JPH1193693A - コンバインドサイクル発電プラントの運転方法およびコンバインドサイクル発電プラント - Google Patents

コンバインドサイクル発電プラントの運転方法およびコンバインドサイクル発電プラント

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JPH1193693A
JPH1193693A JP25378897A JP25378897A JPH1193693A JP H1193693 A JPH1193693 A JP H1193693A JP 25378897 A JP25378897 A JP 25378897A JP 25378897 A JP25378897 A JP 25378897A JP H1193693 A JPH1193693 A JP H1193693A
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孝幸 長嶋
Akira Nemoto
晃 根本
Takashi Sasaki
隆 佐々木
Tetsuzo Sakamoto
鉄三 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】起動運転時や停止運転時、ドレンを適切に処理
してウォーミング蒸気および冷却蒸気のドレンの発生を
抑制し、かつガスタービン高温部に発生する圧縮応力や
引張応力を低く抑えるコンバインドサイクル発電プラン
トの運転方法およびコンバインドサイクル発電プラント
を提供する。 【解決手段】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの運転方法およびコンバインドサイクル発電プラ
ントは、ガスタービン42の高温部71を真空状態に維
持させてから、順次、パージ運転、ウォーミング運転、
蒸気冷却運転、蒸気冷却停止運転をさせたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンプラ
ントの高温部に、冷却媒体として蒸気を用いて冷却する
コンバインドサイクル発電プラントの運転方法およびコ
ンバインドサイクル発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のコンバインドサイクルでは、高出
力化・高熱効率化の開発が進められており、これに伴っ
てガスタービン入口の燃焼ガス温度も従来の1300℃
から1500℃以上に上昇させる高温化が計画されてい
る。
【0003】ガスタービン入口の燃焼ガス温度を高温化
させる場合、従来のように、ガスタービンプラントの高
温部、例えばガスタービン翼等に、例えば高クロム鋼材
を使用し、空気圧縮機の圧縮空気の一部を冷却用として
ガスタービンプラントの高温部に供給していたのでは、
その強度保証上、限界になりつつある。このため、ガス
タービンプラントの高温部に供給する冷却媒体として、
従来の圧縮空気の代替として新たな冷却媒体の模索が開
始され、その一つに蒸気が選定され、蒸気冷却のコンバ
インドサイクル発電プラントとして、例えば特開平5−
163960号公報、特開平6−93879号公報が既
に公表されている。
【0004】蒸気は、圧縮空気に較べ比熱が高く、ガス
タービンプラントの高温化に伴うその高温部、例えばガ
スタービン静翼・動翼等の熱吸収に適している。しか
し、ガスタービン静翼・動翼等は、その翼内部が複雑に
入り組んだサーペンタイン状の狭い通路になっているた
め、ここを通過する蒸気に不純物、例えばシリカ等が混
入していると、目詰り等の発生により偏った冷却が行な
われ、冷却不均一に伴う熱ひずみにより翼を破損させる
おそれがある。このため、冷却用蒸気は、清浄度の高い
ものが求められている。
【0005】また、ガスタービンプラントの高温部に冷
却用蒸気を供給する場合、適正温度の蒸気を供給できる
蒸気供給源を選定しておかないと、ガスタービンプラン
トの高温部は、ガスタービン駆動ガス(主流ガス)の温
度差との関係から過度な熱応力を発生し、破損するおそ
れがある。このため、ガスタービンプラントの高温部
は、適正温度の冷却用蒸気を供給できる蒸気供給源の確
保を必要としている。
【0006】一方、ガスタービンプラントの高温化に伴
って排熱回収ボイラから蒸気タービンプラントに供給す
る蒸気も高温化するが、この場合、蒸気温度が高過ぎる
と、蒸気タービンプラントは、過度な熱応力が発生し、
その材力強度の維持が難しくなる。このため、蒸気ター
ビンプラントは、適正温度の蒸気を供給できる蒸気供給
源の確保を必要としている。
【0007】このように、コンバインドサイクル発電プ
ラントでは、冷却用蒸気の清浄度といい、適正温度の蒸
気供給といい、ガスタービンプラントおよび蒸気タービ
ンプラントにとって必要不可欠な技術事項を考察して排
熱回収ボイラの中圧過熱器を蒸気供給源に設定してお
り、その例示として図9に示すものが既に提案されてい
る。
【0008】このコンバインドサイクル発電プラント
は、ガスタービンプラント1と蒸気タービンプラント2
とを共通の回転軸3で結合させるとともに、排熱回収ボ
イラ4を別置き配置としている。
【0009】ガスタービンプラント1は、発電機5、空
気圧縮機6、燃焼器7、ガスタービン8を備え、空気圧
縮機6で吸い込んだ大気ARを高圧の圧縮空気にして燃
焼器7に案内し、ここで燃料を加えて燃焼ガスを生成
し、その燃焼ガスをガスタービン8で膨張させ、その動
力により発電機5を駆動させるようになっている。
【0010】蒸気タービンプラント2は、高圧タービン
9、中圧タービン10、低圧タービン11、復水器12
をそれぞれ備え、高圧タービン9で膨張後のタービン排
気を排熱回収ボイラ4の再熱器13に案内して加熱さ
せ、再熱蒸気として中圧タービン10に案内して膨張さ
せ、そのタービン排気を低圧タービン11で再び膨張さ
せた後、復水器12で復水に凝縮させ、給水としてポン
プ13aを介して排熱回収ボイラ4に供給するようにな
っている。
【0011】一方、排熱回収ボイラ4は、ガスタービン
プラント1の排ガスGの流れに沿ってその上流側から下
流側に向って順に、第3高圧過熱器14、再熱器13、
第2高圧過熱器15、第1高圧過熱器16、高圧ドラム
17を備えた高圧蒸発器18、中圧過熱器19、高圧節
炭器20、低圧過熱器21、中圧ドラム22を備えた中
圧蒸発器23、中圧節炭器24、低圧ドラム25を備え
た低圧蒸発器26、低圧節炭器27をそれぞれ収容し、
