JP4395254B2 - コンバインドサイクルガスタービン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインドサイクルガスタービンにおいて、冷却蒸気の温度及び流量コントロールを行うこと、また燃料の加熱及びガスタービン動翼冷却空気の冷却を排熱回収ボイラで発生した蒸気により行うことに関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の蒸気冷却ガスタービンである。図に示すように、従来の蒸気冷却ガスタービンは、ガスタービン8、排熱回収ボイラ9、蒸気タービン29で構成される。ガスタービン8は、圧縮機2で空気を吸い込み、所定の圧力まで加圧した後、その空気の一部は、タービンの翼冷却用として用いる。また大半は燃焼器3へ導かれ、燃料と混合し燃焼により高温ガスができる。高温ガスはタービン6にて膨張し、タービン出力から圧縮機出力を差し引いた出力が発電機1にて電気へ変換される。一方、高圧タービン21の出口蒸気の一部を抽気した冷却蒸気供給配管101により、タービン翼冷却用の蒸気が供給され、蒸気冷却翼51での昇温後の蒸気は、冷却蒸気回収配管102により、中圧タービン22の入口へ回収されていた。上記のとおり、ガスタービン翼冷却には圧縮機2の抽気空気と高圧タービン21の出口蒸気の一部を冷却に使用していた。
【0003】
圧縮機2出口の空気の一部はタービン翼冷却用に使用されるが、この温度が高いために、所定の温度まで翼冷却空気冷却器4にて、冷却ファンを用いることにより冷却され、タービンの翼冷却に使用される。翼冷却空気冷却器4は、冷却ファン5により冷却されタービン6へ供給されていた。
【0004】
排熱回収ボイラ9では、低圧タービン23出口蒸気は、復水器25にて蒸気から水へ変換される。その後、水は給水ポンプ26にて加圧され、給水加熱器10にて加熱され、飽和水となる。その後、この飽和水は3系統に分岐される。一つは、低圧エバポレータ11にて飽和蒸気となり、低圧スーパーヒータ15にて過熱蒸気となった後、低圧タービン23入口に供給される。もう一つは、中圧加圧ポンプ28にて所定の圧力まで加圧された後、中圧エコノマイザ12で飽和水となり、中圧エバポレータ14にて飽和蒸気となった後、中圧スーパーヒータ16にて過熱蒸気となった後、リヒータ20の入口へ供給される。更にもう一つは、高圧加圧ポンプ27にて所定の圧力まで加圧された後、高圧第1エコノマイザ13及び高圧第2エコノマイザ17にて飽和水となった後、高圧エバポレータ18にて飽和蒸気となり、その後、高圧スーパーヒータ19にて過熱蒸気となり高圧タービン21へ導かれる。出力は、高圧タービン21、中圧タービン22、低圧タービン23にて上記の蒸気を膨張させることにより発生する。その出力は発電機24にて電気に変換される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の蒸気冷却に関して、高圧タービン21出口の蒸気流量よりも多い流量を冷却に使用することは不可能であるため、冷却蒸気量の余裕を確保するため、より冷却蒸気流量は少なくするほうが望ましい。また、冷却蒸気を少なくする方が、冷却後の蒸気温度を少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となる。特に、冷却後に昇温した冷却蒸気温度を所定値に保つことは、冷却翼、ロータ、配管の信頼性や寿命を高めるばかりでなく、コンバインド効率を損なうことのない運用に有効となる。この冷却蒸気量をより少なくするためには、冷却蒸気温度をより低下させる必要がある。
【0006】
以上より、冷却蒸気温度はより低く保つことが冷却翼等の信頼性向上に必要であるが、図8に示すシステムでは冷却蒸気供給温度は、高圧タービン21の出口条件で決定されているため、本システムでは冷却蒸気温度を低下することはできない。
【0007】
また、上記の圧縮機2出口の一部からタービン翼冷却用に使用される冷却空気に関して、上述のとおり、翼冷却空気冷却器4は、冷却ファン5により冷却され、冷却された空気はタービン6へ供給されていた。この冷却ファン5による冷却により、翼冷却空気冷却器4にて外部へ熱が放出され、ガスタービン及びコンバインドサイクルとしての熱効率(ガスタービン効率、コンバインド効率)を低下させる原因となっていた。また、燃料は加熱(予熱)なしに、ガスタービンの燃焼器3へと供給されていた。
【0008】
そこで本発明はタービン翼の冷却を高圧タービン出口の一部から抽気した蒸気で行う方式とし、抽気した蒸気は排熱回収ボイラからの冷却水又は復水器からの水で温度を調整すると共に、動翼、静翼、燃焼器尾筒にはそれぞれ別系統の蒸気供給系統として静翼及び尾筒には動翼よりも温度の高い蒸気を供給することも可能とし、それぞれ効果的な蒸気冷却を行うと共に、燃料も予熱することにより、コンバインド効率を向上させることができる蒸気冷却ガスタービンを提供することを課題としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述の課題を解決するために次の(1)〜(8)の手段を提供する。
【0010】
