JP2002148720A - 画像記録方法及び装置 - Google Patents

画像記録方法及び装置

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JP2002148720A
JP2002148720A JP2000346574A JP2000346574A JP2002148720A JP 2002148720 A JP2002148720 A JP 2002148720A JP 2000346574 A JP2000346574 A JP 2000346574A JP 2000346574 A JP2000346574 A JP 2000346574A JP 2002148720 A JP2002148720 A JP 2002148720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アウタードラム画像記録方式において、特に偏
向同期系の装置構成を簡略化する。 【解決手段】二次元的に配列された光源群からの光を偏
向させて、記録媒体の移動に合わせて、前記記録媒体上
に結像した画像を移動させ、主走査方向について、前記
画像を前記記録媒体に対して相対的に静止させるととも
に、光学系を副走査方向に一定速度で移動し、前記二次
元的に配列された光源群の変調データを、前記光学系の
副走査方向への移動に同期させて、前記光学系の移動方
向とは逆方向に順次シフトさせ、副走査方向について
も、前記画像を前記記録媒体に対して相対的に静止させ
ることにより前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録方法及び
装置の技術分野に属し、特に、二次元的に配列された光
源群を用いた画像記録技術に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のプリンタ等で利用されているデジ
タルの画像露光系においては、レーザビームを主走査方
向に偏向すると共に、記録媒体と光学系とを主走査方向
と直交する副走査方向に相対的に移動することにより、
記録画像に応じて変調したレーザビームで記録媒体を二
次元的に露光する、いわゆるレーザビーム走査露光( ラ
スタスキャン) が主流である。
【0003】これに対し、近年、ディスプレイやモニタ
等における表示手段として利用されている液晶ディスプ
レイ(以下、LCDとする。)やデジタルマイクロミラ
ーデバイス(以下、DMDとする。)等の二次元の空間
光変調素子を用いるデジタルの画像露光系が各種提案さ
れている。この露光系においては、基本的に、二次元の
空間光変調素子による表示画像を、記録媒体に結像する
ことにより、記録媒体を露光する。特に、DMDは、L
CDに比して、変調速度(応答速度)が早く、しかも光
の利用効率も高いので、高速での露光に有利である。
【0004】このような空間光変調素子を用いたデジタ
ル露光系が、例えば、USP5049901号あるい
は、EP0992350A1号等に開示されている。こ
れらの公報に開示されたものはいずれも、DMD等の空
間光変調素子上に画像信号で形成される画像を、記録媒
体上に結像し記録する画像記録装置に関するものであ
り、主走査移動する記録媒体の動きに合わせて、空間光
変調素子上の画像を移動させることにより、記録媒体上
の画像を静止させ、これにより、広がりを持った、小さ
くすることの困難な光源を用いて、小さな記録ビームを
得て高解像度の画像記録を可能にするものである。
【0005】この従来の空間光変調素子を用いた画像記
録方法の原理を図6を参照して説明する。図6(a)に
示すように、光が空間光変調素子80にあたり、ミラー
80aによって反射され、反射された光はレンズ82等
の光学系を介して記録媒体84上に結像する。いま、記
録媒体84は、図中矢印で示すように一定の速度で移動
しているとする。図6(a)においては、ミラー80a
のみがオンで、ミラー80b、80cはオフとなってお
り、ミラー80aによって反射された光のみが記録媒体
84に画像を結像するようになっている。
【0006】次に、図6(b)のように、記録媒体84
が少し移動すると、それに合わせて空間光変調素子80
の方も、ミラー80aがオフになり、代わりにミラー8
0bのみがオンとなって、ミラー80bによって反射さ
れた光が記録媒体84上の図6(a)と同一の点を露光
する。さらに、図6(c)のように、記録媒体84が移
