JP3808987B2 - コンバインドサイクル発電プラントの運転方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンプラントの高温部に、冷却媒体として蒸気を用いて冷却するコンバインドサイクル発電プラントの運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のコンバインドサイクルでは、高出力化・高熱効率化の開発が進められており、これに伴ってガスタービン入口の燃焼ガス温度も従来の1300℃から1500℃以上に上昇させる高温化が計画されている。
【0003】
ガスタービン入口の燃焼ガス温度を高温化させる場合、従来のように、ガスタービンプラントの高温部、例えばガスタービン翼等に、例えば高クロム鋼材を使用し、空気圧縮機の圧縮空気の一部を冷却用としてガスタービンプラントの高温部に供給していたのでは、その強度保証上、限界になりつつある。このため、ガスタービンプラントの高温部に供給する冷却媒体として、従来の圧縮空気の代替として新たな冷却媒体の模索が開始され、その一つに蒸気が選定され、蒸気冷却のコンバインドサイクル発電プラントとして、例えば特開平5−163960号公報、特開平6−93879号公報が既に公表されている。
【0004】
蒸気は、圧縮空気に較べ比熱が高く、ガスタービンプラントの高温化に伴うその高温部、例えばガスタービン静翼・動翼等の熱吸収に適している。しかし、ガスタービン静翼・動翼等は、その翼内部が複雑に入り組んだサーペンタイン状の狭い通路になっているため、ここを通過する蒸気に不純物、例えばシリカ等が混入していると、目詰り等の発生により偏った冷却が行なわれ、冷却不均一に伴う熱ひずみにより翼を破損させるおそれがある。このため、冷却用蒸気は、清浄度の高いものが求められている。
【0005】
また、ガスタービンプラントの高温部に冷却用蒸気を供給する場合、適正温度の蒸気を供給できる蒸気供給源を選定しておかないと、ガスタービンプラントの高温部は、ガスタービン駆動ガス(主流ガス)の温度差との関係から過度な熱応力を発生し、破損するおそれがある。このため、ガスタービンプラントの高温部は、適正温度の冷却用蒸気を供給できる蒸気供給源の確保を必要としている。
【0006】
一方、ガスタービンプラントの高温化に伴って排熱回収ボイラから蒸気タービンプラントに供給する蒸気も高温化するが、この場合、蒸気温度が高過ぎると、蒸気タービンプラントは、過度な熱応力が発生し、その材力強度の維持が難しくなる。このため、蒸気タービンプラントは、適正温度の蒸気を供給できる蒸気供給源の確保を必要としている。
【0007】
このように、コンバインドサイクル発電プラントでは、冷却用蒸気の清浄度といい、適正温度の蒸気供給といい、ガスタービンプラントおよび蒸気タービンプラントにとって必要不可欠な技術事項を考察して排熱回収ボイラの中圧過熱器を蒸気供給源に設定しており、その例示として図9に示すものが既に提案されている。
【0008】
このコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンプラント1と蒸気タービンプラント2とを共通の回転軸3で結合させるとともに、排熱回収ボイラ4を別置き配置としている。
【0009】
ガスタービンプラント1は、発電機5、空気圧縮機6、燃焼器7、ガスタービン8を備え、空気圧縮機6で吸い込んだ大気ARを高圧の圧縮空気にして燃焼器7に案内し、ここで燃料を加えて燃焼ガスを生成し、その燃焼ガスをガスタービン8で膨張させ、その動力により発電機5を駆動させるようになっている。
【0010】
蒸気タービンプラント2は、高圧タービン9、中圧タービン10、低圧タービン11、復水器12をそれぞれ備え、高圧タービン9で膨張後のタービン排気を排熱回収ボイラ4の再熱器13に案内して加熱させ、再熱蒸気として中圧タービン10に案内して膨張させ、そのタービン排気を低圧タービン11で再び膨張させた後、復水器12で復水に凝縮させ、給水としてポンプ13aを介して排熱回収ボイラ4に供給するようになっている。
【0011】
一方、排熱回収ボイラ4は、ガスタービンプラント1の排ガスGの流れに沿ってその上流側から下流側に向って順に、第3高圧過熱器14、再熱器13、第2高圧過熱器15、第1高圧過熱器16、高圧ドラム17を備えた高圧蒸発器18、中圧過熱器19、高圧節炭器20、低圧過熱器21、中圧ドラム22を備えた中圧蒸発器23、中圧節炭器24、低圧ドラム25を備えた低圧蒸発器26、低圧節炭器27をそれぞれ収容し、各熱交換器と排ガスGとの熱交換により蒸気を発生させるようになっている。
【0012】