(1)高圧タービン、中圧タービン及び低圧タービンからなる蒸気タービンと;同蒸気タービンの低圧タービンからの排気を復水する復水器と;同復水器と接続するグランド蒸気復水器と;空気を圧縮する圧縮機、同圧縮機からの空気と共に燃料を燃焼させる燃焼器及び同燃焼器からの高温燃焼ガスを膨張させ発電機を駆動するタービンを有するガスタービンと;前記燃焼器とタービンの翼とを冷却する蒸気冷却系統と;前記ガスタービンの排気を導き前記復水器からの復水を給水加熱器、中圧スーパーヒータ、リヒータ、等を介して加熱し蒸気を発生させて前記高圧、中圧、及び低圧タービンにそれぞれ蒸気を供給する排熱回収ボイラとを備え;前記蒸気冷却系統は、前記給水加熱器からの高圧水を導く水スプレー量制御バルブ、同制御バルブに接続される脱塩装置及び同脱塩装置に接続され前記高圧タービン出口から動翼へ冷却蒸気を導く系路へ水をスプレーする水スプレー装置からなる動翼冷却系統と;前記高圧タービン出口からの蒸気の一部を静翼に導く静翼冷却系統と;前記中圧スーパーヒータから蒸気を導き前記燃焼器の尾筒を冷却する燃焼器冷却系統とから構成され;前記動翼冷却系統からの蒸気は前記リヒータへ、前記静翼冷却系統及び燃焼器冷却系統からの蒸気は前記中圧タービン入口へ、それぞれ流入させることを特徴とするコンバインドサイクルガスタービン。
【0011】
(2)前記燃焼器冷却系統には前記脱塩装置出口からの水を一部分岐し水スプレー装置により水がスプレーされることを特徴とする(1)記載のコンバインドサイクルガスタービン。
【0012】
(3)高圧タービン、中圧タービン及び低圧タービンからなる蒸気タービンと;同蒸気タービンの低圧タービンからの排気を復水する復水器と;同復水器と接続するグランド蒸気復水器と;空気を圧縮する圧縮機、同圧縮機からの空気と共に燃料を燃焼させる燃焼器及び同燃焼器からの高温燃焼ガスを膨張させ発電機を駆動するタービンを有するガスタービンと;前記燃焼器とタービンの翼とを冷却する蒸気冷却系統と;前記ガスタービンの排気を導き前記復水器からの復水を給水加熱器、中圧スーパーヒータ、リヒータ、等を介して加熱し蒸気を発生させて前記高圧、中圧、及び低圧タービンにそれぞれ蒸気を供給する排熱回収ボイラとを備え;前記蒸気冷却系統は、前記復水器からの系統に分岐して接続される脱塩装置及び同脱塩装置に接続され前記高圧タービン出口から動翼へ冷却蒸気を導く系路へ水をスプレーする水スプレー装置からなる動翼冷却系統と;前記高圧タービン出口からの蒸気の一部を静翼に導く静翼冷却系統と;前記中圧スーパーヒータから蒸気を導き前記燃焼器の尾筒を冷却する燃焼器冷却系統とから構成され;前記動翼冷却系統からの蒸気は前記リヒータへ、前記静翼冷却系統及び燃焼器冷却系統からの蒸気は前記中圧タービン入口へ、それぞれ流入させることを特徴とするコンバインドサイクルガスタービン。
【0013】
(4)前記脱塩装置出口の水は前記排熱回収ボイラ内に設けられたエコノマイザで温度を上昇させ前記水スプレー装置へ供給されることを特徴とする(3)記載のコンバインドサイクルガスタービン。
【0014】
(5)前記燃焼器冷却系統には、前記脱塩装置からの水を一部分岐し水スプレー装置で水がスプレーされることを特徴とする(4)記載のコンバインドサイクルガスタービン。
【0015】
(6)前記静翼冷却系統には、前記脱塩装置からの水を一部分岐して水スプレー装置で水がスプレーされることを特徴とする(5)記載のコンバインドサイクルガスタービン。
【0016】
(7)前記動翼冷却系統、静翼冷却系統及び燃焼器冷却系統の水スプレー後にドレンセパレータを設けたことを特徴とする(3)から(6)のいずれかに記載のコンバインドサイクルガスタービン。
【0017】
(8)前記動翼冷却系統、静翼冷却系統及び燃焼器冷却系統に設けられた各々のドレンセパレータの後流側にはフィルタがそれぞれ設けられていることを特徴とする(6)記載のコンバインドサイクルガスタービン。
【0018】
本発明の(1)においては、蒸気冷却系統は動翼冷却系統、静翼冷却系統及び燃焼器冷却系統の3系統からなり、静翼冷却系統は高圧タービン出口からの蒸気の一部を、尾筒冷却系統は中圧スーパーヒータからの動翼の冷却蒸気よりも比較的高い温度の蒸気を導き、それぞれ冷却する。又、動翼冷却系統は加熱器からの高圧加圧ポンプ出口の一部を抽気した水をスプレーするための水スプレー量制御バルブ、脱塩装置、水スプレー装置を用いる構成としている。このような構成により、水スプレー量制御バルブにて水スプレー量を制御し、迅速な動翼供給蒸気温度のコントロールが可能となる。又、通常超臨界圧プラントや原子力プラントの復水器内の溶融金属の除去に設置する脱塩装置を使用し、不純物の除去を行うことができる。又、グランド蒸気復水器を設けたので、グランド蒸気の復水も可能となりより効率的なシステムが構築される。これにより、迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする特徴がある。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。
【0019】
本発明の(2)では、上記(1)の発明の構成に加え、燃焼器冷却系統に水スプレー装置により脱塩装置の水がスプレーされるので、上記(1)の発明の効果に加え、更に燃焼器冷却系統の蒸気温度を低く設定でき、冷却効率が一層向上する。
【0020】
本発明の(3)では、静翼冷却系統と燃焼器冷却系統の構成、作用は上記(1)の発明と同じであるが、動翼冷却系統への水スプレーは、復水器からの水を一部分岐し、脱塩装置を通して水スプレー装置によりなされるので、スプレーする水は排熱回収ボイラから独立した系統となる。これにより、供給される水は排熱回収ボイラの上流側より供給され、冷却蒸気に混入する不純物の量を少なくし冷却蒸気の純度を向上させ、配管類の酸化防止の能力が向上する。上記の効果に加え、上記(1)の発明と同様に、通常超臨界圧プラントや原子力プラントの復水器内の溶融金属の除去に設置する脱塩装置を使用し、不純物の除去を行うことができる。又、グランド蒸気復水器を設けたので、グランド蒸気の復水も可能となり効率的なシステムが構築される。
