JP2002147452A - 直動機械要素 - Google Patents

直動機械要素

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JP2002147452A
JP2002147452A JP2000349012A JP2000349012A JP2002147452A JP 2002147452 A JP2002147452 A JP 2002147452A JP 2000349012 A JP2000349012 A JP 2000349012A JP 2000349012 A JP2000349012 A JP 2000349012A JP 2002147452 A JP2002147452 A JP 2002147452A
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plane
cylindrical
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central axis
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JP2000349012A
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English (en)
Inventor
Toshio Komata
寿雄 小俣
Kazuo Yamada
和夫 山田
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Enomoto Co Ltd
Original Assignee
Enomoto Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2322/00Apparatus used in shaping articles
    • F16C2322/14Stamping, deep-drawing or punching, e.g. die sets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒状部品と円柱状部品との間の所定位置に
転動部品を介在させやすく、かつ、転動部品が破損しに
くい構造の直動機械要素を提供する。 【解決手段】 円柱状部品の第1の走行面と円筒状部品
の第2の走行面との間に転動体を介在させ組立てた際
に、各ローラーに加わるプリロードが−5〜0μmであ
り、転動体が円周方向に互いに結合されず自由であるこ
とを特徴とする直動機械要素である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は直動機械要素に関す
る。特に円筒状部品の中空部に円柱状部品を挿入し、こ
れらの間にローラー状転動体(クロス・ローラー・ベア
リングも含む。)を介在させて、これらの共通中心軸方
向に、相対的に直線運動する直動機械要素である。
【0002】
【従来の技術】打抜き加工、曲げ加工、絞り加工、コイ
ニング加工、鍛造加工、ゴム型加工、モールド型加工、
ダイカスト加工、粉末成形加工などに用いるプレス金型
用ダイセットについて、出願人は発明し、その発明は特
開平5−293564号に公開され、既に従来技術とな
っている。この従来技術1においては、円柱状部品(ガ
イドポスト)の外面に、2つの平面が90°の角度をな
す第1の直角溝を少なくとも2本、その中心軸に沿って
対称的に設け、かつ、2つの平面のなす角の二等分線が
その中心軸を通るように配置し、円筒状部品(ガイドブ
ッシュ)の内面に、2つの平面が90°の角度をなる第
2の直角溝を少なくとも2本、その中心軸に沿って対称
的に設け、かつ、2つの平面のなす角の二等分線がその
中心軸を通るように配置されており、円筒状部品の中空
部に円柱状部品を挿入し、これらの間にクロス・ローラ
ー・ベアリングを介在している
【0003】また、半導体製造装置、精密科学器機、測
定器機、光学器機、コピー機、プリンター、電気器機、
プレス機械全般へ応用することのできる直動機械要素及
び上記のプレス金型用ダイセットについて、出願人は発
明し、特開平6−328165号に公開され、既に従来
技術となっている。この従来技術2においては、円柱状
部品(ガイドポスト等)の外面に、その中心軸に平行
で、その半径に直交する第1の走行平面を形成し、円筒
状部(ガイドブッシュ等)の内面に、その中心軸に平行
で、その半径に直交する第2の走行平面を形成し、円筒
状部品の中空部に円柱状部品を挿入し、これらの間に平
ローラー・ベアリングを介在している。
【0004】そして、他の従来技術3においては、円柱
状部品(ガイドポスト等)の外面に、2つの平面が90
°の角度をなす第1の直角溝をその中心軸に沿って設
け、かつ、2つの平面のなす角の二等分線がその中心軸
を通るように配置し、その中心軸に平行で、その半径に
直交する第1の走行平面を形成し、円筒状部(ガイドブ