すなわち、排熱回収ボイラ4は、蒸気タービンプラント2の復水器12からポンプ13を介して供給される給水を低圧節炭器27で予熱させて低圧ドラム25に案内し、ここでドラム水の密度差を利用して低圧蒸発器26に循環させて蒸気を生成し、その蒸気を低圧過熱器21を介して低圧タービン11に供給するようになっている。
【0013】
また、低圧節炭器27は、その出口側で分流させた飽和水の一部を低圧ポンプ28、中圧節炭器24を介して中圧ドラム22に案内し、ここでもドラム水の密度差を利用して中圧蒸発器23に循環させて蒸気を生成し、その蒸気を中圧過熱器19を介してガスタービンプラント1に供給し、ガスタービン8の高温部を冷却するようになっている。
【0014】
また、低圧節炭器27は、その残りの飽和水を高圧ポンプ29、高圧節炭器20を介して高圧ドラム17に案内し、高圧蒸発器18で循環させて蒸気を生成し、その蒸気を第1高圧過熱器16に案内するようになっている。
【0015】
一方、第1高圧過熱器16は、蒸気を第2高圧過熱器15に案内する蒸気管30と、バイパス弁31を介装したバイパス管32をそれぞれ備えており、第2高圧過熱器15で発生した過熱蒸気にバイパス管32の蒸気を合流させ、適正温度に下げてから第3高圧過熱器14を介して蒸気タービンプラント2の高圧タービン9に供給するようになっている。
【0016】
このように、既に提案されているコンバインドサイクル発電プラントでは、排熱回収ボイラ4から高圧タービン9に蒸気を供給する際、その蒸気供給源を第1高圧過熱器16に設定し、ここから発生する蒸気を第2高圧過熱器15を介して過熱蒸気にするとき、バイパス管32を介してその蒸気温度を下げ、第3高圧過熱器14から主蒸気管33を介して高圧タービン9に適温の過熱蒸気、例えば540℃として供給している。
【0017】
また、ガスタービン8の高温部に冷却蒸気を供給する場合、排熱ボイラ4は、中圧過熱器19で生成した飽和蒸気と高圧タービン9のタービン排気とを合流させ、その合流蒸気をガスタービン8に供給し、ガスタービン入口のガスタービン駆動ガスの高温化に伴うガスタービン部材の強度維持を図っている。なお、ガスタービン8の高温部を冷却した蒸気は、再熱器13の再熱蒸気とともに再熱蒸気管34を介して中圧タービン10に供給される。
【0018】
このように、図9に示したコンバインドサイクル発電プラントでは、ガスタービン8の高温部を冷却するにあたり、高圧タービン9のタービン排気に、中圧加熱器19の過熱蒸気を合流させ、その合流蒸気を適温にしてガスタービン8の高温部に供給し、ガスタービンプラント1の高温化に対処させていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、既に提案されているコンバインドサイクル発電プラントには、ガスタービン8の高温部を冷却する場合、幾つかの問題点が含まれている。
【0020】
図9で示したコンバインドサイクル発電プラントは、起動運転中、まず空気圧縮機6の高圧空気をガスタービン8の高温部に供給し、その高温部に残留するドレンを大気にパージする、いわゆるパージ運転を行い、ドレンを器外にパージ後、その高温部に冷却蒸気を供給する冷却蒸気供給運転に切り替えているが、その高温部の構造が複雑になっているため、ドレンを器外にブローできず、パージ運転に長時間を要し、直ぐさま負荷併入ができない問題点があった。特に、ガスタービン8の高温部のうち、タービン静翼やタービン動翼等は、その翼内通路がサーペンタイン状に形成されているため、サーペンタイン状のコーナ部にドレンが残り、そのドレンを取り除くことが難しい。ドレンを取り除くことができないまま、蒸気冷却運転に入ると、ガスタービン8の高温部は、ドレンと蒸気との温度差の相違から局所的に熱応力、熱変形が発生し、これに伴って軸振動、翼損傷を発生させるおそれがある。
【0021】
また、ドレン運転中、冷却蒸気供給管のコーナ部などが冷態になっていると、冷却蒸気を供給する際、その部分からドレンが発生し、そのドレンがガスタービン8の高温部に入るとき、熱衝撃の要因になるおそれがある。
【0022】
一般に、ガスタービン8の高温部は、起動・停止運転時に発生する圧縮応力および引張応力の繰り返しによる材料の疲労の大小によってその寿命が支配される。材料の疲労は、最大圧縮応力と最大引張応力との差、言い換えれば応力振幅値に依存し、応力振幅値が小さいほどその寿命が長くなる。
【0023】
最近のコンバインドサイクル発電プラントは、高出力化、高プラント熱効率化のためにガスタービンプラントの高温化を目指しており、その高温化に伴う上述応力振幅の増加や上述ドレンの処理等幾つかの問題点を抱えていた。
【0024】