このような構成により迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする特徴がある。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。
【0021】
本発明の(4)では、上記(3)の発明の水スプレー装置への水の供給系路は、水スプレー装置に供給する前に排熱回収ボイラに入り、エコノマイザで温度が上昇し、その後、動翼冷却系統へスプレーされるので、上記(3)の発明の効果に加えて、水混入時の蒸気との温度差を小さくして配管の熱応力による影響を少なくすることができる。
【0022】
本発明の(5)では、上記(4)の発明の構成に燃焼器冷却系統にも水スプレー装置により脱塩装置からの水を一部分岐してスプレーする系路を追加するので、上記(4)の発明の効果に加えて、燃焼器冷却系統へ供給される蒸気の温度をより低く設定でき、燃焼器の冷却がより効果的になされる。
【0023】
本発明の(6)では、上記(5)の発明の構成に、更に静翼冷却系統にも水スプレー装置により脱塩装置からの水を一部分岐してスプレーする系路を追加するので、上記(6)の発明の効果に加えて、静翼冷却系統へ供給される蒸気の温度をより低く設定でき、静翼の冷却もより効果的になされる。
【0024】
本発明の(7)では、動翼、静翼、燃焼器の各冷却系統の水スプレー後にドレンセパレータを設けるので、水分が除去され、上記(3)〜(6)の発明の冷却効果がより効果的になされる。
【0025】
本発明の(8)では、上記(6)の発明の構成において、動翼、静翼、燃焼器の各冷却系統のドレンセパレータの後流側には、それぞれフィルタを設け、水スプレー装置からスプレーされる水分中に含まれる不純物を蒸気中から除去するので、上記(6)の発明の効果に加えて、各冷却系統に供給する冷却蒸気中のスケール、等の不純物により系路が詰まる、等の不具合を防止する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実施の第1形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。図1においてコンバインドサイクルガスタービンは、ガスタービン8、排熱回収ボイラ9、蒸気タービン29で構成される。ガスタービン8は、圧縮機2で空気を吸い込み、所定の圧力まで加圧した後、その空気の一部は、タービンの翼冷却用として用いる。また大半は燃焼器3へ導かれ、燃料と混合し燃焼により高温ガスができる。高温ガスはタービン6にて膨張し、タービン出力から圧縮機出力を差し引いた出力が発電機1にて電気へ変換される。
【0027】
排熱回収ボイラ9では、低圧タービン23出口蒸気は、復水器25にて蒸気から水へ変換される。その後、水は給水ポンプ26にて加圧され、グランド蒸気復水器250へ導かれ、グランド部のシール用に用いた蒸気を復水させて低温の水となり、給水加熱器10へ送られる。この復水は給水加熱器10にて加熱され、飽和水となる。その後、この飽和水は3系統に分岐される。一つは、低圧エバポレータ11にて飽和蒸気となり、低圧スーパーヒータ15にて過熱蒸気となった後、低圧タービン23入口に供給される。もう一つは、中圧加圧ポンプ28にて所定の圧力まで加圧された後、中圧エコノマイザ12で飽和水となり、中圧エバポレータ14にて飽和蒸気となった後、中圧スーパーヒータ16にて過熱蒸気となった後、後述するように尾筒3の冷却用として供給される。更にもう一つは、高圧加圧ポンプ27にて所定の圧力まで加圧された後、高圧第1エコノマイザ13及び高圧第2エコノマイザ17にて飽和水となった後、高圧エバポレータ18にて飽和蒸気となり、その後、高圧スーパーヒータ19にて過熱蒸気となり高圧タービン21へ導かれる。出力は、高圧タービン21、中圧タービン22、低圧タービン23にて上記の蒸気を膨張させることにより発生する。その出力は発電機24にて電気に変換される。
【0028】
従来図10における冷却翼51は、本発明では蒸気冷却動翼52、蒸気冷却静翼53、蒸気冷却燃焼器尾筒54に分類した。本発明では、この中で冷却後の蒸気温度が低い蒸気冷却動翼52は、高圧タービン出口21の出口の一部を蒸気冷却動翼冷却用として配管109より抽気し、後述するように水スプレー装置116で水がスプレーされ、更にドレンセパレータ114でドレンが除去されて減温した後、動翼冷却蒸気供給配管103から蒸気冷却動翼へ供給される。その後昇温した蒸気は流量調整弁154を介して動翼冷却蒸気回収配管104からリヒータ20の中間部へ回収される。
【0029】
また、燃料加熱器202を設け、中圧エコノマイザ12出口より配管201で一部を抽気した飽和蒸気により燃料加熱器202で燃料7の加熱を行い、その後蒸気は配管203により給水加熱器10の入口に供給するシステムとした。これにより燃料7は加熱されるため、燃料流量が少なくなりガスタービン効率、コンバインド効率が向上する。
【0030】
また、高圧加圧ポンプ27の出口水の一部を抽気し配管204により翼冷却空気冷却器4で熱交換し、冷却空気を冷却することにより、水は加熱され、配管205により高圧エバポレータ18入口へ回収される。これによりこれまで冷却ファンにより外部へ放出されていた熱が、排熱回収ボイラ9へ回収されるためコンバインド効率が向上する。
【0031】
