JP2002147205A - コンバインドサイクルガスタービン - Google Patents

コンバインドサイクルガスタービン

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JP2002147205A JP2000345041A JP2000345041A JP2002147205A JP 2002147205 A JP2002147205 A JP 2002147205A JP 2000345041 A JP2000345041 A JP 2000345041A JP 2000345041 A JP2000345041 A JP 2000345041A JP 2002147205 A JP2002147205 A JP 2002147205A
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慎徳 百武
Hideaki Sugishita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインドサイクルガスタービンに関し、
燃焼器尾筒、タービン翼を蒸気冷却することによりガス
タービン及びコンバインド効率を向上させる。 【解決手段】 発電機1、圧縮機2、燃焼器3、翼冷却
空気冷却器4、及びタービン6からなるガスタービン8
と、高圧、中圧及び低圧タービン21,22,23から
なる蒸気タービン29と、排熱回収ボイラ9とでコンバ
インドサイクルを構成する。高圧加圧ポンプ27からの
飽和水の一部を脱塩装置118へ導き、水スプレー装置
116で蒸気を減温して動翼52へ供給し、冷却後の蒸
気はリヒータ20へ戻す。高圧タービン21出口からの
蒸気で静翼53を冷却し、中圧スーパーヒータ16から
の蒸気で尾筒54を冷却し、冷却後の蒸気を中圧タービ
ン22入口に供給する。動翼の冷却蒸気を低減し、コン
バインド効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインドサイ
クルガスタービンにおいて、冷却蒸気の温度及び流量コ
ントロールを行うこと、また燃料の加熱及びガスタービ
ン動翼冷却空気の冷却を排熱回収ボイラで発生した蒸気
により行うことに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の蒸気冷却ガスタービンで
ある。図に示すように、従来の蒸気冷却ガスタービン
は、ガスタービン8、排熱回収ボイラ9、蒸気タービン
29で構成される。ガスタービン8は、圧縮機2で空気
を吸い込み、所定の圧力まで加圧した後、その空気の一
部は、タービンの翼冷却用として用いる。また大半は燃
焼器3へ導かれ、燃料と混合し燃焼により高温ガスがで
きる。高温ガスはタービン6にて膨張し、タービン出力
から圧縮機出力を差し引いた出力が発電機1にて電気へ
変換される。一方、高圧タービン21の出口蒸気の一部
を抽気した冷却蒸気供給配管101により、タービン翼
冷却用の蒸気が供給され、蒸気冷却翼51での昇温後の
蒸気は、冷却蒸気回収配管102により、中圧タービン
22の入口へ回収されていた。上記のとおり、ガスター
ビン翼冷却には圧縮機2の抽気空気と高圧タービン21
の出口蒸気の一部を冷却に使用していた。
【0003】圧縮機2出口の空気の一部はタービン翼冷
却用に使用されるが、この温度が高いために、所定の温
度まで翼冷却空気冷却器4にて、冷却ファンを用いるこ
とにより冷却され、タービンの翼冷却に使用される。翼
冷却空気冷却器4は、冷却ファン5により冷却されター
ビン6へ供給されていた。
【0004】排熱回収ボイラ9では、低圧タービン23
出口蒸気は、復水器25にて蒸気から水へ変換される。
その後、水は給水ポンプ26にて加圧され、給水加熱器
10にて加熱され、飽和水となる。その後、この飽和水
は3系統に分岐される。一つは、低圧エバポレータ11
にて飽和蒸気となり、低圧スーパーヒータ15にて過熱
蒸気となった後、低圧タービン23入口に供給される。
もう一つは、中圧加圧ポンプ28にて所定の圧力まで加
圧された後、中圧エコノマイザ12で飽和水となり、中
圧エバポレータ14にて飽和蒸気となった後、中圧スー
パーヒータ16にて過熱蒸気となった後、リヒータ20
の入口へ供給される。更にもう一つは、高圧加圧ポンプ
27にて所定の圧力まで加圧された後、高圧第1エコノ
マイザ13及び高圧第2エコノマイザ17にて飽和水と
なった後、高圧エバポレータ18にて飽和蒸気となり、
その後、高圧スーパーヒータ19にて過熱蒸気となり高
圧タービン21へ導かれる。出力は、高圧タービン2
1、中圧タービン22、低圧タービン23にて上記の蒸
気を膨張させることにより発生する。その出力は発電機
24にて電気に変換される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の蒸気冷却に関し
て、高圧タービン21出口の蒸気流量よりも多い流量を
冷却に使用することは不可能であるため、冷却蒸気量の
余裕を確保するため、より冷却蒸気流量は少なくするほ
うが望ましい。また、冷却蒸気を少なくする方が、冷却
後の蒸気温度を少ない冷却蒸気量変化でコントロールす
ることが可能となる。特に、冷却後に昇温した冷却蒸気
温度を所定値に保つことは、冷却翼、ロータ、配管の信
頼性や寿命を高めるばかりでなく、コンバインド効率を
損なうことのない運用に有効となる。この冷却蒸気量を
より少なくするためには、冷却蒸気温度をより低下させ
る必要がある。
【0006】以上より、冷却蒸気温度はより低く保つこ
とが冷却翼等の信頼性向上に必要であるが、図8に示す
システムでは冷却蒸気供給温度は、高圧タービン21の
出口条件で決定されているため、本システムでは冷却蒸
気温度を低下することはできない。
【0007】また、上記の圧縮機2出口の一部からター
ビン翼冷却用に使用される冷却空気に関して、上述のと
おり、翼冷却空気冷却器4は、冷却ファン5により冷却
され、冷却された空気はタービン6へ供給されていた。
この冷却ファン5による冷却により、翼冷却空気冷却器
4にて外部へ熱が放出され、ガスタービン及びコンバイ
ンドサイクルとしての熱効率(ガスタービン効率、コン
バインド効率)を低下させる原因となっていた。また、
燃料は加熱(予熱)なしに、ガスタービンの燃焼器3へ
と供給されていた。
【0008】そこで本発明はタービン翼の冷却を高圧タ
ービン出口の一部から抽気した蒸気で行う方式とし、抽
気した蒸気は排熱回収ボイラからの冷却水又は復水器か
らの水で温度を調整すると共に、動翼、静翼、燃焼器尾
筒にはそれぞれ別系統の蒸気供給系統として静翼及び尾