各熱交換器と排ガスGとの熱交換により蒸気を発生させ
るようになっている。
【0012】すなわち、排熱回収ボイラ4は、蒸気ター
ビンプラント2の復水器12からポンプ13を介して供
給される給水を低圧節炭器27で予熱させて低圧ドラム
25に案内し、ここでドラム水の密度差を利用して低圧
蒸発器26に循環させて蒸気を生成し、その蒸気を低圧
過熱器21を介して低圧タービン11に供給するように
なっている。
【0013】また、低圧節炭器27は、その出口側で分
流させた飽和水の一部を低圧ポンプ28、中圧節炭器2
4を介して低圧ドラム22に案内し、ここでもドラム水
の密度差を利用して低圧蒸発器23に循環させて蒸気を
生成し、その蒸気を中圧過熱器19を介してガスタービ
ンプラント1に供給し、ガスタービン8の高温部を冷却
するようになっている。
【0014】また、低圧節炭器27は、その残りの飽和
水を高圧ポンプ29、高圧節炭器20を介して高圧ドラ
ム17に案内し、高圧蒸発器18で循環させて蒸気を生
成し、その蒸気を第1高圧過熱器16に案内するように
なっている。
【0015】一方、第1高圧過熱器16は、蒸気を第2
高圧過熱器15に案内する蒸気管30と、バイパス弁3
1を介装したバイパス管32をそれぞれ備えており、第
2高圧過熱器15で発生した過熱蒸気にバイパス管32
の蒸気を合流させ、適正温度に下げてから第3高圧過熱
器14を介して蒸気タービンプラント2の高圧タービン
9に供給するようになっている。
【0016】このように、既に提案されているコンバイ
ンドサイクル発電プラントでは、排熱回収ボイラ4から
高圧タービン9に蒸気を供給する際、その蒸気供給源を
第1高圧過熱器16に設定し、ここから発生する蒸気を
第2高圧過熱器15を介して過熱蒸気にするとき、バイ
パス管32を介してその蒸気温度を下げ、第3高圧過熱
器14から主蒸気管33を介して高圧タービン9に適温
の過熱蒸気、例えば540℃として供給している。
【0017】また、ガスタービン8の高温部に冷却蒸気
を供給する場合、排熱ボイラ4は、中圧過熱器19で生
成した飽和蒸気と高圧タービン9のタービン排気とを合
流させ、その合流蒸気をガスタービン8に供給し、ガス
タービン入口のガスタービン駆動ガスの高温化に伴うガ
スタービン部材の強度維持を図っている。なお、ガスタ
ービン8の高温部を冷却した蒸気は、再熱器13の再熱
蒸気とともに再熱蒸気管34を介して中圧タービン10
に供給される。
【0018】このように、図9に示したコンバインドサ
イクル発電プラントでは、ガスタービン8の高温部を冷
却するにあたり、高圧タービン9のタービン排気に、中
圧加熱器19の過熱蒸気を合流させ、その合流蒸気を適
温にしてガスタービン8の高温部に供給し、ガスタービ
ンプラント1の高温化に対処させていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、既に提案さ
れているコンバインドサイクル発電プラントには、ガス
タービン8の高温部を冷却する場合、幾つかの問題点が
含まれている。
【0020】図9で示したコンバインドサイクル発電プ
ラントは、起動運転中、まず空気圧縮機6の高圧空気を
ガスタービン8の高温部に供給し、その高温部に残留す
るドレンを大気にパージする、いわゆるパージ運転を行
い、ドレンを器外にパージ後、その高温部に冷却蒸気を
供給する冷却蒸気供給運転に切り替えているが、その高
温部の構造が複雑になっているため、ドレンを器外にブ
ローできず、パージ運転に長時間を要し、直ぐさま負荷
併入ができない問題点があった。特に、ガスタービン8
の高温部のうち、タービン静翼やタービン動翼等は、そ
の翼内通路がサーペンタイン状に形成されているため、
サーペンタイン状のコーナ部にドレンが残り、そのドレ
ンを取り除くことが難しい。ドレンを取り除くことがで
きないまま、蒸気冷却運転に入ると、ガスタービン8の
高温部は、ドレンと蒸気との温度差の相違から局所的に
熱応力、熱変形が発生し、これに伴って軸振動、翼損傷
を発生させるおそれがある。
【0021】また、ドレン運転中、冷却蒸気供給管のコ
ーナ部などが冷態になっていると、冷却蒸気を供給する
際、その部分からドレンが発生し、そのドレンがガスタ
ービン8の高温部に入るとき、熱衝撃の要因になるおそ
れがある。
【0022】一般に、ガスタービン8の高温部は、起動
・停止運転時に発生する圧縮応力および引張応力の繰り
返しによる材料の疲労の大小によってその寿命が支配さ
れる。材料の疲労は、最大圧縮応力と最大引張応力との
差、言い換えれば応力振幅値に依存し、応力振幅値が小
さいほどその寿命が長くなる。
【0023】最近のコンバインドサイクル発電プラント
は、高出力化、高プラント熱効率化のためにガスタービ
ンプラントの高温化を目指しており、その高温化に伴う
上述応力振幅の増加や上述ドレンの処理等幾つかの問題
点を抱えていた。
【0024】本発明は、このような問題点を対処するも
ので、起動運転時や停止運転時におけるドレンを適切に
処理することによりドレンの発生を抑制し、かつガスタ
ービンの高温部に発生する圧縮応力や引張応力を低く抑
えて安定運転を行わせるコンバインドサイクル発電プラ
ントの運転方法およびコンバインドサイクル発電プラン
トを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンバイン
ドサイクル発電プラントの運転方法は、上記の目的を達
成するために、請求項1に記載したように、ガスタービ
ンプラントに、蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボ
イラを組み合せ、上記ガスタービンプラントの高温部に
順次、パージ運転、ウォーミング運転、蒸気冷却運転、
停止運転を行わせるコンバインドサイクル発電プラント
の運転方法において、上記ガスタービンプラントの高温
部を真空状態に維持させた後、パージ運転、ウォーミン
グ運転、蒸気冷却運転、停止運転を順次行わせる方法で
ある。
【0026】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの運転方法は、上記の目的を達成するために、請
求項2に記載したように、ウォーミング運転は、補助ボ
イラからの蒸気で、ガスタービンプラントの高温部をウ
ォーミングさせる一方、ガスタービン駆動ガスによりガ
スタービンプラントの高温部のメタルを加熱させ、その
加熱温度の飽和圧力が上記ウォーミング蒸気圧力よりも