また、高圧加圧ポンプ27出口の一部を抽気して流量調整弁115及び脱塩装置118、水スプレー装置116を追加した。
【0032】
上記構成により、流量調整弁115にて水スプレー量を制御することにより、従来よりも迅速な動翼供給蒸気温度のコントロールが可能となる。又、通常超臨界圧プラントや原子力プラントの復水器内の溶融金属の除去に設置する脱塩装置118を使用し、不純物の除去を行うことができる。
【0033】
これにより、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となる。従って冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。
【0034】
また、中圧スーパーヒータ16の出口蒸気を燃焼器3の蒸気冷却燃焼器尾筒54に流して冷却し、流量調整弁156を介して中圧タービン22入口に回収するシステムとした。
【0035】
これにより、高圧タービン21出口から配管109により抽気する流量が少なくなるため、高圧タービン21出口流量に対する配管109の抽気流量が少なくなり、冷却蒸気量の余裕を確保することが可能となる。
【0036】
また、蒸気冷却静翼53は、動翼よりも多少高めの温度でよいので、高圧タービン21の出口蒸気を減温することなく配管105で抽気し、そのまま供給し、これを冷却し、昇温した蒸気は流量調整弁155を介し、配管106から中圧タービン22入口へ回収される。
【0037】
これにより静翼の冷却蒸気温度を動翼よりも高くなるが、コンバインド効率を低下させることなく、静翼、動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となる。また冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。
【0038】
また、流量調整弁153,154,155,156を追加したので、これらの流量調整弁を開閉することにより動翼、静翼、尾筒の冷却蒸気量の調整が可能となる。これにより定格のみならず部分負荷においても、各回収冷却蒸気温度をコントロールすることが可能となり、冷却翼、尾筒、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化に有効である。各流量調整弁を開側とすると供給蒸気流量が増加するため各冷却蒸気回収温度が低下する。また各流量調整弁を閉側とすると供給蒸気流量が減少するため各冷却蒸気回収温度が高くなる。
【0039】
以上説明の実施の第1形態に係るコンバインドサイクルガスタービンによれば、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。
【0040】
図2は本発明の実施の第2形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施の第2形態においては、図1に示す実施の第1形態の構成に燃焼器尾筒冷却ラインの水スプレー系統を追加したものである。その他の構成、作用は図1に示す実施の第1形態と同じであるので、共通部分の詳しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明する。
【0041】
図2において、脱塩装置118からは水スプレー装置116へ水を供給し、高圧タービン21出口の抽気用の配管109へ水をスプレーしているが、脱塩装置116出口から分岐した配管260により水スプレー装置251へ水を供給し、水スプレー装置251から燃焼器尾筒冷却蒸気供給配管107へ水をスプレーして冷却用の蒸気の温度を調整する。
【0042】
従って、高圧加圧ポンプ27から抽気した水は、流量調整弁115を制御することにより水スプレー装置116,251の水量が同時に調整することができ、蒸気冷却動翼52と蒸気冷却燃焼器尾筒54の冷却用の蒸気温度を適正に制御することができる。
【0043】
本実施の第2形態においても、実施の第1形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。更に、水スプレー装置260を設けることにより、上記のように蒸気冷却燃焼器尾筒54の制御がよりきめ細かく制御することができる。
【0044】
図3は本発明の実施の第3形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施の第3形態においては、図1に示す実施の第1形態の構成において水スプレー装置116の水供給系統を排熱回収ボイラ9から独立させた構成であり、その他の構成、作用は図1に示す実施の第1形態と同じであるので、共通部分の詳しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明する。
【0045】
図3において、図1の構成では高圧加圧ポンプ27から水を抽気し流量調整弁115を介して脱塩装置118を介して水スプレー装置116に供給していたが、本発明の実施の第3形態では、その代わりに復水器25で復水した水の一部を給水ポンプ252で脱塩装置118へ導き、脱塩装置118から配管261により同じ位置の水スプレー装置116へ水を供給するようにしたもので、給水系を排熱回収ボイラ9からではなくタービンの復水器25から導く独立経路としたものである。
【0046】
本実施の第3形態においても、実施の第1形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。更に、水を復水器25から導くので配管途中で混入する不純物を少なくし、冷却蒸気の純度を向上させ、配管類の酸化防止がなされる。