本発明は、このような問題点を対処するもので、起動運転時や停止運転時におけるドレンを適切に処理することによりドレンの発生を抑制するコンバインドサイクル発電プラントの運転方法を提供することを目的とする。
【0025】
本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法は、上記の目的を達成するために、請求項1に記載したように、ガスタービンプラントに、蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合せ、上記ガスタービンプラントの高温部を冷却媒体として蒸気を用いて冷却するコンバインドサイクル発電プラントの運転方法において、上記ガスタービンプラントの高温部を真空状態に維持しその圧力差により上記ガスタービンプラントの高温部に残留する空気やドレンを復水器に誘引させるパージ運転を行ない、補助ボイラからの蒸気で、ガスタービンプラントの高温部をウォーミングさせる一方、ガスタービン駆動ガスによりガスタービンプラントの高温部のメタルを加熱させ、その加熱温度の飽和圧力が上記ウォーミング蒸気圧力よりも高くなったとき、上記ウォーミング蒸気圧力がガスタービンの高温部のメタル温度に相当する飽和圧力よりも上回らないように上記ガスタービンプラントの高温部の出口から復水器に接続する冷却蒸気回収系に設けた調整弁の弁開度を絞るウォーミング運転を行ない、その後、蒸気冷却運転、停止運転を順次行わせる方法である。
【0027】
本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法は、上記の目的を達成するために、請求項2に記載したように、蒸気冷却運転は、冷却蒸気に、高圧ガスを混入させ、上記冷却蒸気の凝縮熱伝達係数を高める方法である。
【0028】
本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法は、上記の目的を達成するために、請求項3に記載したように、高圧ガスは、不活性ガスであることを特徴とする方法である。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法の実施の形態を図面およびその図中に付した符号を引用して説明する。なお、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法の説明に先立ち、その構成について説明する。
【0030】
図1は、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの実施形態を示す概略系統図である。
【0031】
本実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンプラント35に回転軸36を介して蒸気タービンプラント37に結合させるとともに、ガスタービンプラント35に冷却蒸気を供給する一方、蒸気タービンプラント37にタービン駆動用蒸気を供給する排熱回収ボイラ38を別置きに設置する構成になっている。
【0032】
ガスタービンプラント35は、発電機39、空気圧縮機40、燃焼器41、ガスタービン42を備え、空気圧縮機40で吸い込んだ大気ARを高圧の圧縮空気にして燃焼器41に案内し、ここで燃料を加えて燃焼ガスを生成し、その燃焼ガスをガスタービン42で膨張させ、その動力により発電機39を駆動するようになっている。
【0033】
蒸気タービンプラント37は、高圧タービン43、中圧タービン44、低圧タービン45、復水器46をそれぞれ備え、高圧タービン43で、膨張後のタービン排気を排熱回収ボイラ38の再熱器47に案内して過熱させ、再熱蒸気として中圧タービン44に案内して膨張させ、そのタービン排気を低圧タービン45で再び膨張させた後、復水器46で復水に凝縮させ、給水としてポンプ48を介して排熱ボイラ38に供給するようになっている。
【0034】
一方、排熱回収ボイラ38は、ガスタービンプラント35の排ガスGの流れに沿ってその上流側から下流側に向って順に、第3高圧過熱器49、再熱器47、第2高圧過熱器50、第1高圧過熱器51、高圧ドラム52を備えた高圧蒸発器53、中圧過熱器54、高圧節炭器55、低圧過熱器56、中圧ドラム57を備えた中圧蒸発器58、中圧節炭器59、低圧ドラム60を備えた低圧蒸発器61、低圧節炭器62をそれぞれ収容し、各熱交換器と排ガスGとの熱交換により蒸気を発生させるようになっている。なお、符号63は、低圧節炭器62の飽和水の一部を中圧節炭器59に供給する低圧ポンプであり、また符号64は、その飽和水の一部を高圧節炭器55に供給する高圧ポンプである。
【0035】