高くなったとき、上記ガスタービンプラントの高温部の
出口から復水器に接続する冷却蒸気回収系に設けた調整
弁の弁開度を絞り、上記ウォーミング蒸気圧力を下げる
方法である。
【0027】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの運転方法は、上記の目的を達成するために、請
求項3に記載したように、蒸気冷却運転は、補助ボイラ
からの蒸気でガスタービンプラントの高温分を冷却させ
る一方、排熱回収ボイラから発生した蒸気で蒸気タービ
ンプラントに通気運転を行わせた後、上記排熱回収ボイ
ラの第1高圧過熱器から発生した蒸気に、上記補助ボイ
ラからの蒸気を合流させて上記ガスタービンプラントの
高温部を冷却させ、その後、上記蒸気タービンプラント
の高圧タービンからのタービン排気に、上記排熱回収ボ
イラの中圧過熱器からの蒸気を合流させて上記ガスター
ビンプラントの高温部を冷却させる方法である。
【0028】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの運転方法は、上記の目的を達成するために、請
求項4に記載したように、蒸気冷却運転は、冷却蒸気
に、ガスタービンプラントの空気圧縮機からの高圧空気
を混入させ、上記冷却蒸気の凝縮熱伝達係数を高める方
法である。
【0029】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの運転方法は、上記の目的を達成するために、請
求項5に記載したように、蒸気冷却運転は、冷却蒸気
に、高圧ガスを混入させ、上記冷却蒸気の凝縮熱伝達係
数を高める方法である。
【0030】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの運転方法は、上記の目的を達成するために、請
求項6に記載したように、高圧ガスは、不活性ガスであ
ることを特徴とする方法である。
【0031】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの運転方法は、上記の目的を達成するために、請
求項7に記載したように、ガスタービンプラントに、蒸
気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合せ、
上記ガスタービンプラントの高温部に順次、パージ運
転、ウォーミング運転、蒸気冷却運転、停止運転を行わ
せるコンバインドサイクル発電プラントの運転方法にお
いて、起動時、ガスタービン駆動ガスにより上記ガスタ
ービンプラントの高温部のメタルに発生する圧縮応力に
対し、上記ガスタービンプラントの高温部に供給される
冷却蒸気の圧力上昇率を調整し、その調整された圧力上
昇率の冷却蒸気により上記ガスタービンプラントの高温
部の内部から引張応力を発生せしめ、この引張応力によ
り上記圧縮応力を抑制する方法である。
【0032】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの運転方法は、上記の目的を達成するために、請
求項8に記載したように、ガスタービンプラントに、蒸
気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合せ、
上記ガスタービンプラントの高温部に順次、パージ運
転、ウォーミング運転、蒸気冷却運転、停止運転を行わ
せるコンバインドサイクル発電プラントの運転方法にお
いて、停止時、ガスタービン駆動ガスにより上記ガスタ
ービンプラントの高温部のメタルに発生する引張応力に
対し、上記ガスタービンプラントの高温部に供給される
冷却蒸気の圧力減少率を調整し、その調整された圧力減
少率の冷却蒸気により上記ガスタービンプラントの高温
部の内部から圧縮応力を発生せしめ、この圧縮応力によ
り上記引張応力を抑制する方法である。
【0033】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントは、上記の目的を達成するために、請求項9に記
載したように、ガスタービンプラントに、蒸気タービン
プラントおよび排熱回収ボイラを組み合せたコンバイン
ドサイクル発電プラントにおいて、上記ガスタービンプ
ラントの高温部に、ウォーミング用と冷却用とを兼用さ
せて蒸気を供給する冷却蒸気供給系と、蒸気ガスタービ
ンプラントの高温部をウォーミングさせ、あるいは冷却
させた蒸気を上記蒸気タービンプラントの復水器に回収
させる冷却蒸気回収系と、上記冷却蒸気供給系に接続さ
せた補助ボイラと、上記冷却蒸気供給系に上記排熱回収
ボイラの第1高圧過熱器に接続させたバイパス系と、上
記冷却蒸気供給系に上記蒸気タービンプラントの高圧タ
ービンを接続させた低温再熱蒸気系と、上記冷却蒸気供
給系に上記排熱回収ボイラの中圧過熱器を接続させた中
圧蒸気系とを備えたものである。
【0034】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントは、上記の目的を達成するために、請求項10に
記載したように、冷却蒸気供給系は、ガスタービンプラ
ントの空気圧縮機および高圧ガス設備の少なくとも一方
を接続させたものである。
【0035】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントは、上記の目的を達成するために、請求項11に
記載したように、冷却蒸気回収系は、調整弁を備え、ガ
スタービンプラントの高温部を通るウォーミング蒸気あ
るいは冷却蒸気の圧力を調整するものである。
【0036】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントは、上記の目的を達成するために、請求項12に
記載したように、冷却蒸気回収系の調整弁は、ガスター
ビンプラントのガスタービン駆動ガスの温度およびガス
タービンプラントの高温部のメタル温度に基づいて上記
調整弁の弁開度を演算する演算処理部を備えたものであ
る。
【0037】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントは、上記の目的を達成するために、請求項13に
記載したように、演算処理部は、起動および停止の運転
スケジュールのプログラムを組み込んだ計算部と、この
計算部の演算信号によりガスタービンプラントの高温部
に発生する応力を算出する応力算出部と、この応力算出