ッシュ等)の内面に、2つの平面が90°の角度をなす
第2の直角溝をその中心軸に沿って設け、かつ、2つの
平面のなす角の二等分線がその中心軸を通るように配置
し、その中心軸に平行で、その半径に直交する第2の走
行平面を形成、円筒状部品の中空部に円柱状部品を挿入
し、これらの間にクロス・ローラー・ベアリング及び平
ローラー・ベアリングを介在している。
【0005】さらに、プローバー装置あるいは半導体プ
ロービング装置について、本出願人は発明し、特開平1
0−270509号に公開され、既に従来技術となって
いる。従来技術4においては、Z微動シリンダー(円柱
状部品)の外側面に、その中心軸に沿って、対称軸に、
2つの平面が90°の角度をなす第1の直角溝を設け、
θ微回転ケース(円筒状部品)の内側面に、その中心軸
に沿って、軸対称に、2つの平面が90°の角度をなす
第2の直角溝を設け、θ微回転ケースの中空部にZ微動
シリンダーを挿入し、これらの間にクロス・ローラー・
ベアリングを介在させている。
【0006】基板の精密穴あけ装置について、特開20
00−94399号に、従来技術5が公開されている。
この従来技術5においては、円筒形ドリルホルダー(円
柱状部品)の外側面に第1の直角溝を少なくとも2本、
その中心軸に平行に対称的に設け、かつ、それぞれの直
角溝の2つの平面のなす角の二等分線がその中心軸を通
るように配置し、円筒形ドリルホルダーの下面からドリ
ル刃を突出させ、円筒形ガイド(円筒形部品)の内側面
に第2の直角溝を少なくとも2本、その中心軸に平行に
対称的に設け、かつ、それぞれの直角溝の2つの平面の
なす角の二等分線がその中心軸を通るように配置し、円
筒形ガイドの中空部に円筒形ドリルホルダーを挿入し、
これらの間にクロス・ローラー・ベアリングを介在させ
ている。
【0007】これら従来技術1〜5においては、クロス
・ローラー・ベアリングや平ローラー・ベアリングを結
合部品によって結合して円筒状のリテーナーを形成して
用いている。したがって、各クロス・ローラー・ベアリ
ングあるいは各平ローラー・ベアリングが直動方向にす
べろうとするときには、結合部品によって拘束されて位
置がずれないように、すなわち、すべらないように設計
されている。
【0008】また、従来の転動体を用いた直動あるいは
回転部材と同様に、従来技術1〜5においては、各ロー
ラーにプリロード(予圧)が付加されている。すなわ
ち、円筒状部品の中空部に円柱状部品を挿入した際に生
ずる両者の半径の差よりもローラーの直径のほうがわず
かに大きい。そのため、円筒状部品と円柱状部品との間
にベアリングを介在させると、ベアリングは圧縮され弾
性域内で変形した状態となっている。プリロードを付加
する目的は、直動機械要素のガタをなくすこと及び直動
機械要素の組立時の剛性を高めるためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直動機
械要素が高速度で往復直線運動を繰返す際に、移動方向
が反転する時期、すなわち、上死点や下死点において、
大きな加速度が生じ、運動する物品に大きな慣性力が作
用する。そのため、平ローラー・ベアリング及びクロス
・ローラー・ベアリングを互いに結合部品によって円周
方向に結合してなるリテーナーが外へ飛び出そうとする
傾向がある。この外への飛び出しを防止するために、ベ
アリングが滑りにくくなるように、プリロードを高くす
ることが試みられたが、外へわずかに飛び出し始めたリ
テーナーを元の位置に戻すのに必要な力がかえって増大
してしまい、ばね係数の大きなスプリングが必要とな
り、あるいは、元の位置に戻らなくなり、直動機械要素
の使用を中止し分解し再び組立て直さなければならない
という問題がある。
【0010】また、リテーナーのうち、すべてのベアリ
ングが一様に滑ることはほとんどなく、ベアリングの滑
りかたは不均等である。そのため、滑りが生じたベアリ
ングに作用する慣性力がリテーナーの結合部品に加わ
り、結合部品が変形したり破損してしまい直動運動がで
きなくなったり、直動機械要素を新品に交換しなければ
ならず問題である。
【0011】そこで、本発明の目的は、円筒状部品と円
柱状部品との間の所定位置に転動部品を介在させやす
く、かつ、転動部品が破損しにくい構造の直動機械要素
を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載の本発明に係る直動機械要素、すなわち、円筒状部
品の中空部に円柱状部品を挿入し、共通の中心軸方向
に、相対的に直線運動する直動機械要素であって、円柱
状部品の外面に、その中心軸に平行で、その平径に直交
する第1の走行平面を少なくとも2本形成し、円筒状部
品の内面に、その中心軸に平行で、その平径に直交する
第2の走行平面を少なくとも2本形成し、円筒状部品の
中空部に円柱状部品を貫通させたときに、第1の走行平
面と第2の走行平面とが向かい合うようになし、第1の
走行平面と第2の走行平面との間に平ローラー・ベアリ
