JP2002146422A - 耐火物溶損の少ない溶銑脱燐方法 - Google Patents
耐火物溶損の少ない溶銑脱燐方法Info
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Abstract
されるハロゲン化物を用いることなく脱燐精錬を実施す
る方法を提供する。 【解決手段】 上底吹き機能を有しMgOを主成分とした
耐火物を内張りした精錬炉を用いた、生石灰と酸素及び
/又は酸化鉄による溶銑脱燐処理において、スラグ塩基
度を0.8〜1.8、(T・Fe)を質量パーセントで8〜1
9%、(MgO)を0.3〜6%とすることを特徴とする耐火
物溶損の少ない溶銑脱燐方法。
Description
て、耐火物溶損を抑制しつつ、蛍石に代表されるハロゲ
ン化物を用いること無く効率的に脱燐精錬を実施する方
法に関する。
方法は広く用いられている。特に上底吹き機能を有した
精錬炉を用いた方法としては、特開昭58-16007号公報に
開示されているが、塩基度が2以上で酸化鉄が15%と
いう高融点スラグを生成するため、滓化を促進するため
蛍石を多量に使用している。また、特開昭63-93813号公
報に開示されている2基の転炉形式の炉を用いた方法に
おいても、その「脱燐炉で使用される精錬剤としては上
記転炉滓と生石灰以外に酸化鉄及び蛍石を基本の副成分
として配合するのが良い」とされており実施例でも蛍石
を使用している。これらの場合、蛍石は耐火物に大きな
悪影響を与えるという問題がある。
いずに溶銑脱燐の反応効率を向上させる試みはなされて
いる。例えば、特開平2-11712号公報では、酸化鉄、C
aOもSiO2を混合して溶融あるいは焼結した脱燐剤
が開示されている。特開昭56-93806号公報では、塩基度
(CaO/SiO2)を1.8〜2.3となるように配
合し2CaO・SiO2になる粉末原料を焼結した脱燐
剤が開示されている。これらの場合には、溶融又は焼結
に要する費用が高いため実用化には至っていない。
を0.6〜2.5、T・Feを10〜30重量%、温度を120
0〜1450℃にする方法が開示されており、実施例にも蛍
石を使用したという記載は無いものの、耐火物溶損につ
いては何ら開示されていない。一般には低塩基度で高(T
・Fe)のスラグは、融点は低下するため滓化のための蛍石
は必要ないものの、MgOの溶解度が大きいため激しい溶
損が生じるとともに、適正にスラグ組成を選択しない限
り低塩基度化で脱燐能が低下する。
鉄を主成分とする転炉での溶銑脱燐において、塩基度=
1.2〜2.0、Al2O3=2〜16%、(T・Fe)=7〜3
0%にする方法が開示されている。この場合、スラグ中
(%F)と耐火物溶損指数の関係は記載されているが、Al2
O3の影響についての記載はない。一般に、Al2O3を多量
に添加する場合にはスラグのMgO溶解度が増加し、蛍石
を使った場合以上に耐火物溶損を引き起こす問題があ
る。実施例には(T・Fe)が20%以上の結果しか示されて
なく、また、耐火物溶損状況に関する記載もないが、一
般的に、このような高濃度の(T・Fe)の場合、耐火物溶損
は極めて激しい。実施例の記載に基づき、CaOのマスバ
ランスからスラグ重量を計算し、次に装入物中のMgO重
量からスラグ中の(MgO)濃度を計算すると3〜6%でし
かないが、スラグの(T・Fe)が極めて高く、スラグのMg
O飽和溶解度も大きいため、耐火物溶損が極めて大きい
という問題がある。さらに、(T・Fe)が20%未満の条件
については、僅かに7%の例が記載されているに過ぎな
いが、この場合にはAl2O3が10.2%と多量に含まれて
いるため、耐火物溶損が大きい条件にある。
6007号公報や特開昭63-93813号公報に開示された技術に
おける蛍石使用による耐火物溶損という問題、特開平2-
11712号公報や特開昭56-93806号公報で開示された方法
では、溶融又は焼結に要する費用が高いという問題、特
開平7-70626号公報に開示された、転炉での溶銑脱燐に
おけるスラグ組成を制御する方法には耐火物溶損に関す
る記載が無く、一般には低塩基度で高(T・Fe)のスラグは
融点は低下するため滓化のための蛍石は必要ないもの