また、第1高圧過熱器51は、その出口側から第2高圧過熱器50の入口に接続させた過熱蒸気系65と、その出口側から調整弁66を備えて第2高圧過熱器50の出口に接続させた第1バイパス系67と、その出口側から調整弁68を備えて第3高圧過熱器49の調整弁69の出口側に接続させた第2バイパス系70を備えている。この第2バイパス系70は、第1高圧過熱器51から発生した蒸気に、第3高圧過熱器49から発生した蒸気を合流させ、その合流蒸気を冷却蒸気としてガスタービン42の高温部71、例えばガスタービン静翼、ガスタービン動翼等に供給する冷却蒸気供給系72に接続している。
【0036】
冷却蒸気供給系72は、ガスタービンプラント35の高温化に伴ってガスタービン42の高温部71の材力強度を維持するために設けたもので、上述の第2バイパス系70からの蒸気のほかに、高圧タービン43の低温再熱蒸気系73からの蒸気に、中圧過熱器54の中圧蒸気系74からの蒸気を合流させ、その合流蒸気をガスタービン42の高温部71に冷却用として供給できるようになっている。
【0037】
また、冷却蒸気供給系72は、上述の第2バイパス系70からの蒸気に、調整弁75を備えた補助ボイラ76からの蒸気を合流させ、その合流蒸気をガスタービン42の高温部71の冷却用として供給できるようになっている。
【0038】
また、冷却蒸気供給系72は、起動運転中、ガスタービン42の高温部71をウォーミングするために、その入口側に設けた温度計77、圧力計78、復水器46に接続する第1ウォーミング回収系79を備えている。
【0039】
他方、ガスタービン42の高温部71は、その出口側に高温部71の冷却中の冷却蒸気を復水器46に回収させる冷却蒸気回収系80と、ウォーミング中の蒸気を復水器46に回収させる第2ウォーミング回収系81とを備えている。なお、冷却蒸気回収系80は、温度計82、圧力計83、調整弁84、減温器85を備えている。
【0040】
次に、本実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法を説明する。
【0041】
本実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービン42の起動前から復水器46を真空に維持してガスタービン42の高温部71のパージ運転を行い、次にガスタービン42の起動運転を行っている間にウォーミング運転を行った後、ガスタービン42の高温部71の蒸気冷却運転に移行するようになっている。
【0042】
(1)パージ運転起動前、コンバインドサイクル発電プラントは、第2バイパス系70の調整弁68、第3高圧過熱器49の出口側の調整弁69および補助ボイラ76の調整弁75を閉弁させた後、復水器46の真空ポンプ(図示せず)を駆動し、復水器46およびこれに連通する第1ウォーミング回収系79、冷却蒸気回収系80、第2ウォーミング回収系81、冷却蒸気回収系72、ガスタービン42の高温部71、低温再熱蒸気系73および第2バイパス系70を真空状態に維持する。この真空状態は、例えば飽和圧力0.05ata、飽和温度33℃に維持される。
【0043】
ガスタービン42の高温部71を真空状態に維持したコンバインドサイクル発電プラントは、その圧力差によりガスタービン42の高温部71に残留する空気やドレンを復水器46に誘引させるパージ運転を行う。
【0044】
(2)ウォーミング運転復水器46の真空を利用してガスタービン42の高温部71に残留する空気やドレンをパージさせたコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービン42を起動させ、これに伴って燃焼器41で生成したガスタービン駆動ガスによりガスタービン42の高温部71の外表面を加熱させる。この場合、ガスタービン42の高温部71は、そのメタル温度を温度計86により検出させ、温度計86の検出温度がその高温部71内の真空状態における飽和温度(真空状態時の飽和温度、飽和圧力は、例えば33℃、0.05ata)を超えると、補助ボイラ76の調整弁75を開弁させる。
【0045】
調整弁75が開弁すると、補助ボイラ76は、冷却蒸気供給系72を介してガスタービン42の高温部71に蒸気を供給し、この間、その一部を第1ウォーミング回収系79を介して復水器46に回収させる。また、残りの蒸気はガスタービン42の高温部71を通過後、第2ウォーミング回収系81および冷却蒸気回収系80を介して復水器46に回収させる。
【0046】