動すると、これに合わせて空間光変調素子80側は、ミ
ラー80cのみをオンとして、記録媒体84上の同一の
位置に画像を結像する。このように、図示例の場合、空
間光変調素子80は、ミラー80a、80b、80cへ
と画像信号を3回変更して(画像データを移動して)、
各ミラーにより3回露光するように制御し、記録媒体8
4の動きに同期させて、画像を移動させ、記録媒体84
上で、画像を主走査方向(記録媒体の移動方向)に、静
止させるようにする。
【0007】上で述べたのは、一つの画素についての
(一次元的な)ミラーの動きであったが、実際には、例
えば、図7に示すように、回転ドラム90の外面に記録
媒体92を巻き付けて、これを、照明光束によって照射
される二次元空間光変調素子94(二次元的に配列され
た光源群)および結像レンズ96を用いた光学系により
二次元的に露光し、画像を記録するものである。回転ド
ラム90は、図中矢印Tで示す方向に回転し、また図中
矢印Mで示す方向を主走査方向、矢印Sで示す方向を副
走査方向として、二次元的に画像が記録される。
【0008】二次元空間光変調素子94は、記録媒体9
2に記録する画像を小部分に分けて、各小部分(これを
コマということにする。)毎に記録する。今、簡単のた
めに二次元空間光変調素子94が5×10個のマイクロ
ミラーを有するとすると1コマは5×10画素からな
る。図7において、現在記録(露光)中の画像の1コマ
をGとし、すでに記録済のコマをG0とする。回転ドラ
ム90は、常に等速で矢印T方向に回転しているため、
二次元空間光変調素子94がコマGをその位置で露光し
ているのみでは、回転ドラム90の回転にともなって、
1コマGの記録画像が流れてしまう。
【0009】そこで、図8に示すように、二次元空間光
変調素子94上の画像データを切り換えることにより、
コマGの記録画像が記録媒体92上で静止するようにす
る。すなわち、今二次元空間光変調素子94には、図8
(a)に示すようなデータが送られているとすると、回
転ドラム90の回転にともない、記録媒体92は図の下
方へ移動していくため、その動きに同期させて、二次元
空間光変調素子94上の画像データを図8(b)に示す
ように、全体的に1画素分下へ(1行分下へ)ずらすよ
うに、画像データを切り換える。さらに、回転ドラム9
0の回転につれて記録媒体92が1画素分(1行分)下
へ移動したら、図8(c)に示すように、二次元空間光
変調素子94上の画像データを再び全体的に下へ1行分
ずらすように、画像データを切り換える。
【0010】このように、二次元空間光変調素子94上
の画像データを回転ドラム90の回転に同期させて切り
換えることにより、記録画像を記録媒体92上で静止さ
せて、画像が流れるのを防止する。そして、回転ドラム
90の1回転分の1ラインについての画像記録が終了し
たら、次に回転ドラム90が1回転する間に、二次元空
間光変調素子94等の光学系を副走査方向Sに1コマ分
(この例では10画素分)移動して、その次のドラム1
回転で、前と同様にして次の1ラインについて主走査方
向Mへの画像記録を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上に説
明した従来の画像記録方法では、二次元空間光変調素子
94が担持する1コマ分の画像データを回転ドラム90
の回転と同期させて切り換え(画像データをずらし)、
また、回転ドラム1回転分の1ラインの記録が終了し、
次の1ラインの記録に移る際に1コマ分の画像データを
全て書き換えなければならない。従って、二次元空間光
変調素子94を駆動する変調データを高速かつ多数書き
換えなければならず、装置の負荷も大きく、また、主走
査方向の(1ライン分の)画像記録と、副走査方向への
光学系の移動を繰り返し、ドラム2回転の間に1ライン
記録することとなるため、画像記録の走査効率も低下
し、生産性も悪化するという問題がある。また、光学系
の連続的な副走査方向への送りがなされず、光学系を副
走査方向に機械的に動かしては止めるという動作の繰り
返しのため、装置に振動が発生し、装置の耐久性や信頼
性を損ねるという問題がある。
【0012】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、アウタードラム画像記録方式において、
特に偏向同期系の装置構成を簡略化して、連続的な副走
査を可能とし、画像記録の生産性を向上させることので