筒には動翼よりも温度の高い蒸気を供給することも可能
とし、それぞれ効果的な蒸気冷却を行うと共に、燃料も
予熱することにより、コンバインド効率を向上させるこ
とができる蒸気冷却ガスタービンを提供することを課題
としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために次の(1)〜(8)の手段を提供する。
【0010】(1)高圧タービン、中圧タービン及び低
圧タービンからなる蒸気タービンと;同蒸気タービンの
低圧タービンからの排気を復水する復水器と;同復水器
と接続するグランド蒸気復水器と;空気を圧縮する圧縮
機、同圧縮機からの空気と共に燃料を燃焼させる燃焼器
及び同燃焼器からの高温燃焼ガスを膨張させ発電機を駆
動するタービンを有するガスタービンと;前記燃焼器と
タービンの翼とを冷却する蒸気冷却系統と;前記ガスタ
ービンの排気を導き前記復水器からの復水を給水加熱
器、中圧スーパーヒータ、リヒータ、等を介して加熱し
蒸気を発生させて前記高圧、中圧、及び低圧タービンに
それぞれ蒸気を供給する排熱回収ボイラとを備え;前記
蒸気冷却系統は、前記給水加熱器からの高圧水を導く水
スプレー量制御バルブ、同制御バルブに接続される脱塩
装置及び同脱塩装置に接続され前記高圧タービン出口か
ら動翼へ冷却蒸気を導く系路へ水をスプレーする水スプ
レー装置からなる動翼冷却系統と;前記高圧タービン出
口からの蒸気の一部を静翼に導く静翼冷却系統と;前記
中圧スーパーヒータから蒸気を導き前記燃焼器の尾筒を
冷却する燃焼器冷却系統とから構成され;前記動翼冷却
系統からの蒸気は前記リヒータへ、前記静翼冷却系統及
び燃焼器冷却系統からの蒸気は前記中圧タービン入口
へ、それぞれ流入させることを特徴とするコンバインド
サイクルガスタービン。
【0011】(2)前記燃焼器冷却系統には前記脱塩装
置出口からの水を一部分岐し水スプレー装置により水が
スプレーされることを特徴とする(1)記載のコンバイ
ンドサイクルガスタービン。
【0012】(3)高圧タービン、中圧タービン及び低
圧タービンからなる蒸気タービンと;同蒸気タービンの
低圧タービンからの排気を復水する復水器と;同復水器
と接続するグランド蒸気復水器と;空気を圧縮する圧縮
機、同圧縮機からの空気と共に燃料を燃焼させる燃焼器
及び同燃焼器からの高温燃焼ガスを膨張させ発電機を駆
動するタービンを有するガスタービンと;前記燃焼器と
タービンの翼とを冷却する蒸気冷却系統と;前記ガスタ
ービンの排気を導き前記復水器からの復水を給水加熱
器、中圧スーパーヒータ、リヒータ、等を介して加熱し
蒸気を発生させて前記高圧、中圧、及び低圧タービンに
それぞれ蒸気を供給する排熱回収ボイラとを備え;前記
蒸気冷却系統は、前記復水器からの系統に分岐して接続
される脱塩装置及び同脱塩装置に接続され前記高圧ター
ビン出口から動翼へ冷却蒸気を導く系路へ水をスプレー
する水スプレー装置からなる動翼冷却系統と;前記高圧
タービン出口からの蒸気の一部を静翼に導く静翼冷却系
統と;前記中圧スーパーヒータから蒸気を導き前記燃焼
器の尾筒を冷却する燃焼器冷却系統とから構成され;前
記動翼冷却系統からの蒸気は前記リヒータへ、前記静翼
冷却系統及び燃焼器冷却系統からの蒸気は前記中圧ター
ビン入口へ、それぞれ流入させることを特徴とするコン
バインドサイクルガスタービン。
【0013】(4)前記脱塩装置出口の水は前記排熱回
収ボイラ内に設けられたエコノマイザで温度を上昇させ
前記水スプレー装置へ供給されることを特徴とする
(3)記載のコンバインドサイクルガスタービン。
【0014】(5)前記燃焼器冷却系統には、前記脱塩
装置からの水を一部分岐し水スプレー装置で水がスプレ
ーされることを特徴とする(4)記載のコンバインドサ
イクルガスタービン。
【0015】(6)前記静翼冷却系統には、前記脱塩装
置からの水を一部分岐して水スプレー装置で水がスプレ
ーされることを特徴とする(5)記載のコンバインドサ
イクルガスタービン。
【0016】(7)前記動翼冷却系統、静翼冷却系統及
び燃焼器冷却系統の水スプレー後にドレンセパレータを
設けたことを特徴とする(3)から(6)のいずれかに
記載のコンバインドサイクルガスタービン。
【0017】(8)前記動翼冷却系統、静翼冷却系統及
び燃焼器冷却系統に設けられた各々のドレンセパレータ
の後流側にはフィルタがそれぞれ設けられていることを
特徴とする(6)記載のコンバインドサイクルガスター
ビン。
【0018】本発明の(1)においては、蒸気冷却系統
は動翼冷却系統、静翼冷却系統及び燃焼器冷却系統の3
系統からなり、静翼冷却系統は高圧タービン出口からの
蒸気の一部を、尾筒冷却系統は中圧スーパーヒータから
の動翼の冷却蒸気よりも比較的高い温度の蒸気を導き、
それぞれ冷却する。又、動翼冷却系統は加熱器からの高
圧加圧ポンプ出口の一部を抽気した水をスプレーするた
めの水スプレー量制御バルブ、脱塩装置、水スプレー装
置を用いる構成としている。このような構成により、水
スプレー量制御バルブにて水スプレー量を制御し、迅速
な動翼供給蒸気温度のコントロールが可能となる。又、
通常超臨界圧プラントや原子力プラントの復水器内の溶
融金属の除去に設置する脱塩装置を使用し、不純物の除
去を行うことができる。又、グランド蒸気復水器を設け
たので、グランド蒸気の復水も可能となりより効率的な
システムが構築される。これにより、迅速な動翼供給冷
却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とす
る特徴がある。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷
却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷
却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管
の信頼性確保と長寿命化が可能となる。
【0019】本発明の(2)では、上記(1)の発明の
構成に加え、燃焼器冷却系統に水スプレー装置により脱
塩装置の水がスプレーされるので、上記(1)の発明の
効果に加え、更に燃焼器冷却系統の蒸気温度を低く設定
でき、冷却効率が一層向上する。
【0020】本発明の(3)では、静翼冷却系統と燃焼
器冷却系統の構成、作用は上記(1)の発明と同じであ
るが、動翼冷却系統への水スプレーは、復水器からの水
を一部分岐し、脱塩装置を通して水スプレー装置により
なされるので、スプレーする水は排熱回収ボイラから独
立した系統となる。これにより、供給される水は排熱回
