてアル
コールとケトンの混合溶媒を使用する。この混合溶媒を
用い洗浄時間をコントロールすることによって、ローラ
ー材を溶解することなく洗浄できる。
【0020】これら2種類の溶媒を被洗浄ローラーの材
質によって選択し、洗浄することによって被洗浄ローラ
ーを傷つけることなく洗浄できる。
質によって選択し、洗浄することによって被洗浄ローラ
ーを傷つけることなく洗浄できる。
【0021】さらにここで、上述のような被洗浄ローラ
ーを洗浄溶液に浸漬する場合において、洗浄溶液の液温
が10〜40℃の範囲であることが好ましい。
ーを洗浄溶液に浸漬する場合において、洗浄溶液の液温
が10〜40℃の範囲であることが好ましい。
【0022】10℃以下であると洗浄が効果的に行なわ
れない。40℃以上であると洗浄溶媒の揮発による危険
が大きくなるので好ましくない。10〜40℃の範囲に
洗浄溶媒の液温を保つことにより、安全かつ効率的にロ
ーラーを洗浄することができる。
れない。40℃以上であると洗浄溶媒の揮発による危険
が大きくなるので好ましくない。10〜40℃の範囲に
洗浄溶媒の液温を保つことにより、安全かつ効率的にロ
ーラーを洗浄することができる。
【0023】さらにここで、被洗浄ローラーを洗浄溶媒
に浸漬させる時間が10分以下であることが好ましい。
ローラーに使用されている合成樹脂や合成ゴムが耐ケト
ン溶解性に劣る場合は、10分以上浸漬すると溶解する
恐れがあり好ましくない。また、多層ローラーの場合
は、層間剥離を起こす恐れがあり好ましくない。
に浸漬させる時間が10分以下であることが好ましい。
ローラーに使用されている合成樹脂や合成ゴムが耐ケト
ン溶解性に劣る場合は、10分以上浸漬すると溶解する
恐れがあり好ましくない。また、多層ローラーの場合
は、層間剥離を起こす恐れがあり好ましくない。
【0024】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。なお、本発明
はこれに限定されない。 (実施例1)レーザープリンター(商品名「レーザーシ
ョットLBP−A404」キャノン社)を使用し、転写
装置の転写ローラーとして発泡ポリウレタンローラー
(外径18mm)を組み込んで使用し、12万枚画像出
し後、該ローラーをメチルエチルケトン/イソプロピル
アルコール=3/7の混合比の混合溶液に浸漬し、超音
波洗浄した。なおこのときの周波数は45kHz、洗浄
溶媒の液温は25℃、該ローラーの浸漬時間は5分であ
った。
はこれに限定されない。 (実施例1)レーザープリンター(商品名「レーザーシ
ョットLBP−A404」キャノン社)を使用し、転写
装置の転写ローラーとして発泡ポリウレタンローラー
(外径18mm)を組み込んで使用し、12万枚画像出
し後、該ローラーをメチルエチルケトン/イソプロピル
アルコール=3/7の混合比の混合溶液に浸漬し、超音
波洗浄した。なおこのときの周波数は45kHz、洗浄
溶媒の液温は25℃、該ローラーの浸漬時間は5分であ
った。
【0025】該ローラーの表面には、現像トナーの付着
が見られた。洗浄は図1に示す装置で行なった。洗浄
後、転写ローラー表面を目視にて観察したところ現像ト
ナーの付着は見られなかった。
が見られた。洗浄は図1に示す装置で行なった。洗浄
後、転写ローラー表面を目視にて観察したところ現像ト
ナーの付着は見られなかった。
【0026】また、画像出し前の転写ローラー(未使
用)、洗浄前の転写ローラー(12万枚画像出し直後)
および洗浄後の転写ローラーの電気抵抗値を測定した。
電気抵抗値は、転写ローラーをアルミドラム(外径30
mm)に、ローラー片側500gで当接させて転写ロー
ラーに直流電圧2000Vを印加して、電流値を測定し
抵抗値を求めた。(測定環境23℃、60%RH)。
用)、洗浄前の転写ローラー(12万枚画像出し直後)
および洗浄後の転写ローラーの電気抵抗値を測定した。
電気抵抗値は、転写ローラーをアルミドラム(外径30
mm)に、ローラー片側500gで当接させて転写ロー
ラーに直流電圧2000Vを印加して、電流値を測定し
抵抗値を求めた。(測定環境23℃、60%RH)。
【0027】
【0028】抵抗値測定の結果、洗浄により転写ローラ
ーの抵抗値は未使用の転写ローラーの抵抗値のレベルま
で回復することがわかった。
ーの抵抗値は未使用の転写ローラーの抵抗値のレベルま
で回復することがわかった。
【0029】また、画像出し前の転写ローラー(未使
用)、洗浄前の転写ローラー(12万枚画像出し直後)
および洗浄後の転写ローラーを前記レーザープリンター
に組み込んで画像出しを行なった。
用)、洗浄前の転写ローラー(12万枚画像出し直後)
および洗浄後の転写ローラーを前記レーザープリンター
に組み込んで画像出しを行なった。
【0030】
【0031】画像出しの結果、洗浄によって転写ローラ
ーによる画像不良は解消されることがわかった。
ーによる画像不良は解消されることがわかった。
【0032】(実施例2)レーザープリンター(商品名
「レーザーショットLBP−A404」キャノン社)に
用いられる、プロセスカートリッジの帯電ローラー(表
層材質はポリアミド樹脂、外径12mm)をメチルエチ
ルケトン(MEK)に浸漬しナイロンブラシローラーで