の、MgOの溶解度が大きいため激しい溶損が生じるとと
もに、適正にスラグ組成を選択しない限り低塩基度化で
脱燐能が低下するという問題、特開平8-157921号公報に
開示された方法では、耐火物溶損が激しい(T・Fe)が20
%以上の実施例と、また(T・Fe)が7%と低い場合でも
Al2O3が10.2%と多量に含まれているため耐火物溶損
が大きい条件での実施例しか記載されていないため、耐
火物溶損と脱燐効率の双方を満たす条件については、何
らの推定もできないという問題を解決し、耐火物溶損を
抑制しつつ蛍石に代表されるハロゲン化物を用いること
なく効率的に脱燐精錬を可能とする方法を提供するもの
である。
方法にある。 (1) 上底吹き機能を有しMgOを主成分とする耐火物
を内張りした精錬炉を用いて、石灰と酸素および/また
は酸化鉄による溶銑脱燐処理を行うに際し、スラグ塩基
度を0.8〜1.8、スラグ中T・Feを質量パーセントで
8〜19%、スラグ中MgOを0.3〜6%となるよう調整
することを特徴とする耐火物溶損の少ない溶銑脱燐方
法。 (2) (1)において、スラグ中のAl2O3を2%未満
とすることを特徴とする耐火物溶損の少ない溶銑脱燐方
法。 (3) (1)または(2)において、MgO源として脱
炭スラグ、脱燐スラグ、MgO含有煉瓦屑を用いること
を特徴とする耐火物溶損の少ない溶銑脱燐方法。 (4) (3)において、MgO源として用いる脱炭スラ
グ、脱燐スラグを、前チャージ精錬後、炉内に一部また
は全部残留させたままで用いることを特徴とする耐火物
溶損の少ない溶銑脱燐方法。 ここにおいてスラグ成分は少なくとも脱燐処理終了時に
おけるスラグ成分である。
て、低塩基度高(T・Fe)スラグを用いて脱燐能を高く保っ
た条件で耐火物からのMgO溶損を抑制するスラグ組成を
見出したことに基づく。
点の低下と燐酸活量の低下の2つと考えられている。し
たがって、蛍石を使用しないで溶銑脱燐を行うための基
本は、スラグ融点を低下させるために低塩基度化し、そ
のことによる燐酸活量の増加を補うために(T・Fe)を高
くして酸化力を増加させることにある。つまり、脱燐に
おける燐分配(L=(%P)/[%P])は(1)式で表され
る。 L=(%P)/[%P]=K×aO 2.5/γPO2.5 ・・・… (1) ここで、[%P]は溶銑中の燐濃度、(%P)はスラグ中の
燐濃度で、いずれも質量パーセントを示す。γPO2.5は
スラグ中(PO2.5)の活量係数、Kは平衡定数、a Oは酸素
活量である。低塩基度化によりγPO2.5が増加する弊害
を(T・Fe)の増加によるaOの増加で補うことになる。
はMgOの溶解度が大きいため、耐火物溶損を増加させる
ので、予めスラグ中に適正濃度のMgOを添加する必要が
ある。
らを満たすスラグ条件として、塩基度を0.8〜1.8、
(T・Fe)を8〜19%、(MgO)を0.3〜6%とすること
を見出した。
O−C煉瓦を内張りした100kg規模の上底吹き転炉試
験を実施した。ここで、試験前溶銑はC:4.15〜4.
31%、Si:0.36〜0.43%、P:0.102〜
0.110%とし、温度を1330〜1420℃で保持
しつつ、生石灰、鉄鉱石と、試験によってはMgO-C煉瓦
屑を添加するとともに酸素を上吹きしたが、蛍石は一切
添加しなかった。試験時間は8分とした。図1は(T・F
e)が8〜19%の場合の塩基度と脱燐効率(K)との関
係を、図2は(T・Fe)が8〜19%の場合の塩基度と耐
火物溶損速度との関係を示したものである。ここで、脱
燐効率(K)は(2)式で示し、耐火物溶損速度は処理前
後のスラグ部分に接触した耐火物断面積を測定した結果
である。また、塩基度は処理後スラグの(%CaO)/(SiO2)
で定義した。 K=ln(処理前[%P]/処理後[%P])/生石灰原単位 ・・・… (2)
には燐酸活量の上昇が大きすぎるため(T・Fe)を高くして
も脱燐効率が低下するとともに、激しく耐火物が溶損
し、逆に、塩基度が1.8よりも高い場合にはスラグの
融点が高くなりすぎるためスラグの流動性が悪化し脱燐
効率が低下することがわかる。
(T・Fe)と脱燐効率(K)の関係を、図4は塩基度が0.