収ボイラの上流側より供給され、冷却蒸気に混入する不
純物の量を少なくし冷却蒸気の純度を向上させ、配管類
の酸化防止の能力が向上する。上記の効果に加え、上記
(1)の発明と同様に、通常超臨界圧プラントや原子力
プラントの復水器内の溶融金属の除去に設置する脱塩装
置を使用し、不純物の除去を行うことができる。又、グ
ランド蒸気復水器を設けたので、グランド蒸気の復水も
可能となり効率的なシステムが構築される。このような
構成により迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼
冷却蒸気量の低減を可能とする特徴がある。よって冷却
後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロー
ルすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保する
こと、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が
可能となる。
【0021】本発明の(4)では、上記(3)の発明の
水スプレー装置への水の供給系路は、水スプレー装置に
供給する前に排熱回収ボイラに入り、エコノマイザで温
度が上昇し、その後、動翼冷却系統へスプレーされるの
で、上記(3)の発明の効果に加えて、水混入時の蒸気
との温度差を小さくして配管の熱応力による影響を少な
くすることができる。
【0022】本発明の(5)では、上記(4)の発明の
構成に燃焼器冷却系統にも水スプレー装置により脱塩装
置からの水を一部分岐してスプレーする系路を追加する
ので、上記(4)の発明の効果に加えて、燃焼器冷却系
統へ供給される蒸気の温度をより低く設定でき、燃焼器
の冷却がより効果的になされる。
【0023】本発明の(6)では、上記(5)の発明の
構成に、更に静翼冷却系統にも水スプレー装置により脱
塩装置からの水を一部分岐してスプレーする系路を追加
するので、上記(6)の発明の効果に加えて、静翼冷却
系統へ供給される蒸気の温度をより低く設定でき、静翼
の冷却もより効果的になされる。
【0024】本発明の(7)では、動翼、静翼、燃焼器
の各冷却系統の水スプレー後にドレンセパレータを設け
るので、水分が除去され、上記(3)〜(6)の発明の
冷却効果がより効果的になされる。
【0025】本発明の(8)では、上記(6)の発明の
構成において、動翼、静翼、燃焼器の各冷却系統のドレ
ンセパレータの後流側には、それぞれフィルタを設け、
水スプレー装置からスプレーされる水分中に含まれる不
純物を蒸気中から除去するので、上記(6)の発明の効
果に加えて、各冷却系統に供給する冷却蒸気中のスケー
ル、等の不純物により系路が詰まる、等の不具合を防止
する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係るコンバインドサイクルガスタービン
の系統図である。図1においてコンバインドサイクルガ
スタービンは、ガスタービン8、排熱回収ボイラ9、蒸
気タービン29で構成される。ガスタービン8は、圧縮
機2で空気を吸い込み、所定の圧力まで加圧した後、そ
の空気の一部は、タービンの翼冷却用として用いる。ま
た大半は燃焼器3へ導かれ、燃料と混合し燃焼により高
温ガスができる。高温ガスはタービン6にて膨張し、タ
ービン出力から圧縮機出力を差し引いた出力が発電機1
にて電気へ変換される。
【0027】排熱回収ボイラ9では、低圧タービン23
出口蒸気は、復水器25にて蒸気から水へ変換される。
その後、水は給水ポンプ26にて加圧され、グランド蒸
気復水器250へ導かれ、グランド部のシール用に用い
た蒸気を復水させて低温の水となり、給水加熱器10へ
送られる。この復水は給水加熱器10にて加熱され、飽
和水となる。その後、この飽和水は3系統に分岐され
る。一つは、低圧エバポレータ11にて飽和蒸気とな
り、低圧スーパーヒータ15にて過熱蒸気となった後、
低圧タービン23入口に供給される。もう一つは、中圧
加圧ポンプ28にて所定の圧力まで加圧された後、中圧
エコノマイザ12で飽和水となり、中圧エバポレータ1
4にて飽和蒸気となった後、中圧スーパーヒータ16に
て過熱蒸気となった後、後述するように尾筒3の冷却用
として供給される。更にもう一つは、高圧加圧ポンプ2
7にて所定の圧力まで加圧された後、高圧第1エコノマ
イザ13及び高圧第2エコノマイザ17にて飽和水とな
った後、高圧エバポレータ18にて飽和蒸気となり、そ
の後、高圧スーパーヒータ19にて過熱蒸気となり高圧
タービン21へ導かれる。出力は、高圧タービン21、
中圧タービン22、低圧タービン23にて上記の蒸気を
膨張させることにより発生する。その出力は発電機24
にて電気に変換される。
【0028】従来図10における冷却翼51は、本発明
では蒸気冷却動翼52、蒸気冷却静翼53、蒸気冷却燃
焼器尾筒54に分類した。本発明では、この中で冷却後
の蒸気温度が低い蒸気冷却動翼52は、高圧タービン出
口21の出口の一部を蒸気冷却動翼冷却用として配管1
09より抽気し、後述するように水スプレー装置116
で水がスプレーされ、更にドレンセパレータ114でド
レンが除去されて減温した後、動翼冷却蒸気供給配管1
03から蒸気冷却動翼へ供給される。その後昇温した蒸
気は流量調整弁154を介して動翼冷却蒸気回収配管1
04からリヒータ20の中間部へ回収される。
【0029】また、燃料加熱器202を設け、中圧エコ
ノマイザ12出口より配管201で一部を抽気した飽和
蒸気により燃料加熱器202で燃料7の加熱を行い、そ
の後蒸気は配管203により給水加熱器10の入口に供
給するシステムとした。これにより燃料7は加熱される
ため、燃料流量が少なくなりガスタービン効率、コンバ
インド効率が向上する。
【0030】また、高圧加圧ポンプ27の出口水の一部
を抽気し配管204により翼冷却空気冷却器4で熱交換
し、冷却空気を冷却することにより、水は加熱され、配
管205により高圧エバポレータ18入口へ回収され
る。これによりこれまで冷却ファンにより外部へ放出さ
れていた熱が、排熱回収ボイラ9へ回収されるためコン
バインド効率が向上する。
【0031】また、高圧加圧ポンプ27出口の一部を抽
気して流量調整弁115及び脱塩装置118、水スプレ
ー装置116を追加した。
【0032】上記構成により、流量調整弁115にて水
スプレー量を制御することにより、従来よりも迅速な動
翼供給蒸気温度のコントロールが可能となる。又、通常
超臨界圧プラントや原子力プラントの復水器内の溶融金
属の除去に設置する脱塩装置118を使用し、不純物の