きる画像記録方法及び装置を提供することを課題とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第一の態様は、一定速度で回転するドラム
状の記録媒体、もしくは一定速度で回転するドラムの外
面に装着された記録媒体を、二次元的に配列された光源
群を用いた光学系により主走査し、前記記録媒体を露光
するとともに、主走査方向とほぼ直交する副走査方向に
前記光学系を移動し、副走査することにより、前記記録
媒体に画像を記録する画像記録方法であって、前記二次
元的に配列された光源群からの光を偏向させて、前記記
録媒体の移動に合わせて、前記記録媒体上に結像した画
像を移動させ、主走査方向について、前記画像を前記記
録媒体に対して相対的に静止させるとともに、前記光学
系を副走査方向に一定速度で移動し、前記二次元的に配
列された光源群の変調データを、前記光学系の副走査方
向への移動に同期させて、前記光学系の移動方向とは逆
方向に順次シフトさせ、副走査方向についても、前記画
像を前記記録媒体に対して相対的に静止させる様にした
ことを特徴とする画像記録方法を提供する。
【0014】また、前記二次元的に配列された光源群に
よって前記記録媒体上に一度に記録される画像範囲であ
る1コマの画像の記録を終え、次のコマの画像記録を行
う際、前のコマと次のコマとの間の副走査方向のずれが
記録画素の整数倍であることが好ましい。
【0015】また、同様に前記課題を解決するために、
本発明の第二の態様は、一定速度で回転するドラム状の
記録媒体、もしくは一定速度で回転するドラムの外面に
装着された記録媒体と、該記録媒体を該記録媒体の移動
方向である主走査方向に露光する、二次元的に配列され
た光源群を用いた光学系と、前記光源群に供給される変
調データを制御する変調データ発生器と、前記光学系を
前記主走査方向とほぼ直交する副走査方向に移動する副
走査駆動系を有する画像記録装置であって、前記光学系
が、前記二次元的に配列された光源群からの光を偏向す
る偏向器を備え、該偏向器によって、前記光を偏向する
ことにより、前記記録媒体の移動に合わせて前記記録媒
体上に結像した画像を移動させ、主走査方向について、
前記画像が前記記録媒体に対して相対的に静止するよう
にするとともに、前記副走査駆動系により、前記光学系
を副走査方向に一定速度で移動し、前記変調データ発生
器により、前記二次元的に配列された光源群の変調デー
タを、前記光学系の副走査方向への移動に同期させて、
前記光学系の移動方向とは逆の方向に順次シフトさせ、
副走査方向についても、前記画像を前記記録媒体に対し
て相対的に静止させる様にしたことを特徴とする画像記
録装置を提供する。
【0016】また、前記副走査駆動系は、前記二次元的
に配列された光源群によって前記記録媒体上に一度に記
録される画像範囲である1コマの画像の記録から、次の
コマの画像の記録に移る際、前のコマと次のコマとの間
の副走査方向のずれが記録画素の整数倍となる様に前記
光学系を副走査方向に駆動することが好ましい。を提供
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像記録方法
及び装置について、添付の図面に示される好適実施形態
を基に、詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係る画像記録装置の一実
施形態の概略構成を示す斜視図である。図示例の画像記
録装置10は、二次元的に配列された光源群として、照
明光束によって照射される二次元空間光変調素子である
DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)を用い、い
わゆる一定速度で回転するアウタードラム(外面ドラ
ム)に装着された記録媒体を2次元的に走査露光して画
像を記録する装置である。
【0019】図1において、画像記録装置10は、光源
(図示省略)と、光源から射出される照明光を受けるD
MD12と、コリメータレンズ(光コリメータ)14
と、光偏向器(デフレクタ)16と、フォーカシングレ
ンズ18と、副走査駆動系20と、エクスターナルドラ
ム(アウタードラム)22(以下、単にドラム22とす
る。)を有している。また、ドラム22の外面には記録
媒体24が巻き付けられて装着されている。
【0020】図示は省略したが、光源としては充分な光
量の光を射出できるものであれば、対象となる記録媒体