補助ボイラ76の蒸気によりガスタービン42の高温部71がウォーミング中、コンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービン駆動ガスにより加熱された高温部71のメタル温度を温度計86で検出させ、その検出温度がウォーミング蒸気の飽和温度、飽和圧力を超えるようになると、ウォーミング蒸気からドレンが発生しなくなるので、このとき、図2に表示の「ウォーミングおよび蒸気冷却する際、ガスタービンの高温部に供給される蒸気圧力」の破線で示すように、冷却蒸気回収系80の調整弁84の開度を絞ってウォーミング蒸気の圧力を上げ、しかも図2に表示の「ウォーミングおよび蒸気冷却する際、ガスタービンの高温部のメタル温度に相当する飽和圧力」の実線で示すガスタービンの高温部のメタル温度に相当する飽和圧力よりも低くなるように制御し、ウォーミング運転を継続する。ウォーミング蒸気がその飽和圧力よりも若干低い一定圧力に安定すると、コンバインドサイクル発電プラントは、ウォーミング運転を終了させ、ガスタービン負荷運転に移行させる。
【0047】
(3)蒸気冷却運転ガスタービン負荷運転中、コンバインドサイクル発電プラントは、排熱回収ボイラ38の第1高圧過熱器51から発生する蒸気がガスタービン42の高温部71に冷却蒸気として供給するに必要な温度・圧力になるまで待ち、この間、補助ボイラ76から発生する蒸気がガスタービン42の高温部71の冷却運転を行う。
【0048】
コンバインドサイクル発電プラントは、排熱回収ボイラ38の高圧ドラム52から発生する蒸気が設計温度・圧力になると、蒸気タービンプラント37への通気運転を開始する。この通気運転中、コンバインドサイクル発電プラントは、第3高圧過熱器49の出口側の調整弁69を開弁させ、その一部の蒸気を第2バイパス系70、冷却蒸気供給系72を介して補助ボイラ76からの蒸気に合流させ、その合流蒸気でガスタービン42の高温部71を冷却するが、第3高圧過熱器47から発生する蒸気の温度が予め定められた温度よりも高いと、第2バイパス系70の調整弁68を開弁させ、第1高圧過熱器51から発生する蒸気に、第3高圧過熱器49から発生する蒸気を合流させて温度を低くし、温度の低くなった合流蒸気を補助ボイラ6からの蒸気とともにガスタービン42の高温部71に供給し、冷却後、冷却蒸気回収系81を介して復水器46に回収させる。
【0049】
蒸気タービンプラント37の通気運転が終了すると、コンバインドサイクル発電プラントは、第2バイパス系70の調整弁68、第3高圧過熱器49の出口側の調整弁69および補助ボイラ76の調整弁75を閉弁させ、高圧タービン43の低温再熱蒸気系73からのタービン排気に、中圧過熱器54の中圧蒸気系74からの蒸気を合流させ、その合流蒸気により冷却蒸気供給系72を介してガスタービン42の高温部71を冷却させ、以後、その合流蒸気のみによる蒸気冷却運転を行う。なお、低温再熱蒸気系73からのタービン排気に、中圧蒸気系74からの蒸気を合流させた、その合流蒸気の一部は、排熱回収ボイラ38の再熱器47に供給され、ここで加熱され、再熱蒸気として中圧タービン44に供給される。
【0050】
図2は、コンバインドサイクル発電プラントの起動時におけるウォーミングおよび蒸気冷却運転中、ガスタービン42の高温部71に供給されるウォーミングおよび冷却蒸気の温度・圧力とその高温部71のメタル温度との関係を示す線図である。
【0051】
コンバインドサイクル発電プラントは、起動前からガスタービン42の高温部71を、復水器46により真空状態に維持させ、さらに、起動中、その高温部71を、ガスタービン駆動ガスの熱により高温状態にさせているので、そのメタル温度の飽和圧力よりもウォーミング蒸気および冷却蒸気の圧力を低くしてもドレンを発生させることがなく、安定運転を行わせることができる。また、ウォーミングおよび冷却蒸気温度は、破線で示す比較的低い温度でもガスタービン42の高温部71を図示の斜線で示す領域までウォーミングおよび冷却することができる。
【0052】
他方、停止運転時、コンバインドサイクル発電プラントは、温度計86で検出したガスタービン42の高温部71のメタル温度に対する冷却蒸気の圧力が飽和圧力以下になるように冷却蒸気回収系80の調整弁81を徐々に開弁させ、第2バイパス系70の調整弁68および第3高圧過熱器49の出口側の調整弁69を閉弁させた後、上述の調整弁81を全開させ、ガスタービン42の高温部71に残留する蒸気の全てを、復水器46の真空を利用して復水器46に流出させて停止運転を終了させる。
【0053】
このときのガスタービン42の高温部71に供給される冷却蒸気の温度・圧力と、その高温部71のメタル温度との関係は、図3に示すようになり、ガスタービン42の高温部71が真空に維持され、その高温部71のメタル温度が高いので、冷却蒸気の圧力・温度を、メタル温度およびそれに相当する飽和圧力よりも低くしてもドレンを発生させることがない。
【0054】