8〜1.8%の場合の(T・Fe)と耐火物溶損速度との関係
を示したものである。これより、(T・Fe)が8%よりも
低い場合はスラグの融点が高くなることと酸素活量が低
下するため脱燐効率が大幅に低下し、逆に19%よりも
高い場合には耐火物溶損速度が大きくなることがわか
る。また、19%以上では激しいスラグフォーミングが
生じた。
8〜19%とした場合における、(MgO)濃度と耐火物溶
損速度の関係を示したものであるが、(MgO)が0.3〜6
%とすることで耐火物溶損が抑制されていることがわか
る。(MgO)が6%よりも高い場合には、耐火物溶損は少
ないもののスラグ融点が上昇し流動性が低下するため脱
燐効率が低下する。一方、(MgO)が0.3%よりも少ない
場合には耐火物溶損が大きくなる。溶銑脱燐温度であっ
ても、状態図から推定される(MgO)溶解度は大きいが、
実際にはこのような低濃度の(MgO)であっても耐火物溶
損に有効に作用していることがわかる。溶銑脱燐の場
合、脱燐操業温度とスラグ融点の差が小さいため耐火物
へのスラグ付着性が良く、実際の耐火物溶損は、耐火物
と溶融スラグの直接的な反応では無く、耐火物表面での
付着スラグ層を介した反応となる。耐火物表面にスラグ
が付着した場合、操業中も耐火物表面と接している部分
の温度が操業温度よりもさらに低い上に、(T・Fe)の一部
は耐火物中のCと反応し還元されて(T・Fe)が低下する
ため、(MgO)の飽和溶解度は非常に小さくなる。従っ
て、このような条件下での付着スラグ中の(MgO)活量さ
え高められれば耐火物からの(MgO)の溶解は抑制できる
ことになり、これが、低濃度の(MgO)でも耐火物溶損に
有効に作用する理由である。ただし、(T・Fe)が19%
よりも高い場合には、スラグ融点が下がりすぎるため耐
火物表面での付着スラグ層を介した反応とはならず、耐
火物と溶融スラグの直接的な反応となるため溶損が防止
できない。
もので、スラグ中の(Al2O3)を2%未満とすることにあ
る。この理由は、(Al2O3)はスラグを低融点化するだけ
でなく、スラグ中の(MgO)の溶解度を非常に大きくする
ためであり、図6のように、(Al2O3)を2%未満とする
と耐火物溶損が大幅に抑制される。ここで下限は特に規
定せずゼロであっても問題は無い。
り、脱炭スラグ、脱燐スラグ、MgO含有煉瓦屑を用い
るとしている。一般に(MgO)源として転炉脱炭精錬の場
合は、塊状のドロマイトが用いられるが、溶銑脱燐の場
合には温度が低いためドロマイト中のCaO分のスラグへ
の溶解が遅く、それに起因して(MgO)分のスラグへの溶
解速度も遅い。このような場合には、スラグへドロマイ
トから(MgO)が溶解するよりも先に耐火物から(MgO)が溶
出するため、十分な抑制効果が得られにくい。これに対
して、脱炭スラグ、脱燐スラグは一度溶融されているた
め溶解速度が速く、また、MgO含有煉瓦屑はCaO分の
スラグへの溶解に律速されないため溶解が速い。
めるための規定であり、(MgO)源として用いる脱炭スラ
グ、脱燐スラグを、前チャージ精錬後、炉内に一部また
は全部残留させたままで用いることにある。一旦、スラ
グが固化すると凝固過程で、例えばCaO(融点:2612
℃)や2CaO・SiO2(融点:2130℃)といった高融点
相が析出し、再溶解時の溶解速度が低下するが、このよ
うに高温のままで再溶解させることにより、高融点相が
析出することなく再び溶解できるため、非常に速い溶解
速度となる。
とを条件とした理由は、スラグ中に懸濁する粒鉄を増や
すことが可能で脱燐反応界面積を大きくできること、ス
ラグ温度を溶銑温度と同一にしてスラグ流動性を確保で
きること、溶銑の攪拌が十分に強いため溶銑中[P]の物
質移動速度に律速されず、脱燐反応を高速に行わせるこ
とが可能なためである。上吹きのみの場合には、溶銑の
攪拌が不足するため、溶銑中[P]の物質移動速度が律速
し脱燐速度が十分に高められず、底吹きのみの場合に
は、スラグ中に懸濁する粒鉄が十分に増加させられず、
また、スラグ温度が溶銑温度よりも低くなるためスラグ
流動性が確保できず脱燐速度が十分に高められない。精
錬炉としては上底吹き転炉が望ましいが、スラグが溢れ
ない十分な内容積があれば取鍋形状であっても問題はな
い。また、上吹きガスは純酸素が望ましく、底吹きガス
は、酸素、不活性ガス、炭化水素ガスが望ましい。
又は酸化鉄によるものに限定した。脱燐反応は酸化反応
であるため、酸化剤として酸素、酸化鉄の両方、また
は、いずれか一方が必要になる。なおここで酸化鉄と
は、鉄の酸化物を主成分とするもので、例えば鉄鉱石や
ミルスケールのほかに、転炉ダストといったものを指
す。さらに、生成した燐酸の活量を低下させるため塩基
性酸化物が必要となるが、最も安価な石灰が有利であ
る。石灰としては、生石灰、石灰石の他に、脱炭滓や脱
燐滓に含まれるCaOを再利用する場合も包含する。石灰
以外の塩基性酸化物である酸化ナトリウムや酸化バリウ
ムは高価なため用いず、また、石灰の融点を下げるため
に用いられている蛍石も耐火物溶損を引き起こすため用
いない。特にスラグ中のF濃度の上昇に伴い耐火物溶損
が進行することから、不可避的に混入するF以外のフッ