の分光感度に応じた各種の光源が利用可能である。例え
ば、記録媒体として可視光や紫外光に感度をもつ製版用
フィルタやコンベショナルPS版であれば、超高圧水銀
灯やメタルハライドランプ等を用いればよい。また、赤
外光に感度を持つヒートモードプレートに対しては、赤
外のBroad area Laser Diode等を用いればよい。その他
に、LED、ハロゲンランプ、キセノンランプ等も記録
媒体にあわせて用いることができる。
【0021】DMD12は、所定の回転軸を中心に所定
角度回転(揺動)可能な矩形のマイクロミラーを、二次
元的に配列してなる二次元空間光変調素子で、静電的に
マイクロミラーを回転することにより、各マイクロミラ
ー(=画素)毎に露光をオン/オフして、光を変調す
る。このようなDMD12は、半導体装置の製造プロセ
スを応用したマイクロマシン技術によってシリコンチッ
プ上に作成される。図示例の画像記録装置10において
は、例えば、画素間隔が17μmで、1024画素×1
280画素のDMD12を用いている。また、後述する
ドラム22の回転方向(図中矢印Tで示す。)とDMD
12の1024画素の画素列方向とが光学的に一致し
(以下、図中矢印Mで示すこの方向を主走査方向とす
る。)、かつ、ドラム22の軸線方向と同1280画素
の画素列方向とが光学的に一致(同、図中矢印Sで示す
この方向を副走査方向とする。)するように、各部材が
配置される。
【0022】なお、本発明で用いられる二次元的に配列
された光源群としての空間光変調素子としては、図示例
のようなDMD12には限定されず、この他、液晶タイ
プ、PLZTタイプ、EOタイプ、AOタイプ等が各種
利用可能である。ただし、中でも、変調速度や光の利用
効率等の点で、DMDが最も好ましい。
【0023】コリメータレンズ14は、DMD12によ
って反射された光を平行光として、光偏向器16に入射
させるものである。光偏向器16は、その動作の詳細に
ついては後述するが、コリメータレンズ14を介して入
射された光を、ドラム22の回転に合わせて偏向させ
て、記録媒体上に結像した画像を移動させ、少なくとも
主走査方向について、前記画像が記録媒体に対し相対的
に静止するようにするものである。すなわち、光偏向器
16は、図1では図示を省略した駆動手段(光偏向器ド
ライバ)によって駆動され、ドラム22の回転によって
生じる記録媒体24の相対移動に合わせて光の向きを変
えるようにし、記録媒体24が相対的に移動しても、主
走査方向について、1コマの画像データが記録媒体24
の同じ位置に結像されるようにするものである。光偏向
器16としては、ガルバノスキャナ、ポリゴナルミラ
ー、ピエゾシステムあるいはレンズをシフトするもの等
様々なものが好適に例示される。また、フォーカシング
レンズ18は、光偏向器16で偏向された光をドラム2
2に巻き付けられた記録媒体24上の所定の位置に結像
させるものである。
【0024】DMD12によって反射された光は、最終
的に、ドラム22の外面に保持された記録媒体24の表
面に結像する。記録媒体24としては、例えば、光モー
ド感材や熱モード感材等が例示される。また、記録媒体
には、特に限定はなく、フィルムやプレートでもよい。
なお、本実施形態では、ドラムの外面に装着された記録
媒体を例にとって説明しているが、本発明は、このよう
な構成に限定されるものではなく、ドラムの表面そのも
のに例えば感光体を塗布して形成されたドラム状の記録
媒体に画像を記録するようにしたものでもよい。
【0025】(アウター)ドラム22は、外側面に記録
媒体24を保持して、軸線を中心として、図に矢印Tで
示す方向に回転する円筒である。光源からDMD12、
コリメータレンズ14、光偏向器16、フォーカシング
レンズ18に至る光学系は、一体的にユニット化されて
おり、副走査駆動系20により、副走査方向(図中矢印
S方向)に一定速度で移動するように構成されている。
副走査駆動系20は、光学系を積載する移動台20a
と、この移動台20aがその上を移動する移動軸20b
とからなっている。
【0026】また、図2に、本実施形態に係る画像記録
装置10の記録タイミング制御のブロック図を示す。図
2は、図1に示した構成に対して、各構成要素を制御す
る制御系を追加して示したものである。図2に示すよう
に、光源11、DMD12、光偏向器16(図2では、
コリメータレンズ14、フォーカシングレンズ18は図
示省略)等の光学系は一体化して構成され、副走査駆動