除去を行うことができる。
【0033】これにより、より迅速な動翼供給冷却蒸気
温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よ
って冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコ
ントロールすることが可能となる。従って冷却蒸気量の
余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確
保と長寿命化が可能となる。
【0034】また、中圧スーパーヒータ16の出口蒸気
を燃焼器3の蒸気冷却燃焼器尾筒54に流して冷却し、
流量調整弁156を介して中圧タービン22入口に回収
するシステムとした。
【0035】これにより、高圧タービン21出口から配
管109により抽気する流量が少なくなるため、高圧タ
ービン21出口流量に対する配管109の抽気流量が少
なくなり、冷却蒸気量の余裕を確保することが可能とな
る。
【0036】また、蒸気冷却静翼53は、動翼よりも多
少高めの温度でよいので、高圧タービン21の出口蒸気
を減温することなく配管105で抽気し、そのまま供給
し、これを冷却し、昇温した蒸気は流量調整弁155を
介し、配管106から中圧タービン22入口へ回収され
る。
【0037】これにより静翼の冷却蒸気温度を動翼より
も高くなるが、コンバインド効率を低下させることな
く、静翼、動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって
冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコント
ロールすることが可能となる。また冷却蒸気量の余裕を
確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長
寿命化が可能となる。
【0038】また、流量調整弁153,154,15
5,156を追加したので、これらの流量調整弁を開閉
することにより動翼、静翼、尾筒の冷却蒸気量の調整が
可能となる。これにより定格のみならず部分負荷におい
ても、各回収冷却蒸気温度をコントロールすることが可
能となり、冷却翼、尾筒、ロータ、配管の信頼性確保と
長寿命化に有効である。各流量調整弁を開側とすると供
給蒸気流量が増加するため各冷却蒸気回収温度が低下す
る。また各流量調整弁を閉側とすると供給蒸気流量が減
少するため各冷却蒸気回収温度が高くなる。
【0039】以上説明の実施の第1形態に係るコンバイ
ンドサイクルガスタービンによれば、より迅速な動翼供
給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能
とする。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気
量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気
量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼
性確保と長寿命化が可能となる。
【0040】図2は本発明の実施の第2形態に係るコン
バインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施
の第2形態においては、図1に示す実施の第1形態の構
成に燃焼器尾筒冷却ラインの水スプレー系統を追加した
ものである。その他の構成、作用は図1に示す実施の第
1形態と同じであるので、共通部分の詳しい説明は省略
し、特徴部分を中心に説明する。
【0041】図2において、脱塩装置118からは水ス
プレー装置116へ水を供給し、高圧タービン21出口
の抽気用の配管109へ水をスプレーしているが、脱塩
装置116出口から分岐した配管260により水スプレ
ー装置251へ水を供給し、水スプレー装置251から
燃焼器尾筒冷却蒸気供給配管107へ水をスプレーして
冷却用の蒸気の温度を調整する。
【0042】従って、高圧加圧ポンプ27から抽気した
水は、流量調整弁115を制御することにより水スプレ
ー装置116,251の水量が同時に調整することがで
き、蒸気冷却動翼52と蒸気冷却燃焼器尾筒54の冷却
用の蒸気温度を適正に制御することができる。
【0043】本実施の第2形態においても、実施の第1
形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減
及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後
の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロール
することが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保するこ
と、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可
能となる。更に、水スプレー装置260を設けることに
より、上記のように蒸気冷却燃焼器尾筒54の制御がよ
りきめ細かく制御することができる。
【0044】図3は本発明の実施の第3形態に係るコン
バインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施
の第3形態においては、図1に示す実施の第1形態の構
成において水スプレー装置116の水供給系統を排熱回
収ボイラ9から独立させた構成であり、その他の構成、
作用は図1に示す実施の第1形態と同じであるので、共
通部分の詳しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明す
る。
【0045】図3において、図1の構成では高圧加圧ポ
ンプ27から水を抽気し流量調整弁115を介して脱塩
装置118を介して水スプレー装置116に供給してい
たが、本発明の実施の第3形態では、その代わりに復水
器25で復水した水の一部を給水ポンプ252で脱塩装
置118へ導き、脱塩装置118から配管261により
同じ位置の水スプレー装置116へ水を供給するように
したもので、給水系を排熱回収ボイラ9からではなくタ
ービンの復水器25から導く独立経路としたものであ
る。
【0046】本実施の第3形態においても、実施の第1
形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減
及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後