このように、本実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法では、復水器46の真空を巧みに利用し、復水器46に連通する第1ウォーミング回収系79、冷却蒸気回収系80、第2ウォーミング回収系81、冷却蒸気供給系72、第2バイパス系70を真空状態に維持し、真空状態の下、パージ運転、ウォーミング運転、蒸気冷却運転、蒸気冷却停止運転を行うので、サーペンタイン状に形成されたガスタービン42の高温部71に残留する空気やドレンをことごとく、より一層早く、かつ確実に復水器46に抽気および抽水することができ、比較的低い温度・圧力の蒸気で起動運転時間および停止運転時間を大幅に短縮させることができる。
【0055】
なお、コンバインドサイクル発電プラントが、毎日、起動運転、停止運転を繰り返す場合(以下、DSS運転という)、ガスタービン42の高温部71は冷却蒸気をドレン化させない温度以上に維持されているから、この場合、温度計86から検出されたその高温部71のメタル温度が排熱回収ボイラ38の高圧ドラム52から発生する蒸気の飽和温度よりも高いとき、コンバインドサイクル発電プラントは、冷却蒸気回収系80の調整弁84を閉弁させておき、第2バイパス系70の調整弁68を開弁させ、ガスタービン42の高温部71を真空状態に維持させないで第1高圧過熱器51から発生する蒸気を第2バイパス系70、冷却蒸気供給系72を介してガスタービン42の高温部71に直接供給し、ガスタービン42の高温部71の冷却起動運転を行ってもよい。また、DSS運転の場合、温度計86から検出された、その高温部71のメタル温度が排熱回収ボイラ38のドラム52から発生する蒸気の飽和温度よりも低いとき、コンバインドサイクル発電プラントは、補助ボイラ76の調整弁75を開弁させ、補助ボイラ76の蒸気を冷却蒸気供給系72を介してガスタービン42の高温部71に供給し、ガスタービン42の高温部71の冷却起動運転を行ってもよい。
【0056】
図4は、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法の第1実施形態における第1変形例を示す概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一または対応する部分には同一符号を付す。
【0057】
コンバインドサイクル発電プラントの起動運転時、ガスタービン42の高温部71を通過する冷却蒸気は、その圧力が、温度計86で検出したガスタービン42の高温部71のメタル温度に対する飽和圧力よりも高いとき、その高温部71のメタルに接触する際、熱が吸収され、ドレン化され易い。冷却蒸気は、凝縮熱伝達係数を、例えば10,000kcal/mhr℃以上にしておくならば、その圧力が上述ガスタービン42の高温部71のメタル温度に対する飽和圧力以上になっていても凝縮しにくいことが知見されている。
【0058】
本実施例は、このような点に着目したもので、補助ボイラ76から発生する蒸気を、冷却蒸気供給系72を介してガスタービン42の高温部71に供給する際、または排熱回収ボイラ38の第1高圧過熱器51から発生した蒸気を、第2バイパス系70、冷却蒸気供給系72を介してガスタービン42の高温部71に供給する際、空気圧縮機40からの抽気した高圧空気を、フィルタ87で清浄化させ、調整弁88で流量コントロールして冷却蒸気供給系72を通る蒸気に混入させ、凝縮熱伝達係数を非常に高い数値にしたものである。
【0059】
このように、本実施例では、ガスタービン42の高温部71に供給する冷却蒸気に、空気圧縮機40からの高圧空気を混入させ、凝縮熱伝達係数を非常に高い数値にしたから、ガスタービン42の高温部71を冷却する際、冷却蒸気のドレン化を抑制でき、ガスタービン42の高温部71を安全に冷却運転させることができる。
【0060】
図5は、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法の第1実施形態における第2変形例を示す概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一または対応する部分には同一符号を付す。
【0061】
本実施例は、第1変形例と同様に、冷却蒸気供給系72を通る冷却蒸気の凝縮熱伝達係数を非常に高い数値に維持するために、高圧ガス設備90からの高圧ガス、例えば窒素等の不活性ガスを調整弁89で流量コントロールして冷却蒸気に混入させたものである。
【0062】
このように、本実施例では、ガスタービン42の高温部71に供給する冷却蒸気に、高圧ガス設備90からの高圧ガスを混入させ、冷却蒸気の凝縮熱伝達係数を非常に高い数値に維持させたので、冷却蒸気のドレン化を抑制することができる。
【0063】