系(副走査ユニット)20によって副走査方向Sに一定
速度で連続的に移動するようになっている。
【0027】前述したように、光偏向器16は、DMD
12によって反射(変調)された光を、ドラム22の回
転に合わせて、主走査方向Mに偏向するものである。そ
のタイミングを制御するために、主走査位置検出器26
がドラム22に設けられている。この主走査位置検出器
26としては、例えば、ドラム22の回転位置を検出す
るロータリーエンコーダを用いることができる。また、
副走査駆動系20には、副走査位置を検出する副走査位
置検出器28が設けられている。
【0028】また、DMD12には、その制御パターン
を切り換えて、1コマ毎の画像データ(変調データ)を
DMD12に送る変調データ発生器30が設けられてい
る。変調データ発生器30には、画像信号が入力され、
主走査位置検出器26及び副走査位置検出器28からの
検出信号に基づいて、DMD12に送る変調データが切
り換えられる。また、光偏向器16には、これを駆動す
る光偏向器ドライバ32が設けられている。光偏向器ド
ライバ32は、主走査位置検出器26の検出信号に基づ
いて、光偏向器16を駆動し、DMD12によって反射
された光を、ドラム22の回転に合わせて、主走査方向
Mに偏向する。
【0029】以下、図面を参照して、本実施形態の画像
記録装置10の作用を説明する。本実施形態では、1つ
の画像(1枚の記録媒体に記録される画像全体)を記録
するのに、この画像全体を小部分に分割し、この1小部
分を1コマということとし、この1コマを記録するのに
DMD12の全体を使用するのではなく、図3(a)に
示すように、その一部分のみを使用するものとする。簡
単のために、ここでは1コマの大きさを5画素×100
画素とする。すなわちDMD12の使用される部分のサ
イズも5画素×100画素である。
【0030】画像記録にあたり、図3(a)に示すよう
に、まず最初の画像中の1コマの画像に対応する変調デ
ータH0〜H99、I0〜I99、J0〜J99、K0
〜K99、L0〜L99が変調データ発生器30よりD
MD12に送られ、この変調データによりDMD12の
各マイクロミラーのオン/オフが制御される。このよう
に変調データによってマイクロミラーのオン/オフの制
御されたDMD12に光源11からの照明光が当たる
と、前記変調データに応じた1コマの画像データを担持
する記録光が得られる。この記録光をコリメータレンズ
14、光偏向器16、フォーカシングレンズ18等の光
学系を介して、回転するドラム22の外面に装着された
記録媒体24上に結像させる。
【0031】ドラム22は、図中矢印Tで示した方向に
一定の速度で回転している。主走査位置検出器26の検
出信号に基づいて、この速度に合わせて、光偏向器ドラ
イバ32により光偏向器16を駆動して、記録媒体24
上に結像している5画素×100画素の1コマの画像
が、流れることなく、記録媒体24上で主走査方向につ
いて静止しているようにする。そして、ドラム22が少
なくとも1コマ分(この例では5画素分)回転する間こ
の5画素×100画素(H0〜L99)の1コマの画像
の記録(露光)を行う。
【0032】ところで、このようにこの1コマの画像が
主走査方向について記録媒体24上で静止しているよう
に光偏向器16によって光を偏向して制御している間に
も、光学系は副走査方向Sに一定の速度で移動してい
る。従って、このままでは1コマの画像は主走査方向に
ついては、記録媒体24上で静止しているが、副走査方
向については、流れてしまう。そこで、本実施形態で
は、副走査位置検出器28の検出信号に基づいて、光学
系の副走査方向への移動に合わせて、DMD12上で、
1コマの画像(変調データ)を副走査方向とは逆方向に
移動(シフト)させて、副走査方向についても、1コマ
の画像を記録媒体24上で静止させるようにする。
【0033】そのため、1コマ分の画像データを担持す
る記録光を作り出すDMD12上の使用領域を、光学系
の副走査方向への移動に合わせて、該移動方向とは逆方
向にシフトさせるようにする。すなわち、光学系が副走
査方向に1画素分移動するのを副走査位置検出器28で
検出し、この移動に合わせて、図3(b)に示すよう
に、DMD12の使用領域(5画素×100画素)を副
走査方向とは逆方向(図の左方向)に、全体的に1画素
分シフトする。さらに光学系が1画素分副走査方向に移
動したら、図3(c)に示すように、DMD12の使用