の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロール
することが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保するこ
と、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可
能となる。更に、水を復水器25から導くので配管途中
で混入する不純物を少なくし、冷却蒸気の純度を向上さ
せ、配管類の酸化防止がなされる。
【0047】図4は本発明の実施の第4形態に係るコン
バインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施
の第4形態においては、図3に示す実施の第3形態の構
成において、水スプレー装置116の水供給系統を排熱
回収ボイラ9から独立させる構成は同じであるが、更に
エコノマイザ253を通して温度調整を行った後、供給
するようにしたものである。その他の構成、作用は図3
に示す実施の第3形態と同じであるので、共通部分の詳
しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明する。
【0048】図4において、図1の構成では高圧加圧ポ
ンプ27から水を抽気し、流量調整弁115を介して脱
塩装置118を介して水スプレー装置116に供給して
いたが、本発明の実施の第4形態では、図3の例と同じ
く、その代わりに復水器25で復水した水の一部を給水
ポンプ252で脱塩装置118へ導く。本実施の第4形
態では、更に脱塩装置118から配管262により排熱
回収ボイラ9に水を導き、エコノマイザ253を通して
温度を調整して上昇させ、同じ位置の水スプレー装置1
16へ水を供給するようにしたもので、給水系を排熱回
収ボイラ9からではなくタービンの復水器25から導く
独立経路としたものである。
【0049】本実施の第4形態においても、実施の第3
形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減
及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後
の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロール
することが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保するこ
と、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可
能となる。又、水を復水器25から導くので配管途中で
混入する不純物を少なくし、冷却蒸気の純度を向上さ
せ、配管類の酸化防止がなされる。更に、水スプレー装
置116の水供給系統を独立させると共に、エコノマイ
ザ253で水温を上昇させたので、水スプレー時に蒸気
と冷水との混合時の温度差を小さくして混合時の熱応力
を抑制する。
【0050】図5は本発明の実施の第5形態に係るコン
バインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施
の第5形態においては、図4に示す実施の第4形態の構
成に燃焼器尾筒冷却ラインの水スプレー系統及びドレン
セパレータを追加したものである。その他の構成、作用
は図4に示す実施の第4形態と同じであるので、共通部
分の詳しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明する。
【0051】図5において、復水器25で復水した水の
一部を給水ポンプ252で脱塩装置118へ導き、脱塩
装置118から配管262により排熱回収ボイラ9に水
を導き、エコノマイザ253を通して温度を調整して上
昇させ、同じ位置の水スプレー装置116へ水を供給す
るようにし、給水系を排熱回収ボイラ9からではなくタ
ービンの復水器25から導く独立経路としたものであ
る。この構成は図4の実施の第4形態と同じである。
【0052】本実施の第5形態においては、更に、水ス
プレー装置116の入口から水を配管263で分岐さ
せ、水スプレー装置254により水を燃焼器尾筒冷却蒸
気供給配管107にスプレーし、その後流側にドレンセ
パレータ114を設けて水分を完全に除去し、蒸気冷却
燃焼器尾筒54へ供給するようにしたものである。
【0053】本実施の第5形態においても、実施の第4
形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減
及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後
の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロール
することが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保するこ
と、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可
能となる。又、水を復水器25から導くので不純物を少
なくし、配管類の酸化を防止し、又、水スプレー装置1
16の水供給系統を独立させると共に、エコノマイザ2
53で水温を上昇させたので、水スプレー時に蒸気と冷
水との混合時の温度差を小さくして混合時の熱応力を抑
制する。更に、尾筒の冷却も水スプレー装置254によ
り温度が調整されて蒸気温度を低下させることができ、
又、その蒸気のドレンセパレータ114で水分が除去さ
れるので、尾筒の冷却効果が一層向上する。
【0054】図6は本発明の実施の第6形態に係るコン
バインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施
の第6形態においては、図5に示す実施の第5形態の構
成に蒸気冷却静翼冷却系統にも水スプレー装置とドレン
セパレータとを追加した構成であり、その他の構成、作
用は図5に示す実施の第5形態と同じであるので、共通
部分の詳しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明す
る。
【0055】図6において、復水器25で復水した水の
一部を給水ポンプ252で脱塩装置118へ導き、脱塩
装置118から配管262により排熱回収ボイラ9に導
かれ、エコノマイザ253を通して温度を調整して上昇
させ、同じ位置の水スプレー装置116へ水を供給する
ようにし、給水系を排熱回収ボイラ9からではなくター