ングを介在させた直動機械要素において、円柱状部品の
第1の走行平面と円筒状部品の第2の走行平面との間に
平ローラー・ベアリングを介在させ組立てた際に、各ロ
ーラーに加わるプリロードが−5〜0μmであり、平ロ
ーラー・ベアリングは、円周方向に互いに結合されず自
由であることを特徴とする直動機械要素によって、達成
される。
【0013】また、上記目的は、請求項2に記載の本発
明に係る直動機械要素、すなわち、円筒状部品の中空部
に円柱状部品を挿入し、共通の中心軸方向に、相対的に
直線運動する直動機械要素であって、円柱状部品の外面
に、その中心軸に平行で、2つの平面が90°の角度を
なし、2つの平面のなす角の二等分線がその中心軸を通
るように第1の直角溝を形成し、その中心軸に平行で、
その半径に直交する第1の走行平面を形成し、円筒状部
品の内面に、その中心軸に平行で、2つの平面が90°
の角度をなし、2つの平面のなす角の二等分線がその中
心軸を通るように第2の直角溝を形成し、その中心軸に
平行で、その半径に直交する第2の走行平面を形成し、
円筒状部品の中空部に円柱状部品を貫通させたときに、
第1の直角溝と第2の直角溝とが向かい合い、かつ、第
1の平面と第2の平面とが向かい合うようになし、第1
の直角溝と第2の直角溝との間にクロス・ローラー・ベ
アリングを介在させ、第1の平面と第2の平面との間に
平面ローラー・ベアリングを介在させた直動機械要素に
おいて、円柱状部品と円筒状部品との間にクロス・ロー
ラー・ベアリング及び平ローラー・ベアリングを介在さ
せ組立てた際に、各ローラーに加わるプリロードが−5
〜0μmであり、各クロス・ローラー・ベアリング及び
各平ローラー・ベアリングは、円周方向に、互いに結合
されず自由であることを特徴とする直動機械要素によっ
ても、達成される。
【0014】さらに、上記目的は、請求項3に記載の本
発明に係る直動機械要素、すなわち、円筒状部品の中空
部に円柱状部品を挿入し、共通の中心軸方向に、相対的
に直線運動する直動機械要素であって、円柱状部品の外
面に、その中心軸に平行で、2つの平面が90°の角度
をなし、2つの平面のなす角の二等分線がその中心軸を
通るように第1の直角溝を少なくとも2本形成し、円筒
状部品の内面に、その中心軸に平行で、2つの平面が9
0°の角度をなし、2つの平面のなす角の二等分線がそ
の中心軸を通るように第2の直角溝を少なくとも2本形
成し、円筒状部品の中空部に円柱状部品を貫通させたと
きに、第1の直角溝と第2の直角溝とが向かい合うよう
になし、第1の直角溝と第2の直角溝との間にクロス・
ローラー・ベアリングを介在させた直動機械要素におい
て、円柱状部品と円筒状部品との間にクロス・ローラー
・ベアリングを介在させ組立てた際に、各ローラーに加
わるプリロードが−5〜0μmであり、各クロス・ロー
ラー・ベアリングは、円筒方向に、互いに結合されず自
由であることを特徴とする直動機械要素によっても、達
成される。
【0015】本発明の好ましい実施態様においては、請
求項4に記載のように、第1の走行平面及び第2の走行
平面と各ローラーとが接触する直線部分を含んだ開孔窓
を設けた2分割、同型の塩化ビニル製であるいは樹脂製
の部材からなる平ローラー・ベアリング・ホルダーの間
に複数のローラーを挟み回転自在に保持して、隣り合う
ローラーが平行となるように平ローラーベアリングが組
立てられている。
【0016】本発明の他の好ましい実施形態において
は、請求項5に記載のように、第1の走行平面及び第2
の走行平面と各ローラーとが接触する直線部分を含んだ
開孔窓を有し、各ローラーの側面に接する舌状部を有す
る金属製の平ローラー・ベアリング・ホルダーに複数の
ローラーを舌状部によってかしめ止めし回転自在に保持
して、隣り合うローラーが平行となるように平ローラー
・ベアリングが組立てられている。
【0017】さらに、本発明の他の好ましい実施態様に
おいては、請求項6に記載のように、円筒状部品、円柱
状部品及びローラーがSUS440ステンレス鋼製であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の直動機械要素の実
施形態について、添付図面を参照し、詳細に説明する。
【0019】第1実施形態 図1は、本発明に係る第1実施形態のプレス金型用ダイ
セットの概略図である。
【0020】円柱状部品の1つの実施形態であるガイド
ポスト1に案内されて、円柱状部品の1つの実施形態で
あるブッシュ3が上下へ直線運動し、ガイドポスト1と
ブッシュ3の間にベアリング2が介在している。
【0021】ガイドポスト1は、円柱状であり、ベアリ
ングが走行するガイド部101と不図示の下型プレート
の取付け穴に挿入して取付けるための取付け部103と
ガイド部が下型プレートに対し傾かないようにするため
のつば部102とからなっている。ガイド部101の直
径はD1である。ガイド部101の両端にはストッパー
41、42が取り付けてあり、それぞれの長さはL1、
L2である。
【0022】図1において、ガイドポスト1の中心軸1
