JP2002146808A - 既存杭利用の基礎構造及び既存杭利用の基礎構築方法 - Google Patents

既存杭利用の基礎構造及び既存杭利用の基礎構築方法

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JP2002146808A
JP2002146808A JP2000341236A JP2000341236A JP2002146808A JP 2002146808 A JP2002146808 A JP 2002146808A JP 2000341236 A JP2000341236 A JP 2000341236A JP 2000341236 A JP2000341236 A JP 2000341236A JP 2002146808 A JP2002146808 A JP 2002146808A
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Yasuhiro Fukumoto
康裕 福本
Yukio Numamoto
悠紀雄 沼本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物を新設する際に新設杭と共に既存杭を利
用して新設建物を支持する、既存杭利用の基礎構造を提
供する。 【解決手段】 新設杭3と、少なくとも1つの既存杭5
及び緩衝装置6と、によりフーチング2を支持すること
で、既存杭5をそのまま利用する。該既存杭5を撤去す
ることなく新設建物を新設することができるので、作業
時間を短縮することができ、かつ建設廃材の発生を削減
することができ、更に、建設費用を削減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の跡地に新設
建物を構築する際に、該新設建物を支持するための新設
杭に加え、既存杭を利用した、基礎構造及び基礎構築方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば都市部などに建物を新設す
る際には、建物が存在していた場合が多く、該建物を撤
去した後にも、跡地には該建物を支持していた既存杭が
存在しており、更に該既存杭を除去した後、必要である
新設杭を新設して新設建物を支持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の既存杭
を除去するためには、作業時間が掛かり、また、建設廃
材が大量に発生していた。そのため、建設費用が増大す
るという問題があった。
【0004】そこで本発明は、上記事情に鑑み、建物の
跡地に新設建物を新設する際に、新設杭に加え、既存杭
を利用して新設建物を支持する、既存杭利用の基礎構造
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、建物
の跡地に新設建物を配設するために用いられる基礎構造
(20)において、前記跡地に残留した既存杭(5)
と、新設される新設杭(3)と、前記新設杭(3)と前
記既存杭(5)とに支持され、前記新設建物を支持する
ためのフーチング(2)と、前記既存杭(5)と前記フ
ーチング(2)との間に配置される緩衝手段(6)と、
を備えて構成したことを特徴とする、既存杭利用の基礎
構造から構成される。
【0006】請求項2の発明は、前記緩衝手段(6)
は、前記新設杭(3)と前記既存杭(5)との間に配置
される緩衝材(6c)を備え、前記緩衝材(6c)は、
塑性変形可能な材料からなることを特徴とする、請求項
1記載の既存杭利用の基礎構造から構成される。
【0007】請求項3の発明は、前記フーチング(2)
は、前記新設杭(3)と複数の前記既存杭(5)とに支
持されることを特徴とする、請求項1または2記載の既
存杭利用の基礎構造から構成される。
【0008】請求項4の発明は、地盤中に既存杭(5)
が残留した建物の跡地に新設建物を構築するために使用
される基礎を構築する構築方法において、地盤中に新設
杭(3)を構築し、前記新設杭(3)と前記新設杭
(3)の近傍に存在する前記既存杭(5)の上にフーチ
ング(2)を構築すると共に、前記フーチング(2)と
前記既存杭(5)との間に該フーチング(2)と該既存
杭(5)とを連結する形で緩衝手段(6)を構築した、
既存杭利用の基礎構築方法にある。
【0009】請求項5の発明は、前記フーチング(2)
は、複数の前記既存杭(5)の上に構築されることを特
徴とする、請求項4記載の既存杭利用の基礎構築方法に
ある。
【0010】請求項6の発明は、前記新設杭(3)を新
設するエリア(A)は、前記既存杭が残留しているエリ
ア(B)に少なくとも一部を重ねて配置されることを特
徴とする、請求項4または5記載の既存杭利用の基礎構