【0047】
図4は本発明の実施の第4形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施の第4形態においては、図3に示す実施の第3形態の構成において、水スプレー装置116の水供給系統を排熱回収ボイラ9から独立させる構成は同じであるが、更にエコノマイザ253を通して温度調整を行った後、供給するようにしたものである。その他の構成、作用は図3に示す実施の第3形態と同じであるので、共通部分の詳しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明する。
【0048】
図4において、図1の構成では高圧加圧ポンプ27から水を抽気し、流量調整弁115を介して脱塩装置118を介して水スプレー装置116に供給していたが、本発明の実施の第4形態では、図3の例と同じく、その代わりに復水器25で復水した水の一部を給水ポンプ252で脱塩装置118へ導く。
本実施の第4形態では、更に脱塩装置118から配管262により排熱回収ボイラ9に水を導き、エコノマイザ253を通して温度を調整して上昇させ、同じ位置の水スプレー装置116へ水を供給するようにしたもので、給水系を排熱回収ボイラ9からではなくタービンの復水器25から導く独立経路としたものである。
【0049】
本実施の第4形態においても、実施の第3形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。又、水を復水器25から導くので配管途中で混入する不純物を少なくし、冷却蒸気の純度を向上させ、配管類の酸化防止がなされる。更に、水スプレー装置116の水供給系統を独立させると共に、エコノマイザ253で水温を上昇させたので、水スプレー時に蒸気と冷水との混合時の温度差を小さくして混合時の熱応力を抑制する。
【0050】
図5は本発明の実施の第5形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施の第5形態においては、図4に示す実施の第4形態の構成に燃焼器尾筒冷却ラインの水スプレー系統及びドレンセパレータを追加したものである。その他の構成、作用は図4に示す実施の第4形態と同じであるので、共通部分の詳しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明する。
【0051】
図5において、復水器25で復水した水の一部を給水ポンプ252で脱塩装置118へ導き、脱塩装置118から配管262により排熱回収ボイラ9に水を導き、エコノマイザ253を通して温度を調整して上昇させ、同じ位置の水スプレー装置116へ水を供給するようにし、給水系を排熱回収ボイラ9からではなくタービンの復水器25から導く独立経路としたものである。この構成は図4の実施の第4形態と同じである。
【0052】
本実施の第5形態においては、更に、水スプレー装置116の入口から水を配管263で分岐させ、水スプレー装置254により水を燃焼器尾筒冷却蒸気供給配管107にスプレーし、その後流側にドレンセパレータ114を設けて水分を完全に除去し、蒸気冷却燃焼器尾筒54へ供給するようにしたものである。
【0053】
本実施の第5形態においても、実施の第4形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。又、水を復水器25から導くので不純物を少なくし、配管類の酸化を防止し、又、水スプレー装置116の水供給系統を独立させると共に、エコノマイザ253で水温を上昇させたので、水スプレー時に蒸気と冷水との混合時の温度差を小さくして混合時の熱応力を抑制する。更に、尾筒の冷却も水スプレー装置254により温度が調整されて蒸気温度を低下させることができ、又、その蒸気のドレンセパレータ114で水分が除去されるので、尾筒の冷却効果が一層向上する。
【0054】
図6は本発明の実施の第6形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施の第6形態においては、図5に示す実施の第5形態の構成に蒸気冷却静翼冷却系統にも水スプレー装置とドレンセパレータとを追加した構成であり、その他の構成、作用は図5に示す実施の第5形態と同じであるので、共通部分の詳しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明する。
【0055】
図6において、復水器25で復水した水の一部を給水ポンプ252で脱塩装置118へ導き、脱塩装置118から配管262により排熱回収ボイラ9に導かれ、エコノマイザ253を通して温度を調整して上昇させ、同じ位置の水スプレー装置116へ水を供給するようにし、給水系を排熱回収ボイラ9からではなくタービンの復水器25から導く独立系路を構成する。更に、水スプレー装置116の入口から水を配管263で分岐させ、水スプレー装置254により水を燃焼器尾筒冷却蒸気供給配管107にスプレーし、その後流側にドレンセパレータ114を設けて水分を完全に除去し、蒸気冷却燃焼器尾筒へ供給するように構成する。
【0056】
上記の構成は、図5に示す実施の第5形態と同じであり、本実施の第6形態では、更に静翼冷却蒸気供給配管105に配管264で配管263からの水を分岐して水スプレー装置255でスプレーし、ドレンセパレータ114を更に追加してドレンセパレータ114で水分を除去して静翼に供給し、冷却するようにしたものである。
【0057】