05の左側には、上死点でのブッシュ3及びベアリング
2を示し、中心軸105の右側には下死点でのブッシュ
3及びベアリング2をしている。
【0023】上死点においては、ベアリング21、22
上端がストッパー42に当たり、下死点においてはベア
リング2の下端がストッパー41に当たり、ベアリング
の走行距離、あるいは、ストロークはS1である。ベア
リング21、22は、それぞれ、多数のローラーを回転
自在に保持し、長手方向へ走行可能としたものである
が、それぞれのベアリング21、22は自由であり、互
いに結合部品等によって結合されていない。また、ベア
リングの厚さはtであり、長さはL4である
【0024】一方、ブッシュ3は円筒状であるが、上死
点においてその上端が上側のストッパー42の上端と同
じ高さに至り、下死点においてその下死点においてその
下端が下側のストッパー41の下端と同じ高さに至る。
したがって、ブッシュ3のストロークはS2である。ブ
ッシュ3の長さはL3であり、内径はD2である。
【0025】ベアリング21、22がガイドポスト1に
対して走行する距離とベアリング21、22がブッシュ
3に対して走行する距離とは原則として等しいので、ブ
ッシュ3のストロークS2はベアリング21のストロー
クS1の2倍である。
【0026】ガイドポスト1とブッシュ3との間にベア
リング21、22を介在させて組立てた状態におけるベ
アリング21、22に取付けたローラーのプリロードP
Lは、(D2−D1)/2−tであり、本第1実施形態
においては−0.5μmである。すなわち、片側で0.5
μmのクリアランスを設けている。
【0027】図2は本発明に係る第1実施形態のプレス
金型用ダイセットの断面図である。3本の走行平面が等
間隔で配置されている。すなわち、中心軸の中心角が1
20°となるように配置されている。
【0028】ガイドポスト1は断面が略円形であり、そ
の外面106に第1の走行平面110が3本形成されて
いる。第1の走行平面110は、ガイドポスト1の中心
軸105に平行であり、ガイドポスト1の半径に対し直
交する。
【0029】ブッシュ3は断面が略円環状であり、その
内面301に第2の走行平面310が3本形成されてい
る。第2の走行平面310も、ブッシュ3の中心軸にそ
の半径に対し直交する。
【0030】ブッシュ3の中空部にガイドポスト1を貫
通させたときに、第1の走行平面110と第2の走行平
面310とが向かい合う。そして、第1の走行平面11
0と第2の走行平面310との間に平ローラー・ベアリ
ング21、22、23を介在させている。平ローラー・
ベアリングはプレイン・ローラー・ベアリングとも呼ば
れている。平ローラー・ベアリング21、22、23は
多数のローラーを回転自在に保持してなり、中心軸に沿
った方向へ走行できる。各々の平ローラー・ベアリング
は自由である。従来のような結合部品によって円周方向
に互いに結合されてはいない。
【0031】図7は、図1における矢印G方向から見た
断面図である。ストッパー42には平ローラー・ベアリ
ング21、22、23の一部分が挿入される溝421、
422、423、424、425、426が形成されて
いる。
【0032】図3は、本発明に係る第1実施形態のプレ
ス金型用ダイセットにおいて用いた平ローラー・ベアリ
ングの組立図である。
【0033】図4は、本発明に係る第1実施形態のプレ
ス金型用ダイセットにおいて用いた平ローラー・ベアリ
ングの平面図である。2分割、同形の2個の平ローラー
・ホルダー210、220の間に多数のローラー230
を挟んで回転自在に保持して平ローラー・ベアリング2
1が構成される。平ローラー・ホルダー210、220
の中央には、ローラーをその回転軸のまわりに回転自在
に、かつ、ローラーの回転軸が平ローラー・ホルダー2
10、220の短辺211、221に対し平行になるよ
うに保持するローラー収納部215、225がある。ロ
ーラー収納部215、225の底部にはローラーの一部
を直線状に露出する窓216、226が平ローラー・ホ
ルダー210、220の短辺211、221に平行に形
成されている。平ローラー・ホルダー210、220の
周辺には板状の平面部217、227があり、平面部2
17には貫通孔218が形成され、他方の平面部227
には突出部228が形成されている。平面部217と平
面部227を密接し、貫通孔218に突出部228を貫
通した後に、突出部228の先端を加熱変形し、つぶし
て、平ローラー・ホルダー210と220が分離しない
ようにする。平ローラー・ホルダー210、220の材
質としては、潤滑性や精密形成容易性や重量や価格の観
点から、塩化ビニル系材料、ナイロン系材料、ポリアセ
タール系材料、テフロン(登録商標)系材料、あるい
は、樹脂形材料が好ましい。
【0034】第2実施形態 図6は本発明に係る第2実施形態のプレス金型用ダイセ
ットの概略図である。第2実施形態のプレス金型用ダイ
セットとは異なり、第2実施形態のプレス金型用ダイセ