築方法にある。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明によると、新設杭(3)
と、既存杭(5)及び緩衝手段(6)と、によりフーチ
ング(2)を支持することで、既存杭(5)をそのまま
利用するので、該既存杭(5)を撤去することなく新設
建物を構築することができる。それにより、作業時間を
短縮することができ、かつ建設廃材の発生を削減するこ
とができるので、建設費用を削減することができる。
【0012】請求項2の発明によると(例えば図3参
照)、緩衝手段(6)は、過重(例えばF2’)が架る
と塑性変形して該過重を吸収するので、既存杭(5)に
架ける荷重(例えばF2)を常に一定にすることができ
る。それにより、該既存杭(5)の破損や、耐久性の損
失を防ぐことができる。
【0013】請求項3の発明によると、フーチング
(2)を新設杭(3)と複数の既存杭(5)を利用して
支持するので、該複数の既存杭(5)により荷重を分散
させることができる。それにより、新設杭(3)を小径
化することができ、建設費用を削減することができる。
【0014】請求項4の発明によると、新設杭(3)
と、既存杭(5)及び緩衝手段(6)と、によりフーチ
ング(2)を支持することで、既存杭(5)をそのまま
利用するので、該既存杭(5)を撤去することなく新設
建物を構築することができる。それにより、作業時間を
短縮することができ、かつ建設廃材の発生を削減するこ
とができるので、建設費用を削減することができる。
【0015】請求項5の発明によると、フーチング
(2)を新設杭(3)と複数の既存杭(5)を利用して
支持するので、該複数の既存杭(5)により荷重を分散
させることができ、新設杭(3)を更に小径化すること
ができる。それにより、建設費用を更に削減することが
できる。
【0016】請求項6の発明によると、新設杭(3)を
新設するエリア(A)を自由に選択して設計しても、既
存杭(5)が残留しているエリア(B)に少なくとも一
部を重ねて配置されていることで、該既存杭(5)を利
用して基礎を構築することができる。
【0017】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、特許請求の範囲の構成に何等
影響を与えるものではない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
沿って説明する。図1は、本発明に係る既存杭利用の複
合杭基礎部材を示す模式側面図で、図2は、建物の跡地
及び新設建物の位置関係を示す模式平面図で、図4は、
単一杭基礎部材を示す摸式平面図である。
【0019】図2に示すように、例えば縦幅L1、横幅
L2からなるエリアBは、既存していた建物の跡地であ
る。該エリアBには、網目状に構築されていた地中梁1
0を撤去した後に、例えば5行6列からなる計30本の
略円柱形状の既存杭5が地中に点在している。また、例
えば縦幅L3、横幅L4からなるエリアAは、建物が新
設される場所で、エリアBに一部重なる場所である。該
エリアAには、基礎構造の一例である基礎構築物20が
構築されており、基礎構築物20は、地中に構築された
5行6列からなる計30基の基礎部材1及びそれらを連
結する地中梁9を有している。
【0020】基礎部材1は、1本の新設杭3からなる単
一杭基礎部材1Aと、新設杭3及び1本以上の既存杭5
からなる複合杭基礎部材1Bを有しており、単一杭基礎
部材1Aは、図4に示すように、地中に垂直方向に柱状
に構築された前述の新設杭3を1本有している。新設杭
3の上部には、フーチング2が両者を接続する形で構築
されており、フーチング2には、柱7及び前述の地中梁
9が接続している。
【0021】また、複合基礎部材1Bは、図1に示すよ
うに、地中に垂直方向に柱状に構築された1本の新設杭
3と、該新設杭3の近傍に位置する1本以上の既存杭5
を有しており、それら新設杭3と既存杭5の図中上部に
は、フーチング2が構築されている。フーチング2は、
新設杭3とは直接接続されているが、既存杭5との間に
は、既存杭5の上部に配置された緩衝手段の一例である
緩衝装置6を介して接続されている。なお、説明の便宜
上、図2中では基礎部材1及び既存杭5を一部省略して
示すが、地中梁9との支点部分には基礎部材1が存在し
ている。
【0022】緩衝装置6は、図3に示すように、円板形
状の上方板6a及び下方板6bを有しており、それら上
方板6aと下方板6bとの間に、円柱形状の鋼材を側面
視略Z字状に屈曲形成した緩衝材6cが両者面を接続す
る形で設けられている。該緩衝装置6は、既存杭5の上
部に該下方板6bの下面が連結されると共に、フーチン
グ2の下部に上方板6aを介して連結されている。
【0023】次に、新設建物を構築する際について説明