領域を図の左方向にまた1画素分シフトする。
【0034】このように、光学系の副走査方向への移動
に合わせて、記録光を作り出すためのDMD12の使用
領域をシフトすることにより、副走査方向についても画
像を記録媒体24上で静止させることができる。ドラム
22が1コマ分回転する間、この同じ1コマの画像(H
0〜L99)についての記録が行われ、ドラム22が1
コマ分回転すると、光偏向器16は元の位置にもどり、
DMD12は、次の1コマの変調データを受け取り、上
に述べたのと同様にして、次の1コマの画像記録を行
う。
【0035】このとき、図4に示すように、前のコマ4
0と次のコマ42がN画素分ずれていたとする。すなわ
ち、この場合、ドラム22が1コマ分(この例では5画
素分)回転する間に、光学系が副走査方向にN画素分移
動していたことになる。図4には、N=4の場合を示し
た。このようにして、ドラム22が1回転して、図に示
すようなコマが縦方向に階段状に並んだ1ライン分の画
像記録が終了したら、引き続きドラム22の次の回転に
合わせて、1ライン目のすぐ横に2ライン目の画像記録
を行う。なお、このとき、1回転目から2回転目に移る
際、主走査位置検出器26および副走査位置検出器28
の検出信号に基づいて、2ライン目の最初の記録位置に
合わせて対応する変調データを送るように制御する。
【0036】このように、前のコマと次のコマの副走査
方向のずれが1画素の整数倍の場合には、画像記録中は
常に同じように制御していればよいが、前のコマと次の
コマの副走査方向のずれが1画素の整数倍になっていな
い場合もあり得る。例えば図5に示すように、前のコマ
40と次のコマ42の副走査方向のずれが4.5画素の
ような場合には、コマ42の右端の画素列42aは、次
のラインの画像記録においてその隣に記録されるコマ4
4の左端の画素列とで1画素を記録するようになるた
め、これらについても他の部分の画素と同じ露光条件と
なるように、早めにシフトするように制御しなければな
らない。
【0037】以上詳細に説明したように、本実施形態に
よれば、二次元空間光変調素子の使用領域を副走査方向
への移動に合わせてシフトして副走査方向への画像の流
れを防止するようにしたため、記録画像の1画素が複数
の空間光変調素子の多重露光により形成されるため、空
間光変調素子の一部に欠陥があったとしても、目立ちに
くく、また欠陥画素がある部分と無い部分で記録時間を
変更する等の補正を行うことにより、記録画像から欠陥
画素の影響を排除することができる。また、光ビームの
偏向方向を主走査方向の1次元方向のみにできるため、
装置構成を簡略化することができ、光学系を副走査方向
に連続的に移動することができるため、装置の振動発生
を防止し、装置の耐久性や信頼性を増すことができ、生
産性を向上させることが可能となる。
【0038】以上、本発明の画像記録方法及び装置につ
いて詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の
改良や変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、二
次元空間光変調素子の使用領域を副走査方向への移動に
合わせて逆方向へシフトするようにして副方向への記録
画像の流れを防止するようにしたため、光ビームを主走
査方向の1次元方向のみに偏向するだけで、記録画像を
静止させることができるため、偏向同期系の装置構成を
簡略化することができ、画像記録の生産性を向上させる
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像記録装置の一実施形態の概
略構成を示す斜視図である。
【図2】 本実施形態に係る画像記録装置の記録タイミ
ング制御のブロック図である。
【図3】 (a)、(b)、(c)は、本実施形態にお
いて、副走査方向への画像の流れを防止するために変調
データをDMD上でシフトする様子を示す説明図であ
る。
【図4】 前のコマと次のコマの副走査方向へのずれの
例を示す説明図である。
【図5】 前のコマと次のコマの副走査方向へのずれの
他の例を示す説明図である。
【図6】 (a)、(b)、(c)は、従来の空間光変
調素子を用いた画像記録方法の原理を示す説明図であ
る。
【図7】 従来の画像記録装置の例を示す概略斜視図で
ある。
【図8】 (a)、(b)、(c)は、図7の画像記録