ビンの復水器25から導く独立系路を構成する。更に、
水スプレー装置116の入口から水を配管263で分岐
させ、水スプレー装置254により水を燃焼器尾筒冷却
蒸気供給配管107にスプレーし、その後流側にドレン
セパレータ114を設けて水分を完全に除去し、蒸気冷
却燃焼器尾筒へ供給するように構成する。
【0056】上記の構成は、図5に示す実施の第5形態
と同じであり、本実施の第6形態では、更に静翼冷却蒸
気供給配管105に配管264で配管263からの水を
分岐して水スプレー装置255でスプレーし、ドレンセ
パレータ114を更に追加してドレンセパレータ114
で水分を除去して静翼に供給し、冷却するようにしたも
のである。
【0057】本実施の第6形態においても、実施の第5
形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減
及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後
の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロール
することが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保するこ
と、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可
能となる。又、復水器25から水を導くので不純物を少
なくし、配管類の酸化を防止し、又、水スプレー装置1
16の水供給系統を独立させると共に、エコノマイザ2
53で水温を上昇させたので、水スプレー時に蒸気と冷
水との混合時の温度差を小さくして混合時の熱応力を抑
制する。
【0058】更に、尾筒の冷却も水スプレー装置254
により温度が調整されて蒸気温度を低下させることがで
き、又、その蒸気のドレンセパレータ114で水分が除
去されるので、尾筒の冷却効果が一層向上する。更に、
この効果に加えて、静翼の冷却用蒸気の配管264から
水を水スプレー装置255でスプレーすると共に、ドレ
ンセパレータ114で水分を除去するので、冷却用蒸気
の温度を低下させ、静翼の冷却効果が高まるものであ
る。
【0059】図7は本発明の実施の第7形態に係るコン
バインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施
の第7形態においては、図6に示す実施の第6形態の構
成において、3ヶ所の各ドレンセパレータ114の後流
側へフィルタを設けたもので、その他の構成、作用は図
6に示す実施の第6形態と同じであるので、共通部分の
詳しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明する。
【0060】図7において、復水器25で復水した水の
一部を給水ポンプ252で脱塩装置118へ導き、脱塩
装置118から配管262により排熱回収ボイラ9に水
を導き、エコノマイザ253を通して温度を調整して上
昇させ、同じ位置の水スプレー装置116へ水を供給す
るようにし、給水系を排熱回収ボイラ9からではなくタ
ービンの復水器25から導く独立系路を構成する。水ス
プレー装置116で水がスプレーされた蒸気はドレンセ
パレータ114で水分が除去され、後述するようにフィ
ルタ256を通って蒸気冷却動翼52へ供給される。
【0061】また、水スプレー装置116の入口から水
を配管263で分岐させ、水スプレー装置254により
水を燃焼器尾筒冷却蒸気供給配管107にスプレーし、
その後流側にドレンセパレータ114を設けて水分を完
全に除去し、更に、後述するようにフィルタ257を設
け、蒸気冷却燃焼器尾筒へ供給するように構成する。
【0062】また、静翼冷却蒸気供給配管105に配管
264で配管263からの水を分岐して水スプレー装置
255でスプレーし、ドレンセパレータ114を更に追
加してドレンセパレータ114で水分を除去し、その後
流側には後述するようにフィルタ258を設け、フィル
タ258からの水を静翼に供給し、冷却するようにした
ものである。
【0063】上記に述べた構成、作用は、フィルタ25
6,258を除いて図6に示す実施の第6形態と同じで
ある。本実施の第7形態においては、水がスプレーされ
た蒸気は3ヶ所のドレンセパレータ114でドレンが除
去され、冷却蒸気の流れる配管が詰まるような大きさの
不純物の侵入を防止するもので、そのフィルタのメッシ
ュは50μ〜1000μ程度のフィルタとする。
【0064】本実施の第7形態においても、実施の第6
形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減
及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後
の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロール
することが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保するこ
と、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可
能となる。又、復水器25から水を導くので不純物も少
なくなり、又、水スプレー装置116の水供給系統を独
立させると共に、エコノマイザ253で水温を上昇させ
たので、水スプレー時に蒸気と冷水との混合時の温度差
を小さくして混合時の熱応力を抑制する。
【0065】また、尾筒の冷却も水スプレー装置254
により温度が調整されて蒸気温度を低下させることがで
き、又、その蒸気のドレンセパレータ114で水分が除
去されるので、尾筒の冷却効果が一層向上する。更に、
この効果に加えて、静翼の冷却用蒸気に配管264から
水を水スプレー装置255でスプレーすると共に、ドレ
ンセパレータ114で水分を除去するので、冷却用蒸気
の温度を低下させ、静翼の冷却効果が高まるものであ
る。
【0066】更に、フィルタ256,257,258を
ドレンセパレータ114の後流側へ設けたことにより、
蒸気中の不純物が除去されるので、配管が詰まるような
不具合がなくなり、冷却の信頼性が著しく向上するもの
である。
【0067】図8は本発明の実施の第8形態に係るコン
バインドサイクルガスタービンの系統図である。図1に
示す実施の第1形態では、蒸気冷却静翼53と燃焼器尾
筒54を冷却して蒸気を中圧タービン22へ戻していた
ものを、本実施の第8形態ではリヒータ20へ供給する
ようにしたものである。従って、蒸気冷却動翼52、静
翼53及び尾筒54の冷却後の蒸気は3者が混合してリ