擦り洗浄した。洗浄溶媒の液温は15℃、浸漬時間は2
分であった。帯電ローラーは3200枚画像出し後のプ
ロセスカートリッジから取り出して使用した。取り出し
たローラーには現像トナーの固着が見られた。
「レーザーショットLBP−A404」キャノン社)に
用いられる、プロセスカートリッジの帯電ローラー(表
層材質はポリアミド樹脂、外径12mm)をメチルエチ
ルケトン(MEK)に浸漬しナイロンブラシローラーで
擦り洗浄した。洗浄溶媒の液温は15℃、浸漬時間は2
分であった。帯電ローラーは3200枚画像出し後のプ
ロセスカートリッジから取り出して使用した。取り出し
たローラーには現像トナーの固着が見られた。
【0033】洗浄は図2に示す装置にて行なった。
【0034】洗浄後、帯電ローラー表面を目視にて確認
したところ、現像トナーの固着は見られなかった。
したところ、現像トナーの固着は見られなかった。
【0035】また、画像出し前の帯電ローラー(未使
用)、洗浄前の帯電ローラー(3200枚画像出し直
後)および洗浄後の帯電ローラーの電流値を測定した。
電流値の測定は帯電ローラーをアルミドラム(外径30
mm)に片側500gの圧力で当接させ、帯電ローラー
の芯金に直流−200Vに交流VPP 500V、周波数
350Hzを重畳させて印加し、直流電流値および交流
電流値を測定した。(測定環境23℃、60%RH)。
用)、洗浄前の帯電ローラー(3200枚画像出し直
後)および洗浄後の帯電ローラーの電流値を測定した。
電流値の測定は帯電ローラーをアルミドラム(外径30
mm)に片側500gの圧力で当接させ、帯電ローラー
の芯金に直流−200Vに交流VPP 500V、周波数
350Hzを重畳させて印加し、直流電流値および交流
電流値を測定した。(測定環境23℃、60%RH)。
【0036】
【0037】電流値の測定の結果、洗浄により帯電ロー
ラーの電流値は未使用の帯電ローラーのレベルまで回復
することがわかった。
ラーの電流値は未使用の帯電ローラーのレベルまで回復
することがわかった。
【0038】また、画像出し前の帯電ローラー(未使
用)、洗浄前の帯電ローラー(3200枚画像出し直
後)および洗浄後の帯電ローラーを新品のプロセスカー
トリッジに取り付け、画像出しを行なった。(画像出し
環境15℃、10%RH)。
用)、洗浄前の帯電ローラー(3200枚画像出し直
後)および洗浄後の帯電ローラーを新品のプロセスカー
トリッジに取り付け、画像出しを行なった。(画像出し
環境15℃、10%RH)。
【0039】
【0040】画像出しの結果、洗浄により使用後の帯電
ローラーによる画像不良は解消することがわかった。
ローラーによる画像不良は解消することがわかった。
【0041】(実施例3)レーザープリンター(商品名
「レーザーショットLBP−A404」キャノン社)を
使用し、定着装置の加圧ローラーとしてシリコンゴムロ
ーラー(外径18mm)を組み込んで使用し、12万枚
画像出し後、該ローラーをメチルエチルケトン/イソプ
ロピルアルコール=2/8の混合比の混合溶液に浸漬
し、フェルトのベルトで擦ることにより洗浄した。なお
このときの洗浄溶媒の液温は30℃、該ローラーの浸漬
時間は10分であった。該ローラーの表面には、現像ト
ナーの付着が見られた。
「レーザーショットLBP−A404」キャノン社)を
使用し、定着装置の加圧ローラーとしてシリコンゴムロ
ーラー(外径18mm)を組み込んで使用し、12万枚
画像出し後、該ローラーをメチルエチルケトン/イソプ
ロピルアルコール=2/8の混合比の混合溶液に浸漬
し、フェルトのベルトで擦ることにより洗浄した。なお
このときの洗浄溶媒の液温は30℃、該ローラーの浸漬
時間は10分であった。該ローラーの表面には、現像ト
ナーの付着が見られた。
【0042】洗浄は図3に示す装置にて行なった。
【0043】洗浄後、加圧ローラー表面を目視にて観察
したところ、現像トナーの付着は見られなかった。
したところ、現像トナーの付着は見られなかった。
【0044】また、画像出し前の加圧ローラー(未使
用)、洗浄前の加圧ローラー(12万枚画像出し直後)
および洗浄後の加圧ローラーの表面粗さを測定した。表
面粗さの測定は、表面粗さ測定器(商品名「サーフコー
ダーSE−30H」小坂研究所)を使用し、十点平均粗
さ(Rz)(JIS B0601)を測定した。
用)、洗浄前の加圧ローラー(12万枚画像出し直後)
および洗浄後の加圧ローラーの表面粗さを測定した。表
面粗さの測定は、表面粗さ測定器(商品名「サーフコー
ダーSE−30H」小坂研究所)を使用し、十点平均粗
さ(Rz)(JIS B0601)を測定した。
【0045】
【0046】表面粗さ測定の結果、洗浄により加圧ロー
ラーのRzは未使用の加圧ローラーのRzのレベルまで
回復することがわかった。
ラーのRzは未使用の加圧ローラーのRzのレベルまで
回復することがわかった。
【0047】また、画像出し前の加圧ローラー(未使
用)、洗浄前の加圧ローラー(12万枚画像出し直後)
および洗浄後の加圧ローラーを前記レーザープリンター
に組み込んで画像出しを行なった。
用)、洗浄前の加圧ローラー(12万枚画像出し直後)
および洗浄後の加圧ローラーを前記レーザープリンター