化物は用いないことで、スラグ中のF濃度を0.1%以
下にすることが望ましい。
耐火物が条件となるが、具体的にはMgOを70%以上含
むMgO-C煉瓦である。
実施した。上吹きランスは7φの4孔ランスを用い、酸
素供給速度は350Nm3/hとした。底吹きは小径集合管
羽口とし窒素を22Nm3/h供給した。
Si:0.45%、Mn:0.23%、P:0.11%、
S:0.012%で温度が1330℃の、約6トンの溶
銑を転炉に装入し、脱燐精錬を7分間行った。転炉内に
は前チャージで生成した脱炭スラグを10kg/t残留さ
せ、さらに、脱燐中に生石灰を6.7kg/t、鉄鉱石を1
2.6kg/t上部バンカーから投入した。ここでkg/tは溶
銑1トンあたりの副材装入量:kgを示す。処理後はC:
3.84%、Si:0.01%、Mn:0.08%、P:
0.017%、S:0.015%で温度は1365℃であ
った。生成した脱燐スラグの組成は、T・Fe:16.3
%、CaO:32.1%、SiO2:29.3%、P2O5:4.9
7%、MnO:5.55%、Al2O3:1.32%、MgO:1.5
1%、CaF2:0.1%以下、塩基度:1.10、スラグ
量は約41.2kg/tであった。耐火物溶損量は0.02m
m/chと小さかった。
の溶解炉で溶製した、C:4.15%、Si:0.41
%、Mn:0.23%、P:0.098%、S:0.01
2%で温度が1330℃の、約6トンの溶銑を転炉に装
入し、脱燐精錬を7分間行った。転炉内には前チャージ
で生成した脱炭滓は残留させず、脱燐中に生石灰を8.
9kg/t、鉄鉱石を16.4kg/t、アルミナ煉瓦屑を1.
0kg/t上部バンカーから投入した。処理後はC:3.8
4%、Si:0.01%、Mn:0.08%、P:0.0
37%、S:0.015%で温度は1365℃であっ
た。生成した脱燐スラグの組成は、T・Fe:23.6%、C
aO:22.4%、SiO2:29.0%、P2O5:3.86%、
MnO:5.21%、Al2O3:3.15%、MgO:0.28%、
CaF2:0.1%以下、塩基度:0.77で、スラグ量は
約39.7kg/tであった。脱燐が十分に進行しないばか
りではなく、耐火物溶損量も0.07mm/chと極めて大
きかった。
蛍石に代表されるハロゲン化物を用いることなく脱燐精
錬を実施することが可能となった。
を示す実験結果。
実験結果。
との関係を示す実験結果。
係を示す実験結果。
を示す実験結果。
係を示す実験結果。
Claims (4)
- 【請求項1】 上底吹き機能を有しMgOを主成分とする
耐火物を内張りした精錬炉を用いて、石灰と酸素および
/または酸化鉄による溶銑脱燐処理を行うに際し、スラ
グ塩基度を0.8〜1.8、スラグ中T・Feを質量パーセ
ントで8〜19%、スラグ中MgOを0.3〜6%となるよ
う調整することを特徴とする耐火物溶損の少ない溶銑脱
燐方法。 - 【請求項2】 スラグ中のAl2O3を2%未満とすること
を特徴とする請求項1に記載の耐火物溶損の少ない溶銑
脱燐方法。 - 【請求項3】 前記スラグ中のMgO源として脱炭スラ
グ、脱燐スラグ、MgO含有煉瓦屑の1種又は2種以上
を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の耐火
物溶損の少ない溶銑脱燐方法。 - 【請求項4】 前記スラグ中のMgO源として用いる脱炭
スラグ、脱燐スラグは、前チャージ精錬後に炉内に一部
または全部残留させたスラグであることを特徴とする請
求項3に記載の耐火物溶損の少ない溶銑脱燐方法。
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JP2000336518A JP4422318B2 (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | 耐火物溶損の少ない溶銑脱燐方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2008063645A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-03-21 | Jfe Steel Kk | 製鋼方法 |
JP2010043298A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-25 | Kobe Steel Ltd | 溶銑の脱りん処理方法 |
JP2011058052A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Kobe Steel Ltd | 脱りん方法 |
JP2011058053A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Kobe Steel Ltd | 脱りん方法 |
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2000
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