部の演算信号により弁開度を決定する関数器とを備えた
ものである。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンバインド
サイクル発電プラントの運転方法およびコンバインドサ
イクル発電プラントの実施の形態を図面およびその図中
に付した符号を引用して説明する。なお、本発明に係る
コンバインドサイクル発電プラントの運転方法の説明に
先立ち、その構成について説明する。
【0039】図1は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの実施形態を示す概略系統図である。
【0040】本実施形態に係るコンバインドサイクル発
電プラントは、ガスタービンプラント35に回転軸36
を介して蒸気タービンプラント37に結合させるととも
に、ガスタービンプラント35に冷却蒸気を供給する一
方、蒸気タービンプラント37にタービン駆動用蒸気を
供給する排熱回収ボイラ38を別置きに設置する構成に
なっている。
【0041】ガスタービンプラント35は、発電機3
9、空気圧縮機40、燃焼器41、ガスタービン42を
備え、空気圧縮機40で吸い込んだ大気ARを高圧の圧
縮空気にして燃焼器41に案内し、ここで燃料を加えて
燃焼ガスを生成し、その燃焼ガスをガスタービン42で
膨張させ、その動力により発電機39を駆動するように
なっている。
【0042】蒸気タービンプラント37は、高圧タービ
ン43、中圧タービン44、低圧タービン45、復水器
46をそれぞれ備え、高圧タービン43で、膨張後のタ
ービン排気を排熱回収ボイラ38の再熱器47に案内し
て加熱させ、再熱蒸気として中圧タービン44に案内し
て膨張させ、そのタービン排気を低圧タービン45で再
び膨張させた後、復水器46で復水に凝縮させ、給水と
してポンプ48を介して排熱ボイラ38に供給するよう
になっている。
【0043】一方、排熱回収ボイラ38は、ガスタービ
ンプラント35の排ガスGの流れに沿ってその上流側か
ら下流側に向って順に、第3高圧過熱器49、再熱器4
7、第2高圧過熱器50、第1高圧過熱器51、高圧ド
ラム52を備えた高圧蒸発器53、中圧過熱器54、高
圧節炭器55、低圧過熱器56、中圧ドラム67を備え
た中圧蒸発器58、中圧節炭器59、低圧ドラム60を
備えた低圧蒸発器61、低圧節炭器62をそれぞれ収容
し、各熱交換器と排ガスGとの熱交換により蒸気を発生
させるようになっている。なお、符号63は、低圧節炭
器62の飽和水の一部を中圧節炭器59に供給する低圧
ポンプであり、また符号64は、その飽和水の一部を高
圧節炭器55に供給する高圧ポンプである。
【0044】また、第1高圧過熱器51は、その出口側
から第2高圧過熱器50の入口に接続させた過熱蒸気系
65と、その出口側から調整弁66を備えて第2高圧過
熱器50の出口に接続させた第1バイパス系67と、そ
の出口側から調整弁68を備えて第3高圧過熱器49の
調整弁69の出口側に接続させた第2バイパス系70を
備えている。この第2バイパス系70は、第1高圧過熱
器51から発生した蒸気に、第3高圧過熱器49から発
生した蒸気を合流させ、その合流蒸気を冷却蒸気として
ガスタービン42の高温部71、例えばガスタービン静
翼、ガスタービン動翼等に供給する冷却蒸気供給系72
に接続している。
【0045】冷却蒸気供給系72は、ガスタービンプラ
ント35の高温化に伴ってガスタービン42の高温部7
1の材力強度を維持するために設けたもので、上述の第
2バイパス系70からの蒸気のほかに、高圧タービン4
3の低温再熱蒸気系73からの蒸気に、中圧過熱器54
の中圧蒸気系74からの蒸気を合流させ、その合流蒸気
をガスタービン42の高温部71に冷却用として供給で
きるようになっている。
【0046】また、冷却蒸気供給系72は、上述の第2
バイパス系70からの蒸気に、調整弁75を備えた補助
ボイラ76からの蒸気を合流させ、その合流蒸気をガス
タービン42の高温部71の冷却用として供給できるよ
うになっている。
【0047】また、冷却蒸気供給系72は、起動運転
中、ガスタービン42の高温部71をウォーミングする
ために、その入口側に設けた温度計77、圧力計78、
復水器46に接続する第1ウォーミング回収系79を備
えている。
【0048】他方、ガスタービン42の高温部71は、
その出口側に高温部71の冷却中の冷却蒸気を復水器4
6に回収させる冷却蒸気回収系80と、ウォーミング中
の蒸気を復水器46に回収させる第2ウォーミング回収
系81とを備えている。なお、冷却蒸気回収系80は、
温度計82、圧力計83、調整弁84、減温器85を備
えている。
【0049】次に、本実施形態に係るコンバインドサイ
クル発電プラントの運転方法を説明する。
【0050】本実施形態に係るコンバインドサイクル発
電プラントは、ガスタービン42の起動前から復水器4
6を真空に維持してガスタービン42の高温部71のパ
ージ運転を行い、次にガスタービン42の起動運転を行
っている間にウォーミング運転を行った後、ガスタービ
ン42の高温部71の蒸気冷却運転に移行するようにな
っている。
【0051】(1)パージ運転 起動前、コンバインドサイクル発電プラントは、第2バ
イパス系70の調整弁68、第3高圧過熱器49の出口
側の調整弁69および補助ボイラ76の調整弁75を閉
弁させた後、復水器46の真空ポンプ(図示せず)を駆
動し、復水器46およびこれに連通する第1ウォーミン
グ回収系79、冷却蒸気回収系80、第2ウォーミング
回収系81、冷却蒸気回収系72、ガスタービン42の
高温部71、低温再熱蒸気系73および第2バイパス系
70を真空状態に維持する。この真空状態は、例えば飽
和圧力0.05ata 、飽和温度33℃に維持される。
【0052】ガスタービン42の高温部71を真空状態
に維持したコンバインドサイクル発電プラントは、その
圧力差によりガスタービン42の高温部71に残留する
空気やドレンを復水器46に誘引させるパージ運転を行
う。
【0053】(2)ウォーミング運転 復水器46の真空を利用してガスタービン42の高温部
71に残留する空気やドレンをパージさせたコンバイン
ドサイクル発電プラントは、ガスタービン42を起動さ
せ、これに伴って燃焼器41で生成したガスタービン駆
動ガスによりガスタービン42の高温部71の外表面を
加熱させる。この場合、ガスタービン42の高温部71
は、そのメタル温度を温度計86により検出させ、温度
計86の検出温度がその高温部71内の真空状態におけ