ヒータ20へ供給する構成である。その他の構成は図1
に示す実施の第1形態と同じであるので、説明は省略す
る。
【0068】リヒータ20へ供給される蒸気も最終的に
は中圧タービン22に導かれ、従って、中圧タービン2
2に入る前に必ず混合される。リヒータ20の圧損低減
を考えると、低圧蒸気のみをリヒータ20を通すのが良
いが、本実施の第8形態のように、動翼、静翼、燃焼器
をリヒータ20、中圧タービン22の配置を考慮して、
先に混合して温度を均一化し、リヒータ20から中圧タ
ービン22に導入すると、高温配管部を減少したり、配
管中での温度不均一、等のトラブルを防止することがで
きる。
【0069】図9は本発明の実施の第9形態に係るコン
バインドサイクルガスタービンの系統図である。図1に
示す実施の第1形態では蒸気冷却動翼52を冷却した蒸
気は流量調整弁154を介してリヒータ20へ供給して
いたが、本発明の実施の第9形態では動翼冷却ごの蒸気
は三方弁260を介して中圧タービン22か、又はリヒ
ータ20のいずれかに供給できる構成としたものであ
る。その他の構成は図1に示す実施の第1形態と同じで
ある。本実施の第9形態においても、三方弁260を制
御することにより蒸気冷却動翼52、静翼53、燃焼器
54の冷却後の3者を混合して中圧タービン22へ供給
することができ、上記実施の第8形態とどうようの効果
が得られる。
【0070】なお、図2〜図7に示す系統においても、
図8及び図9に示した動翼、静翼、燃焼器尾筒の冷却後
の3者の蒸気をリヒータ20へ供給する構成が同様に適
用されることはもちろんである。
【0071】
【発明の効果】本発明のコンバインドサイクルガスター
ビンは、(1)蒸気タービン、復水器、グランド蒸気復
水器、ガスタービン、蒸気冷却系統、排熱回収ボイラか
らなり、蒸気冷却系統は動翼冷却系統、静翼冷却系統、
燃焼器冷却系統から構成される。
【0072】このような構成により、水スプレー量制御
バルブにて水スプレー量を制御し、迅速な動翼供給冷却
蒸気温度のコントロールが可能とし、蒸気温度の低下、
蒸気流量の低減が可能となる。又、通常超臨界圧プラン
トや原子力プラントの復水器内の溶融金属の除去に設置
する脱塩装置を使用し、不純物の除去を行うことができ
る。又、グランド蒸気復水器を設けたので、グランド蒸
気の復水も可能となり効率的なシステムが構築される。
よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化で
コントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕
を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と
長寿命化が可能となる。
【0073】本発明の(2)では、上記(1)の発明の
構成に加え、燃焼器冷却系統に水スプレー装置により脱
塩装置の水がスプレーされるので、上記(1)の発明の
効果に加え、更に燃焼器冷却系統の蒸気温度を低く設定
でき、冷却効率が一層向上する。
【0074】本発明の(3)では、静翼冷却系統と燃焼
器冷却系統の構成、作用効果は上記(1)の発明と同じ
であるが、動翼冷却系統への水スプレーは、復水器から
の水を一部分岐し、脱塩装置を通して水スプレー装置に
よりなされるので、スプレーする水は排熱回収ボイラか
ら独立した系統となる。これにより、供給される水は排
熱回収ボイラの上流側より供給され、冷却蒸気に混入す
る不純物の量を少なくし冷却蒸気の純度を向上させ、配
管類の酸化防止の能力が向上する。上記の効果に加え、
上記(1)の発明と同様に、通常超臨界圧プラントや原
子力プラントの復水器内の溶融金属の除去に設置する脱
塩装置を使用し、不純物の除去を行うことができる。
又、グランド蒸気復水器を設けたので、グランド蒸気の
復水も可能となり効率的なシステムが構築される。
【0075】本発明の(4)では、上記(3)の発明の
水スプレー装置への水の供給系路は、水スプレー装置に
供給する前に排熱回収ボイラに入り、エコノマイザで温
度が上昇し、その後、動翼冷却系統へスプレーされるの
で、上記(3)の発明の効果に加えて、水混入時の蒸気
との温度差を小さくして配管の熱応力による影響を少な
くすることができる。
【0076】本発明の(5)では、上記(4)の発明の
構成に燃焼器冷却系統にも水スプレー装置により脱塩装
置からの水を一部分岐してスプレーする系路を追加した
ので、上記(4)の発明の効果に加えて、燃焼器冷却系
統へ供給される蒸気の温度をより低く設定でき、燃焼器
の冷却がより効果的になされる。
【0077】本発明の(6)では、上記(5)の発明の
構成に、更に静翼冷却系統にも水スプレー装置により脱
塩装置からの水を一部分岐してスプレーする系路を追加
したので、上記(6)の発明の効果に加えて、静翼冷却
系統へ供給される蒸気の温度をより低く設定でき、静翼
の冷却もより効果的になされる。
【0078】本発明の(7)では、動翼、静翼、燃焼器
の各冷却系統の水スプレー後にドレンセパレータを設け
るので、水分が除去され、上記(3)〜(6)の発明の
冷却効果がより効果的になされる。
【0079】本発明の(8)では、上記(6)の発明の
構成において、動翼、静翼、燃焼器の各冷却系統のドレ
ンセパレータの後流側には、それぞれフィルタを設け、
水スプレー装置からスプレーされる水分中に含まれる不
純物を蒸気中から除去するので、上記(6)の発明の効
果に加えて、各冷却系統に供給する冷却蒸気中のスケー
ル、等の不純物により系路が詰まる、等の不具合を防止
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るコンバインドサ
イクルガスタービンの系統図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係るコンバインドサ
イクルガスタービンの系統図である。
【図3】本発明の実施の第3形態に係るコンバインドサ
イクルガスタービンの系統図である。
【図4】本発明の実施の第4形態に係るコンバインドサ
イクルガスタービンの系統図である。
【図5】本発明の実施の第5形態に係るコンバインドサ
イクルガスタービンの系統図である。
【図6】本発明の実施の第6形態に係るコンバインドサ
イクルガスタービンの系統図である。
【図7】本発明の実施の第7形態に係るコンバインドサ
イクルガスタービンの系統図である。
【図8】本発明の実施の第8形態に係るコンバインドサ
イクルガスタービンの系統図である。
【図9】本発明の実施の第9形態に係るコンバインドサ
イクルガスタービンの系統図である。