に組み込んで画像出しを行なった。
【0048】
【0049】画像出しの結果、洗浄によって加圧ローラ
ーによる画像不良は解消されることがわかった。
ーによる画像不良は解消されることがわかった。
【0050】
【発明の効果】本発明の洗浄方法は、電子写真法を用い
た画像形成装置に備えられる、現像トナーに汚損される
各種ローラーを、ケトン系溶媒またはケトン系溶媒とア
ルコール系溶媒の混合溶媒などの洗浄溶媒中に浸漬し、
好ましくは20kHz以上の周波数で超音波洗浄または
洗浄部材で擦ることによって洗浄することにより、該ロ
ーラーの表面を溶解・損耗・変形させることなく洗浄で
き、該ローラーを再生再使用することができる。
た画像形成装置に備えられる、現像トナーに汚損される
各種ローラーを、ケトン系溶媒またはケトン系溶媒とア
ルコール系溶媒の混合溶媒などの洗浄溶媒中に浸漬し、
好ましくは20kHz以上の周波数で超音波洗浄または
洗浄部材で擦ることによって洗浄することにより、該ロ
ーラーの表面を溶解・損耗・変形させることなく洗浄で
き、該ローラーを再生再使用することができる。
【図1】被洗浄ローラーを洗浄溶媒に浸漬し、超音波洗
浄することを示す図。
浄することを示す図。
【図2】被洗浄ローラーを洗浄溶媒に浸漬し、ローラー
化した洗浄部材によって被洗浄ローラーを擦り洗浄する
ことを示す図。
化した洗浄部材によって被洗浄ローラーを擦り洗浄する
ことを示す図。
【図3】被洗浄ローラーを洗浄溶媒に浸漬し、ベルト化
した洗浄部材によって被洗浄ローラーを擦り洗浄するこ
とを示す図。
した洗浄部材によって被洗浄ローラーを擦り洗浄するこ
とを示す図。
1 被洗浄ローラー 2 洗浄溶媒 3 超音波洗浄器 4 洗浄部材 5 巻出しローラー 6 巻取りローラー 7 洗浄用ニップローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/08 507 A 8530−2H 15/16 103 15/20 105 21/10
Claims (6)
- 【請求項1】 電子写真法を用いた画像形成装置に備え
られるローラーを洗浄溶媒中に浸漬することによって洗
浄することを特徴とするローラー洗浄方法。 - 【請求項2】 さらに、洗浄溶媒に20kHz以上の超
音波振動を与えることによって前記ローラーを洗浄する
請求項1記載のローラー洗浄方法。 - 【請求項3】 さらに、洗浄溶媒に浸漬している前記ロ
ーラーをブラシもしくはフェルトまたは合成樹脂発泡体
の洗浄部材で擦ることによって前記ローラーを洗浄する
請求項1記載のローラー洗浄方法。 - 【請求項4】 前記洗浄溶媒としてケトン系溶媒または
ケトン系溶媒とアルコール系溶媒の混合溶媒を用い、こ
れら2種類の溶媒を前記ローラーの材質により選択し、
洗浄に用いる請求項1記載のローラー洗浄方法。 - 【請求項5】 前記洗浄溶媒の液温が10〜40℃であ
る請求項1記載のローラー洗浄方法。 - 【請求項6】 前記浸漬の時間が10分以下である請求
項1記載のローラー洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5206894A JPH0789627A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | ローラー洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5206894A JPH0789627A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | ローラー洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0789627A true JPH0789627A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=16530824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5206894A Pending JPH0789627A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | ローラー洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0789627A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6512901B2 (en) | 2000-02-18 | 2003-01-28 | Ricoh Company, Ltd. | Method and apparatus for image forming capable of preventing a contamination of a brush-roller charger |
JP2003191583A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-09 | Sato Corp | 印字装置 |
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