る飽和温度(真空状態時の飽和温度、飽和圧力は、例え
ば33℃、0.05ata )を超えると、補助ボイラ76
の調整弁56を開弁させる。
【0054】調整弁75が開弁すると、補助ボイラ76
は、冷却蒸気供給系72を介してガスタービン42の高
温部71に蒸気を供給し、この間、その一部を第1ウォ
ーミング回収系79を介して復水器46に回収させる。
また、残りの蒸気はガスタービン42の高温部71を通
過後、第2ウォーミング回収系81および冷却蒸気回収
系80を介して復水器46に回収させる。
【0055】補助ボイラ76の蒸気によりガスタービン
42の高温部71がウォーミング中、コンバインドサイ
クル発電プラントは、ガスタービン駆動ガスにより加熱
された高温部71のメタル温度を温度計86で検出さ
せ、その検出温度がウォーミング蒸気の飽和温度、飽和
圧力を超えるようになると、ウォーミング蒸気からドレ
ンが発生しなくなるので、このとき冷却蒸気回収系80
の調整弁84の開度を絞ってウォーミング蒸気の圧力
を、その飽和圧力よりも低くなるように下げ、ウォーミ
ング運転を継続する。ウォーミング蒸気がその飽和圧力
よりも若干低い一定圧力に安定すると、コンバインドサ
イクル発電プラントは、ウォーミング運転を終了させ、
ガスタービン負荷運転に移行させる。
【0056】(3)蒸気冷却運転 ガスタービン負荷運転中、コンバインドサイクル発電プ
ラントは、排熱回収ボイラ38の第1高圧過熱器51か
ら発生する蒸気がガスタービン42の高温部71に冷却
蒸気として供給するに必要な温度・圧力になるまで待
ち、この間、補助ボイラ76から発生する蒸気がガスタ
ービン42の高温部71の冷却運転を行う。
【0057】コンバインドサイクル発電プラントは、排
熱回収ボイラ38の高圧ドラム52から発生する蒸気が
設計温度・圧力になると、蒸気タービンプラント37へ
の通気運転を開始する。この通気運転中、コンバインド
サイクル発電プラントは、第3高圧過熱器49の出口側
の調整弁69を開弁させ、その一部の蒸気を第2バイパ
ス系70、冷却蒸気供給系72を介して補助ボイラ76
からの蒸気に合流させ、その合流蒸気でガスタービン4
2の高温部71を冷却するが、第3高圧過熱器47から
発生する蒸気の温度が予め定められた温度よりも高い
と、第2バイパス系70の調整弁68を開弁させ、第1
高圧過熱器51から発生する蒸気に、第3高圧過熱器4
9から発生する蒸気を合流させて温度を低くし、温度の
低くなった合流蒸気を補助ボイラ6からの蒸気とともに
ガスタービン42の高温部71に供給し、冷却後、冷却
蒸気回収系81を介して復水器46に回収させる。
【0058】蒸気タービンプラント37の通気運転が終
了すると、コンバインドサイクル発電プラントは、第2
バイパス系70の調整弁68、第3高圧過熱器49の出
口側の調整弁69および補助ボイラ76の調整弁75を
閉弁させ、高圧タービン43の低温再熱蒸気系73から
のタービン排気に、中圧過熱器54の中圧蒸気系74か
らの蒸気を合流させ、その合流蒸気により冷却蒸気供給
系72を介してガスタービン42の高温部71を冷却さ
せ、以後、その合流蒸気のみによる蒸気冷却運転を行
う。なお、低温再熱蒸気系73からのタービン排気に、
中圧蒸気系74からの蒸気を合流させた、その合流蒸気
の一部は、排熱回収ボイラ38の再熱器47に供給さ
れ、ここで加熱され、再熱蒸気として中圧タービン44
に供給される。
【0059】図2は、コンバインドサイクル発電プラン
トの起動時におけるウォーミングおよび蒸気冷却運転
中、ガスタービン42の高温部71に供給されるウォー
ミングおよび冷却蒸気の温度・圧力とその高温部71の
メタル温度との関係を示す線図である。
【0060】コンバインドサイクル発電プラントは、起
動前からガスタービン42の高温部71を、復水器46
により真空状態に維持させ、さらに、起動中、その高温
部71を、ガスタービン駆動ガスの熱により高温状態に
させているので、そのメタル温度の飽和圧力よりもウォ
ーミング蒸気および冷却蒸気の圧力を低くしてもドレン
を発生させることがなく、安定運転を行わせることがで
きる。また、ウォーミングおよび冷却蒸気温度は、破線
で示す比較的低い温度でもガスタービン42の高温部7
1を図示の斜線で示す領域までウォーミングおよび冷却
することができる。
【0061】他方、停止運転時、コンバインドサイクル
発電プラントは、温度計86で検出したガスタービン4
2の高温部71のメタル温度に対する冷却蒸気の圧力が
飽和圧力以下になるように冷却蒸気回収系80の調整弁
81を徐々に開弁させ、第2バイパス系70の調整弁6
8および第3高圧過熱器49の出口側の調整弁69を閉
弁させた後、上述の調整弁81を全開させ、ガスタービ
ン42の高温部71に残留する蒸気の全てを、復水器4
6の真空を利用して復水器46に流出させて停止運転を
終了させる。
【0062】このときのガスタービン42の高温部71
に供給される冷却蒸気の温度・圧力と、その高温部71
のメタル温度との関係は、図3に示すようになり、ガス
タービン42の高温部71が真空に維持され、その高温
部71のメタル温度が高いので、冷却蒸気の圧力・温度
を、メタル温度およびそれに相当する飽和圧力よりも低
くしてもドレンを発生させることがない。
【0063】このように、本実施形態に係るコンバイン
ドサイクル発電プラントの運転方法では、復水器46の
真空を巧みに利用し、復水器46に連通する第1ウォー
ミング回収系79、冷却蒸気回収系80、第2ウォーミ
ング回収系81、冷却蒸気供給系72、第2バイパス系
70を真空状態に維持し、真空状態の下、パージ運転、
ウォーミング運転、蒸気冷却運転、蒸気冷却停止運転を
行うので、サーペンタイン状に形成されたガスタービン
42の高温部71に残留する空気やドレンをことごと
く、より一層早く、かつ確実に復水器46に抽気および
抽水することができ、比較的低い温度・圧力の蒸気で起
動運転時間および停止運転時間を大幅に短縮させること
ができる。
【0064】なお、コンバインドサイクル発電プラント
が、毎日、起動運転、停止運転を繰り返す場合(以下、
DSS運転という)、ガスタービン42の高温部71は
冷却蒸気をドレン化させない温度以上に維持されている
から、この場合、温度計86から検出されたその高温部
71のメタル温度が排熱回収ボイラ38の高圧ドラム5
2から発生する蒸気の飽和温度よりも高いとき、コンバ
インドサイクル発電プラントは、冷却蒸気回収系80の