【図10】従来のコンバインドサイクルの系統図であ
る。
【符号の説明】
1 発電機 2 圧縮機 3 燃焼器 4 翼冷却空気冷却器 6 タービン 8 ガスタービン 9 排熱回収ボイラ 10 給水加熱器 11 低圧エバポレータ 12 中圧エコノマイザ 13 高圧第1エコノマイザ 14 中圧エバポレータ 15 低圧スーパーヒータ 16 中圧スーパーヒータ 17 高圧第2エコノマイザ 18 高圧エバポレータ 19 高圧スーパーヒータ 20 リヒータ 21 高圧タービン 22 中圧タービン 23 低圧タービン 24 発電機 25 復水器 26,252 給水ポンプ 27 高圧加圧ポンプ 28 中圧加圧ポンプ 29 蒸気タービン 52 蒸気冷却動翼 53 蒸気冷却静翼 54 蒸気冷却燃焼器尾筒 103 動翼冷却蒸気供給配管 104 動翼冷却蒸気回収配管 105 静翼冷却蒸気供給配管 106 静翼冷却蒸気回収配管 107 燃焼器尾筒冷却蒸気供給配
管 108 燃焼器尾筒冷却蒸気回収配
管 114 ドレンセパレータ 115 流量調整弁 116 水スプレー装置 118 脱塩装置 153〜156 流量調整弁 250 グランド蒸気復水器 251,254,255 水スプレー装置 253 エコノマイザ 256,257,258 フィルタ 260 三方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椙下 秀昭 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 3G081 BA01 BA11 BB00 BC07 BD00 DA23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧タービン、中圧タービン及び低圧タ
    ービンからなる蒸気タービンと;同蒸気タービンの低圧
    タービンからの排気を復水する復水器と;同復水器と接
    続するグランド蒸気復水器と;空気を圧縮する圧縮機、
    同圧縮機からの空気と共に燃料を燃焼させる燃焼器及び
    同燃焼器からの高温燃焼ガスを膨張させ発電機を駆動す
    るタービンを有するガスタービンと;前記燃焼器とター
    ビンの翼とを冷却する蒸気冷却系統と;前記ガスタービ
    ンの排気を導き前記復水器からの復水を給水加熱器、中
    圧スーパーヒータ、リヒータ、等を介して加熱し蒸気を
    発生させて前記高圧、中圧、及び低圧タービンにそれぞ
    れ蒸気を供給する排熱回収ボイラとを備え;前記蒸気冷
    却系統は、前記給水加熱器からの高圧水を導く水スプレ
    ー量制御バルブ、同制御バルブに接続される脱塩装置及
    び同脱塩装置に接続され前記高圧タービン出口から動翼
    へ冷却蒸気を導く系路へ水をスプレーする水スプレー装
    置からなる動翼冷却系統と;前記高圧タービン出口から
    の蒸気の一部を静翼に導く静翼冷却系統と;前記中圧ス
    ーパーヒータから蒸気を導き前記燃焼器の尾筒を冷却す
    る燃焼器冷却系統とから構成され;前記動翼冷却系統か
    らの蒸気は前記リヒータへ、前記静翼冷却系統及び燃焼
    器冷却系統からの蒸気は前記中圧タービン入口へ、それ
    ぞれ流入させることを特徴とするコンバインドサイクル
    ガスタービン。
  2. 【請求項2】 前記燃焼器冷却系統には前記脱塩装置出
    口からの水を一部分岐し水スプレー装置により水がスプ
    レーされることを特徴とする請求項1記載のコンバイン
    ドサイクルガスタービン。
  3. 【請求項3】 高圧タービン、中圧タービン及び低圧タ
    ービンからなる蒸気タービンと;同蒸気タービンの低圧
    タービンからの排気を復水する復水器と;同復水器と接
    続するグランド蒸気復水器と;空気を圧縮する圧縮機、
    同圧縮機からの空気と共に燃料を燃焼させる燃焼器及び
    同燃焼器からの高温燃焼ガスを膨張させ発電機を駆動す
    るタービンを有するガスタービンと;前記燃焼器とター
    ビンの翼とを冷却する蒸気冷却系統と;前記ガスタービ
    ンの排気を導き前記復水器からの復水を給水加熱器、中
    圧スーパーヒータ、リヒータ、等を介して加熱し蒸気を
    発生させて前記高圧、中圧、及び低圧タービンにそれぞ
    れ蒸気を供給する排熱回収ボイラとを備え;前記蒸気冷
    却系統は、前記復水器からの系統に分岐して接続される
    脱塩装置及び同脱塩装置に接続され前記高圧タービン出
    口から動翼へ冷却蒸気を導く系路へ水をスプレーする水
    スプレー装置からなる動翼冷却系統と;前記高圧タービ
    ン出口からの蒸気の一部を静翼に導く静翼冷却系統と;
    前記中圧スーパーヒータから蒸気を導き前記燃焼器の尾
    筒を冷却する燃焼器冷却系統とから構成され;前記動翼
    冷却系統からの蒸気は前記リヒータへ、前記静翼冷却系
    統及び燃焼器冷却系統からの蒸気は前記中圧タービン入
    口へ、それぞれ流入させることを特徴とするコンバイン
    ドサイクルガスタービン。
  4. 【請求項4】 前記脱塩装置出口の水は前記排熱回収ボ
    イラ内に設けられたエコノマイザで温度を上昇させ前記
    水スプレー装置へ供給されることを特徴とする請求項3
    記載のコンバインドサイクルガスタービン。
  5. 【請求項5】 前記燃焼器冷却系統には、前記脱塩装置
    からの水を一部分岐し水スプレー装置で水がスプレーさ
    れることを特徴とする請求項4記載のコンバインドサイ
    クルガスタービン。
  6. 【請求項6】 前記静翼冷却系統には、前記脱塩装置か
    らの水を一部分岐して水スプレー装置で水がスプレーさ
    れることを特徴とする請求項5記載のコンバインドサイ
    クルガスタービン。
  7. 【請求項7】 前記動翼冷却系統、静翼冷却系統及び燃
    焼器冷却系統の水スプレー後にドレンセパレータを設け
    たことを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の
    コンバインドサイクルガスタービン。
  8. 【請求項8】 前記動翼冷却系統、静翼冷却系統及び燃
    焼器冷却系統に設けられた各々のドレンセパレータの後
    流側にはフィルタがそれぞれ設けられていることを特徴
    とする請求項6記載のコンバインドサイクルガスタービ
    ン。
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