図6は、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの第2実施形態を示す概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一または対応する部分には同一符号を付す。
【0064】
本実施形態は、起動および停止時に発生する圧縮応力および引張応力の繰り返しによるガスタービン42の高温部71、例えばガスタービン静翼およびガスタービン動翼等の材料が疲労を受け、その寿命が短くなることを考慮し、ガスタービン42の高温部71に演算処理部91を設け、この演算処理部91によりその高温部71を通る冷却蒸気の圧力上昇率および圧力減少率を冷却蒸気回収系80の調整弁84で適正にコントロールし、その高温部71の内圧により引張応力または圧縮応力を発生させ、ガスタービン42の高温部71の材料強度を高い状態に維持できるよう図ったものである。
【0065】
一般に、ガスタービン42の高温部71、例えばガスタービン動翼では、図7に示すように、起動時、ガスタービン駆動ガスが流れる際、そのメタルに圧縮応力が発生し、また停止時、引張応力が発生することが知られている。
【0066】
本実施形態は、起動時に発生する圧縮応力および停止時に発生する引張応力を抑制するために演算処理部91を備えている。この演算処理部91は、予め定められたプログラムに基づいて計算する計算部92と、計算部92の演算信号で応力を算出する応力算出部93と、応力算出部93の演算信号で冷却蒸気回収系80の調整弁84の弁開度を設定する関数器94を備え、温度計95により検出されたガスタービン駆動ガス温度信号および温度計96により検出されたガスタービン42の高温部71のメタル温度信号に基づいて計算部92でプログラム計算し、その計算結果を応力算出部93で応力を算出し、その算出応力値に基づいて関数器94で弁開度を決定し、調整弁84を弁開閉制御させ、起動時、ガスタービン駆動ガスによりガスタービン42の高温部71に発生する圧縮応力に対し、冷却蒸気の圧力上昇率を調整して、その高温部71の内部から引張応力を発生させる一方、停止時、ガスタービン駆動ガスによりガスタービン42の高温部71に発生する引張応力に対し、冷却蒸気の圧力減少率を調整して、その高温部71の内部から圧縮応力を発生させるようになっている。なお、計算部92には、起動および停止の運転スケジュールがプログラムとして組み込まれている。
【0067】
このように、本実施形態では、起動時、ガスタービン駆動ガスによる圧縮応力に対し、冷却蒸気の圧力上昇率を調整し、ガスタービン42の高温部71の内部から引張応力を発生させ、停止時、ガスタービン駆動ガスによる引張応力に対し、冷却蒸気の圧力減少率を調整し、ガスタービン42の高温部71の内部から引張応力を発生させる演算処理部91を備えたので、ガスタービン42の高温部71に発生する圧縮応力および引張応力を低く抑えることができ、ガスタービン42の高温部71の材料強度を高い状態に維持して安定運転を行わせることができる。
【0068】
図8は、ガスタービン42の高温部71の外内部に発生する圧縮応力および引張応力を、本発明と従来とで対比させた応力線図である。
【0069】
図8に示した応力線図によれば、起動時、ガスタービン42の高温部71に供給する冷却蒸気の圧力上昇率を調整して、その高温部71の内部から引張応力を発生させる一方、停止時、冷却蒸気の圧力減少率を調整して、その高温部71の内部から圧縮応力を発生させるので、実線で示す従来の応力値に比べて破線で示す本発明の応力値が低くなっていることが認められる
【0070】
【発明の効果】
以上の説明の通り、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法は、パージ運転時およびウォーミング運転時、復水器の真空を巧みに利用してガスタービンの高温部に残留する空気やドレンをことごとく復水器に排出させる、いわゆる真空起動運転をさせるので、ガスタービンの高温部に冷却蒸気を供給してもその冷却蒸気のドレン化を確実に防止でき、ガスタービンの高温部に安定運転を行わせることができる。
【0071】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法は、ガスタービンの高温部に冷却蒸気を供給する際、その冷却蒸気に凝縮熱伝達係数の高い媒体を加えているので、ガスタービンの高温部での冷却蒸気のドレン化を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法の第1実施形態を説明する概略系統図。
【図2】 コンバインドサイクル発電プラントの起動時、ガスタービンの高温部に供給される冷却蒸気の温度・圧力とその高温部のメタル温度との関係を示す線図。