調整弁84を閉弁させておき、第2バイパス系70の調
整弁68を開弁させ、ガスタービン42の高温部71を
真空状態に維持させないで第1高圧過熱器51から発生
する蒸気を第2バイパス系70、冷却蒸気供給系72を
介してガスタービン42の高温部71に直接供給し、ガ
スタービン42の高温部71の冷却起動運転を行っても
よい。また、DSS運転の場合、温度計86から検出さ
れた、その高温部71のメタル温度が排熱回収ボイラ3
8のドラム52から発生する蒸気の飽和温度よりも低い
とき、コンバインドサイクル発電プラントは、補助ボイ
ラ76の調整弁75を開弁させ、補助ボイラ76の蒸気
を冷却蒸気供給系72を介してガスタービン42の高温
部71に供給し、ガスタービン42の高温部71の冷却
起動運転を行ってもよい。
【0065】図4は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの運転方法の第1実施形態における第1
変形例を示す概略系統図である。なお、第1実施形態の
構成部分と同一または対応する部分には同一符号を付
す。
【0066】コンバインドサイクル発電プラントの起動
運転時、ガスタービン42の高温部71を通過する冷却
蒸気は、その圧力が、温度計86で検出したガスタービ
ン42の高温部71のメタル温度に対する飽和圧力より
も高いとき、その高温部71のメタルに接触する際、熱
が吸収され、ドレン化され易い。冷却蒸気は、凝縮熱伝
達係数を、例えば10,000kcal/m2 hr℃以上にし
ておくならば、その圧力が上述ガスタービン42の高温
部71のメタル温度に対する飽和圧力以上になっていて
も凝縮しにくいことが知見されている。
【0067】本実施例は、このような点に着目したもの
で、補助ボイラ76から発生する蒸気を、冷却蒸気供給
系72を介してガスタービン42の高温部71に供給す
る際、または排熱回収ボイラ38の第1高圧過熱器51
から発生した蒸気を、第2バイパス系70、冷却蒸気供
給系72を介してガスタービン42の高温部71に供給
する際、空気圧縮機40からの抽気した高圧空気を、フ
ィルタ87で清浄化させ、調整弁88で流量コントロー
ルして冷却蒸気供給系72を通る蒸気に混入させ、凝縮
熱伝達係数を非常に高い数値にしたものである。
【0068】このように、本実施例では、ガスタービン
42の高温部71に供給する冷却蒸気に、空気圧縮機4
0からの高圧空気を混入させ、凝縮熱伝達係数を非常に
高い数値にしたから、ガスタービン42の高温部71を
冷却する際、冷却蒸気のドレン化を抑制でき、ガスター
ビン42の高温部71を安全に冷却運転させることがで
きる。
【0069】図5は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの運転方法の第1実施形態における第2
変形例を示す概略系統図である。なお、第1実施形態の
構成部分と同一または対応する部分には同一符号を付
す。
【0070】本実施例は、第1変形例と同様に、冷却蒸
気供給系72を通る冷却蒸気の凝縮熱伝達係数を非常に
高い数値に維持するために、高圧ガス設備90からの高
圧ガス、例えば窒素等の不活性ガスを調整弁89で流量
コントロールして冷却蒸気に混入させたものである。
【0071】このように、本実施例では、ガスタービン
42の高温部71に供給する冷却蒸気に、高圧ガス設備
90からの高圧ガスを混入させ、冷却蒸気の凝縮熱伝達
係数を非常に高い数値に維持させたので、冷却蒸気のド
レン化を抑制することができる。
【0072】図6は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの第2実施形態を示す概略系統図であ
る。なお、第1実施形態の構成部分と同一または対応す
る部分には同一符号を付す。
【0073】本実施形態は、起動および停止時に発生す
る圧縮応力および引張応力の繰り返しによるガスタービ
ン42の高温部71、例えばガスタービン静翼およびガ
スタービン動翼等の材料が疲労を受け、その寿命が短く
なることを考慮し、ガスタービン42の高温部71に演
算処理部91を設け、この演算処理部91によりその高
温部71を通る冷却蒸気の圧力上昇率および圧力減少率
を冷却蒸気回収系80の調整弁84で適正にコントロー
ルし、その高温部71の内圧により引張応力または圧縮
応力を発生させ、ガスタービン42の高温部71の材料
強度を高い状態に維持できるよう図ったものである。
【0074】一般に、ガスタービン42の高温部71、
例えばガスタービン動翼では、図7に示すように、起動
時、ガスタービン駆動ガスが流れる際、そのメタルに圧
縮応力が発生し、また停止時、引張応力が発生すること
が知られている。
【0075】本実施形態は、起動時に発生する圧縮応力
および停止時に発生する引張応力を抑制するために演算
処理部91を備えている。この演算処理部91は、予め
定められたプログラムに基づいて計算する計算部92
と、計算部92の演算信号で応力を算出する応力算出部
93と、応力算出部93の演算信号で冷却蒸気回収系8
0の調整弁84の弁開度を設定する関数器94を備え、
温度計95により検出されたガスタービン駆動ガス温度
信号および温度計96により検出されたガスタービン4
2の高温部71のメタル温度信号に基づいて計算部92
でプログラム計算し、その計算結果を応力算出部93で
応力を算出し、その算出応力値に基づいて関数器94で
弁開度を決定し、調整弁84を弁開閉制御させ、起動
時、ガスタービン駆動ガスによりガスタービン42の高
温部71に発生する圧縮応力に対し、冷却蒸気の圧力上
昇率を調整して、その高温部71の内部から引張応力を
発生させる一方、停止時、ガスタービン駆動ガスにより
ガスタービン42の高温部71に発生する引張応力に対
し、冷却蒸気の圧力減少率を調整して、その高温部71
の内部から圧縮応力を発生させるようになっている。な
お、計算部92には、起動および停止の運転スケジュー
ルがプログラムとして組み込まれている。
【0076】このように、本実施形態では、起動時、ガ
スタービン駆動ガスによる圧縮応力に対し、冷却蒸気の
圧力上昇率を調整し、ガスタービン42の高温部71の
内部から引張応力を発生させ、停止時、ガスタービン駆
動ガスによる引張応力に対し、冷却蒸気の圧力減少率を
調整し、ガスタービン42の高温部71の内部から引張
応力を発生させる演算処理部91を備えたので、ガスタ
ービン42の高温部71に発生する圧縮応力および引張