装置による従来の画像記録方法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 11 光源 12 DMD 14 コリメータレンズ 16 光偏向器 18 フォーカシングレンズ 20 副走査駆動系 22 (アウター)ドラム 24 記録媒体 26 主走査位置検出器 28 副走査位置検出器 30 変調データ発生器 32 光偏向器ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE23 AE37 AE48 AF53 FA08 FA09 FA44 2H106 AA12 AA41 AA71 BH00 5C072 AA03 BA02 BA13 DA04 DA21 FA08 HA01 HA11 HB06 JA02 XA04 5C074 AA11 AA15 CC01 CC26 DD12 EE05 EE06 GG02 GG03 GG04 GG09 GG12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定速度で回転するドラム状の記録媒体、
    もしくは一定速度で回転するドラムの外面に装着された
    記録媒体を、二次元的に配列された光源群を用いた光学
    系により主走査し、前記記録媒体を露光するとともに、
    主走査方向とほぼ直交する副走査方向に前記光学系を移
    動し、副走査することにより、前記記録媒体に画像を記
    録する画像記録方法であって、 前記二次元的に配列された光源群からの光を偏向させ
    て、前記記録媒体の移動に合わせて、前記記録媒体上に
    結像した画像を移動させ、主走査方向について、前記画
    像を前記記録媒体に対して相対的に静止させるととも
    に、 前記光学系を副走査方向に一定速度で移動し、 前記二次元的に配列された光源群の変調データを、前記
    光学系の副走査方向への移動に同期させて、前記光学系
    の移動方向とは逆方向に順次シフトさせ、副走査方向に
    ついても、前記画像を前記記録媒体に対して相対的に静
    止させる様にしたことを特徴とする画像記録方法。
  2. 【請求項2】前記二次元的に配列された光源群によって
    前記記録媒体上に一度に記録される画像範囲である1コ
    マの画像の記録を終え、次のコマの画像記録を行う際、
    前のコマと次のコマとの間の副走査方向のずれが記録画
    素の整数倍である請求項1に記載の画像記録方法。
  3. 【請求項3】一定速度で回転するドラム状の記録媒体、
    もしくは一定速度で回転するドラムの外面に装着された
    た記録媒体と、該記録媒体を該記録媒体の移動方向であ
    る主走査方向に露光する、二次元的に配列された光源群
    を用いた光学系と、前記光源群に供給される変調データ
    を制御する変調データ発生器と、前記光学系を前記主走
    査方向とほぼ直交する副走査方向に移動する副走査駆動
    系を有する画像記録装置であって、 前記光学系が、前記二次元的に配列された光源群からの
    光を偏向する偏向器を備え、 該偏向器によって、前記光を偏向することにより、前記
    記録媒体の移動に合わせて前記記録媒体上に結像した画
    像を移動させ、主走査方向について、前記画像が前記記
    録媒体に対して相対的に静止するようにするとともに、 前記副走査駆動系により、前記光学系を副走査方向に一
    定速度で移動し、前記変調データ発生器により、前記二
    次元的に配列された光源群の変調データを、前記光学系
    の副走査方向への移動に同期させて、前記光学系の移動
    方向とは逆の方向に順次シフトさせ、副走査方向につい
    ても、前記画像を前記記録媒体に対して相対的に静止さ
    せる様にしたことを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】前記副走査駆動系は、前記二次元的に配列
    された光源群によって前記記録媒体上に一度に記録され
    る画像範囲である1コマの画像の記録から、次のコマの
    画像の記録に移る際、前のコマと次のコマとの間の副走
    査方向のずれが記録画素の整数倍となる様に前記光学系
    を副走査方向に駆動する請求項3に記載の画像記録装
    置。
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