本実施の第6形態においても、実施の第5形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。又、復水器25から水を導くので不純物を少なくし、配管類の酸化を防止し、又、水スプレー装置116の水供給系統を独立させると共に、エコノマイザ253で水温を上昇させたので、水スプレー時に蒸気と冷水との混合時の温度差を小さくして混合時の熱応力を抑制する。
【0058】
更に、尾筒の冷却も水スプレー装置254により温度が調整されて蒸気温度を低下させることができ、又、その蒸気のドレンセパレータ114で水分が除去されるので、尾筒の冷却効果が一層向上する。更に、この効果に加えて、静翼の冷却用蒸気の配管264から水を水スプレー装置255でスプレーすると共に、ドレンセパレータ114で水分を除去するので、冷却用蒸気の温度を低下させ、静翼の冷却効果が高まるものである。
【0059】
図7は本発明の実施の第7形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。本実施の第7形態においては、図6に示す実施の第6形態の構成において、3ヶ所の各ドレンセパレータ114の後流側へフィルタを設けたもので、その他の構成、作用は図6に示す実施の第6形態と同じであるので、共通部分の詳しい説明は省略し、特徴部分を中心に説明する。
【0060】
図7において、復水器25で復水した水の一部を給水ポンプ252で脱塩装置118へ導き、脱塩装置118から配管262により排熱回収ボイラ9に水を導き、エコノマイザ253を通して温度を調整して上昇させ、同じ位置の水スプレー装置116へ水を供給するようにし、給水系を排熱回収ボイラ9からではなくタービンの復水器25から導く独立系路を構成する。水スプレー装置116で水がスプレーされた蒸気はドレンセパレータ114で水分が除去され、後述するようにフィルタ256を通って蒸気冷却動翼52へ供給される。
【0061】
また、水スプレー装置116の入口から水を配管263で分岐させ、水スプレー装置254により水を燃焼器尾筒冷却蒸気供給配管107にスプレーし、その後流側にドレンセパレータ114を設けて水分を完全に除去し、更に、後述するようにフィルタ257を設け、蒸気冷却燃焼器尾筒へ供給するように構成する。
【0062】
また、静翼冷却蒸気供給配管105に配管264で配管263からの水を分岐して水スプレー装置255でスプレーし、ドレンセパレータ114を更に追加してドレンセパレータ114で水分を除去し、その後流側には後述するようにフィルタ258を設け、フィルタ258からの水を静翼に供給し、冷却するようにしたものである。
【0063】
上記に述べた構成、作用は、フィルタ256,258を除いて図6に示す実施の第6形態と同じである。本実施の第7形態においては、水がスプレーされた蒸気は3ヶ所のドレンセパレータ114でドレンが除去され、冷却蒸気の流れる配管が詰まるような大きさの不純物の侵入を防止するもので、そのフィルタのメッシュは50μ〜1000μ程度のフィルタとする。
【0064】
本実施の第7形態においても、実施の第6形態と同様に、より迅速な動翼供給冷却蒸気温度の低減及び動翼冷却蒸気量の低減を可能とする。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。又、復水器25から水を導くので不純物も少なくなり、又、水スプレー装置116の水供給系統を独立させると共に、エコノマイザ253で水温を上昇させたので、水スプレー時に蒸気と冷水との混合時の温度差を小さくして混合時の熱応力を抑制する。
【0065】
また、尾筒の冷却も水スプレー装置254により温度が調整されて蒸気温度を低下させることができ、又、その蒸気のドレンセパレータ114で水分が除去されるので、尾筒の冷却効果が一層向上する。更に、この効果に加えて、静翼の冷却用蒸気に配管264から水を水スプレー装置255でスプレーすると共に、ドレンセパレータ114で水分を除去するので、冷却用蒸気の温度を低下させ、静翼の冷却効果が高まるものである。
【0066】
更に、フィルタ256,257,258をドレンセパレータ114の後流側へ設けたことにより、蒸気中の不純物が除去されるので、配管が詰まるような不具合がなくなり、冷却の信頼性が著しく向上するものである。
【0067】
図8は本発明の実施の第8形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。図1に示す実施の第1形態では、蒸気冷却静翼53と燃焼器尾筒54を冷却して蒸気を中圧タービン22へ戻していたものを、本実施の第8形態ではリヒータ20へ供給するようにしたものである。従って、蒸気冷却動翼52、静翼53及び尾筒54の冷却後の蒸気は3者が混合してリヒータ20へ供給する構成である。その他の構成は図1に示す実施の第1形態と同じであるので、説明は省略する。
【0068】
リヒータ20へ供給される蒸気も最終的には中圧タービン22に導かれ、従って、中圧タービン22に入る前に必ず混合される。リヒータ20の圧損低減を考えると、低圧蒸気のみをリヒータ20を通すのが良いが、本実施の第8形態のように、動翼、静翼、燃焼器をリヒータ20、中圧タービン22の配置を考慮して、先に混合して温度を均一化し、リヒータ20から中圧タービン22に導入すると、高温配管部を減少したり、配管中での温度不均一、等のトラブルを防止することができる。
【0069】