応力を低く抑えることができ、ガスタービン42の高温
部71の材料強度を高い状態に維持して安定運転を行わ
せることができる。
【0077】図8は、ガスタービン42の高温部71の
外内部に発生する圧縮応力および引張応力を、本発明と
従来とで対比させた応力線図である。
【0078】図8に示した応力線図によれば、起動時、
ガスタービン42の高温部71に供給する冷却蒸気の圧
力上昇率を調整して、その高温部71の内部から引張応
力を発生させる一方、停止時、冷却蒸気の圧力減少率を
調整して、その高温部71の内部から圧縮応力を発生さ
せるので、実線で示す従来の応力値に比べて破線で示す
本発明の応力値が低くなっていることが認られる。
【0079】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明に係るコンバ
インドサイクル発電プラントの運転方法は、パージ運転
時およびウォーミング運転時、復水器の真空を巧みに利
用してガスタービンの高温部に残留する空気やドレンを
ことごとく復水器に排出させる、いわゆる真空起動運転
をさせるので、ガスタービンの高温部に冷却蒸気を供給
してもその冷却蒸気のドレン化を確実に防止でき、ガス
タービンの高温部に安定運転を行わせることができる。
【0080】また、本発明に係るコンバインドサイクル
発電プラントの運転方法は、ガスタービンの高温部の冷
却運転に際し、最初、補助ボイラからの蒸気でガスター
ビンの高温部を冷却させ、次に補助ボイラからの蒸気と
排熱回収ボイラの第1高圧過熱器からの蒸気との合流蒸
気でガスタービンの高温部を冷却させ、最後、高圧ター
ビンのタービン排気と中圧過熱器からの蒸気との合流蒸
気でガスタービンの高温部を冷却させるので、ガスター
ビンの高温部を確実に冷却することができ、ガスタービ
ンプラントの高温化に充分に対処することができる。
【0081】また、本発明に係るコンバインドサイクル
発電プラントの運転方法は、ガスタービンの高温部に冷
却蒸気を供給する際、その冷却蒸気に凝縮熱伝達係数の
高い媒体を加えているので、ガスタービンの高温部での
冷却蒸気のドレン化を確実に防止することができる。
【0082】また、本発明に係るコンバインドサイクル
発電プラントは、ガスタービンの高温部を通る冷却蒸気
の圧力上昇率および圧力減少率を調整する演算処理部を
備えているので、ガスタービンの高温部に発生する圧縮
応力および引張応力を従来よりも大幅に低く抑えること
ができ、ガスタービンの高温部の材料強度を高い状態に
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの運転方法の第1実施形態を説明する概略系統図。
【図2】コンバインドサイクル発電プラントの起動時、
ガスタービンの高温部に供給される冷却蒸気の温度・圧
力とその高温部のメタル温度との関係を示す線図。
【図3】コンバインドサイクル発電プラントの停止時、
ガスタービンの高温部に供給される冷却蒸気の温度・圧
力とその高温部のメタル温度との関係を示す線図。
【図4】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの運転方法の第1実施形態における第1変形例を説明
する概略系統図。
【図5】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの運転方法の第1実施形態における第2変形例を説明
する概略系統図。
【図6】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの運転方法の第2実施形態を説明する概略系統図。
【図7】ガスタービンの高温部に発生する応力を説明す
る模式図。
【図8】ガスタービンの高温部に発生する応力を、従来
と本発明とで対比させた応力線図。
【図9】従来のコンバインドサイクル発電プラントを示
す概略系統図。
【符号の説明】
1 ガスタービンプラント 2 蒸気タービンプラント 3 回転軸 4 排熱回収ボイラ 5 発電機 6 空気圧縮機 7 燃焼器 8 ガスタービン 9 高圧タービン 10 中圧タービン 11 低圧タービン 12 復水器 13 再熱器 13a ポンプ 14 第3高圧過熱器 15 第2高圧過熱器 16 第1高圧過熱器 17 高圧ドラム 18 高圧蒸発器 19 中圧過熱器 20 高圧節炭器 21 低圧過熱器 22 中圧ドラム 23 中圧蒸発器 24 中圧節炭器 25 低圧ドラム 26 低圧蒸発器 27 低圧節炭器 28 低圧ポンプ 29 高圧ポンプ 30 蒸気管 31 バイパス弁 32 バイパス管 33 主蒸気管 34 再熱蒸気管 35 ガスタービンプラント 36 回転軸 37 蒸気タービンプラント 38 排熱回収ボイラ 39 発電機 40 空気圧縮機 41 燃焼器 42 ガスタービン 43 高圧タービン 44 中圧タービン 45 低圧タービン 46 復水器 47 再熱器 48 ポンプ 49 第3高圧過熱器 50 第2高圧過熱器 50 第1高圧過熱器 52 高圧ドラム 53 高圧過熱器 54 中圧過熱器 55 高圧過熱器 56 低圧過熱器 57 中圧ドラム 58 中圧蒸発器 59 中圧節炭器 60 低圧ドラム 61 低圧蒸発器 62 低圧節炭器 63 低圧ポンプ 64 高圧ポンプ 65 過熱蒸気系 66 調整弁 67 第1バイパス系 68,69 調整弁 70 第2バイパス系 71 高温部 72 冷却蒸気供給系 73 低温再熱蒸気系 74 中圧蒸気系 75 調整弁 76 補助ボイラ 77 温度計 78 圧力計 79 第1ウォーミング回収系 80 冷却蒸気回収系 81 第2ウォーミング回収系 82 温度計 83 圧力計 84 調整弁 85 減温器 86 温度計 87 フィルタ 88,89 調整弁 90 高圧ガス設備 91 演算処理部 92 計算部 93 応力算出部 94 関数器 95,96 温度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 鉄三 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンプラントに、蒸気タービン
    プラントおよび排熱回収ボイラを組み合せ、上記ガスタ
    ービンプラントの高温部に順次、パージ運転、ウォーミ
    ング運転、蒸気冷却運転、停止運転を行わせるコンバイ
    ンドサイクル発電プラントの運転方法において、上記ガ
    スタービンプラントの高温部を真空状態に維持させた