ットにおいてはブッシュ3の上端及び下端には中心方向
へ突出するフランジ310、320が設けられている。
フランジ310の下面311は、下死点において、平ロ
ーラー・ベアリング23の上端に当接する。他方、上死
点において、フランジ320の上面321は、平ローラ
ー・ベアリング24の下端に当接する。このように、ブ
ッシュ3に設けられたフランジ310、320によっ
て、平ローラー・ベアリングが飛び出すのを防いでい
る。
【0035】図8は、図6における矢印H方向から見た
断面図である。ブッシュ3のフランジ310には平ロー
ラー・ベアリング23、24、25の一部分が挿入され
る溝372、373、376、377、380、381
が形成されているとともに、クロス・ローラー・ベアリ
ング26、27、28の一部分が挿入される溝371、
374、375、378、379、382が形成されて
いる。
【0036】第3実施形態 図9は、本発明に係る第3実施形態のスプライン軸の斜
視図である。スプライン軸12は略円柱状であり、中央
はスプラインナットを案内するガイド部121であり、
両端は取り付け固定に用いる取付け部122である。ガ
イド部121の外面には、第1の走行平面123及び第
1の直角溝124が形成されている。本第3実施例にお
いては、第1の走行平面が2本、第2の直角溝が2本で
あり、交互に配置され、中心角が90°となっている
【0037】図5は本発明に係る第3実施形態のスプラ
イン軸とスプラインナットの断面図である。
【0038】スプライン軸12のガイド部121は断面
が略円形であり、その外面に第1の走行平面123及び
第2の直角溝124が、それぞれ2本ずつ、交互に形成
されている。第1の走行平面123はスプライン軸12
の中心軸125に平行であり、スプライン軸の半径に直
交するように配置されている。また、第1の直角溝12
4は、直交する2つの平面126、127のなす角の二
等分線128がスプライン軸の中心軸125を通るよう
に配置されている
【0039】スプラインナット32は断面が略円環状で
あり、その内面321に第2の走行平面323及び第2
の直角溝324が、それぞれ2本ずつ、交互に形成され
ている。
【0040】スプラインナット32の中空部にスプライ
ン軸12を貫通させたときに、第1の走行平面123と
第2の走行平面323とが向かい合い、第1の直角溝1
24と第2の直角溝324とが向かい合う。そして、第
1の走行平面123と第2の走行平面323との間に平
ローラー・ベアリング24、25を介在させ、第1の直
角溝124と第2の直角溝324との間にクロス・ロー
ラー・ベアリング26、27を介在させる。
【0041】図10は、本発明に係る第2実施形態のス
プライン軸とスプラインナットにおいて用いたクロス・
ローラー・ベアリングの組立図である。
【0042】図11は、本発明に係る第2実施形態のス
プライン軸とスプラインナットにおいて用いたクロス・
ローラー・ベアリングの平面図である。
【0043】2分割、同形の2個のクロス・ローラー・
ホルダー230、240の間に多数のローラーを回転自
在に、かつ、隣り合うローラーの軸が互いに90°のね
じれの位置関係となるように保持して、クロス・ローラ
ー・ベアリングが構成されている。クロス・ローラー・
ホルダー230、240の中央にはローラー収納部23
5、245がある。図11に示すように、ローラー収納
部235、245の側面には窓236が設けてあり、ロ
ーラーの側面の一部が窓から露出し、第1の直角溝の1
つの平面に接し、かつ、第2の直角溝の1つの平面に接
し、走行する。クロス・ローラー・ホルダー230、2
40の周辺には板状の平面部237、247があり、平
面部237には貫通孔238が形成され、他方の平面部
247には突出部248が形成されている。平面部23
7と平面247を密接し、貫通孔238に突出部248
を貫通した後に、突出部248の先端を圧縮変形し、つ
ぶして、クロス・ローラー・ホルダー230、240が
分離しないようにする。
【0044】平ローラー・ベアリングは第1の実施形態
と同様である。
【0045】スプライン軸12は垂直に設置して用いて
もよいし、水平に設置して用いてもよい。また、スプラ
イン軸12のガイド部121に沿って直線運動を行うス
プラインナット32は1個であっても、あるいは、一定
間隔を保った2個であってもよい。さらに、2個のスプ
ラインナットが間隔を変化させながら直線運動を行うよ
うに使用してもよい。
【0046】第3の実施形態においては、クロス・ロー
ラー・ベアリングにおけるローラーと第1の直角溝及び
第2の直角溝とのクリアランスは0μmであり、一方、
平ローラー・ベアリングにおけるローラーと第1の走行
平面及び第2の走行平面とのクリアランスは5μmであ
る。
【0047】第4実施形態 Si単結晶や化合物半導体単結晶のウエハー用のプロー
バーあるいはプローバー・チャック、ハンドラー、並び
にハンドテスターに本発明を利用することができる。ウ
エハー用のプローバーあるいはプローバー・チャックは