【図3】 コンバインドサイクル発電プラントの停止時、ガスタービンの高温部に供給される冷却蒸気の温度・圧力とその高温部のメタル温度との関係を示す線図。
【図4】 本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法の第1実施形態における第1変形例を説明する概略系統図。
【図5】 本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法の第1実施形態における第2変形例を説明する概略系統図。
【図6】 本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの運転方法の第2実施形態を説明する概略系統図。
【図7】 ガスタービンの高温部に発生する応力を説明する模式図。
【図8】 ガスタービンの高温部に発生する応力を、従来と本発明とで対比させた応力線図。
【図9】 従来のコンバインドサイクル発電プラントを示す概略系統図。
【符号の説明】
1 ガスタービンプラント
2 蒸気タービンプラント
3 回転軸
4 排熱回収ボイラ
5 発電機
6 空気圧縮機
7 燃焼器
8 ガスタービン
9 高圧タービン
10 中圧タービン
11 低圧タービン
12 復水器
13 再熱器
13a ポンプ
14 第3高圧過熱器
15 第2高圧過熱器
16 第1高圧過熱器
17 高圧ドラム
18 高圧蒸発器
19 中圧過熱器
20 高圧節炭器
21 低圧過熱器
22 中圧ドラム
23 中圧蒸発器
24 中圧節炭器
25 低圧ドラム
26 低圧蒸発器
27 低圧節炭器
28 低圧ポンプ
29 高圧ポンプ
30 蒸気管
31 バイパス弁
32 バイパス管
33 主蒸気管
34 再熱蒸気管
35 ガスタービンプラント
36 回転軸
37 蒸気タービンプラント
38 排熱回収ボイラ
39 発電機
40 空気圧縮機
41 燃焼器
42 ガスタービン
43 高圧タービン
44 中圧タービン
45 低圧タービン
46 復水器
47 再熱器
48 ポンプ
49 第3高圧過熱器
50 第2高圧過熱器
50 第1高圧過熱器
52 高圧ドラム
53 高圧過熱器
54 中圧過熱器
55 高圧過熱器
56 低圧過熱器
57 中圧ドラム
58 中圧蒸発器
59 中圧節炭器
60 低圧ドラム
61 低圧蒸発器
62 低圧節炭器
63 低圧ポンプ
64 高圧ポンプ
65 過熱蒸気系
66 調整弁
67 第1バイパス系
68,69 調整弁
70 第2バイパス系
71 高温部
72 冷却蒸気供給系
73 低温再熱蒸気系
74 中圧蒸気系
75 調整弁
76 補助ボイラ
77 温度計
78 圧力計
79 第1ウォーミング回収系
80 冷却蒸気回収系
81 第2ウォーミング回収系
82 温度計
83 圧力計
84 調整弁
85 減温器
86 温度計
87 フィルタ
88,89 調整弁
90 高圧ガス設備
91 演算処理部
92 計算部
93 応力算出部
94 関数器
95,96 温度計

Claims (3)

  1. ガスタービンプラントに、蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合せ、上記ガスタービンプラントの高温部を冷却媒体として蒸気を用いて冷却するコンバインドサイクル発電プラントの運転方法において、
    上記ガスタービンプラントの高温部を真空状態に維持しその圧力差により上記ガスタービンプラントの高温部に残留する空気やドレンを復水器に誘引させるパージ運転を行ない、
    補助ボイラからの蒸気で、ガスタービンプラントの高温部をウォーミングさせる一方、ガスタービン駆動ガスによりガスタービンプラントの高温部のメタルを加熱させ、その加熱温度の飽和圧力が上記ウォーミング蒸気圧力よりも高くなったとき、上記ウォーミング蒸気圧力がガスタービンの高温部のメタル温度に相当する飽和圧力よりも上回らないように上記ガスタービンプラントの高温部の出口から復水器に接続する冷却蒸気回収系に設けた調整弁の弁開度を絞るウォーミング運転を行ない、
    その後、蒸気冷却運転、停止運転を順次行わせることを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの運転方法。
  2. 蒸気冷却運転は、冷却蒸気に、高圧ガスを混入させ、上記冷却蒸気の凝縮熱伝達係数を高めることを特徴とする請求項1記載のコンバインドサイクル発電プラントの運転方法。
  3. 高圧ガスは、不活性ガスであることを特徴とする請求項記載のコンバインドサイクル発電プラントの運転方法。
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