図9は本発明の実施の第9形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。図1に示す実施の第1形態では蒸気冷却動翼52を冷却した蒸気は流量調整弁154を介してリヒータ20へ供給していたが、本発明の実施の第9形態では動翼冷却ごの蒸気は三方弁260を介して中圧タービン22か、又はリヒータ20のいずれかに供給できる構成としたものである。その他の構成は図1に示す実施の第1形態と同じである。本実施の第9形態においても、三方弁260を制御することにより蒸気冷却動翼52、静翼53、燃焼器54の冷却後の3者を混合して中圧タービン22へ供給することができ、上記実施の第8形態とどうようの効果が得られる。
【0070】
なお、図2〜図7に示す系統においても、図8及び図9に示した動翼、静翼、燃焼器尾筒の冷却後の3者の蒸気をリヒータ20へ供給する構成が同様に適用されることはもちろんである。
【0071】
【発明の効果】
本発明のコンバインドサイクルガスタービンは、(1)蒸気タービン、復水器、グランド蒸気復水器、ガスタービン、蒸気冷却系統、排熱回収ボイラからなり、蒸気冷却系統は動翼冷却系統、静翼冷却系統、燃焼器冷却系統から構成される。
【0072】
このような構成により、水スプレー量制御バルブにて水スプレー量を制御し、迅速な動翼供給冷却蒸気温度のコントロールが可能とし、蒸気温度の低下、蒸気流量の低減が可能となる。又、通常超臨界圧プラントや原子力プラントの復水器内の溶融金属の除去に設置する脱塩装置を使用し、不純物の除去を行うことができる。又、グランド蒸気復水器を設けたので、グランド蒸気の復水も可能となり効率的なシステムが構築される。よって冷却後の蒸気温度をより少ない冷却蒸気量変化でコントロールすることが可能となり、冷却蒸気量の余裕を確保すること、冷却翼、ロータ、配管の信頼性確保と長寿命化が可能となる。
【0073】
本発明の(2)では、上記(1)の発明の構成に加え、燃焼器冷却系統に水スプレー装置により脱塩装置の水がスプレーされるので、上記(1)の発明の効果に加え、更に燃焼器冷却系統の蒸気温度を低く設定でき、冷却効率が一層向上する。
【0074】
本発明の(3)では、静翼冷却系統と燃焼器冷却系統の構成、作用効果は上記(1)の発明と同じであるが、動翼冷却系統への水スプレーは、復水器からの水を一部分岐し、脱塩装置を通して水スプレー装置によりなされるので、スプレーする水は排熱回収ボイラから独立した系統となる。これにより、供給される水は排熱回収ボイラの上流側より供給され、冷却蒸気に混入する不純物の量を少なくし冷却蒸気の純度を向上させ、配管類の酸化防止の能力が向上する。上記の効果に加え、上記(1)の発明と同様に、通常超臨界圧プラントや原子力プラントの復水器内の溶融金属の除去に設置する脱塩装置を使用し、不純物の除去を行うことができる。又、グランド蒸気復水器を設けたので、グランド蒸気の復水も可能となり効率的なシステムが構築される。
【0075】
本発明の(4)では、上記(3)の発明の水スプレー装置への水の供給系路は、水スプレー装置に供給する前に排熱回収ボイラに入り、エコノマイザで温度が上昇し、その後、動翼冷却系統へスプレーされるので、上記(3)の発明の効果に加えて、水混入時の蒸気との温度差を小さくして配管の熱応力による影響を少なくすることができる。
【0076】
本発明の(5)では、上記(4)の発明の構成に燃焼器冷却系統にも水スプレー装置により脱塩装置からの水を一部分岐してスプレーする系路を追加したので、上記(4)の発明の効果に加えて、燃焼器冷却系統へ供給される蒸気の温度をより低く設定でき、燃焼器の冷却がより効果的になされる。
【0077】
本発明の(6)では、上記(5)の発明の構成に、更に静翼冷却系統にも水スプレー装置により脱塩装置からの水を一部分岐してスプレーする系路を追加したので、上記(6)の発明の効果に加えて、静翼冷却系統へ供給される蒸気の温度をより低く設定でき、静翼の冷却もより効果的になされる。
【0078】
本発明の(7)では、動翼、静翼、燃焼器の各冷却系統の水スプレー後にドレンセパレータを設けるので、水分が除去され、上記(3)〜(6)の発明の冷却効果がより効果的になされる。
【0079】
本発明の(8)では、上記(6)の発明の構成において、動翼、静翼、燃焼器の各冷却系統のドレンセパレータの後流側には、それぞれフィルタを設け、水スプレー装置からスプレーされる水分中に含まれる不純物を蒸気中から除去するので、上記(6)の発明の効果に加えて、各冷却系統に供給する冷却蒸気中のスケール、等の不純物により系路が詰まる、等の不具合を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。
【図3】本発明の実施の第3形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。
【図4】本発明の実施の第4形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。
【図5】本発明の実施の第5形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。
【図6】本発明の実施の第6形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。
【図7】本発明の実施の第7形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。
【図8】本発明の実施の第8形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。