ウエハーテストにおいて使用される装置である。また、
ハンドラーあるいはハンドテスターは、樹脂封止加工あ
るいはパッケージングされた半導体のファイナルテスト
において使用される。このファイナルテストは、従来は
1個取りで行っていたが、効率化のため多数個取りで同
時測定するように将来は向かうものと予想されている。
多数個取り同時測定を行うためには本発明のハンドラー
を用いると、高速移動と位置精度がともに達成できるの
で、極めて好ましい。
【0048】図12はプローバー・チャックの概略図で
ある。本体の中に不図示の回転軸受を介してθ微動ケー
スがその軸が鉛直方向に伸びる向きに挿入されている。
θ微回転ケースは外側面、上面、下面及び内側面によっ
て囲まれた中空円筒形状である。なお、θ微回転ケース
は上下方向すなわち鉛直方向には移動しないように設計
されている。
【0049】θ微回転ケースの中空部に、不図示のベア
リング(直動軸受)を介して、Z微動シリンダーが、そ
の軸を鉛直方向に向けて、挿入されている。Z微動シリ
ンダーは外側面、上面、下面及び内側面に囲まれた中空
円筒形状である。
【0050】Z微動シリンダーの上面には超精密平面度
に研磨加工されたステージ部が取り付けられている。ス
テージ部の上面には半導体ウエハーが保持されている。
【0051】第4実施形態においては、θ微動回転ケー
スの内側面に第1の走行平面を3本形成している。第1
の走行平面は、その軸に平行であり、かつ、その半径に
直交する平面である。一方、Z微動シリンダーの外側面
には、第1の走行平面に対応して第2の走行平面が3本
形成されている。第2の走行平面も、その軸に平行であ
り、かつ、その半径に直交する平面である。
【0052】第1の走行平面及び第2の走行平面はその
軸のまわりに対称的に配置されており、その中心角は1
20°である。
【0053】θ微動回転ケースの中空部にZ微動シリン
ダーを貫通させ、第1の走行平面と第2の走行平面と
を、それぞれ、向かい合わせる。そして、第1の走行平
面と第2の走行平面との間に平ローラー・ベアリングを
介在させる。各々の平ローラー・ベアリングは自由であ
り、円周方向の拘束はない。
【0054】第4実施形態において用いた平ローラー・
ホルダーは金属製の板であり、長方形の開口と開口に隣
接して内側へ突出する舌状部とを有している。開口に平
ローラーを1つ収納し、舌状部が平ローラーの側面の一
部に接して回転自在に保持する。
【0055】θ微動回転ケースとZ微動シリンダーとの
間の直動軸受を平ローラーとすることによって、θ微動
回転ケース及びZ微動シリンダーの肉厚をより薄くする
ことができ、小型軽量化及び低価格化を図ることができ
る。
【0056】また、θ微動回転ケース、Z微動シリンダ
ー及び平ローラー・ホルダーをSUS440のステンレ
ス鋼で製造すると、クリーンルーム等の清浄環境または
真空中で使用しても不純物の飛散や発生がほとんどなく
好ましい。また、半導体ウエハーという軽量物が負荷さ
れるため、平ローラーの配置密度を高める必要もないの
で、金属製のホルダーを使用しても問題はない。
【0057】第5実施形態 ドリルやモーターなどの回転機械を位置精度良く直線移
動させるために本発明は利用できる。
【0058】図13は第5実施形態に係る回転機械移動
装置のケースの平面図であり、図14は第5実施形態に
係る回転機械移動装置のケースの正面図である。中空円
筒状のケースを直立状態で本体に固定するか、あるい
は、X−Y移動ステージに直立状態で取り付ける。ケー
スは内側面、上面、外側面、下面によって囲まれてい
る。内側面には第1の直角溝が4本形成されている。
【0059】図15は第5実施形態に係る回転機械移動
装置のスピンドル・ホルダーの平面図であり、図16は
第5実施形態に係る回転機械移動装置のスピンドル・ホ
ルダーの正面断面図である。スピンドル・ホルダーは有
底中空円筒形であり、底部の中央に円形貫通孔が形成さ
れている。スピンドル・ホルダーの内部に回転機械が取
り付けられ、その回転軸が底部の円形貫通孔を通過し、
下方へ突出している。外側面には第2の直角溝が4本形
成されている。
【0060】ケースの中空部にスピンドル・ホルダーを
挿入すると、第1の直角溝と第2の直角溝とが、それぞ
れ、向き合い、正方形角柱状の空間が形成される。この
空間にクロス・ローラー・ベアリングを介在させる。各
々のクロス・ローラー・ベアリングは自由である。
【0061】第6実施形態 回転機械移動装置であり、第5実施形態とほぼ同じでは
あるが、走行平面が直角溝の代わりに形成されており、
直動軸受として、クロス・ローラー・ベアリングの代わ
りに平ローラー・ベアリングが使用されている。もちろ
ん、各々の平ローラー・ベアリングは自由である。ま
た、平ローラーに予め付加されるプリロードは0であ
る。
【0062】
【発明の効果】本発明の直動装置においては、ローラー
へ予め付加されるプリロードが0〜−3μmであるの
で、高速で繰返し直線運動を行っても、簡単なストッパ