する。上述のように、跡地には、例えば30本からなる
既存杭5が地中に存在している。また、各既存杭5の間
には地中梁10が、例えば鉄筋コンクリートなどにより
略々水平方向に網目状となって該既存杭5の上部と一体
的に配設されていた。そして、該既存杭5の上部を切断
する形で地中梁10を撤去すると、既存杭5だけが跡地
の地中に残留している。なお、上述の既存杭5は、既存
していた建物の建築記録等により、許容応力、耐久性、
等の状態を算出することができ、また、簡単に検査する
ことにより、更にその状態を確かめることができる。
【0024】その後、例えばエリアAに新設建物を構築
する際は、エリアBに少なくとも一部が重なる形でエリ
アAに新設建物が構築される。まず、エリアAの地中に
例えば30本からなる新設杭3を新設すると、該新設杭
3の中には近傍に既存杭5が存在しているものがある。
そこで、新設杭3の近傍に存在する既存杭5に、緩衝装
置6を該既存杭5の上部に下方板6bを介して連結し、
更に新設杭3と緩衝装置6の上方板6a上に鉄筋コンク
リートなどにより平面視略正方形で略々平滑な底面を有
する凸状のフーチング2を、新設杭3及び緩衝装置6を
介して既存杭5を接続する形で構築して複合杭基礎部材
1Bを構築する。一方、新設杭3の近傍に既存杭5が存
在しない場合には、該新設杭3のみの上部にフーチング
2を構築して単一杭基礎部材1Aを構築する。この際、
フーチング2を構築すると共に該フーチング2の上部と
一体的に地中梁9を、例えば図2中1点鎖線で示すよう
に略々水平方向網目状に構築して基礎部材1を複数連結
し、基礎構築物20を構築する。
【0025】上述のように、該基礎構築物20を構築す
る際は、例えば新設杭3の近傍に既存杭5が1本であれ
ば、1本の新設杭3と1本の既存杭5とからフーチング
2を連結して複合杭基礎部材1Bを構築してもよく、ま
た、例えば新設杭3’の近傍に既存杭5が複数本であれ
ば、1本の新設杭3’と複数(例えば4本)の既存杭5
とからフーチング2’を連結して複合杭基礎部材1Bを
構築してもよい。更に、例えば端部においては、新設杭
3”と、該新設杭3”の近傍の既存杭5とからフーチン
グ2”を連結して複合杭基礎部材1Bを構築してもよ
い。その後、各フーチング2の略々中心に新設建物の柱
7を配置するように、新設建物を構築する。
【0026】次に、図3に沿って本発明に係る緩衝手段
を説明する。図3は、本発明に係る緩衝手段を示す図
で、(a)は過重が架る場合の概略図、(b)は過重が
架った後の概略図、である。
【0027】上述のように、緩衝装置6は、円板形状の
上方板6a及び下方板6bを有しており、それら上方板
6aと下方板6bとの間に、円柱形状の鋼材を側面視略
Z字状に屈曲形成した緩衝材6cが両者面を接続する形
で設けられて構成されている。また、フーチング2に接
設する該上方板6aの上面と、既存杭5と接設する該下
方板6bの下面と、の間隔は長さl’により保たれてい
る。
【0028】一方、例えば新設建物が地震等により上下
又は左右に揺動すると、新設杭3及び既存杭5には、静
定時の状態よりも大きな圧縮加重又は引張り加重が発生
する。この際、新設杭3よりも古くて細い既存杭5を緩
衝装置6なしに利用すると、該既存杭5は破損又は耐久
性を損ねる可能性がある。そこで、以下のように、緩衝
装置6により既存杭5の破損又は耐久性の損失を防止す
る。
【0029】該緩衝材6cは、既存杭5の耐力を建築記
録又は検査等によって算出し、該耐力に基づいて予め許
容荷重F2に設計されている。新設建物が地盤に対して
揺動すると、フーチング2に架る荷重Fが増加し、該緩
衝装置6には、上方板6aの上面に接するフーチング2
から、例えば荷重F2よりも大きな荷重F2’が架るこ
とがある。そのため、緩衝材6cに荷重F2’が加圧さ
れ、該荷重F2’のために該緩衝材6cは塑性変形を起
こす。すると、緩衝装置6の長さl’が緩衝材6cの塑
性変形により縮少して、図3(b)に示すように、緩衝
装置6の長さlになり、新設杭3には荷重F1、及び既
存杭5には荷重F2、が架るようになる(図1参照)。
即ち、荷重F2よりも大きな荷重F2’が架る場合に
は、緩衝材6cが塑性変形することで過重を吸収し、既
存杭5に荷重F2以上の荷重が架るのを防ぐことができ
る。それにより、既存杭5に過重が架って破損を招くこ
と、耐久性を損ねること、を防ぐことができる。なお、
緩衝装置6の緩衝材6cが塑性変形しても、基礎構造物
20を取壊さずに該緩衝装置6のみを容易に交換するこ
とができる。
【0030】なお、上述の新設杭3は予め荷重F1に耐
え得るように設計されている。また、緩衝材6cは複数
から構成されてもよく、その塑性変形が許容荷重に応じ
て設計されていればよい。更に、上述の説明では、圧縮
加重について説明したが、引張り加重についても同様で