【図9】本発明の実施の第9形態に係るコンバインドサイクルガスタービンの系統図である。
【図10】従来のコンバインドサイクルの系統図である。
【符号の説明】
1 発電機
2 圧縮機
3 燃焼器
4 翼冷却空気冷却器
6 タービン
8 ガスタービン
9 排熱回収ボイラ
10 給水加熱器
11 低圧エバポレータ
12 中圧エコノマイザ
13 高圧第1エコノマイザ
14 中圧エバポレータ
15 低圧スーパーヒータ
16 中圧スーパーヒータ
17 高圧第2エコノマイザ
18 高圧エバポレータ
19 高圧スーパーヒータ
20 リヒータ
21 高圧タービン
22 中圧タービン
23 低圧タービン
24 発電機
25 復水器
26,252 給水ポンプ
27 高圧加圧ポンプ
28 中圧加圧ポンプ
29 蒸気タービン
52 蒸気冷却動翼
53 蒸気冷却静翼
54 蒸気冷却燃焼器尾筒
103 動翼冷却蒸気供給配管
104 動翼冷却蒸気回収配管
105 静翼冷却蒸気供給配管
106 静翼冷却蒸気回収配管
107 燃焼器尾筒冷却蒸気供給配管
108 燃焼器尾筒冷却蒸気回収配管
114 ドレンセパレータ
115 流量調整弁
116 水スプレー装置
118 脱塩装置
153〜156 流量調整弁
250 グランド蒸気復水器
251,254,255 水スプレー装置
253 エコノマイザ
256,257,258 フィルタ
260 三方弁

Claims (8)

  1. 高圧タービン、中圧タービン及び低圧タービンからなる蒸気タービンと;同蒸気タービンの低圧タービンからの排気を復水する復水器と;同復水器と接続するグランド蒸気復水器と;空気を圧縮する圧縮機、同圧縮機からの空気と共に燃料を燃焼させる燃焼器及び同燃焼器からの高温燃焼ガスを膨張させ発電機を駆動するタービンを有するガスタービンと;前記燃焼器とタービンの翼とを冷却する蒸気冷却系統と;前記ガスタービンの排気を導き前記復水器からの復水を給水加熱器、中圧スーパーヒータ、リヒータ、等を介して加熱し蒸気を発生させて前記高圧、中圧、及び低圧タービンにそれぞれ蒸気を供給する排熱回収ボイラとを備え;前記蒸気冷却系統は、前記給水加熱器からの高圧水を導く水スプレー量制御バルブ、同制御バルブに接続される脱塩装置及び同脱塩装置に接続され前記高圧タービン出口から動翼へ冷却蒸気を導く系路へ水をスプレーする水スプレー装置からなる動翼冷却系統と;前記高圧タービン出口からの蒸気の一部を静翼に導く静翼冷却系統と;前記中圧スーパーヒータから蒸気を導き前記燃焼器の尾筒を冷却する燃焼器冷却系統とから構成され;前記動翼冷却系統からの蒸気は前記リヒータへ、前記静翼冷却系統及び燃焼器冷却系統からの蒸気は前記中圧タービン入口へ、それぞれ流入させることを特徴とするコンバインドサイクルガスタービン。
  2. 前記燃焼器冷却系統には前記脱塩装置出口からの水を一部分岐し水スプレー装置により水がスプレーされることを特徴とする請求項1記載のコンバインドサイクルガスタービン。
  3. 高圧タービン、中圧タービン及び低圧タービンからなる蒸気タービンと;同蒸気タービンの低圧タービンからの排気を復水する復水器と;同復水器と接続するグランド蒸気復水器と;空気を圧縮する圧縮機、同圧縮機からの空気と共に燃料を燃焼させる燃焼器及び同燃焼器からの高温燃焼ガスを膨張させ発電機を駆動するタービンを有するガスタービンと;前記燃焼器とタービンの翼とを冷却する蒸気冷却系統と;前記ガスタービンの排気を導き前記復水器からの復水を給水加熱器、中圧スーパーヒータ、リヒータ、等を介して加熱し蒸気を発生させて前記高圧、中圧、及び低圧タービンにそれぞれ蒸気を供給する排熱回収ボイラとを備え;前記蒸気冷却系統は、前記復水器からの系統に分岐して接続される脱塩装置及び同脱塩装置に接続され前記高圧タービン出口から動翼へ冷却蒸気を導く系路へ水をスプレーする水スプレー装置からなる動翼冷却系統と;前記高圧タービン出口からの蒸気の一部を静翼に導く静翼冷却系統と;前記中圧スーパーヒータから蒸気を導き前記燃焼器の尾筒を冷却する燃焼器冷却系統とから構成され;前記動翼冷却系統からの蒸気は前記リヒータへ、前記静翼冷却系統及び燃焼器冷却系統からの蒸気は前記中圧タービン入口へ、それぞれ流入させることを特徴とするコンバインドサイクルガスタービン。
  4. 前記脱塩装置出口の水は前記排熱回収ボイラ内に設けられたエコノマイザで温度を上昇させ前記水スプレー装置へ供給されることを特徴とする請求項3記載のコンバインドサイクルガスタービン。
  5. 前記燃焼器冷却系統には、前記脱塩装置からの水を一部分岐し水スプレー装置で水がスプレーされることを特徴とする請求項4記載のコンバインドサイクルガスタービン。
  6. 前記静翼冷却系統には、前記脱塩装置からの水を一部分岐して水スプレー装置で水がスプレーされることを特徴とする請求項5記載のコンバインドサイクルガスタービン。
  7. 前記動翼冷却系統、静翼冷却系統及び燃焼器冷却系統の水スプレー後にドレンセパレータを設けたことを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のコンバインドサイクルガスタービン。
  8. 前記動翼冷却系統、静翼冷却系統及び燃焼器冷却系統に設けられた各々のドレンセパレータの後流側にはフィルタがそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項6記載のコンバインドサイクルガスタービン。
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