ーを下死点位置や上死点位置に設置するだけで直動軸受
の飛び出しを抑えることができる。また、過大な衝撃荷
重が作用しないので、ローラーや円柱状案内具の摩耗が
ほとんど生ぜず、経年劣化も生じない。
【0063】本発明の直動装置においては、直動軸受が
互いに拘束されることなく、自由であるので、直動軸受
の一つに滑りが生じても他の直動軸受に影響を及ぼさ
ず、直動軸受の故障が生じにくい。従来のようなリテー
ナーの破損や変形が起きない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のプレス金型用ダイ
セットの概略図である。
【図2】本発明に係る第1実施形態のプレス金型用ダイ
セットの断面図である。
【図3】本発明に係る第1実施形態のプレス金型用ダイ
セットにおいて用いた平ローラー・ベアリングの組立図
である。
【図4】本発明に係る第1実施形態のプレス金型用ダイ
セットにおいて用いた平ローラー・ベアリングの平面図
である。
【図5】本発明に係る第3実施形態のスプライン軸とス
プラインナットの断面図である。
【図6】本発明に係る第2実施形態のプレス金型用ダイ
セットの概略図である。
【図7】図1における矢印G方向から見た断面図であ
る。
【図8】図6における矢印H方向から見た断面図であ
る。
【図9】本発明に係る第3実施形態のスプライン軸の斜
視図である。
【図10】本発明に係る第3実施形態のスプライン軸と
スプラインナットにおいて用いたクロス・ローラー・ベ
アリングの組立図である。
【図11】本発明に係る第3実施形態のスプライン軸と
スプラインナットにおいて用いたクロス・ローラー・ベ
アリングの平面図である。
【図12】プローバー・チャックの概略図である。
【図13】第5実施形態に係る回転機械移動装置のケー
スの平面図である。
【図14】第5実施形態に係る回転機械移動装置のケー
スの正面図である。
【図15】第5実施形態に係る回転機械移動装置のスピ
ンドル・ホルダーの平面図である。
【図16】第5実施形態に係る回転機械移動装置のスピ
ンドル・ホルダーの正面断面図である。
【符号の説明】
1 ガイドポスト 2 ベアリング 3 ブッシュ 12 スプライン軸 21 平ローラー・ベアリング 22 平ローラー・ベアリング 23 平ローラー・ベアリング 24 平ローラー・ベアリング 25 平ローラー・ベアリング 26 クロス・ローラー・ベアリング 27 クロス・ローラー・ベアリング 32 スプラインナット 41 ストッパー 42 ストッパー 101 ガイド部 102 つば部 103 取付け部 105 中心軸 106 外面 110 第1の走行平面 123 第1の走行平面 121 ガイド部 122 取付け部 123 第1の走行平面 124 第1の直角溝 125 中心軸 128 二等分線 210 ホルダー 211 短辺 215 ローラー収納部 216 窓 217 平面部 218 貫通孔 220 ホルダー 221 短辺 225 ローラー収納部 226 窓 227 平面部 228 突出部 230 ローラー 230 ホルダー 235 ローラー収納部 237 平面部 238 貫通孔 240 ホルダー 245 ローラー収納部 247 平面部 248 突出部 301 内面 310 第2の走行平面 321 内面 323 第2の走行平面 324 第2の直角溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J104 AA13 AA25 AA30 AA35 AA36 AA37 AA63 AA69 AA75 AA76 BA01 BA05 BA41 BA64 BA70 CA03 DA14 DA18 EA02 EA03 EA07 4E050 EA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状部品の中空部に円柱状部品を挿入
    し、共通の中心軸方向に、相対的に直線運動する直動機
    械要素であって、 円柱状部品の外面に、その中心軸に平行で、その平径に
    直交する第1の走行平面を少なくとも2本形成し、 円筒状部品の内面に、その中心軸に平行で、その平径に
    直交する第2の走行平面を少なくとも2本形成し、 円筒状部品の中空部に円柱状部品を貫通させたときに、
    第1の走行平面と第2の走行平面とが向かい合うように
    なし、第1の走行平面と第2の走行平面との間に平ロー
    ラー・ベアリングを介在させた直動機械要素において、 円柱状部品の第1の走行平面と円筒状部品の第2の走行
    平面との間に平ローラー・ベアリングを介在させ組立て
    た際に、各ローラーに加わるプリロードが−5〜0μm
    であり、平ローラー・ベアリングは、円周方向に互いに
    結合されず自由であることを特徴とする直動機械要素。
  2. 【請求項2】 円筒状部品の中空部に円柱状部品を挿入
    し、共通の中心軸方向に、相対的に直線運動する直動機
    械要素であって、 円柱状部品の外面に、その中心軸に平行で、2つの平面