    後、パージ運転、ウォーミング運転、蒸気冷却運転、停
    止運転を順次行わせることを特徴とするコンバインドサ
    イクル発電プラントの運転方法。
  2. 【請求項2】 ウォーミング運転は、補助ボイラからの
    蒸気で、ガスタービンプラントの高温部をウォーミング
    させる一方、ガスタービン駆動ガスによりガスタービン
    プラントの高温部のメタルを加熱させ、その加熱温度の
    飽和圧力が上記ウォーミング蒸気圧力よりも高くなった
    とき、上記ガスタービンプラントの高温部の出口から復
    水器に接続する冷却蒸気回収系に設けた調整弁の弁開度
    を絞り、上記ウォーミング蒸気圧力を下げることを特徴
    とする請求項1記載のコンバインドサイクル発電プラン
    ト。
  3. 【請求項3】 蒸気冷却運転は、補助ボイラからの蒸気
    でガスタービンプラントの高温分を冷却させる一方、排
    熱回収ボイラから発生した蒸気で蒸気タービンプラント
    に通気運転を行わせた後、上記排熱回収ボイラの第1高
    圧過熱器から発生した蒸気に、上記補助ボイラからの蒸
    気を合流させて上記ガスタービンプラントの高温部を冷
    却させ、その後、上記蒸気タービンプラントの高圧ター
    ビンからのタービン排気に、上記排熱回収ボイラの中圧
    過熱器からの蒸気を合流させて上記ガスタービンプラン
    トの高温部を冷却させることを特徴とするコンバインド
    サイクル発電プラントの運転方法。
  4. 【請求項4】 蒸気冷却運転は、冷却蒸気に、ガスター
    ビンプラントの空気圧縮機からの高圧空気を混入させ、
    上記冷却蒸気の凝縮熱伝達係数を高めることを特徴とす
    る請求項1または3記載のコンバインドサイクル発電プ
    ラントの運転方法。
  5. 【請求項5】 蒸気冷却運転は、冷却蒸気に、高圧ガス
    を混入させ、上記冷却蒸気の凝縮熱伝達係数を高めるこ
    とを特徴とする請求項1または3記載のコンバインドサ
    イクル発電プラントの運転方法。
  6. 【請求項6】 高圧ガスは、不活性ガスであることを特
    徴とする請求項5記載のコンバインドサイクル発電プラ
    ントの運転方法。
  7. 【請求項7】 ガスタービンプラントに、蒸気タービン
    プラントおよび排熱回収ボイラを組み合せ、上記ガスタ
    ービンプラントの高温部に順次、パージ運転、ウォーミ
    ング運転、蒸気冷却運転、停止運転を行わせるコンバイ
    ンドサイクル発電プラントの運転方法において、起動
    時、ガスタービン駆動ガスにより上記ガスタービンプラ
    ントの高温部のメタルに発生する圧縮応力に対し、上記
    ガスタービンプラントの高温部に供給される冷却蒸気の
    圧力上昇率を調整し、その調整された圧力上昇率の冷却
    蒸気により上記ガスタービンプラントの高温部の内部か
    ら引張応力を発生せしめ、この引張応力により上記圧縮
    応力を抑制することを特徴とするコンバインドサイクル
    発電プラントの運転方法。
  8. 【請求項8】 ガスタービンプラントに、蒸気タービン
    プラントおよび排熱回収ボイラを組み合せ、上記ガスタ
    ービンプラントの高温部に順次、パージ運転、ウォーミ
    ング運転、蒸気冷却運転、停止運転を行わせるコンバイ
    ンドサイクル発電プラントの運転方法において、停止
    時、ガスタービン駆動ガスにより上記ガスタービンプラ
    ントの高温部のメタルに発生する引張応力に対し、上記
    ガスタービンプラントの高温部に供給される冷却蒸気の
    圧力減少率を調整し、その調整された圧力減少率の冷却
    蒸気により上記ガスタービンプラントの高温部の内部か
    ら圧縮応力を発生せしめ、この圧縮応力により上記引張
    応力を抑制することを特徴とするコンバインドサイクル
    発電プラントの冷却用蒸気供給方法。
  9. 【請求項9】 ガスタービンプラントに、蒸気タービン
    プラントおよび排熱回収ボイラを組み合せたコンバイン
    ドサイクル発電プラントにおいて、上記ガスタービンプ
    ラントの高温部に、ウォーミング用と冷却用とを兼用さ
    せて蒸気を供給する冷却蒸気供給系と、蒸気ガスタービ
    ンプラントの高温部をウォーミングさせ、あるいは冷却
    させた蒸気を上記蒸気タービンプラントの復水器に回収
    させる冷却蒸気回収系と、上記冷却蒸気供給系に接続さ
    せた補助ボイラと、上記冷却蒸気供給系に上記排熱回収
    ボイラの第1高圧過熱器に接続させたバイパス系と、上
    記冷却蒸気供給系に上記蒸気タービンプラントの高圧タ
    ービンを接続させた低温再熱蒸気系と、上記冷却蒸気供
    給系に上記排熱回収ボイラの中圧過熱器を接続させた中
    圧蒸気系とを備えたことを特徴とするコンバインドサイ
    クル発電プラント。
  10. 【請求項10】 冷却蒸気供給系は、ガスタービンプラ
    ントの空気圧縮機および高圧ガス設備の少なくとも一方
    を接続させたことを特徴とする請求項9記載のコンバイ
    ンドサイクル発電プラント。
  11. 【請求項11】 冷却蒸気回収系は、調整弁を備え、ガ
    スタービンプラントの高温部を通るウォーミング蒸気あ
    るいは冷却蒸気の圧力を調整することを特徴とする請求
    項9記載のコンバインドサイクル発電プラント。
  12. 【請求項12】 冷却蒸気回収系の調整弁は、ガスター
    ビンプラントのガスタービン駆動ガスの温度およびガス
    タービンプラントの高温部のメタル温度に基づいて上記
    調整弁の弁開度を演算する演算処理部を備えたことを特
    徴とする請求項11記載のコンバインドサイクル発電プ
    ラント。
  13. 【請求項13】 演算処理部は、起動および停止の運転
    スケジュールのプログラムを組み込んだ計算部と、この
    計算部の演算信号によりガスタービンプラントの高温部
    に発生する応力を算出する応力算出部と、この応力算出
    部の演算信号により弁開度を決定する関数器とを備えた
    ことを特徴とする請求項12記載のコンバインドサイク
    ル発電プラント。
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