あるので、その説明を省略する。
【0031】なお、緩衝装置6は上述の鋼材からなる緩
衝材6cに限らず、例えば積層リム、硬質ウレタン、な
どによりその荷重を受け止めて調節し、所定の荷重以上
を既存杭5に架けない様なものであればよい。更に、緩
衝手段は、上述したものに限らず、既存杭の破損、耐久
性の損失、を防ぐものであればよい。
【0032】以上のように作用するので、既存杭5には
常に荷重F2以下が架るようにすることができる。それ
により、既存杭5の許容荷重、耐久性、等により算出さ
れた荷重F2よりも過重な荷重による破損を防ぎ、耐久
性を確保することができる。
【0033】また、上述のように既存杭5を利用するこ
とで、既存杭5の除去が不要となり、従来の作業時間を
短縮し、建築廃材を削減することができるので、建設費
用の節減も可能となる。更に、複数の既存杭5を利用し
たフーチング2’の荷重Fは、更に分散されて新設杭
3’に架るので、該新設杭3’を小径化することがで
き、即ち、更に建設費用を削減することができる。
【0034】なお、上述の本実施の形態において、新設
建物のエリアA及び建物の跡地のエリアBは、説明の便
宜上の形状であり、その形状、位置、大きさ、杭の保有
数、等は本発明の特許請求の範囲に何ら影響を与えるも
のではない。更に、新設杭、既存杭、及び基礎部材の形
状、大きさ、位置、数量、等も同様に本発明の特許請求
の範囲に何ら影響を与えるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る既存杭利用の複合杭基礎部材を示
す模式側面図である。
【図2】建物の跡地及び新設建物の位置関係を示す模式
平面図である。
【図3】本発明に係る緩衝手段を示す図で、(a)は過
重が架る場合の概略図、(b)は過重が架った後の概略
図、である。
【図4】単一杭基礎部材を示す摸式側面図である。
【符号の説明】
2……フーチング 3……新設杭 5……既存杭 6……緩衝手段(緩衝装置) 20……基礎構造(基礎構造物) A……エリア B……エリア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の跡地に新設建物を配設するために
    用いられる基礎構造において、 前記跡地に残留した既存杭と、 新設される新設杭と、 前記新設杭と前記既存杭とに支持され、前記新設建物を
    支持するためのフーチングと、 前記既存杭と前記フーチングとの間に配置される緩衝手
    段と、を備えて構成したことを特徴とする、 既存杭利用の基礎構造。
  2. 【請求項2】 前記緩衝手段は、前記新設杭と前記既存
    杭との間に配置される緩衝材を備え、 前記緩衝材は、塑性変形可能な材料からなることを特徴
    とする、 請求項1記載の既存杭利用の基礎構造。
  3. 【請求項3】 前記フーチングは、前記新設杭と複数の
    前記既存杭とに支持されることを特徴とする、 請求項1または2記載の既存杭利用の基礎構造。
  4. 【請求項4】 地盤中に既存杭が残留した建物の跡地に
    新設建物を構築するために使用される基礎を構築する構
    築方法において、 地盤中に新設杭を構築し、 前記新設杭と前記新設杭の近傍に存在する前記既存杭の
    上にフーチングを構築すると共に、前記フーチングと前
    記既存杭との間に該フーチングと該既存杭とを連結する
    形で緩衝手段を構築した、 既存杭利用の基礎構築方法。
  5. 【請求項5】 前記フーチングは、複数の前記既存杭の
    上に構築されることを特徴とする、 請求項4記載の既存杭利用の基礎構築方法。
  6. 【請求項6】 前記新設杭を新設するエリアは、前記既
    存杭が残留しているエリアに少なくとも一部を重ねて配
    置されることを特徴とする、 請求項4または5記載の既存杭利用の基礎構築方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018178487A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 清水建設株式会社 建物の基礎構造
CN114718105A (zh) * 2022-04-13 2022-07-08 甘肃省公路交通建设集团有限公司 用于存在既有桩基条件下的桩基布设方法及其校验方法

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JP2018178487A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 清水建設株式会社 建物の基礎構造
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