    が90°の角度をなし、2つの平面のなす角の二等分線
    がその中心軸を通るように第1の直角溝を形成し、その
    中心軸に平行で、その半径に直交する第1の走行平面を
    形成し、 円筒状部品の内面に、その中心軸に平行で、2つの平面
    が90°の角度をなし、2つの平面のなす角の二等分線
    がその中心軸を通るように第2の直角溝を形成し、その
    中心軸に平行で、その半径に直交する第2の走行平面を
    形成し、 円筒状部品の中空部に円柱状部品を貫通させたときに、
    第1の直角溝と第2の直角溝とが向かい合い、かつ、第
    1の平面と第2の平面とが向かい合うようになし、第1
    の直角溝と第2の直角溝との間にクロス・ローラー・ベ
    アリングを介在させ、第1の平面と第2の平面との間に
    平面ローラー・ベアリングを介在させた直動機械要素に
    おいて、 円柱状部品と円筒状部品との間にクロス・ローラー・ベ
    アリング及び平ローラー・ベアリングを介在させ組立て
    た際に、各ローラーに加わるプリロードが−5〜0μm
    であり、各クロス・ローラー・ベアリング及び各平ロー
    ラー・ベアリングは、円周方向に、互いに結合されず自
    由であることを特徴とする直動機械要素。
  3. 【請求項3】 円筒状部品の中空部に円柱状部品を挿入
    し、共通の中心軸方向に、相対的に直線運動する直動機
    械要素であって、 円柱状部品の外面に、その中心軸に平行で、2つの平面
    が90°の角度をなし、2つの平面のなす角の二等分線
    がその中心軸を通るように第1の直角溝を少なくとも2
    本形成し、 円筒状部品の内面に、その中心軸に平行で、2つの平面
    が90°の角度をなし、2つの平面のなす角の二等分線
    がその中心軸を通るように第2の直角溝を少なくとも2
    本形成し、 円筒状部品の中空部に円柱状部品を貫通させたときに、
    第1の直角溝と第2の直角溝とが向かい合うようにな
    し、第1の直角溝と第2の直角溝との間にクロス・ロー
    ラー・ベアリングを介在させた直動機械要素において、 円柱状部品と円筒状部品との間にクロス・ローラー・ベ
    アリングを介在させ組立てた際に、各ローラーに加わる
    プリロードが−5〜0μmであり、各クロス・ローラー
    ・ベアリングは、円筒方向に、互いに結合されず自由で
    あることを特徴とする直動機械要素。
  4. 【請求項4】 第1の走行平面及び第2の走行平面と各
    ローラーとが接触する直線部分を含んだ開孔窓を設けた
    2分割、同型の塩化ビニル製であるいは樹脂製の部材か
    らなる平ローラー・ベアリング・ホルダーの間に複数の
    ローラーを挟み回転自在に保持して、隣り合うローラー
    が平行となるように平ローラーベアリングが組立てられ
    ている請求項1又は請求項2に記載の直動機械要素。
  5. 【請求項5】 第1の走行平面及び第2の走行平面と各
    ローラーとが接触する直線部分を含んだ開孔窓を有し、
    各ローラーの側面に接する舌状部を有する金属製の平ロ
    ーラー・ベアリング・ホルダーに複数のローラーを舌状
    部によってかしめ止めし回転自在に保持して、隣り合う
    ローラーが平行となるように平ローラー・ベアリングが
    組立てられている請求項1又は請求項2に記載の直動機
    械要素。
  6. 【請求項6】 円筒状部品、円柱状部品及びローラーが
    SUS440ステンレス鋼製である請求項1から請求項
    5までのいずれか1つに記載の直動機械要素。
  7. 【請求項7】 円筒状部品がガイドブッシュであり、円
    柱状部品がガイドポストであり、プレス金型用ダイセッ
    ト用である請求項1から請求項6までのいずれか1つに
    記載の直動機械要素。
  8. 【請求項8】 円筒状部品がスプラインナットであり、
    円柱状部品がスプライン軸である請求項1から請求項6
    までのいずれか1つに記載の直動機械要素。
  9. 【請求項9】 円筒状部品を本体に取り付け、円柱状部
    品の内部にスピンドルを収納し、スピンドル軸を突出さ
    せる請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の
    直動機械要素。
  10. 【請求項10】 円筒状部品をX−Y方向移動ステージ
    に取り付け、円柱状部品をZ方向移動可能とした請求項
    1から請求項6までのいずれか1つに記載の直動機械要
    素。
  11. 【請求項11】 円筒状部品をθ方向微回転装置に取り
    付け、円柱状部品をZ方向移動可能とした請求項1から
    請求項6までのいずれか1つに記載の直動機械要素。
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